JP2009089610A - ダニシート - Google Patents
ダニシート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009089610A JP2009089610A JP2007260603A JP2007260603A JP2009089610A JP 2009089610 A JP2009089610 A JP 2009089610A JP 2007260603 A JP2007260603 A JP 2007260603A JP 2007260603 A JP2007260603 A JP 2007260603A JP 2009089610 A JP2009089610 A JP 2009089610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- attractant
- mite
- adhesive sheet
- tick
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
【課題】長期間にわたりダニ捕獲性能を維持し、十分な量のダニを捕獲する。
【解決手段】発明によるダニシートは、ロ字状またはコ字状に形成され、両面または片面に粘着層を有する粘着シートと、ダニ誘引剤を収納し、粘着シートの中央部に配置される誘引剤収納具と、多孔質で通気性のある素材を2層にして成り、粘着シートおよび誘引剤収納具を挟持する通気層とを具備し、ダニ誘引剤で誘引したダニを、粘着層に粘着させることにより捕獲することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】発明によるダニシートは、ロ字状またはコ字状に形成され、両面または片面に粘着層を有する粘着シートと、ダニ誘引剤を収納し、粘着シートの中央部に配置される誘引剤収納具と、多孔質で通気性のある素材を2層にして成り、粘着シートおよび誘引剤収納具を挟持する通気層とを具備し、ダニ誘引剤で誘引したダニを、粘着層に粘着させることにより捕獲することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、屋内のダニを誘引して捕獲するダニシートに関するものである。
近年のアルミサッシの普及により住宅室内の気密性が確保されるようになり、ダニの生息に適した環境が作り出され、ダニが繁殖し易くなっている。そのために、布団、マット、絨毯等に多数のダニが繁殖し、それがアトビー性皮膚炎や気管支喘息等を誘引する原因になっていると考えられている。
ダニ繁殖への対策としていくつかの方法が提案されているが、その中で殺ダニ剤を散布してダニを殺す方法は、殺ダニ剤の強い毒性により居住環境を汚染すると言う弊害がある。特に、殺ダニ剤は肌が直接接触する寝具類には使用できず、ダニの一番多く生息する箇所が野放し状態であった。更に、ツメダニ、ヤケヒョウダニなどには殺ダニ剤の効果がほとんど無く、これらのダニを有効に死滅させることはできなかった。
また、ダニ忌避剤を利用する方法では、ダニ忌避剤がダニを寄せ付けないように作用するだけなので、ダニがダニ忌避剤の周囲に近づかずに他の箇所に移動するだけの効果しか得られず、ダニを捕獲して死滅させることはできなかった。
特許第3848842号公報
特許第3205736号公報
ダニ繁殖への対策としていくつかの方法が提案されているが、その中で殺ダニ剤を散布してダニを殺す方法は、殺ダニ剤の強い毒性により居住環境を汚染すると言う弊害がある。特に、殺ダニ剤は肌が直接接触する寝具類には使用できず、ダニの一番多く生息する箇所が野放し状態であった。更に、ツメダニ、ヤケヒョウダニなどには殺ダニ剤の効果がほとんど無く、これらのダニを有効に死滅させることはできなかった。
また、ダニ忌避剤を利用する方法では、ダニ忌避剤がダニを寄せ付けないように作用するだけなので、ダニがダニ忌避剤の周囲に近づかずに他の箇所に移動するだけの効果しか得られず、ダニを捕獲して死滅させることはできなかった。
また、ダニ繁殖への対策として、ダニを捕獲して死滅させるダニ捕獲シートも提案されているが、従来より提案されているダニ捕獲シートの構造では、捕獲性能が短期間で劣化するために、十分な量のダニを捕獲できない欠点があった。
この目的を達成するために、請求項1の発明によるダニシートは、上辺、下辺、左辺および右辺から成るロ字状に形成され、両面または片面に粘着層を有する粘着シートと、ダニ誘引剤を収納し、粘着シートの中央部に配置される誘引剤収納具と、多孔質で通気性のある素材を2層にして成り、粘着シートおよび誘引剤収納具を挟持する通気層とを具備し、ダニ誘引剤で誘引したダニを、粘着層に粘着させることにより捕獲することを特徴とする。
