JP2009094275A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】活性領域を長手方向に伸ばすことで活性領域の端部の数を少なくし、その一方で活性領域の絶縁分離を別の手段で行うことで、活性領域の幅が縮小されてもSD拡散層の面積を確保してコンタクトの接触抵抗増大を回避できる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体基板2に埋め込まれた素子分離絶縁膜3により絶縁分離された活性領域4と、活性領域4に設けられた複数の素子形成部5と、各素子形成部5にそれぞれ形成された半導体素子6と、素子形成部5同士を絶縁するために活性領域4に設けられたチャネルストッパ部7とを具備してなり、チャネルストッパ部7は、活性領域4の両側の素子分離絶縁膜3に凹部3aが設けられることによって凹部3aの間で立ち上がり形成されたフィン部22と、フィン部22を覆うダミーゲート絶縁膜25と、ダミーゲート絶縁膜25を介してフィン部22を跨ぐダミーゲート電極21とからなる半導体装置1を採用する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関するものである。
半導体装置において、半導体基板上に形成される素子を相互に電気的に分離する素子分離方法として、STI法(shallow trench isolation)による素子分離技術が知られている。以下、STI素子分離構造を備えた従来の半導体装置について、図面を参照して説明する。
図22には、従来の半導体装置として、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のメモリセルの一例を平面図で示している。図22に示すように、従来のDRAMメモリセルには、半導体基板上に埋め込まれた素子分離絶縁膜からなるSTI素子分離領域151と、素子分離領域151によって囲まれた活性領域152とが形成されている。活性領域152は、半導体基板上に規則的に配置されている。
また、半導体基板上には、複数の活性領域152を横断するようにゲート電極153、154、155が形成されている。ゲート電極153〜155はDRAMのワード線を兼ねている。一つの活性領域152に注目すると、2本のゲート電極153、154が活性領域152と交差するように形成されている。各々のゲート電極153、154の両側には、ソース/ドレイン拡散層156〜158(以下SD拡散層とする)が形成されている。
例えば、ゲート電極153では、その両側にSD拡散層156とSD拡散層157が形成されており、これらゲート電極153及びSD拡散層156、157によって一つのMOSトランジスタが構成されている。同様に、ゲート電極154では、その両側にSD拡散層157とSD拡散層158が形成されており、これらゲート電極154及びSD拡散層157、158によって他の一つのトランジスタが構成されている。ゲート電極153、154の間にあるSD拡散層157は、2つのトランジスタで共用されている。
各々のSD拡散層156〜158の上には、SDコンタクトプラグ156a、157a及び158aが形成され、各コンタクトプラグ156a〜158aを介して各SD拡散層156〜158が上層の導体に接続されている。通常、SDコンタクトプラグ156a及び158a上にはキャパシタが形成され、SDコンタクトプラグ157a上にはビット線が接続される。
また、活性領域152は、短辺方向の幅Wと長辺方向の幅Lを有している。短辺方向に隣接する活性領域152同士は、幅S1で分離され配置ピッチPを有している。また、長辺方向に隣接する活性領域152同士は幅S2で分離されている。
特開2003−68877号公報
ところで、従来のDRAMメモリセルにおいて、更に微細化が進んで活性領域152同士の間隔幅S1が狭くなると、素子分離絶縁膜の埋設が困難になってくる。素子分離絶縁膜の埋設不良は、隣接ゲート電極の短絡など種々の不具合をもたらす。この不具合の発生を回避するために、間隔幅S1を広げようとすると必然的に活性領域152自体の幅Wが縮小する。活性領域152の形成は、活性領域となる部分をホトレジストからなるマスクで覆い、半導体基板をドライエッチングして活性領域をパターニングし、素子分離絶縁膜の埋設することにより行なわれるが、上記のように活性領域152の幅Wが縮小してくると、リソグラフィでマスクパターンを形成した場合に、リソグラフィの特性に起因して活性領域152の端部における長辺方向の幅Lの減少が大きくなる。また、その後のドライエッチングによっても活性領域の端部の縮小が進行する。この結果、図23に示すように、ゲート電極153,154の幅方向にはみ出される活性領域152の両端部の面積が小さくなり、これに伴ってSD拡散層156及び158の面積が非常に狭くなり、SDコンタクトプラグ156a及び158aとSD拡散層156及び158との接触面積が縮小し、接触抵抗が増大し、回路動作の遅延をもたらす問題が発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、活性領域を長手方向に伸ばすことによって活性領域の端部の数を極力少なくし、その一方で活性領域の絶縁分離を別の手段で行うことにより、活性領域の幅が縮小されてもSD拡散層の面積を確保してコンタクトの接触抵抗増大を回避できる半導体装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、活性領域の幅が縮小されても、拡散層の露出面積を確保してコンタクトの接触抵抗増大を回避できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、SD拡散層の形成領域を狭めることなく活性領域上の半導体素子同士を確実に絶縁分離し、かつ、集積度を高めることが可能な半導体装置及びその製造方法を提供する。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の半導体装置は、半導体基板に埋め込まれた素子分離絶縁膜により絶縁分離された活性領域と、前記活性領域に設けられた複数の素子形成部と、前記の各素子形成部にそれぞれ形成された半導体素子と、前記素子形成部同士を絶縁するために前記活性領域に設けられたチャネルストッパ部と、を具備してなり、前記チャネルストッパ部は、前記活性領域の両側の前記素子分離絶縁膜に凹部が設けられることによって前記凹部の間で立ち上がり形成されたフィン部と、前記フィン部を覆うダミーゲート絶縁膜と、前記ダミーゲート絶縁膜を介して前記フィン部を跨ぐダミーゲート電極とからなることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置においては、前記半導体素子が、MOSトランジスタであることが好ましい。
更に、本発明の半導体装置においては、前記半導体素子がn型MOSトランジスタであり、前記ダミーゲート電極が、p型ドーパントを含有するドープドポリシリコン層を具備して構成されていることが好ましい。
更にまた、本発明の半導体装置においては、前記半導体素子が、前記フィン部と、前記フィン部を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を介して前記フィン部を跨ぐゲート電極と、前記ゲート電極を挟んだ両側の前記フィン部に形成されたソースドレイン領域とからなるフィン型MOSトランジスタであることが好ましい。
また、本発明の半導体装置においては、前記半導体素子が、前記活性領域の前記素子分離部上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極を挟んだ両側の前記活性領域に形成されたソースドレイン領域とからなるプレーナ型MOSトランジスタであってもよい。
更に、本発明の半導体装置においては、前記半導体素子が、前記活性領域の前記素子形成部に設けられたトレンチと、前記トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を介して前記トレンチ内に埋め込まれたゲート電極と、前記ゲート電極を挟んだ両側の前記活性領域に形成されたソースドレイン領域とからなるトレンチ型MOSトランジスタであってもよい。
上記の半導体装置によれば、活性領域に素子形成部とチャネルストッパ部とが設けられるので、素子分離絶縁膜によって活性領域を細かく絶縁分離させる必要がなく、これにより活性領域の幅が縮小されてもソースドレイン拡散領域の面積が縮小されず、コンタクトの接触抵抗増大を回避することが可能になる。
また、チャネルストッパ部が、フィン部と、ダミーゲート絶縁膜と、フィン部を跨ぐダミーゲート電極とから構成されており、フィン部の上面と2つの側面にダミーゲート電極が対向する形になるので、これらフィン部の上面と2つの側面にオン状態抑制効果が反映され、より確実にオフ状態として素子分離を実現できる。
