JP2009089842A - 飲料用容器 - Google Patents

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Masaki Nakatani
正樹 中谷
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Abstract

【課題】発泡性飲料の酸化を防止しつつ泡を隔離する飲料用容器を提供する。
【解決手段】内部に保持された飲料を注ぐための注ぎ口14が設けられた保持容器2と、保持容器2を覆う蓋3と、保持容器2の内部を、注ぎ口14に通じる第一室Pと、隙間Gを介して第一室Pに通じる第二室Qと、に仕切る仕切板22と、を備え、蓋3に仕切板22が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料をコップ等に注いだり、飲料を飲んだりするときに使用する飲料用容器に関する。
ビール、発泡酒等の発泡性の飲料では、飲料を容器に注ぎ入れる際に泡が生じる。この泡の消滅を抑えるために、内部に仕切板を設けて泡を隔離する容器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−175370号公報
しかしながら、容器側に仕切板を設けると飲料が注がれた側のみに泡が生じ、一方の飲み口側では泡がないため、飲料が空気に触れて酸化して風味を損なうおそれがある。
そこで、本発明は発泡性飲料の酸化を防止しつつ泡を隔離する飲料用容器を提供することを目的とする。
本発明の飲料用容器は、内部に保持された飲料を注ぐための注ぎ口(14)が設けられた保持容器(2)と、前記保持容器を覆う蓋(3)と、前記保持容器の内部を、前記注ぎ口に通じる第一室(P)と、隙間(G)を介して第一室に通じる第二室(Q)と、に仕切る仕切板(22)と、を備え、前記蓋に前記仕切板が設けられていることにより上記課題を解決する。
本発明の飲料用容器によれば、飲料用容器に発泡性飲料を注ぐ際には蓋を取り外して注ぐことで、保持容器に満たされた飲料の表面は泡で覆われる。その後、保持容器に蓋をすると、仕切板が第一室と第二室とに飲料及び泡を分ける。従って、注ぎ口側の第一室でも飲料の表面が泡で覆われるため、酸化を防止することができる。さらに、飲料用容器から飲料を注ぐ際に、第二室の泡を仕切板が堰き止めるため、第二室で泡が隔離されつつ第一室で保持される泡は飲料とともに注がれる。よって、大量の泡を堰き止めて飲料とともに注がれることを防止することができる。
本発明の飲料用容器の一形態において、前記保持容器の内面と前記仕切板との間に前記隙間が形成されていてもよい。この形態によれば、飲料は隙間から第一室に流入する。飲料は保持容器の底部及び側部に回り込んで注ぎ口に達するが、泡は仕切板により堰き止められる。これにより、泡を堰き止めつつ飲料を確実に第一室に流入させることができる。
本発明の飲料用容器の一形態において、前記仕切板を貫通する孔として前記隙間が形成されていてもよい。この形態によれば、仕切板の貫通孔から飲料を第一室に流入させることができる。
本発明の飲料用容器の一形態において、前記第一室よりも前記第二室の容積が大きくてもよい。この形態によれば、第二室の容積が大きいので、多くの泡を隔離することができる。
本発明の飲料用容器の一形態において、前記仕切板が前記蓋に対して着脱可能であってもよい。この形態によれば、好みにより泡を多く注ぎたい場合に、仕切板を取り外すことにより、あるいは後述する仕切板のオフセット位置を適切に設定することにより、泡を注ぐことができる。従って、飲む者の嗜好に応じて泡を増減して注ぐことができる。また、飲料用容器の洗浄時に仕切板を取り外して洗浄することができる。洗浄スペースや保管スペースの確保が容易となる。
本発明の飲料用容器の一形態において、前記仕切板が前記保持容器の中心軸に対して回動可能であってもよい。この形態によれば、保持容器内で仕切板が回動可能なため、飲む者の好みに応じて泡の量を調節することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上、説明したように、本発明の飲料用容器においては、飲料用容器に発泡性飲料を注ぐ際には蓋を取り外して注ぐことで、保持容器に満たされた飲料の表面は泡で覆われる。保持容器に蓋をすることにより、仕切板が第一室と第二室とに飲料及び泡を分ける。従って、注ぎ口側の第一室でも飲料の表面が泡で覆われるため、酸化を防止することができる。さらに、飲料用容器から飲料を注ぐ際に、第二室の泡を仕切板が堰き止めるため、第二室で泡が隔離されつつ第一室で保持される泡が飲料とともに注がれる。よって、大量の泡が飲料とともに注がれることを防止することができる。
