JP3114853U - 粘着捕獲部材および害虫捕獲器 - Google Patents

粘着捕獲部材および害虫捕獲器 Download PDF

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Abstract

【課題】 吸引手段を用いてゴキブリ等の害虫を確実に吸引すると共に、吸引捕獲した前記害虫を確実に粘着して一括に廃棄容易とする粘着捕獲部材および害虫捕獲器を提供することである。
【解決手段】 吸引手段2と粘着捕獲部材4と吸引端末5とを備え、前記吸引手段2に吸引するゴキブリ等の害虫を一時貯留する貯留部20を設けると共に、前記貯留部20から這い出してくる害虫を前記粘着捕獲部材4が捕獲する構成の害虫捕獲器1とし、前記粘着捕獲部材4が備える粘着部43を、本体胴部内部の、吸引方向の所定長さの全周に亘って配設すると共に、前記粘着部43の長さを、吸引手段2が有する貯留部20から這い出してくるゴキブリ等の害虫を粘着捕獲可能な程度の長さとした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ゴキブリ等の害虫を捕獲する粘着捕獲部材および害虫捕獲器に関し、特に家庭内の害虫を手で触れずに捕獲して一括に廃棄可能な粘着捕獲部材および害虫捕獲器に関するものである。
従来、ゴキブリを捕獲するためには、ゴキブリを誘い出す誘引剤を装着した粘着シートが用いられている。さらには、エサの中に殺虫成分を含有した毒薬風の誘引剤を用いる方法もある。
しかし、上記のような捕獲方法が一般化してきているので、最近では、昔のように人が手で掴んだり、丸めた新聞紙で叩き殺すことを嫌がったり、怖がったりする人が多くなってきている。
そのために、目の前に現れたゴキブリを手に触れずに捕獲するために、掃除機などの吸引手段を用いて捕獲するとしたゴキブリ捕獲用掃除機アタッチメントが既に出願されている(例えば特許文献1参照)。
また、接着剤の中に殺虫剤のごとき薬剤を混入しておくとしたゴキブリ捕獲器も既に出願されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−206250号公報(第1−4頁、第3図) 実開昭61−54371号公報(第3頁)
単に吸引手段を用いてゴキブリ等の害虫を捕獲する場合では、捕獲した害虫をさらに廃棄する操作が必要である。そのために、一旦捕獲したゴキブリを別の廃棄用の袋に移し変えてことが必要となる。
また、吸引手段と共に粘着部を備える捕獲手段においては、吸引する害虫を貯留する部分、つまりネット状の部分に粘着部を設ける必要がある。そのために、吸引した害虫をその時に粘着できればよいが、うまく粘着できない場合は、一旦吸引した害虫が、吸引終了後に吸引ホースの方へ逃げ出すことがある。また、吸引した害虫が粘着部を覆うと、吸引するためのネット状部分が詰まってしまい、吸引力が大幅に低減してしまう。
さらに、吸引手段に設ける貯留袋に収納した害虫をその都度廃棄する方法では、繰り返し、同じ袋を使用することになり、気味が悪いと感じる人もいる。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、吸引手段を用いてゴキブリ等の害虫を確実に吸引すると共に、吸引捕獲した前記害虫を確実に粘着して一括に廃棄容易とする粘着捕獲部材および害虫捕獲器を提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る考案は、ゴキブリ等の害虫を収集する粘着部を備える本体胴部と、吸引物を一時貯留する貯留部を備える吸引手段に直接、または、前記吸引手段に連結される吸引ホースに接続可能な第一端と、前記吸引ホースあるいは吸引端末に接続可能な第二端とを備えて、前記吸引手段に着脱自在な粘着捕獲部材であって、前記粘着部が、前記本体胴部内部の、吸引方向の所定長さの全周に亘って配設されていると共に、前記粘着部にもしくは粘着部近辺に、ゴキブリ等の害虫を誘き出す誘引剤を配設して、前記粘着部の長さを、前記貯留部から這い出してくるゴキブリ等の害虫を粘着捕獲可能な程度の長さとしたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項1に係る考案によれば、吸引手段や吸引ホースに装着容易な粘着捕獲部材とすることができ、一旦吸引して貯留部に収集されたゴキブリ等の害虫が這い出してきても、ゴキブリ等の害虫を誘引して粘着部に確実に捕獲可能な粘着捕獲部材となるので、人が直接手で触らずに害虫を一括に捕獲することができる。
