JP2005022719A - 板材収納カセット及び板材仕分け装置 - Google Patents

板材収納カセット及び板材仕分け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】板材を仕分けてカセットに収納する。
【解決手段】板材(2)が前後方向に通過しうるように前後端に開口が形成され、板材が水平に複数段で支持されるように支持棒(6)が前後方向及び上下方向に配列され、底に板材送り手段の作動部(14)が出入りする開口が形成された板材収納カセット(1)と、板材収納カセットに接続される板材搬送路(11)と、板材収納カセットを昇降させる昇降手段と、板材搬送路により搬送される板材を昇降手段と板材送り手段とを連動させて板材収納カセット内の所望の段に載せるか又は板材収納カセットを通過させる制御手段とを具備する。昇降手段と板材送り手段との連動により板材収納カセットと作動部とを相対的上下移動させて板材搬送路から送られる板材をカセット内に蓄積し又はカセット内を通過させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス基板等の板材を収納するための板材収納カセット及び板材を仕分けするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶ディスプレイの画面を構成するカラーフィルタは、例えば1100mm×1300mmの畳一枚程度の大きさの薄いガラス基板上に例えば16台分を多面付けすることにより形成される。カラーフィルタは製膜工程、着色工程等の種々の工程を経てガラス基板上に形成されるが、各工程において多数のガラス基板を保管したり、搬送したり、検査したりする必要があり、その際ガラス基板を一時的に保管するため板材収納カセットが用いられる。また、同様な作業がプラズマディスプレイの画面等他の板材についても行われる。
【0003】
板材収納カセットは、支持棒を前後方向及び上下方向に所定のピッチで配列してなるもので、各段の支持棒上に板材を水平に置いて保管するようになっている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0004】
また、例えばカラーフィルタ等の検査工程ではガラス基板を検査して良品と不良品に仕分けるが、従来その仕分けにはロボット等を利用した自動仕分け装置が用いられている(例えば、特許文献3,4参照。)。
【0005】
【特許文献1】特開平11−165813号公報
【特許文献2】特開2002−154648号公報
【特許文献3】特開平8−268512号公報
【特許文献4】特開平11−79389号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の板材収納カセットはロボットハンドによりガラス基板を出し入れするように作られているので、ロボット以外の装置では取り扱いが難しい。また、ロボットハンドの進入スペースを棚間に確保する必要があるので、棚のピッチが大きくなりガラス基板の収容効率が低下する。
【0007】
また、従来の自動仕分け装置は、生産ラインから出たガラス基板を収納した板材収納カセットと良品用カセット及び不良品用カセットとの間をロボットが頻繁に移動しながら、ガラス基板を良品と不良品とに仕分けるようになっているので、それだけ仕分けに時間がかかり生産効率が低下する。
【0008】
本発明は、上記諸問題点を解決することができる板材収納カセット及び板材仕分け装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、板材(2)が前後方向に通過しうるように前後端に開口(3,4)が形成され、板材(2)が水平に複数段で支持されるように支持棒(6)が前後方向及び上下方向に配列された板材収納カセット(1)を採用する。
【0010】
この請求項1に係る発明によれば、板材(2)が前後方向に通過しうるように前後端に開口(3,4)が形成され、板材(2)が水平に複数段で支持されるように支持棒(6)が前後方向及び上下方向に配列されているので、板材収納カセット(1)の用途を板材(2)の収納と単なる通過のいずれかに自在に切り替えて使用することができる。従って、所望の板材(2)のみをカセット(1)内に蓄積し不要な板材(2)はそのまま通過させるようにして板材(2)の仕分けに利用することができ、或いは下流側の工程が塞がっているような場合はカセット(1)を一時的なストッカとしてバッファ的な利用をすることができる。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の板材収納カセット(1)において、支持棒(6)が上下方向列ごとに縦フレーム(7)に保持された板材収納カセット(1)を採用する。
