JP2009090005A - マッサージユニット及びこれを備えたマッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背凭れ部に沿って昇降する昇降フレーム8と、施療子3,4及びこの施療子3,4を動作させる駆動部を有するマッサージ機構部1と、昇降フレーム8に対して左右方向に移動可能であり、マッサージ機構部1を左右動させる左右動フレーム9とを有している。施療子4が昇降フレーム8を左右方向の一方側に超えるまで、左右動フレーム9は移動可能として取り付けられている。
【選択図】 図16
Description
このマッサージ機では、背凭れ部に左右一対のガイドレールが設けられており、このガイドレール間に、マッサージユニットの昇降フレームが設けられている。この昇降フレームがガイドレールに沿って走行することにより、マッサージユニットは背凭れ部を昇降移動することができる。
そして、この昇降フレームに、施療子及びこれを動作させる駆動部を有するマッサージ機構部が搭載されている。昇降フレームには左右方向に延びているガイド部材が設けられており、マッサージ機構部は、このガイド部材に沿って左右移動する。
そこで、この発明は、施療子を有するマッサージ機構部の移動範囲を広くすることができるマッサージユニット及びこれを備えたマッサージ機を提供することを目的とする。
このマッサージユニットによれば、施療子の少なくとも一部が昇降体の左右方向の一端部を超えて当該昇降体の左右外方に位置するまで、左右動部材は昇降体に対して左右方向に移動するので、施療子を有するマッサージ機構部の移動範囲を広くすることができる。
これによれば、左右動部材は、昇降体の前記一端部に当らないで、左右方向の一端部側に移動することができる。
これによれば、マッサージ機構部を前後動させることができる。さらに、前記左右動部材によって左右動させたマッサージ機構部を、前後方向にも移動させることができる。すなわち、施療子を左右方向に移動させた状態から、その施療子を前後方向へ移動させることができる。
この場合、マッサージ機構部を取り付けた左右動部材を左右方向に移動させた状態で、前後動部材を左右方向の水平軸線回りに回動させると、マッサージ機構部を前後方向に移動させることができる。これにより、施療子を前方へ押し出すことができる。この際、施療子は、前記水平軸線を中心として回動し前後移動することができるため、例えば、前方へ押し出した施療子によって使用者の肩部を押す場合、施療子は左右方向に移動しないで押すマッサージとなる。
この場合、左右用動力部は、前後動部材が取り付けられた左右動部材を昇降体に対して左右移動させることができる。また、前後動部材は左右動部材に対して前後移動動することができる。そして、左右用動力部のモータは昇降体に固定されているため、左右方向及び前後方向には位置変化しない構成となっている。つまり、マッサージ機構部が前後移動又は左右移動する際、(重量のある)前記モータを前後方向又は左右方向に移動させる必要がない。
この構成によれば、身体支持体の支持面部の裏側に左右用動力部及び昇降用動力部が配置されることから、支持面部の裏側のスペースを有効に利用することができる。
そして、この場合において、前記マッサージユニットは、前記背凭れ部の左右にそれぞれ設けられているのが好ましい。
〔マッサージ機の全体構成〕
図1はこの発明のマッサージ機の実施の一形態を示す斜視図である。このマッサージ機は、使用者の身体を支持する身体支持体として、使用者が凭れる背凭れ部41と、使用者を着座させて支持する座部42と、脚を載せて支持するフットレスト43とを備えており、椅子型である。なお、背凭れ部41、座部42及びフットレスト43には、マット部材とカバー部材が設けられるが、図1ではこれを省略している。
左側のマッサージユニット44aと右側のマッサージユニット44bとは中央のガイドレール2を挟んで左右対称の構成であり、マッサージ機構部1の構成は、両マッサージユニット44a,44bにおいて同じである。図2はマッサージユニットの斜視図であり、左側のマッサージユニット44aである。図3はマッサージ機構部1の斜視図である。以下において、左側のマッサージユニット44aを代表として説明するが、右側のものも同様の構成である。
