JP2009101939A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2009101939A
JP2009101939A JP2007277125A JP2007277125A JP2009101939A JP 2009101939 A JP2009101939 A JP 2009101939A JP 2007277125 A JP2007277125 A JP 2007277125A JP 2007277125 A JP2007277125 A JP 2007277125A JP 2009101939 A JP2009101939 A JP 2009101939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
pneumatic tire
tire
belt
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007277125A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Ishizaka
弘樹 石坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2007277125A priority Critical patent/JP2009101939A/ja
Publication of JP2009101939A publication Critical patent/JP2009101939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/0613Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the rope configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/062Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】外傷に起因する耐カット性および耐セパレーション性を同時に向上させることで、タイヤ耐久性を向上させた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】単撚りオープンコードが最外層ベルト3Aに適用された空気入りタイヤ10である。単撚りオープンコードの、破断伸びが2.5%〜3.8%であり、撚りピッチが9mm以上15mm以下であり、かつ、単撚りオープンコードを構成するフィラメントの線径が0.25mm〜0.35mmである。
【選択図】図1

Description

本発明は空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、ベルトのコード層に適用されるスチールコードの改良に係る空気入りラジアルタイヤに関する。
従来、荒地を走行する機会を有する一般のダンプトラック用タイヤに使用されるスチールコードとしては、耐カット性を向上させる目的で、伸度が大きい複撚りコードが広く用いられている。従来の複撚りコード構造としては、例えば、4×4構造等が使用されている。
しかし、複撚りコードはゴムが中心部まで浸透していないため、トレッドがカットを受けた場合に水分が複撚りコード内部まで浸透して、更にはスチールコードに沿って浸入することから、スチールコード表面に錆が生じ、最終的にはセパレーションを引き起こして、タイヤが故障するおそれがある。
上記の現象を防止するためには、コード内部にまでゴムを浸透させる方法が有効であり、例えば、シースの間に隙間を設けて、加硫時にコード内部までゴムを浸透させた3+6構造、1+6構造等がある。また、例えば、特許文献1には、カーカスとトレッドとの間に配置するゴム層の補強材として、ベルト切断時4%以上の伸びを有する単撚構造のスチールコードを採用することで、耐カット性および耐セパレーション性の向上を図った空気入りタイヤが開示されている。
特開平1−250483号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、従来使用されている3+6構造や1+6構造等のコード構造は、外傷を受けた際にコア−シース間に剪断断力が生ずるため、悪路走行時の耐カット性が不十分であるという問題があった。また、特許文献1に開示された技術では、コードに4%以上の伸びがあると、タイヤトリート作製時にカレンダーロールの調整が困難となるため、不均一なトリートが製造されてしまうという難点がある。さらに、伸びが大き過ぎると、タイヤの径成長および走行成長に影響を及ぼし、耐摩耗性が損なわれるという問題もあった。
そこで本発明の目的は、従来のような問題を生ずることなく、外傷に起因する耐カット性および耐セパレーション性を同時に向上させることで、タイヤ耐久性を向上させた空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、タイヤの最外層ベルトの補強材として用いるコードの構造および物性を特定することで、ベルトに適用した際の耐カット性および耐カットセパレーション性をともに向上することが可能となることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、単撚りオープンコードが最外層ベルトに適用された空気入りタイヤにおいて、
前記単撚りオープンコードの、破断伸びが2.5%〜3.8%であり、撚りピッチが9mm以上15mm以下であり、かつ、該単撚りオープンコードを構成するフィラメントの線径が0.25mm〜0.35mmであることを特徴とするものである。
本発明において、前記フィラメントの線径は、好適には0.33mm以上0.35mm以下である。また、本発明においては、前記最外層ベルトを構成するトリート材の単位面積当たりのスチール使用量が、2600g/m以下であることが好ましい。本発明の空気入りタイヤは、重荷重用空気入りラジアルタイヤとして好適に使用される。