【0012】
この請求項2に係る発明によれば、支持棒(6)を上下方向列ごとに縦フレーム(7)で保持することにより補強するので、板材(2)の保管枚数の増大、板材(2)の大型化等に対処することができる。
【0013】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の板材収納カセット(1)において、底に板材送り手段の作動部(14)が出入りする開口(9)が形成された板材収納カセット(1)を採用する。
【0014】
この請求項3に係る発明によれば、板材収納カセット(1)の底の開口(9)から板材送り手段の作動部(14)が出入り可能であるから、板材収納カセット(1)と作動部(14)との相対的上下移動により板材(2)をカセット(1)内に蓄積し又はカセット(1)外に送り出すことができる。
【0015】
また、請求項4に係る発明は、板材(2)が前後方向に通過しうるように前後端に開口(3,4)が形成され、板材(2)が水平に複数段で支持されるように支持棒(6)が前後方向及び上下方向に配列され、底に板材送り手段の作動部(14)が出入りする開口(9)が形成された板材収納カセット(1)と、板材収納カセット(1)に接続される板材搬送路(11)と、板材収納カセット(1)を昇降させる昇降手段(19)と、板材搬送路(11)により搬送される板材(2)を昇降手段(19)と板材送り手段とを連動させて板材収納カセット(1)内の所望の段に載せるか又は板材収納カセット(1)を通過させる制御手段とを具備した板材仕分け装置を採用する。
【0016】
この請求項4に係る発明によれば、昇降手段と板材送り手段との連動により板材収納カセット(1)と作動部(14)とを相対的上下移動させて板材搬送路(11)から送られる板材(2)をカセット(1)内の支持棒(6)上に蓄積し又は支持棒(6)上からカセット(1)外に送り出すことができ、また板材搬送路(11)上を走行する板材(2)を通過させることもできる。従って、所望の板材(2)をカセット(1)内に収納し他の板材(2)はそのまま通過させるようにして板材(2)の仕分けを行うことができ、また下流側の工程が塞がっているような場合はカセット(1)内に一時的に溜め置くことができる。
【0017】
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載の板材仕分け装置において、複数個の板材収納カセット(1a,1b)を板材(2)の仕分けの種類に応じて前後方向に連結した板材仕分け装置を採用する。
【0018】
この請求項5に係る発明によれば、複数個の板材収納カセット(1a,1b)を板材(2)の仕分けの種類に応じて前後方向に連結するので、板材(2)を一本の搬送路(11)上を走行させ、該当するカセット(1a又は1b)の箇所で昇降手段(19)と板材送り手段との連動により支持棒(6)上で受け止め、該当しないカセット(1a又は1b)の箇所では単に通過させることで足りる。従って、仕分けの種類に応じたカセット(1a又は1b)間で従来のようにロボットを移動させる必要は全くなく、簡易かつ迅速に板材(2)を仕分けることができ、かつ省スペース化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
<実施の形態1>
図1に示すように、この板材収納カセット1は、板材であるガラス基板2を水平状態で保管するようになっている。もちろん、ガラス基板2に限らず他の板材も収納可能である。
【0021】
板材収納カセット1の前後端には、水平状態のガラス基板2が前後方向に通過しうるように開口3,4が形成される。板材収納カセット1は直方体の外形を有しており、図2に示すフレーム構造体5を備える。このフレーム構造体5は数種類の角パイプを溶接することにより構成される。このフレーム構造体5の前後端がそのまま板材収納カセット1の開口3,4となる。
【0022】
