JP2009096631A - 被搬送物仕分システム及び被搬送物仕分方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の被搬送物を仕分ける際に、搬送手段や格納手段を設置する場所の省スペース化を図ることができる被搬送物仕分システム及び被搬送物仕分方法を提供する。
【解決手段】基板を仕分ける被搬送物仕分システムであって、基板を搬送する搬送部10と、搬送部10の搬送経路上に設けられ基板を格納する格納部20a〜20iと、搬送経路上において格納部20a〜20iに格納される路上格納位置から、路上格納位置に対して垂直方向に配される垂直格納位置まで、搬送経路上を搬送されてきた基板を格納部20a〜20iを介して移動させる昇降装置70a〜70iと、基板が搬送部10によって路上格納位置まで搬送されて来た場合に昇降装置70a〜70iを駆動することにより基板を垂直格納位置まで移動させる被搬送物仕分装置60を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被搬送物を仕分ける被搬送物仕分システム及び被搬送物仕分方法に関する。
従来から、材質や大きさの異なる複数の基板(被搬送物)を、カセット(格納手段)に格納する被搬送物仕分システムが知られている(特許文献1参照)。
この被搬送物仕分システムでは、ローラなどを備える搬送装置(搬送手段)上を流れてくる複数の基板を、搬送ロボットが1枚1枚取り出し、それらの各基板の材質や大きさに応じて用意されているカセットに格納している。
特開平8−268512号公報
しかしながら、従来の技術では、基板を搬送する搬送装置を設置する場所とは別に、基板を格納する複数のカセットを設置する場所を確保する必要があり、被搬送物仕分システムを設置する場所の面積が大きくなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の被搬送物を仕分ける際に、搬送手段や格納手段を設置する場所の省スペース化を図ることができる被搬送物仕分システム及び被搬送物仕分方法を提供することにある。
(1) 本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、被搬送物を仕分ける被搬送物仕分システムであって、前記被搬送物を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送経路上に設けられ前記被搬送物を格納する格納手段と、前記搬送経路上において前記格納手段に格納される路上格納位置から、前記路上格納位置に対して垂直方向に配される垂直格納位置まで、前記搬送経路上を搬送されてきた被搬送物を前記格納手段を介して移動させる移動手段と、前記被搬送物が前記搬送手段によって前記路上格納位置まで搬送されて来た場合に前記移動手段を駆動することにより前記被搬送物を垂直格納位置まで移動させる制御手段とを備える。
本発明では、被搬送物を搬送する搬送手段の搬送経路上に格納手段を設け、その格納手段に被搬送物を格納するようにした。このため、搬送手段と格納手段とを同一の場所に配置することができるため、搬送手段や格納手段を設置する場所の省スペース化を図ることができる。
(2) また、本発明の一態様による被搬送物仕分システムは、前記格納手段に格納する被搬送物の種別を記憶する記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記記憶手段が記憶している種別の被搬送物のみを前記格納手段に格納させる。
本発明では、制御手段が、記憶手段が記憶している種別の被搬送物のみを前記格納手段に格納させるようにしたので、同一の種別の被搬送物のみを同一の格納手段に格納することができる。
(3) また、本発明の一態様による被搬送物仕分システムは、被搬送物の格納数が所定数に達した格納手段を、被搬送物が格納されていない格納手段に取り替える取替手段を更に備える。
本発明では、格納手段が、被搬送物の格納数が所定数に達した格納手段を、被搬送物が格納されていない格納手段に取り替えるようにしたので、格納手段に格納する被搬送物がいっぱいになった場合であっても、被搬送物の仕分けを継続することができる。
