JP2012091848A - 収納袋の排気弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で排気が行える収納袋の排気弁を提供すること。
【解決手段】収納袋3の開口3の周縁3aを内外から挟持するベース4及びカバー5の間に、逆止弁6を設ける。ベース4は弁口9を有し、カバー5は掃除機の吸気ノズルに連通可能な第1および第2排気口23,24を有する。ベースの下面4bに、弁口9から放射状に延びる多数のリブ16A,16B,17が形成される。隣接する上記リブ間に、弁口9に連通する放射状の通気路18が形成される。多孔質体7が、上記リブの下方を覆う。収納袋2内の空気が、多孔質体7の多孔から、上記リブ間の通気路18、弁口9及び第1排気口23を順次に介して、収納袋2外へ排出される空気経路を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、収納袋内の空気を排出するのに用いる収納袋の排気弁に関する。
通常、寝具類、衣類などは、保管時に大きな収納空間を占め、湿気によって収納物が劣化したり、カビが発生したり、異臭が発生したり、虫がつくなど、保管上の不具合がある。
この種の寝具類及び衣類などを安全でかつ効率よく保管するために開発されたものが、真空吸引により圧縮可能な収納袋である。通常、この種の収納袋の開口には、排気口を有する排気弁が設けられている。上記排気口に電気掃除機の吸気ノズルをつなぎ、電気掃除機の吸引力によって、収納袋内の空気を外部に排出して、寝具類や衣類の体積の低減を図っている。
ところが、吸引力が排気口の下方の収納物の表面に集中的に作用して、上記表面が排気口の入口に吸着し、その結果、収納袋内の空気の排出に、多大な時間を要するという問題がある。また、電気掃除機のモータの負荷が大きくなり、電気掃除機の耐久性に影響するという問題がある。
そこで、上記収納物の上記表面が上記排気口の入口を塞ぐことを防止するために、特許文献1では、排気弁のベースの下面に多数のリブを設けて上記リブ間に空気通路を形成する方式が提案されている。また、特許文献1では、上記リブを廃止し、上記リブ間の空気通路に代えて、スポンジや不織布等からなる多孔質板を設ける方式が提案されている。
一方、布団等に生息するダニやダニの死骸片が、アレルゲンとして、アレルギーや各種の疾病を引き起こすという問題がある。そこで、特許文献2では、ダニを捕獲するために、表裏2層の外シート層の間に、ダニ誘引剤と粘着剤とからなる粘着性を有する誘引層を配置した防ダニシートが提案されている。
特許第3681379号公報(明細書の第20段落、第21段落、第29段落、第30段落) 特許第3848842号公報
しかしながら、前者の方式のようにリブ間の空気通路のみを介して空気吸引する場合、収納物(例えば布団)の表面の生地が、リブ間の空気通路内に入り込み易い。上記生地が入り込んだ場合、上記生地によって空気通路の一部が塞がれるので、収納袋内の空気の排出に時間を要する。
また、後者の方式のようにベースの下面のリブを廃止し、リブ間の空気通路に代えて、多孔質板を用いる場合も、実際に実験してみると、やはり収納袋内の空気の排出に時間を要することが判明した。本願発明者は、多孔質板と排気口の入口とを連通する領域の面積が狭いため、これが原因となって排気の流量が制限されているのではないかと考えた。
一方、特許文献2の防ダニシートは、誘引剤により誘引されたダニを粘着剤で捕獲することにより、一旦捕獲したダニが逃げ出さないようにしている。このため、一旦使用した防ダニシートは、そのまま廃棄するようにしており、使い捨てである。したがって、エコロジーに反する。
本発明の目的は、短時間で排気が行える収納袋の排気弁を提供することである。また、本発明の目的は、収納袋内のダニを効率良く排出することが可能であり且つエコロジーに適した収納袋の排気弁を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、収納袋(2)の開口(3)に配置されて上記収納袋内の空気を排出するのに用いる収納袋の排気弁(1)において、互いに結合されたベース(4)およびカバー(5)と、上記ベースおよび上記カバーの間に介在し収納袋内への空気の侵入を阻止する逆止弁(6)と、上記ベースよりも大径の多孔質体(7)と、を備え、上記ベースは、弁口(9)を有し、上記カバーは、掃除機の吸気ノズルに連通可能な排気口(23,24)を有し、上記ベースの下面(4b)に、上記弁口から放射状に延びる多数のリブ(16A,16B,17)が形成され、隣接する上記リブ間に、上記弁口に連通する放射状の通気路(18)が形成され、上記多孔質体は、上記リブの少なくとも下方を覆い、上記収納袋内の空気を排出する経路として、上記多孔質体、上記リブ間の上記通気路、上記弁口および上記排気口を順次に介して、上記収納袋外へ排出される経路が含まれるようにしてあることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、上記多孔質体に設けられた挿通孔(26)を挿通して、上記多孔質体を上記ベースに取り付けるための取付具(8)を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、上記係合部は、上記リブに取り外し可能に係合していることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、上記取付具は、第1および第2の端部(27a,27b)を有し上記多孔質体の上記中心孔に挿通された挿通軸(27)と、上記挿通軸の上記第1の端部に設けられ、上記リブに係合する係合部(28)と、上記挿通軸の上記第2の端部に設けられ上記多孔質体を押さえる押圧板(29)と、を含むことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、上記多孔質体に、ダニを誘引するダニ誘引剤が保持されていることを特徴とする。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
上記請求項1の発明によれば、上記多孔質体が、上記ベースよりも大径をなして、上記リブの下方を覆っているので、収納物(例えば布団)の表面の生地がリブ間に入り込んで、上記生地がリブ間の通気路の一部を閉塞したり狭めたりすることがない。しかも、弁口の入口と多孔質体とを連通するための、リブ間の通気路が、非常に広い領域で多孔質体と連通するので、多孔質体を通しての排気を格段に円滑にすることができる。したがって、確実に短時間で排気を行うことができる。
上記請求項2の発明によれば、上記取付具を上記多孔質体の上記中心孔に挿通させて、上記多孔質体を上記ベースに容易に取り付けることができる。
上記請求項3の発明によれば、上記係合部が、上記リブに取り外し可能に係合しているので、上記取付具を容易に上記ベースから取り外すことができる。したがって、多孔質体を容易に取り外すことができ、取り外した多孔質体に対して清掃等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、使い古した多孔質体を新品の多孔質体に容易に取り替えることができる。
上記請求項4の発明によれば、上記取付具の上記挿通軸の上記第1の端部の上記係合部を上記リブに係合させた状態で、上記挿通軸の上記第2の端部の上記押圧板で上記多孔質体を押さえることにより、上記多孔質体を上記ベースに容易に取り付けることができる。また、多孔質体の保持が確実である。
上記請求項5の発明によれば、上記多孔質体にダニ誘引剤が保持されているので、下記の利点がある。例えば、収納袋内に収納物を収納した状態で、所定時間放置しておいた後、電気掃除機による空気吸引を行うことにより、放置中にダニ誘引剤に誘引されて多孔質体内に集まってきたダニをそのまま電気掃除機で吸引し、ダニを収納袋外へ容易に排出することができる。したがって、収納物からのダニ排除に非常に有効である。また、空気吸引後は、ダニが多孔質体に残存しないので、ダニ誘引剤の誘引効果が持続する限り、多孔質体を繰り返して使用することができる。なお、本発明では、特許文献2のダニ捕獲シートに用いられているような粘着剤は不要であり、製造コストを安くすることができる。
本発明の一実施の形態の収納袋の排気弁の断面図である。 排気弁の分解斜視図である。 ベースの下面図である。 使用時の排気弁の断面図である。
本発明の好ましい態様を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の収納袋2の排気弁1の断面図であり、図2は排気弁1の分解斜視図である。図1を参照して、排気弁1は、収納袋2の開口3に設けられ、収納袋2内を空気を排出するのに用いられる。排気弁1は、収納袋2の開口3の周縁3aを内外から挟持するベース4およびカバー5と、ベース4およびカバー5の間に介在し、収納袋2内が負圧になってときに収納袋2内への空気の侵入を阻止するする逆止弁6と、ベース4の少なくとも下方を覆う、ベース4よりも大径の多孔質体7と、多孔質体7をベース4に取り付けるための取付具8とを備えている。
