JP2009099890A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲート電極同士の間隔を短縮することができる半導体装置及びその製造方法を得る。
【解決手段】半導体基板13の表面にリセス溝14が形成されている。リセス溝14の底部に絶縁膜15が形成されている。絶縁膜15を覆うようにゲート電極16が形成されている。ゲート電極16は、絶縁膜15を挟んで両側においてリセス溝14の底部に接する。絶縁膜15を挟んで両側にデュアルゲートが自己整合的に形成されるため、ゲート電極同士の間隔を短縮することができる。
【選択図】図1
【解決手段】半導体基板13の表面にリセス溝14が形成されている。リセス溝14の底部に絶縁膜15が形成されている。絶縁膜15を覆うようにゲート電極16が形成されている。ゲート電極16は、絶縁膜15を挟んで両側においてリセス溝14の底部に接する。絶縁膜15を挟んで両側にデュアルゲートが自己整合的に形成されるため、ゲート電極同士の間隔を短縮することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、デュアルゲート電界効果トランジスタに関し、特にゲート電極同士の間隔を短縮することができる半導体装置及びその製造方法に関するものである。
ゲート電極が2つあるデュアルゲート電界効果トランジスタ(FET: field effect transistor)が用いられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
図13は、従来の半導体装置を示す断面図である。ソース電極11及びドレイン電極12が半導体基板13上に形成されている。ソース電極11とドレイン電極12との間において半導体基板13の表面にリセス溝14a,14bが形成されている。リセス溝14a,14bの底部にそれぞれゲート電極16a,16bが形成されている。このように従来の半導体装置は、2つの分離されたゲート電極16a,16bを有していた。
従来の半導体装置の製造方法について説明する。まず、図14に示すように、半導体基板13上にソース電極11及びドレイン電極12を形成する。そして、ソース電極11とドレイン電極12との間に開口17a,17bを有するレジスト18を半導体基板13上に形成する。
次に、図15に示すように、レジスト18をマスクとして半導体基板13の表面をエッチングしてリセス溝14a,14bを形成する。
次に、図16に示すように、レジスト18をマスクとして導電性材料を半導体基板13の表面に対して垂直に蒸着して、リセス溝14a,14bの底部にそれぞれゲート電極16a,16bを形成する。その後、レジスト18及びその上に堆積された導電性材料を除去することで、図13の半導体装置を得ることができる。
従来の半導体装置は、上記のようないわゆるマルチフィンガーゲート構造を採用していた。このため、ゲート電極同士の間隔は、ゲート電極のリフトオフ性やレジスト形成方法などによって制限され、ある程度広くとる必要があった。従って、チップ面積が大きくなるという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、ゲート電極同士の間隔を短縮することができる半導体装置及びその製造方法を得るものである。
本発明に係る半導体装置は、表面にリセス溝が形成された半導体基板と、リセス溝の底部に形成された絶縁膜と、絶縁膜を覆うように形成され、絶縁膜を挟んで両側においてリセス溝の底部に接するゲート電極とを備える。本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
本発明により、ゲート電極同士の間隔を短縮することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置はデュアルゲート電界効果トランジスタである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置はデュアルゲート電界効果トランジスタである。
ソース電極11及びドレイン電極12が半導体基板13上に形成されている。ソース電極11とドレイン電極12との間において半導体基板13の表面にリセス溝14が形成されている。リセス溝14の底部に絶縁膜15が形成されている。絶縁膜15を覆うようにゲート電極16が形成されている。ゲート電極16は、絶縁膜15を挟んで両側においてリセス溝14の底部に接する。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。まず、図2に示すように、半導体基板13上にソース電極11及びドレイン電極12を形成する。そして、ソース電極11とドレイン電極12との間に開口17を有するレジスト18を半導体基板13上に形成する。
次に、図3に示すように、レジスト18をマスクとして半導体基板13の表面をエッチングしてリセス溝14を形成する。
次に、図4に示すように、レジスト18をマスクとしてSiO2(絶縁性材料)を半導体基板13の表面に対して垂直に蒸着して、リセス溝14の底部に絶縁膜15を形成する。
次に、図5に示すように、レジスト18をマスクとしてTi/Pt/Au(導電性材料)を半導体基板13の表面に対して斜めに蒸着して、絶縁膜15を挟んで両側においてリセス溝14の底部に接するゲート電極16を絶縁膜15を覆うように形成する。その後、レジスト18及びその上に堆積された絶縁性材料と導電性材料を除去すること(リフトオフ)で、図1の半導体装置を得ることができる。
本実施の形態に係る半導体装置及びその製造方法であれば、絶縁膜15を挟んで両側にデュアルゲートが自己整合的に形成される。このため、ゲート電極同士の間隔を短縮することができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は2段リセス型デュアルゲート電界効果トランジスタである。絶縁膜15の外周部とリセス溝14の底部との間に空隙19が形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図6は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は2段リセス型デュアルゲート電界効果トランジスタである。絶縁膜15の外周部とリセス溝14の底部との間に空隙19が形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。まず、実施の形態1と同様に図2〜4の工程を行う。