また、本発明の半導体装置によれば、半導体素子がMOSトランジスタであることが好ましく、これにより、MOSトランジスタ同士を確実に絶縁分離することができ、半導体装置の高集積化を図ることができる。
更に、本発明の半導体装置によれば、半導体素子がn型MOSトランジスタであり、また、ダミーゲート電極がp型ドーパントを含むドープドポリシリコン層であり、仕事関数の大きいP型のポリシリコンゲートを用いることで、チャネルストッパ部がオン状態になることを抑制でき、これによりn型MOSトランジスタ同士を確実に絶縁分離できる。
次に、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板の活性領域に設けられた複数の素子形成部と、前記の各素子形成部に形成された半導体素子と、前記素子形成部同士を絶縁するために前記活性領域に設けられたチャネルストッパ部とを有する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板上に素子分離絶縁膜を埋め込んで前記活性領域を形成する活性領域形成工程と、前記活性領域のうち、少なくとも前記チャネルストッパ部となる部分の両側の前記素子分離絶縁膜に凹部を設けることによって、前記凹部の間で立ち上がるフィン部を形成するフィン部形成工程と、前記フィン部を覆うダミーゲート絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、前記ダミーゲート絶縁膜を介して前記フィン部を跨ぐようにダミーゲート電極を形成するダミーゲート電極形成工程と、を具備してなることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法においては、前記フィン部形成工程の後に、前記ダミーゲート絶縁膜の形成と同時に前記素子形成部にゲート絶縁膜を形成し、次いで、前記ダミーゲート電極の形成と同時に前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成し、次いで、前記ゲート電極を挟んだ両側の前記活性領域にソースドレイン領域を形成することによって、前記素子形成部に前記半導体素子としてMOSトランジスタを形成することが好ましい。
更に、本発明の半導体装置の製造方法においては、前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の形成後の前記半導体基板上にシリコン膜を積層する工程と、前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、を有することが好ましい。
更にまた、本発明の半導体装置の製造方法においては、前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の形成後の前記半導体基板上にシリコン膜を積層する工程と、前記シリコン膜のうち前記ダミーゲート電極となる部分と、前記ゲート電極となる部分とにそれぞれ、異なる種のドーパントを順次注入する工程と、異種のドーパントを注入後の前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、順次注入した前記の各ドーパントを前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極にそれぞれ拡散させるために熱処理する拡散工程と、を有することが好ましい。
また、本発明の半導体装置の製造方法においては、前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の前記半導体基板上にシリコン膜を積層する工程と、前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、前記ダミーゲート電極、前記ゲート電極及び前記活性領域にそれぞれ、ドーパントを同時に注入することによって、前記ソースドレイン領域を同時に形成する工程と、を有することが好ましい。
更に、本発明の半導体装置の製造方法においては、前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の形成後の前記半導体基板上に、ドーパントを含むシリコン膜を積層する工程と、前記ドーパントを含むシリコン膜のうち前記ゲート電極となる部分に、前記シリコン膜に含まれる前記ドーパントとは異なる種のドーパントを注入する工程と、前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、を有することが好ましい。
更にまた、本発明の半導体装置の製造方法においては、前記半導体素子がn型MOSトランジスタであり、前記ダミーゲート電極が、p型ドーパントを含むドープドポリシリコン層であることが好ましい。
上記の半導体装置の製造方法によれば、活性領域に素子形成部とチャネルストッパ部とを設けるので、素子分離絶縁膜によって活性領域を細かく絶縁分離する必要がなく、これにより活性領域の幅が縮小されてもソースドレイン拡散領域の面積が縮小されず、コンタクトの接触抵抗増大を回避することが可能になる。
また、チャネルストッパ部を、フィン部と、ダミーゲート絶縁膜と、フィン部を跨ぐダミーゲート電極とから構成し、フィン部の上面と2つの側面にダミーゲート電極が対向する形にするので、これらフィン部の上面と2つの側面にオン状態抑制効果が反映され、より確実にオフ状態として素子分離を実現できる。
また、上記の半導体装置の製造方法によれば、ダミーゲート絶縁膜の形成と同時にゲート絶縁膜を形成し、ダミーゲート電極の形成と同時にゲート電極を形成し、その後、ソースドレイン領域を形成するので、チャネルストッパ部の形成と同時に前記素子形成部にMOSトランジスタを形成することができ、半導体装置の製造工程の短縮化を図れる。
更に、上記の半導体装置の製造方法によれば、半導体基板上にシリコン膜を積層してから、シリコン膜をパターニングしてダミーゲート電極及びゲート電極を形成するので、半導体装置の製造工程の短縮化を図れる。
更にまた、上記の半導体装置の製造方法によれば、シリコン膜のうちダミーゲート電極となる部分とゲート電極となる部分とにそれぞれ、異なる種のドーパントを順次注入し、シリコン膜をパターニングしてから熱処理して各ドーパントを拡散させるので、ダミーゲート電極とゲート電極との間で異なる種のドーパント同士が相互拡散するおそれがなく、ダミーゲート電極及びゲート電極の抵抗を低下させることができる。また、ダミーゲート電極及びゲート電極のうち何れか一方をn型半導体とし、他方をp型半導体とすることができる。
また、上記の半導体装置の製造方法によれば、積層したシリコン膜をパターニングしてダミーゲート電極及びゲート電極を形成し、ダミーゲート電極、ゲート電極及び活性領域にそれぞれドーパントを同時に注入することによって、ダミーゲート電極及びゲート電極の低抵抗化とともに、前記ソースドレイン領域を同時に形成するので、半導体装置の製造工程の短縮化を図れる。
更に、本発明の半導体装置の製造方法によれば、ドーパントを含むシリコン膜を積層し、このシリコン膜のうちゲート電極となる部分に異なる種のドーパントを注入し、その後、シリコン膜をパターニングすることで、ダミーゲート電極及びゲート電極のうち何れか一方をn型半導体とし、他方をp型半導体とすることができる。
更にまた、本発明の半導体装置の製造方法によれば、半導体素子がn型MOSトランジスタであり、また、ダミーゲート電極がp型ドーパントを含むドープドポリシリコン層であり、仕事関数の大きいP型のポリシリコンゲートを用いることで、チャネルストッパ部がオン状態になることを抑制でき、これによりn型MOSトランジスタ同士を確実に絶縁分離することが可能なチャネルストッパ部を形成できる。
本発明によれば、ソースドレイン領域の形成領域を狭めることなく隣接する半導体素子同士を確実に絶縁分離し、かつ、集積度を高めることが可能な半導体装置及びその製造方法を提供できる。
以下、本発明の半導体装置及び半導体装置の製造方法について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、半導体装置をDRAM(Dynamic Random Access Memory)のメモリセルに適用した例について説明する。
また、以下の説明において参照する図は、本実施形態の半導体装置等を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の半導体装置等における各部の寸法関係とは異なる場合がある。
[第1の実施形態:半導体装置及びその製造方法]
「半導体装置」
