JP2001064160A - 固形製剤、錠剤、錠剤検査装置、ptp包装機および錠剤分封機 - Google Patents

固形製剤、錠剤、錠剤検査装置、ptp包装機および錠剤分封機

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JP2001064160A
JP2001064160A JP24009699A JP24009699A JP2001064160A JP 2001064160 A JP2001064160 A JP 2001064160A JP 24009699 A JP24009699 A JP 24009699A JP 24009699 A JP24009699 A JP 24009699A JP 2001064160 A JP2001064160 A JP 2001064160A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】錠剤の品種の情報を小さな錠剤上に確実かつ明
確に表現した錠剤を提供すること、および錠剤に表した
品種等の情報を確実に素早く読み取ることができる検査
装置を提供する。 【解決手段】錠剤1には、品種等の情報を画像処理に適
したコードにより表示し、そのコードを撮像する撮像手
段と、撮像手段から出力される映像信号を処理する画像
処理装置からなる錠剤検査装置には、錠剤に付されたコ
ードをデコードするデコード手段を画像処理装置に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤、錠剤を検査
する検査装置、錠剤を検査する機能を有するPTP包装
機および錠剤を検査する機能を有する分封機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の錠剤は、メーカーの記号または錠
剤の型式を表す数字またはアルファベットが印刷されて
いて、包装容器に収納されていない裸の状態の錠剤の品
種を特定するためには、錠剤に印刷された記号や数字等
に加えて形状や色から専門家が経験を基に鑑定をしてい
た。しかし、その鑑定作業は非常に手間のかかる作業で
あった。また、小さな錠剤に数字またはアルファベット
を表すのでせいぜい3桁程度の情報しか表すことができ
ず、数千種類とも数万種類ともいわれている製薬会社か
ら商品化されている多くの種類の錠剤を、全てこの表示
により区別することはできなかった。従って、専門家の
鑑定によっても特定が困難な場合も少なくなかった。ま
た、これらの小さな数字等を連続して大量に確認するこ
とは人には困難な作業であり、一方これらの錠剤上の数
字等は画像処理装置により処理するためのものではない
ことから、画像処理装置によって読み取ることも困難で
あった。例え読み取ったとしても型式を特定する上では
不十分だった。ましてや、その生産時期、ロット、使用
期限、生産場所などの情報は表示できないので、何時ど
こで作られた錠剤であるか、あるいは使用期限内か否か
などについては、知る由もなかった。従って、病院など
で患者に与える錠剤の使用期限を確認することは不可能
である。また、製造工程においても後の工程、例えば包
装工程などで錠剤の異常が見つかったとしても、そのロ
ットを特定することは容易ではなかったので、異常に対
する対応を困難にしていた。
【0003】このことは、薬局や病院において一回の服
用分ごとに分封する分封作業において、ピッキングある
いは分封機の錠剤供給ユニットから供給された錠剤(以
下「ピッキング等した錠剤」という。)が正しいか否か
を確認することも、非常に困難にしていた。錠剤に印刷
された小さな文字を人が読みながら大量かつ多種の錠剤
を確認することは不可能であり、また、画像処理装置を
用いることも考えられてきたが、ピッキング等した錠剤
は向きが一定していないので、錠剤に記されたアルファ
ベットや数字を読み取ることは、画像処理装置において
も非常に困難であり、色と形状により判断していた。従
って、色と形状が似通った錠剤は区別することはできな
かった。
【0004】また、PTP包装機においても異品種混入
は誤った服用につながる重大な不良であることから、包
装過程においてまたは包装後における異品種混入を検査
することが要求されているが、特にPTP包装機は分封
機と同様に錠剤の向きが定まっていないだけでなく、1
分間に数千錠の錠剤を処理するので、とても人の目によ
る検査は無理であり、また画像処理装置においても色と
形状による判断が提案されるにとどまっていた。従っ
て、色と形状が似通った錠剤は区別することはできなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上述
した問題点を解決するためになされたものであり、錠剤
の品種の情報を小さな錠剤上に確実かつ明確に表現した
錠剤を提供することであり、また、製造年月日、ロット
あるいは使用期限などの情報を錠剤表面に表現した錠剤
を提供することであり、また、錠剤表面に表現した品種
などの情報を画像処理装置で容易に読み取ることができ
る錠剤を提供することであり、また、錠剤に表した品種
等の情報を確実に素早く読み取ることができる検査装置
を提供することであり、また、異品種の混入を確実に検
査することができるPTP包装機および異品種の錠剤の
混入を確実に検査することができる分封機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
になされた請求項1に係る固形製剤は、少なくとも品種
を表す画像処理に適したコードを付したことをことを特
徴とする。また、請求項2に係る錠剤は、少なくとも品
種を表す画像処理に適したコードを付したことを特徴と
する。また、請求項3に係る錠剤は、請求項2に記載す
る錠剤において、前記コードには品種の他に製造年月日
または使用期限を含むことを特徴とする。
【0007】また、請求項4に係る錠剤は、請求項2ま
たは請求項3に記載する錠剤において、前記コードには
品種の他にロット番号を含むことを特徴とする。また、
請求項5に係る錠剤は、請求項2乃至請求項4に記載す
る錠剤において、前記コードは、二進コードで表される
データをセル化して、二次元のマトリックス状のパター
ンとして配置した二次元コードであることを特徴とする
また、請求項6に係る錠剤は、請求項5に記載する錠剤
において、前記二次元コードは、中心をあらゆる角度で
横切る走査線において同じ周波数成分が得られる位置決
め用シンボルを、所定位置に有することを特徴とする。
【0008】また、請求項7に係る錠剤は、請求項6に
記載する錠剤において、前記所定位置は、二次元コード
の頂点であることを特徴とする。また、請求項8に係る
錠剤は、請求項7に記載する錠剤において、前記二次元
コードが矩形状であり、前記位置決め用シンボルがその
頂点の1箇所にのみ配置されていることを特徴とする。
また、請求項9に係る錠剤は、請求項2乃至請求項8に
記載する錠剤において、前記コードは錠剤の略中央に位
置することを特徴とする。
【0009】また、請求項10に係る錠剤は、請求項2
乃至請求項9に記載する錠剤において、前記コードを錠
剤の両面に付したことを特徴とする。また、請求項11
に係る錠剤は、請求項2乃至請求項10に記載する錠剤
