JP2009100870A - 収納式アームレスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アームレストを使用位置に動かす操作荷重が重くなったり、アームレストを使用位置に係止するための係止手段の手操作を要することなく、使用後のアームレストの収納を最後まで手動で行わなくてはならない面倒さを解消すること。
【解決手段】アームレスト21が使用位置Bと収納位置Aとの間の中間回動位置Cより使用位置B側の回動位置にある状態では戻しばね44とアームレスト21とを切り離して戻しばね44のばね力がアームレスト21に作用しないようにし、アームレスト21が中間回動位置Cより収納位置Aの側の回動位置にある状態においては戻しばね44とアームレスト21とを接続して戻しばね44のばね力をアームレスト21に作用させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、収納式アームレスト装置に関し、特に、自動車、鉄道車両、飛行機等の座席に設けられるアームレストを跳ね上げ収納可能に可動支持する収納式アームレスト装置に関するものである。
乗り物等の座席に設けられるアームレストを跳ね上げ収納可能に可動支持する収納式アームレスト装置(従来例1)として、アームレストが戻しばねによって略水平方向に延在する使用位置より上方に跳ね上げられた収納位置へ向けてばね付勢され、アームレストをばね力に抗して係止手段によって使用位置に保持し、係止手段の解除によってアームレストがばね力によって収納位置に自動的に納められるようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
他の収納式アームレスト装置(従来例2)として、ターンオーバスプリング(反転ばね)によって、アームレストを、中立回動位置を境にして、上方に跳ね上げられた収納位置と、略水平方向に延在する使用位置とにばね付勢し、アームレストを中立回動位置に手動で動かすだけで、アームレストが収納位置と使用位置の何れかに位置するようにし、さらに、その反転ばねのばね力によるアームレストの急激な動きを緩慢にする緩衝手段を組み込んだものがある(例えば、特許文献2)。
また、従来例3として、アームレストの使用位置と収納位置との間の中間回動位置と使用位置との間の回動区間において、前記アームレストが一旦前記使用位置に位置した後は、前記アームレストが前記中間回動位置を超えた前記収納位置の側に戻されるまで、前記アームレストの前記中間回動位置より前記使用位置への回動方向の回動禁止し、前記アームレストの前記使用位置より前記中間回動位置への回動方向の回動を自由に許すワンウェイロック手段を有し、中間回動位置と使用位置との間の回動区間においては、アームレストを任意の回動姿勢にセットできるようにしたアームレスト装置がある(例えば、特許文献3)。
実開平3−114443号公報 実公平7−36515号公報 特開2004−147791号公報
従来例1のような収納式アームレスト装置では、アームレストの使用位置と収納位置とのストロークによって戻しばねのばね荷重が大きくなり、これに伴いアームレストを使用位置に動かす操作荷重が重くなり、また、アームレストを使用位置に係止するための係止手段の手操作が必要で、操作性が悪い。
従来例2のような収納式アームレスト装置では、アームレストは、使用位置と収納位置の2位置しか取れず、アームレストを使用者の好みに応じた任意の回動姿勢にセットすることができない。
従来例3のような収納式アームレスト装置では、アームレストを使用者の好みに応じた任意の回動姿勢にセットすることができるが、使用後のアームレストの収納(格納)を最後まで手動で行わなくてはならず、面倒さがある。
本発明が解決しようとする課題は、使用後のアームレストの収納を最後まで手動で行わなくてはならない面倒さを解消し、アームレストを使用位置に動かす操作荷重が重くなったり、アームレストを使用位置に係止するための係止手段の手操作を要することがなく、さらには、アームレストを使用者の好みに応じた任意の回動姿勢にセットすることも可能にすることである。