請求項2に係る考案は、前記粘着部がゴキブリ等の害虫を粘着可能な粘着剤を塗布した粘着シートであると共に、前記粘着剤に前記誘引剤を配合したことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項2に係る考案によれば、一旦吸引したゴキブリを、誘引剤が配合された粘着部の方に誘い出すので、貯留部まで吸引したゴキブリでも、人手を介さずに前記粘着捕獲部材に収集することができる。
請求項3に係る考案は、前記粘着部がゴキブリ等の害虫を粘着可能な粘着剤を塗布した粘着シートであると共に、粘着部の両側もしくは片方の端部に、前記誘引剤を塗布したことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項3に係る考案によれば、一旦吸引したゴキブリを、粘着部を備える粘着捕獲部材の方に誘い出すのに効果的な位置に誘引剤を設けることで、一旦吸引したゴキブリを、人手を介さずに前記粘着捕獲部材に確実に収集することができる。
請求項4に係る考案は、前記粘着部がゴキブリ等の害虫の殺虫成分を含有していることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項4に係る考案によれば、粘着部に収集したゴキブリ等の害虫を速やかに殺虫するので、そのまま廃棄容易となる。
請求項5に係る考案は、請求項1から5のいずれかに記載に粘着捕獲部材と吸引手段と吸引端末とを備える害虫捕獲器であって、前記吸引手段にゴキブリ等の害虫を一時的に貯留する貯留部を設けると共に、前記粘着捕獲部材に前記貯留部に吸引したゴキブリ等の害虫を収集する構成としていることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項5に係る考案によれば、一旦吸引して貯留部に収集されたゴキブリ等の害虫が外部に這い出してきても、粘着捕獲部材に配設される粘着部に確実に接触することになり、一旦吸引したゴキブリ等の害虫が害虫捕獲器から外部に這い出ることがない。
請求項6に係る考案は、前記貯留部に、ゴキブリ等の害虫が逃避する忌避剤を塗布していることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項6に係る考案によれば、一旦貯留部に吸引したゴキブリ等の害虫が勝手に逃げ出して、粘着捕獲部材の方へ逃避するので、人手を介さずに前記粘着捕獲部材に効率よく確実に収集することができる。
請求項7に係る考案は、前記吸引手段が家庭電化製品の掃除機やハンドクリーナー等であって、前記吸引端末が円筒形パイプを斜めに切断した楕円形の吸引口を有していることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項7に係る考案によれば、ゴキブリ等の害虫を捕獲する吸引手段を予め備えておく必要もなく、通常の家庭電化製品の吸引手段を用いて、人が直接手や指に触れずに収集廃棄可能な害虫捕獲器とすることができる。
請求項8に係る考案は、前記粘着捕獲部材の直後に前記貯留部を着脱自在に配設したことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項8に係る考案によれば、一旦、貯留部に捕集したゴキブリ等の害虫が粘着捕獲部材へ移動することが容易となり、全ての害虫を粘着して捕獲容易となる。
