WO2023276118A1 - Ptp管理システム - Google Patents

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Abstract

PTPシートを管理するシステムは、PTPシートを、印刷部が形成されたポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、印刷部およびカバーフィルムに形成された格子状パターンの像を含む画像を取得する取得部と、取得された画像からPTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する生成部と、を備える。

Description

PTP管理システム
 本発明は、PTPシートの個体を管理するPTP管理システム、PTP管理方法、記録媒体、および照明装置に関する。
 医薬品包装の分野において、錠剤、カプセル剤等の固形製剤の包装体として、PTP(Press Through Pack)シートが広く用いられている。PTPシートは、一方の面に開口部を有する複数のポケット部と上記開口部の周縁に設けられ上記一方の面を構成するフランジ部とからなる容器フィルムの上記ポケット部に内容物である固形製剤を収容し、破断可能なカバーフィルムを上記フランジ部で熱接着して上記ポケット部を密封したものである。
 ところで、悪化し続ける医薬品の偽造問題と相まって、個々の医薬品の個体を管理する重要性が年々高まっている。そのため、医薬品を包装する形態として広く用いられているPTPシートにおいても、個体を識別できることが重要な課題となっている。
 一般に物体の個体を識別する方法には、個体識別情報を印字したバーコードやQRコード(登録商標)などのラベルや、個体識別情報を格納したRFID(Radio Frequency Identifier)などを物体に貼り付ける方法がある。また、個体識別情報をレーザーマーカーやインクジェットなどによって物体に直接印刷する方法もある。しかし、個体識別情報を物体に付与する方法による個体識別では、物体に貼り付けるラベルや、物体に印刷する印刷設備などが必要となり、製造コストが増大する。また、個体識別情報を物体に付与する方法では、ラベルを物体に貼り付ける作業や、物体に個体識別情報を印刷する作業が必要になる。
 一方、印字にじみのような人工物メトリクスや、いわゆる物体指紋を用いて物体の個体を識別することが行われている(例えば、特許文献1、2参照)。このような方法によれば、個体識別情報を付与するための加工を必要とせずに物体の個体識別が行える。
特許第4337422号 特開2019-139640号公報
 しかしながら、人工物メトリクスや物体指紋はマイクロメートルオーダーと非常にサイズが小さい。そのため、PTPシートの個体識別に適用する場合、高解像度の撮影手段が必要になる。
 本発明は、上述した課題を解決するPTP管理システムを提供することにある。
 本発明の一形態に係るPTP管理システムは、
 一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理するシステムであって、
 前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得する取得部と、
 前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する生成部と、
を備えるように構成されている。
 また、本発明の他の形態に係るPTPシート管理方法は、
 一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理する方法であって、
 前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得し、
 前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する、ように構成されている。
 また、本発明の他の形態に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
 一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理するコンピュータに、
 前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得する処理と、
 前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する処理と、
を行わせるためのプログラムを記録するように構成されている。
 また、本発明の他の形態に係る照明装置は、
 PTPシートをカメラにより撮影する際の照明装置であって、
 前記PTPシートに所定の仰角以上の仰角で光を照射するドーム照明と、
 前記ドーム照明と前記カメラとの間に設けられた同軸落射照明と、
 前記ドーム照明と前記PTPシートとの間に設けられ、前記PTPシートの個体識別用画像の撮影時はオフ状態とされ、前記PTPシートの外観検査用画像の撮影時はオン状態とされるリング照明と、
を備えるように構成されている。
 本発明は、上述した構成を有することにより、高解像度の撮影手段を必要とせずにPTPシートの個体識別が行える。
本発明の第1の実施形態において管理するPTPシートの一例を示す平面図である。 図1に示すPTPシートを裏面側(ポケット部の開口部側)から見た平面図である。 図1のX-X線に沿う断面図である。 PTPシートに印刷された印刷部の文字「A」付近の要部拡大平面図である。 図4Aに示す個体とは異なる個体のPTPシートの同じ個所の文字「A」付近の要部拡大平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置の登録動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置の照合動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置における照明部の第1の例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置における照明部の第2の例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置における照明部の第3の例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置における照明部の第4の例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置における照明部の第4の例で使用する照明調整部の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置における照明部の第4の例で使用する照明調整部が画像鮮明度を算出する際に使用する式の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置における照合部の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るPTP管理システムのブロック図である。