図1は本発明の一形態に係る飲料用容器の斜視図、図2はその断面図、図3はその上面図である。飲料用容器としてのピッチャー1は、ビールを保持するための容器でコップやジョッキ等に複数回注ぎ入れることを可能とするため容量が大きく、主に飲食店等で利用される。ピッチャー1は、ビールを保持する保持容器2と、保持容器2を覆う蓋3とを備えている。保持容器2には、飲料を保持する内側容器11と、内側容器11を包囲する外側容器12と、外側容器12の側面に固定される取手13とが設けられている。内側容器11の開口端には、注ぎ口14が形成されている。内側容器11は、外側容器12の開口端12aで支えられている。内側容器11と外側容器12との間には空間が形成されて二重構造となっている。これにより、飲料の保冷効果が高まる。取手13は、注ぎ口14に対して内側容器11の中心Oを挟んで対向する位置に設けられている。
蓋3には、スリット21と、蓋3の下面に取り付けられる仕切板22とが設けられている。スリット21は、櫛状で、蓋3を保持容器2に取り付けたときに注ぎ口14付近を覆う。図4は、蓋3を下側から見た図である。仕切板22は、上底に比べて下底の短い台形状の板で、上面が蓋3に固定される。仕切板22の材質は、例えば、ポリカーボネート等のプラスチックで形成される。あるいは、蓋3の材質と同質であってもよい。抗菌仕様にしてもよい。取手13と注ぎ口14とを結ぶ線Aに対して仕切板22の面が直交するように固定されている。仕切板22は、保持用器2内に挿入可能な大きさで、蓋3を取り付けたときに内側容器11と接触せず、仕切板22の周りに隙間Gが形成される。ピッチャー1の容量が2リットル程度であり、300〜500ミリリットル程度の容量のジョッキにビールの液と泡とを7:3程度の体積比で注ぎ出す場合は、隙間Gを次のような設定にすることが好ましい。仕切板22の下面と内側容器11の底部との間の隙間Gは25[mm]〜30[mm]程度、仕切板22の側面と内側容器11の側部との間の隙間Gは15[mm]〜25[mm]程度に設定する。仕切板22は内側容器11の中心Oから注ぎ口14側に35[mm]程度オフセットされている。なお、仕切板22は、蓋3に対して分離不能に一体成形されていてもよい。
次に、図2を参照して、ピッチャー1の使用法について説明する。まず、ピッチャー1の蓋3を取り外した状態で保持容器2内にビールを注ぐ。ビールを注ぐときに泡Bが生じ、保持容器2内のビールは泡Bで覆われる。その後、注ぎ口14とスリット21の位置を合わせるようにして蓋3を保持容器2に取り付ける。蓋3で保持容器2を覆うことにより泡Bの保存効果が高まる。取り付け時に内側容器11に保持されたビール及び泡Bは、仕切板22により第一室Pと第二室Qとに仕切られる。このため、第一室P及び第二室Qのいずれのビールも泡Bに覆われた状態となる。これにより、ビールの酸化を防止することができる。仕切板22は、注ぎ口14側にオフセットされているため、第一室Pよりも第二室Qの方が容積は大きい。このため、多くの泡Bを隔離することができる。
図5に、ピッチャー1からコップCにビールを注ぐときの様子を示す。取手13を持って注ぎ口14を下側に傾けて注ぐため、仕切板22が第二室Qの泡Bを隔離して堰き止める。一方、ビールは隙間Gを流路として内側容器11の底部及び側部に回り込んで注ぎ口14に達する。第二室Qの泡Bのほとんどは注ぎ口14に達することなく、隙間Gから第一室Pに流入するビールと第一室Pの泡Bとがコップに注がれる。これにより、大量の泡Bがビールとともにコップに注がれることを防止することができる。さらに、スリット21が注ぎ口14に位置しているため、コップに注がれる泡Bの量を抑制するとともに、注がれるビールの流量を絞って少ない量でゆっくり注ぐことができる。なお、蓋3の仕切板22の固定部分に液溜まりが生じないため、あるいは、後述するように仕切板22は、蓋3とともに、又は別個に取外し可能に成形できるため、ピッチャー1の洗浄性にも優れている。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本形態では、飲料用容器としてピッチャー1の例で説明したがこれに限定されない。ジョッキ、コップ等であってもよい。注ぎ口14が飲み口に対応し、これらの飲み口に対して仕切板を設けることでビールの酸化を防ぎつつ、大量の泡が口に入るのを防止することができる。ビールに限らず、発泡性飲料として、発泡酒等であってもよい。ピッチャー1の使用により同様の効果が得られる。