図3において、マッサージ機構部1は、第1施療子3が取り付けられた板状の第1アーム11と、第2施療子4が取り付けられた板状の第2アーム12と、第1揉み軸13と、第2揉み軸14と、これら第1と第2揉み軸13,14とを収容しかつそれぞれを回転可能に支持している本体部材(ハウジング)16と、第1と第2揉み軸13,14をそれぞれ回転させる揉み駆動部15とを有している。
図4と図5はマッサージ機構部1の平面図であり、図6と図7はその正面図であり、図8は下面図である。図4と図6は、施療子3,4による後述の揉み動作において、両施療子3,4が接近した状態であり、図5と図7は、両施療子3,4が離反した状態である。
このように、第1アーム11と第1揉み軸13とは、当該第1揉み軸13の両端部に設けられた一対の第2部材19bを有する第1取り付け部材(動力伝達部材)19を介して繋がっており、また、第2アーム12と第2揉み軸14とは、当該第2揉み軸14の両端部に設けられた一対の第2部材20bを有する第2取り付け部材(動力伝達部材)20を介して繋がっている。これにより、第1揉み軸13から第1アーム11に与える力及びその反力を、第1揉み軸13の両端部で支持(2点支持)する構造となっている。
なお、図3と図7において、前記第1軸17a,18a、第3軸17c,18c、及び、第4軸17d,18dは、揉み軸13,14の軸線に平行な中心線を有している。また、第2軸17b,18bの中心線は、揉み軸13の軸線とねじれの位置にある。
第1揉み軸13の軸方向の中間部に前記第1ウォームホイール28が一体として形成されており、第2揉み軸14の軸方向の中間部に前記第2ウォームホイール29が一体として形成されている。そして、第1ウォームホイール28がウォーム軸27に噛み合っているとともに、このウォーム軸27に第2ウォームホイール29が噛み合っている。
つまり、第1揉み軸13と第2揉み軸14とは、マッサージ機構部1の幅方向の一方側と他方側とに存在し、ウォーム軸27(の軸線)を挟んで対称の配置(幅方向に180度離れた配置)となっている。そして、これと同様に、第1と第2のアーム11,12は、ウォーム軸27を挟んで対称の配置となっている。これにより、施療子3,4もウォーム軸27を挟んで対称の配置となる。
また、揉み軸13,14の軸方向となる前記縦向きとは、背凭れ部41の前後方向(厚さ方向)に直交する方向であって、背凭れ部41の下部から上部へ向かう方向である。そして、前記斜め縦向きとは、背凭れ部41の前後方向(厚さ方向)に直交する方向であって、前記縦向きに対して45°以内で傾斜している範囲である。
図8において、施療子3,4にマッサージ動作として叩き動作を行わせる構成は、前後方向に出退可能に設けられ、この出退動作により第1アーム11を前後動させる第1叩き部材31と、前後方向に出退可能に設けられ、この出退動作により第2アーム12を前後動させる第2叩き部材32と、これら叩き部材31,32をそれぞれ出退させる叩き駆動部33とを有している。
叩き駆動部33は、モータ33aと、このモータ33aの回転動力によって偏心回転する動作部材33bと、本体部材16に第5軸17eを介して揺動自在に取り付けられた揺動部材33cとを有している。第5軸17eは、揉み軸13,14の軸線に平行な中心線を有している。
モータ33aが回転すると、ベルト(図示せず)を介して動力が伝わって回転軸(図示せず)が回転し、この回転軸が有している偏心軸(図示せず)によって、動作部材33bは、揉み軸13,14の軸線に平行な中心線回りに偏心回転し(クランク動作を行い)、これにより、揺動部材33cは第5軸17eの中心線を揺動中心として往復揺動を繰り返す。
以上のように、第1、第2叩き部材31,32の前後動作から、施療子3,4による前後方向の成分を有する叩き動作を生じさせている。このように、叩き部材31,32及び施療子3,4の動作方向は同じであることから、叩きによるマッサージ動作を行わせる構成は簡単となる。