 本発明の発明者は、PTPシートの個体識別を研究する過程で、印刷部と格子状パターンとの間の位置関係がPTPシートの全ての個体で同じにならず個体間で相違していることを見出し、本発明をなし得たものである。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
 図1は、本発明の第1の実施形態において管理するPTPシート1の一例を示す平面図であり、PTPシート1をその表面側(ポケット部15の突出側)から見たものである。また、図2は、図1に示すPTPシート1をその裏面側(ポケット部15の開口部側)から見た平面図である。さらに、図3は、図1のX-X線に沿う断面図である。図1乃至図3を参照すると、PTPシート1は、平面視矩形状をなしており、その周縁部は、PTPシート1の長手方向に沿って延びるとともに、相対する平行の長辺部11、12と、両長辺部11、12間に設けられ、相対する平行な短辺部13、14とを有している。また、PTPシート1には、長辺部11、12方向に沿って配列された5個のポケット部15からなるポケット列が、短辺部13、14方向に2列形成されている。即ち、合計10個のポケット部15が形成されている。各ポケット部15には、内容物としての錠剤16が1つずつ収容されている。また、容器フィルム17は、透明または半透明の材料(例えば、無延伸ポリプロピレン等)により構成され、例えば2つのポケット部15が含まれたペア小片に切り離すことができるように複数の横スリット18が形成されている。カバーフィルム19は、不透明材料(例えば、アルミニウム箔など)により構成され、容器フィルム17に取着される側の面には、所定の印刷部20が設けられている。本例では、印刷部20は、「ABCDE」の文字列と「200mg」の文字列とを二段併記してなり、各ポケット部15に対応して1つずつ設けられるとともに、PTPシートの最上部(タグ部)にも1つ設けられている。これらの印刷部20は、図1に示すように容器フィルム17を透過してPTPシート1の表面側から視認可能になっている。また、容器フィルム17に対しカバーフィルム19を熱接着する際に形成された格子状の刻印は、カバーフィルム19のみならず容器フィルム17の取着面にも及ぶため、上記刻印による格子状パターン21は、図2に示すようにPTPシート1の裏面側(カバーフィルム19側)から視認可能であると共に、図1に示すように容器フィルム17を透過してPTPシート1の表面側(容器フィルム17側)からも視認可能になっている。
 また、カバーフィルム19の容器フィルム17に取着される側とは反対側の面にも、所定の印刷部22が設けられている。本例では、印刷部22は、印刷部20と同様な「ABCDE」の文字列と「200mg」の文字列とを二段併記してなり、各ポケット部15に対応して1つずつ設けられるとともに、PTPシートの最上部(タグ部)にも1つ設けられている。従って、図2に示すように、PTPシート1の裏面側からは、印刷部22と格子状のパターン21とが視認可能になっている。なお、図2に示すように、ポケット部15の開口部に対応するカバーフィルム19の領域は熱接着時に押圧されないため、格子状パターン21は形成されていない。
 上述したようなPTPシート1は、PTP包装機によって製造される。例えば、PTP包装機は、帯状の透明または半透明な容器フィルム17に対しポケット部15を形成する工程、ポケット部15に錠剤16などの物品を充填する工程、容器フィルム17のフランジ部に対し帯状のカバーフィルム19を熱接着する工程、および、容器フィルム17およびカバーフィルム19からなる帯状のPTPフィルムをPTPシート単位に打抜く工程等を経て、多くのPTPシート1を短時間で大量に製造する。帯状のカバーフィルム19は、破断を容易にするために、アルミニウム箔などが用いられる。また、帯状のカバーフィルム19の両面には、印刷部20、22が事前に形成されている。容器フィルム17に対しカバーフィルム19を熱接着するシール工程では、接着時におけるカバーフィルム19の破れやピンホールの発生などを防止し、また強固なシールを実現するために、表面が凸状の格子状の柄に加工された金属製の熱板や熱ロールでカバーフィルム19側から強く圧接する。その結果、カバーフィルム19のポケット部15を除くフランジ部全体に格子状のパターン21が形成される。この格子状のパターン21は、カバーフィルム19側から視認できると共に、透明または半透明な容器フィルム17側からも視認できる。上記シール工程では、カバーフィルム19に印刷された文字列などの印刷部20、22がPTPシート単位で適切な位置にくるように、帯状の容器フィルム17に対する帯状のカバーフィルム19の取着位置が自動調整される。しかしながら、このような自動調整は格子状パターン21の形成位置を制御するものではないため、カバーフィルム19の僅かな伸びや縮の影響により、印刷部20、22と格子状のパターン21との間の位置関係は、PTPシート1の全ての個体で同じにならず、個体間で相違する現象が発生する。その一例を図4Aおよび図4Bに示す。
 図4Aは、或る個体のPTPシート1に印刷された印刷部20の文字「A」付近の要部拡大平面図である。また、図4Bは、図4Aに示す個体とは異なる個体のPTPシート1の同じ個所の文字「A」付近の要部拡大平面図である。同じ個所の文字「A」およびその周辺の格子状パターン21であっても、その文字「A」とその周辺の格子状パターン21との位置関係が図4Aの個体と図4Bの個体とで相違している。文字とその周辺の格子状パターンとの位置関係が個体間で相違する現象は、PTPシート1の数多くの箇所で発生する。
 本実施形態は係る現象によって発生する印刷部20(または22)と格子状パターン21との間の個体毎に同じになるとは限らない位置関係を利用して、PTPシート1の個体を識別するようにしている。以下、本実施形態に係るPTP管理装置100について詳細に説明する。
 図5は、本発明の第1の実施形態に係るPTP管理装置100のブロック図である。図5に示すPTP管理装置100は、製造工程管理、品質管理、出荷管理、販売管理などのために、PTPシート1の個体を管理する情報処理装置である。
 図5を参照すると、PTP管理装置100は、カメラ110と、通信I/F部120と、操作入力部130と、画面表示部140と、記憶部150と、演算処理部160と、照明部170とから構成されている。
 カメラ110は、PTPシート1を撮影する撮影装置である。カメラ110は、例えば、数百万画素程度の画素容量を有するCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary MOS)イメージセンサを備えた可視光かつカラーカメラあるいは白黒カメラであってよい。照明部170は、撮影対象となるPTPシート1に対して所定の光を照射するように構成されている。
