JP2009101886A - 2段式コンソールボックスのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1コンソールリッドが起立し又は反転している状態における第2コンソールリッドの回転を防止する。
【解決手段】コンソールボックスのロック装置は、第1又は第2コンソールリッド12,13の前部に設けられたハウジング21と、ハウジングに出没可能に設けられたロックノブ22と、ロックノブがハウジングから突出した状態で他のコンソールリッドに係止し没入した状態でその係止が解除されるように構成されたフック24と、ロックノブをハウジングから突出するように付勢するスプリング23と備える。ハウジング内部の下段位置と上段位置とを移動可能にハウジングに内蔵されたボール26と、下段のボールを第1コンソールリッド12がフロアコンソール11を開放した状態で上段位置に案内する案内壁28と、上段位置に移動したボールを案内壁28とともに挟んでロックノブのハウジングへの没入を禁止する受け部29とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の左右のシート間に配設されたフロアコンソールの上面に設けられた第1コンソールリッドと、その第1コンソールリッドの上面に更に設けられた第2コンソールリッドを有する2段式コンソールボックスのロック装置に関する。更に詳しくは、上段における第2コンソールリッドの開閉を制限する2段式コンソールボックスのロック装置に関するものである。
従来、第1コンソールリッドの上部に第2コンソールリッドを有する2段式コンソールボックス(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。この2段式コンソールボックスでは、フロアコンソールの上側に、第1のヒンジを介して第1コンソールリッドが取付けられており、その第1コンソールリッドの上側には第2のヒンジを介して第2コンソールリッドが取付けられる。このようにすることにより、フロアコンソールに形成された第1収納部と第1コンソールリッドに形成された第2収納部を積層状に設けることができ、これにより収容体積を増大させて利用者の利便性を向上させるようになっている。
一方、コンソールボックスには、車両の走行に起因する振動等によりコンソールリッドが開閉するような事態を防止するために、従来からそのコンソールリッドの開閉を制限するロック装置を設けている。このロック装置はコンソールリッドに設けられたハウジングと、そのハウジングに出没可能に設けられたロックノブと、ロックノブに設けられロックノブがハウジングから突出した状態でコンソールリッドを係止させロックノブがハウジングに没入した状態でコンソールリッドの係止を解除するように構成されたフックと、ロックノブをハウジングから突出するように付勢するスプリングとを備える。そして、このようなロック装置では、スプリングの付勢力に抗してロックノブをハウジングに没入させることによりコンソールリッドの係止が解除され、その他の場合にはフックによりコンソールリッドが係止され、車両の走行に起因する振動等によりコンソールリッドが開閉するような事態を防止できるようになっている。
実開昭64−30749号公報(明細書[実用新案登録請求の範囲]、第3図〜第6図)
しかし、2段式コンソールボックスでは、第1コンソールリッドを回転させてフロアコンソールにおける第1収納部を開放させた状態では、第2コンソールリッドが第2ヒンジを中心として回転することを防止する必要がある。即ち、フロアコンソールを開放させた状態では、第1コンソールリッドは起立し又は180度近く回転して反転している。この状態で第2コンソールリッドが回転して第1コンソールリッドに形成された第2収納部を開放させると、その第1コンソールリッドに収納された収納物がそこから自重により落下してしまう不具合がある。この点において、従来のロック装置では第1コンソールリッドが起立し又は反転していたとしても、ロックノブがハウジングに没入することは許容されるので、第1コンソールリッドを起立させ又は反転させる際の不注意等により、ロックノブがハウジングに没入すると第2コンソールリッドが回転して第1コンソールリッドに形成されている第2収納部を開放してしまう問題点がある。