本実施形態の半導体装置について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の半導体装置を示す平面模式図であり、図2は、本実施形態の半導体装置の要部を示す斜視模式図であり、図3は、本実施形態の半導体装置を示す断面模式図であって、(a)は図1のA−A’線に対応する断面図であり、(b)は図1のC−C’線に対応する断面図であり、(c)は図1のD−D’線に対応する断面図であり、(d)は図1のE−E’線に対応する断面図である。
図1〜図3に示す半導体装置1は、半導体基板2に埋め込まれた素子分離絶縁膜3により絶縁分離された活性領域4と、活性領域4に設けられた複数の素子形成部5と、各素子形成部5にそれぞれ形成された半導体素子6と、素子形成部5同士を絶縁するために活性領域4に設けられたチャネルストッパ部7と、を具備して概略構成されている。本実施形態の半導体装置1は、半導体素子6としてフィン型MOSトランジスタを採用した例である。半導体素子6は、フィン型MOSトランジスタに限らず、プレーナ型、トレンチ型のMOSトランジスタを採用してもよいが、これらについては後述する。
半導体基板2は、所定濃度の不純物を含有する基板、例えばシリコン基板により形成されている。また、半導体基板2は、少なくとも表層がシリコンからなる基板であればよい。
また、半導体基板2には、図1及び図3に示すように、半導体基板2に設けられたトレンチ2aに、シリコン酸化膜からなる素子分離絶縁膜3が埋込形成されており、この素子分離絶縁膜3の形成領域がSTI素子分離領域8とされている。また、半導体基板2には、STI素子分離領域8によって絶縁分離された半導体基板2の一部からなる複数の活性領域4が形成されている。
活性領域4は、図1に示すように、平面視帯状に区画形成されている。この活性領域4には、半導体基板2を構成するシリコンが露出されている。そして、各活性領域4の幅方向両側に、素子分離絶縁膜3が位置する関係になっている。
また、図1に示すように、半導体装置1には、ダミーゲート電極21と、ゲート電極41とが備えられている。ダミーゲート電極21及びゲート電極41は、複数の活性領域4と交差するように形成されている。一つの活性領域4に注目すると、2本のゲート電極41、41と、1本のダミーゲート電極21とが交互に平行に並べられた状態で、活性領域4と交差している。ダミーゲート電極21は、活性領域4のチャネルストッパ部7を通るように配置されている。一方、ゲート電極41は、活性領域4の素子形成部5を通るように配置されている。ゲート電極41はDRAMのワード線を兼ねており、図示しないゲート電圧駆動回路に接続されている。一方、ダミーゲート電極21は、例えばグラウンド電源に接続されており、ゲート電極41とは異なる制御電位が与えられる。
更に、図1に示すように、各ゲート電極41の両側の活性領域4には、ソースドレイン領域42が形成されている。一つのゲート電極41と、その両側にある2つのソースドレイン領域42、42によって一つのMOSトランジスタが構成されている。ゲート電極41、41の間にあるソースドレイン領域42は、2つのMOSトランジスタで共用されている。
また、各々のソースドレイン領域42の上には、コンタクトプラグ43、44が形成され、各コンタクトプラグ43、44を介して各ソースドレイン領域42が上層の導体に接続されている。通常、コンタクトプラグ43上にはキャパシタ50が形成され、コンタクトプラグ44上にはビット線60が接続される。
次に、チャネルストッパ部7の構成について説明する。チャネルストッパ部7は、図2(b)及び図3に示すように、活性領域4に設けられたフィン部22と、フィン部22を覆うダミーゲート絶縁膜25と、ダミーゲート絶縁膜25を介してフィン部22を跨ぐダミーゲート電極21とから構成されている。
フィン部22は、活性領域4の両側の素子分離絶縁膜3、3に溝部(凹部)3a、3aが設けられることによって溝部3a、3aの間で立ち上がり形成されている。このフィン部22は、活性領域のチャネルストッパ部7のみに留まらず、活性領域4の長手方向に沿って素子形成部5にも形成される。また、フィン部22には、チャネル領域を構成するウエル領域22aが設けられている。このウエル領域22aには、例えばボロン等のp型ドーパントがフィン部22に注入されて形成されており、素子分離絶縁膜3の溝部3aから突き出た部分の全体にp型ドーパントが拡散されている。このウエル領域22aに対するドーパントの注入量は、接合リークの顕著な増大を伴わない程度に抑えられている。
また、フィン部22には、ダミーゲート絶縁膜25が形成されている。ダミーゲート絶縁膜25は、フィン部22の上面22bと、溝部3aの形成によって露出された側壁面22cとに形成されている。ダミーゲート絶縁膜25は、フィン部22の表面を熱酸化処理させて形成されたシリコン酸化膜、熱酸窒化処理させて形成したシリコン酸窒化膜、CVD法等により形成されたHf系の誘電体膜のいずれでもよい。
次に、ダミーゲート電極21は、その一部が素子分離絶縁膜3に設けられた溝部3aに埋め込まれることによって、フィン部22を跨ぐように形成されている。
このダミーゲート電極21は、溝部3aに埋め込まれるとともにフィン部22の上面22bを覆うポリシリコン層21aと、ポリシリコン層21aに積層された金属層21bとから構成されている。ポリシリコン層21aには、ボロン等のp型ドーパントが高濃度にドープされている。これによりダミーゲート電極21のポリシリコン層21aは、P型の半導体とされている。また、金属層21bにはシリコン窒化膜等からなる絶縁層21cが積層されており、更にポリシリコン層21a及び金属層21bの側面側にはシリコン窒化膜等からなるサイドウォール膜21dが形成されている。
ポリシリコン層21aが溝部3aに埋め込まれることによって、ポリシリコン層21aがダミーゲート絶縁膜25を介してフィン部22の上面22b及び側壁面22cに対向するように配置される。これにより、チャネルストッパ部7には、フィン部22をダミーゲート電極21が跨ぐように形成されたフィン型のチャネル構造が備えられる。ポリシリコン層21aがフィン部22の上面22b及び側壁面22cに対向するように配置されることで、側壁面22cから電流がリークするおそれがない。これにより、上面22bと2つの側壁面22cにオン状態抑制効果が反映され、より確実にオフ状態として素子分離を実現できる。
次に、素子形成部5に形成されたフィン型のn型MOSトランジスタTrの構成について説明する。フィン型のn型MOSトランジスタTr(以下、トランジスタTrと表記する)は、図2(a)及び図3に示すように、活性領域4に設けられたフィン部22と、フィン部22を覆うゲート絶縁膜45と、ゲート絶縁膜45を介してフィン部22を跨ぐゲート電極41とから構成されている。
この素子形成部5におけるフィン部22は、チャネルストッパ部7に形成されたフィン部22が、活性領域4の長手方向に沿って素子形成部5まで延在されたものである。この素子形成部5におけるフィン部22にも、チャネル領域を構成するウエル領域22aが設けられている。このウエル領域22aに対するドーパントの注入量は、接合リークの顕著な増大を伴わない程度に抑えられている。
また、フィン部22には、ゲート絶縁膜45が形成されている。ゲート絶縁膜45は、フィン部22の上面22bと、溝部3aの形成によって露出された側壁面22cとに形成されている。ゲート絶縁膜45は、フィン部22の表面を熱酸化処理させて形成されたシリコン酸化膜、熱酸窒化処理させて形成したシリコン酸窒化膜、CVD法等により形成されたHf系の誘電体膜のいずれでもよいが、特に、ダミーゲート絶縁膜25と同じ材質であることが望ましい。
次に、ゲート電極41は、その一部が素子分離絶縁膜3に設けられた溝部3aに埋め込まれることによって、フィン部22を跨ぐように形成されている。
このゲート電極41は、溝部3aに埋め込まれるとともにフィン部22の上面22bを覆うポリシリコン層41aと、ポリシリコン層41aに積層された金属層41bとから構成されている。ポリシリコン層41aには、リン等のn型ドーパントがドープされている。また、金属層41bにはシリコン窒化膜等からなる絶縁層41cが積層されおり、更にポリシリコン層41a及び金属層41bの側面側にはシリコン窒化膜等からなるサイドウォール膜41dが形成されている。
ポリシリコン層41aが溝部3aに埋め込まれることによって、ポリシリコン層41aがゲート絶縁膜45を介してフィン部22の上面22b及び側壁面22cに対向するように配置される。これにより、フィン部22をゲート電極41が跨ぐように形成されたフィン型のチャネル構造が備えられる。この構成によってチャネル長が延長されるので、MOSトランジスタの高集積化が進んだ場合でも短チャネル効果を抑制できる。
更に、ゲート電極41の両側に位置するフィン部22には、ソースドレイン領域42が形成されている。このソースドレイン領域42は、サイドウォール膜41dの下部に形成されたエクステンション領域42aと、サイドウォール膜41dと重ならない位置に形成されたコンタクト領域42bとから構成される。このようにして、本実施形態のトランジスタTrでは、LDD構造が形成されている。
