JP6360303B2 - 作物選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作物を等級別に選別する作物選別装置に関するものである。
特許文献1に記載の作物選別装置は、選別搬送装置で搬送する作物の重量を重量検知装置で検知し、重量が所定量以上であると送出装置が作動し、作物を案内シュータに送り込み、案内シュータの下方、及び整列搬送装置の搬送終端部に設けられたコンテナで重量別に作物を選別するものである。この作物選別装置では、重量検知装置の前後端部、及び重量検知装置の前後間に設ける選別搬送ベルトの受け台の前後端部を屈曲させ、重量検知装置と受け台との間を作物が通過する際の高低差を抑える構造が開示されている。
また、特許文献2には、整列搬送装置の左右両側に傾斜板を、機体左右両側から整列搬送装置に向かう傾斜姿勢で各々配置したことにより、汲上搬送装置の左右幅のどこから作物が排出されても作物が傾斜板上を転がり落ち、整列搬送装置に移動する構成が開示されている。
特開2011−206652号公報 特開2010−155660号公報
特許文献1記載の作物選別装置では、作物を選別する際、大型(2〜4L)や小型(2〜3S)は比較的少数であり、大多数は中型(S、M、L)である。このため、中型に対応する送出装置の送り出し位置には短い間隔で作物が到達しやすく、打撃が遅いと作物が一段階軽量な作物の案内シュータ位置に移動してしまい、収容容器に異なるサイズの作物が混ざり、選別精度が低下する問題がある。
また、重量検知装置は作物の重量によって上下動する構成であるので、重量検知装置と受け台との段差によって作物の搬送速度が乱されることで、送出装置が作物を送り出すタイミングが乱れ、異なる案内シュータに作物が送り出されてしまい、選別精度が低下する問題がある。
上記のような選別精度が低下するという問題により、誤ったサイズに混入した作物を適切なサイズに選別する作業が必要となり、作業者の労力が増大する。
特許文献2記載の整列搬送装置では、作物が汲上搬送装置から排出される際、整列搬送装置に直交する方向、即ち作物の長手方向が左右方向を向いていると、作物が左右の傾斜板の左右間にはまり込み、そこから移動しなくなり、人手で作物を移動させる必要が生じる問題がある。
しかも、作物が傾斜板上に滞留していると、この作物が別の作物の移動を妨げる問題や、上方から後続の作物が落下して衝突し、衝撃で傷が付いてしまい、商品価値が低下する問題がある。
よって上記問題を解決する作物選別装置を提供することが、本発明が解決しようとする課題である。
本発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、作物を選別搬送する選別搬送部(E)に、作物を機体前側から後側に向けて搬送する搬送装置(70)と、作物の測定を行う二以上の測定装置(75、・・・)と、これらの測定装置(75、・・・)で測定した条件が揃うと、測定した作物を前記搬送装置(70)から送り出す二以上の送出装置(84、・・・)とを備えると共に、前記搬送装置(70)の側方には、前記送出装置(84、・・・)に送り出された作物を案内する案内部材(93、・・・)と、これら案内部材(93、・・・)の下部には、作物を収容する収容部材(92、・・・)と、を各々備え、前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能とし、前記測定装置(75)の機体後方に、前記搬送装置(70)を構成する搬送無端帯(68)を受ける受部材(76)を設けると共に、前記搬送装置(70)の側方に、この受部材(76)上に搬送された作物を送り出す前記送出装置(84)を設け、前記測定装置(75)が、作物を測定する際に降下する上下動機構を有し、前記受部材(76)の上面が、機体前側から機体後側に向けて上方傾斜し、更に前記受部材(76)の上面の機体前側の高さが、前記測定装置(75)が最も下降したときの、この測定装置(75)の上面の機体後側と同じ高さとなり、前記受部材(76)の上面の機体後側の高さが、この受部材(76)の機体後方に配置した前記測定装置(75)が最も上昇したときの、この測定装置(75)の上面の機体前側と同じ高さとなるたことを特徴とする作物選別装置である。
また、請求項2記載の発明は、作物を選別搬送する選別搬送部(E)に、作物を機体前側から後側に向けて搬送する搬送装置(70)と、作物の測定を行う二以上の測定装置(75、・・・)と、これらの測定装置(75、・・・)で測定した条件が揃うと、測定した作物を前記搬送装置(70)から送り出す二以上の送出装置(84、・・・)とを備えると共に、前記搬送装置(70)の側方には、前記送出装置(84、・・・)に送り出された作物を案内する案内部材(93、・・・)と、これら案内部材(93、・・・)の下部には、作物を収容する収容部材(92、・・・)と、を各々備え、前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能とし、 前記送出装置(84)を、鉛直回動軸(110)を中心に左右に回動自在な送出板(109)と、この送出板(109)を回動させる駆動装置(111)と、により構成し、この送出板(109)の回動量を調節自在とすると共に、前記駆動装置(111)の作動を検知する駆動検知部材を設け、この駆動検知部材が検知状態になると、前記駆動装置(111)への通電を遮断することを特徴とする作物選別装置である。
