JP2009094509A - シリコンウエハーの洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、シリコンウエハーの洗浄方法に関するものである。
【解決手段】本発明は、(S11)シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄する段階;(S12)上記(S11)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;(S13)上記(S12)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を塩酸、オゾン水及び脱イオン水を含んでなる洗浄液を用いて洗浄する段階;(S14)上記(S13)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;及び(S15)上記(S14)段階でリンスされたシリコンウエハーを乾燥させる段階;を含んで行うことを特徴とする。本発明によれば、洗浄工程とともにシリコンウエハーの表面に強い酸化力を持つ物質を用いて安定した表面酸化膜を形成することで、時間が経過しても外部の不純物がシリコンウエハーの表面に吸着されるなどの問題を解決することができ、かつ工程が簡単で安全に行える長所がある。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコンウエハーの洗浄方法に関するものであって、さらに詳しくは、シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄した後、リンスし、その後所定の洗浄液を用いた洗浄とリンスとを繰り返してシリコンウエハーの表面に対するヘイズ汚染を防止するための酸化膜を形成し、より簡単な工程が可能なシリコンウエハーの洗浄方法に関する。
シリコンウエハーはウエハーの製造工程や、素子集積のための半導体工程が行われる過程で各種の汚染物により表面が汚染される。特に、シリコンウエハーをクリーンルームでカセット内に保管した後、一定時間が経過するか包装したウエハーを出荷した後、時間の経過につれてヘイズ(haze)汚染が発生され得る。これを時間依存性ヘイズ(time dependent haze、略称「TDH」ともいう)という。このようなヘイズ汚染の主な原因物質は、金属、環境ガス成分、水分などと知られている。このような汚染物は半導体素子の歩留まりを低下させる原因になる。したがって、ベア(bare)シリコンウエハーの製造時にはCMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いた鏡面研磨工程の以後に洗浄工程を行い、そして半導体素子の製造時には汚染物が多く発生する単位半導体工程の以後に洗浄工程を行って、ウエハーに対する汚染物の濃度を適正なレベルに制御している。
今日まで広範囲に用いられるシリコンウエハーの洗浄方法としては、湿式洗浄方法に区分されるRCA洗浄法を挙げることができ、その短所を補うための他の洗浄法が提案されている。
従来のRCA洗浄法は、高濃度の強酸及び強塩基の化学薬品を用いる高温湿式工程であって、通常、RCA洗浄法は、標準洗浄1(Standard Cleaning 1、以下、「SC‐1」と略する)と標準洗浄2(Standard Cleaning 2、以下、「SC‐2」と略する)の二つの段階で構成される。
標準洗浄1であるSC‐1洗浄に用いられる洗浄液(以下、「SC‐1洗浄液」と略する)は、アンモニア水、過酸化水素及び超純水(DI water)の混合洗浄液を用いて75〜90℃くらいの温度で行う洗浄工程であって、過酸化水素によるウエハー表面の酸化とアンモニア水によるウエハー表面の微細エッチングを同時反復的に行って、ウエハー表面から有機汚染物と金属不純物(Au,Ag,Cu,Ni,Cd,Zn,Co,Crなど)を除去する洗浄工程である。そして、標準洗浄2であるSC‐2洗浄に用いられる洗浄液(以下、「SC‐2洗浄液」と略する)は、塩酸、過酸化水素及び超純水の混合洗浄液を用いて75〜85℃くらいの温度で行う洗浄工程であって、アルカリイオン(Al3+,Fe3+,Mg2+)、Al(OH),Fe(OH),Mg(OH),Zn(OH)などの水酸化物質、そして、SC‐1洗浄で除去されない残存汚染物をさらに除去する洗浄工程である。
このような時間依存性ヘイズは、ウエハー表面に存在するイオン、有機物または周囲環境に起因する追加汚染源が吸着されてウエハー表面を疎水性化させ、保管後の時間の経過につれて発生している。また、ウエハーが存在する雰囲気の温度及び湿度差によって発生し、その差が大きいほどヘイズ汚染が発生しやすい。従って、ウエハー表面は親水性が確保され維持できる措置を講じることによって追加的な汚染付着の問題が防止できることが知られている。
すなわち、シリコンウエハーの表面の親水性化がなされることで、その表面が安定化され、このような親水性に安定化された表面には洗浄工程前後の各種のパーティクルや異物の付着が最小化され、その表面の清浄な状態が維持され得る。
従来から時間依存性ヘイズの発生に対する多様な原因と、その発生経路に対する研究が行われてきた。一方、時間依存性ヘイズの発生を抑制することができる具体的な技術的代案として、日本国特許出願2005‐341168号に関連技術が開示されている。これによれば、シリコンウエハーを高温純粋とイソプロピルアルコール蒸気で処理し、以後シリコンウエハーを窒素またはアルゴンのような不活性雰囲気に保存する方法が開示されている。しかし、このような方法はその工程が非常に複雑であり、高温工程による安全事故の問題が懸念され、イソプロピルアルコールによる、有機物汚染及びヘイズ発生の他の汚染源になり得る短所が存在している。
