JP2009098759A - 円筒状容器の情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒状容器の外周面に付された文字又はバーコード等の読取対象の表示態様に関わらず、これらの読取対象を自動で確実に読取り可能な円筒状容器の情報読取装置を提供する。
【解決手段】円筒状容器に光を照射する光源と、前記円筒状容器からの反射光を受光し画像を撮像する撮像部と、前記撮像部からの画像データに基づいて円筒状容器の外周面の展開画像を生成する展開画像生成部と、前記展開画像におけるコントラストから前記読取対象を読取る情報読取部と、前記撮像部の前記反射光の受光位置を変位させる受光位置変位部と、を備え、前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの前記反射光のうち、前記読取対象が付された部分からの第1の反射光と、前記読取対象が付されていない部分からの第2の反射光との前記撮像部における受光量差を、前記受光位置変位部によって変化させることで前記コントラストを調整可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒状容器の情報読取装置に関する。詳細には、アンプル或いはバイアル等の円筒状容器の外周面に表示された文字或いはバーコード等の読取対象を読取る円筒状容器の情報読取装置に関する。
従来、病院の薬局等の医療現場においては、薬剤における医療ミスの防止目的や薬剤管理目的等のため、担当者が薬剤を払い出す際に薬剤名を確認する等の薬剤チェックが一般的に行われる。その際、アンプル或いはバイアル等の円筒状容器に充填された薬剤の場合、担当者は、その外周面に付された文字を視認しやすい角度となるようにアンプル等を手で保持しつつ薬剤名等を読取る作業を繰り返す。
このように、アンプル或いはバイアル等の円筒状容器に注入された薬剤チェック作業は煩雑であり、ましてや人の視覚に依存する作業であるため文字の読取りミスを伴い、ひいては医療ミス或いは薬剤管理ミスにつながるおそれがある。そこで、人的読取りミスを防ぐために、例えば複数の担当者による複数回のチェックを行うと、薬剤チェックの工数が増加することに加え、薬剤チェック作業が煩雑になり、円滑な薬剤払出業務に支障が生じるおそれがあるという問題があった。また、複数回のチェックを行ったとしてもこのような人的読取りミスを完全になくすことは極めて困難である。
そこで、円筒状透明容器に付された文字を自動的に認識可能な文字認識装置についていくつかの提案がされている。
例えば、透明ボトルの斜め下方から照明光線を照射する照明系と、透明ボトルの斜め上方から透明ボトルを撮影するデジタルカメラと、このデジタルカメラで撮影した画像データの情報表示文字部分を抽出する画像処理手段と、この画像処理手段で取得した抽出画像データに基づき、対応する文字を認識する文字認識手段とを備えるものが知られている。(例えば特許文献1参照)
特開2005−267563号公報
特許文献1によれば、入見線(透明ボトル内の液面が透明ボトル内面に当接する部分に形成される線)や透明ボトル内面に付着する気泡等の黒色化を防止することにより、一般的に黒色で表示される情報表示文字部分と混同される不具合を防止するものである。
しかしながら、アンプルやバイアル等の円筒状容器に付される文字は黒色で表示される文字に限らず、白色で表示される文字、赤色等で表示される文字、円筒状容器の外周に直接刻印することによって表示される文字、文字が記載されたラベルを円筒状容器の表面に貼付することで表示される文字等がある。また、これらの文字が付されたアンプル或いはバイアル等の円筒状容器の色も、例えば無色透明や茶色等の複数の種類がある。
すなわち、これらの円筒状容器の外周面に付される文字の表示態様の種類は、例えば無色透明の容器に黒色の文字で表示される表示態様、無色透明の容器に白色の文字で表示される表示態様等があり、円筒状容器の色の種類と文字の色の種類等に対応した極めて多種類に及ぶものとなる。
そのため例えば、無色透明の円筒状容器に白色で表示される文字の場合に、円筒状容器の文字を含まない部分からの反射光に正反射光が含まれておりこの正反射光をデジタルカメラが受光すると、白色文字部分からの反射光の受光量と文字を含まない部分からの反射光の受光量との間に差が生じず、デジタルカメラの画像の文字部分と文字部分を含まない地の部分とのコントラストがとれないことにより文字を認識し難い場合もある。特許文献1によれば、このような場合に文字認識が可能か否かについては定かでは無い。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、円筒状容器の外周面に付された文字又はバーコード等の読取対象の表示態様に関わらず、これらの読取対象を自動で確実に読取り可能な円筒状容器の情報読取装置を提供することにある。