板材収納カセット1内には、ガラス基板2が水平に複数段で支持されるように丸棒である支持棒6が前後方向及び上下方向に配列される。支持棒6は望ましくは前後方向及び上下方向に所定のピッチで並べられる。支持棒6の長さや前後方向のピッチは保管するガラス基板2のサイズに応じて決定され、前後方向のピッチはガラス基板2に有害な撓みが生じない程度に決定される。この板材収納カセット1はロボットによるガラス基板2の出し入れを対象としないので、上下のガラス基板2間にロボットハンドの挿入スペースを確保する必要がない。従って、支持棒6は上下方向に小ピッチで密に配列される。また、支持棒6は望ましくは上下方向列ごとに縦フレーム7に保持される。縦フレーム7は上記フレーム構造体5の左右に溶接等により固定される。このように支持棒6を上下方向列ごとに縦フレーム7で保持して補強するので、ガラス基板2の保管枚数の増加、ガラス基板2の大型化等に対処可能である。
【0023】
図1及び図2に示すように、板材収納カセット1の底には、後述する板材送り手段の作動部が出入りする開口9が形成される。この開口9はフレーム構造体5の底において補強フレーム10が井桁状に組まれることにより形成される。板材収納カセット1と作動部との相対的上下移動により作動部が開口9から板材収納カセット1内を上下動し、水平面上で並ぶ支持棒6で形成される棚ごとに位置を変えることで、ガラス基板2が棚上に搬入され又は棚外に搬出される。
【0024】
上記構成の板材収納カセット1は、図3に示す板材仕分け装置で利用される。
【0025】
図3に示すように、板材仕分け装置は、上記板材収納カセット1と、板材収納カセット1に連結される板材搬送路と、板材収納カセット1を昇降させる昇降手段と、板材搬送路により搬送されるガラス基板2を昇降手段と板材送り手段とを連動させて板材収納カセット1内の所望段の棚に載せるか又は板材収納カセット1を通過させる制御手段とを具備する。
【0026】
板材収納カセット1は、昇降手段である昇降機に載せられる。
【0027】
昇降機は、例えば板材収納カセット1を載せる昇降台19と、昇降台19の四隅に固定されるナット18と、各ナット18に垂直に螺合するネジ棒17とを備える。ネジ棒17は昇降機の図示しないフレームの上下に回転可能に軸支される。一本のネジ棒17は図示しない制御手段で制御されるモータMにより駆動され、他のネジ棒17はタイミングベルト等により同期的に回転するようになっている。モータMの駆動により、板材収納カセット1が例えば上記支持棒6により構成される棚のピッチごとに昇降し、所望の棚が板材搬送路11,12に合致したところで停止する。
【0028】
板材搬送路は、例えばローラコンベア11,12であり、板材収納カセット1の前後に開口3,4に臨むように設置される。カラーフィルタの製造ラインから排出されたガラス基板2は上流側のローラコンベア11から板材収納カセット1を経て下流側のローラコンベア12上へ送り出される。
【0029】
板材送り手段は、板材収納カセット1の下方に設けられたガラス基板2の送り装置であり、床面から起立するブラケット13上に作動部であるローラ14を有する。ブラケット13は、板材収納カセット1の縦フレーム7間に対応して複数個配置され、板材収納カセット1の底の開口9に臨んでいる。ブラケット13の上端には作動部であるローラ14が回転可能に支持される。全ローラ14は一平面上に配列され、その全部又は一部が図示しない駆動装置により駆動される。
【0030】
このローラ14の駆動装置は図示しない制御手段により昇降機と共に制御される。ガラス基板2を板材収納カセット1内に収納する場合は、昇降機により板材収納カセット1が下降して所望棚の支持棒6がローラコンベア11,12の高さで停止すると、作動部のローラ14が回転してガラス基板2を棚内に導入して停止し、次いで板材収納カセット1が上昇してローラ14上のガラス基板2を支持棒6で受け取る。また、ガラス基板2を板材収納カセット1から搬出する場合は、板材収納カセット1が少しばかり降下し棚上のガラス基板2をローラ14に渡して支持棒6上に少しばかり浮上させ、作動部のローラ14が回転してガラス基板2を当該棚から排出する。このガラス基板2は板材収納カセット1の開口4から下流側のローラコンベア12上に搬出され、所定の処理工程へと送られる。また、ガラス基板2を板材収納カセット1に対して素通りさせる場合は、作動部のローラ14が停止することなくローラコンベア11,12と同期回転し、ガラス基板2を棚上で通過させる。
【0031】
ガラス基板2を板材収納カセット1内に収納するか又は通過させるかの判断は制御手段により行われる。すなわち、各ガラス基板2には図示しないバーコード等のマークが表示されており、制御手段はこのマークを例えば光学的読取手段により読み取って昇降機及び作動部に出力する。