以上のように、従来のシリコン表面に対するRCA洗浄法及びその短所を補うために提案されている多くの補充技術を組み合わせる場合には、シリコンウエハーの表面に存在する汚染物質の除去や表面粗さの改善をなすことができる。しかし、過度の洗浄液の使用により洗浄工程で発生する廃水を処理するとき、脱過酸化水素工程を適用しなければならないので廃水処理の費用が多く所要される。なお、高温で洗浄工程が行わなければならないのでエネルギーの消費量が多く、多量の洗浄液の使用により工程費用が多く所要される問題がある。そして、前述した従来の方法に従う洗浄工程で一部除去された金属不純物がシリコンウエハーに再付着されて再び汚染源として働くなどの多くの問題点も指摘されている。
このようなシリコンウエハーに対する洗浄前後にその表面に対する汚染の問題はもちろん、長期保管による時間の経過につれて発生し得る追加的なヘイズ汚染を防止するための新しい形態の洗浄方法に対する研究が関連業界で倦まず弛まなく行われてきており、このような技術的背景の下で本発明が案出されたものである。
本発明が解決しようとする技術的課題は、シリコンウエハーに対する洗浄前後の汚染防止はもちろん、加工が完了した後、一定時間以上保管が要求される場合にその時間の経過につれてシリコンウエハーの表面に対する追加的なヘイズ汚染を防止しようとすることにあり、このような課題を解決するために提示された従来の技術が持つ工程の複雑性と危険性の問題を同時に解決しようとすることにある。従って、本発明はこのような技術的課題を解決することができるシリコンウエハーの洗浄方法を提供することにその目的がある。
本発明が提供するシリコンウエハーの洗浄方法の一つは、(S11)シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄する段階;(S12)上記(S11)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;(S13)上記(S12)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を塩酸、オゾン水及び脱イオン水を含んでなる洗浄液を用いて洗浄する段階;(S14)上記(S13)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;及び(S15)上記(S14)段階でリンスされたシリコンウエハーを乾燥させる段階;を含んで行うことを特徴とする。
上記(S13)段階は、洗浄液に対して超音波震動を印加しながら行うことが望ましい。上記(S11)段階の標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液は、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、上記水酸化アンモニウムは上記脱イオン水重量対比2ないし20%濃度で含まれ、上記過酸化水素は上記脱イオン水重量対比4ないし20%濃度で含まれることが望ましく、上記(S11)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことが望ましい。上記(S13)段階の洗浄液は、上記塩酸が上記脱イオン水重量対比1ないし10%濃度で含まれることが望ましく、上記(S13)段階の洗浄は、20ないし30℃の温度で、3ないし10分間行うことが望ましい。上記(S13)段階の洗浄液に含まれるオゾンは、脱イオン水対比1ないし20ppmの濃度を持つことが望ましい。
本発明が提供するシリコンウエハーの洗浄方法の他の一つは、(S21)シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄する段階;(S22)上記(S21)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;(S23)上記(S22)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を標準洗浄2に従うSC‐2洗浄液で洗浄する段階;(S24)上記(S23)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;(S25)上記(S24)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を、オゾン水を用いて洗浄する段階;(S26)上記(S25)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を、脱イオン水を用いてリンスする段階;及び(S27)上記(S26)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を乾燥する段階;を含んで行うことを特徴とする。
上記(S21)段階の標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液は、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、上記水酸化アンモニウムは上記脱イオン水重量対比2ないし20%濃度で含まれ、上記過酸化水素は上記脱イオン水重量対比4ないし20%濃度で含まれることが望ましく、上記(S21)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことが望ましい。上記(S23)段階の標準洗浄2に従うSC‐2洗浄液は、塩酸、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、上記塩酸は上記脱イオン水重量対比10ないし40%濃度で含まれ、上記過酸化水素は上記脱イオン水重量対比10ないし40%濃度で含まれることが望ましく、上記(S23)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことが望ましい。