ベース4は、上面4aと、下面4bと、上面4aおよび下面4bに開口する弁口9とを有している。図1および図2に示すように、弁口9の中央部から上方に突出する平坦な弁保持部10が設けられている。弁保持部10は、弁口9内に放射状(例えば十字状)に延びる支持リブ11によって支持されている。したがって、弁口9は、放射状の支持リブ11によって複数に区画されている。
逆止弁6は、例えばシリコーンゴム等のゴムからなる弾性体により形成されている。逆止弁6は、弁保持部10によって受けられた概ね平坦な中央部12と、中央部12から下方に延びる円錐状部13とを備えている。
通常時は、図1に示すように、逆止弁6の円錐状部13の周縁13aが、ベース4の上面4aにおいて、弁口9の周縁9a(弁座に相当)に、弾性的に接触している。逆止弁6は、収納袋2内が負圧になったときに、収納袋2外の大気圧によって、弁口9の周縁9a(弁座に相当)に強く押圧されることにより、弁口9を閉塞する。これにより、逆止弁6は、収納袋2内への空気の流通を阻止するように機能する。
図1および図2に示すように、ベース4の上面4aの外周縁には、環状凹部14が形成されている。この環状凹部14に、カバー5の外周縁に設けられた環状フランジ15を結合させて、ベース4とカバー5を一体化する。このときに、環状凹部14および環状フランジ15の間に、収納袋2の開口3の周縁3aを挟持するようにしている。
図3に示すように、ベース4の下面4bには、弁口9を中心として放射状に延びる多数のリブ16A,16B,17が、下方に突出するように一体に設けられている。リブ16A,16Bの高さが、リブ17の高さよりも高くされている。高さの高いリブ16A,16Bと高さの低いリブ17は、周方向に交互に並んでいる。
また、各リブ16A,16B,17の径方向外端は、同方向に傾斜されており、これにより、電気掃除機による空気吸引時にリブ16A,16B,17間に収納物の生地が入り込むことを、より確実に防止することができるという利点がある。
隣接するリブ16A,16Bおよびリブ17間に、弁口9から放射状に延びる通気路18が形成されている。図1に示すように、この通気路18の下方を多孔質体7が覆っている。
図3に示すように、高さの高い複数のリブ16A,16Bのうちリブ16Aは、十字状に交差する状態で、上記支持リブ11に連続している。また、上記十字状に交差する上記複数のリブ16Aの内端は、残りのリブ16Bの内端やリブ17の内端よりも径方向内方へ延び、被係合部19を形成している。これらの被係合部19に、多孔質体7を取り付けるための取付具8の係合部としてのスリット28が係合されるようになっている。
図2に示すように、カバー5は、環状の主体部20と、主体部20の中心に配置され主体部20と放射状の連結片21によって連結された円形ドーム22と、主体部20および円形ドーム22の間に形成され、環状に配列された複数の円弧状の第1排気口23と、円形ドーム22に環状に配列された複数の円孔からなる第2排気口24とを有している。
図1に示すように円形ドーム22は逆止弁6と対向している。円形ドーム22の中央部に設けられた受け部25が、逆止弁6の中央部12を受けている。すなわち、逆止弁6の中央部12が、カバー5の円形ドーム22の受け部25とベース4の弁保持部10との間に挟持されている。円形ドーム22に設けられた第2排気口24は、逆止弁6の円錐状部13に、上下方向に対向する位置に配置されている。
図4に示すように、カバー5の表面に電気掃除機のノズル30を押し当てて、空気吸引したときに、円形ドーム22の第2排気口24からの空気吸引によって、逆止弁6の円錐状部13が、円形ドーム22の内面に吸着され、これにより、第2排気口24が閉塞されるとともに、弁口9が、第1排気口23を介して収納袋2外へ開放されるようになっている。
多孔質体7としては、多数の連続気泡を有するスポンジ、樹脂等の発泡体、不織布、ニードルパンチされた織布、網状体、多孔質シート等を例示することができる。多孔質体7には、公知のダニ誘引剤が担持されていてもよい。ダニ誘引剤としては、例えばフルーツエキスを用いてなるフェロモンフレーバーを用いることができる。多孔質体7にダニ誘引剤を保持する方法としては、例えば液状にされたダニ誘引剤を多孔質体に含浸させて保持する方法がある。