本発明の目的は、第1コンソールリッドが起立し又は反転している状態における第2コンソールリッドの回転を防止し得る2段式コンソールボックスのロック装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1、図4及び図9に示すように、フロアコンソール11の上面に設けられた第1コンソールリッド12と、第1コンソールリッド12の上面に設けられた第2コンソールリッド13と、第1又は第2コンソールリッド12,13の前部に設けられたハウジング21と、ハウジング21に出没可能に設けられたロックノブ22と、ロックノブ22に設けられロックノブ22がハウジング21から突出した状態で第2又は第1コンソールリッド13,12に係止しロックノブ22がハウジング21に没入した状態で第2又は第1コンソールリッド13,12との係止が解除されるように構成されたフック24と、ロックノブ22をハウジング21から突出するように付勢するスプリング23と備えたコンソールボックスのロック装置の改良である。
その特徴ある構成は、ハウジング21内部の下段位置と上段位置とを移動可能にハウジング21に内蔵され第1コンソールリッド12がフロアコンソール11を閉止した状態で下段に位置するボール26と、ロックノブ22に設けられ下段に位置するボール26を第1コンソールリッド12がフロアコンソール11を開放した状態で上段位置に案内する案内壁28と、ハウジング21に設けられ上段位置に移動したボール26を案内壁28とともに挟んでロックノブ22のハウジング21への没入を禁止する受け部29とを備えたところにある。
この請求項1に記載された2段式コンソールボックスのロック装置では、第1コンソールリッド12を回転させて起立又は反転させると、図3の矢印で示すように、ボール26は案内壁28により案内されてハウジング21内部において下段から上段に移動し、案内壁28と受け部29との間に進入する。すると、ロックノブ22をハウジング21に没入させようとしても、そのボール26が受け部29と案内壁28との間に介在してそのロックノブ22の没入を禁止する。よって、第1コンソールリッドは起立し又は反転している状態においては、ロックノブ22をハウジング21に没入させようとする外力が生じたとしても、そのロックノブ22の没入は禁止され、フック24が第2又は第1コンソールリッド13,12から離脱するようなことはない。このため、第1コンソールリッドが回転した状態における第2コンソールリッドの回転を防止することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、上段位置に移動したボール26を挟む案内壁28と受け部29の間の隙間は下段位置に向かって狭くなるように形成されたことを特徴とする。
ボール26が下段から上段に移動して案内壁28と受け部29との間に進入することによりロックノブ22がハウジング21に没入することを防止できるけれども、ロックノブ22をハウジング21に没入させる際に案内壁28と受け部29との間のボール26が上段から下段に戻るとロックノブ22の没入が許容されることになる。この請求項2に記載された2段式コンソールボックスのロック装置では、案内壁28と受け部29の間の隙間を下段位置に向かって狭くなるように形成したので、ロックノブ22をハウジング21に没入させる際に案内壁28と受け部29との間のボール26が上段から下段に戻るような事態を有効に回避することができる。この結果、第1コンソールリッド12が起立又は反転した状態におけるロックノブ22の没入は有効に禁止され、これにより第2コンソールリッドの回転を効果的に防止することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、第1コンソールリッド12がフロアコンソール11を閉止した状態で下段位置のボール26が前後方向に移動可能に載置される床材27がハウジング21に設けられ、ハウジング21からロックノブ22が突出した状態で案内壁28近傍の床材27にボール26が落ち込む凹部27a又は孔が形成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載された2段式コンソールボックスのロック装置では、第1コンソールリッド12がフロアコンソール11を閉止した状態でボール26は凹部27a又は孔に落ち込むので、そのボール26の床材27上における自由な転動が禁止される。このため、ボール26が転動することに起因する異音の発生を防止することができる。
