JP2009092968A - 空間光変調素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】入射光を反射して、偏光度が大きい複数の偏光成分を含む光を出射することができる空間光変調素子の提供。
【解決手段】下部電極と、上部透明電極との間に介設された磁化方向可変層を有する空間光変調素子であって、
前記上部透明電極層が、式:d=(mλ/2)〔1−(n/nsinθ1/2(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数、n:外部空間媒質の屈折率、n:上部透明電極層の屈折率、θ:上部透明電極層への入射光の入射角である。)で表される厚さdを有する平行平面層であることを特徴とする空間光変調素子。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種表示装置、ホログラフィー装置、ホログラム記録装置等に用いる空間光変調素子に関する。
従来、各種表示装置、ホログラフィー装置、ホログラム記録装置等に用いられる画像表示部では、空間光変調器(Spatial Light Modulator;SLM)を用いて画素を構成するものがある。そして、この空間光変調器として、液晶やDMD(Digital Micro-mirror device)を用いたものが知られている。液晶を用いたSLMは、液晶分子の配向を電圧の印加によって反転(回転)させて、透過する光をコントロールするものである(非特許文献1)。また、DMDを用いたSLMは、画素に対応した多数の微少鏡面を配列したミラーアレイを機械的に動かすことによって、光を変調するものである(非特許文献2)。
しかし、前記の液晶を用いたSLMでは、画素の精細さおよび動作の高速性に劣り、DMDを用いたSLMでは、動作は数μsと速いものの画素が10μm程度と大きいことが問題であった。
そこで、最近、スピン分極された電子を注入して磁気光学可変層の磁化を反転させ、その磁気光学可変層における磁気光学効果を利用して入射光の偏光面を変えることで、光を変調する光変調器が提案された。このスピン注入磁化反転(非特許文献3参照)を利用する光変調器を用いる表示装置では、画素サイズの微細化と応答時間の短縮が可能であるため、高速・高精細な表示が可能となる。
このスピン注入磁化反転を利用する光変調器は、図7に示すとおり、基板41の上に構成された光変調素子42と、光変調素子42の上方に配置された偏光フィルター43a,43bとを備えるものである。そして、光変調素子42は、下部電極44と上部透明電極49の間に、光変調部45を挟設した構成を有するものであり、光変調部45は、下部電極44から上に、磁化方向固定層46、非磁性層47、磁化方向可変層48の順に積層された多層構造に構成される。
この光変調器においては、図7に示すように、光変調器の上方から入射する入射光L41は、偏光フィルター43aによって、一定の偏光面角度を有する偏光として光変調素子42に入射して透明上部電極49を透過して磁化方向可変層48で反射される。そして、磁化方向可変層48で反射された反射光L42は、反射光L42の光路上に配設された2枚の偏光板50a,50bで構成される偏光フィルター43bを通って、外部に出射光L43として出射される。
このとき、光変調素子42においては、磁気光学効果によって、反射光L42の偏光面が回転する。そして、反射光L42の偏光面の回転角度は、磁化方向可変層48の磁化方向に応じて、異なる方向となる。例えば、図7に示す矢印Eの方向、すなわち、磁化方向可変層48の磁化方向が右向きの場合、反射光L42の偏光面の回転が、右回り(+θ)に生じたとすると、逆に磁化方向可変層48における磁化方向が矢印Dの方向、すなわち、左向きの場合には、反射光L42の偏光面の回転方向は左回り(−θ)となる。この偏光面の回転方向が右回りになるか左回りになるかは、磁化方向可変層48を構成する材料によって異なるが、磁化方向可変層48の磁化方向(右・左)によって、反射光L42の偏光面の回転方向は逆になる。
