JP2020141650A - 小害虫駆除器 - Google Patents

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匡伸 中村
Masanobu Nakamura
匡伸 中村
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Abstract

【課題】主に真空掃除機の吸引管に装着し、フィルタを用いないで小害虫を駆除し、殺処理した小害虫を除去する手間が要らない、低圧力損失で吸引流量の大きな小害虫駆除器を提供する。【解決手段】主に真空掃除機の吸引管4に装着し、流路を狭めて気流速度を増大させる加速部3aと、加速部から出た気流の向きが衝突板3cによって大きく変化することにより前記気流から逸脱した小害虫が衝突板に衝突して死亡する衝突部を有する小害虫駆除器であって、加速部の出口が矩形であり、気流の向きが一方向または反対二方向に変化する小害虫駆除器、また加速部の出口が円形であり、気流の向きが放射状に変化する小害虫駆除器、さらに加速部出口と衝突板との距離の加速部出口の直径に対する比が1/3から1/6である小害虫駆除器。【選択図】図6

Description

本発明は、小害虫とりわけショウジョウバエの駆除方法のうち、主に真空掃除機の吸引管に装着して用い、吸引した小害虫を衝突死させる小害虫駆除器に関するものである。
[特許文献1]特許第5320532号の樹脂メッシュ製捕獲袋を用いた小害虫捕獲器は、小害虫が圧死しない場合も捕獲後に駆除できる長所があったが、前記樹脂メッシュ製捕獲袋のフィルタを着脱する手間と、圧殺後にフィルタから小害虫を除去する手間があった。
特許第5320532号
VA Marple,BYH Liu and KT Whitby:Fluid Mechanics of the Laminar Flow Aerosol Impactor,Particle Technology Laboratory,Department of Mechanical Engineering,University of Minnesota,March 1973,Particle Technology Laboratory Publication No.198. CJ Deschamps,AT Prata and RTS Ferreira:Modeling of Turbulent Flow through Radial Diffuser,J.Braz.Soc.Mech.Sci.vol.22 n.1 Rio de Janeiro 2000.
本発明は以上のような問題点を解決するため、吸引した物質を気流から分離して貯留する吸引装置に装着する小害虫駆除器であって、フィルタを用いないで小害虫を駆除することができ、殺処理した小害虫を除去する手間が要らず、かつ低圧力損失で吸引流量の大きな小害虫駆除器を提供することにある。
発明を解決するための手段
以上の状況を鑑み、本発明は、吸引した物質を気流から分離して貯留する吸引装置に装着する小害虫駆除器であって、流路を狭めて気流速度を増大させる加速部と、前記加速部から出た気流の向きが衝突板によって大きく変化することにより前記気流から逸脱した小害虫が前記衝突板に衝突して死亡する衝突部を有する小害虫駆除器であって、前記加速部の出口が矩形であり、前記気流の向きが一方向または反対二方向に変化する前記小害虫駆除器、また前記加速部の出口が円形であり、前記気流の向きが放射状に変化する前記小害虫駆除器、さらに前記加速部出口と前記衝突板との距離の前記加速部出口の直径に対する比が1/3から1/6である前記小害虫駆除器を提供する。
吸引した物質を気流から分離して貯留する吸引装置とは主に掃除機を指し、本発明の小害虫駆除器は主に前記掃除機の吸引管に装着して用いる。また、小害虫とは虫体の柔らかい小害虫であり、主にショウジョウバエを指す。
本発明の小害虫駆除器の前記加速部は流路の減少率が大きい主加速部の他、前記主加速部に連接して直管状の副加速部を設けることが望ましい。前記副加速部は射出成形の抜きテーパがあるため実質的に流路が少しずつ減少する。
前記加速部出口は、矩形または円形である。
前記加速部出口が矩形のものは、前記衝突板として矩形状の板が用られ、前記加速部から出た気流は、前記衝突部で一方向または分流して反対二方向へ大きく向きを変える。