請求項1の発明は、円筒状容器の外周面に付された読取対象を読取る円筒状容器の情報読取装置であって、筒長方向を略水平方向にして配置された前記円筒状容器を前記筒長方向の中心軸周りに回転させる容器回転機構と、前記円筒状容器の下方から前記外周面に光を照射する光源と、前記円筒状容器の下方であって前記中心軸を挟んで前記光源と反対側に配置され、前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの反射光を受光し、前記反射光に基づく画像を撮像する撮像部と、前記円筒状容器の外周面の展開画像であって前記読取対象の画像を含む展開画像を、前記撮像部からの画像データに基づいて生成する展開画像生成部と、前記展開画像におけるコントラストであって、前記読取対象部分を除いた地の部分に対する前記読取対象部分のコントラストから前記読取対象を読取る情報読取部と、前記撮像部の前記反射光の受光位置を上下方向に変位させる受光位置変位部と、を備え、前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの前記反射光のうち、前記読取対象が付された部分からの第1の反射光と、前記読取対象が付されていない部分からの第2の反射光との前記撮像部における受光量差を、前記受光位置変位部によって変化させることで前記コントラストを調整可能とする、円筒状容器の情報読取装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の円筒状容器の情報読取装置において、前記第2の反射光は、その反射光の成分に正反射光成分を含み、前記受光位置変位部により前記撮像部の受光位置を上下方向に変位させることで前記撮像部における前記第2の反射光の受光量が変化することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の円筒状容器の情報読取装置において、前記受光位置変位部は、前記円筒状容器を昇降させる容器昇降機構であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の円筒状容器の情報読取装置において、前記撮像部にはイメージセンサが備えられ、前記イメージセンサからの信号に応じて前記撮像部の受光位置を上下方向に変位させる受光位置変位制御手段を備えることを特徴とする。
請求項1に係る本発明によれば、円筒状容器の外周面に付された読取対象を読取る円筒状容器の情報読取装置であって、筒長方向を略水平方向にして配置された前記円筒状容器を前記筒長方向の中心軸周りに回転させる容器回転機構と、前記円筒状容器の下方から前記外周面に光を照射する光源と、前記円筒状容器の下方であって前記中心軸を挟んで前記光源と反対側に配置され、前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの反射光を受光し、前記反射光に基づく画像を撮像する撮像部と、前記円筒状容器の外周面の展開画像であって前記読取対象の画像を含む展開画像を、前記撮像部からの画像データに基づいて生成する展開画像生成部と、前記展開画像におけるコントラストであって、前記読取対象部分を除いた地の部分に対する前記読取対象部分のコントラストから前記読取対象を読取る情報読取部と、前記撮像部の前記反射光の受光位置を上下方向に変位させる受光位置変位部と、を備え、前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの前記反射光のうち、前記読取対象が付された部分からの第1の反射光と、前記読取対象が付されていない部分からの第2の反射光との前記撮像部における受光量差を、前記受光位置変位部によって変化させることで前記コントラストを調整可能とする構成であるから、円筒状容器の外周面に付された読取対象の表示態様に関わらず、前記展開画像において前記読取対象が付された部分を除いた地の部分に対する前記読取対象部分のコントラストを調整した展開画像を生成し当該展開画像を情報読取部が読取ることで、これらの読取対象を自動で確実に読取り可能な円筒状容器の情報読取装置を提供できる。
また、請求項2の本発明によれば、前記第2の反射光は、その反射光の成分に正反射光成分を含み、前記受光位置変位部により前記撮像部の受光位置を上下方向に変位させることで前記撮像部における前記第2の反射光の受光量が変化する構成であるから、例えば前記受光位置変位部により前記撮像部の受光位置を変位させることにより、正反射光成分が撮像部に当たる受光位置と、正反射光成分が撮像部をずれて通過する受光位置とで、第2反射光と第1の反射光との受光量差を確実に変化させることができる。
また、請求項3の本発明によれば、前記受光位置変位部は、前記円筒状容器を昇降させる容器昇降機構である構成であるから、前記受光位置変位部を容器昇降機構という簡単な機構で実現でき、円筒状容器の情報読取装置の低コスト化を図ることができる。
また、請求項4の本発明によれば、前記撮像部にはイメージセンサが備えられ、前記イメージセンサからの信号に応じて前記撮像部の受光位置を上下方向に変位させる受光位置変位制御手段を備える構成であるから、受光位置変位制御手段によって自動的に撮像部の受光位置を変位させことで、円筒状容器の文字読取作業の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の円筒状容器の情報読取装置は、円筒状容器の外周面に付された読取対象を読取る円筒状容器の情報装置であって、前記円筒状容器に光を照射する光源と、前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの反射光を受光し、前記反射光に基づく画像を撮像する撮像部と、前記円筒状容器の外周面の展開画像であって前記読取対象の画像を含む展開画像を、前記撮像部からの画像データに基づいて生成する展開画像生成部と、前記展開画像におけるコントラストであって、前記読取対象部分を除いた地の部分に対する前記読取対象部分のコントラストから前記読取対象を読取る情報読取部と、前記撮像部の前記反射光の受光位置を変位させる受光位置変位部と、を備え、前記円筒状容器の高さ位置を変位させることにより、前記展開画像における前記コントラストを調整可能とするものである。