【0032】
図4に示すように、望ましくは板材送り手段を左右から挟むようにすなわちガラス基板2の搬送路の搬送方向に対し直交方向に板材収納カセット1を搬送するカセット搬送装置が設けられる。このカセット搬送装置は、図示しないが空の板材収納カセットを昇降機に送り込む搬入コンベア15と、昇降機上でガラス基板2が収納され満杯になった板材収納カセット1を昇降機から受け取る搬出コンベア16とを備える。
【0033】
次に、上記構成の板材仕分け装置の作用について説明する。
【0034】
上流側のローラコンベア11によりガラス基板2が板材収納カセット1へと搬送されて来ると、最上段の棚がローラコンベア11の高さになるまで昇降機が板材収納カセット1を降下させて停止させる。そのとき作動部のローラ14は当該棚の支持棒6の上端からやや上方に突出して停止する。
【0035】
制御手段はローラコンベア11上のガラス基板2のマークを読み取って板材収納カセット1に収納するべきガラス基板か、通過させるべきガラス基板か、を判断する。
【0036】
ガラス基板2を板材収納カセット1内に収納する場合は、作動部のローラ14が回転してガラス基板2を棚内に導入して停止し、次いで板材収納カセット1が上昇し板材収納カセット1がローラ14上のガラス基板2を支持棒6で受け取る。
【0037】
ガラス基板2を板材収納カセット1に対して素通りさせる場合は、作動部のローラ14が停止することなくローラコンベア11と同期回転し、ガラス基板2を棚上で通過させる。板材収納カセット1を通過したガラス基板2は下流側のローラコンベア12に受け取られ次の工程に送られる。
【0038】
また、板材収納カセット1をバッファとして使用する場合は、棚内に載せたガラス基板2を下流側のローラコンベア12に頃合を見計らって搬出する。その場合は、板材収納カセット1が少しばかり降下し支持棒6上のガラス基板2を作動部のローラ14上に渡してガラス基板2を支持棒6から少しばかり浮上させる。
次に、作動部のローラ14が回転してガラス基板2を当該棚から排出する。このガラス基板2は板材収納カセット1の開口4から下流側のローラコンベア12上に搬出され、所定の処理工程へと送られる。
【0039】
板材収納カセット1の全棚がガラス基板2で満たされた場合は、昇降機により板材収納カセット1が最上位まで上昇して停止する。次に、カセット搬送装置が作動し、満杯になった板材収納カセット1を搬出コンベア16で昇降機外に排出し、空の板材収納カセット1を搬入コンベア15により昇降機内に搬入する。
【0040】
<実施の形態2>
図5及び図6に示すように、この実施の形態2の板材仕分け装置は、実施の形態1の場合と異なり、板材であるガラス基板2の仕分けの種類に応じて前後方向に連結した複数個の板材収納カセット1a,1bを有している。また、各板材収納カセット1a,1b下には実施の形態1と同様な昇降機(図示せず)及び板材送り手段13,14の双方が夫々配置されている。
【0041】
仕分けの種類はこの場合ガラス基板2の良否の二種類である。図5および図6中符号1aは良品のガラス基板2aを収納するための板材収納カセットを示し、符号1bは不良品のガラス基板2bを収納するための板材収納カセットを示している。これら二種類の板材収納カセット1a,1bが前後方向に連結され、上流側の板材収納カセット1aの前側の開口3が上流側のローラコンベア11に臨み、上流側の板材収納カセット1aの後側の開口4が下流側の板材収納カセット1bの前側の開口3に連通し、下流側の板材収納カセット1bの後側の開口4が下流側のローラコンベア12に臨んでいる。
【0042】
また、図6に示すように、板材送り手段を左右から挟むようにすなわちガラス基板2a,2bの搬送路の搬送方向に対し直交方向に板材収納カセットを搬送するカセット搬送装置が設けられる。このカセット搬送装置は、空の板材収納カセット1a,1bを昇降機に送り込むそれぞれ昇降機の右側に配置された搬入コンベア15a,15bと、昇降機上でガラス基板2a,2bが収納され満杯になった板材収納カセット1a,1bを昇降機上から受け取るそれぞれ昇降機の左側に配置された搬出コンベア16a,16bとを備える。
【0043】
次に、上記構成の板材仕分け装置の作用について図説明する。
【0044】
上流側のローラコンベア11によりガラス基板2が板材収納カセット1a,1bへと搬送されて来ると、最上段の棚がローラコンベア11の高さになるまで各昇降機が各板材収納カセット1a,1bを降下させて停止させる。