また、請求項3記載の発明は、作物を選別搬送する選別搬送部(E)に、作物を機体前側から後側に向けて搬送する搬送装置(70)と、作物の測定を行う二以上の測定装置(75、・・・)と、これらの測定装置(75、・・・)で測定した条件が揃うと、測定した作物を前記搬送装置(70)から送り出す二以上の送出装置(84、・・・)とを備えると共に、前記搬送装置(70)の側方には、前記送出装置(84、・・・)に送り出された作物を案内する案内部材(93、・・・)と、これら案内部材(93、・・・)の下部には、作物を収容する収容部材(92、・・・)と、を各々備え、前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能とし、作物を貯留する貯留部(A)と、この貯留部(A)から作物を運び出す汲上搬送部(B)と、この汲上搬送部(B)から作物を受けて一列に整列させる整列搬送部(C)と、を備え、前記整列搬送部(C)には、作物を搬送するための整列搬送コンベア(37)と、整列搬送中に列から外れた作物を前記貯留部(A)に移動させるフィードバックシュータ(54)とを備えると共に、前記整列搬送コンベア(37)に向けて下方傾斜する左右の傾斜板(24、24)と、この傾斜板(24)の左右外側に整列側壁(25)と、を設け、前記傾斜板(24)の傾斜角度を変更可能に構成したことを特徴とする作物選別装置である。
また、請求項4記載の発明は、前記傾斜板(24)の上辺に、鉛直上方に向けて延長側壁(27)を設けることで、この延長側壁(27)を上下位置調節自在に構成し、この延長側壁(27)の後方視の断面が、下方に向けた凸部を有する三角形状であることを特徴とする請求項3に記載の作物選別装置である。
また、請求項5記載の発明は、前記傾斜板(24)を弾性部材で構成し、この傾斜板(24)を下方から押し上げる押上装置を備え、この押上装置により前記傾斜板(24)を押し上げると、前記傾斜板(24)が上方に向けて凸形状となることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の作物選別装置である。
また、請求項6記載の発明は、前記案内部材(93)を、作物が転がる下案内板(101)と、この下案内板(101)の機体前側に設ける前側面板(102)と、前記下案内板(101)の機体後側に設ける後側面板(103)と、により上部開口の断面「コ」の字形状に形成し、前記後側面板(103)を機体後側に移動させることで前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能としたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の作物選別装置である。
また、請求項7記載の発明は、前記前側面板(102)を機体後側に移動可能としたことを特徴とする請求項に記載の作物選別装置である。
請求項1記載の発明によれば、あるサイズの作物の搬送量が多いときに、案内部材(93)の作物受入部の前後幅を広くすることができ、送出装置(84)の作物の送り出し位置が搬送方向下手側となったときであっても、該当する条件の案内部材(93)で作物を受けて収容部材(92)に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
また、測定装置(75)が、作物を測定する際に降下する上下動機構を有し、受部材(76)の上面が、機体前側から機体後側に向けて上方傾斜し、更に受部材(76)の上面の機体前側の高さが、測定装置(75)が最も下降したときの、この測定装置(75)の上面の機体後側と同じ高さとなることにより、段差があることによる作物搬送のタイミングのずれが発生せず、該当する条件の案内部材(93)で作物を受けて収容部材(92)に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
また、受部材(76)の上面が、機体前側から機体後側に向けて上方傾斜し、受部材(76)の上面の機体後側の高さが、この受部材(76)の機体後方に配置した測定装置(75)が最も上昇したときの、この測定装置(75)の上面の機体前側と同じ高さとなることにより、受部材(76)から測定装置(75)へ作物が移動する際に、段差があることによる作物搬送のタイミングのずれが発生せず、該当する条件の案内部材(93)で作物を受けて収容部材(92)に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
請求項2記載の発明によれば、あるサイズの作物の搬送量が多いときに、案内部材(93)の作物受入部の前後幅を広くすることができ、送出装置(84)の作物の送り出し位置が搬送方向下手側となったときであっても、該当する条件の案内部材(93)で作物を受けて収容部材(92)に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