このマッサージ機構部1は、一対の施療子3,4の間隔、つまり、第1アーム11と第2アーム12との間隔を変更する間隔変更機構を有している。図3と図9において、この間隔変更機構は、第1揉み軸13に平行な軸線を有し第1アーム11の揉み動作の支点なる支軸(前記第4軸17d)と、第2揉み軸14に平行な軸線を有し第2アーム11の揉み動作の支点なる支軸(前記第4軸18d)と、これら支軸(17d,18d)がそれぞれ取り付けられマッサージ機構部1の幅方向に変位する前記位置変化部材23a,23bと、位置変化部材23a,23bを位置変化させる駆動部25a,25b(図9参照)とを有している。
また、図9において、位置変化部材23aを側部部材30aに接近させる方向に付勢する弾性部材(捻りばね)35a、及び、位置変化部材23bを側部部材30bに接近させる方向に付勢する弾性部材35bが設けられている。
また、エアセルが収縮すると、前記弾性部材35a,35bによって、両側の位置変化部材23a,23bは両側へと離反し、施療子3,4の間隔が広くなる。また、本体部材16と位置変化部材23a(23b)とのうちの一方には、ストッパ部材(図示せず)が設けられており、このストッパ部材が他方に当るまで位置変化部材23a(23b)はエアセルの膨張によって移動する。
マッサージユニット44a(44b)は、使用者の身体の表面に対する施療子3,4の当り角度(姿勢)を変化させる姿勢変化機構を有している。
図2において、マッサージユニット44a(44b)は、前記マッサージ機構部1を、背凭れ部41の前後方向に直交する軸線C1回りに回動可能として取り付けている取付フレーム34を有している。この軸線C1は、マッサージ機構部1の幅方向に直交する方向に伸びている。取付フレーム34は、第1フレーム34aと第2フレーム34bとを有しており、第1フレーム34aはマッサージ機構部1を固定した状態で取り付けており、第2フレーム34bは第1フレーム34aを、第1支軸36aを介して取り付けている。この第1支軸36aの中心線が前記軸線C1であり、第1フレーム34aは第2フレーム34bに対して軸線C1回りに回動可能となっている。なお、第1フレーム34aは前記側部部材30a,30bを固定している。
そして、歯車34dに噛み合うラック部材34fが第1フレーム34aに取り付けられている。ラック部材34fには、軸線C1を中心とした円弧に沿って歯が形成されている。これにより、第1フレーム34aが軸線C1を中心として左右に回動する際、ラック部材34fが歯車34dを回転させるが、その回転に抵抗が付与され、第1フレーム34aの回動に抵抗(粘性)が付与される。
これにより、ガイド部34jに対するピン34hの移動範囲が制限され、第1フレーム34aの回動範囲が制限される。この制限手段34gにより、マッサージ機構部1が必要以上に大きく回動してしまうことを防止することができる。
図14は、マッサージユニット44a(44b)が有しているフレーム構造を示している斜視図である。この図14は、図2のマッサージユニット44a(44b)からマッサージ機構部1を取り外した状態である。図14において、マッサージユニット44a(44b)は、昇降フレーム(昇降体)8、左右動フレーム(左右動部材)9及び前後動フレーム(前後動部材)10を備えている。
旋回機構38は、取付フレーム34の第2フレーム34bの後部に固定した歯車38a(図12)と、この歯車38aに噛み合う駆動歯車38b(図14)と、この駆動歯車38bを回転駆動するモータを有する駆動部(図示せず)とを備えている。
マッサージユニットのフレーム構造について、代表して右側のマッサージユニット44aについて説明する。図14において、マッサージユニット44aは、昇降フレーム8、左右動フレーム9及び前後動フレーム10を備えている。昇降フレーム8は、背凭れ部41(図1)の隣り合うガイドレール2の間を上下方向に昇降可能であり、左右動フレーム9は、昇降フレーム8に対して左右方向に移動可能であり、前後動フレーム10は昇降フレーム8に対して前後方向に移動可能となっている。
そして、マッサージ機構部1は取付フレーム34を介して左右動フレーム9に取り付けられており、この左右動フレーム9が前後動フレーム10に取り付けられている。これにより、マッサージ機構部1は、左右動(図15と図16参照)及び前後動(図17と図18参照)することができる。