蓋3に仕切板22を固定した形態で説明したが、これに限定されず、蓋3に対して仕切板22が取外し可能であってもよい。好みによりコップに泡を多めに注ぎたい場合には、蓋3から仕切板22を取り外すことにより、泡を堰き止めることなく多くの泡がコップに注がれる。あるいは、仕切板22のオフセット位置を小さくすることにより多くの泡を注ぎ出せる。少なめの泡を望む場合には、仕切板22を取り付ければよい。これにより、飲む者の好みに応じてビールを注ぐことができる。また、ピッチャー1の洗浄時には、仕切板22が取外し可能なため洗浄性が向上する。洗浄スペースや保管スペースの確保が容易となる。
あるいは、仕切板22を内側容器11内で中心Oを軸として回動可能としてもよい。仕切板22を蓋3に固定して蓋3の上部を回動可能にしてもよいし、蓋3の上面にスライド可能に設けられ、仕切板22が連動するツマミを設けて仕切板22がツマミの移動に応じて回動するようにしてもよい。仕切板22が内部容器11内で回動可能にする機構については公知の技術を利用してよい。これにより、容易に泡の量を調節することができる。仕切板22は平面状に限らず、U字状や、L字状に曲がっていてもよい。本形態では、取手13と注ぎ口14とを結ぶ線Aに対して仕切板22の面が直交するように設けられているが、これに限られず取り付け角度は適宜変更してよい。
隙間Gについては、仕切板22と内側容器11との間に設けられている形態で説明したが、これに限られず、例えば、隙間Gとして仕切板22に貫通孔を設けてもよい。仕切板22の下部に貫通孔を設けることでビールを第一室Pに流入させることができる。仕切板22と内側容器11との間に隙間が設けられているとともに、仕切板22に貫通孔が設けられていてもよい。底部のみ隙間Gを設けるようにしてもよい。
本発明の一形態に係る飲料用容器の斜視図。 図1の飲料用容器の断面図。 図1の飲料用容器の上面図。 蓋を下側から見た図。 ピッチャーからコップにビールを注ぐときの様子を示す図。
符号の説明
1 ピッチャー(飲料用容器)
2 保持容器
3 蓋
14 注ぎ口
22 仕切板
G 隙間
P 第一室
Q 第二室

Claims (6)

  1. 内部に保持された飲料を注ぐための注ぎ口が設けられた保持容器と、
    前記保持容器を覆う蓋と、
    前記保持容器の内部を、前記注ぎ口に通じる第一室と、隙間を介して第一室に通じる第二室と、に仕切る仕切板と、を備え、
    前記蓋に前記仕切板が設けられていることを特徴とする飲料用容器。
  2. 前記保持容器の内面と前記仕切板との間に前記隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器。
  3. 前記仕切板を貫通する孔として前記隙間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料用容器。
  4. 前記第一室よりも前記第二室の容積が大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料用容器。
  5. 前記仕切板が前記蓋に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲料用容器。
  6. 前記仕切板が前記保持容器の中心軸に対して回動可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の飲料用容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011010962A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Key Tranding Co Ltd ピッチャー
JP2011072443A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Shigekichi Mukoyama 飲料容器上面被覆用具および飲料容器セット
JP2017136272A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 サントリーホールディングス株式会社 ピッチャー

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