また、送出板(109)の回動量を調節自在とすることにより、サイズの大きい作物を送り出す送出装置(84)では回動量を小さくして、動作時間を短くできるので、送出装置(84)の動作が遅れることがなくなり、該当する条件の案内部材(93)で作物を受けて収容部材(92)に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
また、駆動装置(111)の作動を検知する駆動検知部材が検知状態になると、送出装置(84)の駆動装置(111)への通電を遮断することにより、送出板(109)の戻し動作を素早く行うことができる。これによっても送出装置(84)の動作が遅れることがなくなり、該当する条件の案内部材(93)で作物を受けて収容部材(92)に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
請求項3記載の発明によれば、あるサイズの作物の搬送量が多いときに、案内部材(93)の作物受入部の前後幅を広くすることができ、送出装置(84)の作物の送り出し位置が搬送方向下手側となったときであっても、該当する条件の案内部材(93)で作物を受けて収容部材(92)に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
また、傾斜板(24)の傾斜角度を変更可能に構成したことにより、傾斜板(24)の角度を左右で異ならせることができる。これにより汲上搬送部(B)から引き継がれた作物の長手方向が、左右方向になった場合であってもその姿勢が水平になることが少なくなり、左右の傾斜板(24、24)上に滞留しにくくなるので、選別作業の能率が向上すると共に、滞留した作物上に後続の作物が落下することが防止され、接触の衝撃で作物が傷つくことが防止される。
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、傾斜板(24)の上辺に、鉛直上方に向けて延長側壁(27)を設けて、この延長側壁(27)を上下位置調節自在に構成することで、延長側壁(27)が作物の脱落を防止するので、作物が落下の衝撃で傷ついて商品価値が低下することを防止できると共に、落下した作物を拾い集める作業が不要となるので作業能率が向上する。
また、延長側壁(27)の後方視の断面が、下方に向けた凸部を有する三角形状であることにより、延長側壁(27)と整列側壁(25)との間にできる隙間を小さくでき、この隙間に作物が挟まって滞留することを防止できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、傾斜板(24)を弾性部材で構成したことにより、汲上搬送部(B)から排出される作物の落下の衝撃を和らげることができるので、作物が傷つきにくくなり、商品価値が低下することを防止できる。
また、傾斜板(24)を下方から押し上げる押上装置を備えることにより、傾斜板(24)が凹んだ状態になることを防止できる。また、傾斜板(24)が上方に向けて凸形状となることにより、作物が左右の傾斜板(24、24)上に滞留することを防止できる。これにより、作業者が作物を移動させる必要がなく、省力化や、作業能率の向上を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、案内部材(93)を上部開口の断面「コ」の字形状に形成し、後側面板(103)を機体後側に移動させることで、案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能としたことにより、容易に案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更でき、作業能率が向上する。
また、案内部材(93)の作物受入部の前後幅を、最も小さくした場合に、下案内板(101)の幅以下に作物受入部の前後幅が小さくなることがない。よって前後幅の調整作業を行った場合に誤作業をすることがなく、作業能率が向上する。
請求項7記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加えて、前側面板(102)を機体後側に移動可能としたことにより、機体前側に位置する案内部材(93)の後側面板(103)の機体後側への動作に合わせて、前側面板(102)を機体後側に移動させることができる。これにより、機体前側に位置する案内部材(93)の後側面板(103)の開口操作を、機体後側に位置する案内部材(93)の前側面板(102)に妨げられることがなく、案内部材(93)の作物受入部の前後幅を広くすることができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
本発明の第一実施形態にかかる作物選別装置の側面図である。 図1の作物選別装置の平面図である。 図1の作物選別装置の貯留部から整列搬送部にかけての拡大側面図である。 図3の貯留部から整列搬送部にかけての拡大平面図である。 図1の作物選別装置の整列搬送部の平面図である。 図5の整列搬送部の側面図である。 図5の整列搬送部の背面図である。 図1の作物選別装置の選別搬送部の側面図である。 図8の選別搬送部の平面図である。 図8の選別搬送部の測定装置周辺の拡大側面図である。 図8の選別搬送部の拡大平面図である。 図8の選別搬送部の案内部材の平面図である。 本発明の第二実施形態にかかる作物選別装置の案内部材の側面図である。