請求項2の発明によるダニシートは、上辺、左辺および右辺から成るコ字状に形成され、両面または片面に粘着層を有する粘着シートと、ダニ誘引剤を収納し、粘着シートの中央部に配置される誘引剤収納具と、多孔質で通気性のある素材を2層にして成り、粘着シートおよび誘引剤収納具を挟持する通気層とを具備し、ダニ誘引剤で誘引したダニを、粘着層に粘着させることにより捕獲することを特徴とする。
請求項3の発明によるダニシートは、請求項1または請求項2において、ダニ誘引剤が、ナノナール、ゲラニル、ココナツオイル、および/またはバニラオイルであることを特徴とする。
請求項4の発明によるダニシートは、請求項1または請求項2において、通気層が、布地または通気性のある不織布であることを特徴とする。
請求項2の発明によるダニシートは、上辺、左辺および右辺から成るコ字状に形成され、両面または片面に粘着層を有する粘着シートと、ダニ誘引剤を収納し、粘着シートの中央部に配置される誘引剤収納具と、多孔質で通気性のある素材を2層にして成り、粘着シートおよび誘引剤収納具を挟持する通気層とを具備し、ダニ誘引剤で誘引したダニを、粘着層に粘着させることにより捕獲することを特徴とする。
請求項3の発明によるダニシートは、請求項1または請求項2において、ダニ誘引剤が、ナノナール、ゲラニル、ココナツオイル、および/またはバニラオイルであることを特徴とする。
請求項4の発明によるダニシートは、請求項1または請求項2において、通気層が、布地または通気性のある不織布であることを特徴とする。
本発明のダニシートは、ダニ誘引剤収納具を囲むようにして、大きな面積を有する粘着シートを配置して、粘着シートの両面または片面の粘着層にダニを粘着させることにより捕獲するようにしたので、長期間にわたりダニ捕獲性能を維持し、十分な量のダニを捕獲することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明によるダニシートの実施例1を示す断面図および正面図であり、図1は図2に示すA−A線断面図である。
図1において、通気層1a〜1bは、多孔質で通気性のある素材、例えば綿布地を2層にして成り、内側に収納した粘着シート2および誘引剤収納具3を挟持する。挟持する状態は、通気層1a〜1bの周囲を縫合することによって形成される。粘着シート2は、図2に示すように、上辺、下辺、左辺および右辺から成るロ字状に形成され、両面に粘着層2a〜2b(図1参照)を有する。
誘引剤収納具3は、ナノナール、ゲラニル、ココナツオイル、および/またはバニラオイルを顆粒状にしたダニ誘引剤4を収納し、粘着シート2の中央部に左辺および右辺を掛け渡すようにして配置される。本実施例で誘引剤収納具3は、粘着シート2の左辺および右辺の粘着層2aを利用して粘着することによって粘着シート2に固定される。
粘着シート2が、図2に示すように、上辺、下辺、左辺および右辺から成るロ字状に形成される結果として中央部に貫通孔2cが形成され、この貫通孔2cを介してダニ誘引剤4が発する香いが、通気層1a〜1bの表裏に発散される。ダニ誘引剤4が発する香いに誘引されたダニは、通気層1a〜1bの隙間から侵入して粘着層2a〜2bに粘着捕獲され死滅する。
本発明によるダニシートは、大きな面積を有する粘着シートの粘着層にダニを粘着させることにより捕獲するようにしたので、布団、マット、絨毯などの下に置いておくだけで、長期間にわたりダニ捕獲性能を維持し、十分な量のダニを捕獲することが可能となる。
なお、上記の実施例1では、通気層1a〜1bが粘着シート2および誘引剤収納具3を挟持する状態は、通気層1a〜1bの周囲を縫合することによって形成されるものとして説明したが、粘着シート2の粘着層2a〜2bに通気層1a〜1bを貼着することによって、粘着シート2および誘引剤収納具3を挟持するようにしても良い。また、粘着シート2は、両面に粘着層2a〜2bを有するものとして説明したが、粘着層は片面であっても良い。片面粘着シートでも、両面粘着シートに対して半分程度の捕獲性能は確保できる。
図3および図4は、本発明によるダニシートの実施例2を示す正面図であり、図1は図3に示すA−A線断面図である。図中、図1〜図2と同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した説明を省略する。実施例2では、実施例1よりも粘着シートを効率良く切り出すようにしている。即ち、実施例1における粘着シート2は、中央部に貫通孔2cを形成するようにしているが、貫通孔2cを形成するために切り出した部分が無駄になる。そこで実施例2では、無駄になる部分が少なくなるようにしている。
図3において、粘着シート21は、上辺、左辺および右辺から成るコ字状に形成され、両面に粘着層21a〜21b(図1の粘着層2a〜2bに相当)を有する。コ字状に形成する理由は、図4に示すように、一枚のシートから粘着シート21を効率的に、即ち無駄になる部分が少なくなるように切り出すためである。
