JP2009095723A - 作物選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作物選別装置のメンテナンス性を高める。
【解決手段】作物を選別搬送する選別搬送装置と、選別搬送装置で搬送される作物の重量を検知する重量選別装置と、重量選別装置で検知した重量に応じて作物を排出する排出装置と、排出装置から排出された作物を回収する回収部とにより作物選別装置を構成する。選別搬送装置の搬送機枠37の外側部に接続アーム55を作動自在に設け、該接続アーム55の機体外側部に前記排出装置が作動する選別重量を設定する重り配設用の重量設定アーム58を設け、前記接続アーム55の機体内側部に前記選別搬送装置で搬送中の作物の重量を感知する重量感知板取付用の重量感知アームを取り付け、前記接続アーム55の機体外側部に検知距離調節手段61を介して検知センサ63作動用の検知アーム82を取り付ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、人参等の作物を設定した等級ごとに選別する作物選別装置に関するものである。
従来の作物選別装置としては、特許文献1に示されるように、選別搬送ベルトの下部に重量検出装置を設け、重量検出装置の上を通過する作物が設定した重量以上の場合に、作物を排出板で弾き飛ばして選別を行う重量選別装置が存在する。
特開2001‐198531号公報
しかしながら、特許文献1に記載される作物選別装置は、重量検出装置が選別搬送ベルトの下方にあるため、作業者が設定重量の変更やメンテナンスを行う際の作業スペースが狭く、設定重量の変更がしにくくメンテナンス性が悪いという欠点があった。
本発明は、このような不具合を解決しようとするものである。
請求項1の発明は、作物を選別搬送する選別搬送装置(54)と、該選別搬送装置(54)で搬送される作物の重量を検知する重量選別装置(64)と、該重量選別装置(64)で検知した重量に応じて作物を排出する排出装置(71)と、該排出装置(71)から排出された作物を回収する回収部(79)とを備えた作物選別装置において、前記選別搬送装置(54)の搬送機枠(37)の外側部に接続アーム(55)を作動自在に設け、該接続アーム(55)の機体外側部に前記排出装置(71)が作動する選別重量を設定する重り配設用の重量設定アーム(58)を設け、前記接続アーム(55)の機体内側部に前記選別搬送装置(54)で搬送中の作物の重量を感知する重量感知板(57)取付用の重量感知アーム(56)を取り付け、前記接続アーム(55)の機体外側部に検知距離調節手段(61)を介して検知センサ(63)作動用の検知アーム(82)を取り付けたことを特徴とする作物選別装置とした。
前記構成によると、選別搬送装置(54)の搬送フレーム(37)の外側部に作動自在に設けられている接続アーム(55)には、接続アーム(55)の機体外側部に設けられている重量設定アーム(58)の選別重量設定用の重りと、接続アーム(55)の機体内側部に設けられている重量感知アーム(56)の重量感知板(57)に載った搬送中の作物との関係で回動し、重量が検知される。また、接続アーム(55)の機体外側部に設けられている検知距離調節手段(61)を介して検知アーム(82)への取付状態を調節することにより、検知アーム(82)と検知センサ(63)の関係位置を遠近に調節することができる。
また、検知センサ(63)や検知距離調節装置(61)を機体外側に設けたことによって、検知センサ(63)や検知距離調節装置(61)のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
請求項2の発明は、前記接続アーム(55)の機体外側部に、前記重量設定アーム(58)に選別重量設定用の重りを装着する重り装着手段(60)及び検知距離調節手段(61)を介して検知センサ(63)作動用の検知アーム(82)を取り付け、該重り装着手段(60)及び検知距離調節手段(61)を上下あるいは左右に互いに偏位した位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の作物選別装置とした。
前記構成によると、請求項1発明の前記作用に加えて、接続アーム(55)に取り付けられている重り装着手段(60)と検知アーム(82)の検知距離調節手段(61)を上下あるいは左右に互いに偏位した位置に設けているので、重り装着手段(60)と検知距離調節手段(61)とが互いに邪魔にならず、選別重量設定用の重りの重り装着手段(60)への装着や、検知アーム(82)の検知距離調節手段(61)の調節操作を容易にすることができる。
請求項3の発明は、搬送フレーム(37)の上側部に前記選別搬送装置(54)、前記重量選別装置(64)及び前記排出装置(71)を配設し、前記搬送フレーム(37)の下側部に前記回収部材(76)を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作物選別装置とした。
前記構成によると、搬送フレーム(37)の下側部に設けた着脱自在な回収部材(76)を取り外すことによって、搬送フレーム(37)の上側部に設けた選別搬送装置(54)、重量選別装置(64)及び排出装置(71)の下側部に空間が形成されるので、選別搬送装置(54)、重量選別装置(64)及び排出装置(71)のメンテナンス作業を行い易くすることができる。
請求項4の発明は、前記選別搬送装置(54)の作物搬送方向に対して回収部材(76)の作物の取出し口が左右方向に向く構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の作物選別装置とした。
前記構成によると、請求項1又は請求項3記載発明の前記作用に加えて、選別搬送装置(54)の作物搬送方向に対して回収部材(76)の作物の取出方向を左右方向に変更することができる。