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、選別対象となる作物が、選別されて別方向に送り出される前の移動方向を基準として、搬送始端側を機体前側、搬送終端側を機体後側とする。
本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明の第一実施形態にかかる作物選別装置の側面図を、図2には平面図を示す。第一実施形態にかかる作物選別装置は、人参を選別する装置である。この作物選別装置は、洗浄された作物を貯留する貯留部Aと、この貯留部Aから作物を上方に搬送する汲上搬送部Bと、この汲上搬送部Bから作物を引き継いで作物を一本ずつ整列させる整列搬送部Cと、この整列搬送部Cから作物を受けて搬送し、設定した条件に応じた作物を回収部に跳ね出す選別搬送部Eと、から構成される。
まず、貯留部Aについて説明する。
図3には、本発明の第一実施形態にかかる作物選別装置の貯留部Aから整列搬送部Cにかけての拡大側面図を、図4には拡大平面図を示す。図1から図4に示すように、メインフレーム1の搬送方向上手側前部に作物を貯留するホッパ2を取り付ける。このホッパ2は、搬送方向上手側の前端部に下り傾斜姿勢で取り付けた傾斜板2aと、左右両側端部に夫々下り傾斜姿勢で取り付けた左右傾斜板2b,2bとにより、漏斗形状を構成する。
次に、汲上搬送部Bについて説明する。
図1から図4に示すように、汲上搬送部Bを構成するのは、主に汲上搬送コンベア16と、この汲上搬送コンベア16の動力装置である。この汲上搬送コンベア16は、以下のように構成する。即ち前記ホッパ2の内側下部に左右側板3,3を取り付けると共に、該左右側板3,3の後端部に左右汲上側板4,4を後上り傾斜姿勢に取り付ける。左右側板3、3の前端には従動シャフト11、左右側板3、3と左右汲上側板4、4との境目に左右中間シャフト9、左右汲上側板4、4の後端に駆動シャフト6をそれぞれ設け、それぞれのシャフトの左右両端にスプロケットを設け、これらのスプロケットに左右伝動チェーン12、12を無端状に巻き掛ける。さらに、左右伝動チェーン12,12の左右間に作物を搬送方向下手側へ搬送する複数の搬送ローラ14…を回転自在に取り付け、左右汲上側板4,4の終端部に作物を排出する排出シュータ15を取り付けて、汲上搬送コンベア16を構成する。
メインフレーム1の前後方向の略中央部で且つ上側に支持台17を取り付け、該支持台17の上部に汲上搬送コンベア16に駆動力を供給する駆動モータ18を取り付ける。また、前記左右汲上側板4,4の左右一側に汲上伝動ケース19を取り付け、この汲上伝動ケース19内のチェーンおよびスプロケットにより駆動モータ18の動力を、汲上搬送コンベア16の駆動シャフト6に伝動する。
次に、整列搬送部Cについて説明する。
図5には本発明の第一実施形態にかかる作物選別装置を構成する整列搬送部Cの平面図を、図6には側面図を、図7には機体後方からの背面図を示す。図1から図7に示すように、汲上搬送部Bから作物を受けて一列に整列させる整列搬送部Cは、汲上搬送部Bを構成する汲上搬送コンベア16の左右中央の機体後方に、作物を機体後方へ搬送する整列搬送コンベア37を設ける。この整列搬送コンベア37に向けて、下方傾斜する左右の傾斜板24、24と、更にこの傾斜板24の左外側に、前後方向の整列側壁25を設ける。メインフレーム1の後側上部には、整列搬送部Cを構成する要素を固定するための整列搬送フレーム23を取り付け、整列搬送コンベア37等はこの整列搬送フレーム23に固定する。整列側壁25は、整列搬送部Cと、後述する選別搬送部Eとの搬送経路がL字形状になるように組み合わせる場合、収納できる構成とする。
本発明の第一実施形態にかかる作物選別装置では、整列搬送部Cを構成する左側の傾斜板24の傾斜角度を変更可能に構成する。そしてこの左側の傾斜板24の上辺に、鉛直上方に向けて延長側壁27を設ける。この延長側壁27は、傾斜板24の傾斜角度を変更することによりその上下位置を調節自在にできる。この延長側壁27は、機体後側からの後方視の断面形状が、直角三角形となるように構成し、その三角形の凸部の下頂点(前後の下辺)で傾斜板24の上端(前後の上辺)と結合する。また、延長側壁27の上端と、この延長側壁のない側の整列側壁25と、の水平方向の長さは、汲上搬送コンベア16の左右汲上側板4、4との幅と同じにし、延長側壁27は、左右どちらの傾斜板24にも取り付け可能とする。
傾斜板24の傾斜角度を変更可能に構成したことにより、傾斜板24の角度を左右で異ならせることができる。これにより汲上搬送部Bから引き継がれた作物の長手方向が、左右方向になった場合であってもその姿勢が水平になることが少なくなり、左右の傾斜板24、24上に滞留しにくくなるので、選別作業の能率が向上すると共に、滞留した作物上に後続の作物が落下することが防止され、接触の衝撃で作物が傷つくことが防止される。
傾斜板24の上辺に、鉛直上方に向けて延長側壁27を設けて、この延長側壁27を上下位置調節自在に構成することで、延長側壁27が作物の脱落を防止するので、作物が落下の衝撃で傷ついて商品価値が低下することを防止できると共に、落下した作物を拾い集める作業が不要となるので作業能率が向上する。