本発明において、「読取対象」とは、文字又はバーコードのことをいう。
本発明において、「コントラスト」とは、撮像部からの撮像画像において、読取対象部分を除く地の部分と、読取対象部分との輝度差のことをいう。
以下、本発明に好適な実施形態の一例について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る円筒状容器の情報読取装置10の全体構成を示す概略図、図2は、図1の一部を説明する斜視図、図3は、円筒状容器としてのアンプルの説明図である。
まず、上述した円筒状容器は、薬液等を充填するための容器であり、例えばアンプルやバイアル等が相当するが、以下の説明では円筒状容器を、アンプル50として説明する(図3参照)。
本実施形態のアンプル50は、無色透明や茶色等の透明ガラス製或いは無色透明や茶色等の透明合成樹脂製等で形成され、その表面が鏡面を有している。
そして、アンプル50の外周面に、読取対象としての例えば薬液名や保管期限を示す年月日等を表示した文字や、これらの情報に対応するバーコードが付されている。以下の説明において、特にことわりがない場合、読取対象は文字を意味するものとする。なお、説明の便宜上文字は「A」としている(図3参照)。
これらの文字の表示態様は、例えばアンプル50の外周面に黒色或いは白色等のインクで直接印刷して表示される表示態様、アンプル50の外周面に刻印されて表示される表示態様、アンプル50の外周面にラベルを添付することにより表示される表示態様等がある。説明の便宜上、文字の表示態様は、アンプル50の外周面にインクを用いて印刷する表示態様或いは刻印により文字を表示する表示態様を前提として説明する。
これらの文字の印字表面や刻印部分は凹凸があり鏡面を形成していないため、アンプル50からの反射光のうち、文字(読取対象)が付された部分C(図3参照)からの反射光である第1の反射光は主に拡散反射光成分(「乱反射光成分」ともいう)で形成される。一方、アンプル50からの反射光のうち、文字(読取対象)が付されていない部分D(図3参照)からの反射光である第2の反射光は鏡面部分からの反射光であるため、その反射光成分は主に正反射光成分で形成されている。
次に、本実施形態の円筒状容器の情報読取装置10は、図1に示すように、基台20と、基台20に立設する長ネジ22と、基台20の上方に配置される台座26と、台座26に設けられアンプル50を支持する支持部28と、アンプル50を回転させる容器回転機構30と、受光位置変位部としての容器昇降機構25と、アンプル50の下方に配置される光源12と、アンプル50の外周面を撮像する撮像部14と、アンプル50の外周面の展開画像を生成する展開画像生成部40と、展開画像生成部40からの展開画像を受けて文字を読取る情報読取部16を備えて構成される。
先ず、基台20は、例えば平面視で矩形状(図示しない)の台板で形成され、その四隅に雄ネジである長ネジ22を垂直に立設している。
次に、台座26は、基台20と略同じ大きさの矩形状の平板で形成され、基台20の上方位置に基台20と対向配置される。また、台座26は、後述する光源12から照射される光、及び、当該照射された光のアンプル50からの反射光の通過の妨げとならない程度の広さの貫通孔27を、その中央近傍に設けている(図1参照)。そして、台座26は、その四隅に長ネジ22をそれぞれ遊挿させつつ、後述する台座昇降機24の上端部に固設される(図1参照)。
次に、支持部28について、図1及び図2を用いて説明する。図2は、支持部28近傍をその下方からみた場合の斜視説明図である。なお図2において、説明の便宜のため台座26を省略している。
支持部28は、図1及び図2に示すように、例えばアンプル50の略胴部分を載置できる程度の大きさの断面視略台形状の2つのブロック29,29で形成される。そして、ブロック29,29は、それぞれの断面視略台形状の斜辺部分を上方に向けた状態で台座26の上面の中央近傍に固設して設けられる。より詳しくは、ブロック29,29は、図2に示すように、その対向する辺どうしが貫通孔27(図1参照)の中央近傍において、離隔する離隔部31を形成するように配置される。当該離隔部31は、後述するようにアンプル50を支持部28で支持した場合に、光源12から照射される光、及び、当該照射された光のアンプル50からの反射光の通過の妨げとならないための間隙である(図1及び図2参照)。図1及び図2において、Sは離隔部31の離隔距離である。