請求項1記載の発明によれば、選別する作物の種類や大きさが変わった場合にも、オペレータは機体の外側に居ながら、接続アーム(55)の機体外側部に取り付けられている検知アーム(82)を検知距離調節手段(61)により調節することにより、検知アーム(82)と検知センサ(63)の関係位置を容易に調節することができる。
また、検知センサ(63)や検知距離調節装置(61)のメンテナンスや交換を容易に行うことができるので、検出精度が高い状態を維持することができ、作物が適正に選別される。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の前記効果に加えて、重り装着手段(60)と検知アーム(82)の検知距離調節手段(61)を互いに邪魔にならないように配置していることによって、選別重量設定用の重りを重り装着手段(60)に投入することや検知アーム(82)の検知距離調節手段(61)の調節操作を容易に行うことができ、作業能率が向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の前記効果に加えて、作業者は着脱自在な回収部材(76)を取り外した空間部で選別搬送装置(54)、重量選別装置(64)及び排出装置(71)のメンテナンスを楽に行なうことができるので、機体のメンテナンス性やメンテナンス作業の能率が向上する。
また、作物の破片や水分が残りやすい回収部材(76)を取り外して掃除を行うことができるので、回収部材(76)にゴミや水分を残すことがなく、ゴミや水分からカビ等が発生することが防止され、回収部材(76)を清潔に保つことができると共に、作物にカビ等が付着して汚染されてしまうことが防止できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1又は3記載の発明に加えて、選別搬送装置(54)の作物搬送方向に対して回収部材(76)の作物取出方向を、選別作業場所の作業環境や作業条件に応じて左右方向に変更することができるので、作業の自由度が高くなり、作業能率が向上する。
本発明の実施の形態について、一実施例として人参の整列及び選別作業を二列で行う整列選別装置を説明する。
図1〜図9に示すように、整列選別装置は、洗浄された人参を貯留する貯留部Aと、貯留部Aから人参を上方に搬送する上方搬送装置Bと、上方搬送装置Bから人参を引き継いで人参を一本ずつ整列させる整列搬送装置Cと、整列搬送装置Cから人参を受けて設定した条件ごとに選別排出する選別部Yとから構成される。
まず、貯留部Aの構成について説明する。
図1及び図2に示すように、フレーム1の上部にホッパ2を載置し、該ホッパ2の機体前側にスノコ部3aを有する傾斜板4aを下り傾斜姿勢に取り付けると共に、ホッパ2の左右両側に左右スノコ部3bを有する左右傾斜板4b,4bを下り傾斜姿勢に取り付ける。そして、ホッパ2の機体後側に中央部を切り欠いた傾斜板4cを取り付けることによって、貯留部Aが構成される。
上記構成のように、ホッパ2の機体前側に傾斜板4aを下り傾斜姿勢に取り付けると共に、左右両側に左右傾斜板4bを下り傾斜姿勢も取り付けることによって、機体前側及び左右両側のどこからでも人参をホッパ2に投入することができる。
また、傾斜板4aと左右傾斜板4b,4bとがスノコ部3aとスノコ部3bとを有することによって、人参に付着した水分や泥土をおとすことができるので、整列搬送や選別搬送が適正に行われるので、作業能率が向上する。
次に、上方搬送装置Bの構成について説明する。
図1及び図2に示すように、前記ホッパ2の左右外側にホッパ2の底部に基部を有する前後方向に長い左右フレーム5,5を取り付け、該左右フレーム5,5の前端部に従動シャフト6aを回転自在に装着すると共に、該従動シャフト6aに従動ローラ7aを軸着する。また、前記左右フレーム5,5の後端部に駆動シャフト6bを回転自在に装着し、該駆動シャフト6bに駆動ローラ7bを軸着すると共に、傾斜板4cの切り欠き部の下方に中間シャフト6cを回転自在に装着し、該中間シャフト6cにテンションローラ7cを軸着する。そして、駆動シャフト6bの左右端に左右駆動スプロケット8b,8bを軸着し、従動シャフト6aの左右端に左右従動スプロケット8a,8aを軸着すると共に、中間シャフト6cの左右端に左右テンションスプロケット8c,8cを軸着する。さらに、該左右駆動スプロケット8b,8bと従動スプロケット8a,8aと左右テンションスプロケット8c,8cとの間に左右チェーン9,9を無端状に巻き掛ける。
そして、該左右チェーン9,9の左右間に複数の搬送ローラ10a…を等間隔に回転自在に取り付けて上方搬送コンベア10を構成すると共に、左右フレーム5,5の終端部に引継シュータ11を引継始端部が前記駆動ローラ7bよりも機体前側に位置するように取り付ける。また、前記駆動ローラ7bの下部から引継シュータ11の引継始端部よりも下方に亘り送出ガイド12を取り付けると共に、前記フレーム1上に外側駆動軸にスプロケット14を取り付けたモータ13を載置し、該スプロケット14と左右一側の駆動スプロケット8bとの間にチェーン15を無端状に巻き掛けることによって、上方搬送装置Bが構成される。
上記構成のように、左右フレーム5,5の終端部に引継シュータ11を引継始端部が駆動ローラ7bよりも機体前側に位置するように取り付けたことによって、人参が上方搬送コンベア10の裏側まで搬送されてから落下しても人参は引継シュータ11の引継始端部に落下して後述する整列搬送コンベア32の搬送始端部に引き継がれるため、人参が機外へ落下することが防止されるので、作物が傷付きにくくなり作物の品質が向上すると共に、機外に落下した作物を作業者が回収する作業が省略されるので、作業者の労力が軽減される。
また、駆動ローラ7bの下部から引継シュータ11の引継始端部よりも下方に亘り送出ガイド12を取り付けたことによって、人参は引継シュータ11の引継始端部までに送出ガイド12に接触して上方搬送コンベア10から離れて整列搬送コンベア32の搬送始端部に引き継がれるので、作物が機外に落下することが防止され、作物が傷付きにくくなるので作物の品質が向上すると共に、機外に落下した作物を作業者が回収する作業が省略されるので、作業者の労力が軽減される。