 通信I/F部120は、データ通信回路から構成され、無線または有線によって外部装置との間でデータ通信を行うように構成されている。操作入力部130は、キーボードやマウスなどの装置から構成され、オペレータの操作を検出して演算処理部160に出力するように構成されている。画面表示部140は、LCD(Liquid Crystal Display)などの装置から構成され、演算処理部160からの指示に応じて、各種情報を画面表示するように構成されている。
 記憶部150は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置から構成され、演算処理部160における各種処理に必要な処理情報およびプログラム151を記憶するように構成されている。プログラム151は、演算処理部160に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムであり、通信I/F部120などのデータ入出力機能を介して図示しない外部装置や記録媒体から予め読み込まれて記憶部150に保存される。記憶部150に記憶される主な処理情報には、個体識別情報DB152がある。
 個体識別情報DB152は、登録対象のPTPシート1に係る個体識別用の画像(以下、登録画像とも称する)を保存するデータベースである。
 演算処理部160は、MPUなどのプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部150からプログラム151を読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム151とを協働させて各種処理部を実現するように構成されている。演算処理部160で実現される主な処理部は、登録部161、および照合部162である。
 登録部161は、登録対象のPTPシート1の個体識別用の画像を生成し、個体識別情報DB152に登録するように構成されている。登録部161は、取得部1611と生成部1612とを有する。
 取得部1611は、登録対象のPTPシート1をポケット部15の開口部側または突出部側からカメラ110によって撮影することにより、印刷部20または22および格子状パターン21の像を含む画像を取得するように構成されている。生成部1612は、取得部1611によって取得された画像から、登録対象のPTPシート1の個体識別用の画像を生成し、個体識別情報DB152に保存するように構成されている。
 照合部162は、照合対象のPTPシート1の個体識別用の画像(以下、照合画像とも称する)と個体識別情報DB152に保存された登録画像とを照合して、PTPシート1の個体を識別するように構成されている。照合部162は、取得部1621と生成部1622と判定部1623とを有する。
 取得部1621は、照合対象のPTPシート1をポケット部15の開口部側または突出部側からカメラ110によって撮影することにより、印刷部20または22および格子状パターン21の像を含む画像を取得するように構成されている。生成部1622は、取得部1621によって取得された画像から、照合対象のPTPシート1の個体識別用の画像を生成するように構成されている。
 判定部1623は、生成部1622によって生成された照合対象のPTPシート1に係る照合画像と個体識別情報DB152に保存されている登録対象のPTPシート1に係る登録画像とを比較することにより、照合対象のPTPシート1が何れの登録対象のPTPシート1と同一であるか否かを判定するように構成されている。また、判定部1623は、判定結果を画面表示部140に表示し、または/および、通信I/F部120を通じて外部の装置に出力するように構成されている。
 続いて、PTP管理装置100の動作を説明する。PTP管理装置100の動作は、登録動作と照合動作とに大別される。図6は、PTP管理装置100の登録動作の一例を示すフローチャートである。また、図7は、PTP管理装置100の照合動作の一例を示すフローチャートである。
 先ず、PTP管理装置100の登録動作を説明する。登録動作では、図6に示されるように、先ず、取得部1611は、登録対象のPTPシート1の個体毎に、そのPTPシート1をポケット部15の開口部側または突出部側からカメラ110によって撮影することにより、印刷部20または22および格子状パターン21の像を含む画像を取得する(ステップS1)。次に、生成部1612は、取得部1611によって取得されたPTPシート1の個体の画像毎に、取得された画像から個体識別用の画像(登録画像)を生成し、個体識別情報DB152に保存する(ステップS2)。
 次に、照合動作を説明する。照合動作では、図7に示されるように、先ず、取得部1621は、照合対象のPTPシート1の個体をポケット部15の開口部側または突出部側からカメラ110によって撮影することにより、印刷部20または22および格子状パターン21の像を含む画像を取得する(ステップS3)。次に、生成部1622は、取得部1621によって取得された画像から個体識別用の画像(照合画像)を生成する(ステップS4)。次に、判定部1623は、生成部1622によって生成された照合画像と個体識別情報DB152に保存されている登録画像とを比較することにより、照合対象のPTPシート1の個体が何れの登録対象のPTPシート1の個体と同一であるか否かを判定し、判定結果を出力する(ステップS5)。
 上記のように構成され動作するPTP管理装置100によれば、高解像度の撮影手段を必要とせずにPTPシート1の個体識別が行える。その理由は、PTPシートの全ての個体で同じにならず個体間で相違する印刷部および格子状パターンの像を含む画像を、個体識別用の画像とするためである。また、印刷部および格子状パターンは、150dpi程度の解像度の撮影手段であれば、十分な精度で撮像することができるためである。これに対して、印字にじみのような人工物メトリクスやいわゆる物体指紋はマイクロメートルオーダーのサイズであるため、150dpi程度の解像度では十分な精度で撮像することは困難である。
 続いて、PTP管理装置100の各部について、より詳細に説明する。
 先ず、照明部170について説明する。
<照明部170の例1>
 図8は、照明部170の第1の例を示す模式図である。この例の照明部170は、ドーム照明30を用いる。ドーム照明30は、中空かつ半球形状のドーム31を備えている。また、ドーム31の内部かつ下端部の縁には、白色LEDなどの白色光源32が設けられている。白色光源32から照射された白色光は、ドーム31の内部にて反射され、ドーム31内部にて拡散する。ドーム31内部にて拡散した光は、ドーム31の下部の開口部33aからドーム外へ照射され、PTPシート1に入射する。また、ドーム31の頂部には、カメラホール33bが設けられている。カメラ110は、カメラホール33bを介して、ドーム31の下方に位置するPTPシート1を撮影する。PTPシート1は、テーブルやベルトコンベアなどの部材2上に載置されている。PTPシート1に入射したドーム照明30からの光は、PTPシート1によって反射および拡散される。PTPシート1によって反射および拡散された光は、開口部33aおよびカメラホール33bを通過し、カメラ110に入射する。