において、錠剤は糖衣錠であることを特徴とする。ま
た、請求項12に係る錠剤は、請求項2乃至請求項11
に記載する錠剤において、前記コードの色が黒色であり
錠剤の色が白色であることを特徴とする。また、請求項
13に係る錠剤検査装置は、錠剤を撮像する撮像装置
と、該撮像装置から出力される映像信号を処理する画像
処理装置からなる錠剤検査装置において、前記画像処理
装置は錠剤に付されたコードをデコードするデコード手
段を有することを特徴とする。
【0010】また、請求項14に係る錠剤検査装置は、
請求項13に記載する錠剤検査装置において、前記コー
ドは二次元コードであり、デコード手段は二次元コード
をデコードすることを特徴とする。また、請求項15に
係る錠剤検査装置は、請求項13または14に記載する
錠剤検査装置において、前記コードは少なくとも錠剤の
品種を特定する情報を含みかつデコード手段は少なくと
も錠剤の品種をデコードすることを特徴とする。また、
請求項16に係る錠剤検査装置は、請求項15に記載す
る錠剤検査装置において、前記画像処理装置は、前記デ
コード手段によりデコードされた前記錠剤の品種が異品
種か否かを判別する異品種判別手段を有することを特徴
とする。
【0011】また、請求項17に係る錠剤検査装置は、
請求項15に記載する錠剤検査装置において、錠剤の摂
取限度または同時に摂取することが禁止されている複数
種類の錠剤の組み合わせのデータである調剤基準データ
をもった調剤監視装置を有し、調剤監視装置は前記デコ
ード手段によりデコードされた錠剤の品種を表す情報
と、調剤基準データを比較することにより、1回分とし
て摂取される錠剤が安全か否かを判断する調剤確認手段
を有することを特徴とする。また、請求項18に係る錠
剤検査装置は、請求項13または請求項16に記載する
錠剤検査装置において、前記錠剤はPTP包装機上でP
TPシートの容器フィルムのポケットに充填されている
ことを特徴とする。また、請求項19に記載する錠剤検
査装置は、請求項13または請求項16に記載する錠剤
検査装置において、前記錠剤はPTP包装機上でPTP
シートの容器フィルムのポケットに充填され蓋フィルム
によりシールされていることを特徴とする。
【0012】また、請求項20に記載するPTP包装機
は、請求項18または請求項19に記載する錠剤検査装
置を有することを特徴とする。また、請求項21に記載
する錠剤検査装置は、請求項13または請求項17に記
載する錠剤検査装置において、前記錠剤は分封するため
に選択して供給された錠剤であることを特徴とする。ま
た、請求項22に記載する錠剤検査装置は、請求項13
または請求項17に記載する錠剤検査装置において、前
記錠剤は透明なシートに分封された錠剤であることを特
徴とする。また、請求項23に記載する錠剤分封機は、
請求項21または請求項22に記載する錠剤検査装置を
有することを特徴とする。
【0013】このような構成を有する請求項1に係る固
形製剤は、少なくとも品種を表す画像処理に適したコー
ドを付したので、錠剤の品種を画像処理装置を用いて容
易に知ることができる。例えば、包装工程あるいは病院
若しくは薬局における分封工程において、品種に誤りが
ないかを画像処理装置を用いて容易に検査することがで
きる。また、請求項2に係る錠剤は、少なくとも品種を
表す画像処理に適したコードを付したので、錠剤の品種
を画像処理装置を用いて容易に知ることができる。例え
ば、包装工程あるいは病院若しくは薬局における分封工
程において、品種に誤りがないかを画像処理装置を用い
て容易に検査することができる。また、請求項3に係る
錠剤は、請求項2に記載する錠剤において、前記コード
には品種の他に製造年月日または使用期限を含むので、
包装工程において古い錠剤が混入していないかを確認す
ることができる。
【0014】また、請求項4に係る錠剤は、請求項2ま
たは請求項3に記載する錠剤において、前記コードには
品種の他にロット番号を含むので、後に何らかの異常の
ある錠剤が見つかった場合でも、そのロットが容易に特
定され、異常に対する対応が容易になる。また、請求項
5に係る錠剤は、請求項2乃至請求項4に記載する錠剤
において、前記コードは、二進コードで表されるデータ
をセル化して、二次元のマトリックス状のパターンとし
て配置した二次元コードであるので、小さな錠剤におい
ても多くの情報を無理なく表すことができる。従って、
多くの品種を容易に区別することができると共に、品種
以外の情報、例えば製造年月日、ロット、使用期限等の
情報も表すことができる。また、請求項6に係る錠剤
は、請求項5に記載する錠剤において、前記二次元コー
ドは、中心をあらゆる角度で横切る走査線において同じ
周波数成分が得られる位置決め用シンボルを、所定位置
に有するので、画像処理装置において容易に二次元コー
ドの位置を特定することができる。従って、PTP包装
機上の包装された錠剤や、分封機により分封された錠剤
のように、錠剤の向きが定まっていない状態でも錠剤に
付した二次元コードを容易に特定することができる。
【0015】また、請求項7に係る錠剤は、請求項6に
記載する錠剤において、前記所定位置は、二次元コード
の頂点であるので、二次元コードの範囲を特定すること
が容易である。また、請求項8に係る錠剤は、請求項7
に記載する錠剤において、前記二次元コードが矩形状で
あり、前記位置決め用シンボルがその頂点の1箇所にの
み配置されているので、位置の特定が容易で且つ小さな
面積に多くの情報を表すことができる。また、請求項9
に係る錠剤は、請求項2乃至請求項8に記載する錠剤に
おいて、前記コードは錠剤の略中央に位置するので、錠
剤の形状からもコードの位置を特定することができ処理
が早くなる。また、レンズ錠などにおいても上から撮像
したときに比較的歪みの少ない映像を得ることができ、
画像処理装置による処理が容易になる。
【0016】また、請求項10に係る錠剤は、請求項2
乃至請求項9に記載する錠剤において、前記コードを錠
剤の両面に付したので、例えば、光を透さない蓋フィル
ムによりPTP包装された後の錠剤においても、透明な
容器フィルム側から検査することにより、常に錠剤の品
種等を検査することができる。また、請求項11に係る
錠剤は、請求項2乃至請求項10に記載する錠剤におい
て、錠剤が糖衣錠であれば、錠剤の表面を滑らかにする
事ができるので微細なコードを表示することができる。
また、請求項12に係る錠剤は、請求項2乃至請求項1
1に記載する錠剤において、前記コードの色が黒色であ
り錠剤の色が白色であるので、例えばレンズ錠のような
表面が単純な平面でない錠剤においても、画像処理装置
において二値化によるコードの読み取り作業が容易であ
る。また、請求項13に係る錠剤検査装置は、錠剤を撮
像する撮像装置と、該撮像装置から出力される映像信号
を処理する画像処理装置からなる錠剤検査装置におい
て、前記画像処理装置は錠剤に付されたコードをデコー
ドするデコード手段を有するので、錠剤に付された必要
な情報を認識することができる。例えば、多種ある複雑
な品種について正確に特定することもできる。
【0017】また、請求項14に係る錠剤検査装置は、
請求項13に記載する錠剤検査装置において、前記コー
ドは二次元コードであり、デコード手段は二次元コード