次に、整列搬送装置Cの構成について説明する。
図2及び図9(a)(b)で示すように、前記フレーム1の後上部に整列フレーム16を取り付け、該整列フレーム16の前側に第1駆動シャフト17aを回転自在に取り付けると共に、該駆動シャフト17aに、左右間に載った人参以外を左右方向に掻き出す左右一対の掻き出し突起98,98を夫々取り付けた複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第1駆動プーリ18a,18aを軸着する。また、前記整列フレーム16の中央部に第1従動シャフト17bを回転自在に装着し、該第1従動シャフト17bに複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第1従動プーリ18b,18bを軸着する。そして、該左右第1従動プーリ18b,18bと左右第1駆動プーリ18a,18との間に左右第1内側整列ベルト19i,19iと左右第1外側整列ベルト19o,19oを無端状に巻き掛けると共に、左右一対の掻き出し突起98,98の間に左右第1中央整列ベルト19c,19cを無端状に巻き掛けることによって、左右一次整列コンベア20,20を構成する。
また、前記第1従動プーリ18b,18bの後方に第2駆動シャフト21aを回転自在に装着し、該第2駆動シャフト21aに複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第2駆動プーリ22a,22aを軸着する。そして、整列フレーム16の後部に第2従動シャフト21bを回転自在に取り付けると共に、該従動シャフト21bに複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第2従動プーリ22b,22bを軸着する。さらに、該左右第2従動プーリ22b,22bと左右第2駆動プーリ22a,22aとの間に左右第2内側整列ベルト24i,24iと左右第2外側整列ベルト24o,24oと左右第2中央整列ベルト24c,24cとを無端状に巻き掛けることによって、左右二次整列コンベア25,25を構成する。
そして、前記モータ13の内側駆動軸に駆動スプロケット26を軸着し、整列フレーム16の前端部に第1カウンタースプロケット27を回転自在に装着すると共に、第1動シャフト17bの略中央部に第2カウンタースプロケット28を取り付ける。また、該駆動スプロケット26と第1カウンタースプロケット27と第2カウンタースプロケット28との間にチェーン29を無端状に巻き掛ける。さらに、第1従動シャフト17bの略中央部に第3カウンタースプロケット30aを軸着し、第2駆動シャフト21aの略中央部に従動スプロケット30bを軸着すると共に、該従動スプロケット30bと第3カウンタースプロケット30aとの間にチェーン31を無端状に巻き掛けて、整列搬送コンベア32を構成する。このとき、左右二次整列コンベア25,25の搬送速度Bm/Secを、左右一次整列コンベア20,20の搬送速度Am/Secよりも速く設定する。
また、左右一次整列コンベア20,20及び左右二次整列コンベア25,25の左右間且つ下方に落下した人参を左右に分配する山型の分配板33を取り付け、該分配板33の左右後側に落下した人参を排出する左右排出シュータ34,34を取り付ける。そして、該左右排出シュータ34,34の下方に排出された人参を貯留部Aに送り返す左右リターンシュータ35,35を取り付けることによって、整列搬送装置Cが構成される。
上記構成のように、左右一次整列コンベア20,20の左右第1駆動プーリ18a,18aと左右第1従動プーリ18b,18bとの間に左右第1内側整列ベルト19i,19iと左右第1外側整列ベルト19o,19oと左右第1中央整列ベルト19c,19cとが無端状に巻き掛けられていると共に、該左右第1駆動プーリ18a,18aの左右両側に夫々左右一対の掻き出し突起98,98が取り付けられていることによって、左右一次整列コンベア20,20に複数の人参が同時に載っても、掻き出し突起98,98の左右間に載った人参だけが左右第1内側整列ベルト19i,19iと左右第1外側整列ベルト19o,19oと左右第1中央整列ベルト19c,19cとによって整列搬送され、掻き出し突起98,98の上部又は左右外側に載った人参は左右第1内側整列ベルト19i,19iもしくは左右第1外側整列ベルト19o,19oに搬送されながら左右一次整列コンベア20,20上から落とされるため、作物を一つずつ並べて選別部Yに投入することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
なお、掻き出し突起98,98はゴム等の弾性体で構成すると、人参が載ることによって左右方向に開くため、様々なサイズの人参に対応することができるので、作業能率や選別精度が向上する。さらにこのとき、掻き出し突起98,98に軽い切れ目(5mm〜1cm程度)を切り込んでおくと、人参の形に合わせて変形しやすくなるので、上記効果をさらに高めることができる。
また、整列搬送コンベア32が左右一次整列コンベア20,20と左右二次整列コンベア25,25とから構成されていると共に、左右二次整列コンベア25,25の搬送速度が左右一次整列コンベア20,20の搬送速度よりも速く設定されていることによって、人参が左右一次整列コンベア20,20から左右二次整列コンベア25,25に引き継がれる際に一定以上の前後間隔を有するようになるので、適正に整列搬送が行われるため、作物はサイズごとに適切に選別され、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるので、作業者の労力が軽減される。