なお、エアセル46aは、図26に示しているように、前後動フレーム10の動作部材64の下面側に取り付けられていてもよい。この場合、膨張するエアセル46aと動作部材64の下面との間において前後動フレーム10を押し上げ力が主に作用する領域は、図26においてp2の領域である。そして、前後動フレーム10の回動中心となる軸線Cxと、主加圧領域p2との距離をL2として示している。図26における前記距離L2は、図18における前記距離L1よりも長くなっている(L2>L1)。
図18と図26とのそれぞれのエアセル46aによる主加圧領域p1,p2における加圧力を同じとした場合、前記距離L2>前記距離L1となっているため、前後動フレーム10を前方へ移動させるための力(トルク)は、図26の形態の方が大きくなる。
左右動フレーム9は、その一部が前後動フレーム10(前記矩形のフレーム)内に収まった状態として設けられている。つまり、左右動フレーム9は、前後方向について、前後動フレーム10の前部材60と後部材62との間に設けられており、左右方向について、前後動フレーム10の側部部材61a,61bの間に設けられている。そして、左右動フレーム9は、前記軸70の前部に回動自在として取り付けられた前部材71と、軸70の後部に回動自在として取り付けられた後部材72と、軸70の前後方向中間部に回動自在として取り付けられたアーム73と、前部材71と後部材72とを連結している連結部材74とを有している。これにより、前部材71と後部材72とアーム73と連結部材74とは、一体となって、軸70に対して当該軸70の軸線回りに回動することができる。
そして、前記軸70は前後動フレーム10に固定されていることから、左右動フレーム9は、この軸70の軸線回りに回動可能となる。この軸70の軸線が、左右動用の回動中心となる軸線Cyとなる。
ナット体48cは、ネジ孔を有する本体部48gと、この本体部48gに一端部が回動自在として取り付けられた連結部材48fとを有している。連結部材48fの他端部には、左右動フレーム9(図16)の前記アーム73が回動自在として取り付けられている。
このように、マッサージユニット44aの左右用動力部48は、昇降方向に長いネジ軸48bと、このネジ軸48bを回転させるモータ48aと、ネジ軸48bに螺合し昇降するナット体48cとを有し、動作方向を変換する変換部(連結部材48f及びアーム73)によって、ナット体48cの昇降運動を左右動フレーム9の左右運動に変換する構成となっている。
なお、左側のマッサージユニット44aにおいては、左右動フレーム9は右側へ向かって移動し、施療子3,4は背凭れ部41の左右方向の中央部に位置することができ、右側のマッサージユニット44bにおいては、左右動フレーム9は左側へ向かって移動し、施療子3,4は背凭れ部41の左右方向の中央部に位置することができる。
さらに、左右動フレーム9によって左右動させたマッサージ機構部1を、前後動フレーム10が前後方向に回動することによって、前後方向にも移動させることができる。すなわち、施療子3,4を左右方向に移動させた状態から、その施療子3,4を前後方向へ移動させることができる。
そして、左右動フレーム9を左右動させるモータ48aを含む左右用動力部48は、前後動フレーム10に搭載されており、前後動フレーム8を前後動させる前後用動力部46は、昇降フレーム8に搭載されている。
図20と図21は、マッサージユニットの他の実施形態を示している正面図であり、図22と図23は側面図である。このマッサージユニットは、前記の形態(図15〜図18)と比べてフレーム構造(昇降フレーム8,左右動フレーム9及び前後動フレーム10)が異なっているが、その他(マッサージ機構部1、取付フレーム34、昇降用動力部37、前後用動力部46及び左右用動力部48)は同じである。
これにより、マッサージ機構部1を取り付けた前後動フレーム10は、左右動フレーム9及び昇降フレーム8に対して前後移動することができ、この前後動フレーム10を取り付けた左右動フレーム9は、昇降フレーム8に対して左右移動することができる。
また、左右動フレーム9の下方には、エアセル46aを有する前後用動力部46が設けられている。前後用動力部46は前記形態と同じである。エアセル46aが膨張すると、前後動フレーム10を押し上げ、軸線Cx回りに回動させる。これにより、マッサージ機構部1を前方へ移動させることができる。