本発明による収納式アームレスト装置は、シートの側部に設けられたアームレストを、一つの中心軸線周りに、上方に跳ね上げられた収納位置と略水平方向に延在する使用位置との間に、回動可能に支持する収納式アームレスト装置であって、前記アームレストを前記収納位置へ向けて付勢するためのばね手段と、前記アームレストが前記使用位置と前記収納位置との間の中間回動位置より前記使用位置側の回動位置にある状態では前記ばね手段と前記アームレストとを切り離して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させず、前記アームレストが前記中間回動位置より前記収納位置の側の回動位置にある状態においては前記ばね手段と前記アームレストとを接続して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させる切替手段とを有する。
本発明による収納式アームレスト装置は、好ましくは、前記シートの側部に固定されるシート側フレームと、前記アームレストに固定されるアームレスト側フレームとを有し、前記切替手段は、前記アームレストの中心軸線周りに回転可能な回転体と、ロック手段とを含み、前記ばね手段は前記シート側フレームとの前記回転体との間に設けられ、前記回転体は、前記アームレストの前記収納位置と前記中間回動位置との間の回動区間では、前記アームレスト側フレームと回転力伝達関係に接続され、前記アームレストの前記中間回動位置と前記使用位置との間の回動区間では、前記アームレスト側フレームとの接続を切り離され、前記ロック手段は、前記回転体を、当該回転体の前記アームレスト側フレームに対する切り離し開始位置に、前記ばね手段のばね力を蓄積した形態で前記シート側フレームに対して離脱可能に保持する。
本発明による収納式アームレスト装置は、好ましくは、更に、前記アームレストの前記中間回動位置と前記使用位置との間の回動区間において、前記アームレストが前記収納位置より前記使用位置に位置した後は、前記アームレストが前記中間回動位置を超えた前記収納位置の側に戻されるまで、前記アームレストの前記中間回動位置より前記使用位置への回動方向の回動禁止し、前記アームレストの前記使用位置より前記中間回動位置への回動方向の回動を自由に許すワンウェイロック手段を有する。
また、本発明による収納式アームレスト装置は、シートの側部に設けられたアームレストを、一つの中心軸線周りに、上方に跳ね上げられた収納位置と略水平方向に延在する使用位置との間に、回動可能に支持する収納式アームレスト装置であって、前記アームレストを前記使用位置へ向けて付勢するためのばね手段と、前記アームレストが前記使用位置と前記収納位置との間の中間回動位置より前記収納位置側の回動位置にある状態では前記ばね手段と前記アームレストとを切り離して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させず、前記アームレストが前記中間回動位置より前記使用位置の側の回動位置にある状態においては前記ばね手段と前記アームレストとを接続して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させる切替手段とを有する。
本発明による収納式アームレスト装置によれば、切替手段の作用により、アームレストが使用位置と収納位置との間の中間回動位置より使用位置側の回動位置にある場合には、ばね手段と前記アームレストとが切り離され、ばね手段のばね力がアームレストに作用せず、アームレストが中間回動位置より収納位置の側の回動位置にある状態においては、ばね手段とアームレストとが接続され、ばね手段のばね力がアームレストに作用するので、アームレストの格納に際しては、アームレストを中間回動位置より少し超えた位置にまで戻すだけで、その後は、ばね手段のばね力によってアームレストが収納位置に戻る。この場合、アームレストを収納位置より使用位置へ繰り出す際のばね手段のばね荷重は、アームレストの収納位置と中間回動位置との間だけ作用し、中間回動位置より使用位置への繰り出し操作は、ばね荷重を伴うことなく、軽い操作力によって行われるようになる。
これらのことにより、使用後のアームレストの収納を最後まで手動で行わなくてはならない面倒さが解消され、アームレストを使用位置に動かす操作荷重が重くなったり、アームレストを使用位置に係止するための面倒な係止手段の手操作を必要とすることもない。
更には、ワンウェイロック手段を組み込むことができ、中間回動位置より使用位置と中間回動位置との区間において、アームレストを使用者の好みに応じた任意の回動姿勢にセットすることが可能になる。