【0045】
制御手段はローラコンベア11上のガラス基板2のマークを読み取って良品のガラス基板2aか不良品のガラス基板2bかを判断する。マークにはガラス基板2の検査工程でその良否が記入されている。
【0046】
良品のガラス基板2aである場合は、良品用の板材収納カセット1aにおける作動部のローラ14が回転してガラス基板2aを棚内に導入して停止し、次いで昇降機により板材収納カセット1aが上昇しローラ14上のガラス基板2aを支持棒6で受け取る。
【0047】
ガラス基板2が不良品のガラス基板2bである場合は、良品用の板材収納カセット1aにおける作動部のローラ14が回転を続け、当該板材収納カセット1a内を素通りさせ、次の不良品用の板材収納カセット1bへと送り込む。
【0048】
不良品用の板材収納カセット1bにおける作動部のローラ14は不良品のガラス基板2bを棚内に導入したところで停止し、次いで昇降機により不良品用の板材収納カセット1bが上昇してローラ14上の不良品のガラス基板2bを支持棒6で受け取る。
【0049】
また、良品判別が不能なガラス基板については、双方の板材収納カセット1a,1bにおける作動部のローラ14が回転を続行し、下流側のローラコンベア12へと素通りさせる。
【0050】
各板材収納カセット1a,1bの全棚がガラス基板2a,2bで満たされた場合は、昇降機により板材収納カセット1a,1bが最上位まで上昇して停止する。次に、カセット搬送装置の搬入コンベア15a,15b及び搬出コンベア16a,16bが作動し、満杯になった板材収納カセット1a,1bを昇降機外に排出し、空の板材収納カセット1a,1bを昇降機内に搬入する。
【0051】
なお、この実施の形態2において、板材の仕分けの種類は任意に設定することができ、例えばガラス基板の良否を判別し難い半不良品を仕分けの種類に加えて半不良品用の板材収納カセットを増設することができる。また、板材の仕分けの種類を例えばガラス基板のサイズとすることもできる。その場合は、板材収納カセットをガラス基板のサイズごとに用意し、サイズごとに仕分けることができる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、板材が前後方向に通過しうるように前後端に開口が形成され、板材が水平に複数段で支持されるように支持棒が前後方向及び上下方向に配列された板材収納カセットであるから、板材収納カセットの用途を板材の収納と単なる通過のいずれかに自在に切り替えて使用することができる。従って、所望の板材のみをカセット内に蓄積し不要な板材はそのまま通過させるようにして板材の仕分けに利用することができ、或いは下流側の工程が塞がっているような場合はカセットを一時的なストッカとしてバッファ的な利用をすることができる。
【0053】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の板材収納カセットにおいて、支持棒が上下方向列ごとに縦フレームに保持された板材収納カセットであり、支持棒を上下方向列ごとに縦フレームで保持することにより補強しているので、板材の保管枚数の増大、板材の大型化等に対処することができる。
【0054】
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の板材収納カセットにおいて、底に板材送り手段の作動部が出入りする開口が形成された板材収納カセットであり、板材収納カセットの底の開口から板材送り手段の作動部が出入り可能であるから、板材収納カセットと作動部との相対的上下移動により板材をカセット内に蓄積し又はカセット外に送り出すことができる。
【0055】
請求項4に係る発明によれば、板材が前後方向に通過しうるように前後端に開口が形成され、板材が水平に複数段で支持されるように支持棒が前後方向及び上下方向に配列され、底に板材送り手段の作動部が出入りする開口が形成された板材収納カセットと、板材収納カセットに接続される板材搬送路と、板材収納カセットを昇降させる昇降手段と、板材搬送路により搬送される板材を昇降手段と板材送り手段とを連動させて板材収納カセット内の所望の段に載せるか又は板材収納カセットを通過させる制御手段とを具備した板材仕分け装置であるから、昇降手段と板材送り手段との連動により板材収納カセットと作動部とを相対的上下移動させて板材搬送路から送られる板材をカセット内の支持棒上に蓄積し又は支持棒上からカセット外に送り出すことができ、また板材搬送路上を走行する板材を通過させることもできる。従って、所望の板材をカセット内に収納し他の板材はそのまま通過させるようにして板材の仕分けを行うことができ、また下流側の工程が塞がっているような場合はカセットを一時的に溜め置くことができる。