また、前後動フレーム10を前後動させる前後用動力部46(エアセル46a)は、左右動フレーム9に固定されているため、左右動フレーム9を左右動させると、この左右動にともなってエアセル46aも左右に移動することとなる。このように、マッサージ機構部1を左右移動させる場合に、当該エアセル46aも左右移動する構成となるが、このエアセル46aは軽量であるため、そのための動力の負担は(重量のあるモータに比べて)小さくて済む。
以上の各実施形態のマッサージ機によるマッサージ動作について説明する。
マッサージ機構部1において、施療子3,4が行うマッサージ動作として、前記揉み動作機構による揉み動作と、前記叩き動作機構による叩き動作とのいずれか一方とすることができるが、揉み動作機構により揉み動作を行わせると同時に、叩き動作機構により叩き動作を行わせることもできる。
また、左側のマッサージユニット44aと、右側のマッサージユニット44bとの双方又は一方において、マッサージ機構部1による揉みや叩きによる前記マッサージ動作が可能となる。
さらに、このようなマッサージ動作の選択はマッサージ機が備えている制御装置によって行われる。この制御装置は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶部(ROM)を有するプログラマブルなマイコンよりなり、このマッサージ機において駆動する各部分の動作制御等のための処理を行う。
図24は、マッサージユニット44aが備えているマッサージ機構部1の動作を説明する説明図である。旋回機構38が、マッサージ機構部1を軸線C0回りに旋回させ(矢印R1)、ローラからなる施療子3,4の軸線(転がり中心線Cr)が、左右動フレーム9の回動中心となる前記軸線Cyに向かう方向とする。そして、左右動フレーム9を、軸線Cyを中心として回動させると(矢印R2)、使用者に当接している施療子3,4は、転がり中心線Cr回りに転がりながら使用者に当接して移動する。これにより、左右方向に施療子3,4が移動するローリングによるマッサージ動作が可能となる。このマッサージ動作は、使用者の被施療部に対して広い(大きい)範囲で行なわれる。なお、この場合の施療子3,4による左右方向の移動は、昇降方向の成分も含むため円弧軌道によるものとなる。
また、他のローリングによるマッサージ動作として、旋回機構38(図14)によるものがある。図24を参考に説明すると、旋回機構38が、マッサージ機構部1を軸線C0回りに旋回させる(矢印R1)。これにより、施療子3,4が軸線C0回りに回転又は円弧移動するローリングによるマッサージ動作(矢印R3)が可能となる。そして、このマッサージ動作は、使用者の被施療部に対して狭い(小さい)範囲で行なわれる。
また、施療子3,4の挟み揉み方向を左右方向とした状態(図1:転がり中心線Crが左右方向)で、マッサージユニット44aを昇降させると、上下方向に施療子3,4が移動するローリングによるマッサージ動作も行うことができる。
さらに、マッサージユニット44a,44bを昇降方向に移動させながら、マッサージ機構部1によって揉み、叩きによるマッサージを行うことができる。この場合、マッサージユニット44a,44bを連続的に昇降方向に移動させてもよいが、間欠的に(間に昇降方向に停止しながら)所定の距離ずつ移動させてもよい。また、左右のマッサージユニット44a,44bが交互に所定の距離ずつ同じ方向へ移動してもよく、一方が他方を昇降方向に追い越した後、他方が一方を昇降方向に追い越すようにして移動してもよい。これにより、人手によるマッサージの動作に近似したものとなる。
また、一方のマッサージユニット44aにおいて、施療子3,4が使用者の肩部を押すように又は肩部を挟んだ状態とするように動作させ、これにより使用者の身体を固定させ、他方のマッサージユニット44bにおいて、施療子3,4によってマッサージ動作を行なわせてもよい。このマッサージ動作は、施療子3,4による揉みや叩き等の動作である。これにより人手による(左右の両手による)マッサージの動作に近似したものとなる。