したがって、磁化方向可変層48の磁化方向は、スピン注入磁化反転を利用して制御できる。この磁化方向可変層48の磁化方向は、外部から磁界を印加しない限り右向き、左向きのどちらも安定状態で、スピン注入磁化反転によって磁化方向を逆にするまでそのままの向きを維持している。一方、磁化方向固定層46の磁化方向は、極めて大きな外部磁界を印加しない限りはある一方向(図7では右向き(矢印Cの方向))を向くように構成されている。そして、図7に示す光変調素子42においては、下部電極44から上部透明電極49に向けてスピンの揃った電子を流す(電流を上部透明電極49から下部電極44に向けて流す)ことによって、磁化方向可変層48におけるスピン注入磁化反転を起こして、磁化方向を右向き(矢印Eの方向)にすることができる。逆に、上部透明電極49から下部電極44に向けてスピンの揃った電子を流す(電流を下部電極44から上部透明電極49に向けて流す)ことによって、磁化方向可変層48の磁化方向を左向き(矢印Dの方向)にすることができる。このように、スピン注入磁化反転によって、磁化方向可変層48の磁化方向を決定させた後、入射光L41を光変調素子42に入射させれば、反射光L42の偏光面の回転方向が、例えば、右回りまたは左回りと逆状態になる。その状態で偏光フィルター43bを通してやれば、どちらか所望の偏光面の回転角度の光のみを選別することができ、磁化方向可変層48の磁化方向に対応した出射光L43を得ることができる。そして、偏光フィルター43bにおいて、所定の偏光面角度を有する偏光のみが透過する。これによって、光変調素子42によって、入射光L41の変調が行われる。
T.Sonehara,H.Miura,and J.Amako:Preceeding of 12th International Display Researach Conferences(1992)315. J.Grimmett and J.Huffman,"Advancements in DLP Technology:The 10.6μm pixel and Beyond",proc.IDW2005,(2005)1879-1882 E.B.Mayer, D.C.Ralph, J.A.Katine, R.N.Louine, and R.A.Buhrman:Science 285 (1999)867
しかし、従来提案されているスピン注入磁化反転を利用する光変調器では、磁化方向可変層による1次反射光の偏光についてのみ着目しているため、偏光面の回転角度の変化が少なく、大きな偏光度を有する反射光を出射することができなかった。
そこで、本発明の課題は、入射光を反射して、偏光度の大きい複数の偏光成分の光のベクトル和で表される偏光を出射することができる空間光変調素子を提供することにある。
すなわち、請求項1に係る発明は、下部電極と、上部透明電極との間に介設された光変調部を有し、前記光変調部が、前記下部電極の上に、磁化方向固定層と磁化方向可変層とを有し、前記磁化方向固定層と前記磁化方向可変層の間に介設された非磁性中間層を有する空間光変調素子であって、前記上部透明電極が、下記式(1)で表される厚さdを有する平行平面層であることを特徴とする。
d=(mλ/2)〔1−(n/nsinθ1/2 (1)
(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数、n:外部空間媒質の屈折率、n:上部透明電極層の屈折率、θ:上部透明電極層への入射光の入射角である。)
この空間光変調素子では、式(1)で表される厚さdを有する平行平面層である上部透明電極に入射する入射光が、上部透明電極と磁化方向可変層の界面と、外部媒質と上部透明電極の界面との間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極と磁化方向可変層の界面で反射される毎に偏光されて、1次反射光、2次反射光、・・・と、反射次数が多いほど偏光度が大きい偏光成分となる。そのため、入射した光に対して、透明電極から出射される出射光は、それらの偏向度が異なる複数の偏光成分のベクトル和で表される偏光の光として出射される。
また、請求項2に係る発明は、下部電極と、上部透明電極との間に介設された磁化方向可変層を有する空間光変調素子であって、前記上部透明電極が、下記式(2)で表される辺長fを有する2つの等辺に挟まれた頂角が直角である直角二等辺三角形の断面形状を有し、前記上部透明電極の入射面に入射光が垂直に入射するように構成されたことを特徴とする。
f=mλ/2 (2)
(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数である。)
この空間光変調素子では、上部透明電極が、前記式(2)で表される辺長hを有する2つの等辺に挟まれた頂角が直角である直角二等辺三角形の断面形状を有し、前記上部透明電極の入射面に入射光が垂直に入射するように構成されていることによって、上部透明電極と磁化方向可変層の界面と、外部媒質と上部透明電極の界面との間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極と磁化方向可変層の界面で反射される毎に偏光されて、1次反射光、2次反射光、・・・と、反射次数が多いほど偏光度が大きい偏光成分となる。そのため、入射した光に対して、透明電極から出射される出射光は、それらの偏向度が異なる複数の偏光成分を全て含む光として出射される。