本発明の2段式コンソールボックスのロック装置では、ハウジング内部の下段位置と上段位置とを移動可能にハウジングに内蔵され第1コンソールリッドがフロアコンソールを閉止した状態で下段に位置するボールと、ロックノブに設けられ下段に位置するボールを第1コンソールリッドがフロアコンソールを開放した状態で上段位置に案内する案内壁と、ハウジングに設けられ上段位置に移動したボールを案内壁とともに挟んでロックノブのハウジングへの没入を禁止する受け部とを備えたので、第1コンソールリッドを回転させると、ボールは案内壁により案内されて下段から上段に移動し、案内壁と受け部との間に進入する。すると、ロックノブをハウジングに没入させようとしても、そのボールが受け部と案内壁との間に介在してそのロックノブの没入を禁止する。よって、第1コンソールリッドが起立又は反転した状態においては、不注意等によりロックノブをハウジングに没入させようとする外力が生じたとしても、フックが第2又は第1コンソールリッドから離脱するようなことはなく、第1コンソールリッドが起立又は反転した状態における第2コンソールリッドの回転を防止することができる。
この場合、上段位置に移動したボールを挟む案内壁と受け部の間の隙間が下段位置に向かって狭くなるように形成すれば、ロックノブをハウジングに没入させる際に案内壁と受け部との間に進入したボールが上段から下段に戻るような事態を有効に回避することができる。この結果、第1コンソールリッドが起立又は反転した状態におけるロックノブの没入は有効に禁止され、これにより第2コンソールリッドの回転を効果的に防止することができる。そして、下段位置のボールが前後方向に移動可能に載置される床材をハウジングに設け、ハウジングからロックノブが突出した状態で案内壁近傍の床材にボールが落ち込む凹部又は孔を形成すれば、そのボールの床材上における自由な転動が禁止され、ボールが転動することに起因する異音の発生を防止することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図9に示すように、2段式コンソールボックス10は、図示しない運転席と助手席の間のフロアに固定されたフロアコンソール11と、そのフロアコンソール11の上側に形成された第1収容部11a(図8)を上側から閉止する第1コンソールリッド12と、その第1コンソールリッド12の上側に形成された第2収容部12a(図7)を更に上側から閉止する第2コンソールリッド13とを備える。図8に示すように、フロアコンソール11の上面前部には第1ヒンジ14が取付けられ、この第1ヒンジ14を介して第1コンソールリッド12がフロアコンソール11に取付けられる。このため、第1コンソールリッド12は、後端を持ち上げるように第1ヒンジを14を中心として回転させて起立又は反転させることにより第1収容部11aを開放可能に取付けられる。また、図7に示すように、その第1コンソールリッド12の上側の後部には第2ヒンジ16が取付けられ、この第2ヒンジ16を介して第2コンソールリッド13が第1コンソールリッド12に取付けられる。このため、第2コンソールリッド13は、前端を持ち上げるように第2ヒンジを16を中心として回転させて起立又は反転させることにより第2収容部12aを開放可能に取付けられる。
図9に戻って、この2段式コンソールボックス10には、第2コンソールリッド13の自由な回転を制限するロック装置20が設けられる。図1〜図6に示すように、この実施の形態におけるロック装置20は第2コンソールリッド13に設けられたハウジング21と、そのハウジング21に前方から挿入されてそのハウジング21に出没可能に設けられたロックノブ22を備える。図5に示すように、ハウジング21は車幅方向に延びて細長く形成され、ロックノブ22もそのハウジング21の内径に合わせて車幅方向に延びて細長く形成される。
図4〜図6に示すように、ハウジング21の中央には筒状のボス21aが車両の前方に向かって突出して形成され、そのボス21aに対向するロックノブ22の中央には、その筒状のボス21aに挿入されるピン22aが形成される。そして、そのピン22aがボス21aに挿入されることによりロックノブ22は前後方向にその移動が制限されるように構成される。また、ピン22aにはコイルスプリング23が嵌入され、この状態でピン22aをボス21aに挿入することによりコイルスプリング23はボス21aの前端とロックノブ22との間で圧縮され、延びようとする復元力によりこのコイルスプリング23はロックノブ22を前方に付勢してそのロックノブ22をハウジング21から突出させるように構成される。