(4) また、本発明の一態様による被搬送物仕分方法は、被搬送物を仕分ける被搬送物仕分方法であって、前記被搬送物を搬送する搬送過程と、前記搬送経路上に設けられ前記被搬送物を格納する格納手段に、前記搬送経路上において格納される路上格納位置から、前記路上格納位置に対して垂直方向に配される垂直格納位置まで、前記搬送経路上を搬送されてきた被搬送物を前記格納手段を介して移動させる移動過程を有する。
本発明の被搬送物仕分システム及び被搬送物仕分方法では、複数の被搬送物を仕分ける際に、搬送手段や格納手段を設置する場所の省スペース化を図ることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態による被搬送物仕分システム100の概略構成図である。この被搬送物仕分システム100は、搬送部10(搬送手段とも称する)、格納部20a〜20i(格納手段とも称する)、撮像部30、検出部40a〜40i(40d〜40iについては図示省略)、搬入搬出装置50、被搬送物仕分装置60、昇降装置70a〜70i(移動手段とも称する)を備えている。図1において、搬送部10、格納部20a〜20i、昇降装置70a〜70iは、平面図を示している。
昇降装置70a〜70g上には、直方体のフレーム状の格納部20a〜20iがそれぞれ載置されており、その格納部20a〜20iの内部を、搬送部10が貫通している。
搬送部10は、基板などの被搬送物を搬送方向Aに搬送する装置であるが、図1では、基板の図示は省略している。また、本実施形態では、被搬送物が基板である場合について説明するが、被搬送物として、基板以外の物体を用いても良い。
なお、ここでは、格納部、検出部、昇降装置を、それぞれ9台ずつ設ける場合について説明しているが、この台数以外の格納部、検出部、昇降装置を用いても良い。
図2(a)及び図2(b)は、本発明の実施形態による搬送部10(図1)の構成を示す図である。図2(a)は、搬送部10の平面図を示しており、図2(b)は、搬送部10の側面図を示している。
搬送部10は、複数の円筒状のローラrから構成されている。この複数のローラrは、被搬送物仕分装置60の制御に基づいて、同一方向に同一速度で回転したり、回転を停止したりする。これにより、搬送部10の上面に載せられる基板は、搬送部10の上面をローラrの配列方向に搬送される。この配列方向が、基板の搬送方向Aとなる。
図2(a)に示すように、各ローラrは、回転が可能な状態で、一方の端部が支持部11に支持されている。
図3は、本発明の実施形態による基板について説明する図である。複数の基板B01〜B09、・・・は、材質がガラスなどでできており、矩形の平板状の形状をしている。基板B01〜B09、・・・は、搬送部10によって、搬入側である格納部20a(図1参照)側から、搬出側である格納部20i(図1参照)側に向けて搬送方向Aに搬送経路上を搬送される。図3では、搬送部10の搬送経路上を、基板B01〜B09が搬送されている状態を示している。
基板B01〜B09、・・・の表面には、各基板の種別を識別する基板種別情報T01、T02、T03が付されている。基板種別情報としては、例えば、2次元バーコードなどを用いることができる。
なお、搬送部10の搬送経路には、格納部20a〜20iが設置されている。
ここでは、基板B01、B04、B07は、種別(材質及び大きさなど)が同じ基板であり、基板種別情報T01が付されている。また、基板B02、B05、B08は、種別が同じ基板であり、基板種別情報T02が付されている。また、基板B03、B06、B09は、種別が同じ基板であり、基板種別情報T03が付されている。
図1に戻り、格納部20a〜20iは、それぞれ、複数の基板(例えば、3枚)を格納可能なカセットである。格納部20a〜20iは、搬送部10の搬送経路上に設置されているが、搬送部10と格納部20a〜20iは、物理的に接触していない。よって、搬送部10のローラrが回転した場合であっても、格納部20a〜20iは、図1に示した搬送部10の搬送経路上の位置から動かない。
図4は、本発明の実施形態による格納部20a(図1)の構成を示す斜視図である。なお、格納部20b〜20iの構成は、格納部20aの構成と同様であるので、それらの説明を省略し、格納部20aについてのみ説明する。格納部20aは、直方体のフレーム状に構成されている。すなわち、格納部20aは、水平面上において矩形状に配置された下側フレーム(f9、f10、f11、f12)と、この下側フレームに対向して矩形状に配置された上側フレーム(f1、f2、f3、f4)とを備えている。上側フレームと下側フレームは、それぞれ4つの頂点部に配置されて、上下に延びる支柱部材(f5、f6、f7、f8)によって連結されている。