前記加速部出口が円形のものは、前記衝突板として円形状の板が用られ、気流は前記円形状の板によって、その向きを前記円柱状の板の全周方向、即ち放射状に変える。
前記衝突部で気流方向を一方向、反対二方向、または放射状に変える小害虫駆除器を、以下それぞれ、第一の駆除器、第二の駆除器、第三の駆除器と呼ぶことにする。
前記第一の駆除器の前記衝突部では、前記衝突板が流路形成部材により前記加速部から連接して形成される。前記第二と第三の駆除器の前記衝突部では、前記衝突板が連結部材により前記加速部から連接して形成される。
前記第一の駆除器の前記衝突部の出口面は一つの矩形面であり、前記第二の駆除器の前記衝突部の出口面は二つの矩形面であり、前記第三の駆除器の前記衝突部の出口面は円柱面である。
なお、前記衝突部の出口面は、前記衝突部から出る気流が通過し、前記加速部の中心気流の進行方向と平行な面であり、かつ前記加速部出口と前記衝突板の一部を含むものとする。
発明の効果
前記加速部に連接して形成された前記衝突部では、前記加速部で加速された気流が、前記衝突板によって向きが大きく変化し、気流の変化に追随できずに逸脱した小害虫が前記衝突板に衝突して死亡する。前記衝突板上で衝突死した小害虫の死骸は、前記衝突板上の速い気流によって除去され、前記掃除機のゴミ収集部に貯留される。
本発明の小害虫駆除器の駆除方法の原理は、矩形ジェットまたは円形ジェットを用いたエアロゾルサンプリング用インパクタの慣性分離方式と同様である。
小害虫を衝突死させるには、複雑な形状の管路だと射出成形、及び洗浄が困難になり、圧損も大きくなる。飛んでいる小害虫を吸引するには流量の大きい方が望ましく、管路だけで小害虫を駆除する器具にとり、低圧損であることは重要な条件である。
また、吸引管に装着するので、コンパクトな設計思想、及び射出成形にかかるコストの低い形状が求められる。このため単純かつ効果的な慣性分離方式が望ましく、本発明の小害虫駆除器はこれらの要求に応えるものである。
さて、管路の圧力損失は流速の二乗に比例する。今、前記加速部出口と前記衝突部の出口面の面積が全て等しい第一から第三の駆除器についてみる。
前記第一及び第二の駆除器の加速部出口の短辺、長辺の長さを、それぞれlx,ly、前記第三の駆除器の加速部出口の半径をrとし、これらの出口面積をSとする。
Figure 2020141650
前記第三の駆除器の加速部出口と前記衝突板との距離d3は、
Figure 2020141650
からd3=0.5rとなる。前記掃除機吸引管は一般に円管であり、前記円管内で良好な前記第二の駆除器を実現するには、
Figure 2020141650
程度の比率となる。[数1]と[数3]から、
Figure 2020141650
となる。前記第二の駆除器の加速部出口と前記衝突板との距離をd2とすると、
Figure 2020141650
であり、[数1],[数5]からd2=lx/2となり、これと[式4]から、d2≒0.63rとなる。なお、前記第一の駆除器の加速部出口と前記衝突板との距離d1は、d1=lx≒1.25rである。
前記第一から第三の駆除器の前記衝突部の圧損は、90度の曲り損失であり、平均流速が同等のため比較的近い値になる。しかし、前記第一から第三の駆除器の前記加速部出口と前記衝突板との距離d1,d2,及びd3は、以上のように、前記第一、第二、第三の駆除器の順に小さくさる。
さて、小害虫が前記衝突板に最も衝突しにくい流線は、前記衝突板から最も遠いところを通過する前記加速部の壁面付近の流線であり、前記加速部出口と前記衝突板との距離が近い方が、小害虫が衝突死しやすくなる。
[非特許文献1]にあるインパクタの層流域における計算機シミュレーションによると、スロートの出口における軸方向気流速度は、前記スロートとインパクタ衝突板との距離が近くなると、前記スロートの壁面付近で増加する。
これは、前記インパクタ衝突板が近くなると、前記スロートの中心部から出た気流が前記インパクタ衝突板に行く手を阻まれ、静圧が上がって流速が落ちるため、相対的に前記スロートの壁面付近で流速が増すのである。
[非特許文献2]では、乱流域においても層流域と同様に、前記インパクタ衝突板が近い場合、前記インパクタ衝突板上の静圧は、前記スロート出口からのジェットを受けるところでは大きく上昇し、前記スロート出口から外れると逆に負圧になることが示されている。