さらに、請求項3に係る発明は、下部電極と、上部透明電極との間に介設された磁化方向可変層を有する空間光変調素子であって、前記上部透明電極が、下記式(3)で表される半径rの半円形の断面形状を有し、前記上部透明電極の入射面に入射光が垂直に入射するように構成されたことを特徴とする。
r=mλ/4 (3)
(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数である。)
この空間光変調素子では、上部透明電極が、前記式(3)で表される半径rの半円形の断面形状を有し、前記上部透明電極の入射面に入射光が垂直に入射するように構成されていることによって、上部透明電極と磁化方向可変層の界面と、外部媒質と上部透明電極の界面との間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極と磁化方向可変層の界面で反射される毎に偏光されて、1次反射光、2次反射光、・・・と、反射次数が多いほど偏光度が大きい偏光成分となる。そのため、入射した光に対して、透明電極から出射される出射光は、それらの偏向度が異なる複数の偏光成分を全て含む光として出射される。
本発明の空間光変調素子は、上部透明電極と磁化方向可変層の界面と、外部媒質と上部透明電極の界面との間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極と磁化方向可変層の界面で反射される毎に偏光されて、反射次数が多いほど偏光度が大きい偏光成分となる。そのため、入射した光に対して、透明電極から出射される出射光は、それらの偏向度が異なる複数の偏光成分を全て含む光として出射される。したがって、このような多重反射を利用することにより、単純な1次反射光の持つ偏光面回転角の変化よりもさらに大きな偏光面回転角を有する光を得ることができる。
以下、本発明の空間光変調素子について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空間光変調素子1の構造を示す断面模式図、図2は、本発明の第2実施形態に係る空間光変調素子21の構造を示す断面模式図、図3は、本発明の第3実施形態に係る空間光変調素子31の構造を示す断面模式図である。
図1に示す空間光変調素子1は、下部電極2と、下部電極2の上に、磁化方向固定層3、非磁性中間層4、磁化方向可変層5および上部透明電極6の順に積層された多層構造を有する。
下部電極2と上部透明電極6とは、光変調素子1を駆動する電流を流すための電極であり、その電流を制御する電流制御手段(図示せず)に接続されている。
磁化方向固定層3は、磁化方向が所定の方向に固定される層である。例えば、図1に示す磁化方向固定層3においては、矢印Aの方向に磁化方向が固定されている。
非磁性中間層4は、Al、MgO、FeO、CrO等の非磁性絶縁材料で構成され、この非磁性中間層4の膜厚は、スピン偏極電子がトンネルできる程度の厚さ(数nm以下)を有する。また、非磁性中間層4は、Cu、Ag、Cr等の非磁性導伝性材料でもよく、この場合は、トンネル電流ではなく、通常の自由電子の一部がスピン偏極電子として動作する。
磁化方向可変層5は、磁化方向が予め磁化方向固定層3の磁化方向と同一または反対方向に磁化された層である。この磁化方向可変層5の磁化方向は、スピン分極された電子が注入されることによって磁化方向が反転する層である。この磁化方向可変層5は、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面における反射光の偏光度を大きくするために、磁気光学的カー効果の大きな強磁性体で構成されることが望ましい。
上部透明電極6は、入射光が上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面に効率よく到達できるように、IZO、ITO、ZnO等の一般的な透明電極材料を用いて構成されている。また、下部電極2は、例えば、Al、Cu、Ta、Ruなどの一般的な電極用金属材料で形成される。
この上部透明電極6は、下記式(1)で表される厚さdを有する平行平面層で構成される。
d=(mλ/2)〔1−(n/nsinθ1/2 (1)