そして、落下した人参を左右に分配する分配板33の左右後側に左右排出シュータ34,34を取り付けると共に、左右排出シュータ34,34の下方に左右リターンシュータ35,35を取り付けたことによって、整列搬送コンベア32から落下した人参は自動的に貯留部Aに送り返されるので、落下した人参を人手で再投入する必要がなく、作業能率が向上する。
次に、選別部Yの構成について説明する。
図3〜図8で示すように、整列搬送装置Cの後方にフレーム36を配置し、該フレーム36の左右上部に左右搬送フレーム37,37を取り付ける。そして、該左右搬送フレーム37,37の機体外側前端部に左右従動シャフト38b,38bを回転自在に装着し、機体外側後端部に左右駆動シャフト38a,38aを回転自在に装着すると共に、左右搬送フレーム37,37の機体外側前後間に複数の左右シャフト38c,38c…を回転自在に装着する。また、該左右駆動シャフト38a,38aに機体外側の高さH1を機体内側の高さH2よりも高くし、且つ中央部に凹部90を形成した左右駆動ローラ39a,39aを軸着し、左右従動シャフト38b,38bに機体外側の高さH1を機体内側の高さH2よりも高くし、且つ中央部に凹部90を形成した左右従動ローラ39b,39bを軸着すると共に、左右シャフト38c,38cに左右テンションローラ39c,39cを装着し、左右シャフト38c,38cの機体内側に左右座金39d,39dを左右ロック部材39e,39eで固定して取り付ける。さらに、左右搬送フレーム37,37の前端部に左右従動シャフト38b,38bを機体内側から支持する左右従動支持フレーム40b,40bを取り付けると共に、後端部に左右駆動シャフト38a,38aを機体内側から支持する左右駆動支持フレーム40a,40aを取り付ける。そして、左右駆動ローラ39a,39aと左右従動ローラ39b,39bと複数の左右テンションローラ39c,39c…との間に左右選別搬送ベルト41,41を無端状に巻き掛ける。
また、前記フレーム36の後端部の左右一側に駆動軸に駆動スプロケット43を軸着したモータ42を取り付け、該駆動スプロケット43の上方で且つ左右選別搬送ベルト41,41よりも下方に第1中継スプロケット44を左右一側端部に軸着し、該第1中継スプロケット44よりも機体内側に第2中継スプロケット47を軸着すると共に、左右他側端部に第3中継スプロケット48を軸着した伝動シャフト45を左右搬送フレーム37,37間に回転自在に取り付ける。また、モータ42を取り付けた側の整列搬送装置Cの左右駆動シャフト38aの外側端にメイン従動スプロケット49を軸着し、他側の左右駆動シャフト38aの外側端にサブ従動スプロケット50を軸着する。そして、前記駆動スプロケット43と第1中継スプロケット44との間に第1チェーン51を無端状に巻き掛け、第2中継スプロケット47とメイン従動スプロケット49との間に第2チェーン52を無端状に巻き掛けると共に、第3中継スプロケット48とサブ従動スプロケット50との間に第3チェーン53を無端状に巻き掛ける。そして、前記モータ42の上方に傾斜付カバー80を取り付けることによって、左右選別搬送コンベア54,54を構成する。
また、前記左右搬送フレーム37,37の機体外側には左右方向に平行状の左右接続アーム55,55の中途部を軸支して上下回動自在に取り付け、該左右接続アーム55,55の機体内側端部に左右重量感知アーム56,56を枢支連結すると共に、該左右重量感知アーム56,56の上部に左右重量感知板57,57を取り付ける。そして、前記左右接続アーム55,55の機体外側端に左右重量設定アーム58,58を設け、該左右重量設定アーム58,58の上部に後述する左右跳ね出し装置71,71が作動する選別重量を設定する重りを受ける左右重り皿60,60を取り付ける。
さらに、左右接続アーム55,55の下側を上側よりも左右に延長し、その延長部に左右検知アーム82,82をボルト・ナットで固着して搬送方向前後方向に延出し、左右検知アーム82,82の先端部に溶接固着した左右取付ナット61a,61aに、左右検知距離調節ボルト61,61を取り付け、左右検知アーム82,82と後述する左右検知センサ63,63の検知距離を調節可能に構成している。
また、左右搬送フレーム37,37には左右上部フレーム97,97を取り付け、左右上部フレーム97,97に左右接続アーム55,55を軸支している。この左右上部フレーム97,97は、左右接続アーム55,55の中途部を上下及び前後から囲むように枠体に構成し、その内側上下に所定間隔隔てて平行状に左右接続アーム55,55の中間部を軸支している。この左右上部フレーム97,97に平面視でL字型に屈折している左右検知センサ取付板81,81を介して左右検知距離調節ボルト61,61と接触する、あるいは一定距離まで近接する等すると後述する左右跳ね出し装置71,71を動作させる信号を発する左右検知センサ63,63を取り付けている。さらに、該左右検知センサ取付板81,81に左右方向の長孔81a,81aを設け、左右上部フレーム97,97に対して左右検知センサ取付板81,81を左右方向に調節自在にボルト・ナットで取り付けている
そして、左右接続アーム55,55の機体外側で且つ上下方向中間部に左右バランスウェイト65,65を取り付けることによって、左右重量選別装置64,64を構成する。
なお、左右重り皿60,60の代わりに、左右重量設定アーム58,58の下部にフック部材等を取り付け、該フック部材に重りを吊り下げる方式としてもよい。
そして、前記左右上部フレーム62,62に左右ソレノイド66,66を取り付け、該左右ソレノイド66,66に基部を有する伸縮可能な左右排出アー,ム67,67を取り付ける。また、該左右排出アーム67,67の他端部に左右排出板68,68を機体左右方向に回動可能に取り付けると共に、左右上方フレーム62,62の内側で且つ左右排出板68,68の前部及び後部に左右側板69,69を固定する。さらに、前記左右ソレノイド66,66と左右検知センサ63,63とを左右ケーブル70,70で接続することによって、左右排出装置71,71を構成する。