また、格納部20aのそれぞれの側面の領域には、上側フレームと下側フレームとに亘って支柱部材と平行に上下に延び、対をなす連結部材(f13、f14、f15、f16、f17、f18)が設けられている。連結部材は、上側フレーム及び下側フレームの長手方向Dに均等間隔を空けて、3対設けられている。
連結部材(f13、f14、f15、f16、f17、f18)には、対をなす連結部材同士に亘って延びる鉄製のワイヤ(w11〜w13、w21〜w23、w31〜w33)が設けられている。ワイヤは、連結部材の高さ方向Hに均等間隔を空けて、3つ設けられている。これらのワイヤ(w11〜w13、w21〜w23、w31〜w33)の上にそれぞれ基板を1枚ずつ載置することができるようになっている。
また、長さ方向Dにおけるワイヤの設置間隔は、長さ方向Dにおけるローラrの設置間隔と同一であり、ワイヤは長さ方向Dにおいてローラrの間に配されている。そのため、昇降装置70aを駆動すると、ワイヤがローラrの間を通り抜けることにより、格納部20aが搬送部10に対して昇降するようになっている。
なお、ここでは、ワイヤw11〜w13、w21〜w23、w31〜w33について説明したが、これに限定されるものではなく、鉄などの棒状部材などを用いても良い。
図1に戻り、撮像部30は、CCD(Charge Coupled Devices:電荷結合素子)カメラを備えており、搬送部10の搬入側の端部から送られてくる各基板の基板識別情報(B01、B02、B03、・・・)や基板種別情報(T01、T02、T03、・・・)を読み取り、その基板識別情報を、被搬送物仕分装置60に送信する。
検出部40a〜40iは、位置検出センサを備えている。検出部40a〜40iは、搬送部10の搬送経路上の各格納部20a〜20iが設置されている位置にそれぞれ設置されている。検出部は、その検出部が取り付けられている格納部の長手方向D(図4)の中央部に、基板が搬送されてきたか否かについて検知するとともに、その基板の基板識別情報を読み取り、それらを検出情報として、被搬送物仕分装置60に出力する。なお、被搬送物仕分けシステム100の検出部40a〜40iには位置検出センサのみで基板識別情報読み取りセンサを設けずに、被搬送物仕分け装置60がデータをトラッキングすることにより、どの基板識別情報の基板が搬送経路上のどの位置にあるかを識別するようにしても良い。
搬入搬出装置50は、被搬送物仕分装置60の制御に基づいて、いずれかの格納部が格納する基板が一杯になった場合、例えば、本実施形態では、1つの格納部に3枚の基板が格納された場合に、その格納部が設置されている場所まで移動し、その格納部を搬送部10の搬送経路上から取り外し、外方の所定の位置に運搬する。そして、搬入搬出装置50は、基板が格納されていない空の格納部20を、搬送経路上から取りし出した格納部の代わりに新たに搬送部10に設置する。
被搬送物仕分装置60は、撮像部30から基板識別情報を受信したり、検出部40a〜40iから検出情報を受信したり、搬送部10のローラrの回転や停止を制御したり、昇降装置70a〜70iの昇降を制御したりすることにより、被搬送物仕分システム100の全体的な動作を制御する。
図5(a)〜図5(d)は、本発明の実施形態による昇降装置70aについて説明する図である。なお、昇降装置70b〜70iの構成は、昇降装置70aの構成と同様であるので、それらの説明を省略し、昇降装置70aについてのみ説明する。昇降装置70aは、鉛直方向Hに伸縮可能な構成をしている。昇降装置70aは、矩形板状の基板部71と、この基板部71に平行に配置された矩形板状の載置部72とを備えており、これら基板部71と載置部72とが、昇降機構73を介して連結されている。そして、昇降機構73を駆動することにより、載置部72は基板部71に対して、鉛直方向Hに昇降するようになっている。
本実施形態では、被搬送物仕分装置60は、昇降装置70aの高さを、低い順に、高さh1(図5(a))、高さh2(図5(b))、高さh3(図5(c))、高さh4(図5(d))のいずれかに調整することができる。なお、本実施形態では、この昇降装置70a載置部72の上面に格納部20aが設置される。