をデコードするので、小さな錠剤においても多くの情報
を正確に安定して読み取ることができる。従って、例え
ば多くの品種を容易に区別することができると共に、品
種以外の情報、例えば製造年月日、ロット、使用期限等
の情報も錠剤に表すことができ、そして読み取ることが
できる。また、請求項15に係る錠剤検査装置は、請求
項13または14に記載する錠剤検査装置において、前
記コードは少なくとも錠剤の品種を特定する情報を含み
かつデコード手段は少なくとも錠剤の品種をデコードす
るので、多くの品種を正確に且つ確実に区別して読み取
ることができる。また、請求項16に係る錠剤検査装置
は、請求項15に記載する錠剤検査装置において、前記
画像処理装置は、前記デコード手段によりデコードされ
た前記錠剤の品種が異品種か否かを判別する異品種判別
手段を有するので、例えば指定された品種と異なる品種
の錠剤が誤って入っていた場合でも、容易にそのことが
分かり、誤って異なる品種の錠剤を服用することによる
事故を未然に防止することができる。
【0018】また、請求項17に係る錠剤検査装置は、
請求項15に記載する錠剤検査装置において、錠剤の摂
取限度または同時に摂取することが禁止されている複数
種類の錠剤の組み合わせのデータである調剤基準データ
をもった調剤監視装置を有し、調剤監視装置は前記デコ
ード手段によりデコードされた錠剤の数と品種を表す情
報と、調剤基準データを比較することにより、1回分と
して摂取される錠剤が安全か否かを判断する調剤確認手
段を有するので、錠剤が誤っているか否かのみでなく、
処方の誤りについても確認することができ、処方の誤り
による重大な事故の防止が可能となる。また、請求項1
8に係る錠剤検査装置は、請求項13または請求項16
に記載する錠剤検査装置において、前記錠剤はPTP包
装機上でPTPシートの容器フィルムのポケットに充填
されているので、PTPシートに包装される錠剤の抜け
あるいは異品種の混入を正確に検査することができる。
また、請求項19に記載する錠剤検査装置は、請求項1
3または請求項16に記載する錠剤検査装置において、
前記錠剤はPTP包装機上でPTPシートの容器フィル
ムのポケットに充填され蓋フィルムによりシールされて
いるので、PTPシートに包装された錠剤に抜けあるい
は異品種の混入を正確に検査することができる。また、
蓋フィルムによりシールした後であるので、ここで品種
を確認した錠剤は、後に開封するまで入れ替わることは
あり得ない。
【00019】また、請求項20に記載するPTP包装
機は、請求項18または請求項19に記載する錠剤検査
装置を有するので、誤って異品種が混入した場合でも、
確実に検出することができるので、そのような製品が市
場に出ることはない。。また、請求項21に記載する錠
剤検査装置は、請求項13または請求項17に記載する
錠剤検査装置において、前記錠剤は分封するために選択
して供給された錠剤であるので、一回に服用する錠剤に
指定と異なる錠剤が混入した場合も、確実に検出するこ
とができる。また、請求項22に記載する錠剤検査装置
は、請求項13または請求項17に記載する錠剤検査装
置において、前記錠剤は透明なシートに分封された錠剤
であるので、ここで品種を確認した錠剤は後に開封する
までは入れ替わることはあり得ない。また、請求項23
に記載する錠剤分封機は、請求項21または請求項22
に記載する錠剤検査装置を有するので、指定された錠剤
を確実に分封する分封機を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図と共に以
下に説明する。第1の実施の形態である固形製剤は、図
1に示すように固形製剤である錠剤1の表面に、少なく
とも品種を表す画像処理に適したコードである二次元コ
ードを表している。画像処理に適したコードとは、二値
化により処理することができ、スキャンの方向がコード
のX軸またはY軸と一致していなくても、コードの存
在、位置および範囲を容易に知ることができるコードで
ある。例えば、アラビア数字などの文字はパターンマッ
チングにより認識されるので、X軸、Y軸およびサイズ
が完全に一致していなければ、それが数字であることを
認識することができないので画像処理に適していない
が、一般的に広く使われているバーコードは少々角度が
ずれていても白色部分と黒色部分の比により処理される
ので、例えば画像メモリー上のデータを3乃至5方向か
ら検索することによりバーコードの存在および範囲を確
認することができる。図には表れていないが、錠剤の反
対側の面にも同一のコードが表されている。本実施例に
おいては、錠剤は糖衣を施した白色であり、錠剤1の正
面図である図1および側面図である図2に示すように円
柱状である。図3に錠剤のほぼ中央に表される二次元コ
ードを示す。二次元コードは、特開平10−21431
7に提案されているように、二進コードで表されるデー
タをセル化して、二次元のマトリックス状のパターンと
して配置したものであり、一つの二次元コードの存在を
表す位置決め用シンボルと、データセルの座標の検出に
用いたり二次元コードのサイズ情報あるいはフォーマッ
ト情報を表す制御コード領域およびデータ領域からなっ
ている。また、本実施例における二次元コードは黒のイ
ンクにより印刷され、インクの黒色と錠剤の地色である
白色により表されている。
【0021】本実施例における位置決め用シンボル3は
図3に示すように、相似形の矩形を同心状に重なり合う
形に形成した図形でありCCDカメラにより撮像したと
きに、その中心を横切る走査線の明暗成分比は暗:明:
暗:明:暗=1:1:3:1:1となっている。これ
は、中心さえ横切ればどのような角度で走査したとして
も同じ比になる。従って、CCDカメラにより撮像した
一ライン毎の映像信号の中に、暗:明:暗:明:暗=
1:1:3:1:1の比になっている部分があるか否か
で、二次元コードの有無が判断でき、二次元コードがい
かなる向きに設置されていたとしても、各ライン間の映
像信号を処理をすること無く、一定方向の走査処理のみ
で素早く且つ簡単に二次元コードの有無およびその位置
を特定することができる。本実施例においては、位置決
め用シンボル3を特定した後、二次元コード全体の範囲
を特定することが容易となるように、位置決めシンボル
3は矩形状の二次元コードの頂点に配置している。
【0022】本実施例における二次元コードの制御コー
ド領域は、タイミングセル4および5とフォーマット情
報6により構成され、タイミングセル4および5は図4
に示すように二次元コードの位置決め用シンボル3を頂
点とする二辺に、位置決め用シンボル3からセル1つ分
離れた位置から黒・白・黒と黒セルと白セルとが交互に
並んだ配列となっていて、データセルの座標の検出ある
いは二次元コードのサイズを検出するのに用いている。
また、フォーマット情報6は、図4に示すように位置決
め用シンボル3からセル1つ分離れた位置に位置決め用
シンボル3に沿って配置されている。データ領域7には
タイミングセル4とタイミングセル5の間の逆L字状の
領域にフォーマット情報6に従ってデータが配置され
る。データ領域7に表されるデータとしては、品種情
報、製造年月日、ロット若しくは使用期限等の情報また
はその組み合わせの情報が表される。
【0023】本実施例では、固形製剤である錠剤に、少
なくとも品種を表す画像処理に適したコードを付してい
るので、錠剤の品種を画像処理装置を用いて容易に知る
ことができ、例えば包装工程あるいは病院若しくは薬局
における分封工程において、品種に誤りがないかを画像
処理装置を用いて容易に検査することもできる。また、
前記コードに製造年月日または使用期限を含むことによ
り、包装工程において古い錠剤が混入していないかを確
認することができ、後にパッケージに印刷される使用期
限の信頼性が高くなる。また包装容器から取り出された
裸の状態の錠剤であっても、使用期限を確認することが
できる。
【0024】また、前記コードにロット番号を含むこと
により、後に異常のある錠剤が見つかった場合でも、そ
のロットが容易に特定され、異常に対する対応が容易に
なる。また、前記コードが、二進コードで表されるデー
タをセル化して、二次元のマトリックス状のパターンと
して配置した二次元コードであるので、小さな錠剤にお
いても多くの情報を無理なく表すことができる。従っ
て、多くの品種を容易に区別することができると共に、
品種以外の情報、例えば製造年月日、ロット、使用期限
等の情報も表すことができる。また、前記二次元コード
が、中心をあらゆる角度で横切る走査線において同じ周
波数成分が得られる位置決め用シンボルを、所定位置に
有するので、画像処理装置において容易に二次元コード
の位置を特定することができる。従って、PTP包装機
上の包装された錠剤や、分封機により分封された錠剤の
ように、錠剤の向きが定まっていない状態でも錠剤に付
した二次元コードを容易に特定することができる。
【0025】また、位置決め用シンボルを二次元コード
の頂点に設けたので、二次元コードの範囲を特定するこ
とが容易である。また、位置決め用シンボルが二次元コ
ードの頂点の1箇所にのみ配置され、全体として矩形状
の二次元コードであるので、位置の特定が容易で且つ小
さな面積に多くの情報を表すことができる。また、コー
ドが錠剤の略中央に位置するので、錠剤の形状からもコ
ードの位置を特定することができ処理が早くなる。ま
た、レンズ錠などにおいても上から撮像したときに比較
的歪みの少ない映像を得ることができ、画像処理装置に
よる処理が容易になる。
【0026】また、コードを錠剤の両面に設けたので、
例えば、光を透さない蓋フィルムによりPTP包装され
た後の錠剤においても、透明な容器フィルム側から撮像
することにより、常に錠剤の品種等を検査することがで
きる。また、錠剤が糖衣錠であるので、錠剤の表面を滑
らかにする事ができるので微細なコードを表示すること
ができる。また、錠剤に付したコードの色が黒色であり
錠剤の色が白色であるので、例えばレンズ錠のような表
面が単純な平面でない錠剤においても、画像処理装置に
おいてたとえシェーディング補正しなくとも二値化によ
るコードの読み取り作業が容易である。
【0027】本発明は本実施例に限定されるものではな
く、固形製剤はコードを表すことができればカプセルで
も良い。また、錠剤は、円柱状の形状に限定されるもの
でなく、レンズ状等の形状でも良い。また、錠剤および
錠剤に付したコードの色は、錠剤を背景としてコードを
読み取ることができれば他の色でも良い。
【0028】また、錠剤は、糖衣錠に限らずコードが印
刷等により表現できれば素錠等でも良い。また、コード
を錠剤に表すには印刷に限らず、例えば錠剤の表面を色
の異なる二層構造とし表面の層をレーザー等により破壊
することにより、下の層の色が表面に表れることにより
表しても良いし、レーザーにより変色する層を錠剤の表
面に設けレーザーを照射することにより変色させて表す
等しても良い。また、錠剤に付したコードは、画像処理
装置によりそのコードの位置、向き、範囲、大きさを容
易に特定することができるデコード可能なコード、つま
り画像処理に適したコードであれば、例えば図5に示す
ように、一般にバーコードと言われる一次元的コードで
あっても良い。ただし、バーコードの場合は二次元コー
ドに比べて、同一面積に表示できる情報は少なくなる。
【0029】また、二次元コードは、画像処理装置によ
りそのコードの位置、向き、範囲、大きさを容易に特定
することができる、つまり画像処理に適したコードであ
れば、例えば他の形態の二次元コードであっても良い。
例えば、図6に示すように、二次元コードが全体として
矩形状で、且つ位置決め用シンボルをその三つの頂点に
設ければ、その三つの頂点を位置決め用シンボルから特
定することにより、二次元コードの範囲を容易に特定す
ることができる。また、二次元コードのサイズを表すコ
ードを別途設ける必要がない。
【0030】つぎに先に説明した固形製剤あるいは錠剤
に付されたコードを検査する錠剤検査装置を図とともに
以下に説明する。本実施の形態における錠剤検査装置
は、図7に示すように固形製剤である錠剤1を照射する
照明16、錠剤1を撮像する撮像装置10、撮像装置1
0から出力される映像信号を処理する画像処理装置11
により構成されている。
【0031】錠剤1には、品種および必要に応じて製造
年月日、生産ロットあるいは使用期限等の情報がコード
として付されている。本実施例においては図1に示すよ
うに、錠剤1の表面にコードが二次元コードの形態で付
されている場合について以下に説明する。二次元コード
は矩形状であり一つの位置決め用シンボルを二次元コー
ドの頂点の一箇所に有している。
【0032】画像処理装置11には撮像装置10の映像
信号が入力され錠剤1に表示された錠剤の品種情報を含
むコードをデコードするデコード手段12、本来あるべ
き錠剤の品種の情報を設定し記憶する品種設定手段1
4、品種設定手段14の品種情報とデコード手段12か
ら出力される錠剤1の品種情報を比較し品種が正しいか
否かを判断する異品種判別手段13、および、デコード
手段12から出力されるデコードされたデータ、異品種
判別手段13から出力される判別結果あるいは品種設定
手段14の設定内容を、表示する表示手段17と必要に
応じて外部へ出力する出力手段15とからなっている。
【0033】デコード手段12のデコードの手順を図8
のフローチャートを参照して説明する。まず、ステッ
プ1(以下S1とする。)により、画像処理装置10か
ら入力された錠剤を撮像した映像信号を二値化する。
【0034】つぎにS2において、二次元コードを特定
する。二次元コードの特定は、位置決めシンボルを特定
することにより行う。本実施例の二次元コードの場合は
図4に示すように、シンボルの中心さえ通ればどの角度
から走査しても一定の周波数成分(暗:明:暗:明:暗
=1:1:3:1:1)を有する映像信号が発生する位
置決めシンボルを有するので、例えば走査列に沿った方
向において、その周波数成分を探すことにより容易に位
置決め用シンボルを特定することができる。位置決め用
シンボルが特定できれば、位置決め用シンボルとタイミ
ングセルとからなる二辺を有する矩形が二次元コードで
あるから二次元コードを容易に特定することができる。
【0035】二次元コードを特定することができたら、
つぎにS3において、二次元コードをデコードする。二
次元コードのデコードは、まず位置決め用シンボルが二
次元コードの頂点となる点を原点として、タイミングセ