図5および図6は、本発明によるダニシートの実施例3を示す正面図であり、図1は図5に示すA−A線断面図である。図中、図1〜図2と同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した説明を省略する。実施例3では、実施例2よりも粘着シートを更に効率良く切り出すようにしている。即ち、実施例2における粘着シート21は、同じ形になるように切り出しているが、そのために残存部分21d(図4)が無駄になる。そこで実施例3では、無駄になる部分が更に少なくなるようにしている。
図5において、粘着シート22は、上辺、左辺および右辺から成るコ字状(7字状)に形成され、両面に粘着層22a〜22b(図1の粘着層2a〜2bに相当)を有する。コ字状(7字状)に形成する理由は、図4に示すように、一枚のシートから粘着シート22を効率的に、即ち無駄になる部分が少なくなるように切り出すためであり、かつ実施例2で生じていた残存部分21d(図4)も粘着シート22として有効に理由するためである。
1a 通気層
1b 通気層
2 粘着シート
2a 粘着層
2b 粘着層
2c 貫通孔
3 誘引剤収納具
4 ダニ誘引剤
21 粘着シート
21a 粘着層
21b 粘着層
21d 残存部分
22 粘着シート
22a 粘着層
22b 粘着層
1b 通気層
2 粘着シート
2a 粘着層
2b 粘着層
2c 貫通孔
3 誘引剤収納具
4 ダニ誘引剤
21 粘着シート
21a 粘着層
21b 粘着層
21d 残存部分
22 粘着シート
22a 粘着層
22b 粘着層
Claims (4)
- 上辺、下辺、左辺および右辺から成るロ字状に形成され、両面または片面に粘着層を有する粘着シートと、
ダニ誘引剤を収納し、前記粘着シートの中央部に配置される誘引剤収納具と、
多孔質で通気性のある素材を2層にして成り、前記粘着シートおよび前記誘引剤収納具を挟持する通気層とを具備し、
前記ダニ誘引剤で誘引したダニを、前記粘着層に粘着させることにより捕獲することを特徴とするダニシート。 - 上辺、左辺および右辺から成るコ字状に形成され、両面または片面に粘着層を有する粘着シートと、
ダニ誘引剤を収納し、前記粘着シートの中央部に配置される誘引剤収納具と、
多孔質で通気性のある素材を2層にして成り、前記粘着シートおよび前記誘引剤収納具を挟持する通気層とを具備し、
前記ダニ誘引剤で誘引したダニを、前記粘着層に粘着させることにより捕獲することを特徴とするダニシート。 - 前記ダニ誘引剤が、ナノナール、ゲラニル、ココナツオイル、および/またはバニラオイルであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダニシート。
- 前記通気層が、布地または通気性のある不織布であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダニシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007260603A JP2009089610A (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | ダニシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007260603A JP2009089610A (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | ダニシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009089610A true JP2009089610A (ja) | 2009-04-30 |
Family
ID=40662238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007260603A Pending JP2009089610A (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | ダニシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009089610A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012056738A1 (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-03 | 大洋化学株式会社 | 収納袋用排気弁 |
JP5369247B1 (ja) * | 2013-07-31 | 2013-12-18 | 石崎資材株式会社 | ダニ捕集マット |