以下、本発明の望ましい実施例を詳しく説明する。これに先立って、本明細書及び請求範囲に用いられた用語や単語は通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはいけず、発明者は自らの発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に則して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念とに解釈されなければならない。従って、本明細書に記載された実施例は本発明の最も望ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想の全てを代弁するものではないため、本出願時点においてこれらに代替できる多様な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。
実施例1
本発明が提供するシリコンウエハーの洗浄方法の一つは、下記の(S11)ないし(S15)段階を順次行うものであって、図1を参照しながら詳しく説明する。図1は、本発明によるシリコンウエハーの洗浄方法の一つに係る工程流れ図である。
まず、シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄する(S11)。上記(S11)段階の標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液は、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、上記水酸化アンモニウムは上記脱イオン水重量対比2ないし20%濃度で含まれ、上記過酸化水素は上記脱イオン水重量対比4ないし20%濃度で含まれることが望ましく、上記(S11)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で3ないし10分間行うことが望ましい。本実施例においては、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び脱イオン水の重量比を1:1:5に調節し、60℃で5分間行った。上記SC‐1洗浄液はアルカリ性で腐食性があり、パーティクル除去能力と有機物除去能力に優れている。
上記(S11)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする(S12)。上記(S12)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を塩酸、オゾン水及び脱イオン水を含んでなる洗浄液を用いて洗浄する(S13)。上記(S13)段階の洗浄液は、上記塩酸が上記脱イオン水重量対比1ないし10%濃度で含まれることが望ましく、上記(S13)段階の洗浄は、20ないし30℃の温度で、3ないし10分間行うことが望ましい。上記(S13)段階の洗浄液に含まれるオゾンは、脱イオン水対比1ないし20ppmの濃度を持つことが望ましい。上記(S13)段階の洗浄を通じてシリコンウエハーに付着した金属などを除去すると同時に、オゾンによる親水性にすぐれた酸化膜を形成させることができる。本実施例においては塩酸と脱イオン水の重量割合を1:50にし、20℃の温度条件で5分間上記(S13)段階の洗浄を行った。上記(S13)段階の洗浄工程を行えば、シリコンウエハーの表面に安定した酸化膜が形成され、これによって外部汚染に対する吸着を防止することができ、時間の経過に依存するヘイズ発生を抑制することができるようになる。このとき、上記(S13)段階は、同時に洗浄液に対して超音波震動を印加しながら行えば洗浄力が増加して望ましい。シリコンウエハーの表面に形成された酸化膜はオゾン水による作用によるものであり、その濃度は2ppmであるものが用いられた。上記オゾン水の濃度に対する数値範囲に関して、上記下限に達していなければ酸化膜の形成能力が足りないので、シリコンウエハーの表面にパーティクルが付着するか後続の乾燥工程でウォーターマークが発生し得るので、表面品質が低下する恐れがあって望ましくない。上記酸化膜はその厚さが均一に形成され、シリコンウエハーの表面を親水性化させ、酸素の空席(欠乏)や水素結合が少ない完全な結合が形成されたシリコンウエハーの表面を提供して望ましい。
上記(S13)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする(S14)。最後に、上記(S14)段階でリンスされたシリコンウエハーを乾燥させる(S15)。
実施例2
本発明が提供するシリコンウエハーの洗浄方法の他の一つは、下記のように(S21)ないし(S27)段階を順次行うものであって、図2を参照しながら詳しく説明する。図2は、本発明によるシリコンウエハーの洗浄方法の他の一つに係る工程流れ図である。
シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄する(S21)。上記(S21)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする(S22)。上記(S21)段階の標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液は、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、上記水酸化アンモニウムは上記脱イオン水重量対比2ないし20%濃度で含まれ、上記過酸化水素は上記脱イオン水重量対比4ないし20%濃度で含まれることが望ましく、上記(S21)段階の洗浄は50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことが望ましい。上記(S21)段階の洗浄工程に対する説明は、前述した実施例1での(S11)段階とほぼ同様であるので追加的な説明は略する。