本発明による収納式アームレスト装置の一つの実施形態を、図1〜図10を参照して説明する。
図1は、本実施形態の収納式アームレスト装置を装備された自動車用シート(座席)を示している。当該シートは、シートクッション部(座部)11と、シートバック部(背もたれ部)12とを有する。アームレスト21は、シートバック部12の側部に、符号Xにより示されている回動中心部に本実施形態の収納式アームレスト装置20を組み込まれており、回動中心部Xを中心として、上方に跳ね上げられてシートバック部12の側部に沿う収納位置Aと、略水平方向に延在する使用位置Bとの間を回動可能になっている。なお、符号Cは、アームレスト21の収納位置Aと使用位置Bとの間の中間回動位置を示している。この、中間回動位置Cは、収納位置Aと使用位置Bとの間の丁度真ん中でなくてもよく、収納位置A側、あるいは使用位置B側に偏った位置等、収納位置Aと使用位置Bとの間の任意の位置であってよい。
収納式アームレスト装置20は、図2〜図10に示されているように、シートバック部12の側部に固定されるシート側フレーム22と、アームレスト21に固定されるアームレスト側フレーム23とを有する。
シート側フレーム22は、段付部24を有し、段付部24には支軸取付ねじ孔25が形成されている。段付部24上には、支軸取付孔25と同心に二重筒状のコア部材25が回り止め装着されている。支軸取付ねじ孔25には、アームレスト21の回動中心軸線Xaをなす支軸27のねじ部27aがねじ係合している。支軸27は、このねじ係合によって一端をシート側フレーム22に固定され、コア部材25の内側筒部25a内を軸線方向に貫通し、図5で見て上方に突出している。
コア部材25の外側筒部25bの外周には、後述する切替機構(手段)50の中核をなすドラム状の回転体51が回動中心軸線Xa周りに回転可能に嵌合している。コア部材25の内側筒部25aと外側筒部25bとの間には、アームレスト21を収納位置Aへ向けて付勢するためのばね手段である戻し用捩りコイルばね29が組み込まれている。戻し用捩りコイルばね29は、一端29aをコア部材25に係止され、他端29bを回転体51に係止され、シート側フレーム22に対して回転体51を図6〜図11で見て反時計廻り方向(アームレスト収納戻し方向)にばね付勢している。
アームレスト側フレーム23には、取付基板30が溶接等によって固定装着されている。取付基板30には軸孔31が貫通されている。支軸27は、軸孔31を嵌合貫通しており、取付基板30を介してアームレスト側フレーム23を回動中心軸線Xa周りに回動可能に支持している。
支軸27には、ワンウェイロック機構(手段)40のカム部材41と、固定ドラム部材42が一体接続されている。つまり、カム部材41、固定ドラム部材42は、支軸27に固定で、シート側フレーム22側の非回転・固定部材である。
ワンウェイロック機構40について説明する。ワンウェイロック機構40は、シート側フレーム22側のカム部材41および固定ドラム部材42と、枢軸部43aによって取付基板30に回動変位可能に設けられたロック動作解除ブロック43と、ロック用捩りコイルばね44とを有する。
カム部材41は、大径のロック解除カム部41aと、小径のロック動作カム部41bと、突出爪形状のロック復帰カム形状部41cとを有する板カムである。ロック動作解除ブロック43にはカム部材41のカム面(外周面)に摺動可能に当接するカムフォロワピン45が一体的に設けられている。ストップ動作解除ブロック43は、図示省略のばねによってカムフォロワピン45がカム部材41のカム面に押し付けられる方向(図6〜図11で見て反時計廻り方向)にばね付勢されている。
本実施形態では、カムフォロワピン45がカム部材41のロック解除カム部41aとロック動作カム部41bとの境界部に位置するアームレスト回動角位置が中間回動位置Cになる。