さらに、前記左右重量選別装置64,64と左右排出装置71,71とを左右選別搬送コンベア51,51の搬送始端部よりも後方に複数備えると共に、各左右重量選別装置64,64同士の間に夫々左右スライダー板72,72を取り付ける。そして、左右選別搬送コンベア54,54の左右間で且つ左右搬送フレーム37,37の内側上部に選別された人参がサイズごとに送られる複数のサイズ別排出シュータ73a・・・からなる排出シュータ73を着脱自在に載置する。そして、該複数のサイズ別排出シュータ73a・・・の前端上部から後端上部に亘りグリップ74を取り付け、該グリップ74に人参の排出口75aを形成する複数の仕切板75…を取り付けると共に、排出シュータ73の下方に選別された人参がサイズごとに集積される、サイズ別排出シュータ73aと同程度の幅の複数の選別シュータ76・・・をサイズ別排出シュータ73aと同数配置する。また、フレーム36の後端部にコンテナ77を載置する載置台78を機体前後方向に回動可能に取り付けることによって、回収部79が構成される。
そして、左右選別搬送コンベア54,54と左右重量選別装置64,64と左右排出装置71,71と回収部79とを組み合わせることによって、選別部Yが構成される。
上記構成のように、左右駆動シャフト38a,38aに装着する左右駆動ローラ39a,39aと左右従動シャフト38b,38bに装着する左右従動ローラ39b,39bの中央部に夫々凹部90を形成したことによって、左右選別搬送コンベア54,54の搬送始端部付近の左右選別搬送ベルト41,41は人参の重量によって凹み易くなるため、人参が左右跳ね出し装置71,71の跳ね出し動作を避けてしまうことを防止できるので、作物はサイズごとに適切に選別され、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるので、作業者の労力が軽減される。
また、左右駆動ローラ39a,39aと左右従動ローラ39b,39bの機体外側の高さH1を機体内側の高さH2よりも高くしていることによって、左右選別搬送ベルト41,41の機体外側が張圧されることにより、左右選別搬送ベルト41,41の機体中央から内側の部分は人参の重量で凹みやすくなって左右重量選別装置64,64に接触しやすくなるため、左右重量選別装置64,64の選別精度が向上して作物をサイズごとに適切に選別することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
そして、左右選別搬送ベルト41,41の左右駆動シャフト38a,38aと左右従動シャフト38b,38bとが機体左右両側から支持されると共に、複数の左右テンションローラ39c,39c・・・を軸着する複数の左右シャフト38c,38c・・・が左右搬送フレーム37,37の機体外側方向からのみ支持されているので、機体内側方向に左右選別搬送ベルト41,41を移動させることによって、左右駆動ローラ39a,39aや左右従動ローラ39b,39bや複数の左右テンションローラ39c,39c・・・等を外すことなく左右選別搬送ベルト41,41を簡単に着脱することができるので、メンテナンス性が向上すると共に、機体を分解したり組み直したりする作業が省略されるので、作業者の労力が軽減される。
さらに、テンションローラ39cを回転自在なシャフト38cに装着し、座金39dとロック部材39eによって固定することによって、選別搬送コンベア54が選別搬送作業をする際にテンションローラ39cがシャフト38cから外れることを防止できるので、作業能率が向上する。
また、機体のメンテナンスを行う際等には、座金39dとロック部材39eとを取り外すと、テンションローラ39cは機体内側方向に向けて外せるようになるため、選別作業中にシャフト38cとテンションローラ39cとの間に溜まった水や泥土等を容易に除去することができると共に、部品の交換を容易に行うことができるので、機体のメンテナンス性が向上し、高い精度での選別性能を維持することができる。
そして、機体の左右一側にモータ42を配置し、該モータ42の駆動軸に取り付けた駆動スプロケット43の駆動力を機体左右一側の選別搬送コンベア54に伝動する構成とすると共に、該駆動スプロケット43からの駆動力を選別搬送ベルト41よりも下方に設ける伝動シャフト45によって機体左右他側に伝達し、機体左右他側の選別搬送コンベア54を駆動させる構成としたことによって、左右選別搬送コンベア54,54の左右間に空間部が形成されるので、排出シュータ73を取り外して整列搬送ベルト41を機体内側に移動させて取り外す際、機体を分解したり組み直したりする作業が省略されるので、作業者の労力が軽減されると共に、機体のメンテナンス性が向上する。
また、モータ42の上方に傾斜付カバー80を取り付けたことによって、モータ42の上方の選別搬送コンベア54から選別搬送を行う人参に付着していた水や泥が落下してきても、水や泥がモータ42にかかることが防止されるので、モータ42の耐久性やメンテナンス性を向上させることができる。
そして、左右接続アーム55,55が振動しても、左右検知センサ63,63と左右検知アーム82,82の検出部に影響せず、検出精度を高めることができる。
また、左右接続アーム55,55の中心線と左右重り皿60,60の中心線との距離L1と左右接続アーム55,55の中心線と左右重量感知板57,57との距離L2の比がL1:L2=1:2となるように配置する。
例えば、跳ね出し装置71の人参の選別重量を100gに設定した場合、左右検知センサ63,63を反応させるには、左右重り皿60,60に選別重量の2倍の200gの重りを投入する必要があるが(L1:L2=200×1/2:200×1)、左右検知センサ63,63がL1:L2=1:1で配置していたときに±10gの範囲の誤差に反応していたとすると、L1:L2=2:1としたときは、左右検知センサ63,63は±5gの範囲の誤差でのみ反応する(L1:L2=±5×2:±10×1)ようになり、2倍の精度で人参を選別することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作物の商品価値を向上させることができる。特に、Sサイズ、SSサイズなど誤差の許容範囲が小さいものに関して上記効果を発揮することができる。