また、半導体装置1には、ダミーゲート電極21、ゲート電極41及び半導体基板2を覆うように、第1層間絶縁膜71と第2層間絶縁膜72が順次積層され、第2層間絶縁膜72の上にビット線60が形成されている。また、第1層間絶縁膜71にはコンタクトプラグ43、44が形成されている。また、第2層間絶縁膜72には、コンタクトプラグ44とビット線60とを接続するビット線コンタクトプラグ61が埋め込まれている。
また、第2層間絶縁膜72と、ビット線60とを覆うように、第3層間絶縁膜73及び第4層間絶縁膜74が積層されている。第4層間絶縁膜74にはシリンダ孔74aが設けられ、このシリンダ孔74aには下部電極層51と誘電体層52と上部電極層53とならなるキャパシタ50が形成されている。また、第3層間絶縁膜73には、コンタクトプラグ43とキャパシタ50の下部電極層51とを接続する容量コンタクトプラグ54が形成されている。
更に、上部電極層53の上には第5層間絶縁膜75が積層され、第5層間絶縁膜75の上には配線層76が形成されている。
以上のように、トランジスタTrのソースドレイン領域42が、キャパシタ及びビット線に接続されると共に、ゲート電極41がワード線に接続されることによって、DRAMのメモリセルが構成されている。
上記の半導体装置1においては、各ゲート電極41は、図示略のゲート電圧駆動回路に接続される。一方、ダミーゲート電極21は、ゲート電圧とは異なる制御電位を印加可能な別の電源回路に接続される。
ここで、トランジスタTrをOffさせる場合には、フィン部22のウエル領域22aに対するドーパントの注入量が接合リークの顕著な増大を伴わない程度に抑えられている為、off電流を十分無視できる程度に抑えるためにはゲート駆動回路を通じてゲート電極41に負の電位を供給する必要がある。この状態は、回路動作状十分長い時間であり、無視できない程度の消費電力を伴う。一方、ダミーゲート電極21は、n型MOSトランジスタに対するPのポリシリコンゲート構造となっているため、仕事関数差から非常に閾値電圧が高く、例えば、ゲート電極41を有するトランジスタTrに対して+1.0Vとされているので、グランド電位だけでも電流はほとんど流れなくなる。これにより、回路消費電力をほとんど伴わなくなる。
「半導体装置の製造方法」
次に、上記の半導体装置1の製造方法について説明する。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、活性領域4を形成する活性領域形成工程と、フィン部22を形成するフィン部形成工程と、ダミーゲート絶縁膜25を形成する絶縁膜形成工程と、ダミーゲート電極21を形成するダミーゲート電極形成工程と、から概略構成されている。
以下、各工程について図4〜図21を参照して説明する。なお、図4〜図21における(a)は半導体基板を平面視視した平面図であり、(b)は(a)のA−A’線に対応する断面図であり、(c)は(a)のB−B’線に対応する断面図であり、(d)は(a)のD−D’線に対応する断面図であり、(e)は(a)のC−C’線に対応する断面図である。
(活性領域形成工程)
活性領域形成工程では、半導体基板2上に素子分離絶縁膜3を埋め込んで活性領域4を形成すると同時に、STI素子分離領域8を形成する。
すなわち、まず図4に示すように、半導体基板2の一面2b上に、シリコン窒化膜からなるマスク層Mを形成する。このマスク層Mの形状によって活性領域4の形状が決定される。次に、マスク層Mをマスクにして、半導体基板2をドライエッチングして深さが例えば250nmのトレンチ2aを形成し、次に、トレンチ2aに酸化シリコン等からなる素子分離絶縁膜3を埋設し、CMPによってマスク層Mが露出するまで素子分離絶縁膜3を平坦化する。
次に、図5に示すように、シリコン窒化膜(マスク層M)よりも選択性の高いエッチングを素子分離絶縁膜3に対して行い、素子分離絶縁膜3と半導体基板2の一面2bとが同一面となるように素子分離絶縁膜3をエッチバックする。その後、マスク層Mを除去する。このようにして、活性領域4を形成すると同時にSTI素子分離領域8を形成する。
(フィン部形成工程)
次に、フィン部形成工程では、活性領域4のうち、少なくともチャネルストッパ部7となる部分の両側の素子分離絶縁膜3に溝部3a(凹部)を設けることによって、溝部3aの間で立ち上がるフィン部22を形成する。
すなわち、図6に示すように、半導体基板2の全面にシリコン窒化膜Mを形成し、シリコン窒化膜Mの上にフォトレジスト層Mを形成し、フォトレジスト層Mをパターニングする。フォトレジスト層Mは、活性領域4の長手方向に対して交差する方向に帯状にパターニングする。
次に図7に示すように、フォトレジスト層Mをマスクにして、シリコン窒化膜Mをドライエッチングしてパターニングする。これにより、シリコン窒化膜Mに溝パターンPを形成する。溝パターンP1の幅は例えば50nm程度がよい。
次に、図8に示すように、溝パターンPを有するシリコン窒化膜Mをマスクにして、素子分離絶縁膜3をドライエッチングする。このときのドライエッチングは、シリコンに対する酸化シリコンのエッチング選択比が高い条件で行う。これにより、活性領域4の幅方向両側に位置する素子分離絶縁膜3に、溝部3a(凹部)が形成される。溝部3aは、活性領域4の長手方向に対して交差する方向に沿って形成される。溝部3aの深さは、例えば100nm程度がよく、溝部3aの幅は、例えば50nm程度がよい。また、このときのドライエッチングによって、フォトレジスト層Mが同時にエッチングされる。
活性領域4の両側の素子分離絶縁膜3、3に溝部3a、3aが設けられることによって、溝部3a、3aの間の活性領域4にフィン部22が立ち上がり形成される。このフィン部22には、上面22bと、溝部3aの形成によって露出された側壁面22cとを有している。また、フィン部22は、活性領域4のチャネルストッパ部7のみならず、素子形成部5にも形成される。
次に、図9に示すように、シリコン窒化膜Mを除去してから、活性領域4に対して例えばボロン等のP型ドーパントをイオン注入する。このときの注入量は、接合部のリークの顕著な増大を伴わない程度に抑える必要がある。イオン注入の条件は、例えば、加速エネルギー10keV、ドーズ量1×1013/cmの条件で行うとよい。これにより、図9に示すように、活性領域4にウエル領域22aが形成される。ウエル領域22aは、フィン部22においてはより深い領域まで形成される。
(絶縁膜形成工程)
次に、絶縁膜形成工程では、フィン部22を覆う絶縁膜80を形成する。
より具体的には、図10に示すように、熱酸化によって、フィン部22の表面に絶縁膜80を形成する。これにより、フィン部22の上面22bと側壁面22cとが絶縁膜80によって覆われた状態になる。この絶縁膜80は、後工程においてダミーゲート電極21及びゲート電極41とともにパターニングされて、ダミーゲート絶縁膜25及びゲート絶縁膜45となる。
(ダミーゲート電極形成工程)
次に、ダミーゲート電極形成工程では、ダミーゲート電極を形成する。
まず、図11に示すように、CVD法によって、溝部3a及び絶縁膜80を覆うようにポリシリコン膜81(シリコン膜)を例えば最大で100nmの厚みで形成する。また、ポリシリコン膜81に代えて、アモリファスシリコン膜を形成してもよい。アモリファスシリコン膜は、後工程の熱処理によって最終的にポリシリコン膜になる。
次に、図12に示すように、ポリシリコン膜81の上に、フォトレジストからなるマスク層Mを形成する。マスク層Mは、活性領域4のチャネルストッパ部7となる部分の上を交差するように帯状に形成する。
更に、図12に示すように、ポリシリコン膜81のうちマスク層Mに覆われない部分に対して、例えばリン等のN型ドーパントをイオン注入する。イオン注入の条件は、例えば、加速エネルギー8keV、ドーズ量1×1016/cmの条件で行うとよい。これにより、図12に示すように、ポリシリコン膜81にNドープ部81aが形成される。このNドープ部81aは、少なくとも活性領域4の素子形成部5上に形成される。また、Nドープ部81aにおいては、注入されたN型ドーパントがポリシリコン膜81の表面近傍に偏在した状態になっている。
次に、図13に示すように、マスク層Mを除去したポリシリコン膜81の上に、フォトレジストからなるマスク層Mを形成する。マスク層Mは、活性領域4の素子形成部5となる部分の上を交差するように帯状に形成する。
更に、図13に示すように、ポリシリコン膜81のうちマスク層Mに覆われない部分に対して、例えばボロン等のP型ドーパントをイオン注入する。イオン注入の条件は、例えば、加速エネルギー4keV、ドーズ量1×1016/cmの条件で行うとよい。これにより、図13に示すように、ポリシリコン膜81にPドープ部81bが形成される。このPドープ部81bは、少なくとも活性領域4のチャネルストッパ部7上に形成される。また、Pドープ部81bにおいては、注入されたP型ドーパントがポリシリコン膜81の表面近傍に偏在した状態になっている。