次に、図7に示すように、レジスト18及び絶縁膜15をマスクとして半導体基板13をエッチングして、絶縁膜15の外周部とリセス溝14の底部との間に空隙19を形成する。ここで、半導体基板13としてGaAs基板を用いた場合、例えば硫酸/過酸化水素混合溶液を用いてエッチングを行う。
次に、図8に示すように、レジスト18をマスクとしてTi/Pt/Au(導電性材料)を半導体基板13の表面に対して斜めに蒸着して、絶縁膜15を挟んで両側においてリセス溝14の底部に接するゲート電極16を絶縁膜15を覆うように形成する。その後、レジスト18及びその上に堆積された絶縁性材料と導電性材料を除去することで、図6の半導体装置を得ることができる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は分離型デュアルゲート電界効果トランジスタである。ゲート電極16は絶縁膜15を挟んで両側の部分に分離されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図9は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は分離型デュアルゲート電界効果トランジスタである。ゲート電極16は絶縁膜15を挟んで両側の部分に分離されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。まず、実施の形態1と同様に図2〜5の工程を行う。
次に、図10に示すように、レジスト18をマスクとしてゲート電極16をイオンミリング又はドライエッチング(異方性エッチング)して、ゲート電極16を絶縁膜15を挟んで両側の部分に分離する。その後、レジスト18及びその上に堆積された絶縁性材料と導電性材料を除去することで、図9の半導体装置を得ることができる。
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は2段リセス型分離型デュアルゲート電界効果トランジスタである。ゲート電極16は絶縁膜15を挟んで両側の部分に分離されている。その他の構成は実施の形態2と同様である。
図11は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は2段リセス型分離型デュアルゲート電界効果トランジスタである。ゲート電極16は絶縁膜15を挟んで両側の部分に分離されている。その他の構成は実施の形態2と同様である。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。まず、実施の形態1と同様に図2〜4の工程を行い、実施の形態2と同様に図7,8の工程を行う。
次に、図12に示すように、レジスト18をマスクとしてゲート電極16をイオンミリング又はドライエッチング(異方性エッチング)して、ゲート電極16を絶縁膜15を挟んで両側の部分に分離する。その後、レジスト18及びその上に堆積された絶縁性材料と導電性材料を除去することで、図11の半導体装置を得ることができる。
13 半導体基板
14 リセス溝
15 絶縁膜
16 ゲート電極
17 開口
18 レジスト
19 空隙
14 リセス溝
15 絶縁膜
16 ゲート電極
17 開口
18 レジスト
19 空隙
Claims (5)
- 表面にリセス溝が形成された半導体基板と、
前記リセス溝の底部に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜を覆うように形成され、前記絶縁膜を挟んで両側において前記リセス溝の底部に接するゲート電極とを備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記絶縁膜の外周部と前記リセス溝の底部との間に空隙が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 開口を有するレジストを半導体基板上に形成する工程と、
前記レジストをマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングしてリセス溝を形成する工程と、
前記レジストをマスクとして絶縁性材料を前記半導体基板の表面に対して垂直に蒸着して、前記リセス溝の底部に絶縁膜を形成する工程と、
前記レジストをマスクとして導電性材料を前記半導体基板の表面に対して斜めに蒸着して、前記絶縁膜を挟んで両側において前記リセス溝の底部に接するゲート電極を前記絶縁膜を覆うように形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記レジスト及び前記絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングして、前記絶縁膜の外周部と前記リセス溝の底部との間に空隙を形成する工程を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記レジストをマスクとして前記ゲート電極を異方性エッチングして、前記ゲート電極を前記絶縁膜を挟んで両側の部分に分離する工程を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007272150A JP2009099890A (ja) | 2007-10-19 | 2007-10-19 | 半導体装置及びその製造方法 |
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JP2009099890A true JP2009099890A (ja) | 2009-05-07 |
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JP (1) | JP2009099890A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011035282A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Mitsubishi Electric Corp | リフトオフ法を用いたパターン形成方法 |
-
2007
- 2007-10-19 JP JP2007272150A patent/JP2009099890A/ja active Pending
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