 ドーム照明30を用いてPTPシート1の格子状パターンの像を明瞭な明暗パターンとして撮影するためには、ドーム照明30を通常の使い方とは異なる使い方で使用する。即ち、ドーム照明30は、ワークに対して上方の全方位から均一に光を照射するように使うのが一般的である。しかし、本例では、ドーム照明30からPTPシート1に所定の仰角より小さな仰角で光が照射されないようにする。換言すれば、所定の仰角より大きな仰角でのみドーム照明30からPTPシート1に光が照射されるようにする。ここで、仰角とは、図8のPTPシート1上に付記した角度θに相当する。小さな仰角で格子状パターンが照射されると、格子状パターンの凹凸の陰影が消されてしまうためである。これに対して、大きな仰角で格子状パターンが照射されると、フラットな部分は白くなり、傾斜している部分は黒くなり、格子状パターンを陰影として写し出すことができる。また、ドーム照明30からPTPシート1に光が照射されていれば、PTPシート1の印刷部の像は十分に明瞭な明暗パターンとして撮影できる。
 そのため、図8に示すように、ドーム照明30は、PTPシート1から所定の距離Lだけ離れた上方に配置されている。こうすることにより、ドーム照明30からPTPシート1に所定の仰角θthより小さな仰角で光が照射されることはなくなる。その結果、PTPシート1の印刷部および格子状パターンの像を明瞭な明暗パターンとして撮影することができる。本発明者による研究では、横幅Wが110~160mm、高さHが55~80mmのドーム31を使用する場合、最適な距離Lは100~120mmであった。例えば、横幅Wが110mm、距離Lが120mmのとき、ドーム照明30の中心の真下におけるPTPシート1の面上の点に入射するドーム照明の最小仰角は、tanθ=120/55で計算でき、θ=約65.5度になる。また、例えば、横幅が160mm、距離が100mmのとき、上記面上の点に入射するドーム照明の最小の仰角は、tanθ=100/80で計算でき、θ=約51.5度になる。従って、上記所定の仰角θthは、約51度から66度ということができる。
 本例では、反射式のドーム照明30を使用したが、LEDなどの発光素子を導光板の中に埋め込んだ導光板式のドーム照明を使用してもよい。
<照明部170の例2>
 図9は、照明部170の第2の例を示す模式図である。この例の照明部170は、ドーム照明30と同軸落射照明40とを用いる。ドーム照明30は図8に示したものと同じである。同軸落射照明40は、ドーム照明30とカメラ110との間に設けられ、カメラ110の撮影方向と同軸上から光を照射する。同軸落射照明40は、中空かつ直方体形状のケース41を備えている。また、ケース41の内部かつ一側面には、白色LEDなどの白色光源42が設けられている。また、ケース41の内部には、ハーフミラー43が設けられている。ハーフミラー43は、白色光源42および鉛直方向の下方を向いて水平面に対して略45°傾斜する。また、ケース41の下面および上面には開口部44a、44bが設けられている。白色光源42から照射された白色光は、ハーフミラー43によって鉛直方向の下方に向けて一部反射され、開口部44aを通過し、PTPシート1に照射する。また、PTPシート1によって反射および拡散された同軸落射照明40の光は、ハーフミラー43を通過し、開口部44bを通過してカメラ110に入射する。
 図9に示した照明部170によれば、PTPシート1に対して、ドーム照明30のカメラホール33bからも同軸落射照明40によって光が照射される。そのため、PTPシート1の面が多少ゆるやかに湾曲していても、均一に光を照射することができる。その結果、PTPシート1の印刷部および格子状パターンの像を明瞭な明暗パターンとして撮影することができると同時に、個体識別に悪影響を及ぼす湾曲による明暗の発生を防止することができる。ドーム照明と同軸落射照明とを組み合わせた照明は知られているが、ドーム照明からPTPシートに対して所定の仰角より小さな仰角で光が入射されないようにした構成は一般的ではない。
<照明部170の例3>
 図10は、照明部170の第3の例を示す模式図である。この例の照明部170は、個体識別と外観検査のそれぞれに適した画像を単一の機材(カメラ・照明)で撮影するのに適している。この例の照明部170は、ドーム照明30と同軸落射照明40とリング照明50とを用いる。ドーム照明30および同軸落射照明40は図9に示したものと同じである。リング照明50は、ドーム照明30とPTPシート1との間に設けられている。従って、リング照明50からは、PTPシート1に対してドーム照明30よりは小さな仰角で光が照射されることになる。リング照明50は、リング形状のケース51を備えている。また、ケース51の内面には、白色LEDなどの白色光源52が設けられている。白色光源52から照射された白色光は、PTPシート1に照射する。また、PTPシート1によって反射および拡散された白色光源52の白色光は、ケース51およびハーフミラー43を通過し、カメラ110に入射する。リング照明50の白色光源52は、PTPシート1から個体識別用の画像を撮影する際には消灯状態とされ、外観検査用の画像を撮影する際には点灯状態とされる。
 図10に示した照明部170によれば、リング照明50を消灯させた状態では、ケース51が外界からPTPシート1に対して小さな仰角で入射する光を遮断する遮蔽部材として機能する。そのため、ドーム照明30および同軸落射照明40を点灯させ且つリング照明50を消灯させた状態でカメラ110によってPTPシート1を撮影することにより、外界の影響を受けずに個体識別により適した画像を撮影することができる。
 また、図10に示した照明部170によれば、ドーム照明30、同軸落射照明40、およびリング照明50を点灯させた状態では、上方全方位から均一にPTPシートに光が照射される。そのため、その状態でカメラ110によってPTPシート1を撮影することにより、撮影する画像から格子状パターンの陰影を消すことができる。その結果、PTPシート1の印刷不良、印刷ズレ不良、打抜きズレ不良などの外観検査に適した画像を撮影することができる。
<照明部170の例4>
 図11は、照明部170の第4の例を示す模式図である。この例の照明部170は、PTPシート1とドーム照明30間の距離を最適化する照明調整部60を備えている。また、照明部170は、ドーム照明30とその上部および下部に取り付けられた同軸落射照明40およびリング照明50とを一体として昇降自在に支持する昇降部70を備えている。昇降部70の構造は任意である。例えば、昇降部70は、ドーム照明30と同軸落射照明40とリング照明50とを把持する腕部71と、腕部71を上下スライド自在にガイドするガイド部72とを備えていてよい。また、ガイド部72は、電動モータおよびこの電動モータで回転駆動されるスクリューシャフト・ナット機構などを含んで構成されていてよい。