延長側壁27の後方視の断面が、下方に向けた凸部を有する三角形状であることにより、延長側壁27と整列側壁25との間にできる隙間を小さくでき、この隙間に作物が挟まって滞留することを防止できる。
整列搬送フレーム23には、整列搬送コンベア37に駆動力を供給する整列駆動モータ28を取り付け、整列駆動モータ28からの動力は、スプロケットとこれらに巻き回したチェーンにより整列搬送コンベア37に伝動する。整列搬送コンベア37は、整列した作物に接する複数の選別搬送ベルト35、・・・とこれらの選別搬送ベルト35を巻き掛ける複数の選別搬送プーリ33、・・・で構成する。
整列搬送コンベア37の前後略中央には、供給された作物を整列させるための開口部26を形成し、開口部26の前側の搬送経路上方に、第1ガイドプレート51、51を搬送方向下手側ほど上方に向かわせて取り付ける。なお、該第1ガイドプレート51,51の搬送下手側端部の間隔は、作物である人参が一本通過可能な間隔である60〜80mm程度に設定する。
開口部26の後側で且つ整列搬送コンベア37の搬送経路上方に、第2ガイドプレート52,52を搬送方向下手側ほど左右間隔が狭くなるように取り付ける。第2ガイドプレート52,52の搬送下手側端部の間隔は、第1ガイドプレート51,51の搬送下手側端部の間隔よりも大きくする。具体的には、左右第2整列搬送コンベア48,48の搬送方向に対して横向きになった人参が姿勢を修正されながら通過可能な間隔である80〜100mm程度に設定する。左右の第1ガイドプレート51,51及び第2ガイドプレート52,52は、軟質ゴム、塩化ビニル等の軟質材で構成する。
開口部26の排出口の外側には、整列搬送コンベア37からあふれた作物をホッパ2に流下させるフィードバックシュータ54を着脱自在に取り付ける。なお、開口部26及びフィードバックシュータ54の表面に、平坦な塩化ビニル板等を敷設し、作物に加わる落下の衝撃を吸収する構成とする。
なお、別の実施形態として、傾斜板24を弾性部材で形成し、この傾斜板24を下方から押し上げる押上装置を備える構成とすることもできる。この場合、傾斜板24を上方に向けて凸形状とすることも可能である。この時押上装置は、スプリング付のジャッキを用い、ジャッキの先端を接触抵抗の少ない球形状とし、この球部分が回転するように構成する。ジャッキ先端の昇降はネジ式で微調整可能とし、その操作部は、下方を向いて設ける。なお押上装置は左右いずれの傾斜板24、24に対しても設けることができる。更に一方の傾斜板24を凸形状としたときは、他方の傾斜板24を、鋼板にクッション材を表面に施した構成とする。
傾斜板24を弾性部材で構成したことにより、汲上搬送部Bから排出される作物の落下の衝撃を和らげることができるので、作物が傷つきにくくなり、商品価値が低下することを防止できる。
傾斜板24を下方から押し上げる押上装置を備えることにより、傾斜板24が凹んだ状態になることを防止できる。また、傾斜板24が上方に向けて凸形状となることにより、作物が左右の傾斜板24、24上に滞留することを防止できる。これにより、作業者が作物を移動させる必要がなく、省力化や、作業能率の向上を図ることができる。
次に、選別搬送部Eについて説明する。
図8には、本発明の第一実施形態にかかる作物選別装置の選別搬送部Eの側面図を、図9には平面図を示す。選別搬送部Eは、図8及び図9の左側に位置する整列搬送部Cで一列に整列させられた作物を、図の左側である機体前側から、図の右側である機体後側へ搬送する搬送装置70と、搬送中の作物の測定を行う5台の測定装置75、・・・と、これらの測定装置75、・・・で、搬送途中の作物の重量が測定され、その測定した値が所定の条件を満たすと、測定した作物を搬送装置75の左側へ送り出す5台の送出装置84、・・・とを備え、更に搬送装置75の左側方には、送出装置84、・・・から送り出された作物を案内する案内部材93、・・・と、これら5台の案内部材93、・・・の下部には、作物を収容する収容部材92(2S以外のものは不図示)を各々備える。
整列搬送部Cの機体後方には選別フレーム55を配置し、この選別フレーム55に選別搬送部Eを構成する搬送装置70等を固定する。搬送装置70の駆動は、選別フレーム55の機体後方下部に設けた駆動モータ56からの動力を、チェーン等を用いて伝動して行う。
搬送装置70は、ベルトよりなる搬送無端帯68を、機体前側に設けた従動ローラ67と、機体後側に設けた駆動ローラ66との間に巻回し、駆動ローラ66を駆動モータ56により回転させることにより駆動する。駆動ローラ66と従動ローラ67は搬送ベルト68のそれぞれ外側端部の巻回域内に配置されるため、搬送ベルト68上に重量物が載ると、搬送ベルト68は重量に合わせて柔軟に上下に撓むことができる。