(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数、n:外部空間媒質の屈折率、n:上部透明電極層の屈折率、θ:上部透明電極層への入射光の入射角である。)
次に、この空間光変調素子1の動作について説明する。
この空間光変調素子1では、上部透明電極6から下部電極2の向きに電流が流されている状態では、磁化方向固定層3から非磁性中間層4を介してスピン分極された電子が磁化方向可変層5に注入され、これによって、磁化方向可変層5の磁化方向が反転し、磁化方向可変層5の磁化方向が、磁化方向固定層3における磁化方向(矢印Aの方向)と反対の矢印Bの方向となる。
ここで、磁化方向可変層5における磁化方向と、磁化方向固定層3における磁化方向が相互に逆の方向となった状態と、磁化方向が相互に同じ方向となった状態とでは、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面で生じる磁気光学カー効果による反射光FLの偏光面の回転方向が逆になる。
このとき、上部透明電極6が、前記(1)で表される膜厚dを有することによって、上部透明電極に入射された光は、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面と、外部媒質と上部透明電極6の界面との間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面で反射される毎に磁気光学カー効果によって偏光されて、1次反射光FL1、2次反射光FL2、・・・n次反射光FLn・・・・が生じる。
すなわち、まず、上部透明電極6の上方から入射角θで入射する入射光L1は、外部空間媒質と上部透明電極6の界面6aで屈折されて入射し、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面5aで反射され、1次反射光FL1として外部空間媒質と上部透明電極6の界面6aに向かう。このとき、1次反射光FL1の内の一部が、上部透明電極6から、入射光L1の偏光軸に対してθkの偏光面回転角を有する1次出射光L31として出射する。
一方、1次反射光FL1の内、外部空間媒質と上部透明電極6の界面6aで反射された反射光L22は、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面5aで反射され、2次反射光FL2として外部空間媒質と上部透明電極6の界面6aに向かう。この2次反射光FL2は、偏光面回転角θkを有する反射光L22が、さらに、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面における磁気光学カー効果によって偏光されて、偏光面回転角2θkを有する偏光となる。そして、2次反射光FL2の内の一部が、1次出射光L32として出射する。この1次出射光L32は、上部透明電極6から、入射光L1の偏光軸に対して2θkの偏光面回転角を有する偏光となる。また、n次の出射光L3nは、nθkの偏光面回転角を有する偏光となる。
以上のように、上部透明電極6に入射光L1が入射すると、上部透明電極6内の多重反射によって、それぞれθk、2θk、・・・・nθk、・・・の偏光面回転角を有する1次出射光、2次出射光、・・・・・n次出射光、・・・が、上部透明電極6から出射される。このとき、λ:入射光の波長、mは自然数、n:外部空間媒質の屈折率、n:上部透明電極層の屈折率、θ:上部透明電極層への入射光の入射角とすると、下記の式(4)および(5)が満たされる場合に、1次出射光、2次出射光、・・・・・n次出射光、・・・が、同じ出射角で上部透明電極6から出射して、1次出射光、2次出射光、・・・・・n次出射光、・・・を合計した光が観測される。また、n:外部空間媒質の屈折率、n:上部透明電極層の屈折率およびθ:上部透明電極層への入射光の入射角は、下記式(6)で表される関係がある。
Figure 2009092968
式(4)、(5)および(6)から、下記の式(1)が求められる。
d=(mλ/2)〔1−(n/nsinθ1/2 (1)
以上のとおり、空間光変調素子1においては、式(1)で表される厚さdを有する平行平面層である上部透明電極6に入射光L1が入射すると、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面と、外部媒質と上部透明電極6の界面との間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極6と磁化方向可変層5の界面で反射される毎に偏光されて、1次反射光、2次反射光、・・・と、反射次数が多いほど偏光度(θk、2θk、・・・・nθk、・・・)が大きい偏光成分となる。そのため、入射光L1に対して、上部透明電極6から出射される出射光は、それらの偏向度が異なる複数の偏光成分を各偏光成分の光強度比で重みづけしたベクトル和の光として出射される。