上記(S22)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を標準洗浄2に従うSC‐2洗浄液で洗浄する(S23)。上記(S23)段階の標準洗浄2に従うSC‐2洗浄液は、塩酸、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、上記塩酸は上記脱イオン水重量対比10ないし40%濃度で含まれ、上記過酸化水素は上記脱イオン水重量対比10ないし40%濃度で含まれることが望ましく、上記(S23)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことが望ましい。上記(S23)段階の洗浄はその工程進行結果塩化物が形成され、これによってシリコンウエハーの表面に堆積される金属汚染物を除去することになる。本実施例においては、塩酸濃度は37%、過酸化水素の濃度は31%になるようにして、60℃の温度で5分程度上記(S23)段階の洗浄を行った。
上記(S23)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を、脱イオン水を用いてリンスする(S24)。上記(S24)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を、オゾン水を用いて洗浄する(S25)。上記(S25)段階の洗浄は、シリコンウエハーを、オゾンと脱イオン水の結合水であるオゾン水が入っている薬液槽に浸漬させた状態で行うことが望ましい。上記(S25)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を、脱イオン水を用いてリンスする(S26)。最後に、上記(S26)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を乾燥する(S27)。
比較例
従来のRCA洗浄方法に従ってシリコンウエハーを洗浄した。すなわち、SC‐1洗浄液とSC‐2洗浄液とを順次用いた洗浄工程を行った。
図3は、本発明による実施例1、2及び比較例のシリコンウエハーのヘイズ発生結果を比較するための写真である。
前述した比較例、実施例1及び2に従って洗浄工程が行われたシリコンウエハーをボックスの中央にそれぞれ交互に配置した後、水分を0.5ml添加した後、ボックスを閉め完全に密閉した後、36時間クリーンルームに保管しヘイズの発生程度をLLS特定によって観察した。その結果、図3を通じて確認できるように、比較例の場合には0.12μm以上のパーティクルが付着していることを確認したが、実施例1及び2の場合にはヘイズの発生が相対的に非常に少なく示されていることを確認した。
図4は、実施例2と比較例によって形成された酸化膜のシリコンと酸素との結合密度差をXPS分析を通じて評価し、シリコンウエハーの表面における化学的結合状態を比較した。Si‐SiとSi‐Oの結合エネルギーのピークは、比較例及び実施例2の両方でグラフのX軸上の同一の位置で観察された。
図4を参照すれば、オゾン処理によって形成された酸化膜を有する実施例2と、そうではない場合である比較例の、それぞれの酸化膜のSi‐SiピークとSi‐Oピークとを観察することができる。Si‐Siピークの強度は実施例2で比較例に比べて相対的に低く示されるが、Si‐Oピークの強度は実施例2と比較例とで大きい差がなかった。一方、酸化膜におけるSiOの結合強度は、Si‐Siピークにおける面積に対するSi‐Oピークにおける相対面積比から類推できる。図4によれば、各ピークにおける面積比は、実施例2が比較例に比べてより高い値が計算された。これから、酸化膜におけるSiOの結合強度は、実施例2が比較例に比べて高いことがわかる。
このような結果によれば、比較例の場合にはヘイズが発生して酸化膜の表面が不安定な状態になったか、RCA洗浄工程後時間の経過につれて酸化膜のエッジ部分が不安定な状態になってヘイズが発生したと分析される。結果的に、オゾン水処理によって形成された酸化膜は、その安全性が高くて汚染性パーティクルの再吸着が防止される効果が奏され、このように形成された酸化膜はシリコンウエハーの表面に対する保護膜として作用し、その表面に異物が付着されることを防止して、高品質の表面を有するシリコンウエハーを提供することができることが分かる。
以上のように、本発明は、たとえ限定された実施例と図面とによって説明されたが、本発明はこれによって限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を持つ者により本発明の技術思想と特許請求範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能なのは言うまでもない。
本発明によれば、洗浄工程とともにシリコンウエハーの表面に強い酸化力を持つ物質を用いて安定した表面酸化膜を形成することで、時間が経過しても外部の不純物がシリコンウエハーの表面に吸着されるなどの問題を解決することができ、かつ工程が簡単で安全に行える。
本明細書に添付される下記の図面は本発明の望ましい実施例を例示するものであって、発明の詳細な説明とともに本発明の技術思想をさらに理解させる役割を果たすものであるため、本発明はそのような図面に記載された事項にのみ限定されて解釈されてはいけない。