請求項9に係る考案は、前記貯留部を、空気は通すがゴキブリ等の害虫は通さない紙パックを着脱自在に内蔵する連結アタッチメントで構成したことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項9に係る考案によれば、ゴキブリのような大きな害虫に対しては目の粗く、ゴキブリに有効な忌避剤が塗布された紙パックを使用可能であり、蟻のような小さな害虫に対しては目の細かい紙パックを予め選択可能であり、吸引する害虫の種類に応じた紙パックに交換容易となる。
本考案によれば、粘着部の長さを、吸引手段が備える貯留部から這い出してくるゴキブリ等の害虫を粘着捕獲可能な程度の長さとした粘着捕獲部材を用いているので、一旦吸引した害虫を逃がさずに確実に粘着することができ、人が手や指に触れずに容易に収集可能である。さらに吸引したゴキブリ等の害虫を一括に収集して廃棄容易な害虫捕獲器を得ることができる。
以下、本考案に係る粘着捕獲部材および害虫捕獲器の実施の形態について、図1から図6に基づいて詳細に説明する。
図1は本考案に係る害虫捕獲器の概要を示す概略全体図である。図2には本考案に係る粘着捕獲部材を示しており、(a)は粘着部のみを備える粘着捕獲部材の断面図であり、(b)は粘着部の片方の端部に誘引剤を設けた例を示し、(c)は粘着部の両側に誘引剤を設けた例を示している。図3は一般の掃除機に本考案に係る粘着捕獲部材を装着した例を示す概略説明図であり、(a)は専用の吸引端末を用いた例を示しており、(b)は通常の吸引端末を用いた例を示している。図4は本考案に係る吸引端末の吸引口を示す斜視図であり、図5は粘着捕獲部材の直後に貯留部を配設した例を示す概略説明図である。図6は紙パックの装着例を示す断面図であり、(a)には円筒形状の紙パックを示し、(b)には円錐形状の紙パックを装着したところを示している。
図1に示す害虫捕獲器1は、吸引手段2と吸引ホース3と粘着捕獲部材4と吸引端末5とを備えている。また、前記粘着捕獲部材4を前記吸引手段2に直接接続することも可能である。そのために、前記粘着捕獲部材4は、図2(a)に示すように、円筒状の本体胴部40と接続端部となる第一端41と第二端42とを備えている。
前記第一端41は、前記吸引手段2に直接、または、前記吸引ホース3に接続可能な接続端であり、前記第二端42は、吸引ホース3あるいは吸引端末5に接続可能な接続端である。また、前記円筒状の本体胴部40の内部にはゴキブリ等の害虫を捕獲するための粘着部43が設けられている。
前記粘着部43は、前記本体胴部40内部の、吸引方向の所定長さの全周に亘って配設されていて、ゴキブリ等の害虫の通過場所に拘らずに、必ず粘着部43の円周上のいずれかに接触する構成としている。
また、前記吸引手段2には、吸引するゴキブリ等の害虫を一時的に貯留する貯留部20を設けている。前記害虫を吸引する際に、吸引経路の途中に配設されている前記粘着捕獲部材4に直接捕獲される場合もあれば、円筒状の本体胴部40内の中央部分を挿通して吸引流と共に前記貯留部20まで搬送される場合もある。
前記貯留部20に吸引されるゴキブリ等の害虫は、ただ吸引されているだけなので、そのままの状態では死ぬことはなく、まだ動き回ることができる。そのために、一旦吸引したゴキブリ等の害虫が前記貯留部20から這い出して、吸引ホース3から吸引端末5を経由して外に出てくる虞もある。
しかし、前記粘着部43の長さLを、前記貯留部20から這い出してくるゴキブリ等の害虫を粘着捕獲可能な程度の長さとしておれば、前記粘着部43に必ず付着するので、前記吸引端末5から外部に脱出することは不可能となり好適である。
そのために、前記粘着部43の長さLは10cm以上が好ましく、また、20cm程度の長さであれば粘着部の表面積が大きくなって複数回繰り返し使用可能となり、さらに好ましいといえる。