図6は、本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60(図1)の構成を示す概略ブロック図である。この被搬送物仕分装置60は、基板識別情報受信部61、検出情報受信部62、入力部63、制御部64(制御手段とも称する)、記憶部65(記憶手段とも称する)、報知部66、ローラ駆動部67、昇降装置駆動部68、搬入搬出装置駆動部69(取替手段とも称する)を備えている。
基板識別情報受信部61は、撮像部30に有線又は無線により接続されており、撮像部30(図1)が送信する基板識別情報を受信し、その基板識別情報を制御部64に出力する。
検出情報受信部62は、検出部40a〜40i(図1)に有線又は無線によりそれぞれ接続されており、検出部40a〜40iが送信する検出情報を受信し、その検出情報を制御部64に出力する。
入力部63は、キーボードなどの入力機器を備えており、被搬送物仕分システム100の管理者などの操作に基づいて、基板搬入順序と基板種別情報とを取得する。基板搬入順序とは、搬送部10の搬入側から搬出側に向けて搬送する基板の順序を示す情報である。入力部63が取得した基板搬入順序と基板種別情報は、制御部64の制御に基づいて、記憶部65に記録される。
図7は、本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60の記憶部65(図6)が記憶する情報の一例を示す図である。図7に示すように、記憶部65は、メモリを備えており、制御部64の制御に基づいて、基板搬入順序(例えば、1、2、3、・・・)と、基板種別情報(例えば、T01、T02、T03、・・・)と、基板識別情報(例えば、B01、B02、B03、・・・)とを対応付けて記憶する。基板識別情報は、基盤の種別(材質及び大きさなど)に基づいて分類される情報である。
また、記憶部65は、図7に示した情報以外に、以下の図8で説明する情報を予め記録している。
図8は、本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60の記憶部65が記憶する情報の一例を示す図である。図8に示すように、記憶部65は、基板識別情報(例えば、B01、B02、B03、・・・)と、格納部識別情報(例えば、C01、C02、C03、・・・)、基板格納枚数(例えば、N01、N02、N03、・・・)を対応付けて記憶している。
格納部識別情報は、格納部20a〜20iのそれぞれを一意に識別する情報である。ここでは、格納部20aに格納部識別情報C01が割り当てられており、格納部20bに格納部識別情報C02が割り当てられており、格納部20cに格納部識別情報C03が割り当てられている。
基板格納枚数は、それぞれの格納部に格納可能な基板の枚数を示しており、格納部識別情報C01である格納部20aに対応する基板格納枚数N1は、例えば、3である。
図6に戻り、制御部64は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)を備えており、被搬送物仕分装置60の記憶部65、報知部66、ローラ駆動部67、昇降装置駆動部68、搬入搬出装置駆動部69を制御する。制御部64の具体的な制御方法については、後述する。
報知部66は、スピーカを備えており、制御部64の制御に基づいて、警告音を発する。なお、ここでは、報知部66が警告音を発する場合について説明するが、これに限定されるものではなく、報知部66が、表示部(図示省略)に警告メッセージを表示するようにしても良い。
ローラ駆動部67は、制御部64の制御に基づいて、搬送部10に制御信号を送信することにより、搬送部10を構成するローラrの回転数を制御することにより、搬送部10上に置かれている基板を搬送方向Aに搬送したり、搬送を停止させたりする。
昇降装置駆動部68は、制御部64の制御に基づいて、昇降装置70a〜70iに制御信号を送信することにより、昇降機構73を駆動して、載置部72の高さを調整する(図5(a)〜図5(d))。
搬入搬出装置駆動部69は、制御部64の制御に基づいて、搬入搬出装置50に制御信号を送信することにより、搬入搬出装置50に、基板がいっぱいになった格納部を搬送部10の搬送経路上から取り外させ、その取り外した格納部の位置に空の格納部を新たに設置させる。