 照明調整部60は、例えば、マイクロプロセッサとメモリとを含んで構成され、カメラ110およびガイド部72と有線または無線により接続されている。照明調整部60は、ガイド部72に対して指令を出すことにより、腕部71を任意の位置まで昇降させることができる。また、照明調整部60は、カメラ110に対して指令を出すことにより、PTPシート1をカメラで撮影し、その撮影で得られた画像を取得することができるようになっている。照明調整部60は、昇降部70を制御することによりPTPシート1とドーム照明30間の距離を変化させながら、カメラ110によりPTPシート1の格子状パターンの画像を撮影し、所望する画像鮮明度の格子状パターンが得られる距離を決定するように構成されている。
 図12は、照明調整部60の処理の一例を示すフローチャートである。照明調整部60は、PTP管理装置100の登録動作が行われる前に、図12に示す処理を実行する。図12に示す処理は、登録対象となるPTPシート1のサンプルを用いて実施される。サンプルは、登録対象となるPTPシート1の1つであってもよいし、同じ構造を有するひな型であってもよい。また、図12に示す処理は、ドーム照明30および同軸落射照明40の照明をオン状態とし、リング照明50の照明をオフ状態として実施される。
 図12を参照すると、照明調整部60は、昇降部70を制御して、PTPシート1とドーム照明30間の距離Lを事前に設定された最小値に設定する(ステップS10)。次に、照明調整部60は、カメラ110を制御して、PTPシート1をポケット部の開口部側または突出部側から撮影することにより、印刷部および格子状パターンの像を含む画像を取得する(ステップS11)。次に、照明調整部60は、取得した画像中の格子状パターンの画像鮮明度を算出する(ステップS12)。
 格子状パターンの画像鮮明度とは、格子状パターンが明暗のパターンとして鮮明に写っている程度を表す指標値である。格子状パターンの画像鮮明度を算出する方法は任意である。例えば、図13に示す式1および式2に従って、格子状パターンの画像鮮明度を算出してよい。ここで、Shは格子状パターンの画像鮮明度、xは撮影画像の横幅、yは撮影画像の縦幅、総画素数は撮影画像の画素の数、Gは画素値、iおよびjは画素の横座標および縦座標、をそれぞれ表す。画像鮮明度Shは、格子状パターンがより鮮明に写っているほど、より大きな値になる。また、画像鮮明度Shは、撮影画像に写っている写真部やポケット部などの格子状パターン以外の画像部分の鮮明度も反映している。しかし、格子状パターン以外の画像部分の鮮明度は距離によって大きな変化がなく、ほぼ一定と考えられる。そのため、画像鮮明度Shの大小により、格子状パターンの鮮明度の優劣を判定することが可能である。但し、撮影した画像から印刷部およびポケット部などの格子状パターン以外の画像部分を検出し、その検出した画像部分を全て黒色あるいは白色に加工した後の画像から図13に示す式に従って画像鮮明度を算出するようにしてもよい。
 次に、照明調整部60は、撮影した際のPTPシート1とドーム照明30間の距離Lとその位置で撮影した画像から算出した画像鮮明度Shとを対応付けて内部に記憶する(ステップS13)。次に、照明調整部60は、昇降部70を制御して、PTPシート1とドーム照明30間の距離Lを事前に設定された最小幅だけインクリメントする(ステップS14)。次に、照明調整部60は、インクリメント後の距離Lが事前に設定された最大値を超えているか否かを判定する(ステップS15)。次に、照明調整部60は、最大値を超えていなければ、ステップS11に戻って、上述した処理と同様の処理を繰り返す。
 一方、照明調整部60は、距離Lが最大値を超えていれば、内部に記憶してある距離Lと画像鮮明度Shとの対応関係を参照して、所望の画像鮮明度が得られる距離Lを決定する(ステップS16)。所望の画像鮮明度は、例えば、上記対応関係の中の最大の画像鮮明度であってよい。或いは、所望の画像鮮明度は、例えば、上記対応関係の中の事前に設定された閾値以上の画像鮮明度の何れかであってよい。次に、照明調整部60は、昇降部70を制御して、上記決定した距離Lに一致するように、PTPシート1とドーム照明30間の距離を設定する(ステップS17)。照明調整部60による調整が終了すると、PTP管理装置100は登録動作を開始してよい。
 図11に示した照明部170によれば、PTPシート1の個体識別用の画像を撮影するのに適したドーム照明30とPTPシート1間の距離を自動的に決定し、調整することができる。図11に示した照明部170は、図10に示した照明部170に照明調整部60と昇降部70とを設けるようにした。しかし、図8に示した照明部170や、図9に示した照明部170に対して、図11に示した照明調整部60および昇降部70を設けるようにしてもよい。
 続いて、登録部161および照合部162について詳細に説明する。
 先ず、登録部161の取得部1611について詳細に説明する。
 取得部1611は、例えば、PTP包装機によるPTPシート1の製造工程において、シート単位に打抜かれた後のPTPシート1をカメラ110によって撮影した画像を取得するように構成してよい。
 PTPシート1の製造工程では、打抜かれたPTPシート1を所定の姿勢で搬送するコンベアを設けることがある。従って、コンベア上に図8乃至図11に例示したような照明部170およびカメラ110を設置することによって、PTPシート1の個体識別用の画像を取得することができる。例えば、打抜かれたPTPシート1が、ポケット部15を上にした状態でコンベアによって搬送されているときに、コンベアの鉛直上方に配置されたカメラ110によって撮影した画像は、図1に示したように、PTPシート1をその表面側(ポケット部15の突出側)から撮影した画像となる。また、打抜かれたPTPシート1が、ポケット部15を下にした状態でコンベアによって搬送されているときに、コンベアの鉛直上方に配置されたカメラ110によって撮影した画像は、図2に示したように、PTPシート1をその裏面側(ポケット部15の開口部側)から撮影した画像となる。
 本実施形態が対象とするPTPシート1は、図1および図2に示したように、PTPシート1の表面側および裏面側の双方に印刷部20または22および格子状パターン21が形成されている。そのため、取得部1611は、PTPシート1をその表面側から撮影した画像を取得し、PTPシート1をその裏面側から撮影した画像は取得しないように構成されていてよい。或いは、取得部1611は、PTPシート1をその裏面側から撮影した画像を取得し、PTPシート1をその表面側から撮影した画像は取得しないように構成されていてよい。或いは、取得部1611は、PTPシート1をその表面側から撮影した画像と、PTPシート1をその裏面側から撮影した画像との双方を取得するように構成されていてよい。以下では、説明の便宜上、取得部1611は、PTPシート1をその表面側から撮影した画像だけを取得するように構成されているものとして説明する。