ロック用捩りコイルばね44は、固定ドラム部材42の外周を取り巻き、一端44aを取付基板30に係止され、他端をもってロック動作解除ブロック43に当接係合している。ロック用捩りコイルばね44は、カムフォロワピン45がカム部材41のロック動作カム部41b〜ロック復帰カム形状部41cに当接するアームレスト回動角範囲、つまり、アームレスト21の中間回動位置Cと使用位置Bとの間の回動区間では、中間回動位置Cより使用位置Bへのアームレスト21の回動時には巻き込み縮径して固定ドラム部材42の外周に巻き付いて締め付けられ、中間回動位置Cより使用位置Bへの回動方向の回動禁止(ロック)する。これに対し、ロック用捩りコイルばね44は、同区間において、使用位置Bより中間回動位置Cへのアームレスト21の回動時には弛み拡径して固定ドラム部材42の外周より離間し、アームレスト21の使用位置Bより中間回動位置Cへの回動方向の回動を自由に許す。
カムフォロワピン45がカム部材41のロック解除カム部41a〜ロック動作カム部41bに当接するアームレスト回動角範囲、つまり、アームレスト21の収納位置とA中間回動位置Cとの間の回動区間では、ロック用捩りコイルばね44は、ロック動作解除ブロック43の回動変位によって弛み拡径し、固定ドラム部材42の外周より常に離間した状態になる。
上述の動作のもとに、ワンウェイロック機構40は、アームレスト21の中間回動位置Cと使用位置Bとの間の回動区間において、アームレスト21が収納位置Aから使用位置Bに位置した後は、カムフォロワピン45がロック復帰カム形状部41cに当接し、その後、アームレスト21が中間回動位置Bを超えた収納位置Aの側に戻されるまで、アームレスト21の中間回動位置Cより使用位置Bへの回動方向の回動禁止し、アームレスト21の使用位置Bより中間回動位置Cへの回動方向の回動を自由に許す。
なお、収納位置Aから使用位置Bへのアームレスト21の回動時には、カムフォロワピン45がロック復帰カム形状部41cに当接するまで、ロック用捩りコイルばね44は、固定ドラム部材42の外周より常に離間した状態を維持するから、収納位置Aから使用位置Bへのアームレスト21の回動が阻害されることがない。
これにより、アームレスト21は、中間回動位置Cと使用位置Bとの間の回動区間において、使用者の好みに応じた任意の回動角姿勢にセット可能になる。
つぎに、切替機構50について説明する。切替機構50は、前述した円筒状の回転体51と、回転体51に一体形成された被駆動ピン52と、段付部24に突出形成されたロックピン53および回転体51に取り付けられてロックピン53と係脱可能に係合するクリップ部材54とによるロック手段とを有する。
ロック動作解除ブロック43には、アームレスト側フレーム23に形成された長孔32を貫通して回転体51の内側に突出する連繋ピン55が一体的に設けられている。連繋ピン55は、カムフォロワピン45と同等の動きをし、アームレスト21の収納位置Aと中間回動位置Cとの間の回動区間においては、被駆動ピン52と係合してアームレスト側フレーム23の回動を回転体51に伝達し、アームレスト21の中間回動位置Cと使用位置Bとの間の回動区間においては、被駆動ピン52との係合より離脱して回転体51とアームレスト側フレーム23との接続を切り離す。
これにより、回転体51は、アームレスト21の収納位置Aと中間回動位置Cとの間の回動区間では、アームレスト側フレーム23と回転力伝達関係に接続され、アームレスト23の中間回動位置Cと使用位置Bとの間の回動区間では、アームレスト側フレーム23との接続を切り離される。
クリップ部材54は、アームレスト21が収納位置Aより中間回動位置Cに位置した時、つまり、回転体51のアームレスト側フレーム23に対する切り離し開始位置において、ロックピン53と係合して回転体51をその時の回動位置に保持し、アームレスト21が使用位置Bより中間回動位置Cに位置した時に、ロックピン53との係合より離脱する。これにより、回転体51は、アームレスト側フレーム23に対する切り離し開始位置に、戻し用捩りコイルばね29のばね力を蓄積した形態で、シート側フレーム22に対して離脱可能に保持される。
支軸27の先端部分には、粘性減衰式のロータリダンパ33の本体側が取り付けられている。ロータリダンパ33のロータ側が支柱34等によってアームレスト側フレーム23に連結されている。ロータリダンパ33は、アームレスト21の使用位置Bより収納位置Aへの回動に対して抵抗を与え、当該回動が急激に行われることを阻止する。
つぎに、上述した構成による収納式アームレスト装置の作用について説明する。
図6に示されている収納位置Aの状態よりアームレスト21が少し使用位置B側に動かされると(図6で見て反時計廻り方向の回動)、図7に示されているように、連繋ピン55が被駆動ピン52に当接する。