この空間光変調素子1は、多層構造を形成する各層を、例えば、スパッタリング法や蒸着法などで成膜することによって形成することができる。例えば、基板上に、スパッタリング法や蒸着法によって、下部電極2を構成する金属膜を成膜した後、電子ビームやフォトリソグラフィを用いて下部電極2を形成する。次に、磁化方向固定層3、非磁性中間層4および磁化方向可変層5となる材料を、この順で積層した後、その上に、電子ビームやフォトリソグラフィを用いて井桁状にレジストからなるパターンを形成し、イオンミリングやドライエッチングを用いて磁化方向固定層3がなくなるまでエッチングを行う。その後、上部透明電極6を形成することによって、空間光変調素子1を形成することができる。
次に、図2に示す本発明の第2実施形態に係る空間光変調素子21について説明する。
図2に示す空間光変調素子21は、下部電極2と、下部電極2の上に、磁化方向固定層3、非磁性中間層4、磁化方向可変層5および上部透明電極26の順に積層された多層構造を有する。この空間光変調素子21において、上部透明電極26が、直角二等辺三角形の断面形状を有する以外は、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4および磁化方向可変層5は、前記第1実施形態の空間光変調素子1と同様の構造を有するものである。したがって、以下の説明において、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4および磁化方向可変層5に関する説明は省略する。
この空間光変調素子21において、上部透明電極26は、図2に示すように、辺長fを有する2つの等辺26a,26bに挟まれた頂角Rが直角である直角二等辺三角形の断面形状を有する。
この空間光変調素子21においては、入射光L1が、上部透明電極26の等辺(入射面)26aに垂直に入射するように構成される。例えば、レーザ光源等から入射する平行光束に対して垂直となるように、空間光変調素子を配置することによって、入射光L1が、上部透明電極26の等辺(入射面)26aに垂直に入射するように構成することができる。
そして、上部透明電極26は、等辺(入射面)26aが下記式(2)で表される辺長fを有するものである。
f=mλ/2 (2)
(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数である。)
そして、上部透明電極26の高さhと、辺長fとは、f=21/2hの関係がある。また、上部透明電極26の底辺の長さは2hとなる。
この上部透明電極26は、図3に示すように、頭頂部27が欠けた等脚台形の断面形状を有する透明電極28であってもよい。この図3に示す形状の透明電極28において、等辺(入射面)28aの辺長f1と、頭頂部27の辺長f2は、下記の式で表される。
f1+f2=mλ/2 (2−1)
(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数である。)
そして、透明電極28の高さh1と、頭頂部27の高さh2と、辺長fとは、f=21/2hの関係がある。また、透明電極28の底辺の長さは2(h1+h2)となる。
この等脚台形の断面形状を有する透明電極28は、後記の作製方法によって、確実に作製し易い、という利点がある。
次に、この空間光変調素子21の動作について説明する。
この空間光変調素子21では、上部透明電極6から下部電極2の向きに電流が流されている状態では、磁化方向可変層5における磁化方向と、磁化方向固定層3における磁化方向とが相互に逆の方向となった状態(スピン注入磁化反転状態)では、磁気光学カー効果によって、磁化方向可変層5による反射光の偏光面が回転する。逆に、磁化方向可変層5における磁化方向と、磁化方向固定層3における磁化方向が相互に同じ方向となった状態では、磁気光学カー効果が逆方向に働き、磁化方向可変層5による反射光の偏光面の回転方向が前者の場合とは逆方向に回転することになる。