従動ローラ67と駆動ローラ66との間には、搬送装置70で搬送される作物の重量を検知する5台の測定装置75、…と、搬送無端帯68を受け、その弛みを防止すると共に移動を促進する5台の受部材76、…を交互に配置する。重量を測定する測定装置75の構成は、例えば特許文献1(特開2011−206652)に示すように公知の構成であり、作物を測定する際に作物の重量が、搬送無端帯68を通して測定装置75の上部に位置する重量検知板に作用すると、この重量検知板が降下する上下動機構を有する。測定装置75は3L,2L,L,M,Sの五つの等級に作物を選別可能に構成し、検知する重量を機体前側ほど重いもの、機体後側ほど軽いものとする。このように構成することで全ての測定装置75は検知を開始する下限値だけを設定すればよく、検知する重量の設定が容易となる。
図10には、図8の選別搬送部Eを構成する測定装置周辺の拡大側面図を示す。測定装置75の上面は水平であると共に、受部材76の上面は、機体前側から機体後側に向けて上方に向けてaだけ傾斜する構成とする。そして受部材76の上面の機体前側の高さは、作物が測定装置75で測定されるとき、即ち測定装置75が最も下降したときの、この測定装置75の上面の機体後側と同じ高さになるよう構成すると共に、受部材76の上面の機体後側の高さは、この受部材76の機体後方に配置した測定装置75が最も上昇したとき、即ち測定装置75から作物が運び去られたときの、この測定装置75の上面の機体前側と同じ高さになるように構成する。なお、受部材76の機体前後の上面高さを容易に調整することができるようにねじ等を設けると共に、測定装置75の可動部分は、受部材76と測定装置75の高さの差aを保持するために耐摩耗性のメッキ(無電解ニッケルメッキ等)を施す。
測定装置75が、作物を測定する際に降下する上下動機構を有し、受部材76の上面が、機体前側から機体後側に向けて上方傾斜し、更に受部材76の上面の機体前側の高さが、測定装置75が最も下降したときの、この測定装置75の上面の機体後側と同じ高さとなることにより、選別される作物が人参である場合に、人参の前後向きに影響を受けず、段差があることによる作物搬送のタイミングのずれが発生せず、該当する条件の案内部材93で作物を受けて収容部材92に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
受部材76の上面が、機体前側から機体後側に向けて上方傾斜し、受部材76の上面の機体後側の高さが、この受部材76の機体後方に配置した測定装置75が最も上昇したときの、この測定装置75の上面の機体前側と同じ高さとなることにより、受部材76から測定装置75へ作物が移動する際に、段差があることによる作物搬送のタイミングのずれが発生せず、該当する条件の案内部材93で作物を受けて収容部材92に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
図11には、図8の選別搬送部Eの拡大平面図を示す。5台の測定装置75それぞれの機体後方に、対応する受部材76と、この受部材76上に搬送された作物を、案内部材93のある機体左側へ送り出す送出装置84と、を設ける。送出装置84は、搬送無端帯68で搬送中の作物を側方から打撃して送り出すもので、鉛直回動軸110を中心に左右に回動自在な送出板109と、この送出板109を回動させる駆動装置111と、により構成する。駆動装置111は、ソレノイドアクチュエータを用いる。
本実施形態においては、送出板109の回動量を調節自在とする。即ち、あるサイズの作物が多くなり、送出板109の動作回数が多くなることを目視等で予想すると、そのサイズの送出装置84の送出板109の待機位置を、搬送装置70側に移動させ、送出板109の回動動作量を少なくする。例えばいくつかの送出板109の待機位置を、送出板109の端部が、搬送無端帯68の幅の1/3程度まで出てきた状態とし、他の送出板109の待機位置を、送出板109の端部が、搬送無端帯68の幅の1/4程度まで出てきた状態とする。
また駆動装置111の作動を検知する駆動検知部材を設け、この駆動検知部材が検知状態になると、駆動装置111への通電を遮断する。この場合送出板109は、鉛直回動軸110に設けたコイルばねの付勢力等により、通電遮断後ただちに待機位置へ戻る。送出板109の打撃作用面にはゴム等の弾性体を貼り付けることにより、打撃の衝撃で作物が傷付くことを防止している。
駆動装置111の作動を検知する駆動検知部材が検知状態になると、送出装置84の駆動装置111への通電を遮断することにより、送出板109の戻し動作を素早く行うことができる。これによっても送出装置84の動作が遅れることがなくなり、該当する条件の案内部材93で作物を受けて収容部材92に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