前記本体胴部40は、ゴキブリ等の害虫を捕獲してそのまま廃棄容易とするために紙製のものが好ましい。しかし、低コストで制作できれば、生分解性プラスチックのような自然に分解可能なプラスチック製品であってもよい。また、その形状を円筒状としたが、三角形でも四角形でもよく、特に限定するものではない。ただ、前記本体胴部40の内部の全周に亘って所定長さの粘着部43を備えると共に、本体胴部両側に接続端部となる第一端41と第二端42とをそれぞれ備える構成であればよい。
前記貯留部20に吸引したゴキブリ等の害虫をその都度まとめて廃棄することも可能であるが、通常このような害虫捕獲器1を用いる人は、ゴキブリ等の害虫を直接手や指で触ることはもちろん、目にすることを嫌っており、たとえ袋状の貯留部20に捕獲した状態であっても、その貯留部20を直接手で把持して、中身を廃棄する動作もなるべくは避けたいと思っている。
そのために、本実施の形態においては、前記粘着部43を、ゴキブリ等の害虫を粘着可能な粘着剤を塗布した粘着シートとして、吸引したゴキブリ等の害虫を付着させて捕獲する構成としている。さらに、前記粘着剤に、ゴキブリを誘き出す誘引効果を有する誘引剤を配合しておくことができる。そうすると、一旦前記貯留部20に吸引したゴキブリ等の害虫を前記粘着部43まで誘き出すことができるので好適である。そのために、害虫捕獲器1で吸引した状態をしばらく放置(例えば一晩)しておくことで、貯留部20に吸引したゴキブリ等の害虫を前記粘着捕獲部4まで誘引して収集し、捕獲することができる。
また、前記誘引剤を前記粘着部43中に配合するのではなく、図2(b)に示すように、第一端41側にゴキブリ等の害虫を誘き出す臭いやエサ等の誘引成分を含有する誘引剤44を塗布した粘着捕獲部材4Aとしてもよく、さらに、図2(c)に示すように、第一端41側だけでなく、第二端42側にも前記誘引剤44を塗布して、粘着部43の両側に誘引剤44を備える粘着捕獲部材4Bとすることも可能である。
いずれの場合においても、一旦貯留部20に吸引捕獲した後で動き出すゴキブリ等の害虫は、前記誘引剤44に釣られて前記粘着捕獲部材の方に這い出して、粘着部43に付着して捕獲されることになる。
また、捕獲する害虫や粘着剤の種類や誘引剤の種類によっても、また、前記誘引剤の配設位置等によっても、害虫の粘着効率が変化する。そのために、一旦吸引したゴキブリ等の害虫を、粘着部を備える粘着捕獲部材の方に誘い出すのに効果的な位置に、効果的な誘引剤を選定して設けることで、一旦吸引したゴキブリを、人手を介さずに前記粘着捕獲部材4(4A、4B)に確実に収集することができる。
上記のように、本体胴部40内に誘引剤を配設することで、一旦前記貯留部20に吸引したゴキブリ等の害虫を前記粘着部43に誘引して捕獲することができる。さらには、吸引状態でなくとも誘引剤の誘引効果により、吸引端末5の外部から前記粘着捕獲部材4の方に誘引することになり、貯留部20内のゴキブリだけでなく、吸引端末5の方から浸入してくるゴキブリをも捕獲する効果も期待できる。
ゴキブリ等の害虫を粘着部43に付着させた状態でそのまま一括に廃棄することは容易である。しかし、粘着部43に付着したゴキブリ等がまだ生きており、触覚や足等が動いている状態ではそのまま廃棄することを嫌う人もいる。そのために、ゴキブリの殺虫成分を含有する粘着部43とすれば、粘着部43に収集したゴキブリ等の害虫を速やかに殺虫することができるので、そのまま廃棄容易となりさらに好ましい。
粘着部43にゴキブリ等が付着した状態であるので、前記殺虫成分としては、速効性であっても遅効性であっても構わない。ただ、吸引捕獲後に速やかに廃棄したい場合には速効性の殺虫成分の方が好ましい。
さらに、前記貯留部20に、ゴキブリ等の害虫が逃避する忌避剤を塗布しておくと、一旦貯留部20に吸引したゴキブリ等の害虫が勝手に逃げ出して、粘着捕獲部材4(4A、4B)の方へ逃避することになる。そのために、上記の構成であれば、本考案に係る害虫捕獲器1を用いて吸引捕獲した後しばらく放置しておくだけで、人手を介さずに前記粘着捕獲部材4(4A、4B)に効率よく確実に収集することができ好適である。