多孔質体7には、挿通孔としての中心孔26が形成されている。一方、取付具8は、多孔質体7の中心孔26を挿通して、多孔質体7をベース4に取り付けるようにしている。 具体的には、取付具8は取付筒27を有しており、その取付筒27は、第1の端部27aと、第2の端部27bとを有している。取付筒27の第1の端部27aには、ベース4の上記十字状に配置されたリブ16Aの被係合部19に、取り外し可能に係合する係合部としてのスリット28が設けられている。取付筒27の第1の端部27aの外周は、リブ16Bの内端に嵌合するようになっている。また、取付筒27の第2の端部27bには、多孔質体7を押さえる押圧板29が設けられている。
本実施の形態によれば、多孔質体7が、ベース4よりも大径をなして、リブ16A,16B,17の少なくとも下方(図4に示す吸引時には下方および側方)を覆っているので、収納物(例えば布団)の表面の生地がリブ16A,16B,17間に入り込むことがない。したがって、上記生地がリブ16A,16B,17間の通気路18を閉塞したり狭めたりすることがない。しかも、ベース4の弁口9の入口と多孔質体7とを連通するための、リブ16A,16B,17間の通気路18が、非常に広い領域で多孔質体7と連通するので、多孔質体7を通しての排気を格段に円滑にすることができる。したがって、確実に短時間で排気を行うことができる。
収納袋2内の空気を排出する経路としては、上述のように、多孔質体7から、リブ16A,16B,17間の通気路18、弁口9および第1排気口23を順次に介して、収納袋2外へ排出される経路が主であるが、多孔質体7を介さずに通気路18に直接至る経路が一部に存在していてもよい。
また、取付具8を多孔質体7の挿通孔としての中心孔26に挿通させて、多孔質体7をベース4に容易に取り付けることができる。具体的には、取付具8の取付筒27を多孔質体7の中心孔26に挿通させて、取付筒27の第1の端部27aの係合部としてのスリット28を、十字状のリブ16Aの被係合部19に係合させた状態で、取付筒27の第2の端部27bの押圧板29で多孔質体7を押さえる。これにより、多孔質体7をベース4に容易に取り付けることができる。また、多孔質体7を押圧板29で押さえているので、多孔質体7の保持が確実である。
また、係合部28が、十字状に配置されたリブ16Aに取り外し可能に係合しているので、取付具8を容易にベース4から取り外すことができる。したがって、多孔質体7をベース4から容易に着脱することができ、多孔質体7に対する清掃等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、使い古した多孔質体を新品の多孔質体に容易に取り替えることができる。
また、多孔質体7に、ダニ誘引剤が保持されている場合には、下記の利点がある。例えば、収納袋2内に収納物を収納した状態で、所定時間放置しておいた後、電気掃除機による空気吸引を行うことにより、放置中にダニ誘引剤に誘引されて多孔質体7内に集まってきたダニを、収納袋2の空気吸引による圧縮時に、そのまま電気掃除機で吸引することが可能となる。したがって、収納物2からのダニ排除に非常に有効である。また、空気吸引後は、ダニが多孔質体7に残存しないので、ダニ誘引剤の誘引効果が持続する限り(例えば3〜6 ケ月)、多孔質体7の繰り返し使用が可能となり、エコロジーに適している。なお、本実施の形態では、特許文献2のダニ捕獲シートに用いられているような粘着剤は不要であり、製造コストを安くすることができる。
また、布団等を収納した直後の収納袋2を、電気掃除機による空気吸引により圧縮し、次いで、所定時間放置して、収納袋2内のダニを誘引により多孔質体7に捕集した後、再び電気掃除機により空気吸引してダニのみを排出してしまうようにしてもよい。
また、取付具8が取り外し可能なので、次のような使用も可能である。すなわち、取付具8を取り外すことによってベース4から取り外した多孔質体7を、収納前の布団等の下に敷いて所定時間放置し、多孔質体7にダニを誘引により捕集する。次いで、そのダニを捕集した多孔質体7を取付具8で再びベース4に取り付けた後、収納袋2に布団を収納する。その状態で、収納袋2の圧縮のために、電気掃除機で空気吸引するときに、電気掃除機でダニを吸引してしまうようにしてもよい。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、多孔質体7に、ダニの誘引剤を担持させなくてもよい。また、多孔質体7に、二次機能剤として、公知の防臭剤、芳香剤、除湿剤、抗菌剤および防虫剤の少なくとも一つを担持させてもよい。例えば多孔質体7としての不織布に、上記の二次機能剤の少なくとも1つを含浸させるようにしてもい。