また、図6に示すように、ロックノブ22の両側には係止爪22bが外側に向かって形成され、この係止爪22bに対向するハウジング21の側部にはその係止爪22bが挿入される前後方向に長い長孔21bが形成される。係止爪22bは、ロックノブ22をハウジング21に前方から挿入すると長孔21bに挿入され、図4に示すようにロックノブ22がハウジング21から前方の突出した状態で長孔21bの前端に係止してそのロックノブ22がハウジング21から離脱することを防止するように構成される。また、図5に示すように、コイルスプリング23の付勢力に勝る前方からの荷重Pによりロックノブ22がハウジング21に没入すると、係止爪22bは長孔21bの内部で後方に移動し、その没入動作を妨げるようなことを回避するように構成される。
図4及び図5に示すように、ロックノブ22にはフック24が設けられる。ロックノブ22は樹脂成型品であって、フック24はロックノブ22を樹脂成型する際にそのロックノブ22と一体的に形成される。そして、図4に示すように、ロックノブ22がハウジング21から前方に突出した状態で第1コンソールリッド12に係止し、図5に示すように、ロックノブ22が前方から後方に移動してハウジング21に没入した状態で第1コンソールリッド12への係止を解除するように構成される。このため、このロック装置20では、スプリング23の付勢力に勝る前方からの荷重Pによりロックノブ22をハウジング21に没入させると、フック24における第1コンソールリッド12の係止を解除するうことができ、これにより図7に示すように第2コンソールリッド13は回転可能となり、その前端を持ち上げるように回転させて起立又は反転させることにより第2収容部12aを開放することができるように構成される。
図6に示すように、ハウジング21にはボール26が内蔵される。この実施の形態では、車幅方向に長いハウジング21の両側にボール26がそれぞれ内蔵される場合を示し、そのボール26が内蔵されるハウジング21の両側にはそのボール26の車幅方向の移動を防止する一対のリブ21c,21cがそれぞれ形成される。この一対のリブ21c,21cの間隔はボール26の外径より僅かに大きく形成され、ハウジング21にはこの一対のリブ21c,21cの下端を連結してボール26を載置する床材27が設けられる。ハウジング21の内部であってこの床材27の上方の空間はボール26の外径の2倍以上の高さを有するように構成される。これによりそのボール26はハウジング21の内部において車両の前後方向及び上下方向の移動は許容されるけれども、車幅方向、即ち車両の左右方向へのボール26の自由な移動は制限されるように構成される。そして、第2コンソールリッド13が第2収容部12aを閉止する図9の状態で下段位置のボール26が床材27に載置されるように構成される。
図1に示すように、ロックノブ22にはそのボール26に対向して案内壁28が設けられる。この案内壁28は、第2コンソールリッド13が閉止した状態で下段に位置するボール26を、第2コンソールリッド13が第1コンソールリッド12とともに図8に示すように回転した場合に、図3の実線矢印で示すようにそのボール26の自重によりハウジング21内部の上段位置に案内するように傾斜して形成される。また、図1に示すように、ハウジング21からロックノブ22が突出した状態でこの案内壁28近傍の床材27には、下段位置のボール26が落ち込む凹部27aが形成される。この凹部27aはボール26の外径より小さく形成され、ボール26が落ち込むことによりその床材27上面において自由な転がり移動が禁止されるように構成される。一方、ハウジング21にロックノブ22を没入させる際にその凹部27aに落ち込んだボール26に案内壁28が当接することになるけれども、その案内壁28はボール26の中心と床材27との間Hで最初にボール26に接触し、その後そのボール26をその凹部27aからすくい上げるように傾斜して形成される。