前記スロートは、前記第二及び第三の駆除器における前記副加速部に相当し、このように前記軸方向気流速度が変化することは、本発明の小害虫駆除器にとって好ましい現象である。なぜなら、前記衝突板が近づくことにより、先に述べた小害虫が最も衝突死しにくい流線における副加速部出口気流の前記衝突板方向の速度が増大し、小害虫が衝突しやすくなるからである。
前記第三の駆除器において、前記副加速部出口と前記衝突板との距離の前記副加速部出口の直径に対する比は1/3から1/6であることが好ましい。
前記第三の駆除器の前記衝突板の直径は、前記副加速部出口の直径よりやや大きいことが望ましい。
また、前記第一または第二の駆除器の前記衝突板の短辺の長さは、前記副加速部出口の短辺の長さよりやや長いことが望ましい。
なお、前記第三の駆除器の加速部は、[特許文献1]に示される出口管を有する固定管であることが望ましい。吸引された小害虫が前記固定管の壁面付近を通過する場合、慣性によって前記出口管の入口付近で前記出口管の流路中央へ近づくため、小害虫が前記衝突板に衝突しやすくなるのである。
前記加速部の入口には[特許文献1]にあるような吸引導入部を設けることが好ましい。
本発明の小害虫駆除器は、以上述べたように、掃除機の吸引管に装着するだけで使用できるのでフィルタ着脱の手間が要らず、かつ小害虫の死骸が前記衝突板から気流により除去され、そのままゴミ収集部へ運ばれるので、小害虫の死骸を前記フィルタから除去する手間が要らない。また、低圧力損失なので吸引流量が大きく、小害虫を吸引しやすい。
本発明の第一の駆除器1の正面図,側面図,及び平面図である。 本発明の第二の駆除器2の正面図,側面図,及び平面図である。 本発明の第三の駆除器3の正面図,側面図,及び平面図である。 (a),(b),(c)は副加速部出口面積と衝突部出口面積が互いに全て等しい本発明の第一から第三の駆除器のそれぞれの衝突板11c、21c、31c付近の流線を示す図である。 (a)掃除機吸引管4と前記第二の駆除器の衝突板21cとの関係を示す断面図である。(b)前記掃除機吸引管4と前記第三の駆除器の衝突板31cとの関係を示す断面図である。連結部材は省略している。 前記第三の駆除器3を前記掃除機吸引管4に装着した場合の流線の説明図である。連結部材3d及び死水域の流線は省略している。 [非特許文献1]に示されたレイノルズ数Re=3000、T/W=2の場合の円形インパクタの理論的流線と流速分布を示す図でり、(a)はS/W=1/2での全体図、(b)は三種類のS/W比における局所的な図である。ここに、T:スロート長さ、S:ジェット‐プレート間距離、W:円形インパクタ直径、Vz:軸方向流速、Vr:r方向流速、ξ:S/Wである。 本発明の第三の駆除器の連結部材32dのA方向断面図である。
以下、図面を用いて本発明の小害虫駆除器の実施の形態を説明する。
図1、図2及び図3は、本発明の第一の駆除器1、第二の駆除器2、及び第三の駆除器3のそれぞれの正面図、側面図及び平面図である。
前記第一の駆除器1の主加速部1aと副加速部1bの形状と、前記第二の駆除器2の主加速部2aと副加速部2bの形状は全く同じであり、前記副加速部1bの出口と前記副加速部2bの出口は矩形である。
前記第三の駆除器3の主加速部3aと副加速部3bの形状は、[特許文献1]と同様である。前記副加速部3bの出口は円形である。
前記副加速部1b,2b,3bは、射出成形のための抜きテーパが設けられており、流路が僅かに狭まっていく。
前記第一の駆除器1では、矩形の衝突板1cが前記副加速部1b出口の短辺二つと長辺一つから流路形成部材1dによって連接して形成される。加速された気流は一方向に向きを変え、衝突部出口1eから出ていく。矢印は気流の向きを示す。
前記第二の駆除器2では、矩形の衝突板2cが前記副加速部2bの短辺二つから連結部材2dによって連接して形成される。加速された気流は前記衝突板2cによって反対二方向に向きを変え、衝突部出口2eから出ていく。
前記第三の駆除器3は、加速された気流が円形の衝突板3cによって前記衝突板3cの全周方向へ向きを変え、衝突部出口3eから放射状に出ていく。
図4(a),(b),(c)は副加速部出口面積と衝突部出口面積が互いに全て等しい本発明の第一から第三の駆除器のそれぞれの衝突板11c,21c,31c付近の流線を示す図である。前記第三の駆除器の副加速部31bの出口直径3DM=22mmで、前記第一及び第二の駆除器の副加速部11b,21bの出口の短辺長さlxと長辺長さlyがlx=12.7mm,ly=30mm,ly/lx=2.36の場合である。