このとき、上部透明電極26が、前記(2)で表される辺長fを有する等辺26a,26bを有し、等辺26a,26bの間の頂角Rが直角である形状を有することによって、上部透明電極26の等辺(入射面)26aに入射光L1が垂直に入射したとき、上部透明電極26と磁化方向可変層5の界面25と、外部媒質と上部透明電極6の界面26c、26dとの間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極26と磁化方向可変層5の界面25で反射される毎に磁気光学カー効果によって偏光される。そして、外部媒質と上部透明電極6の界面26cから入射した光は、上部透明電極26の内部を、上部透明電極26と磁化方向可変層5の界面25で反射されてP1→P2→P3の経路で、外部媒質と上部透明電極26の界面26dから出射光として出射され、上部透明電極26と磁化方向可変層5との界面において磁気光学カー効果により偏光面回転角がθkだけ変化する。
しかし、全ての光がP3の経路で上部透明電極26から外部媒質へ出射されるわけではなく、その界面26dにおいて、P4のように一部は反射される。この反射光はP5→P6と進み、再度、磁気光学カー効果(この時点で、磁気光学カー効果により偏光面回転角が2θkとなる)を受け、P7へ進む。さらに、光は再度反射され、P8→P9→P10という光路を進み、3回目の磁気光学カー効果により偏光面回転角が3θkとなって、P11の経路で外部媒質と上部透明電極6の界面26dから出射光として出射される。この光は3次の反射光に相当し、減衰などにより強度は低下するものの、偏光面回転角3θkの情報を持っていることになる。以下、同様に5次・7次・・・と奇数次の反射光を出射光として取り出すことができ、外部から観測する場合には、これら全ての偏光面回転角を有する出射光の強度を考慮したベクトル和の光を、合計の出射光として得ることができる。
以上、直角二等辺三角形の断面形状を有する上部透明電極26を備える空間光変調素子21の動作について説明したが、前記の等脚台形の断面形状を有する透明電極28を備える空間光変調素子についても同様にして、偏向度が異なる複数の偏光成分を全て含むベクトル和の光を合計の出射光として得ることができる。
次に、図4に示す本発明の第3実施形態に係る空間光変調素子31について説明する。
図4に示す空間光変調素子31は、下部電極2と、下部電極2の上に、磁化方向固定層3、非磁性中間層4、磁化方向可変層5および上部透明電極36の順に積層された多層構造を有する。この空間光変調素子31において、上部透明電極36が、半円形の断面形状を有する以外は、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4および磁化方向可変層5は、前記第1実施形態の空間光変調素子1と同様の構造を有するものである。したがって、以下の説明において、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4および磁化方向可変層5に関する説明は省略する。
この空間光変調素子31においては、入射光L1が、上部透明電極36の入射面36aに垂直に入射するように構成される。例えば、レーザ光源等から入射する平行光束に対して垂直となるように、空間光変調素子を配置することによって、入射光L1が、上部透明電極36の入射面36aにおける法線Nに垂直になる角度で入射するように構成することができる。
そして、上部透明電極36は、下記式(3)で表される半径rを有するものである。
r=mλ/4 (3)
(ここで、λ:入射光の波長、mは自然数である。)
次に、この空間光変調素子31の動作について説明する。
この空間光変調素子31では、上部透明電極36から下部電極2の向きに電流が流されている状態では、磁化方向可変層5における磁化方向と、磁化方向固定層3における磁化方向とが相互に逆の方向となった状態(スピン注入磁化反転状態)では、磁気光学カー効果によって、磁化方向可変層5による反射光の偏光面が回転する。逆に、磁化方向可変層5における磁化方向と、磁化方向固定層3における磁化方向が相互に同じ方向となった状態では、磁気光学カー効果が逆方向に働き、磁化方向可変層5による反射光の偏光面の回転方向が前者の場合とは逆方向に回転することになる。
このとき、上部透明電極36が、前記式(3)で表される半径rを有する半円形の断面形状を有することによって、上部透明電極36の入射面36aに入射光L1が垂直に入射したとき、上部透明電極36と磁化方向可変層5の界面35と、外部媒質と上部透明電極6の界面36a,36bとの間での複数次に亘る多重反射の間に、上部透明電極36と磁化方向可変層5の界面35で反射される毎に磁気光学カー効果によって偏光される。そして、外部媒質と上部透明電極36の界面36aから入射した光は、上部透明電極36の内部を、上部透明電極36と磁化方向可変層5の界面35で反射されてP1→P2→P3の経路で、上部透明電極36と磁化方向可変層5との界面において磁気光学カー効果により偏光面回転角がθkだけ変化するとともに、外部媒質と上部透明電極36の界面36bから出射光として出射される。