ルの二辺がX軸またはY軸と平行になるように二次元コ
ードを座標変換する。そして、タイミングセルに従い、
マトリックス状に配置された各セルの1と0を特定す
る。つぎに、フォーマット情報を表すセルからフォーマ
ット情報を読み取り、そのフォーマット情報に従い各セ
ルの情報を読み取ることにより行う。このようにデコー
ドされた情報には、錠剤の品種や必要に応じて製造年月
日、ロット、使用期限などの情報が含まれている。
【0036】本実施例に示す錠剤検査装置の動作を以下
に説明する。まず検査対象である錠剤1を撮像装置10
の撮像位置へ用意する。一度に撮像する錠剤は、一つで
もよく複数でもよい。また、同一種類の錠剤が複数でも
よくそれぞれ異なる種類の錠剤が複数でも良い。撮像装
置10から出力される錠剤1の映像信号は多値信号とし
て画像処理装置11のデコード手段12へ送られる。デ
コード手段12は錠剤1に付された二次元コードを特定
しデコードする。一方、品種設定手段14には本来ある
べき錠剤の品種または品種とその数が記憶されている。
異品種判別手段13は、デコード手段12から出力され
る錠剤1の品種または品種とその数のデータと、品種設
定手段14から出力される品種または品種とその数のデ
ータを比較して、一致していれば正しい旨を表示し、一
致しなければどの錠剤がいくつどの錠剤と誤っているか
等を表示手段17に表示するとともに、出力手段15か
ら出力する。
【0037】本実施例では、画像処理装置に錠剤に付さ
れたコードをデコードするデコード手段を有するので、
錠剤に付された必要な情報を認識することができる。例
えば、多種ある複雑な品種について正確に特定すること
もできる。また、錠剤に付されたコードが二次元コード
であり、デコード手段は二次元コードをデコードするの
で、小さな錠剤においても多くの情報を正確に安定して
読み取ることができる。従って、例えば多くの品種を容
易に区別することができると共に、品種以外の情報、例
えば製造年月日、ロット、使用期限等の情報も錠剤に表
すことができ、そして読み取ることができる。
【0038】また、前記二次元コードが、中心をあらゆ
る角度で横切る走査線において同じ周波数成分が得られ
る位置決め用シンボルを、所定位置に有するので、画像
処理装置において容易に二次元コードの位置を特定する
ことができる。従って、PTP包装機上の包装された錠
剤や、分封機により分封された錠剤のように、錠剤の向
きが定まっていない状態でも錠剤に付した二次元コード
を容易に特定することができる。
【0039】また、位置決め用シンボルを二次元コード
の頂点に設けたので、二次元コードの範囲を特定するこ
とが容易である。また、位置決め用シンボルが二次元コ
ードの頂点の1箇所にのみ配置され、全体として矩形状
の二次元コードであるので、位置の特定が容易で且つ小
さな面積に多くの情報を表すことができる。
【0040】また、錠剤に付されたコードには少なくと
も錠剤の品種を特定する情報を含み、かつデコード手段
は少なくとも錠剤の品種をデコードするので、多くの品
種を正確に且つ確実に区別することができる。また、画
像処理装置には、前記デコード手段によりデコードされ
た前記錠剤の品種が、異品種か否かを判別する異品種判
別手段を有するので、例えば指定された品種と異なる品
種の錠剤が誤って入っていた場合でも、容易にそのこと
が分かり、誤って異なる品種の錠剤を服用することによ
る事故を未然に防止することができる。
【0041】本発明は本実施例に限定されるものではな
く、錠剤はコードを表すことができれば固形製剤たとえ
ばカプセルでも良い。また、錠剤に付したコードは、画
像処理装置によりそのコードの位置、範囲を容易に特定
することができるデコード可能なコード、つまり画像処
理に適したコードであれば、例えば図5に示すように、
一般にバーコードと言われる一次元的コードであっても
良い。また、二次元コードは、画像処理装置によりその
コードの位置、向き、範囲、大きさを容易に特定するこ
とができる、つまり画像処理に適したコードであれば、
例えば他の形態の二次元コードであっても良い。例え
ば、図6に示すように、二次元コードが全体として矩形
状で、且つ位置決め用シンボルをその三つの頂点に設け
れば、その三つの頂点を位置決め用シンボルから特定す
ることにより、二次元コードの範囲を容易に特定するこ
とができる。また、二次元コードのサイズを表すコード
を別途設ける必要がない。
【0042】また、画像処理装置11に製造年月日判別
手段を設けて、錠剤1に付した製造年月日を含むコード
を撮像しデコード手段12によりデコードした製造年月
日と、製造年月日設定手段に設定した製造年月日を比較
することにより、製造年月日のことなる錠剤を除去する
ことができる。例えば、包装工程に本検査装置を設けれ
ば、製造年月日が異なる製品や極端に古い製品が一つの
包装容器等に混在することはない。また、画像処理装置
11に使用期限判別手段を設けて、錠剤1に付した使用
期限を含むコードを撮像しデコード手段12によりデコ
ードした使用期限と、使用期限設定手段に設定した使用
期限を比較することにより、使用期限間近の錠剤を除去
することができる。例えば、薬局等の分封工程に本検査
装置を設ければ、使用期限が間近な錠剤を除去すること
ができる。
【0043】また、二次元コードの特定は、錠剤を特定
した後、錠剤の中を検索する事により特定しても良い。
特に錠剤の中心を含んでコードを設ければ錠剤の中心を
求めることにより、容易にコードを検出することができ
る。また、コードの中心と錠剤の中心を一致させて、あ
るいは錠剤の中心とコードの一つの頂点を一致させてコ
ードを設ければ、錠剤の中心を求めることにより、コー
ドの中心または頂点を求めることができる。また、デコ
ードした品種等の情報を直接表示手段17に表示したり
出力手段15から出力することにより、例えば包装容器
に収納されていない裸の状態の錠剤の品種を、鑑定した
り使用期限を確認したりすることもできる。
【0044】つぎに本発明の実施形態であるPTP包装
機を図とともに以下に説明する。本実施の形態における
PTP包装機は、図9に示すようにPTP包装機30に
先に説明した錠剤検査装置を装備することによって、P
TP包装機30内で先に説明したコードを付した固形製
剤、例えば錠剤の検査を実施している。
【0045】まず、錠剤検査の実施されるPTP包装機
30について簡単に説明する。PTP包装機30は固形
製剤(本実施例においては錠剤)をPTPシートに自動
的に包装するものである。具体的には、まずポリプロピ
レン、PVCなどの容器フィルム40を、フィルム送り
ロール33とテンションロール31、32で加熱板50
と成形板51に送り込み、錠剤1が充填されるポケット
を容器フィルムに成形する。そして、容器フィルム40
にポケットが成形されたもの41が、錠剤投入シャッタ
ー52の下にまで送られてくると、錠剤投入シャッター
52が各ポケットに錠剤1を自動的に充填する。
【0046】さらに、各ポケットに錠剤1が充填された
容器フィルム41の上に、アルミ製の蓋フィルム42を
テンションロール34、35を介して送り込み、一対の
シールロール36で固着させる。これによって、錠剤1
が各ポケットに充填されたフィルム状のPTPシート4