そして、支持部28は、アンプル50の筒長方向を略水平方向にして配置しつつ、アンプル50の胴回り部分をブロック29,29の断面視略台形状の斜辺部分に当接させて支持する(図1及び図2参照)。したがって、アンプル50は、図2に示すように、支持部28の下方から視た場合に、その胴部の一部が離隔部31から露出する態様で支持される。なお、支持部28は、図1に示すように、アンプル50が後述する容器回転機構によってスムースに回転できるように、例えばローラ36,36をそれぞれの断面視斜辺部分に設けてもよい。
次に、本実施形態の要部である容器昇降機構25について説明する。
本実施形態の容器昇降機構25は、図1に示すように、上述した長ネジ22と、台座昇降機24とを備える。台座昇降機24は、例えば長ネジ22に螺合する雌ネジ(図示しない)と、雌ネジを回転させるモータ(図示しない)とを備え、それぞれの長ネジ22に設けられている(図1参照)。そして、モータの駆動によって雌ネジが回転することで長ネジ22に沿って昇降する構成となっている。なお、モータは例えば駆動用回路(図示しない)や駆動用ボタン(図示しない)に接続され、人がボタンを押下してモータを回転させる。
したがって、台座昇降機24が長ネジ22に沿って昇降することで、その上に固設された台座26及び支持部28も昇降する。このようにして、容器昇降機構25は、支持部28に支持されたアンプル50の高さ位置を変位させるのである。当該容器昇降機構25は、撮像部14(後述)の受光位置を変位させる受光位置変位部として機能するが、この点については後に詳述する。
次に、本実施形態の容器回転機構30はベルト回転機構で構成され、図1に示すように、例えばステッピングモータ等(図示しない)により回転駆動する駆動用回転ドラム34a、従動用回転ドラム34b、駆動用回転ドラム34a及び従動用回転ドラム34bに懸架されて回転する無端ベルト32、駆動用回転ドラム34aの回転軸支持部38、従動用回転ドラム34bの回転軸支持部39等を備えている。そして、上述のように懸架された無端ベルト32は、支持部28に支持されたアンプル50の上端部分に当接するように配置される。その際、無端ベルト32の回転方向が、アンプル50の筒長方向の中心軸X(図1及び図2参照)に垂直方向となるように配置される。したがって、図1に示すように、無端ベルト32の回転に応動してアンプル50が筒長方向の中心軸X回りに回転させる構成となっている。このように、アンプル50を筒長方向の中心軸X回りに回転させつつ、その外周面の画像を撮像するのである。
なお、本実施形態の容器回転機構30は、従動用回転ドラム34bを回転軸支持部39から上方に離隔させることが可能な従動用回転ドラム上下機構(図示しない)を備えており、図1に示すように、アンプル50を取替える等の必要に応じて無端ベルト32を懸架した状態で従動用回転ドラム34b側を上下可能な構成となっている。
次に、本実施形態の光源12は、例えば公知のLEDランプを直線状に配列して形成することができ、アンプル50に光を照射するものである。そして、光源12は、図1に示すように、支持部28に支持されたアンプル50の下方位置で、基台20に固設して配置される。
より詳しくは、光源12は、図1に示すように、上述したアンプル50の下方位置であって、上述した離隔距離Sを略2等分しつつ地面に垂直に通過する中心線Aを挟んだ一方側(図1においては左側)に配置される。そして、光源12は、図1及び図2に示すように、その発する光が離隔部31に向かって入射する様に設定される。すなわち、光源12は、図2に示すように、離隔部31から露出するアンプル50の胴部分に、光を照射する。その際、光源12はアンプル50の略胴部分の長さを有する短冊状の照射エリアBを形成するように設定されている(図2参照)。
一方、撮像部14は、例えばラインセンサ或いはエリアセンサ等のイメージセンサを備えるデジタルカメラで構成することができる。そして、撮像部14は、図1に示すように、支持部28に支持されたアンプル50の下方位置で、基台20に固設して配置される。
より詳しくは、撮像部14は、図1に示すように、前記中心線Aを中心として光源12の反対位置(図1においては右側)であって、支持部28に支持されたアンプル50に光源12から光を照射した場合、アンプル50からの正反射光成分及び拡散反射光成分を受光し得る位置に固設される。
このように、撮像部14は、上述した光源12によってアンプル50に照射された光の反射光を受光し、前記反射光に基づく画像を撮像するものである。そして、反射光には、上述したように正反射光成分や拡散反射光成分を含み、これらの反射光成分間の光量差によって後述する展開画像にコントラストが生じるのである。
次に、展開画像生成部40は、アンプル50の外周面の展開画像を生成するためのものであり、図1に示すように、CPU41や、RAMからなる画像メモリ42等を備える。
ここで、本実施形態の円筒状容器の情報読取装置10におけるアンプル50外周面の展開画像の生成処理例について、図1〜図4を参照して簡単に説明する。図4は、アンプル50の外周面の展開画像例である。
図1に示すように、支持部28に支持したアンプル50を容器回転機構30によって回転させつつ、アンプル50の外周面に光源から光を照射しながら撮像部14により画像を撮像する。その際、光源12によって短冊状の照射エリアB(図2及び図3参照)が形成されており、一度の撮像で得られる撮像画像は、照射エリアBに相当する短冊状画像となる。いいかえると、一度の撮像で得られる撮像画像は、アンプル50の外周面をその周方向に所定の幅、具体的には短冊状の照射エリアBの略幅で周分割した短冊状画像として形成される。