しかし、全ての光がP3の経路で上部透明電極36から外部媒質へ出射されるわけではなく、その界面36bにおいて、P4のように一部は反射される。この反射光はP5→P6と進み、再度、磁気光学カー効果(この時点で、磁気光学カー効果により偏光面回転角が2θkとなる)を受け、P7へ進む。さらに、この光は再度反射されP8→P9→P10という光路を進み、3回目の磁気光学カー効果により偏光面回転角が3θkとなって、P11の経路で外部媒質と上部透明電極36の界面36bから出射光として出射される。この光は3次の反射光に相当し、減衰などにより強度は低下するものの、偏光面回転角3θkの情報を持っていることになる。以下、同様に5次・7次・・・と奇数次の反射光を取り出すことができ、外部から観測する場合には、これら全ての偏光面回転角を有する出射光のベクトル和の光を、合計の出射光として得ることができる。
以上の第2実施形態および第3実施形態の空間光変調素子21,31の作製においては、多層構造を形成する下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4および磁化方向可変層5を、例えば、スパッタリング法や蒸着法などで成膜することによって形成する。例えば、基板上に、スパッタリング法や蒸着法によって、下部電極2を構成する金属膜を成膜した後、電子ビームやフォトリソグラフィを用いて下部電極2を形成する。次に、磁化方向固定層3、非磁性中間層4および磁化方向可変層5となる材料を、この順で積層した後、その上に、電子ビームやフォトリソグラフィを用いて井桁状にレジストからなるパターンを形成し、イオンミリングやドライエッチングを用いて磁化方向固定層3がなくなるまでエッチングを行う。その後、上部透明電極26,36を形成することによって、空間光変調素子21,31を形成することができる。
直角二等辺三角形の断面形状を有する上部透明電極26は、電子線描画装置を用いて、描画ドーズ量(電子を電子線レジストに照射する絶対量)を制御する方法、もしくは等方性エッチングを用いる方法によって形成することができる。以下、上部透明電極26の形成方法の具体例について、図5(A)〜(E)に従って説明する。
まず、図5(A)に示すように、基板51の上に、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4、磁化方向可変層5の順に、例えば、スパッタリング法等によって成膜することによって形成した後、磁化方向可変層5の上に、透明電極材料56aを堆積する。次に、上部透明電極材料56aの上に、電子線レジストを堆積し、さらに、電子線リソグラフィーによって、図5(B)に示すように、同一方向(図5中、紙面に垂直な方向)に整列した複数の直線状のレジストパターン57を形成する。このとき、各レジストパターン57の間隔、パターン幅およびレジスト厚によって、最終的に形成される上部透明電極の断面における直角二等辺三角形の大きさを決定することができる。
次に、透明電極材料56aを溶解するエッチング液を用いてエッチングを行う。これによって、図5(C)に示すように、レジストパターン57の下部の透明電極材料56aのアンダーエッチが起こる。この等方的選択エッチングを続けると、図5(D)に示すように、所望の直角二等辺三角形の断面構造を有する上部透明電極26を作製することができる。最後に、レジストパターン57を除去することによって、図5(E)に示すように、基板51の上に、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4、磁化方向可変層5の順に積層されて構成された光変調部の上に、直角二等辺三角形の断面形状を有する上部透明電極26を有する空間光変調素子21を得ることができる。