図12には、図8の選別搬送部Eの案内部材93の平面図を示す。図11及び図12に示すように、本実施形態にかかる案内部材93は、作物が転がる下案内板101と、この下案内板101の機体前側に設ける前側面板102と、下案内板101の機体後側に設ける後側面板103と、により構成し、この案内部材93上を右から左へ作物を案内する。下案内板101の表面は、滑りやすいクッション材を張り付け、転がる作物が傷つかないようにする。案内部材93上の作物の案内経路に垂直な断面を、下案内板101、前側面板102、後側面板103と、により、上部開口の断面「コ」の字形状に形成する。そして、案内部材93の後側面板103を機体後側に移動させることで、案内部材93の作物受入部の前後幅を変更可能とする。後側面板103は、ねじりコイルバネである第一付勢部材106により、作物の搬送方向に垂直方向でありかつ鉛直姿勢となるように付勢するよう構成する。また、後側面板103の上辺、かつ作物排出部周辺には、後側面板103の平行移動動作を行うための側面板操作部材107を設ける。後側面板103の高さは100mm程度であるので、その上辺に側面板操作部材107があっても、作物と接触することがない。後側面板103の作物受入部側の角部は軟質材料で蛇腹状に構成する。また、前側面板102についても機体後側に移動可能とする。後側面板103及び前側面板102は、任意の位置で蝶ネジ等を用いて固定する。
あるサイズの作物の搬送量が多いときに、案内部材93の作物受入部の前後幅を広くすることができ、送出装置84の作物の送り出し位置が搬送方向下手側となったときであっても、該当する条件の案内部材93で作物を受けて収容部材92に案内することができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。本実施形態では、LからSのサイズの作物を受ける案内部材93の後側面板103を機体後側へ移動させている。
案内部材93を上部開口の断面「コ」の字形状に形成し、後側面板103を機体後側に移動させることで、案内部材93の作物受入部の前後幅を変更可能としたことにより、容易に案内部材93の作物受入部の前後幅を変更でき、作業能率が向上する。
また、案内部材93の作物受入部の前後幅を、最も小さくした場合に、下案内板101の幅以下に作物受入部の前後幅が小さくなることがない。よって前後幅の調整作業を行った場合にご作業をすることがなく、作業能率が向上する。
前側面板102を機体後側に移動可能としたことにより、機体前側に位置する案内部材93の後側面板103の機体後側への動作に合わせて、前側面板102を機体後側に移動させることができる。これにより、機体前側に位置する案内部材93の後側面板103の開口動作を、機体後側に位置する案内部材93の前側面板102に妨げられることがなく、案内部材93の作物受入部の前後幅を広くすることができ、選別精度が向上するので、再度選別作業を行うことがなく作業能率が向上する。
後側面板103の上辺に後側面板103の側面板操作部材107を設けたことにより、仕切り板104及び後側面板103に沿って案内される作物が、操作部材107に接触することを防止できるので、操作部材107に対する接触による作物の傷つきや、作物が案内部材93上に滞留することが防止できる。
図13には、本発明の第二実施形態にかかる作物選別装置の案内部材93の機体左側からの図、即ち案内部材93に案内された作物の排出側からの図を示す。本実施形態においては、送出装置84からの作物を案内部材93に導くための仕切り板104を、選別搬送部Eを構成する選別フレーム55に設ける。仕切り板104の上部には、この仕切り板104を前後に回動するための回動軸を設け、仕切り板104の下部が、後側面板103の後側の面に接触する。仕切り板104を、ねじりコイルばねである第二付勢部材108により作物の搬送方向に垂直方向で、かつ鉛直姿勢となるように付勢する。なお仕切り板104の回動角度は±60°程度とする。
選別フレーム55に設けた仕切り板104の下部が、後側面板103の後側の面に接触する構成としたことにより、案内部材93の作物受入部の前後幅を変更する際の操作工数が少なくなり、幅調節作業に要する時間と労力が軽減される。
仕切り板104を第二付勢部材108により、作物の搬送方向に垂直方向かつ鉛直姿勢となるように付勢する構成としたことにより、作物受入部の前後幅を通常の位置に戻すときの作業の時間と労力が軽減される。なお、小型の作物に関しては仕切り板104の下部に作物が当たらないように、仕切り板104の姿勢を鉛直姿勢から後ろ方向へ回動している姿勢にすることも可能である。
また別の実施形態として、仕切り板104と後側面板103とを連結部材で連結することもできる。選別フレーム55に設けた仕切り板104と後側面板103と、を連結部材で連結する構成としたことにより、案内部材93の作物受入部の前後幅を変更する際の操作工数が少なくなり、幅調節作業に要する時間と労力が軽減される。
24 傾斜板
25 整列側壁
27 延長側壁
37 整列搬送コンベア
54 フィードバックシュータ
55 選別フレーム
70 搬送装置
75 測定装置
76 受部材
84 送出装置
93 案内部材
101 下案内板
102 前側面板
103 後側面板
104 仕切り板
106 第一付勢部材
107 側面板操作部材
108 第二付勢部材
109 送出板
110 鉛直回動軸
111 駆動装置
A 貯留部
B 汲上搬送部
C 整列搬送部
E 選別搬送部

Claims (7)

  1. 作物を選別搬送する選別搬送部(E)に、
    作物を機体前側から後側に向けて搬送する搬送装置(70)と、
    作物の測定を行う二以上の測定装置(75、・・・)と、
    これらの測定装置(75、・・・)で測定した条件が揃うと、測定した作物を前記搬送装置(70)から送り出す二以上の送出装置(84、・・・)とを備えると共に、