【0056】
請求項5に係る発明によれば、請求項4に記載の板材仕分け装置において、複数個の板材収納カセットを板材の仕分けの種類に応じて前後方向に連結した板材仕分け装置であるから、板材を一本の搬送路上を走行させ、該当するカセットの箇所で昇降手段と板材送り手段との連動により支持棒上で受け止め、該当しないカセットの箇所では単に通過させることで足りる。従って、仕分けの種類に応じたカセット間で従来のようにロボットを移動させる必要は全くなく、簡易かつ迅速に板材を仕分けることができ、かつ省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板材収納カセットの斜視図である。
【図2】図1に示す板材収納カセットで用いられるフレーム構造体の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る板材仕分け装置の立面図である。
【図4】図3に示す板材仕分け装置のレイアウト図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る板材仕分け装置の立面図である。
【図6】図5に示す板材仕分け装置のレイアウト図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…板材収納カセット
2…ガラス基板
3,4,9…開口
6…支持棒
7…縦フレーム
11…ローラコンベア
14…ローラ
19…昇降台

Claims (5)

  1. 板材が前後方向に通過しうるように前後端に開口が形成され、板材が水平に複数段で支持されるように支持棒が前後方向及び上下方向に配列されたことを特徴とする板材収納カセット。
  2. 請求項1に記載の板材収納カセットにおいて、支持棒が上下方向の列ごとに縦フレームに保持されたことを特徴とする板材収納カセット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の板材収納カセットにおいて、底に板材送り手段の作動部が出入りする開口が形成されたことを特徴とする板材収納カセット。
  4. 板材が前後方向に通過しうるように前後端に開口が形成され、板材が水平に複数段で支持されるように支持棒が前後方向及び上下方向に配列され、底に板材送り手段の作動部が出入りする開口が形成された板材収納カセットと、板材収納カセットに接続される板材搬送路と、板材収納カセットを昇降させる昇降手段と、板材搬送路により搬送される板材を昇降手段と板材送り手段とを連動させて板材収納カセット内の所望の段に載せるか又は板材収納カセットを通過させる制御手段とを具備したことを特徴とする板材仕分け装置。
  5. 請求項4に記載の板材仕分け装置において、複数個の板材収納カセットを板材の仕分けの種類に応じて前後方向に連結したことを特徴とする板材仕分け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100839503B1 (ko) * 2005-07-05 2008-06-19 가부시키가이샤 니혼 마이크로닉스 인라인 버퍼장치
JP2009096631A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Shinko Electric Co Ltd 被搬送物仕分システム及び被搬送物仕分方法
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KR101209771B1 (ko) 2010-04-23 2012-12-07 주식회사 제우스 버퍼 장치와 이를 구비하는 반도체 공정 시스템, 및 이를 이용한 웨이퍼의 임시 보관 방법
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WO2023130802A1 (zh) * 2022-01-06 2023-07-13 苏州华兴源创科技股份有限公司 半导体测试分选机的分料方法、控制装置、计算机设备

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