さらに、左右検知アーム82,82の機体外側端部に左右検知距離調節ボルト61,61を設けたことによって、作業条件に応じて左右検知アーム82,82と左右検知センサ63,63との距離を調節することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作物をサイズごとに適切に選別することができるので、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
そして、左右重り皿60,60や左右検知アーム82,82や左右検知センサ63,63が機体外側に配置されていることによって、作業者は部品を外したり狭い空間に手を入れたりすることなく左右重り皿60,60の選別重量の設定や左右検知アーム82,82と左右検知センサ63,63との間隔調節を容易に行うことができるため、作物をサイズごとに適切に選別することができるので、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
また、重り皿60,60の振動が左右オフセット取付板82、左右検知センサ63,63及び左右検知距離調節ボルト61,61に影響しにくくなり、検出精度を高めることができる。
さらに、左右重量選別装置64,64のメンテナンス等を容易に行うことができるので、作業後に重量選別装置64に付着した水や塵等を取り除くことができると共に、故障した部品があればすぐに交換することができるので、正常な選別作業を行える状態を維持することが容易となる。
そして、左右検知センサ取付板81,81を平面視でL字型に屈折させて左右重り皿60,60の上方を迂回させて配置し、左右検知アーム82,82の端部に左右検知アーム82,82の検知距離を調節する左右検知距離調節ボルト61,61を取り付けると共に、左右検知センサ63,63の下方に左右検知距離調節ボルト61,61を配置したことによって、左右重り皿60,60の上方が左右検知センサ取付板81,81と左右検知センサ63,63とによって塞がれない構造になるため、左右重り皿60,60の選別重量を設定する際、重りを容易に出し入れすることができるので、作業能率が向上する。
また、選別された人参がサイズごとに送られる複数の排出シュータ73・・・の下方に、該複数の排出シュータ73・・・と同程度の幅の選別された人参がサイズごとに集積される複数の選別シュータ76・・・を排出シュータ73と同数設けたことによって、同サイズの人参が通過する排出シュータ73と選別シュータ76との間に間隔部が無くなるため、間隔部から人参が他の選別シュータ76へ移動することがなく、人参をサイズごとに適切に選別することができ、作物の商品価値が向上する。
次に、重量選別装置64の他の実施形態について説明する。
図10〜図12に示すように、検知位置調節アーム100の基部を、下側の接続アーム55の機体外側部にボルト99,99で固定し、該検知位置調節アーム100の端部で且つ検知センサ63の下方に検知距離調節ボルト61をバネ101を弾圧状態で介して取り付ける構成としてもよい。
上記構成により、検知センサ63の下方に検知距離調節ボルト61が位置するため、検知センサ63と検知距離調節ボルト61とが直接接触することによってソレノイド66が作動するので、検知距離調節ボルト61を調節して検知距離を変更しても正確に重量検知をすることができ、人参の選別精度が向上する。
また、検知距離調節ボルト61をバネ101を介して弾圧状態で支持していることによって、検知距離調節ボルト61の緩みが防止されると共に、検知センサ63に検知距離調節ボルト61が勢いよく衝突しても、バネ101が衝撃を吸収するので、検知距離調節ボルト61が傷付くことや検知位置調節アーム100が変形することを防止でき、重量選別装置64の強度が向上する。
次に、図13について説明する。
左右選別搬送コンベア54,54の左右間で、且つ、左右搬送フレーム37,37の内側上部に選別された人参がサイズごとに送られる複数のサイズ別排出シュータ73a…からなる排出シュータ73…を着脱自在に取り付け、その排出シュータ73,73の下方に選別された人参がサイズごとに集積されるように、サイズ別排出シュータ73aと同程度の幅の複数の選別シュータ76…をそれぞれ配置している。
そして、排出シュータ73…のサイズ別排出シュータ73a…の下方に選別シュータ76…を配設するにあたり、該選別シュータ76…の上部を漏斗状部76a,76aに構成し、この漏斗状部76aをフレーム側の支持枠体84に落し込むことにより、サイズ別排出シュータ73a…と選別シュータ76…との間に小さなすき間を形成しながら嵌合装着できるように構成している。また、漏斗状部76aの上端縁部から上方に例えば10ミリ程度突出するようにクッション材76bを設け、人参の落下衝撃の緩和を図っている。
また、この漏斗状部76aの上方をサイズ別排出シュータ73a…の下端部が覆うようにし、平面視でオーバーラップさせて構成している。
また、サイズ別排出シュータ73a…の前端上部、後端上部にグリップ74…を取り付け、このグリップ74…に人参のサイズ別排出口を形成するように複数の仕切板75…を取り付けている。
前記構成によると、人参をサイズ別排出シュータ73a…から漏斗状部76a…に損傷を防止しながら円滑に回収することができる。