本発明によれば、上記特定の単撚りオープン構造のスチールコードを最外層ベルトに適用したことにより、外傷を受けた際の剪断入力によるコード破断の発生を抑制して、耐カット性を向上させるとともに、ゴムペネ性を向上することで、耐カットセパレーション性をも向上した空気入りタイヤを実現することが可能となった。したがって本発明によれば、タイヤ耐久性を向上した空気入りタイヤ、特には重荷重用空気入りラジアルタイヤが得られるものである。
以下、本発明の好適実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明の空気入りタイヤの一例としての、重荷重用空気入りタイヤの概略断面図を示す。図示するタイヤ10は、トレッド部11と、その両側に連なる一対のサイドウォール部12およびビード部13とからなり、これら各部をビード部13内にそれぞれ埋設された一対のビードコア1間にわたり補強する、ラジアル方向に配列されたゴム被覆スチールコードからなる1層のカーカス2と、その外周に配置されてトレッド部11を強化するゴム被覆スチールコードからなる6層のベルト層3とを備えている。
本発明の空気入りタイヤにおいては、かかるベルト層3のうち最外層ベルト3Aに、特定の単撚りオープンコードを適用している。これは、複撚りや層撚り構造のコードであると、図4に示すように、外傷を受けた際に、フィラメント101同士が接触している部分に相互にせん断力が働いて、フィラメントが破壊し易いためである。これに対し、図2に示すような単撚りオープンコードであれば、フィラメント21間にゴムが浸透しているため、このゴムによりフィラメント間のせん断力が緩和され、結果として、フィラメントの破壊を防止することができる。
また、本発明においては、かかる単撚りオープンコードとして、破断伸びが2.5%〜3.8%であって、撚りピッチが9mm以上15mm以下であるものを用いる。コードの破断伸び、すなわち、切断時の伸びが3.8%を超えると、タイヤ工場でベルトを構成するトリート材を製造する際のコントロールが難しく、均一なトリートを製造することが困難となる。また、破断伸びが大きすぎると、走行成長や径成長に影響を及ぼし、偏摩耗が生ずるという問題もある。一方、破断伸びが2.5%未満であると、フィラメント間の隙間が小さくなってフィラメント同士が接触し、フィラメント間のせん断力緩和が困難となるという問題を生ずる。また、コードの撚りピッチが9mm未満であると、コードの生産性が著しく低下してしまい、経済的でない。一方、15mmを超えると、フィラメントの隙間が不均一となって、ゴムが浸透し難く、せん断力の緩和効果が薄れてしまう。
さらに、本発明に用いる単撚りオープンコードを構成するフィラメントの線径は、0.25mm〜0.35mm、好適には0.33mm以上0.35mm以下とする。フィラメントの線径が0.25mm未満であると、コードの生産性が著しく低下してしまい、経済的でなくなる。一方、0.35mmを超えると、耐カット性が損なわれてしまう。
本発明に用いる単撚りオープンコードを構成するフィラメントの本数は、特に制限されるものではないが、例えば、2〜8本とすることができる。また、そのコード径は、例えば、0.50〜1.4mmである。本発明に係る単撚りオープンコードは、一般的な断面円形のコードの他、図示するような偏平コードであってもよい。
かかる単撚りオープンコードの最外層ベルトに対する打ち込み数は、最外層ベルトを構成するトリート材の単位面積当たりのスチール使用量が、2600g/m以下、特には、2400〜2500g/mとなるよう設定することが好ましい。スチール使用量が2600g/mを超えると、タイヤ重量が重くなりすぎて、燃費に影響し、不経済となる。
本発明においては、最外層ベルトに適用するコードとして、上記本発明に係る特定の単撚りオープンコードを用いるものであればよく、これにより耐カット性および耐セパレーション性が向上した空気入りタイヤが得られるものである。本発明のタイヤにおいては、上記単撚りオープンコードを最外層ベルトの補強材として用いる以外の点については特に制限されるものではなく、常法に従い適宜構成することが可能である。本発明は、荒地を走行する機会を有する重荷重用空気入りラジアルタイヤに適用した際に、特に有用である。
以下、本発明を、実施例を用いてより具体的に説明する。
下記表中に示す条件にて、比較例、従来例および本発明を適用した実施例の重荷重用空気入りラジアルタイヤをそれぞれ作製した。タイヤサイズはTBR11R22.5とし、ベルト層の層数は4層とした。各供試タイヤに内圧8.5kg/mを充填し、100%荷重を負荷して、悪路率20%の路面を10万km走行させた後、最外層ベルトの耐セパレーション性および耐カット性につき評価した。これらの結果を、下記の表中に併せて示す。
<耐セパレーション性>
最外層ベルトの耐セパレーション性は、最外層コードにカットを受けている部分からのセパレーション長さを測定して、この長さにより評価した。
<耐カット性>
最外層ベルトの耐カット性については、トレッドを剥離して、最外層ベルト全周のカット数を計測し、従来例1の値を100として、指数にて表示した。値が小さい程、カット数が少なかったコードであることを示す。
Figure 2009101939
*1)コード生産性:単位時間あたりの生産可能量により評価した。
*2)スチール使用量:最外層ベルトの単位面積あたりのスチール量により評価した。
*3)ゴム浸透率:コード断面積より観察し、コード内部に浸透しているゴム割合より算出した。
Figure 2009101939
上記表中に示すように、本発明を適用した実施例の供試タイヤにおいては、従来例および比較例に比し、コードの生産性を損なうことなく、セパレーションおよびカットの発生をいずれも抑制することができることが確かめられた。
本発明の一実施の形態に係る重荷重用空気入りラジアルタイヤを示す概略断面図である。 本発明に係る単撚りオープンコードの一例を示す概略断面図である。 従来例1で用いた層撚りコードを示す概略断面図である。 従来例2で用いた複撚りコードを示す概略断面図である。 従来の複撚りコードにおいてフィラメント間に作用するせん断力を示す説明図である。
符号の説明
1 ビードコア
2 カーカス
3 交錯ベルト層
4 補強ゴム
5 ビードフィラー
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部
21,101 フィラメント