次に、当該短冊状画像の画像データを受けたCPU41は、画像メモリ42の所定の領域にこれらの画像データを格納する。そして、アンプル50の回転に連れて撮像位置をその周方向に相対的に移動させながらアンプル50が1回転するまで複数回の撮像を繰り返し、複数の短冊状画像の画像データが画像メモリ42に格納される。
次に、CPU41は、前記アンプル50の1回転分に相当する複数の短冊状画像の画像データを、前記画像メモリ42から読み出し、これらを合成してアンプル50の外周面の展開画像を生成する。このように、展開画像生成部40は、アンプル50の外周面の展開画像であって、文字の画像を含む展開画像(図4参照)を、撮像部14からの画像データに基づいて生成するのである。
図4に示す展開画像において、黒字で「A」と表示された部分が、文字(読取対象)部分Eであり、それ以外の白地の部分が、文字(読取対象)部分を除いた地の部分Fとなる。
次に、情報読取部16は、例えば画像の文字部分を除く地の部分に対する文字部分のコントラストから当該画像に表示された文字を読取り可能な公知のOCR(Optical Character Recognition)装置等の文字認識装置で構成することができる。
ここで、読取対象が上述したバーコードの場合は、情報読取部16は、例えば画像のコントラストから画像に表示されたバーコードを読取り可能な公知のバーコードリーダ等で構成するのである。
また、情報読取部16を、CPUやハードディスク等を備えるコンピュータで形成し、市販のOCRアプリケーションプログラム及び/又はバーコードリーダアプリケーションプログラムを前記ハードディスクに記憶させ、これらのプログラムによりOCR装置及び/又はバーコードリーダとして機能させてもよい。
このように、情報読取部16は、上述したアンプル50の外周面の展開画像におけるコントラストであって、文字(読取対象)部分を除いた地の部分Fに対する文字(読取対象)部分Eのコントラストからその文字(読取対象)を読取ることが可能なものである。
ここで、上述した容器昇降機構25の受光位置変位部としての機能について、図5を用いて説明する。図5(a)は、第2の反射光の受光状態の説明図、図5(b)は、アンプル50の高さ位置が図5(a)と同じ高さ位置での第1の反射光の受光状態の説明図である。図5(c)は、アンプル50の高さ位置が図5(a)の高さ位置よりやや下降した時の第2の反射光の受光状態の説明図、図5(d)は、アンプル50の高さ位置が図5(c)と同じ高さ位置での第1の反射光の受光状態の説明図である。
図5において、Iは光源12からの入射光、G及びG´は正反射光成分、H及びH´は拡散反射光成分をそれぞれ示す。また、Pはアンプル50の筒長方向に垂直方向から見た前記正反射光成分G、G´の光量分布を示す(後述する図7においても同じ)。
まず、図5(a)に示すように、アンプル50の高さ位置は、光源12からの入射光Iが、上述した中心線Aがアンプル50の外周面を通過するJ点の近傍を照射し、第2の反射光の正反射光成分Gを撮像部14が受光可能となるように設定されている。
次に、図5(c)に示すように、アンプル50の高さ位置をやや下降させると、入射光Iは前記J点よりやや左側のK点に入射する。そうすると、入射光IのJ点における入射角とK点における入射角の違いにより、K点における正反射光成分G´はJ点における正反射光成分Gよりその反射角度をやや変え、撮像部14をずれて通過する(図5(c)参照)。
一方、アンプル50の高さ位置をやや上昇させると、入射光Iは前記J点よりやや右側に入射し(図示しない)、上述と同様の理由により正反射光成分は撮像部14をずれて通過する。
このように、光源12及び撮像部14が所定の位置に固定されていても、容器昇降機構25によってアンプル50の高さ位置を変えることで、撮像部14に当たっていた正反射光成分が撮像部14をずれて通過することにより、撮像部14の受光位置が相対的に変位するのである。
すなわち、容器昇降機構25は、撮像部14が所定の位置に固定されていても、当該撮像部14がアンプル50からの反射光を受光する受光位置を相対的に変位させる受光位置変位部として機能するのである。
ここで、以上のように構成される本実施形態の円筒状容器の情報読取装置10の動作例について、図5及び図6を用いて説明する。
図6(a)は、撮像部14の受光位置に対する第2の反射光の受光量分布モデルを示している。図6(b)は、撮像部14の受光位置に対する第1の反射光の受光量分布モデルを示している。図6において、横軸は撮像部14の受光位置を示し、縦軸は撮像部14が受光する受光量を示す(後述する図8において同じ)。
まず、図5(a)に示すように、撮像部14は第2の反射光の正反射光成分Gを受光している。ここで、正反射光成分Gの光量分布Pは、入射光Iの入射角と同じ反射角方向を中心としてピーク値を有し、例えば逆U字状の光量分布P(図5(a)参照)を形成する。したがって、撮像部14の受光位置に対する第2の反射光の受光量分布は、図6(a)に示すように、受光位置Lにおいてピーク値V1を有し、例えば逆U字状の受光量分布P´を形成する。ここで、受光位置Lは、正反射光成分Gを受光可能とする撮像部14の受光位置である。