次に、図14〜図16について説明する。左右選別搬送ベルト41,41の下方には、搬送上手側と搬送下手側の左右重量感知板57,57の間に、左右固定支持板85,85を設け人参搬送中のベルトを支持するように構成している。この左右固定支持板85,85と搬送下手側の左右重量感知板57,57の間に左右可動支持板86,86を設けている。この左右可動支持板86,86を左右接続アーム55,55の軸支部近傍から搬送上手側に延出した左右可動支持アーム87,87に取り付け、左右重量感知板57,57の搬送上手側に可動支持板85,85を隣接配置し、左右重量感知板57,57は左右可動支持板86,86と共に上下動するように構成している。
前記構成によると、左右重量感知板57,57が下降したときに左右可動支持板86,86も下降するので、左右選別搬送ベルト41,41に段差が生じず、人参が引っ掛かったり衝突したりせずに円滑に搬送することができる。
また、左右接続アーム55,55には左右可動支持アーム87,87を介して左右可動支持板86,86を取り付け、左右重量検知アーム59,59を介して左右重量感知板57,57を取り付けているので、左右重量感知板57,57の高さ調整を単独で行なうことができ、調整作業が容易になる。
また、左右可動支持板85,85の搬送方向の長さを人参の長さの1/4〜1/2(50ミリ〜100ミリ)程度にすると、人参が左右固定支持板85,85と左右可動支持板86,86に載ってから左右重量感知板57,57に移動するようになり、重量測定精度を高めることができる。
また、左右接続アーム55,55に左右可動支持板86、86及び左右オフセット取付板82,82を取り付けるにあたり、搬送上手側に延出している可動支持アーム87,87に左右可動支持板86,86を取り付け、搬送下手側に延出している左右オフセット取付板82,82に取り付け、左右検知センサ63,63に当接あるいは近接させて検知するようにすると、左右重量感知板57,57の振動が双方に影響せず、測定精度を高めることができる。
また、左右接続アーム55,55に左右可動支持板86、86及び左右オフセット取付板82,82取付用の取付部55aを設けるにあたり、左右接続アーム55,55のフレームへの軸支部近傍を上下及び搬送方向前後から覆う枠体に構成し、この枠体の前後対称位置に取付孔を設け、枠体の前後いずれの側からも可動支持板86、86及び左右オフセット取付板82,82を取り付けできるように構成している。
前記構成によると、同じ形状の取付部55aを左右他側の左右接続アーム55,55に共用することができ、部品点数を少なくすることができる。
次に、図17、図18について説明する。
左右選別搬送コンベア54,54の左右間で、且つ、左右搬送フレーム37,37の内側上部に選別された人参がサイズごとに送られる複数のサイズ別排出シュータ73a…からなる排出シュータ73を着脱自在に取り付け、その排出シュータ73…の下方にサイズ別排出シュータ73aと同程度の幅の複数の左右選別シュータ76…をそれぞれ配置し、人参を左右いずれの側からでも取り出せるように構成している。
そして、左右選別シュータ76,76の上端部には排出切替板88…を搬送方向に沿った軸88aでそれぞれ軸支すると共に、切替レバー88b…を上方へ突出するように設け、オペレータが切替レバー88b…を上方から操作し、左右選別シュータ76…の排出方向を左右に切替変え、人参の選別作業の自由度を高めている。
また、図19、図20に示すように、前記左右選別シュータ76…切替用の切替レバー88b…にロッド89…(あるいはワイヤー)を取り付け、左右選別搬送コンベア54,54の左右両側からロッド89を介して切替レバー88b…を切替変え操作するように構成してもよい。
また、左右選別搬送コンベア54,54の例えば搬送上手側に操作盤90を設け、この操作盤90に各選別階級の排出切替板88…切替用スイッチ90a,…を設け、スイッチ操作によりソレノイド(図示省略)を作動し排出切替板88…を切り替えるように構成すると、一箇所で各選別階級の排出切替板88…の切り替えを容易に操作することができる。なお、前記操作盤90をリモコン化し、任意の位置で各選別階級の排出切替板88…の切り替えができるように構成してもよい。
また、切替用スイッチ90b…を各選別階級の左右選別シュータ76…の出口部に設けてもよい。
前記左右フレーム36,36の上部に左右搬送フレーム37,37を取り付ける。この左右搬送フレーム37,37の前後方向中間部には構造体を設けずに、前記左右選別シュータ76…を所定間隔毎に一体的に取り付け、左右選別シュータ76,…がフレームの構造体を兼ねるようにしている。前記構成によると、コストの低減を図りながら、左右選別シュータ76…により人参を円滑に取り出すことができる。
次に、図5、図21及び図22に基づき左右選別搬送ベルト41,41の伝動構成について説明する。
前記フレーム36の後端部の左右一側にモータ取付台91を設け、モータ取付台91にモータ42を取り付けている。モータ42の駆動軸に駆動スプロケット43を取り付け、この駆動スプロケット43の上方で且つ左右選別搬送ベルト41,41よりも下方に伝動シャフト45を左右に沿わせて左右搬送フレーム37,37間に軸架している。
この伝動シャフト45の左右一側に第1中継スプロケット44を軸着し、伝動シャフト45には第1中継スプロケット44よりも機体内側に第2中継スプロケット47を軸着すると共に、左右他側端部に第3中継スプロケット48を軸着している。また、モータ42を取り付けた側の左右選別搬送ベルト41,41駆動用の左右駆動シャフト38aの外側端にメイン従動スプロケット49を軸着し、他側の左右駆動シャフト38aの外側端にサブ従動スプロケット50を軸着している。
そして、前記駆動スプロケット43と第1中継スプロケット44との間に第1チェーン51を無端状に巻き掛け、第2中継スプロケット47とメイン従動スプロケット49との間に第2チェーン52を無端状に巻き掛けると共に、第3中継スプロケット48とサブ従動スプロケット50との間に第3チェーン53を無端状に巻き掛けている。そして、前記モータ42の上方にカバー92を取り付けている。