Claims (4)

  1. 単撚りオープンコードが最外層ベルトに適用された空気入りタイヤにおいて、
    前記単撚りオープンコードの、破断伸びが2.5%〜3.8%であり、撚りピッチが9mm以上15mm以下であり、かつ、該単撚りオープンコードを構成するフィラメントの線径が0.25mm〜0.35mmであることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記フィラメントの線径が0.33mm以上0.35mm以下である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記最外層ベルトを構成するトリート材の単位面積当たりのスチール使用量が、2600g/m以下である請求項1または2記載の空気入りタイヤ。
  4. 重荷重用空気入りラジアルタイヤである請求項1〜3のうちいずれか一項記載の空気入りタイヤ。
JP2007277125A 2007-10-25 2007-10-25 空気入りタイヤ Pending JP2009101939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277125A JP2009101939A (ja) 2007-10-25 2007-10-25 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277125A JP2009101939A (ja) 2007-10-25 2007-10-25 空気入りタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009101939A true JP2009101939A (ja) 2009-05-14

Family

ID=40704158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007277125A Pending JP2009101939A (ja) 2007-10-25 2007-10-25 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009101939A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000062410A (ja) * 1997-11-27 2000-02-29 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2001246909A (ja) * 2000-03-02 2001-09-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用ラジアルタイヤ
JP2002019414A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Bridgestone Corp 乗用車用空気入りラジアルタイヤ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000062410A (ja) * 1997-11-27 2000-02-29 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2001246909A (ja) * 2000-03-02 2001-09-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用ラジアルタイヤ
JP2002019414A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Bridgestone Corp 乗用車用空気入りラジアルタイヤ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5607033B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りタイヤ
JP6560677B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコード
CN102282311A (zh) 橡胶制品加强用钢丝帘线及充气轮胎
JP6400972B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコード
JP5083943B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いた空気入りタイヤ
JP6440206B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2011042910A (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いたタイヤ
JP4683150B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2010163727A (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りタイヤ
JP4367846B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびタイヤ
WO2018025753A1 (ja) タイヤ用スチールコードおよびこれを用いた空気入りタイヤ
WO2018092534A1 (ja) ゴム物品補強用スチールコード、並びに、これを用いたゴムクローラおよびタイヤ
JP5495412B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびタイヤ
JP2006183211A (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびタイヤ
JP2009101939A (ja) 空気入りタイヤ
JP2000177311A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP6683570B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2009067321A (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP2000129584A (ja) スチールコードおよび空気入りタイヤ
JP5592127B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いたタイヤ
JP6717702B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2012245829A (ja) 空気入りタイヤ
JP6206168B2 (ja) スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤ
JP2000154483A (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りタイヤ
JP5506487B2 (ja) スチールコードおよびそれを用いた空気入りラジアルタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120925