3が製造される。かかるフィルム状のPTPシート43
はシート状に裁断された後に、図示しない不良シート排
出機構やPTPシート集積機構などへ順に送られる。
【0047】なお固定ロール37のポジションでは、前
述の錠剤検査装置を構成する撮像装置10aにより、容
器フィルム41のポケットに充填され、蓋フィルム42
によりシールされた錠剤1を、容器フィルム41越しに
撮像し、その映像信号は同じく錠剤検査装置を構成する
画像処理装置11へ送られ、錠剤1に付されたコードが
デコードされ、品種設定手段14により設定された品種
と一致するか否かを異品種判別手段13において個々の
錠剤毎に判別し、異品種が含まれている錠剤シートおよ
び錠剤が入っていない錠剤シートは後の不良排出機構に
おいて排出される。
【0048】従って、錠剤に付した品種の情報を含むコ
ードを読み取る錠剤検査装置を有するので、誤って異品
種が混入した場合でも、確実に検出することができ、そ
のような製品が市場に出ることはない。また、錠剤1は
PTP包装機30上で容器フィルム41のポケットに充
填され蓋フィルム42によりシールされているので、こ
こで、正常な品種と判断されればその後開封されるまで
は錠剤が入れ替わること、または脱落することはあり得
ず、PTPシートに包装された錠剤の異品種の混入また
は欠錠を正確に検査することができる。
【0049】また、錠剤1に付されたコードが二次元コ
ードであり、デコード手段は二次元コードをデコードす
るデコード手段であれば、たとえ小さな錠剤であっても
多くの情報を正確に安定して読み取ることができる。従
って、例えば多くの品種を容易に区別することができる
と共に、品種以外の情報、例えば使用期限等の情報も錠
剤1に表すことができ、そして読み取ることができるの
で、画像処理装置11に使用期限判別手段を設けて、錠
剤1に付した使用期限を含むコードを撮像しデコード手
段12によりデコードした使用期限と、使用期限設定手
段に設定した使用期限を比較することにより、使用期限
が異なる製品が一つの包装容器等に混在することはな
い。
【0050】また、前記二次元コードが、中心をあらゆ
る角度で横切る走査線において同じ周波数成分が得られ
る位置決め用シンボルを所定位置に設ければ、画像処理
装置において容易に二次元コードの位置を特定すること
ができる。従って、PTP包装機において包装された錠
剤は錠剤の向きが定まっていないが、二次元コードを容
易に特定することができる。
【0051】また、位置決め用シンボルを二次元コード
の頂点に設ければ、二次元コードの範囲を特定すること
が容易である。また、位置決め用シンボルが二次元コー
ドの頂点の1箇所にのみ配置され、全体として矩形状の
二次元コードであれば、位置の特定が容易で且つ小さな
面積に多くの情報を表すことができる。
【0052】本発明は本実施例に限定されるものではな
く、錠剤はコードを表すことができれば固形製剤たとえ
ばカプセルでも良い。また、本実施例においては、蓋フ
ィルム42によりシールされた錠剤1を、容器フィルム
41越しに撮像しているが、蓋フィルム42によりシー
ルされる前に、撮像装置10bにより撮像しても良い。
この場合は、容器フィルム41を介さないで直接錠剤1
を撮像することができるので、容器フィルム41による
反射光や画像の歪みの影響が無く、画像処理が容易にな
る。
【0053】つぎに本発明の実施形態である錠剤分封機
を図とともに以下に説明する。本実施の形態における錠
剤分封機は、図10に示す錠剤分封機に、先に説明した
錠剤検査装置を装備することによって、錠剤分封機内6
1で先に説明したコードを付した固形製剤、例えば錠剤
の検査を実施している。
【0054】まず、錠剤検査の実施される錠剤分封機6
1について簡単に説明する。錠剤分封機61は固形製剤
(本実施例においては錠剤)を一回の摂取量ごとに小分
けして包装するものである。具体的には、カルテ等から
処方する薬の種類と数および摂取する回数等の情報を図
示しない入力手段に入力することにより、錠剤供給装置
62は一回の摂取に必要な錠剤を含む固形製剤を搬送装
置54上に供給する。搬送装置54上の錠剤は一回の摂
取量毎に、前述の錠剤検査装置を構成する撮像装置10
により撮像され、その映像信号は同じく錠剤検査装置を
構成する画像処理装置11に供給される。
【0055】画像処理措置10では、撮像された錠剤に
付されたコードをデコード手段12によりデコードす
る。品種設定手段13には図示しない入力手段に入力さ
れた処方の情報が入力されており、異品種判別手段13
においてデコード手段12からの錠剤の種類と数の情報
とを比較して、正しく錠剤等が供給されているか否かを
確認する。
【0056】一方、画像処理装置11によりデコードさ
れた錠剤の種類と数の情報は、図11に示す調剤監視装
置21に供給される。また、カルテ等からの被服用者の
年齢、性別、体重、疾病についての情報が被服用者デー
タ設定手段23に入力される。一方、同時に服用するこ
とが禁止されている錠剤の情報や、体重当たりの摂取量
の上限、疾病と副作用の関係などの情報が調剤基準デー
タ24に設定されている。これらのデータをもとに調剤
確認手段22では、同時に服用することが禁止されてい
る錠剤が含まれていないか、あるいは体重あるいは年齢
に対し錠剤の量が適切か、あるいは複数の病が併発して
いる場合に摂取すべきでない錠剤が含まれていないか等
を確認する。
【0057】異品種判別手段13により錠剤の種類と数
が正しく供給されていることが確認され、かつ調剤確認
手段22により正しく処方されていることが確認された
場合は、出力手段15および出力手段25から分封機本
体の図示しない制御部へその情報が送られ、包装装置5
3において包装し搬送装置55により取り出される。そ
して、次の錠剤が錠剤供給装置52から供給され同様に
処理される。一方、正しく供給または処方されていない
ときは、出力手段15または出力手段25から図示しな
い分封機本体の制御回路へ異常信号が送られ、包装を中
止すると共に作業者へ知らせる。
【0058】従って、前記デコード手段によりデコード
された前記錠剤の品種が異品種か否かを判別する異品種
判別手段を有するので、例えば指定された品種と異なる
品種の錠剤が誤って入っていた場合でも、容易にそのこ
とが分かり、誤って異なる品種の錠剤を服用することに
よる事故を未然に防止することができる。
【0059】また、錠剤の摂取限度または同時に摂取す
ることが禁止されている複数種類の錠剤の組み合わせの
データである調剤基準データをもった調剤監視装置を有
し、調剤監視装置は前記デコード手段によりデコードさ
れた錠剤の品種と数を表す情報と、調剤基準データを比
較することにより、1回分として摂取される錠剤が安全
か否かを判断する調剤確認手段を有するので、錠剤等が
誤っているか否かのみでなく、処方の誤りについても確
認することができ、処方の誤りによる重大な事故の防止
が可能となる。
【0060】また、錠剤1に付されたコードが二次元コ
ードであり、デコード手段は二次元コードをデコードす
るデコード手段であれば、たとえ小さな錠剤であっても
多くの情報を正確に安定して読み取ることができる。従
って、例えば多くの品種を容易に区別することができる