尚、Nドープ部81aとPドープ部81bの形成順序は上記の順序に限らず、先にPドープ部81bを形成してからNドープ部81aを形成してもよい。
次に、図14に示すように、マスク層Mを除去したポリシリコン膜81の全面に、金属層82とシリコン窒化膜等からなる絶縁層83とを順次積層する。更に、絶縁層83の上に、フォトレジストからなるマスク層Mを形成する。マスク層Mは、活性領域4に形成された複数のフィン部22とそれぞれ交差するように帯状に形成する。金属層82の形成後に、800℃、30秒の条件で金属層82の改質を目的とする熱処理をしてもよい。
次に、図15に示すように、マスク層Mをマスクにして、絶縁層83をドライエッチングすることにより絶縁層83をパターニングする。次に、パターニング後の絶縁層をマスクにして、金属層82及びポリシリコン膜81を順次ドライエッチングしてパターニングする。このときのポリシリコン膜81に対するパターニングによって、N型ドーパントが導入されたNドープ部81aと、P型ドーパントが導入されたPドープ部81bとがそれぞれ分断される。また、金属層82が分断されることによって、ダミーゲート電極21の一部となる金属層21bと、ゲート電極41の一部となる金属層41bとになる。また、絶縁層83が分断されることによって、ダミーゲート電極21を覆う絶縁層21cと、ゲート電極41を覆う絶縁層41cとが形成される。
次に、図16に示すように、絶縁層83をマスクにして、絶縁膜80下の半導体基板2の活性領域4にリン等のN型不純物をイオン注入することにより、活性領域4に低濃度領域であるエクステンション領域42aを形成する。エクステンション領域42aの形成後に、ポリシリコン膜81内部のドーパントの拡散を目的とする熱処理(拡散工程)を行う。熱処理条件は例えば、950℃、10秒の条件がよい。熱処理をポリシリコン膜81の分断後に行うことで、P型ドーパントとN型ドーパントが相互拡散するおそれがない。
次に、半導体基板2の上に例えば窒化シリコンからなるサイドウォール用の絶縁膜を形成し、この絶縁膜をエッチバックすることにより、ポリシリコン膜81、金属層82及び絶縁層83からなる積層体の側面に、サイドウォール21d、41dを形成する。
次に、絶縁層83及びサイドウォール21dをマスクにして、絶縁膜80をドライエッチングする。これにより絶縁膜80が分断されて、チャネルストッパ部7及び素子形成部5にダミーゲート絶縁膜25及びゲート絶縁膜45がそれぞれ形成される。
次に、図17に示すように、絶縁層83及びサイドウォール21dをマスクにして、半導体基板2の活性領域4にリン等のN型不純物をイオン注入することにより、活性領域4に高濃度領域であるコンタクト領域42bを形成する。これにより、LDD構造のソースドレイン領域42が形成される。コンタクト領域42bの形成後に、ポリシリコン膜81内部のドーパントの更なる拡散を目的とする熱処理(拡散工程)を行う。熱処理条件は例えば、900℃、10秒の条件がよい。
このようにして、P型ドーパントを含むポリシリコン層21aと、金属層21bとが順次積層されてなるダミーゲート電極21が形成される。また、同時に、N型ドーパントを含むポリシリコン層41aと、金属層41bとが順次積層されてなるゲート電極41が形成される。
次に、図18に示すように、ダミーゲート電極21及びゲート電極41を覆う第1層間絶縁膜71を積層した後、セルフアライン手法を利用して第1層間絶縁膜71にコンタクトホール43a,44aを形成する。次に、コンタクトホール43a,44aの内部に、ドープドポリシリコン層からなるコンタクトプラグ43,44を形成する。コンタクトプラグ43,44の形成後に、コンタクトプラグ43,44の抵抗率の安定化を目的として、例えば1000℃、10秒間の条件で熱処理を行う(拡散工程)。この熱処理によって、ダミーゲート電極21及びゲート電極41における各ポリシリコン層21a、41aの活性化が完了する。
次に、図19に示すように、第1層間絶縁膜71の上に第2層間絶縁膜72を積層し、第2層間絶縁膜72にビット線コンタクトプラグ61を形成する。更に、第2層間絶縁膜72上にビット線60を形成する。これにより、ビット線コンタクトプラグ61及びコンタクトプラグ44を介して、ビット線60とソースドレイン領域42とが接続される。
次に、第2層間絶縁膜72及びビット線60を覆うように第3層間絶縁膜73を積層し、第3層間絶縁膜75に容量コンタクトプラグ54を形成する。
次に、第3層間絶縁膜73を覆うように第4層間絶縁膜74を積層し、第4層間絶縁膜74にシリンダ孔74aを設ける。シリンダ孔74aは、その底面に容量コンタクトプラグ54が露出するように位置決めする。更に、シリンダ孔74a内に、下部電極層51、誘電体層52及び上部電極層53を形成する。このようにして、キャパシタ50が形成される。なお、下部電極層51を形成することによって、下部電極層51と容量コンタクトプラグ54とが接続される。これにより、キャパシタ50の下部電極層51とソースドレイン領域42とが、容量コンタクトプラグ54及びコンタクトプラグ43を介して接続される。
次に、上部電極層53上に第5層間絶縁膜75を積層し、第5層間絶縁膜75の上に配線層76を形成する。
このようにして、図1〜図4に示す半導体装置1が製造される。
以上説明したように、本実施形態の半導体装置1によれば、活性領域4に素子形成部5とチャネルストッパ部7とが設けられるので、素子分離絶縁膜3によって活性領域4を細かく絶縁分離させる必要がなく、これにより活性領域4の幅が縮小されてもソースドレイン領域42の面積が縮小されず、コンタクトプラグ43、44の接触抵抗増大を回避することができる。
また、チャネルストッパ部7が、フィン部22と、ダミーゲート絶縁膜25と、フィン部22を跨ぐダミーゲート電極21とから構成されており、フィン部22の上面22bと2つの側壁面22cにダミーゲート電極21が対向する形になるので、フィン部22の上面22bと2つの側壁面22cにオン状態抑制効果が反映され、より確実にオフ状態として素子分離を実現できる。
また、上記の半導体装置1によれば、半導体素子がMOSトランジスタであることが好ましく、これにより、MOSトランジスタ同士を確実に絶縁分離することができ、半導体装置1の高集積化を図ることができる。
更に、上記の半導体装置によれば、半導体素子がn型MOSトランジスタであり、また、ダミーゲート電極がp型ドーパントを含むポリシリコン層21aであり、仕事関数の大きいP型のポリシリコンゲートを用いることで、チャネルストッパ部7がオン状態になることを抑制でき、これによりn型MOSトランジスタ同士を確実に絶縁分離できる。
また、上記の半導体装置1の製造方法によれば、活性領域4に素子形成部5とチャネルストッパ部7とを設けるので、素子分離絶縁膜3によって活性領域4を細かく絶縁分離する必要がなく、これにより活性領域4の幅が縮小されてもソースドレイン領域42の面積が縮小されず、コンタクトプラグ43,44の接触抵抗増大を回避することが可能になる。
また、上記の半導体装置1の製造方法によれば、ダミーゲート絶縁膜25の形成と同時にゲート絶縁膜45を形成し、ダミーゲート電極21の形成と同時にゲート電極41を形成し、その後、ソースドレイン領域42を形成するので、チャネルストッパ部7の形成と同時に素子形成部5にMOSトランジスタを形成することができ、半導体装置1の製造工程の短縮化を図れる。
更に、上記の半導体装置1の製造方法によれば、半導体基板2上にポリシリコン膜81を積層してから、ポリシリコン膜81をパターニングしてダミーゲート電極21及びゲート電極41を形成するので、半導体装置1の製造工程の短縮化を図れる。
更にまた、上記の半導体装置1の製造方法によれば、ポリシリコン膜81のうちダミーゲート電極21となる部分とゲート電極41となる部分とにそれぞれ、P型ドーパントとN型ドーパントを順次注入し、ポリシリコン膜81をパターニングしてから熱処理して各ドーパントを拡散させるので、ダミーゲート電極21とゲート電極41との間で異なる種のドーパント同士が相互拡散するおそれがなく、ダミーゲート電極21及びゲート電極41の抵抗を低下させることができる。また、ダミーゲート電極21をp型半導体とし、ゲート電極41をn型半導体とすることができる。
[第2の実施形態:半導体装置の別の例]
次に、本発明の第2の実施形態である半導体装置について図20を参照して説明する。図20(a)は図1のA−A’線に対応する断面図であり、図20(b)は図1のC−C’線に対応する断面図であり、図20(c)は図1のD−D’線に対応する断面図であり、図20(d)は図1のE−E’線に対応する断面図である。なお、図20に示す構成要素のうち、図1〜図3に示す構成要素と同一の構成要素には、図1〜図3と同一の符号を付してその説明を省略、若しくは簡単に説明する。