 また、取得部1611は、打抜かれたPTPシート1の個体識別用の画像とは別に外観検査用の画像を取得するように構成されていてもよい。その場合、図10または図11に示した照明部170を使用してよい。取得部1611は、ドーム照明30および同軸落射照明40を点灯させ且つリング照明50を消灯させた状態でカメラ110によってPTPシート1を撮影することにより、個体識別用の画像を取得する。また、取得部1611は、ドーム照明30、同軸落射照明40、およびリング照明50を点灯させた状態でカメラ110によってPTPシート1を撮影することにより、外観検査用の画像を取得する。このように個体識別と外観検査のそれぞれに適した画像を単一の機材(カメラ110および照明部170)で撮影することにより、カメラ照明機材を2セット設置する構成に比較して、設置スペースおよびコストを削減できる。但し、個体識別用の画像だけを撮影するようにしてもよいことは勿論のことである。
 次に、登録部161の生成部1612について詳細に説明する。
 生成部1612は、先ず、取得部1611によって取得された個体識別用の画像から正規化された画像を生成する。正規化された画像は、PTPシートの向き及びサイズを一定に整えた画像である。正規化された画像を生成する方法は任意である。例えば、生成部1612は、印刷部20(または22)と全く同じ印刷部を有するテンプレート画像と取得画像とのマッチングを行った結果に従って、正規化された画像を生成してよい。以下、正規化された画像を正規化画像と呼ぶ。なお、照合部162の生成部1622においても、生成部1612における画像の正規化と同様の方法により、取得された画像から正規化された画像が生成される。
 次に、生成部1612は、正規化画像から登録画像を生成する。例えば、生成部1612は、正規化画像を上下にn(nは2以上の正の整数)分割してできるn個の部分画像のうち予め定められた1以上n個以下の部分画像の集合を登録画像としてよい。例えば、図1に示すPTPシート1を例にして説明すると、PTPシート1を上下に2等分してできる2つの部分画像のうち予め定められた側を登録画像としてよい。あるいは、PTPシート1を合計4本の横スリット18で分割してできる合計5個の部分画像のうちの何れか1つ或いは2つ或いは3つ或いは4つを部分画像としてよい。このように正規化画像よりサイズの小さな画像を登録画像とすることにより、登録画像に必要な記憶容量を削減することができると共に、照合の高速化を図ることができる。
 続いて、照合部162について詳細に説明する。
 先ず、照合部162の取得部1621について詳細に説明する。
 取得部1621は、例えば、真贋判定あるいは出所確認などが必要になったPTPシート1をカメラ110によって撮影することにより、個体識別用の画像を取得するように構成してよい。取得部1621は、登録部161の取得部1611が取得した個体識別用の画像と同じ側のPTPシート1の画像を取得する。即ち、取得部1611がPTPシート1をその表面側から撮影した画像を取得し、その裏面側から撮影した画像は取得しないように構成されている場合、取得部1621は、照合対象のPTPシート1をその表面側から撮影した個体識別用の画像だけを取得してよい。また、取得部1611がPTPシート1をその裏面側から撮影した画像を取得し、その表面側から撮影した画像は取得しないように構成されている場合、取得部1621は、照合対象のPTPシート1をその裏面側から撮影した個体識別用の画像だけを取得してよい。また、取得部1611がPTPシート1をその表面側および裏面側の双方から撮影した画像を取得する場合、取得部1621は、照合対象のPTPシート1をその表面側および裏面側の双方から撮影した個体識別用の画像を取得する。
 次に、照合部162の生成部1622について詳細に説明する。
 生成部1622は、先ず、生成部1612と同様の方法により、取得部1621によって取得された個体識別用の画像から正規化された画像(正規化画像)を生成する。次に、生成部1622は、生成部1612と同様の方法により、正規化画像から照合画像を生成する。
 次に、照合部162の判定部1623について詳細に説明する。
 判定部1623は、生成部1622によって生成された照合画像と個体識別情報DB152に保存されている登録画像とを照合する。2つの画像を照合する具体的な手法は任意である。例えば、2つの画像そのものを比較してもよいし、2つの画像に対して何らかの変換を施して得られた特徴量どうしを比較してもよい。例えば、2つの画像のそれぞれを、フーリエ変換等の周波数変換を施して得られる周波数スペクトル画像どうしを比較してよい。或いは、2つの画像のそれぞれを、先ずフーリエ変換等の周波数変換を施して周波数スペクトル画像に変換し、次に、その周波数スペクトル画像に対して極座標変換あるいは対数極座標変換を施して得られる極座標画像(フーリエ・メリン特徴画像)どうしを比較してよい。或いは、2つの画像のそれぞれを、先ずフーリエ変換等の周波数変換を施して周波数スペクトル画像に変換し、次に、その周波数スペクトル画像に対して極座標変換あるいは対数極座標変換を施してフーリエ・メリン特徴に変換し、更に、そのフーリエ・メリン特徴に対してフーリエ変換等の周波数変換を施して得られる位相画像どうしを比較してよい。以下では、判定部1623が実施する照合方法の一例を説明する。
 図14は、判定部1623が照合画像と登録画像とを照合する処理の一例を示すフローチャートである。図14を参照すると、判定部1623は、まず、照合画像および登録画像に対して離散フーリエ変換を施すことにより、照合画像の周波数スペクトル画像と登録画像の周波数スペクトル画像とを取得する(ステップS20)。登録画像が複数存在する場合、判定部1623は、その各々の登録画像から周波数スペクトル画像を取得する。次に、判定部1623は、登録画像毎に、照合画像の周波数スペクトル画像と登録画像の周波数スペクトル画像との正規化クロスパワースペクトルを算出する(ステップS21)。次に、判定部1623は、登録画像毎に、正規化クロスパワースペクトルを逆フーリエ変換して相関係数マップを算出する(ステップS22)。次に、判定部1623は、登録画像毎に、相関係数マップから照合画像と登録画像の類似度を示すスコアを算出する(ステップS23)。次に、判定部1623は、登録画像毎に算出したスコアに基づいて、照合画像と登録画像との照合を行う(ステップS24)。例えば、判定部1623は、登録画像毎に算出した複数のスコアのうちの最良のスコアが予め定められた閾値以上であれば、照合画像は上記最良のスコアとなった登録画像と一致する(同一である)と判定する。即ち、判定部1623は、照合画像に係るPTPシートは上記最良のスコアとなった登録画像に係るPTPシートと同一の個体であると判定する。他方、判定部1623は、上記最良のスコアが上記閾値未満であれば、照合画像は何れの登録画像とも一致しない(同一でない)と判定する。即ち、判定部1623は、照合画像に係るPTPシートは何れの登録画像に係るPTPシートとも同一の個体ではないと判定する。
 続いて、本実施形態の変形例について説明する。
 上記説明では、取得部1611は、PTP包装機によるPTPシート1の製造工程において、シート単位に打抜かれた後のPTPシート1を撮影した画像を取得した。しかし、取得部1611は、PTP包装機によるPTPシート1の製造工程において、打ち抜かれる前の最終的にPTPシート1となるシート予定部位を撮像した画像をPTPシート1の登録画像として取得してもよい。