と共に、品種以外の情報、例えば使用期限等の情報も錠
剤1に表すことができ、そして読み取ることができるの
で、画像処理装置11に使用期限判別手段を設けて、錠
剤1に付した使用期限を含むコードを撮像しデコード手
段12によりデコードした使用期限と、使用期限設定手
段に設定した使用期限を比較することにより、使用期限
間近の錠剤を除去することができる。
【0061】また、前記二次元コードが、中心をあらゆ
る角度で横切る走査線において同じ周波数成分が得られ
る位置決め用シンボルを所定位置に設ければ、画像処理
装置において容易に二次元コードの位置を特定すること
ができる。従って、分封機により分封された錠剤は錠剤
の向きが定まっていないが、二次元コードを容易に特定
することができる。
【0062】また、位置決め用シンボルを二次元コード
の頂点に設ければ、二次元コードの範囲を特定すること
が容易である。また、位置決め用シンボルが二次元コー
ドの頂点の1箇所にのみ配置され、全体として矩形状の
二次元コードであれば、位置の特定が容易で且つ小さな
面積に多くの情報を表すことができる。
【0063】本発明は本実施例に限定されるものではな
く、錠剤はコードを表すことができれば固形製剤たとえ
ばカプセルでも良い。また、本実施例においては包装す
る前に撮像装置で撮像しているが、透明な包材を使用し
て包装し、包装した後に撮像装置10により撮像すれ
ば、錠剤等は透明なシートに分封されているので、ここ
で品種や数を確認した錠剤は後に開封するまでは入れ替
わることはない。
【0064】以上詳細に説明したように、このような構
成を有する本発明の固形製剤は、少なくとも品種を表す
画像処理に適したコードを付したので、錠剤の品種を画
像処理装置を用いて容易に知ることができる。例えば、
包装工程あるいは病院若しくは薬局における分封工程に
おいて、品種に誤りがないかを画像処理装置を用いて容
易に検査することができる。また、このような構成を有
する本発明の錠剤は、少なくとも品種を表す画像処理に
適したコードを付したので、錠剤の品種を画像処理装置
を用いて容易に知ることができる。例えば、包装工程あ
るいは病院若しくは薬局における分封工程において、品
種に誤りがないかを画像処理装置を用いて容易に検査す
ることができる。また、コードには品種の他に製造年月
日または使用期限を含むので、包装工程において古い錠
剤が混入していないかを確認することができる。
【0065】また、コードに品種の他にロット番号を含
めば、後に何らかの異常のある錠剤が見つかった場合で
も、そのロットが容易に特定され、異常に対する対応が
容易になる。また、コードが、二進コードで表されるデ
ータをセル化して、二次元のマトリックス状のパターン
として配置した二次元コードであれば、小さな錠剤にお
いても多くの情報を無理なく表すことができる。従っ
て、多くの品種を容易に区別することができると共に、
品種以外の情報、例えば製造年月日、ロット、使用期限
等の情報も表すことができる。また、二次元コードに、
中心をあらゆる角度で横切る走査線において同じ周波数
成分が得られる位置決め用シンボルを所定位置に設けれ
ば、画像処理装置において容易に二次元コードの位置を
特定することができる。従って、PTP包装機上の包装
された錠剤や、分封機により分封された錠剤のように、
錠剤の向きが定まっていない状態でも錠剤に付した二次
元コードを容易に特定することができる。
【0066】また、所定位置が、二次元コードの頂点で
あれば、二次元コードの範囲を特定することが容易であ
る。また、二次元コードが矩形状であり、前記位置決め
用シンボルがその頂点の1箇所にのみ配置されていれ
ば、位置の特定が容易で且つ小さな面積に多くの情報を
表すことができる。また、コードが錠剤の略中央に位置
すれば、錠剤の形状からもコードの位置を特定すること
ができ処理が早くなる。また、レンズ錠などにおいても
上から撮像したときに比較的歪みの少ない映像を得るこ
とができ、画像処理装置による処理が容易になる。
【0067】また、コードを錠剤の両面に付せば、例え
ば、光を透さない密封フィルムによりPTP包装された
後の錠剤においても、透明な容器フィルム側から検査す
ることにより、常に錠剤の品種等を検査することができ
る。また、錠剤が糖衣錠であれば、錠剤の表面を滑らか
にする事ができるので微細なコードを表示することがで
きる。また、コードの色が黒色であり錠剤の色が白色で
あれば、例えばレンズ錠のような表面が単純な平面でな
い錠剤においても、画像処理装置において二値化による
コードの読み取り作業が容易である。つぎに、このよう
な構成を有する本発明の錠剤検査装置は、錠剤を撮像す
る撮像装置と、該撮像装置から出力される映像信号を処
理する画像処理装置からなる錠剤検査装置において、前
記画像処理装置は錠剤に付されたコードをデコードする
デコード手段を有するので、錠剤に付された必要な情報
を認識することができる。例えば、多種ある複雑な品種
について正確に特定することもできる。
【0068】また、コードが二次元コードであれば、デ
コード手段は二次元コードをデコードするので、小さな
錠剤においても多くの情報を正確に安定して読み取るこ
とができる。従って、例えば多くの品種を容易に区別す
ることができると共に、品種以外の情報、例えば製造年
月日、ロット、使用期限等の情報も錠剤に表すことがで
き、そして読み取ることができる。また、コードが少な
くとも錠剤の品種を特定する情報を含みかつデコード手
段は少なくとも錠剤の品種をデコードするデコード手段
であれば、多くの品種を正確に且つ確実に区別して読み
取ることができる。また、画像処理装置が、前記デコー
ド手段によりデコードされた前記錠剤の品種が異品種か
否かを判別する異品種判別手段を有すれば、例えば指定
された品種と異なる品種の錠剤が誤って入っていた場合
でも、容易にそのことが分かり、誤って異なる品種の錠
剤を服用することによる事故を未然に防止することがで
きる。
【0069】また、錠剤検査装置に錠剤の摂取限度また
は同時に摂取することが禁止されている複数種類の錠剤
の組み合わせのデータである調剤基準データをもった調
剤監視装置を設ければ、調剤監視装置は前記デコード手
段によりデコードされた錠剤の数と品種を表す情報と、
調剤基準データを比較することにより、1回分として摂
取される錠剤が安全か否かを判断する調剤確認手段を有
するので、錠剤が誤っているか否かのみでなく、処方の
誤りについても確認することができ、処方の誤りによる
重大な事故の防止が可能となる。また、錠剤がPTP包
装機上でPTPシートの容器フィルムのポケットに充填
された錠剤であれば、PTPシートに包装される錠剤の
抜けあるいは異品種の混入を正確に検査することができ
る。また、錠剤がPTP包装機上でPTPシートの容器
フィルムのポケットに充填され蓋フィルムによりシール
された後の錠剤であれば、PTPシートに包装された錠
剤に抜けあるいは異品種の混入を正確に検査することが
できる。また、蓋フィルムによりシールした後であるの
で、ここで品種を確認した錠剤は、後に開封するまで入
れ替わることはあり得ない。
【00070】また、錠剤が分封するために選択して供
給された錠剤であれば、一回に服用する錠剤に指定と異
なる錠剤が混入した場合も、確実に検出することができ