図20に示す半導体装置201は、半導体基板2に埋め込まれた素子分離絶縁膜3により絶縁分離された活性領域4と、活性領域4に設けられた複数の素子形成部5と、各素子形成部5にそれぞれ形成された半導体素子206と、素子形成部5同士を絶縁するために活性領域4に設けられたチャネルストッパ部7と、を具備して概略構成されている。本実施形態の半導体装置201は、半導体素子206としてプレーナ型のMOSトランジスタを適用した例である。
半導体基板2には、図20に示すように、半導体基板2に設けられたトレンチ2aに素子分離絶縁膜3が埋込形成されており、この素子分離絶縁膜3の形成領域がSTI素子分離領域8とされている。また、半導体基板2には、STI素子分離領域8によって絶縁分離された半導体基板2の一部からなる複数の活性領域4が形成されている。
また、図20に示すように、半導体装置201には、ダミーゲート電極21と、ゲート電極241とが備えられている。ダミーゲート電極21及びゲート電極241は、複数の活性領域4と交差するように形成されている。ダミーゲート電極21は、活性領域4のチャネルストッパ部7を通るように配置されている。一方、ゲート電極241は、活性領域4の素子形成部5を通るように配置されている。
更に、図20に示すように、各ゲート電極241の両側の活性領域4には、ソースドレイン領域42が形成されている。一つのゲート電極241と、その両側にある2つのソースドレイン領域42、42によって一つのMOSトランジスタが構成されている。
次に、チャネルストッパ部7の構成について説明する。チャネルストッパ部7は、図20に示すように、活性領域4に設けられたフィン部222と、フィン部222を覆うダミーゲート絶縁膜25と、ダミーゲート絶縁膜25を介してフィン部222を跨ぐダミーゲート電極21とから構成されている。
フィン部222は、活性領域4の両側の素子分離絶縁膜3、3に溝部3a、3aが設けられることによって溝部3a、3aの間で立ち上がり形成されている。このフィン部222は、活性領域のチャネルストッパ部7のみに形成されている。また、フィン部222を含む活性領域4には、チャネル領域を構成するウエル領域222aが設けられている。このウエル領域222aには、例えばボロン等のp型ドーパントが活性領域4に注入されて形成されている。このウエル領域222aに対するドーパントの注入量は、接合リークの顕著な増大を伴わない程度に抑えられている。
また、フィン部222には、ダミーゲート絶縁膜25が形成されている。ダミーゲート絶縁膜25は、フィン部222の上面222bと、溝部3aの形成によって露出された側壁面222cとに形成されている。
次に、ダミーゲート電極21は、その一部が素子分離絶縁膜3に設けられた溝部3aに埋め込まれることによって、フィン部222を跨ぐように形成されている。
このダミーゲート電極21は、溝部3aに埋め込まれるとともにフィン部222の上面222bを覆うポリシリコン層21aと、ポリシリコン層21aに積層された金属層21bとから構成されている。ポリシリコン層21aには、ボロン等のp型ドーパントが高濃度にドープされている。これによりダミーゲート電極21のポリシリコン層21aは、P型の半導体とされている。
ポリシリコン層21aが溝部3aに埋め込まれることによって、ポリシリコン層21aがダミーゲート絶縁膜25を介してフィン部222の上面222b及び側壁面222cに対向するように配置される。これにより、チャネルストッパ部7には、フィン部222をダミーゲート電極21が跨ぐように形成されたフィン型のチャネル構造が備えられる。ポリシリコン層21aがフィン部222の上面222b及び側壁面222cに対向するように配置されることで、側壁面222cから電流がリークするおそれがない。これにより、上面222bと2つの側壁面222cにオン状態抑制効果が反映され、より確実にオフ状態として素子分離を実現できる。
次に、素子形成部5に形成されたプレーナ型のn型MOSトランジスタTrの構成について説明する。プレーナ型のn型MOSトランジスタTr(以下、トランジスタTrと表記する)は、図20に示すように、活性領域4上に形成されたゲート絶縁膜245と、ゲート絶縁膜245を介して積層されたゲート電極241とから構成されている。ゲート絶縁膜245下の活性領域4には、ウエル領域222aが形成されている。
ゲート絶縁膜245は、活性領域4の表面を熱酸化処理させて形成されたシリコン酸化膜、熱酸窒化処理させて形成したシリコン酸窒化膜、CVD法等により形成されたHf系の誘電体膜のいずれでもよいが、特に、ダミーゲート絶縁膜25と同じ材質であることが望ましい。
次に、ゲート電極241は、ゲート絶縁膜245上に積層されたポリシリコン層241aと、ポリシリコン層241aに積層された金属層241bとから構成されている。ポリシリコン層241aには、リン等のn型ドーパントがドープされている。また、金属層241bにはシリコン窒化膜等からなる絶縁層41cが積層されおり、更にポリシリコン層241a及び金属層241bの側面側にはシリコン窒化膜等からなるサイドウォール膜41dが形成されている。
ポリシリコン層241aがゲート絶縁膜245上に形成されることによって、ポリシリコン層241aがゲート絶縁膜245を介して活性領域4に対向するように配置される。これにより、プレーナ型のチャネル構造が備えられる。
ゲート電極241の両側には、ソースドレイン領域42が形成されている。このソースドレイン領域42は、サイドウォール膜41dの下部に形成されたエクステンション領域42aと、サイドウォール膜41dと重ならない位置に形成されたコンタクト領域42bとから構成される。このようにして、本実施形態のトランジスタTrでは、LDD構造が形成されている。
以上のように、本発明においては、半導体素子206として、プレーナ型のMOSトランジスタTrを適用してもよい。
また、プレーナ型のMOSトランジスタTrを備えた半導体装置201を製造するには、チャネルストッパ部7となる部分のみにフィン部222を形成すること以外は、第1の実施形態の場合と同様の工程を行えばよい。
[第3の実施形態:半導体装置の他の例]
次に、本発明の第3の実施形態である半導体装置について図21を参照して説明する。図21(a)は図1のA−A’線に対応する断面図であり、図21(b)は図1のC−C’線に対応する断面図であり、図21(c)は図1のD−D’線に対応する断面図であり、図21(d)は図1のE−E’線に対応する断面図である。なお、図21に示す構成要素のうち、図1〜図3に示す構成要素と同一の構成要素には、図1〜図3と同一の符号を付してその説明を省略、若しくは簡単に説明する。
図21に示す半導体装置301は、半導体基板2に埋め込まれた素子分離絶縁膜3により絶縁分離された活性領域4と、活性領域4に設けられた複数の素子形成部5と、各素子形成部5にそれぞれ形成された半導体素子306と、素子形成部5同士を絶縁するために活性領域4に設けられたチャネルストッパ部7と、を具備して概略構成されている。本実施形態の半導体装置301は、半導体素子306としてトレンチ型MOSトランジスタを適用した例である。
また、半導体基板2には、図21に示すように、半導体基板2に設けられたトレンチ2aに素子分離絶縁膜3が埋込形成されており、この素子分離絶縁膜3の形成領域がSTI素子分離領域8とされている。また、半導体基板2には、STI素子分離領域8によって絶縁分離された半導体基板2の一部からなる複数の活性領域4が形成されている。
また、図21に示すように、半導体装置301には、ダミーゲート電極21と、ゲート電極341とが備えられている。ダミーゲート電極21及びゲート電極341は、複数の活性領域4と交差するように形成されている。ダミーゲート電極21は、活性領域4のチャネルストッパ部7を通るように配置されている。一方、ゲート電極341は、活性領域4の素子形成部5を通るように配置されている。
更に、図21に示すように、各ゲート電極341の両側の活性領域4には、ソースドレイン領域42が形成されている。一つのゲート電極341と、その両側にある2つのソースドレイン領域42、42によって一つのMOSトランジスタが構成されている。
次に、チャネルストッパ部7の構成について説明する。チャネルストッパ部7は、図21に示すように、活性領域4に設けられたフィン部322と、フィン部322を覆うダミーゲート絶縁膜25と、ダミーゲート絶縁膜25を介してフィン部322を跨ぐダミーゲート電極21とから構成されている。
フィン部322は、活性領域4の両側の素子分離絶縁膜3、3に溝部3a、3aが設けられることによって溝部3a、3aの間で立ち上がり形成されている。このフィン部322は、活性領域のチャネルストッパ部7のみに形成されている。また、フィン部322を含む活性領域4には、チャネル領域を構成するウエル領域322aが設けられている。このウエル領域322aには、例えばボロン等のp型ドーパントが活性領域4に注入されて形成されている。このウエル領域322aに対するドーパントの注入量は、接合リークの顕著な増大を伴わない程度に抑えられている。