また、取付具8を廃止し、ベース4自体に多孔質体7に取り外し可能に係合する突起等の係合部を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ベース4とカバー5との間に、収納袋2の開口3の周縁3aを挟持していたが、これに限らず、収納袋2の開口3の周縁3aをベース4の上面4aに例えば融着等により固定し、カバー4を、開口3の径方向内方でベース4に係合するようにしてもよい。その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
<実施例1>
上記実施の形態の図1に示したリブ16A,16B,17間の通気路18を有する排気弁1において、多孔質体7として、目付300g/m2 で厚さ12mmある、ニードルパンチされた織布を用いた実施例1を作製した。
<比較例1>
上記実施の形態のリブ16A,16B,17を廃止し、実施例1の多孔質体と同じ多孔質体7をベース4の下面4bに取り付けた比較例1を作製した。
<比較例2>
実施例1から多孔質体7を取り除いた比較例2を作製した。
<性能試験>
実施例1、比較例1および比較例2について、電気掃除機の空気吸引による、収納袋内の空気の排出完了時間を測定したところ下記の結果を得た。
実施例1…35秒
比較例1…49秒
比較例2…77秒
実施例1は、比較例2の約45%の時間で空気の排出が完了している。また、実施例1は、比較例1の約70%の時間で排出が完了している。これにより、実施例1が格段の効果を発揮することが実証された。
1…排気弁
2…収納袋
3…開口
3a…周縁
4…ベース
4a…上面
4b…下面
5…カバー
6…逆止弁
7…多孔質体
8…取付具
9…弁口
9a…周縁
10…弁保持部
11…支持リブ
12…中央部
13…円錐状部
14…環状凹部
15…環状フランジ
16A,16B,17…リブ
18…通気路
19…被係合部
20…主体部
21…連結片
22…円形ドーム
23…第1排気口
24…第2排気口
25…受け部
26…中心孔(挿通孔)
27…取付筒
27a…第1の端部
27b…第2の端部
28…スリット(係合部)
29…押圧板

Claims (5)

  1. 収納袋の開口に配置されて上記収納袋内の空気を排出するのに用いる収納袋の排気弁において、
    互いに結合されたベースおよびカバーと、
    上記ベースおよび上記カバーの間に介在し収納袋内への空気の侵入を阻止する逆止弁と、
    上記ベースよりも大径の多孔質体と、を備え、
    上記ベースは、弁口を有し、
    上記カバーは、掃除機の吸気ノズルに連通可能な排気口を有し、
    上記ベースの下面に、上記弁口から放射状に延びる多数のリブが形成され、
    隣接する上記リブ間に、上記弁口に連通する放射状の通気路が形成され、
    上記多孔質体は、上記リブの少なくとも下方を覆い、
    上記収納袋内の空気を排出する経路として、上記多孔質体の多孔から、上記リブ間の上記通気路、上記弁口および上記排気口を順次に介して、上記収納袋外へ排出される経路が含まれるようにしてあることを特徴とする収納袋の排気弁。
  2. 請求項1において、上記多孔質体に設けられた挿通孔を挿通して、上記多孔質体を上記ベースに取り付けるための取付具を備えることを特徴とする収納袋の排気弁。
  3. 請求項2において、上記取付具は上記ベースに取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする収納袋の排気弁。
  4. 請求項3において、上記取付具は、第1および第2の端部を有し、上記多孔質体の上記挿通孔に挿通された挿通軸と、上記挿通軸の上記第1の端部に設けられ、上記リブに係合する係合部と、上記挿通軸の上記第2の端部に設けられ上記多孔質体を押さえる押圧板と、を含むことを特徴とする収納袋の排気弁。
  5. 請求項1から4の何れか1項において、上記多孔質体に、ダニを誘引するダニ誘引剤が保持されていることを特徴とする収納袋の排気弁。
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