本発明によるシリコンウエハーの洗浄方法の一つに係る工程流れ図である。 本発明によるシリコンウエハーの洗浄方法の他の一つに係る工程流れ図である。 本発明による実施例1、2、及び比較例のシリコンウエハーのヘイズ発生結果を比較するための写真である。 実施例2と比較例のシリコンウエハーの表面における化学的結合状態を比較するためのXPS分析グラフである。

Claims (12)

  1. シリコンウエハーの洗浄方法において、
    (S11)シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄する段階;
    (S12)上記(S11)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;
    (S13)上記(S12)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を塩酸、オゾン水及び脱イオン水を含んでなる洗浄液を用いて洗浄する段階;
    (S14)上記(S13)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;及び
    (S15)上記(S14)段階でリンスされたシリコンウエハーを乾燥させる段階;
    を含んで行うことを特徴とするシリコンウエハーの洗浄方法。
  2. 上記(S13)段階は、洗浄液に対して超音波震動を印加しながら行うことを特徴とする請求項1に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  3. 上記(S11)段階の標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液は、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、
    上記水酸化アンモニウムは上記脱イオン水重量対比2ないし20%濃度で含まれ、
    上記過酸化水素は上記脱イオン水重量対比4ないし20%濃度で含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  4. 上記(S11)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  5. 上記(S13)段階の洗浄液は、上記塩酸が上記脱イオン水重量対比1ないし10%濃度で含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  6. 上記(S13)段階の洗浄は、20ないし30℃の温度で、3ないし10分間行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  7. 上記(S13)段階の洗浄液に含まれるオゾンは、脱イオン水対比1ないし20ppmの濃度を持つことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  8. シリコンウエハーの洗浄方法において、
    (S21)シリコンウエハーの表面を標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液で洗浄する段階;
    (S22)上記(S21)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;
    (S23)上記(S22)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を標準洗浄2に従うSC‐2洗浄液で洗浄する段階;
    (S24)上記(S23)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;
    (S25)上記(S24)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面をオゾン水を用いて洗浄する段階;
    (S26)上記(S25)段階で洗浄されたシリコンウエハーの表面を脱イオン水を用いてリンスする段階;及び
    (S27)上記(S26)段階でリンスされたシリコンウエハーの表面を乾燥する段階;を含んで行うことを特徴とするシリコンウエハーの洗浄方法。
  9. 上記(S21)段階の標準洗浄1に従うSC‐1洗浄液は、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、
    上記水酸化アンモニウムは、上記脱イオン水重量対比2ないし20%濃度で含まれ、
    上記過酸化水素は、上記脱イオン水重量対比4ないし20%濃度で含まれることを特徴とする請求項8に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  10. 上記(S21)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことを特徴とする請求項8に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  11. 上記(S23)段階の標準洗浄2に従うSC‐2洗浄液は、塩酸、過酸化水素及び脱イオン水を含んでなり、
    上記塩酸は、上記脱イオン水重量対比10ないし40%濃度で含まれ、
    上記過酸化水素は、上記脱イオン水重量対比10ないし40%濃度で含まれることを特徴とする請求項8に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
  12. 上記(S23)段階の洗浄は、50ないし80℃の温度で、3ないし10分間行うことを特徴とする請求項8に記載のシリコンウエハーの洗浄方法。
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