また、フィン部322には、ダミーゲート絶縁膜25が形成されている。ダミーゲート絶縁膜25は、フィン部322の上面322bと、溝部3aの形成によって露出された側壁面322cとに形成されている。
次に、ダミーゲート電極21は、その一部が素子分離絶縁膜3に設けられた溝部3aに埋め込まれることによって、フィン部322を跨ぐように形成されている。
このダミーゲート電極21は、溝部3aに埋め込まれるとともにフィン部322の上面322bを覆うポリシリコン層21aと、ポリシリコン層21aに積層された金属層21bとから構成されている。ポリシリコン層21aには、ボロン等のp型ドーパントが高濃度にドープされている。これによりダミーゲート電極21のポリシリコン層21aは、P型の半導体とされている。
ポリシリコン層21aが溝部3aに埋め込まれることによって、ポリシリコン層21aがダミーゲート絶縁膜25を介してフィン部322の上面322b及び側壁面322cに対向するように配置される。これにより、チャネルストッパ部7には、フィン部322をダミーゲート電極21が跨ぐように形成されたフィン型のチャネル構造が備えられる。ポリシリコン層21aがフィン部322の上面322b及び側壁面322cに対向するように配置されることで、側壁面322cから電流がリークするおそれがない。これにより、上面322bと2つの側壁面322cにオン状態抑制効果が反映され、より確実にオフ状態として素子分離を実現できる。
次に、素子形成部5に形成されたトレンチ型のn型MOSトランジスタTrの構成について説明する。トレンチ型のn型MOSトランジスタTr(以下、トランジスタTrと表記する)は、図21に示すように、活性領域4に設けられたトレンチ323と、トレンチ323の内面を覆うゲート絶縁膜345と、ゲート絶縁膜345を介してトレンチ323の内部に一部が埋め込まれたゲート電極341とから構成されている。
トレンチ323は、素子分離絶縁膜3に形成された溝部3aが活性領域4を貫通することによって形成されたものである。従って溝部3aとトレンチ323とは相互に連通している。この素子形成部5におけるトレンチ323にも、チャネル領域を構成するウエル領域が設けられている。
また、トレンチ323の内面には、ゲート絶縁膜345が形成されている。ゲート絶縁膜345は、トレンチ323の内面を熱酸化処理させて形成されたシリコン酸化膜、熱酸窒化処理させて形成したシリコン酸窒化膜、CVD法等により形成されたHf系の誘電体膜のいずれでもよいが、特に、ダミーゲート絶縁膜25と同じ材質であることが望ましい。
次に、ゲート電極341は、トレンチに一部が埋め込まれたポリシリコン層341aと、ポリシリコン層341aに積層された金属層341bとから構成されている。ポリシリコン層341aには、リン等のn型ドーパントがドープされている。また、金属層341bにはシリコン窒化膜等からなる絶縁層341cが積層されおり、更にポリシリコン層341a及び金属層341bの側面側にはシリコン窒化膜等からなるサイドウォール膜41dが形成されている。
ポリシリコン層341aがトレンチ323に埋め込まれることによって、ポリシリコン層341aがゲート絶縁膜345を介してトレンチ323の内面に対向するように配置される。これにより、トレンチ323にゲート電極341が埋め込まれたトレンチ型のチャネル構造が備えられる。この構成によってチャネル長が延長されるので、MOSトランジスタの高集積化が進んだ場合でも短チャネル効果を抑制できる。
更に、ゲート電極341の両側の活性領域4には、ソースドレイン領域42が形成されている。このソースドレイン領域42は、サイドウォール膜41dの下部に形成されたエクステンション領域42aと、サイドウォール膜41dと重ならない位置に形成されたコンタクト領域42bとから構成される。このようにして、本実施形態のトランジスタTrでは、LDD構造が形成されている。
以上のように、本発明においては、半導体素子306として、トレンチ型のMOSトランジスタTrを適用してもよい。
また、トレンチ型のMOSトランジスタTrを備えた半導体装置301を製造するには、活性領域4の幅方向両側の素子分離絶縁膜3に、活性領域4と交差する溝部3aを形成する。これにより、チャネルストッパ部7となる部分にフィン部322を形成する。次いで、素子形成部5となる部分の活性領域4をドライエッチングすることで、活性領域4の幅方向両側の溝部3aと連通するトレンチ323を設ける。これ以降は、第1の実施形態の場合と同様の工程を行えばよい。
なお、上記の第1の実施形態乃至第3の実施形態においては、ポリシリコン膜81を積層してから、ポリシリコン膜81にP型ドーパント及びN型ドーパントを順次注入し、その後、ポリシリコン膜81をパターニングすることによって、P型ドーパントを含むポリシリコン層21aを有するダミーゲート電極21と、N型ドーパントを含むポリシリコン層41aを有するゲート電極41を形成したが、本発明では以下のプロセスを採用してもよい。
第1の例として例えば、ゲート絶縁膜及びダミーゲート絶縁膜の形成後に、半導体基板にポリシリコン膜を積層した後、P型ドーパント及びN型ドーパントの注入を行うことなく、ポリシリコン膜の上に金属層及び絶縁層を積層し、次に、ポリシリコン膜、金属層及び絶縁層をパターニングしてダミーゲート電極及びゲート電極をそれぞれ形成し、その後、ゲート電極の両側の活性領域に、ソースドレイン領域を形成する。このようにして、半導体装置を製造してもよい。
また、第2の例として例えば、ゲート絶縁膜及びダミーゲート絶縁膜の形成後に、半導体基板にポリシリコン膜を積層した後、ポリシリコン膜をパターニングする。次に、パターニング後のポリシリコン膜と、ポリシリコン膜同士の間から露出する活性領域とにそれぞれ、ドーパントを同時に注入することによって、ポリシリコン膜を低抵抗化してダミーゲート電極及びゲート電極を形成すると共に、ゲート電極の両側の活性領域にソースドレイン領域を形成する。この場合、ダミーゲート電極とゲート電極とソースドレイン領域とは、同じ種類のドーパントが注入された状態になる。このようにして、半導体装置を製造してもよい。
また、第3の例として例えば、ゲート絶縁膜及びダミーゲート絶縁膜の形成後に、半導体基板に例えば、P型ドーパントを含むドープドポリシリコン膜を積層する。次に、ドープドポリシリコン膜のうちゲート電極となる部分に、N型ドーパントを注入する。次ぎに、ドープドポリシリコン膜をパターニングし、熱処理してドーパントを拡散させることにより、P型ドーパントを含むポリシリコン層からなるダミーゲート電極と、N型ドーパントを含むポリシリコン層からなるゲート電極を形成する。その後、ゲート電極の両側の活性領域に、ソースドレイン領域を形成する。このようにして、半導体装置を製造してもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態である半導体装置を示す平面模式図。 図2は、本発明の第1の実施形態である半導体装置の要部を示す斜視模式図。 図3は、本発明の第1の実施形態である半導体装置を示す断面模式図であって、(a)は図1のA−A’線に対応する断面図であり、(b)は図1のC−C’線に対応する断面図であり、(c)は図1のD−D’線に対応する断面図であり、(d)は図1のE−E’線に対応する断面図である。 図4は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、活性領域の形成工程を示す工程図である。 図5は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、活性領域の形成工程を示す工程図である。 図6は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、フィン部の形成工程を示す工程図である。 図7は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、フィン部の形成工程を示す工程図である。 図8は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、フィン部の形成工程を示す工程図である。 図9は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、フィン部の形成工程を示す工程図である。 図10は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ゲート絶縁膜の形成工程を示す工程図である。 