また、ハウジング21には、上段位置に移動したボール26をロックノブ22とともに挟んでロックノブ22がハウジング21の内部に没入することを禁止する受け部29が設けられる。この受け部29は床材27に上側から対向し、その間の隙間に下段位置のボールが前後方向に移動可能にハウジング21に設けられる。一方、図1に示すように、ハウジング21からロックノブ22が突出した状態でこの受け部29の前端とロックノブ22における案内壁28との前後方向における間隔はボール26の外径より僅かに大きくなるように形成され、図3に示すように、第1コンソールリッド12が第2コンソールリッド13とともに起立又は反転するとボール26が上段に移動して受け部29と案内壁28との間に入り込むように構成される。そして、受け部29の前端と案内壁28との前後方向における間隔をボール26の外径より僅かに大きく形成することにより、図3の一点鎖線で示すようにその間にボール26が入り込むと、ロックノブ22をハウジング21に没入させようとしても、そのボール26が受け部29と案内壁28との間に介在してそのロックノブ22の没入を禁止するように構成される。そして、この受け部29は樹脂成型品から成るハウジング21を成型する際にハウジング21とともに一体的に形成される。また、このボール26を上段位置に案内する案内壁28は、上段位置に移動したボール26をロックノブ22とともに挟む受け部29の先端の間の隙間が下段位置に向かって狭くなるように傾斜して形成される。
このように構成された2段式コンソールボックスのロック装置では、図8に示すように第1コンソールリッド12を回転させて第1収容部11aを開放させると、第2コンソールリッド13は第1コンソールリッド12とともに回転して起立又は反転する。図3に示すように、第2コンソールリッド13が第1コンソールリッド12とともに回転すると、ハウジング21内部に設けられたボール26は案内壁28により案内されてハウジング21内部において下段から上段に移動し、案内壁28と受け部29との間に進入する。すると、図3から明らかなように、ロックノブ22をハウジング21に没入させようとしても、そのボール26が受け部29と案内壁28との間に介在してそのロックノブ22の没入は禁止される。よって、第1コンソールリッド12が起立又は反転した状態においては、ロックノブ22がハウジング21に没入することが禁止され、第1コンソールリッド12を起立させ又は180度回転させて反転させる際の不注意等によりロックノブ22をハウジング21に没入させようとする外力が生じたとしても、フック24が第2又は第1コンソールリッド13,12から離脱するようなことはない。よって、第1コンソールリッドが起立又は反転した状態における第2コンソールリッドの回転を防止することができる。
ここで、ボール26が下段から上段に移動して案内壁28と受け部29との間に進入することによりロックノブ22がハウジング21に没入することを防止できるけれども、ロックノブ22をハウジング21に没入させる際に案内壁28と受け部29との間に進入したボール26が上段から下段に戻るとロックノブ22の没入が許容されることになる。しかし、この2段式コンソールボックスのロック装置では、案内壁28と受け部29の間の隙間が下段位置に向かって狭くなるように形成したので、ロックノブ22をハウジング21に没入させる際に案内壁28と受け部29との間に進入したボール26が上段から下段に戻るような事態を有効に回避することができる。この結果、第1コンソールリッド12が起立又は反転した状態におけるロックノブ22の没入は有効に禁止され、これにより第2コンソールリッドの回転を効果的に防止することができる。
更に、この2段式コンソールボックスのロック装置では、第1コンソールリッド12がフロアコンソール11を閉止した状態で下段位置のボール26が前後方向に移動可能に載置される床材27をハウジング21に設け、ハウジング21からロックノブ22が突出した状態で案内壁28近傍の床材27にボール26が落ち込む凹部27aを形成したので、第1コンソールリッド12がフロアコンソール11を閉止刷る図9の状態で、ボール26は図1に示すように凹部27aに落ち込み、そのボール26の床材27上における自由な転動が禁止される。このため、ボール26が転動することに起因する異音の発生を防止することができる。
一方、ロックノブ22に外力P(図2)を加えてハウジング21にそのロックノブ22を没入させようとすると、その凹部27aに落ち込んだボール26に案内壁28が当接することになる。しかし、図1に示すように、その際には、案内壁28はボール26の中心と床材27との間Hで最初にボール26に接触するようにし、その後そのボール26をその凹部27aからすくい上げるように傾斜して形成したので、ハウジング21にロックノブ22を没入させる際に、凹部27aに落ち込んだボール26がロックノブ22をハウジング21に没入させる際の抵抗になるようなことはなく、図2に示すようにそのロックノブ22を比較的容易にハウジング21に没入させることができる。