これより更に、アームレスト21が使用位置B側に動かされることにより、連繋ピン55が被駆動ピン52を押し、アームレスト21の回動に伴って回転体51がアームレスト21の回動と同方向に回動変位する。この回動変位によって、戻し用捩りコイルばね29が巻かれ、戻しばね力が発生する。
アームレスト21が中間回動位置Cに位置するまで回動すると、図8に示されているように、クリップ部材54がロックピン53に係合し、それ以上、回転体51が同方向に回動することを阻止して回転体51を当該回動位置に保持する。アームレスト21が中間回動位置Cより使用位置B側に動かされると、カム部材41によるロック動作解除ブロック43の回動変位によって連繋ピン55が被駆動ピン52との係合より外れ、アームレスト側フレーム23の側は、回転体51を切り離した状態で、回転体51を置き去りにして引き続き使用位置B側に回動する。
図9は、アームレスト21が使用位置Bにまで動かされた状態を示している。この状態では、カムフォロワピン45がカム部材41のロック復帰カム形状部41cに係合し、これ以降、アームレスト21が中間回動位置Cに動かされるまで、ワンウェイロック機構40が動作し、アームレスト21を使用者の好みに応じた任意の回動姿勢にセットすることができる。
アームレスト21が中間回動位置Cに動かされると、図10に示される状態に戻り、連繋ピン55と被駆動ピン52との係合関係に復帰し、アームレスト21が中間回動位置Cを超えて少しでも収納位置A側に動かされると、クリップ部材54がロックピン53との係合より離脱し、戻し用捩りコイルばね29のばる力が被駆動ピン52より連繋ピン55、ロック動作解除ブロック43を介してアームレスト側フレーム23に伝達され、このばね力によってアームレスト21が、図11に示されているように、元の収納位置Aに戻る。
これにより、アームレスト21を元の収納位置Aに完全に戻す手動操作が不要になる。アームレスト21を収納位置Aより使用位置Bへ繰り出す際の戻し用捩りコイルばね29のばね荷重は、アームレスト21の収納位置Aと中間回動位置Cとの間だけ作用するから、中間回動位置Cより使用位置Bへの繰り出し操作は、ばね荷重を伴うことなく、軽い操作力によって行われるようになる。
これらのことにより、使用後のアームレスト21の収納を最後まで手動で行わなくてはならない面倒さが解消され、アームレスト21を使用位置Bに動かす操作荷重が重くなったり、アームレスト21を使用位置に係止するための面倒な係止手段の手操作を必要とすることからも解放される。
なお、本発明による収納式アームレスト装置は、上述の実施形態とは逆に、ばね手段によってアームレスト21を使用位置Bへ向けて付勢し、アームレスト21が中間回動位置Cより収納位置A側の回動位置にある状態では、切替手段によってばね手段とアームレスト21とを切り離してばね手段のばね力がアームレスト21に作用しないようにし、アームレスト21が中間回動位置Cより使用位置Bの側の回動位置にある状態においては、ばね手段とアームレスト21とを接続してばね手段のばね力をアームレスト21に作用させ、アームレスト21の使用位置Bへの移動をばね力によって行うよう構成することもできる。
本発明による収納式アームレスト装置を装備された自動車用シートの斜視図である。 本発明による収納式アームレスト装置の一つの実施形態を示す側面図である。 本実施形態による収納式アームレスト装置の要部の断面図である。 本実施形態による収納式アームレスト装置のワンウェイロック機構部分を示す斜視図である。 本実施形態による収納式アームレスト装置の切替機構部分を示す斜視図である。 (a)、(b)、(c)は本実施形態による収納式アームレスト装置のアームレスト収納位置状態での各部の状態を示す図である。 (a)、(b)、(c)は本実施形態による収納式アームレスト装置のアームレストを収納位置より少し使用位置側に動かした時の各部の状態を示す図である。 (a)、(b)、(c)は本実施形態による収納式アームレスト装置のアームレストを収納位置より中間回動位置に動かした時の各部の状態を示す図である。 (a)、(b)、(c)は本実施形態による収納式アームレスト装置のアームレストを使用位置に動かした時の各部の状態を示す図である。 (a)、(b)、(c)は本実施形態による収納式アームレスト装置のアームレストを使用位置より中間回動位置に動かした時の各部の状態を示す図である。 (a)、(b)、(c)は本実施形態による収納式アームレスト装置のアームレストを収納位置に戻した時の各部の状態を示す図である。