また、半円形の断面形状を有する上部透明電極36は、例えば、下記の方法に従って形成することができる。まず、図6(A)に示すように、基板61の上に、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4、磁化方向可変層5の順に、例えば、スパッタリング法等によって成膜することによって形成する。次に、図6(B)に示すように、例えば、インクジェット法によって、透明電極材料66aの液滴を、磁化方向可変層5の上に直接堆積させる。次いで、加熱処理して、透明電極材料66aを溶融し、表面張力によって透明電極材料66aを半球状に形成して固化させることによって、図6(C)に示すように、基板61の上に、下部電極2、磁化方向固定層3、非磁性中間層4、磁化方向可変層5の順に積層されて構成された光変調部の上に、半円形の断面形状を有する上部透明電極36を有する空間光変調素子31を得ることができる。このとき、空間光変調素子31を、逆さまにに引っくり返すことによって生じる重力を、溶融状態の透明電極材料66aに加えると、より半円に近い断面形状の上部透明電極36を作製することができる。
以上の実施形態においては、2つの磁性膜の間に非磁性膜が挟設された構成の光変調部を備える空間光変調素子について説明したが、本発明の空間光変調素子は、この実施形態に示す構成に限定されない。例えば、磁化方向固定層および磁化方向可変層、ならびに非磁性中間層は、それぞれ多層構造を有するものでもよい。また、2つの磁性膜の間に非磁性膜が挟設された構成を複数組、組み合わせた構成を有するものでもよい。例えば、スピンバルブやデュアルスピンバルブのような構造でもよい。
また、前記実施形態においては、下部電極と磁化方向固定層の間、さらに、上部透明電極の上には、それぞれ、下地層および保護層を、必要に応じて設けてもよい。下地層は、例えば、Cu、Al、Au、Ta、Ru、Cr、Si、Fe、W等で形成することができる。また、保護層は、Ta、Cu、Ru、W、Si、SiO等で形成することができる。
さらに、本発明の空間光変調素子は、直列または並列に配列して、各空間光変調素子を単独で、または複数の空間光変調素子を組合せて1画素を構成することができる。これによって、各種表示装置、ホログラフィー装置、ホログラム記録装置等に用いられる画像表示部の画素を構成する空間光変調器を構成することができる。例えば、図4に示す空間光変調器を構成することができる。
本発明の第1実施形態に係る空間光変調素子の模式断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空間光変調素子の模式断面図である。 本発明の第2実施形態の空間光変調素子の上部透明電極の変形例を示す模式断面図である。 本発明の第3実施形態に係る空間光変調素子の模式断面図である。 (A)〜(E)は、本発明の第2実施形態に係る空間光変調素子の製造方法の工程例を順を追って示す図である。 (A)〜(C)および(D)は、本発明の第3実施形態に係る空間光変調素子の製造方法の工程例を順を追って示す図である。 従来の空間光変調素子を示す概念図である。
符号の説明
1、21、31 空間光変調素子
2 下部電極
3 磁化方向固定層
4 非磁性中間層
5 磁化方向可変層
6、26、36 上部透明電極

Claims (3)

  1. 下部電極と、上部透明電極との間に介設された光変調部を有し、前記光変調部が、前記下部電極の上に、磁化方向固定層と磁化方向可変層とを有し、前記磁化方向固定層と前記磁化方向可変層の間に介設された非磁性中間層を有する空間光変調素子であって、
    前記上部透明電極が、下記式(1)で表される厚さdを有する平行平面層であることを特徴とする空間光変調素子。
    d=(mλ/2)〔1−(n/nsinθ1/2 (1)
    (ここで、λ:入射光の波長、mは自然数、n:外部空間媒質の屈折率、n:上部透明電極層の屈折率、θ:上部透明電極層への入射光の入射角である。)
  2. 下部電極と、上部透明電極との間に介設された磁化方向可変層を有する空間光変調素子であって、
    前記上部透明電極が、下記式(2)で表される辺長fを有する2つの等辺に挟まれた頂角が直角である直角二等辺三角形の断面形状を有し、前記上部透明電極の入射面に入射光が垂直に入射するように構成されたことを特徴とする空間光変調素子。
    f=mλ/2 (2)
    (ここで、λ:入射光の波長、mは自然数である。)
  3. 下部電極と、上部透明電極との間に介設された磁化方向可変層を有する空間光変調素子であって、
    前記上部透明電極が、下記式(3)で表される半径rの半円形の断面形状を有し、前記上部透明電極の入射面に入射光が垂直に入射するように構成されたことを特徴とする空間光変調素子。
    r=mλ/4 (3)
    (ここで、λ:入射光の波長、mは自然数である。)
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