    前記搬送装置(70)の側方には、前記送出装置(84、・・・)に送り出された作物を案内する案内部材(93、・・・)と、
    これら案内部材(93、・・・)の下部には、作物を収容する収容部材(92、・・・)と、を各々備え、
    前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能とし
    前記測定装置(75)の機体後方に、前記搬送装置(70)を構成する搬送無端帯(68)を受ける受部材(76)を設けると共に、前記搬送装置(70)の側方に、この受部材(76)上に搬送された作物を送り出す前記送出装置(84)を設け、前記測定装置(75)が、作物を測定する際に降下する上下動機構を有し、
    前記受部材(76)の上面が、機体前側から機体後側に向けて上方傾斜し、更に前記受部材(76)の上面の機体前側の高さが、前記測定装置(75)が最も下降したときの、この測定装置(75)の上面の機体後側と同じ高さとなり、
    前記受部材(76)の上面の機体後側の高さが、この受部材(76)の機体後方に配置した前記測定装置(75)が最も上昇したときの、この測定装置(75)の上面の機体前側と同じ高さとなることを特徴とする作物選別装置。
  2. 作物を選別搬送する選別搬送部(E)に、作物を機体前側から後側に向けて搬送する搬送装置(70)と、作物の測定を行う二以上の測定装置(75、・・・)と、これらの測定装置(75、・・・)で測定した条件が揃うと、測定した作物を前記搬送装置(70)から送り出す二以上の送出装置(84、・・・)とを備えると共に、前記搬送装置(70)の側方には、前記送出装置(84、・・・)に送り出された作物を案内する案内部材(93、・・・)と、これら案内部材(93、・・・)の下部には、作物を収容する収容部材(92、・・・)と、を各々備え、前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能とし、
    前記送出装置(84)を、鉛直回動軸(110)を中心に左右に回動自在な送出板(109)と、この送出板(109)を回動させる駆動装置(111)と、により構成し、この送出板(109)の回動量を調節自在とすると共に、前記駆動装置(111)の作動を検知する駆動検知部材を設け、この駆動検知部材が検知状態になると、前記駆動装置(111)への通電を遮断することを特徴とする作物選別装置。
  3. 作物を選別搬送する選別搬送部(E)に、作物を機体前側から後側に向けて搬送する搬送装置(70)と、作物の測定を行う二以上の測定装置(75、・・・)と、これらの測定装置(75、・・・)で測定した条件が揃うと、測定した作物を前記搬送装置(70)から送り出す二以上の送出装置(84、・・・)とを備えると共に、前記搬送装置(70)の側方には、前記送出装置(84、・・・)に送り出された作物を案内する案内部材(93、・・・)と、これら案内部材(93、・・・)の下部には、作物を収容する収容部材(92、・・・)と、を各々備え、前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能とし、
    作物を貯留する貯留部(A)と、この貯留部(A)から作物を運び出す汲上搬送部(B)と、この汲上搬送部(B)から作物を受けて一列に整列させる整列搬送部(C)と、を備え、
    前記整列搬送部(C)には、作物を搬送するための整列搬送コンベア(37)と、整列搬送中に列から外れた作物を前記貯留部(A)に移動させるフィードバックシュータ(54)とを備えると共に、前記整列搬送コンベア(37)に向けて下方傾斜する左右の傾斜板(24、24)と、この傾斜板(24)の左右外側に整列側壁(25)と、を設け、前記傾斜板(24)の傾斜角度を変更可能に構成したことを特徴とする作物選別装置。
  4. 前記傾斜板(24)の上辺に、鉛直上方に向けて延長側壁(27)を設けることで、この延長側壁(27)を上下位置調節自在に構成し、この延長側壁(27)の後方視の断面が、下方に向けた凸部を有する三角形状であることを特徴とする請求項3に記載の作物選別装置。
  5. 前記傾斜板(24)を弾性部材で構成し、この傾斜板(24)を下方から押し上げる押上装置を備え、この押上装置により前記傾斜板(24)を押し上げると、前記傾斜板(24)が上方に向けて凸形状となることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の作物選別装置。
  6. 前記案内部材(93)を、作物が転がる下案内板(101)と、この下案内板(101)の機体前側に設ける前側面板(102)と、前記下案内板(101)の機体後側に設ける後側面板(103)と、により上部開口の断面「コ」の字形状に形成し、
    前記後側面板(103)を機体後側に移動させることで前記案内部材(93)の作物受入部の前後幅を変更可能としたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の作物選別装置。
  7. 前記前側面板(102)を機体後側に移動可能としたことを特徴とする請求項に記載の作物選別装置。
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