また、図5(b)に示すように、撮像部14は第1の反射光の拡散反射光成分Hを受光する。ここで、拡散反射光成分の光量は、反射角にかかわらず略一定の光量となる。したがって、撮像部14の受光位置に対する第1の反射光の受光量分布は、図6(b)に示すように、撮像部14の受光位置によらない一定の値V2となっている。
この時、例えば文字部分が白色の印刷で形成されているために、第1の反射光の受光量V2と、第2の反射光のピーク値V1とが略等しくなると、第2の反射光と第1の反射光との受光量差がなくなる。そうすると、上述したアンプル50外周面の展開画像において、文字部分を除いた地の部分に対する文字部分のコントラストが生じないことにより、情報読取部16による文字の読取りができなくなる。
そこで、容器昇降機構25(図1参照)によってアンプル50の高さ位置をやや下降させると、図5(c)に示すように、第2の反射光の正反射光成分G´が撮像部14をずれて通過する。すなわち、撮像部14の受光位置が上述した受光位置Lから、正反射光成分G´が撮像部14をずれて通過する受光位置Mへと相対的に変位する。そして第2の反射光の受光量も、図6(a)に示すように、上述したピーク値V1からV1´へと変化する。
一方、第1の反射光は上述のごとく拡散反射光成分で形成されているため、アンプル50の高さ位置が下降し、受光する反射光成分が拡散反射光成分Hから拡散反射光成分H´に変わっても(図5(d)参照)その受光量は略一定値V2である(図6(b)参照)。したがって、アンプル50の高さ位置が下降すると、第2の反射光と第1の反射光との受光量差V1´―V2が生じることになる。そして、この受光量差によって、上述したアンプル50外周面の展開画像において、文字部分を除いた地の部分に対する文字部分のコントラストが生じ、情報読取部16による文字の読取りが可能となる。
次に、図7及び図8を用いて第2の動作例について説明する。
図7(a)は、第2の反射光の受光状態の説明図、図7(b)は、アンプル50の高さ位置が図7(a)と同じ高さ位置での第1の反射光の受光状態の説明図である。図7(c)は、アンプル50の高さ位置が図7(a)の高さ位置よりやや上昇した時の第2の反射光の受光状態の説明図、図7(d)は、アンプル50の高さ位置が図7(c)と同じ高さ位置での第1の反射光の受光状態の説明図である。図8(a)は、撮像部14の受光位置に対する第2の反射光の受光量分布モデルを示している。図8(b)は、撮像部14の受光位置に対する第1の反射光の受光量分布モデルを示している。
まず、図7(a)に示すように、アンプル50の高さ位置は光源12からの入射光Iがアンプル50外周面の上述したK点の近傍を照射し、第2の反射光の正反射光成分G´が撮像部14をずれた状態で通過するように設定されている。したがって、図7(a)に示す状態での撮像部14の受光位置は、図8(a)に示すように、第2の反射光のピーク値を受光可能な受光位置Lからずれて、例えば受光位置Mとなっている。したがって、撮像部14の受光量もピーク値よりも低いV3となる(図8(a)参照)。
一方、図7(b)に示すように、第1の反射光は拡散反射光成分Hで形成されているので、撮像部14による第1の反射光の受光量分布は、図8(b)に示すように、撮像部14の受光位置によらない一定の値V4となっている。
この時、例えば文字部分が黒色の印刷或いは刻印で形成されているために、第1の反射光の受光量V4と、第2の反射光の受光量V3とが略等しくなると、第2の反射光と第1の反射光との受光量差がなくなる。そうすると、アンプル50外周面の展開画像において、上述したコントラストが生じないことにより、情報読取部16による文字の読取りができなくなる。
そこで、図7(c)に示すように、アンプル50の高さ位置を容器昇降機構25(図1参照)によって図7(a)の位置からやや上昇させ、入射光Iが上述したJ点近傍に入射するように調整する。そうすると、第2の反射光の正反射光成分Gが撮像部14に当たるようになる。すなわち、撮像部14の受光位置は正反射光成分Gを受光可能な受光位置Lに相対的に変位する。したがって、図8(a)に示すように、第2の反射光の受光量もピーク値V3´へと変化する。
一方、第1の反射光は上述のごとく拡散反射光成分で形成されているため、アンプル50の高さ位置が上昇し、受光する反射光成分が拡散反射光成分H´から拡散反射光成分Hに変わっても(図7(d)参照)、その受光量は略一定値V4である(図8(b)参照)。したがって、アンプル50が上昇後では、第2の反射光と第1の反射光との受光量差V3´―V4が生じることにより上述したコントラストが生じ、情報読取部16による文字の読取りが可能となる。
このように、本実施形態の円筒状容器の情報読取装置10は、光源12によって照射された光のアンプル50からの反射光のうち、文字(読取対象)が付された部分Cからの第1の反射光と、文字(読取対象)が付されていない部分Dからの第2の反射光との撮像部14における受光量差を、容器昇降機構25(受光位置変位部)によって変化させることで、前記コントラストを調整可能としているのである。