図25はこのマッサージ機の平面図である。このマッサージ機は、背凭れ部41において、左右一対のマッサージユニット44a,44bを備えており、マッサージユニット44a,44bのそれぞれは前記のとおり各種モータ、エアセルを有していることから、マッサージユニット44a,44bのそれぞれに電力ケーブル50a及びエア配管50bが接続されている。これら電力ケーブル50a及びエア配管50bは、座部42の下等に設けられた電源ユニット(ポンプ)、制御装置及びエアユニットと接続されている。また、左右一対のマッサージユニット44a,44bのそれぞれにおいてマッサージ機構部1が、左右方向へ移動したり、前後方向へ移動したりする。
また、前記エアユニットは、エアセルに対する空気の給排を制御するために利用する電磁弁(図示せず)を有している。これら電磁弁からエア配管50bが取付部材49a(49b)を介してマッサージ機構部1に繋がっている。この電磁弁を、エアポンプなどと共に、座部42の下部に設けてもよいが、背凭れ部41の中央のガイドレール2の背面に設けてもよい。
3 第1施療子
4 第2施療子
6 開口部
7b 側部支持面部(支持面部)
8 昇降フレーム(昇降体)
9 左右動フレーム(左右動部材)
10 前後動フレーム(前後動部材)
15 揉み駆動部(駆動部)
37 昇降用動力部
38 旋回機構
46 前後用動力部
48 左右用動力部
51a,51b 側部フレーム部
70 軸(取付部)
C0 軸線
Cx 軸線
Cy 軸線
Claims (10)
- 使用者の身体を支持する身体支持体に沿って昇降する昇降体と、
施療子及びこの施療子を動作させる駆動部を有するマッサージ機構部と、
前記昇降体に対して左右方向に移動可能であり、前記マッサージ機構部を左右動させる左右動部材と、
前記施療子の少なくとも一部が前記昇降体の左右方向の一端部を超えて当該昇降体の左右外方に位置するまで前記左右動部材を移動可能として取り付けている取付部と、
を備えていることを特徴とするマッサージユニット。 - 前記取付部は、前記左右動部材を、左右方向の前記一端部よりも前の位置に取り付けている請求項1に記載のマッサージユニット。
- 前記昇降体に対して前後方向に移動可能であり、前記マッサージ機構部を前後動させる前後動部材を、さらに備えている請求項1又は2に記載のマッサージユニット。
- 前記マッサージ機構部は、前記左右動部材に取り付けられており、
この左右動部材は、左右方向に移動可能となって前記前後動部材に取り付けられており、
この前後動部材は、左右方向の水平軸線回りに回動可能として前記昇降体に取り付けられている請求項3に記載のマッサージユニット。 - 前記マッサージ機構部は、前記前後動部材に取り付けられており、
この前後動部材が、前後方向移動可能となって前記左右動部材に取り付けられており、
この左右動部材が、左右方向に移動可能となって前記昇降体に取り付けられ、この左右動部材を左右動させるモータを含む左右用動力部が前記昇降体に固定されている請求項3に記載のマッサージユニット。 - 前記身体支持体の前部は、中央の開口部と、この開口部の左右両側にあり使用者の身体を支持する支持面部とを有し、
前記施療子が前記開口部内を移動できるように前記マッサージ機構部は設けられ、
前記左右動部材を左右動させる左右用動力部及び前記昇降体を昇降させる昇降用動力部が、前記支持面部の裏側に設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載のマッサージユニット。 - 前記マッサージ機構部を前後方向の軸線回りに旋回させる旋回機構をさらに備えている請求項1〜6のいずれか一項に記載のマッサージユニット。
- 前記昇降体を昇降させる昇降用動力部が、前記マッサージ機構部よりも前後方向の後方に設けられている請求項1〜7のいずれか一項に記載のマッサージユニット。
- 座部と、背凭れ部と、を備え、前記背凭れ部に請求項1〜8のいずれか一項に記載のマッサージユニットが設けられていることを特徴とするマッサージ機。
- 前記マッサージユニットは、前記背凭れ部の左右にそれぞれ設けられている請求項9に記載のマッサージ機。
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