同図では、1SD=2SD=12.7mm、3DM=22mmで、前記第一から第三の副加速部11b,21b,31bの出口と各衝突板11c,21c,31cとの距離をそれぞれ1DST,2DST,3DSTとすると、1DST=12.7mm,2DST=6.35mm,3DST=5.5mmとなる。前記第三の駆除器の副加速部31b出口と前記衝突板31cとの距離3DSTの前記副加速部31bの出口直径3DMに対する比は、3DST/3DM=0.25である。
虫体mは、同図(a)に示すように、気流の向きの急な変化に追随できずに気流から逸脱し、前記衝突板11cに衝突して死亡する。前記第二及び第三の駆除器では、死亡した虫体が加速された気流によって除去され掃除機のゴミ収集部に貯留されるので、死骸を後処理する必要がない。前記第一の駆除器で同図(a)の前記衝突板11cと流路形成部材11dでできる角部に死骸が貯留する場合は、使用後に流水で洗い流す。
これら三つの駆除器の衝突部の平均流速はほぼ同じであり、前記副加速部出口と前記衝突板との距離は1DST>2DST>3DSTなので、前記第三の駆除器が最も衝突しやすい。なお、同図(a)の流線pが最も衝突が起こりにくい。
第一及び第二の駆除器の加速部出口を矩形状にするのは、同図(a)から分かるように前記lxが短い方が小害虫の衝突が起こり易いからである。
なお、同図(a)の前記衝突板11cは前記副加速部11bの気流方向に対して90度の角度で形成されているが、前記衝突板11cの角度を変化させることもできる。また、圧損が大きくなるが、前記副加速部11b出口と前記衝突板11cとの距離1DSTをより小さくすることもできる。
図5(a)は掃除機吸引管4と前記第二の駆除器の衝突板21cとの関係を示す断面図、同図(b)は前記掃除機吸引管4と前記第三の駆除器の衝突板31cとの関係を示す断面図である。
同図(a)では、前記衝突板21cの両端付近で前記掃除機吸引管4との間隔が狭くなり、この部分の流量が減って流速が低下し、小害虫が衝突しにくくなる。一方、同図(b)に示すように、前記第三の駆除器では前記衝突板31c上で気流が放射状に広がるので、小害虫の衝突死に関わる気流の流量と流速を均一にすることができる。
図7は、[非特許文献1]に示されたレイノルズ数Re=3000、T/W=2の場合の円形インパクタの理論的流線と流速分布を示す図でり、(a)はS/W=1/2での全体図、(b)は三種類のS/W比における局所的な図である。ここにT:スロート長さ、S:ジェット‐プレート間距離、W:円形インパクタ直径、Vz:軸方向流速、Vr:r方向流速、ξ:S/Wである。[非特許文献1]では計算機シミュレーションと実験結果がよく一致している。
同図(b)では、前記ジェット‐プレート間距離Sが小さくなると、前記スロート壁付近の前記軸方向流速Vzが増大していることが分かる。
流体力学では壁面上の流速は零であり、壁面付近は静圧が高く、流速が低下する。前記スロートと前記プレート間の距離が小さくなると、気流の軸方向慣性と曲り流路の狭さから前記プレート上の静圧がさらに上昇する。
前記スロート中心付近を通る流線は、前記スロート壁面付近を通る流線に比べ、静圧の高い前記プレート上をより長い距離通過するため、前者の流線は後者の流線より圧力差がかなり大きくなる。このため、先に述べたような前記軸方向流速Vzの分布になると考えられる。
このような前記プレート上の静圧の上昇は、乱流域でも起こることが[非特許文献2]におけるシミュレーションと実験によって確かめられている。本発明の小害虫駆除器は、レイノルズ数がおよそ一万以上の乱流域で用いられる。
本発明の前記第三の駆除器の前記副加速部31bの壁面付近の図4(c)の位置qにおいても、前記衝突板31c方向の流速が増大され、小害虫の良好な衝突死が起こる。前記衝突板31cの直径は、前記3DMよりやや大きいことが望ましい。
図6は図3に示した前記第三の駆除器3を前記掃除機吸引管4に装着した場合の流線の説明図である。前記連結部材3d及び死水域の流線は省略してある。前記副加速部3bの出口と前記衝突板3cとの距離の前記副加速部3bの出口直径に対する比は0.27である。
前記主加速部3aの壁面近くを通る小害虫は、前記主加速部3aから前記副加速部3bに進む時、慣性によって前記副加速部3bの流路中央側に寄るのでより衝突死しやすくなる。前記第三の駆除器3と同等の駆除器を床面移動式の掃除機の吸引管に装着してショウジョウバエを吸引したところ、十分な衝突死の結果が得られた。