 また、上記説明では、1台のPTP管理装置100が、登録部161および照合部162を備えていた。しかし、登録部161を備え、照合部162を備えないPTP管理装置や、照合部162を備え、登録部161を備えないPTP管理装置があってもよい。
 また、個体識別情報DB152は、登録画像を保存する代わりに、登録画像を周波数変換して得られた周波数スペクトル画像などを登録画像として保存してもよい。
[第2の実施の形態]
 次に、本発明の第2の実施の形態について図15を参照して説明する。図15は、本実施の形態におけるPTP管理システム200のブロック図である。PTP管理システム200は、PTPシートの個体を管理するシステムである。PTPシートは、一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、ポケット部の周縁に設けられ一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムのポケット部内に内容物を収容する。また、PTPシートは、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを上記フランジ部で熱接着して、上記ポケット部を密封した構造を有する。
 図15を参照すると、PTP管理システム200は、取得手段201と生成手段202とを備えている。
 取得手段201は、PTPシートを、印刷部が形成されたポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、印刷部および熱接着時にカバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得するように構成されている。取得手段201は、例えば、図5の取得部1611または取得部1621と同様に構成することができるが、それに限定されない。
 生成手段202は、取得手段201によって取得された画像からPTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成するように構成されている。生成手段202は、例えば、図5の生成部1612または生成部1622と同様に構成することができるが、それに限定されない。
 以上のように構成されたPTP管理システム200は、以下のように動作する。即ち、取得手段201は、PTPシートを、印刷部が形成されたポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、印刷部および熱接着時にカバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得する。次に、生成手段202は、取得手段201によって取得された画像からPTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する。
 本実施形態に係るPTP管理システム200は、以上のように構成され動作することにより、高解像度の撮影手段を必要とせずにPTPシートの個体識別が行える。その理由は、PTPシートの全ての個体で同じにならず個体間で相違する印刷部および格子状パターンの像を含む画像を、個体識別用の画像とするためである。
 以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
 本発明は、PTPシートの真贋判定や個体識別に利用できる。
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
 一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理するシステムであって、
 前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得する取得部と、
 前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する生成部と、
を備えるPTP管理システム。
[付記2]
 前記PTPシートに所定の仰角以上の仰角で光を照射する照明部を、さらに備える、
付記1に記載のPTP管理システム。
[付記3]
 前記照明部は、ドーム照明を備える、
付記2に記載のPTP管理システム。
[付記4]
 前記照明部は、同軸落射照明を、さらに備える、
付記3に記載のPTP管理システム。
[付記5]
 前記照明部は、前記ドーム照明と前記PTPシートとの間に設けられ、前記撮影時はオフ状態とされるリング照明を、さらに備える、
付記3または4に記載のPTP管理システム。
[付記6]
 前記リング照明は、前記カメラにより前記PTPシートの外観検査用画像を撮影する際にはオン状態とされる、
付記5に記載のPTP管理システム。
[付記7]
 前記PTPシートと前記ドーム照明間の距離を変化させながら前記カメラにより前記PTPシートの前記格子状パターンの画像を撮影し、所望する画像鮮明度の格子状パターンが得られる前記距離を決定する照明調整部を、さらに備える、
付記3乃至6の何れかに記載のPTP管理システム。
[付記8]
 前記個体識別用画像と事前に取得され予め記憶されたPTPシートの個体識別用画像とを照合する照合部を、さらに備える、
付記1乃至7の何れかに記載のPTP管理システム。
[付記9]
 一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理する方法であって、
 前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得し、
 前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する、
PTP管理方法。
[付記10]
 前記PTPシートに所定の仰角以上の仰角で光を照射した状態で前記撮影を行う、
付記9に記載のPTP管理方法。
[付記11]
 前記光の照射は、ドーム照明により行う、
付記10に記載のPTP管理方法。
[付記12]
 前記光の照射は、同軸落射照明により、さらに行う、
付記11に記載のPTP管理方法。
[付記13]
 前記ドーム照明と前記PTPシートとの間に、前記撮影時はオフ状態とされるリング照明を設ける、
付記11または12に記載のPTP管理方法。
[付記14]
 前記リング照明は、前記カメラにより前記PTPシートの外観検査用画像を撮影する際にはオン状態とされる、
付記13に記載のPTP管理方法。
[付記15]
 前記撮影前に、前記PTPシートと前記ドーム照明間の距離を変化させながら前記カメラにより前記PTPシートの前記格子状パターンの画像を撮影し、所望する画像鮮明度の格子状パターンが得られる前記距離を決定する、
付記11乃至14の何れかに記載のPTP管理方法。
[付記16]
 前記個体識別用画像と事前に取得され予め記憶されたPTPシートの個体識別用画像とを照合する、
付記9乃至15の何れかに記載のPTP管理方法。
[付記17]