また、貯留部20に一旦吸引したゴキブリ等の害虫が積極的に逃避する構成であれば通常の家庭用の電気掃除機を吸引手段として利用しても、吸引したゴキブリ等の害虫が前記貯留部20に留まらずに、全て前記粘着捕獲部材4に一括に収集することができる。
そのために、図3(a)に示すように、通常の電気掃除機10の吸引ホース11に、前記粘着捕獲部材4を装着してゴキブリ等の害虫を吸引捕獲しても、しばらく放置した後で、前記粘着捕獲部材4を廃棄することで、前記害虫を手で触ることなく一括に収集して廃棄することができる。
つまり、電気掃除機やハンドクリーナー等の通常の家庭電化製品の吸引手段を用いて、人が直接手や指に触れずに収集して廃棄可能な害虫捕獲器とすることができる。そのために、ゴキブリ等の害虫を捕獲する専用の吸引手段を予め備えておく必要もなく、粘着捕獲部材4と吸引端末5を前記吸引ホース11に接続するだけで、害虫捕獲器を構成することができる。
また、図3(b)に示すように吸引端末として、通常の電気掃除機10に装備されている吸引端末12をそのまま用いることも可能である。しかし、通常の吸引端末12をそのまま使用することが嫌な場合は、図4に示すような、円筒形パイプを斜めに切断した楕円形の吸引口5Aを有する専用の吸引端末5を用いて、ゴキブリ等の大型の家庭内害虫を容易に吸引することができる。また、吸引口5Aが所定の大きさであれば、ゴキブリ等の、わりと大型な家庭内害虫を捕獲する際に、害虫の向きや姿勢に拘らずに、最短距離にて前記吸引端末5を接近させることができ、より確実に捕獲することができる。
通常の電気掃除機を用いて吸引ホースの先に本考案に係る粘着捕獲部材を装着する方法では、一旦吸引したゴキブリ等の害虫が前記粘着捕獲部材まで移動することは困難である。そのために、図5に示すように、吸引端末5に接続された粘着捕獲部材4の直後に貯留部20Aを配設する構成として、一旦、前記貯留部20Aに収集した害虫が前記粘着捕獲部材4に移動し易くすることができる。
また、前記貯留部20Aは、空気は通すがゴキブリ等の害虫は通さないフィルター状の紙パック7を着脱自在に内蔵する連結アタッチメント6で構成することが好ましい。そのためには、前記連結アタッチメント6本体を、嵌め込み式またはねじ込み式の分割構成とすればよく、その構成を特に限定するものではない。
上記の構成であれば、ゴキブリのような大きな害虫に対しては目の粗く、ゴキブリに有効な忌避剤が塗布された紙パックを選択して使用可能であり、蟻のような小さな害虫に対しては目の細かい紙パックを予め選択可能であり、吸引する害虫の種類に応じた紙パックに容易に交換することができる。
前記貯留部20Aは、連結アタッチメント6の連結端6A、6Bを介して粘着捕獲部材4や吸引ホース11に着脱自在な構成とされているので、ゴキブリ等の害虫を吸引する際にのみ装着することも容易であり、通常の家庭用の電気掃除機10をそのまま害虫捕獲器として使用することができる。
紙パック7は、図6(a)に示すように、前記連結アタッチメント6にすっぽり嵌まり込む程度の円筒形状の紙パック7Aでもよく、また、図6(b)に示すような、底がすぼまった円錐形状の紙パック7Bとしてもよい。
上記の円錐形状の紙パック7Bを用いると、特に蟻等の小さな害虫を吸引する際に、吸引した害虫8が円錐状底部に集中して収集され、紙パック7Bの円錐状胴部には堆積しないので、図中の矢印方向の吸引力が維持されることになり、長い時間吸引力が低下しない。そのために、害虫の吸引時間を長くすることが可能となり好適である。
前記紙パック7Aおよび7Bは、嵌め込み構成もしくはねじ込み構成の前記連結アタッチメント6に着脱自在であるので、吸引捕集する害虫に応じて、円筒形状の紙パック7Aもしくは円錐形状の紙パック7Bを選択して装着することができる。
また、紙パックを備える連結アタッチメント6は粘着捕獲部材4の直後に配設されているので、一旦吸引して収集したゴキブリや蟻等の害虫が、紙パック(7、7A、7B)から逃げ出しても、すぐに前記粘着捕獲部材4に至り粘着捕集される構成である。