前記連結部材3dは、衝突死した小害虫の死骸が停留しにくいように、図8に示すような流路側に丸みをおびた連結部材32dであることが望ましい。
なお、本発明の小害虫駆除器は、実施例であげた数値のみに限定されるものではない。
本発明の小害虫駆除器の衝突部はこれまで述べたように加速部と一体に成形する他、着脱形式にすることもできる。
本発明の小害虫駆除器は、掃除機吸引管に装着するための係止部を設けたりする他、クリップ等の脱落防止装置等を用いることができる。
本発明の小害虫駆除器が使用される吸引装置は掃除機だけに限らず、ストッキング製の水切り袋を用いた小害虫専用の駆除装置等にも用いることができる。
1…第一の駆除器、2…第二の駆除器、3…第三の駆除器、1a,2a,3a…第一から第三の駆除器の各主加速部、1b,2b,3b…第一から第三の駆除器の各副加速部、1c,2c,3c…第一から第三の駆除器の各衝突板、1d…流路形成部材、2d,3d…連結部材、1e,2e,3e…衝突部出口、11b,21b,31b…第一から第三の駆除器の各副加速部、11c,21c,31c…第一から第三の駆除器の各衝突板、11d…流路形成部材、1SD,2SD…第一及び第二の駆除器の副加速部11b,21bの出口短辺長さ、3DM…第三の駆除器の副加速部31bの出口直径、1DST,2DST,3DST…第一から第三の駆除器の各副加速部11b,21b,31bの出口と各衝突板11c,21c,31cとの距離、32b…第三の駆除器の副加速部、32c…第三の駆除器の衝突板、32d…第三の駆除器の連結部材、4…掃除機吸引管。
以上の状況を鑑み、本発明は、吸引した物質を気流から分離して貯留する吸引装置に装着する小害虫駆除器であって、流路を狭めて気流速度を増大させる加速部と、前記加速部の加速部出口から出た気流が一枚の衝突板によって進行方向が65度以上125度以下の角度で変化することにより、前記気流から逸脱した小害虫が前記衝突板に衝突して死亡する衝突部を有する小害虫駆除器であって、前記加速部出口が矩形であり、前記気流の向きが一方向または反対二方向に変化する前記小害虫駆除器、また前記加速部出口が円形であり、前記気流の向きが放射状に変化する前記小害虫駆除器、さらに前記加速部出口と前記衝突板との距離の前記加速部出口の直径に対する比が1/3から1/6である前記小害虫駆除器を提供する。なお、前記65度以上125度以下の角度とは、前記衝突部において進行方向が変化する気流の最大変化角と最小変化角の平均とする。
前記第一から第三の駆除器の前記衝突部の圧損は、90度の曲り損失であり、平均流速が同等のため比較的近い値になる。しかし、前記第一から第三の駆除器の前記加速部出口と前記衝突板との距離d1,d2,及びd3は、以上のように、前記第一、第二、第三の駆除器の順に小さくなる。
以上の状況を鑑み、本発明は、吸引した物質を気流から分離して貯留する吸引装置に装着する小害虫駆除器であって、流路を狭めて気流速度を増大させる加速部と、前記加速部の加速部出口から出た気流の向きが一枚の衝突板によって変化することにより、前記気流から逸脱した小害虫が前記衝突板に衝突して死亡する衝突部を有する小害虫駆除器であって、前記加速部出口が矩形であり、前記気流の向きが一方向または反対二方向に変化する前記小害虫駆除器、また前記加速部出口が円形であり、前記気流の向きが放射状に変化する前記小害虫駆除器、さらに前記加速部出口と前記衝突板との距離の前記加速部出口の直径に対する比が1/3から1/6である前記小害虫駆除器を提供する。

Claims (5)

  1. 吸引した物質を気流から分離して貯留できる吸引装置に装着する小害虫駆除器であって、流路を狭めて気流速度を増大させる加速部と、前記加速部から出た気流の向きが衝突板によって大きく変化することにより前記気流から逸脱した小害虫が前記衝突板に衝突して死亡する衝突部を有する小害虫駆除器
  2. 前記加速部の出口が矩形であって、前記気流の向きが一方向に変化する請求項1記載の小害虫駆除器
  3. 前記加速部の出口が矩形であって、前記気流の向きが反対二方向に変化する請求項1記載の小害虫駆除器
  4. 前記加速部の出口が円形であって、前記気流の向きが放射状に変化する請求項1記載の小害虫駆除器
  5. 前記加速部出口と前記衝突板との距離の前記加速部出口の直径に対する比が、1/3から1/6である請求項4記載の小害虫駆除器
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