次に、本発明の第2実施形態について、図9及び図10を用いて説明するが、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態における円筒状容器の情報読取装置と第1実施形態との相違点は、受光位置変位制御手段を備える点である。
図9は、本実施形態の円筒状容器の情報読取装置80の撮像部60を説明するブロック図である。図10は、第2の実施形態において実施される処理フロー例を説明するフローチャートである。
本実施形態の撮像部60は、図9に示すように、アンプル50からの反射光の受光素子としてのイメージセンサ61、AD変換回路66、受光位置変位制御手段としてのコントローラ62、ワーキングメモリ64、プログラムメモリ63及び撮像回路65等を備えている。
イメージセンサ61は、例えば受光量に比例した電圧等を信号として出力するフォトダイオード(以下「PD」という。)を1次元或いは2次元に配列したCCD等で構成することができる。
次に、AD変換回路66は、イメージセンサ61に接続され、イメージセンサからのアナログデータをAD変換するためのものであり、公知のアナログ・デジタル変換回路で構成できる。
次に、コントローラ62は、CPUで構成することができ、イメージセンサ61、プログラムメモリ63、ワーキングメモリ64、容器昇降機構25等が接続されている。そして、プログラムメモリ63に記憶されたプログラムに従い、後述する受光位置変位制御処理等の各種の処理を実行する機能を有する。
次に、ワーキングメモリ64は、RAMで構成することができ、イメージセンサ61からの信号の記憶等を行う。
次に、プログラムメモリ63は、ROMで構成することができ、コントローラ62の処理に必要なプログラムや、基準となる電圧値(後述)等を記憶する。
次に、撮像回路65は、例えば画像処理プロセッサで構成することができる。そして、撮像回路65はコントローラ62に接続され、イメージセンサ61からの信号を受けて画像を生成する。
以上のように構成された本実施形態の円筒状容器の情報読取装置80において実行される受光位置変位制御処理について図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS10においてコントローラ62は、イメージセンサ61からの信号を受けてPD毎の電圧値を抽出し、当該電圧値をワーキングメモリ64の所定の領域に記録して処理をステップS12に移す。
次に、ステップS12においてコントローラ62は、ワーキングメモリ64に記録したPD毎の電圧値の最大値と最低値との差分値ΔVを算出し、ワーキングメモリ64の所定の領域に記録する。そして、処理をステップS14に移す。ここで、PD毎の電圧値は、上述のようにPD毎の受光量に比例する物理量であり、前記差分値ΔVはPD間の受光量差を示す物理量である。なお、PD毎にカラーフィルタが対応している場合は、同色どうしのPD毎の差分値を算出するとよい。
次に、ステップS14においてコントローラ62は、プログラムメモリ63に記録した基準電圧値VTを読み出し、前記差分値ΔVがVT以上か否かを判定する。ΔVがVT以上と判定した場合は、ワーキングメモリ64の前記PD毎の電圧値及び差分値ΔVを消去し、処理を終了する。一方、ΔVがVT以上と判定しなかった場合は、ワーキングメモリ64の前記PD毎の電圧値及び差分値ΔVを消去し、処理をステップS16に移す。
ここで、VTは、例えば上述したアンプル50外周面の展開画像(図4参照)において、文字が読取り可能となるコトラストを生じさせることが可能な程度の受光量差に対応する電圧値で設定されている。したがって、前記差分値ΔVがVT以上であればアンプル50外周面の展開画像から文字を読取ることが可能となるのである。
次に、ステップS16においてコントローラ62は、容器昇降機構25で台座26を上昇可能か否かを判定し、上昇可能と判定した場合は処理をステップS18に移し、上昇可能と判定しなかった場合は処理をステップS20に移す。
次に、ステップS18においてコントローラ62は、容器昇降機構25に台座26を所定の距離分上昇させるコマンドを送信する。そして、処理をステップS10に移す。
また、ステップS20においてコントローラ62は、容器昇降機構25に台座26を所定の距離分下降させるコマンドを送信する。そして、処理をステップS10に移す。
このように、コントローラ62は、イメージセンサ61からの信号に応じてアンプル50の高さ位置を自動的に昇降させることにより、撮像部60の受光位置を相対的に変位させる受光位置変位制御手段として機能するのである。
以上の説明において、受光位置変位部は容器昇降機構25として説明したが、受光位置変位部はこれに限るものではなく、例えば、アンプル50の高さ位置を固定したままで、光源12及び撮像部14,60を昇降可能な構成であってもよい。
また、受光位置変位部は、アンプル50の高さ位置及び光源12の位置を固定したままで、撮像部14,60を移動可能とし、撮像部14が移動することで受光位置が変位する構成であってもよい。
また、以上の説明において、アンプル50の筒長方向を略水平にして配置させるとともに、アンプル50の下方に光源12及び撮像部14,60を配置させる構成としたが、アンプル50の筒長方向を略垂直に配置させるとともに、アンプル50と略同じ高さ位置に光源12及び撮像部14,60を配置する構成であってもよい。そして、アンプル50をその筒長方向の中心軸回りに回転させつつアンプル50の外周面に光源12からの光を照射するとともに、その反射光を撮像部14,60で受光しアンプル50の外周面を撮像するのである。