図9は、本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60の制御部64(図6)の処理を示すフローチャートである。なお、図9による処理を行う前提として、格納部20a〜20iの昇降状態は、全て、図5(a)のようになっている。
また、図9では、被搬送物仕分装置60の制御部64が、格納部20aを制御する場合について説明する。被搬送物仕分装置60の制御部64は、格納部20aと同様に、格納部20b〜20iも制御するため、それらの処理については説明を省略する。
また、基板B01〜B09、・・・が、搬入側から搬出側に向かって搬送方向Aに搬送部10に搬入される場合について説明する。
また、図9では、被搬送物仕分システム100の管理者などによって、図7と図8に示した情報が記憶部65に予め記録されている。
始めに、制御部64は、被搬送物仕分システム100の管理者などの操作に基づいて、入力部63から被搬送物仕分システムの処理開始信号の入力があったか否かについて判定する(ステップS01)。
処理開始信号の入力がない場合には、制御部64はステップS01で「NO」と判定し、所定時間(例えば、1秒)の経過後、再度、ステップS01に進む。一方、処理開始信号の入力があった場合には、制御部64はステップS01で「YES」と判定し、ステップS02に進む。
そして、制御部64は、ローラ駆動部67を制御することにより、搬送部10を構成する各ローラrを所定の回転速度で一定方向に回転させる(ステップS02)。これにより、基板B01〜B09、・・・が、順に搬送部10上を搬送方向Aに搬送される。
そして、制御部64は、搬送部10の搬送経路上を搬送されてくる基板に付されている基板識別情報を1枚1枚、撮像部30によって読み取ることにより、各基板の基板識別情報を受信する(ステップS03)。制御部64は、記憶部65が記憶している情報(図7、図8)に基づいて、基板種別情報が同一の基板を特定することにより、搬送部10に搬入されてくる1枚目、4枚目、7枚目、・・・の基板が格納部20aに格納される基板であると判定する。
次に、制御部64は、基板識別情報受信部61が順次、撮像部30から受信する基板識別情報の順序と、記憶部65が記憶している図7の基板識別情報の順序とが一致しているか否かについて、搬送されてくる基板1枚ごとに判定する(ステップS04)。
基板識別情報受信部61が受信する基板識別情報の順序と、記憶部65が記憶している基板識別情報の順序とが一致しない場合には、ステップS04で制御部64は「NO」と判定し、ステップS05に進む。この場合、搬入予定の基板の順序と、実際に搬送部10に搬入されてきた基板の順序とが一致していないことを示している。
このとき、制御部64は、報知部66を駆動して、警告音を鳴らすことにより(ステップS05)、被搬送物仕分システム100の管理者などに異常を通知する。
一方、基板識別情報受信部61が受信する基板識別情報の順序と、記憶部65が記憶している基板識別情報の順序とが一致する場合には、ステップS04で制御部64は「YES」と判定し、ステップS06に進む。
次に、制御部64は、格納部20aに設置されている検出部40aから検出情報を受信することにより、1枚目、4枚目、7枚目、・・・の基板が、搬送部10上であって格納部20a内の搬送経路上にきたか否かについて判定する(ステップS06)。なお、制御部64がステップS06で受信する検出情報には、検出部40aが検出した基板の基板識別情報が含まれている。
所定の基板(1枚目、4枚目、7枚目、・・・)が、搬送部10上であって格納部20a内の搬送経路上にきていない場合には、ステップS06で制御部64は「NO」と判定し、所定時間(例えば、1秒)の経過後、ステップS06に進む。一方、所定の基板(1枚目、4枚目、7枚目、・・・)が、搬送部10上であって格納部20a内の搬送経路上にきている場合には、ステップS06で制御部64は「YES」と判定し、ステップS07に進む。
そして、制御部64は、ローラ駆動部67から搬送部10に制御信号を送信することにより、搬送部10を構成する全てのローラの回転を停止させる(ステップS07)。
次に、制御部64は、昇降装置駆動部68から昇降装置70aに制御信号を送信することにより、昇降装置70aの高さを段階的に高くしていく(ステップS08)。