符号の説明
11 シートクッション部
12 シートバック部
20 収納式アームレスト装置
21 アームレスト
22 シート側フレーム
23 アームレスト側フレーム
24 段付部
25 支軸取付ねじ孔
26 コア部材
27 支軸
29 戻し用捩りコイルばね
30 取付基板
31 軸孔
32 長孔
33 ロータリダンパ
34 支柱
40 ワンウェイロック機構
41 カム部材
42 固定ドラム部材
43 ロック動作解除ブロック
44 ロック用捩りコイルばね
45 カムフォロワピン
50 切替手段
51 回転体
52 被駆動ピン
53 ロックピン
54 クリップ部材
55 連繋ピン

Claims (4)

  1. シートの側部に設けられたアームレストを、一つの中心軸線周りに、上方に跳ね上げられた収納位置と略水平方向に延在する使用位置との間に、回動可能に支持する収納式アームレスト装置であって、
    前記アームレストを前記収納位置へ向けて付勢するためのばね手段と、
    前記アームレストが前記使用位置と前記収納位置との間の中間回動位置より前記使用位置側の回動位置にある状態では、前記ばね手段と前記アームレストとを切り離して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させず、前記アームレストが前記中間回動位置より前記収納位置の側の回動位置にある状態においては、前記ばね手段と前記アームレストとを接続して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させる切替手段と、
    を有する収納式アームレスト装置。
  2. 前記シートの側部に固定されるシート側フレームと、前記アームレストに固定されるアームレスト側フレームとを有し、
    前記切替手段は、前記アームレストの中心軸線周りに回転可能な回転体と、ロック手段とを含み、前記ばね手段は前記シート側フレームとの前記回転体との間に設けられ、
    前記回転体は、前記アームレストの前記収納位置と前記中間回動位置との間の回動区間では、前記アームレスト側フレームと回転力伝達関係に接続され、前記アームレストの前記中間回動位置と前記使用位置との間の回動区間では、前記アームレスト側フレームとの接続を切り離され、
    前記ロック手段は、前記回転体を、当該回転体の前記アームレスト側フレームに対する切り離し開始位置に、前記ばね手段のばね力を蓄積した形態で前記シート側フレームに対して離脱可能に保持する請求項1に記載の収納式アームレスト装置。
  3. 前記アームレストの前記中間回動位置と前記使用位置との間の回動区間において、前記アームレストが前記収納位置より前記使用位置に位置した後は、前記アームレストが前記中間回動位置を超えた前記収納位置の側に戻されるまで、前記アームレストの前記中間回動位置より前記使用位置への回動方向の回動禁止し、前記アームレストの前記使用位置より前記中間回動位置への回動方向の回動を自由に許すワンウェイロック手段を有する請求項1または2に記載の収納式アームレスト装置。
  4. シートの側部に設けられたアームレストを、一つの中心軸線周りに、上方に跳ね上げられた収納位置と略水平方向に延在する使用位置との間に、回動可能に支持する収納式アームレスト装置であって、
    前記アームレストを前記使用位置へ向けて付勢するためのばね手段と、
    前記アームレストが前記使用位置と前記収納位置との間の中間回動位置より前記収納位置側の回動位置にある状態では、前記ばね手段と前記アームレストとを切り離して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させず、前記アームレストが前記中間回動位置より前記使用位置の側の回動位置にある状態においては、前記ばね手段と前記アームレストとを接続して前記ばね手段のばね力を前記アームレストに作用させる切替手段と、
    を有する収納式アームレスト装置。
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