さらに、以上の説明においてアンプル50をその筒長方向の中心軸回りに回転させる容器回転機構30を備える構成としたが、アンプル50を静止させたままで、光源12及び撮像部14,60がアンプル50の回りを回転しつつアンプル50の外周面を撮像する構成であってもよい。
これまで説明した実施形態によれば、円筒状容器の外周面に付された読取対象の表示態様に関わらず、前記展開画像において前記読取対象を除く地の部分に対する前記読取対象部分のコントラストを調整した展開画像を生成し、当該展開画像を情報読取部が読取ることで、これらの読取対象を自動で確実に読取り可能な円筒状容器の情報読取装置10、80を提供できる。
以上、本発明の実施形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
本発明の一実施形態に係る円筒状容器の情報読取装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る円筒状容器の情報読取装置の一部を説明する斜視図である。 円筒状容器例の説明図である。 円筒状容器の外周面の展開画像例を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係る円筒状容器の情報読取装置の動作例及び撮像部の受光状態を説明する図である。 撮像部の受光位置に対する受光量分布モデルを説明する図である。 本発明の一実施形態に係る円筒状容器の情報読取装置の動作例及び撮像部の受光状態を説明する図である。 撮像部の受光位置に対する受光量分布モデルを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る円筒状容器の情報読取装置を説明するブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る受光位置変位制御処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10、80 円筒状容器の情報読取装置
12 光源
14、60 撮像部
16 情報読取部
25 容器昇降機構(受光位置変位部)
40 展開画像生成部
50 アンプル(円筒状容器)
61 イメージセンサ
62 コントローラ(受光位置変位制御手段)
C 文字(読取対象)が付された部分
D 文字(読取対象)が付されていない部分
E 文字(読取対象)部分
F 文字(読取対象)を除いた地の部分
G、G´ 正反射光成分(第2の反射光)
H、H´ 拡散反射光成分(第1の反射光)

Claims (5)

  1. 円筒状容器の外周面に付された読取対象を読取る円筒状容器の情報読取装置であって、
    前記円筒状容器に光を照射する光源と、
    前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの反射光を受光し、前記反射光に基づく画像を撮像する撮像部と、
    前記円筒状容器の外周面の展開画像であって前記読取対象の画像を含む展開画像を、前記撮像部からの画像データに基づいて生成する展開画像生成部と、
    前記展開画像におけるコントラストであって、前記読取対象部分を除いた地の部分に対する前記読取対象部分のコントラストから前記読取対象を読取る情報読取部と、
    前記撮像部の前記反射光の受光位置を変位させる受光位置変位部と、を備え、
    前記光源によって照射された光の前記円筒状容器からの前記反射光のうち、前記読取対象が付された部分からの第1の反射光と、前記読取対象が付されていない部分からの第2の反射光との前記撮像部における受光量差を、前記受光位置変位部によって変化させることで前記コントラストを調整可能とすることを特徴とする円筒状容器の情報読取装置。
  2. 前記第2の反射光は、その反射光の成分に正反射光成分を含み、前記受光位置変位部により前記撮像部の受光位置を変位させることで前記撮像部における前記第2の反射光の受光量が変化することを特徴とする請求項1に記載の円筒状容器の情報読取装置。
  3. 前記円筒状容器の筒長方向を略水平方向にして配置させつつ前記円筒状容器を筒長方向の中心軸周りに回転させる容器回転機構を備え、前記円筒状容器の下方に前記光源及び前記撮像部を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の円筒状容器の情報読取装置。
  4. 前記受光位置変位部は、前記円筒状容器の高さ位置を変位させる容器昇降機構であることを特徴とする請求項3に記載の円筒状容器の情報読取装置。
  5. 前記撮像部にはイメージセンサが備えられ、前記イメージセンサからの信号に応じて前記撮像部の受光位置を変位させる受光位置変位制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の円筒状容器の情報読取装置。
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