CN104642273A (zh) * | 2014-10-11 | 2015-05-27 | 宜昌市康居害虫防治有限公司 | 一种白蚁防治贴及其在房屋建筑方面的应用 |
KR101555975B1 (ko) | 2015-01-05 | 2015-10-01 | 대한민국 | 진드기 채집기 |
JP2020054288A (ja) * | 2018-10-03 | 2020-04-09 | 株式会社ユー・イー・エス | ダニ誘引捕獲器 |
KR20230118633A (ko) | 2021-04-14 | 2023-08-11 | 다이니혼 죠츄기쿠 가부시키가이샤 | 진드기류 포획 제품, 및 진드기류 포획 방법 |
-
2007
- 2007-10-04 JP JP2007260603A patent/JP2009089610A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012056738A1 (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-03 | 大洋化学株式会社 | 収納袋用排気弁 |
JP2012091848A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Taiyo Kagaku Kk | 収納袋の排気弁 |
JP5369247B1 (ja) * | 2013-07-31 | 2013-12-18 | 石崎資材株式会社 | ダニ捕集マット |
CN104335993A (zh) * | 2013-07-31 | 2015-02-11 | 石崎资材株式会社 | 壁虱捕捉垫 |
CN104642273A (zh) * | 2014-10-11 | 2015-05-27 | 宜昌市康居害虫防治有限公司 | 一种白蚁防治贴及其在房屋建筑方面的应用 |
KR101555975B1 (ko) | 2015-01-05 | 2015-10-01 | 대한민국 | 진드기 채집기 |
JP2020054288A (ja) * | 2018-10-03 | 2020-04-09 | 株式会社ユー・イー・エス | ダニ誘引捕獲器 |
KR20230118633A (ko) | 2021-04-14 | 2023-08-11 | 다이니혼 죠츄기쿠 가부시키가이샤 | 진드기류 포획 제품, 및 진드기류 포획 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009089610A (ja) | ダニシート | |
JP2006333846A (ja) | ダニ捕獲マット | |
KR101973920B1 (ko) | 진드기 포착시트 | |
JP3689054B2 (ja) | 誘引ダニ確認用具 | |
JP2008526578A5 (ja) | ||
WO2007124064A3 (en) | Disposable grease filter for air filtration system and method of manufacturing same | |
US20120227313A1 (en) | Crawling insect (bed bug and mite) abatement system and method | |
EP1183947A3 (en) | Covering impregnated with insecticide | |
JP2015100299A (ja) | ダニ類増殖抑制シート | |
US20160000059A1 (en) | Insect-pest collection apparatus | |
JP7002839B2 (ja) | 3次元ダニ捕獲体 | |
JP4796334B2 (ja) | ダニ捕獲マット | |
JP4816948B2 (ja) | 機能性シートおよびその製造方法 | |
JP2002253103A (ja) | 防ダニシート | |
JP2009213417A (ja) | 寝具用ダニ捕獲撃滅シート | |
JPH07327573A (ja) | ダニ取りシート | |
JP2001354503A (ja) | ダニ検知捕獲シート | |
JPH1052206A (ja) | ダニ捕獲検知シート | |
JP6310128B1 (ja) | ダニ捕りシート | |
CN207665888U (zh) | 显示屏驱蚊器 | |
JP2017131139A (ja) | ダニ捕獲シート | |
JP2004250863A (ja) | 内装材 | |
JP7281948B2 (ja) | 薬剤パッド | |
JP2731880B2 (ja) | 屋内塵性ダニ誘引剤 | |
WO2022220093A1 (ja) | ダニ類捕獲製品、及びダニ類捕獲方法 |