図11は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ゲート電極及びダミーゲート電極の形成工程を示す工程図である。 図12は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ゲート電極及びダミーゲート電極の形成工程を示す工程図である。 図13は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ゲート電極及びダミーゲート電極の形成工程を示す工程図である。 図14は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ゲート電極及びダミーゲート電極の形成工程を示す工程図である。 図15は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ゲート電極及びダミーゲート電極の形成工程を示す工程図である。 図16は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ソースドレイン領域の形成工程を示す工程図である。 図17は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、ソースドレイン領域の形成工程及び活性化工程を示す工程図である。 図18は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、コンタクトプラグの形成工程を示す工程図である。 図19は、図1〜図3に示す半導体装置の製造方法を説明する図であって、キャパシタ及び配線の形成工程を示す工程図である。 図20は、本発明の第2の実施形態である半導体装置を示す断面模式図であって、(a)は図1のA−A’線に対応する断面図であり、(b)は図1のC−C’線に対応する断面図であり、(c)は図1のD−D’線に対応する断面図であり、(d)は図1のE−E’線に対応する断面図である。 図21は、本発明の第3の実施形態である半導体装置を示す断面模式図であって、(a)は図1のA−A’線に対応する断面図であり、(b)は図1のC−C’線に対応する断面図であり、(c)は図1のD−D’線に対応する断面図であり、(d)は図1のE−E’線に対応する断面図である。 図22は、従来の半導体装置を示す平面模式図。 図23は、従来の半導体装置の要部を示す平面模式図。
符号の説明
1、201、301…半導体装置、2…半導体基板、3…素子分離絶縁膜、3a…溝部(凹部)、4…活性領域、5…素子形成部、6、206、306…半導体素子、7…チャネルストッパ部、21…ダミーゲート電極、21a…ポリシリコン層(ドープドポリシリコン層)、22、222、322…フィン部、25…ダミーゲート絶縁膜、41…ゲート電極、42…ソースドレイン領域、45…ゲート絶縁膜、81…ポリシリコン膜(シリコン膜)、Tr…フィン型MOSトランジスタ(MOSトランジスタ)、Tr…プレーナ型MOSトランジスタ(MOSトランジスタ)、Tr…トレンチ型MOSトランジスタ(MOSトランジスタ)

Claims (11)

  1. 半導体基板に埋め込まれた素子分離絶縁膜により絶縁分離された活性領域と、
    前記活性領域に設けられた複数の素子形成部と、
    前記の各素子形成部にそれぞれ形成された半導体素子と、
    前記素子形成部同士を絶縁するために前記活性領域に設けられたチャネルストッパ部と、を具備してなり、
    前記チャネルストッパ部は、前記活性領域の両側の前記素子分離絶縁膜に凹部が設けられることによって前記凹部の間で立ち上がり形成されたフィン部と、前記フィン部を覆うダミーゲート絶縁膜と、前記ダミーゲート絶縁膜を介して前記フィン部を跨ぐダミーゲート電極とからなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体素子が、MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体素子がn型MOSトランジスタであり、前記ダミーゲート電極が、p型ドーパントを含有するドープドポリシリコン層を具備して構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体素子が、前記フィン部と、前記フィン部を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を介して前記フィン部を跨ぐゲート電極と、前記ゲート電極を挟んだ両側の前記フィン部に形成されたソースドレイン領域とからなるフィン型MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の半導体装置。
  5. 半導体基板の活性領域に設けられた複数の素子形成部と、前記の各素子形成部に形成された半導体素子と、前記素子形成部同士を絶縁するために前記活性領域に設けられたチャネルストッパ部とを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上に素子分離絶縁膜を埋め込んで前記活性領域を形成する活性領域形成工程と、
    前記活性領域のうち、少なくとも前記チャネルストッパ部となる部分の両側の前記素子分離絶縁膜に凹部を設けることによって、前記凹部の間で立ち上がるフィン部を形成するフィン部形成工程と、
    前記フィン部を覆うダミーゲート絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    前記ダミーゲート絶縁膜を介して前記フィン部を跨ぐようにダミーゲート電極を形成するダミーゲート電極形成工程と、を具備してなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記フィン部形成工程の後に、前記ダミーゲート絶縁膜の形成と同時に前記素子形成部にゲート絶縁膜を形成し、次いで、前記ダミーゲート電極の形成と同時に前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成し、次いで、前記ゲート電極を挟んだ両側の前記活性領域にソースドレイン領域を形成することによって、前記素子形成部に前記半導体素子としてMOSトランジスタを形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の形成後の前記半導体基板上にシリコン膜を積層する工程と、
    前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の形成後の前記半導体基板上にシリコン膜を積層する工程と、
    前記シリコン膜のうち前記ダミーゲート電極となる部分と、前記ゲート電極となる部分とにそれぞれ、異なる種のドーパントを順次注入する工程と、
    異種のドーパントを注入後の前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、
    順次注入した前記の各ドーパントを前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極にそれぞれ拡散させるために熱処理する拡散工程と、を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の前記半導体基板上にシリコン膜を積層する工程と、
    前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、
    前記ダミーゲート電極、前記ゲート電極及び前記活性領域にそれぞれ、ドーパントを同時に注入することによって、前記ソースドレイン領域を同時に形成する工程と、を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記ダミーゲート電極形成工程が、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜の形成後の前記半導体基板上に、ドーパントを含むシリコン膜を積層する工程と、
    前記ドーパントを含むシリコン膜のうち前記ゲート電極となる部分に、前記シリコン膜に含まれる前記ドーパントとは異なる種のドーパントを注入する工程と、
    前記シリコン膜をパターニングして前記ダミーゲート電極及び前記ゲート電極を形成する工程と、を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記半導体素子がn型MOSトランジスタであり、前記ダミーゲート電極が、p型ドーパントを含むドープドポリシリコン層であることを特徴とする請求項5乃至請求項10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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