上記したように本考案によれば、吸引ホースや掃除機等に装着容易であり、吸引したゴキブリ等の害虫を一時貯留する貯留部から前記害虫が這い出しても、這い出してくる害虫を粘着して捕獲する粘着部を有する粘着捕獲部材を用いているので、一旦吸引した害虫を逃がさずに確実に粘着することができる。そのために、人が手や指に触れずに、ゴキブリ等の害虫を容易に収集可能であり、さらに一括に廃棄容易な害虫捕獲器を得ることができる。
本考案に係る害虫捕獲器の全体構成を示す側面図である。 本考案に係る粘着捕獲部材を示しており、(a)は粘着部のみを有する粘着捕獲部材であり、(b)は粘着部の片方の端部に誘引剤を有する粘着捕獲部材であり、(c)は粘着部の両側の端部にそれぞれ誘引剤を有する粘着捕獲部材である。 一般の掃除機に本考案に係る粘着捕獲部材を装着した例を示す概略説明図であり、(a)は専用の吸引端末を用いた例を示し、(b)は通常の吸引端末を用いた例を示している。 本考案に係る吸引端末の吸引口を示す斜視図である。 粘着捕獲部材の直後に貯留部を配設した例を示す概略説明図である。 紙パックの装着例を示す断面図であり、(a)には円筒形状の紙パックを示し、(b)には円錐形状の紙パックを装着したところ示している。
符号の説明
1 害虫捕獲器
2 吸引手段
3 吸引ホース
4、4A、4B 粘着捕獲部材
5 吸引端末
5A 吸引口
6 連結アタッチメント
7、7A、7B 紙パック
20 貯留部
40 本体胴部
41 第一端
42 第二端
43 粘着部
44 誘引剤

Claims (9)

  1. ゴキブリ等の害虫を収集する粘着部を備える本体胴部と、吸引物を一時貯留する貯留部を備える吸引手段に直接、または、前記吸引手段に連結される吸引ホースに接続可能な第一端と、前記吸引ホースあるいは吸引端末に接続可能な第二端とを備えて、前記吸引手段に着脱自在な粘着捕獲部材であって、
    前記粘着部が、前記本体胴部内部の、吸引方向の所定長さの全周に亘って配設されていると共に、前記粘着部にもしくは粘着部近辺に、ゴキブリ等の害虫を誘き出す誘引剤を配設して、前記粘着部の長さを、前記貯留部から這い出してくるゴキブリ等の害虫を粘着捕獲可能な程度の長さとしたことを特徴とする粘着捕獲部材。
  2. 前記粘着部がゴキブリ等の害虫を粘着可能な粘着剤を塗布した粘着シートであると共に、前記粘着剤に前記誘引剤を配合したことを特徴とする請求項1に記載の粘着捕獲部材。
  3. 前記粘着部がゴキブリ等の害虫を粘着可能な粘着剤を塗布した粘着シートであると共に、前記粘着部の両側もしくは片方の端部に、前記誘引剤を塗布したことを特徴とする請求項1または2に記載の粘着捕獲部材。
  4. 前記粘着部がゴキブリ等の害虫の殺虫成分を含有していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の粘着捕獲部材。
  5. 請求項1から5のいずれかに記載に粘着捕獲部材と吸引手段と吸引端末とを備える害虫捕獲器であって、前記吸引手段にゴキブリ等の害虫を一時的に貯留する貯留部を設けると共に、前記粘着捕獲部材に前記貯留部に吸引したゴキブリ等の害虫を収集する構成としていることを特徴とする害虫捕獲器。
  6. 前記貯留部に、ゴキブリ等の害虫が逃避する忌避剤を塗布していることを特徴とする請求項5に記載の害虫捕獲器。
  7. 前記吸引手段が家庭電化製品の掃除機やハンドクリーナー等であって、前記吸引端末が円筒形パイプを斜めに切断した楕円形の吸引口を有していることを特徴とする請求項5または6に記載の害虫捕獲器。
  8. 前記粘着捕獲部材の直後に前記貯留部を着脱自在に配設したことを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の害虫捕獲器。
  9. 前記貯留部を、空気は通すがゴキブリ等の害虫は通さない紙パックを着脱自在に内蔵する連結アタッチメントで構成したことを特徴とする請求項8に記載の害虫捕獲器。
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