図10(a)〜図10(d)は、本発明の実施形態による図9のステップS08の処理を説明する図である。図9のステップS06で制御部64が「YES」と判定した場合には、昇降装置70aなどは、図10(a)の状態にある。この状態は、基板搬入順序が1であって基板種別情報がB01の基板が、搬送部10上であって格納部20a内にある場合を示している。なお、この状態では、図8の格納部20aの基板格納枚数は、0枚である。
そして、この状態で、昇降装置70aを駆動すると、図10(b)に示すように、ワイヤw11、w12、w13がローラrの間を通り抜けることにより、格納部20aが上昇する。そして、ワイヤw11、w12、w13が基板B01を持ち上げて、搬送部10の上方に基板B01を移動させる。これにより、搬送経路上において格納部20aに格納される路上格納位置P1から、その路上格納位置P1に対して垂直方向に配される垂直格納位置P2まで、搬送経路上を搬送されてきた基板B01が格納部20aを介して移動される。つまり、基板B01が格納部20aごと、路上格納位置P1から垂直格納位置P2まで移動される。
図10(b)は、基板搬入順序が1であって基板種別情報がB01の基板が格納部20a内にある場合における、図9のステップS08の処理後の状態である。この状態は、基板搬入順序が1であって基板種別情報がB01の基板が、格納部のワイヤw11、w21、w31上に載置された場合を示している。なお、この状態では、格納部20aの図8の基板格納枚数は、1枚である。
図10(c)は、基板搬入順序が4であって基板種別情報がB01の基板が格納部20a内にある場合における、図9のステップS08の処理後の状態である。この状態は、基板搬入順序が4であって基板種別情報がB01の基板が、格納部のワイヤw12、w22、w32上に載置された場合を示している。なお、この状態では、格納部20aの図8の基板格納枚数は、2枚である。
図10(d)は、基板搬入順序が7であって基板種別情報がB01の基板が格納部20a内にある場合における、図9のステップS08の処理後の状態である。この状態は、基板搬入順序が7であって基板種別情報がB01の基板が、格納部のワイヤw13、w23、w33上に載置された場合を示している。なお、この状態では、格納部20aの図8の基板格納枚数は、3枚であり、格納部20aに格納している基板の枚数がN1=3(図8)となっており、格納部20aに格納する基板がいっぱいの状態である。
図9に戻り、制御部64は、格納部20aに格納している基板がいっぱいになったか否かについて判定する(ステップS09)。具体的には、格納部20aに格納している基板の枚数が、基板格納枚数N1(ここでは、N1=3)(図8)であるか否かについて判定する。
格納部20aに格納している基板がいっぱいになっていない場合には、ステップS09で制御部64は「NO」と判定し、ステップS02に進む。一方、格納部20aに格納している基板がいっぱいになった場合には、ステップS09で制御部64は「YES」と判定し、ステップS10に進む。
そして、制御部64は、搬入搬出装置駆動部69から制御信号を搬入搬出装置50に送信することにより、ステップS09で基板がいっぱいになったと判定された格納部20aを、搬送部10から取り出し(ステップS10)、所定の保管場所(図1で図示省略)に移動させる。
次に、制御部64は、搬入搬出装置駆動部69から制御信号を搬入搬出装置50に送信することにより、ステップS09で格納部20aを取り出した搬送部10上の位置に、基板が格納されていない空の格納部を設置する(ステップS11)。そして、ステップS02に進む。
上述した実施形態によれば、基板を搬送する搬送部10の搬送経路上に格納部20a〜20iを設け、その格納部20a〜20iに基板を格納するようにした。このため、搬送部10と格納部20a〜20i手段とを同一の場所に配置することができるため、搬送部10や格納部20a〜20iを設置する場所の省スペース化を図ることができる。
また、制御部64が格納部20a〜20iを、搬送経路とは垂直な方向に駆動するようにしたため、格納部20a〜20iを段階的に移動させることにより、1つの格納部に複数の基板を格納することができる。
また、制御部64が、記憶部65が記憶している種別の被搬送物のみを、格納部20a〜20iに格納させるようにしたので、同一の種別の基板のみを同一の格納部に格納することができる。