なお、上述した実施の形態では、ロックノブ22をハウジング21から突出するように付勢するスプリングとしてコイルスプリングを例示して説明したが、このスプリングはロックノブ22をハウジング21から突出するように付勢するものである限り、コイルスプリングでなく板バネであってもよい。
また、上述した実施の形態では、案内壁28近傍の床材27にボール26が落ち込む凹部27aが形成された場合を代表して説明したが、凹部27aに代えて、案内壁28近傍の床材27にボール26が落ち込む孔を形成しても良い。
更に、上述した実施の形態では、第2コンソールリッド13にハウジング21を設け、フック24が第1コンソールリッド12に係止するように構成された例を代表して説明したが、第1コンソールリッド12にハウジング21を設け、フック24が第2コンソールリッド13に係止するように構成しても良い。
本発明実施形態のロック装置を示す図6のA−A線断面図である。 そのロックノブが外力によりハウジングに没入した状態を示す図1に対応する断面図である。 そのコンソールリッドが起立した状態におけるロック装置を示す図1に対応する断面図である。 そのロック装置を示す図6のB−B線断面図である。 そのロックノブが外力によりハウジングに没入した状態を示す図4に対応する断面図である。 そのロック装置の分解斜視図である。 そのコンソールボックスの第2コンソールリッドが起立した状態を示す側面図である。 そのコンソールボックスの第1コンソールリッドが起立した状態を示す側面図である。 そのコンソールボックスの斜視図である。
符号の説明
11 フロアコンソール
12 第1コンソールリッド
13 第2コンソールリッド
21 ハウジング
22 ロックノブ
23 スプリング
24 フック
26 ボール
27 床材
27a 凹部
28 案内壁
29 受け部

Claims (3)

  1. フロアコンソール(11)の上面に設けられた第1コンソールリッド(12)と、前記第1コンソールリッド(12)の上面に設けられた第2コンソールリッド(13)と、前記第1又は第2コンソールリッド(12,13)の前部に設けられたハウジング(21)と、前記ハウジング(21)に出没可能に設けられたロックノブ(22)と、前記ロックノブ(22)に設けられ前記ロックノブ(22)が前記ハウジング(21)から突出した状態で前記第2又は第1コンソールリッド(13,12)に係止し前記ロックノブ(22)が前記ハウジング(21)に没入した状態で前記第2又は第1コンソールリッド(13,12)との係止が解除されるように構成されたフック(24)と、前記ロックノブ(22)を前記ハウジング(21)から突出するように付勢するスプリング(23)と備えたコンソールボックスのロック装置において、
    前記ハウジング(21)内部の下段位置と上段位置とを移動可能に前記ハウジング(21)に内蔵され前記第1コンソールリッド(12)が前記フロアコンソール(11)を閉止した状態で下段に位置するボール(26)と、
    前記ロックノブ(22)に設けられ下段に位置する前記ボール(26)を前記第1コンソールリッド(12)が前記フロアコンソール(11)を開放した状態で上段位置に案内する案内壁(28)と、
    前記ハウジング(21)に設けられ上段位置に移動した前記ボール(26)を前記案内壁(28)とともに挟んで前記ロックノブ(22)の前記ハウジング(21)への没入を禁止する受け部(29)と
    を備えた2段式コンソールボックスのロック装置。
  2. 上段位置に移動したボール(26)を挟む案内壁(28)と受け部(29)の間の隙間は下段位置に向かって狭くなるように形成された請求項1記載の2段式コンソールボックスのロック装置。
  3. 第1コンソールリッド(12)がフロアコンソール(11)を閉止した状態で下段位置のボール(26)が前後方向に移動可能に載置される床材(27)がハウジング(21)に設けられ、前記ハウジング(21)からロックノブ(22)が突出した状態で案内壁(28)近傍の前記床材(27)に前記ボール(26)が落ち込む凹部(27a)又は孔が形成された請求項1又は2記載の2段式コンソールボックスのロック装置。
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