前記構成によると、左右選別搬送ベルト41,41の伝動機構を選別機の外側となる左右フレーム36,36、左右搬送フレーム37,37の左右側部に配置し、中央部には伝動機構をなくすることができ、伝動機構のメンテナンスが容易となり、また、選別シュータ76…等の配置の自由度を高めることができる。
また、左右選別搬送ベルト41,41駆動用の左右駆動シャフト38aの外側端にメイン従動スプロケット49を軸着し、他側の左右駆動シャフト38aの外側端にサブ従動スプロケット50を軸着したので、伝動機構を取り外すことなく左右選別搬送ベルト41,41を中央側に取り外すことができ、メンテナンスが容易となる。
また、フレーム36の後端部の左右一側に設けたモータ取付台91、モータ42及び伝動機構を左右他側に配置替えし、左右他側から伝動するように構成してもよい。
前記構成によると、左右搬送フレーム37,37の左右両側部にモータ42及び伝動機構を配置したので、左右搬送フレーム37,37の中央部下方に大きな空間を形成することができ、大きな選別シュータ76…を配設することができる。
また、モータ42を下方に配置し、その上方に左右選別シュータ76,76を配置することにより、モータ42の近傍にも左右選別シュータ76,76を配置することができ、選別作業の自由度を高めることができる。
また、左右搬送フレーム37,37の後部を後面パネル93で被覆し、左右両側を左右サイドパネル94,94で被覆している。しかして、後面パネル93及び左右サイドパネル94,94を取り外すことにより、モータ42や左右選別搬送ベルト41,41の伝動機構のメンテナンスを容易に行なうことができる。
また、左右フレーム36,36の後側内部には、モータ42の下方に位置するように制御盤95を設けている。左右フレーム36,36の後部には後面パネル93の下方に位置するように、コンテナ載置用の作業台96を設けている。この作業台96は左右方向の軸で軸支し、後方へ突出した載置姿勢、及び、上方へ回動した収納姿勢に変更できるように構成している。また、作業台96を上方に回動した収納姿勢で、上下方向の溝部(図示省略)に沿って作業台96を下方に落し込むことにより、収納姿勢でロックできるように構成している。前記構成によると、作業台96を後方へ突出した載置姿勢にし、後面パネル93を取り外すことにより、モータ42や伝動機構のメンテナンスをすることができる。
また、左右フレーム36,36の左右選別搬送ベルト41,41の下手側後部に、モータ取付台91を設け、モータ取付台91にモータ42を載置し、このモータ取付台91の下方に制御盤95を設け、モータ取付台91を平面視で制御盤95よりも大きくし上方から覆うように構成している。前記構成によると、制御盤95への水の侵入を防止することができ、また、制御盤95が作業台96の近くに位置しているので、オペレータの操作が容易になる。
整列部の側面図 整列部の平面図 選別部の側面図 選別部の平面図 選別部の背面図 選別部の正面断面図 選別部の部分平面図 選別部の部分側面図 (a)整列部の要部拡大正面図 (b)掻き出し突起の側面図 選別部の別実施例の部分平面図 選別部の別実施例の正面断面図 選別部の別実施例の部分側面図 選別部の別実施例の背面図 選別部の別実施例の部分平面図 選別部の別実施例の正面断面図 選別部の別実施例の部分側面図 選別部の別実施例の背面図 選別部の別実施例の側面図 選別部の別実施例の背面図 選別部の別実施例の側面図 選別部の別実施例の背面図 選別部の別実施例の側面図
符号の説明
37 搬送フレーム
54 選別搬送装置
55 接続アーム
56 重量感知アーム
57 重量感知板
58 重量設定アーム
60 重り装着手段(重り皿)
61 検知距離調節手段(検知距離調節ボルト)
63 検知センサ
64 重量選別装置
71 排出装置
76 回収部材(選別シュータ)
82 検知アーム(オフセット取付板)

Claims (4)

  1. 作物を選別搬送する選別搬送装置(54)と、該選別搬送装置(54)で搬送される作物の重量を検知する重量選別装置(64)と、該重量選別装置(64)で検知した重量に応じて作物を排出する排出装置(71)と、該排出装置(71)から排出された作物を回収する回収部(79)とを備えた作物選別装置において、
    前記選別搬送装置(54)の搬送機枠(37)の外側部に接続アーム(55)を作動自在に設け、該接続アーム(55)の機体外側部に前記排出装置(71)が作動する選別重量を設定する重り配設用の重量設定アーム(58)を設け、前記接続アーム(55)の機体内側部に前記選別搬送装置(54)で搬送中の作物の重量を感知する重量感知板(57)取付用の重量感知アーム(56)を取り付け、前記接続アーム(55)の機体外側部に検知距離調節手段(61)を介して検知センサ(63)作動用の検知アーム(82)を取り付けたことを特徴とする作物選別装置。
  2. 前記接続アーム(55)の機体外側部に、前記重量設定アーム(58)に選別重量設定用の重りを装着する重り装着手段(60)及び検知距離調節手段(61)を介して検知センサ(63)作動用の検知アーム(82)を取り付け、該重り装着手段(60)及び検知距離調節手段(61)を上下あるいは左右に互いに偏位した位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の作物選別装置。
  3. 前記搬送機枠(37)の上部に前記選別搬送装置(54)、前記重量選別装置(64)及び前記排出装置(71)を配設し、前記搬送機枠(37)の下部に前記回収部材(76)を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作物選別装置。
  4. 前記選別搬送装置(54)の作物搬送方向に対して回収部材(76)の作物の取出し口が左右方向に向く構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の作物選別装置。
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