また、格納部が、基板の格納数が所定数(例えば、3)に達した格納部を、基板が格納されていない格納部に取り替えるようにしたので、格納部に格納する基板がいっぱいになった場合であっても、基板の仕分けを継続することができる。
なお、以上説明した実施形態において、図6の被搬送物仕分装置60の各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより被搬送物仕分装置60の制御を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明の実施形態による被搬送物仕分システム100の概略構成図である。 本発明の実施形態による搬送部10(図1)の構成を示す図である。 本発明の実施形態による基板について説明する図である。 本発明の実施形態による格納部20a(図1)の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態による昇降装置70aについて説明する図である。 本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60(図1)の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60の記憶部65(図6)が記憶する情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60の記憶部65が記憶する情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態による被搬送物仕分装置60の制御部64(図6)の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による図9のステップS08の処理を説明する図である。
符号の説明
10・・・搬送部、20a〜20i・・・格納部、30・・・撮像部、40a〜40i・・・検出部、50・・・搬入搬出装置、60・・・被搬送物仕分装置、61・・・基板識別情報受信部、62・・・検出情報受信部、63・・・入力部、64・・・制御部、65・・・記憶部、66・・・報知部、67・・・ローラ駆動部、68・・・昇降装置駆動部、69・・・搬入搬出装置駆動部、70a〜70i・・・昇降装置、100・・・被搬送物仕分システム

Claims (4)

  1. 被搬送物を仕分ける被搬送物仕分システムであって、
    前記被搬送物を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の搬送経路上に設けられ前記被搬送物を格納する格納手段と、
    前記搬送経路上において前記格納手段に格納される路上格納位置から、前記路上格納位置に対して垂直方向に配される垂直格納位置まで、前記搬送経路上を搬送されてきた被搬送物を前記格納手段を介して移動させる移動手段と、
    前記被搬送物が前記搬送手段によって前記路上格納位置まで搬送されて来た場合に前記移動手段を駆動することにより前記被搬送物を前記垂直格納位置まで移動させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする被搬送物仕分システム。
  2. 前記格納手段に格納する被搬送物の種別を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段が記憶している種別の被搬送物のみを前記格納手段に格納させることを特徴とする請求項1に記載の被搬送物仕分システム。
  3. 被搬送物の格納数が所定数に達した格納手段を、被搬送物が格納されていない格納手段に取り替える取替手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の被搬送物仕分システム。
  4. 被搬送物を仕分ける被搬送物仕分方法であって、
    前記被搬送物を搬送する搬送過程と、
    前記搬送経路上に設けられ前記被搬送物を格納する格納手段に、前記搬送経路上において格納される路上格納位置から、前記路上格納位置に対して垂直方向に配される垂直格納位置まで、前記搬送経路上を搬送されてきた被搬送物を前記格納手段を介して移動させる移動過程を有することを特徴とする被搬送物仕分方法。
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