 一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理するコンピュータに、
 前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得する処理と、
 前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する処理と、
を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
[付記18]
 PTPシートをカメラにより撮影する際の照明装置であって、
 前記PTPシートに所定の仰角以上の仰角で光を照射するドーム照明と、
 前記ドーム照明と前記カメラとの間に設けられた同軸落射照明と、
 前記ドーム照明と前記PTPシートとの間に設けられ、前記PTPシートの個体識別用画像の撮影時はオフ状態とされ、前記PTPシートの外観検査用画像の撮影時はオン状態とされるリング照明と、
を備える照明装置。
1 PTPシート
11~12 長辺部
13~14 短辺部
15 ポケット部
16 錠剤
17 容器フィルム
18 横スリット
19 カバーフィルム
20 印刷部
21 格子状パターン
22 印刷部
30 ドーム照明
31 ドーム
32 白色光源
33a 開口部
33b カメラホール
34 部材
40 同軸落射照明
41 ケース
42 白色光源
43 ハーフミラー
44a、44b 開口部
50 リング照明
51 ケース
52 白色光源
60 照明調整部
70 昇降部
71 腕部
72 ガイド部
100 PTP管理装置
110 カメラ
120 通信I/F部
130 操作入力部
140 画面表示部
150 記憶部
151 プログラム
152 個体識別情報DB
160 演算処理部
161 登録部
1611 取得部
1612 生成部
162 照合部
1621 取得部
1622 生成部
1623 判定部
170 照明部

Claims (18)

  1.  一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理するシステムであって、
     前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得する取得部と、
     前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する生成部と、
    を備えるPTP管理システム。
  2.  前記PTPシートに所定の仰角以上の仰角で光を照射する照明部を、さらに備える、
    請求項1に記載のPTP管理システム。
  3.  前記照明部は、ドーム照明を備える、
    請求項2に記載のPTP管理システム。
  4.  前記照明部は、同軸落射照明を、さらに備える、
    請求項3に記載のPTP管理システム。
  5.  前記照明部は、前記ドーム照明と前記PTPシートとの間に設けられ、前記撮影時はオフ状態とされるリング照明を、さらに備える、
    請求項3または4に記載のPTP管理システム。
  6.  前記リング照明は、前記カメラにより前記PTPシートの外観検査用画像を撮影する際にはオン状態とされる、
    請求項5に記載のPTP管理システム。
  7.  前記PTPシートと前記ドーム照明間の距離を変化させながら前記カメラにより前記PTPシートの前記格子状パターンの画像を撮影し、所望する画像鮮明度の格子状パターンが得られる前記距離を決定する照明調整部を、さらに備える、
    請求項3乃至6の何れかに記載のPTP管理システム。
  8.  前記個体識別用画像と事前に取得され予め記憶されたPTPシートの個体識別用画像とを照合する照合部を、さらに備える、
    請求項1乃至7の何れかに記載のPTP管理システム。
  9.  一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理する方法であって、
     前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得し、
     前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する、
    PTP管理方法。
  10.  前記PTPシートに所定の仰角以上の仰角で光を照射した状態で前記撮影を行う、
    請求項9に記載のPTP管理方法。
  11.  前記光の照射は、ドーム照明により行う、
    請求項10に記載のPTP管理方法。
  12.  前記光の照射は、同軸落射照明により、さらに行う、
    請求項11に記載のPTP管理方法。
  13.  前記ドーム照明と前記PTPシートとの間に、前記撮影時はオフ状態とされるリング照明を設ける、
    請求項11または12に記載のPTP管理方法。
  14.  前記リング照明は、前記カメラにより前記PTPシートの外観検査用画像を撮影する際にはオン状態とされる、
    請求項13に記載のPTP管理方法。
  15.  前記撮影前に、前記PTPシートと前記ドーム照明間の距離を変化させながら前記カメラにより前記PTPシートの前記格子状パターンの画像を撮影し、所望する画像鮮明度の格子状パターンが得られる前記距離を決定する、
    請求項11乃至14の何れかに記載のPTP管理方法。
  16.  前記個体識別用画像と事前に取得され予め記憶されたPTPシートの個体識別用画像とを照合する、
    請求項9乃至15の何れかに記載のPTP管理方法。
  17.  一方の面に複数設けられた開口部を有するポケット部と、前記ポケット部の周縁に設けられ前記一方の面を構成するフランジ部とからなる透明または半透明な容器フィルムの前記ポケット部内に内容物を収容し、少なくとも一方の面に所定の印刷部が形成された破断可能なカバーフィルムを前記フランジ部で熱接着して前記ポケット部を密封したPTPシートの個体を管理するコンピュータに、
     前記PTPシートを、前記印刷部が形成された前記ポケット部の開口部側または突出部側からカメラにより撮影することにより、前記印刷部および前記熱接着時に前記カバーフィルムに形成される格子状パターンの像を含む画像を取得する処理と、
     前記取得された画像から前記PTPシートの識別に用いられる個体識別用画像を生成する処理と、
    を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18.  PTPシートをカメラにより撮影する際の照明装置であって、
     前記PTPシートに所定の仰角以上の仰角で光を照射するドーム照明と、
     前記ドーム照明と前記カメラとの間に設けられた同軸落射照明と、
     前記ドーム照明と前記PTPシートとの間に設けられ、前記PTPシートの個体識別用画像の撮影時はオフ状態とされ、前記PTPシートの外観検査用画像の撮影時はオン状態とされるリング照明と、
    を備える照明装置。
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