る。また、錠剤は透明なシートに分封された錠剤であれ
ば、ここで品種を確認した錠剤は後に開封するまでは入
れ替わることはあり得ない。つぎに、このような構成を
有する本発明の錠剤分封機は、錠剤検査装置を有するの
で、指定された錠剤を確実に分封する分封機を提供する
ことができる。つぎに、このような構成を有する本発明
のPTP包装機は、錠剤検査装置を有するので、誤って
異品種が混入した場合でも、確実に検出することができ
るので、そのような製品が市場に出ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施例に係る錠剤の正面図
【図2】本発明の本実施例に係る錠剤の側面図
【図3】本発明の本実施例に係る二次元コードの図
【図4】本発明の本実施例に係る二次元コードの構成説
明図
【図5】本発明の他の実施例に係る錠剤
【図6】本発明の他の実施例に係る錠剤
【図7】本発明の本実施例に係る錠剤検査装置のブロッ
ク図
【図8】本発明の本実施例に係るデコード手段のフロー
チャート
【図9】本発明の本実施例に係るPTP包装機
【図10】本発明の本実施例に係る錠剤分封機
【図11】本発明の本実施例に係る錠剤監視装置
【符号の説明】
1 錠剤 3 位置決め用シンボル 4、5 タイミングセル 6 フォーマット情報 7 データ領域 10、10a、10b 撮像装置 11 画像処理装置 12 デコード手段 13 異品種判別手段 14 品種設定手段 15 出力手段 16、16a、16b 照明手段 17 表示手段 21 調剤監視装置 22 調剤確認手段 23 被服用者データ 24 調剤基準データ 25 出力手段 30 PTP包装機 31、32 テンションロール 33 フィルム送りロール 34、35 テンションロール 36 シールロール 37 固定ロール 40、41 容器フィルム 42 蓋フィルム 43 PTPシート 50 加熱板 51 成形板 52 錠剤投入シャッター 61 錠剤分封機 62 錠剤供給装置 53 包装装置 54、55 搬送装置 56 薬袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/15 G01N 33/15 Z G06K 1/12 G06K 1/12 A

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも品種を表す画像処理に適したコ
    ードを付したことを特徴とする固形製剤。
  2. 【請求項2】少なくとも品種を表す画像処理に適したコ
    ードを付したことを特徴とする錠剤。
  3. 【請求項3】前記コードには品種の他に製造年月日また
    は使用期限を含むことを特徴とする請求項2に記載する
    錠剤。
  4. 【請求項4】前記コードには品種の他にロット番号を含
    むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載する
    錠剤。
  5. 【請求項5】前記コードは、二進コードで表されるデー
    タをセル化して、二次元のマトリックス状のパターンと
    して配置した二次元コードであることを特徴とする請求
    項2乃至請求項4に記載する錠剤。
  6. 【請求項6】前記二次元コードは、中心をあらゆる角度
    で横切る走査線において同じ周波数成分が得られる位置
    決め用シンボルを、所定位置に有することを特徴とする
    請求項5に記載する錠剤。
  7. 【請求項7】前記所定位置は、二次元コードの頂点であ
    ることを特徴とする請求項6に記載する錠剤。
  8. 【請求項8】前記二次元コードが矩形状であり、前記位
    置決め用シンボルがその頂点の1箇所にのみ配置されて
    いることを特徴とする請求項7に記載する錠剤。
  9. 【請求項9】前記コードは錠剤の略中央に位置すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項8に記載する錠剤。
  10. 【請求項10】前記コードを錠剤の両面に付したことを
    特徴とする請求項2乃至請求項9に記載する錠剤。
  11. 【請求項11】錠剤は糖衣錠であることを特徴とする請
    求項2乃至請求項10に記載する錠剤。
  12. 【請求項12】前記コードの色が黒色であり錠剤の色が
    白色であることを特徴とする請求項2乃至11に記載す
    る錠剤。
  13. 【請求項13】錠剤を撮像する撮像装置と該撮像装置か
    ら出力される映像信号を処理する画像処理装置からなる
    錠剤検査装置において、前記画像処理装置は錠剤に付さ
    れたコードをデコードするデコード手段を有することを
    特徴とする錠剤検査装置。
  14. 【請求項14】前記コードは二次元コードであり、デコ
    ード手段は二次元コードをデコードすることを特徴とす
    る請求項13に記載する錠剤検査装置。
  15. 【請求項15】前記コードは少なくとも錠剤の品種を特
    定する情報を含みかつデコード手段は少なくとも錠剤の
    品種をデコードすることを特徴とする請求項13または
    14に記載する錠剤検査装置。
  16. 【請求項16】前記画像処理装置は、前記デコード手段
    によりデコードされた前記錠剤の品種が異品種か否かを
    判別する異品種判別手段を有することを特徴とする請求
    項15に記載する錠剤検査装置。
  17. 【請求項17】錠剤の摂取限度または同時に摂取するこ
    とが禁止されている複数種類の錠剤の組み合わせのデー
    タである調剤基準データをもった調剤監視装置を有し、
    調剤監視装置は前記デコード手段によりデコードされた
    錠剤の品種を表す情報と、調剤基準データを比較するこ
    とにより、1回分として摂取される錠剤が安全か否かを
    判断する調剤確認手段を有することを特徴とする、請求
    項15に記載する錠剤検査装置。
  18. 【請求項18】前記錠剤はPTP包装機上でPTPシー
    トの容器フィルムのポケットに充填されていることを特
    徴とする請求項13または請求項16に記載する錠剤検
    査装置。
  19. 【請求項19】前記錠剤はPTP包装機上でPTPシー
    トの容器フィルムのポケットに充填され蓋フィルムによ
    りシールされていることを特徴とする請求項13または
    請求項16に記載する錠剤検査装置。
  20. 【請求項20】請求項18または請求項19に記載する
    錠剤検査装置を有することを特徴とするPTP包装機。
  21. 【請求項21】前記錠剤は分封するために選択して供給
    された錠剤であることを特徴とする請求項13または請
    求項17に記載する錠剤検査装置。
  22. 【請求項22】前記錠剤は透明なシートに分封された錠
    剤であることを特徴とする請求項13または請求項17
    に記載する錠剤検査装置。
  23. 【請求項23】請求項21または請求項22に記載する
    錠剤検査装置を有することを特徴とする錠剤分封機。
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