JP2010075865A - 除塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気中の粉塵を高効率で除去する除塵装置を提供することを目的とする。
【解決手段】外円筒2の内壁に沿って旋回しながら外円筒2の底に空気中の粉塵が落下し、清浄空気が内円筒4の下端から吸い上げられて排気口5から排出される。外円筒2の底面と内円筒4の下端との間に、外円筒2の内周に沿って旋回する粉塵が内円筒4へ引き寄せられて、除塵装置1の外へ排出されるのを妨げる部位6を外円筒2の内周に接して設けることで集塵効率が高くなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として大気中に含まれる粉塵を長期間にわたり安定的に分離し除塵する除塵装置に関する。
従来、この種の遠心分離式除塵装置は、粉塵を含む空気を環状室に接線方向から導入することで、空気中に含まれる粉塵に遠心力を与えて粉塵を外筒の内壁面に沿うように旋回させながら重力で下方へ落下させ、集塵室で回収することで除塵する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その除塵方法について図15の除塵装置を参照しながら説明する。
図15における除塵装置101は外円筒102にその外周円の接線方向に接続する給気口103、外円筒102の内部に内円筒104、排気口105を備えている。粉塵を含む空気は給気口103から外円筒102に導入され、空気が外円筒102内を旋回するときに空気中の粉塵に遠心力が加わり、旋回しながら外円筒102底面に落下する。空気は内円筒104の下端から吸い上げてられて排気口105から排出されるものである。
特開2002−18688号公報
このように図15に示すような従来の除塵装置では、内円筒の下端と外円筒の底面との距離が小さい場合、外円筒の内壁面に沿って旋回する粉塵が内円筒へと引き寄せられたり、外円筒の底面に落下した粉塵の一部が内円筒に吸い上げられたりして、除塵装置の外へ排出されることにより、除塵効果が損なわれる。しかし、その距離を確保するために外円筒を下方に延長すれば装置が大きくなり、内円筒の下端を上方に引き上げれば、給気口との距離が不十分となって除塵効果が低下するという課題があり、外円筒の高さ寸法が短い小型の除塵装置で、高い除塵効率を確保することが要求される。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、高さ寸法が短い小型で、除塵効率の高い除塵装置を提供することを目的とする。
本発明の除塵装置は、上記目的を達成するために、両端面を塞いだ外円筒と前記外円筒の外周の接線方向に接続する給気口、両端面が開放で前記外円筒の底面に接触しない位置に下端があり前記外円筒の上面を貫通するように接続した内円筒、前記内円筒に接続する排気口を備え、前記内円筒の下端と前記外円筒の底面との間に、前記外円筒の内周面を遠心旋回する空気中の粉塵が前期内円筒へ引き寄せられて、除塵装置の外に排出されるのを妨げる部位を前記外円筒の内周に接して備えたものである。
この手段により、外円筒の内周面に沿って旋回する粉塵を外円筒内にとどめておくことができる。
また、他の手段は、外円筒の底面を含む下方の一部が集塵室として外円筒から着脱できるものである。
これにより、外円筒の底面に堆積した粉塵を定期的に捨てることができ、除塵装置内の油汚れなどを拭き取ったりすることができる。
また、他の手段は、粉塵の排出を妨げる部位をリング形状としたものである。
これにより、外円筒の内周面を旋回する粉塵が内円筒へ引き寄せられて除塵装置の外へ排出されるのを妨げることができる。
また、他の手段は、粉塵の排出を妨げるリング形状の部位が円錐状で、上方から下方に向かって狭まっているものである。
これにより、外円筒の内周面を旋回する粉塵が内円筒へ引き寄せられて除塵装置の外へ排出されるのを妨げることができる。
また、他の手段は、粉塵の排出を妨げるリング形状の部位に、リングの中心点を覆う平板を備え、前記平板と前記リングが連結しているものである。
これにより、外円筒の底面に堆積した粉塵が鉛直上方へ吸い上げられて内円筒から除塵装置の外へ排出されるのを妨げることができる。
また、他の手段は、外円筒の内周に沿って螺旋を描いて流れる空気の螺旋回転方向に傾斜する羽根を有した静翼を備えたものである。
これにより、外円筒の内周に沿って旋回しながら落下する粉塵をスムーズに外円筒の底面に落下させ、静翼を通過した粉塵が再び旋回しながら上方へ舞い上がっても静翼の下面に衝突させることで内円筒へ吸い込まれるのを妨げることができる。
また、他の手段は、集塵室の直径が外円筒の直径より大きいものである。
これにより、外円筒の内周を旋回する粉塵が内円筒へ引き寄せられて除塵装置の外へ排出されるのを妨げることができる。
また、他の手段は、外円筒と集塵室の間に円錐筒を有するものである。
これにより、外円筒の内周を旋回する粉塵が内円筒へ引き寄せられて除塵装置の外へ排出されるのを妨げることができる。
また、他の手段は、集塵室の内部に粘着性を設けたものである。
これにより、集塵室に入った細かい粉塵を捕捉し、内円筒へ吸い上げられる空気の中に舞い戻ることを抑えることができる。
また、他の手段は、粘着性材料を配した部材を集塵室内に配置することで粘着性を持たせたものである。
これにより、粉塵等が粘着性材料に付着して粘着力が低下したときに、粘着力を配した部材を集塵室内から取り外して新しいものと交換することができる。
また、他の手段は、粘着性材料を配した部材を集塵室の内壁に沿う形状としたものである。
これにより、集塵室内において粘着力を有する範囲が広くなり、より多くの粉塵等を捕捉することができる。
また、他の手段は、集塵室の内部に殺虫性を設けたものである。
これにより、集塵室内に捕捉された虫が自力で飛んで集塵室から脱出するのを防ぐことができる。
また、他の手段は、殺虫性材料を配した部材を集塵室内に配置したものである。
これにより、殺虫効果が低下したときに、殺虫性材料を配した部材を集塵室内から取り外して新しいものと交換することができる。
また、他の手段は、殺虫性材料を配した部材を集塵室の内壁に沿う形状としたものである。
これにより、集塵室内において殺虫性材料を有する範囲が広くなり、殺虫効果を高めることができる。
本発明によれば、外円筒の内周を遠心旋回する空気中の粉塵が内円筒へ引き寄せられて除塵装置の外に排出されるのを妨げる部位を備えることで、粉塵を外円筒内にとどめ、除塵効率の高い小型の除塵装置を提供できる。
また、外円筒の底面を含む下方の一部が集塵室として外円筒から着脱できるものとすることで、外円筒に堆積する粉塵を定期的に捨てたり、除塵装置内の油汚れなどを拭き取ったりすることが可能な除塵装置を提供できる。
また、外円筒の内周に沿って螺旋を描いて流れる空気の螺旋回転方向に傾斜する羽根を有した静翼を備えることで、粉塵を外円筒内にとどめ、除塵効率の高い小型の除塵装置を提供できる。
また、集塵室の直径が外円筒の直径より大きくすることで、粉塵を外円筒内にとどめ、除塵効率の高い小型の除塵装置を提供できる。
また、外円筒と集塵室の間に円錐筒を有することで、粉塵を外円筒内にとどめ、除塵効率の高い小型の除塵装置を提供できる。
また、集塵室に粘着性を持たせることにより、除塵効率と防虫効果を高めた除塵装置を提供できる。
また、集塵室に殺虫性を持たせることにより、防虫効果を高めた除塵装置を提供できる。
また、内円筒にフィルタを備えることにより、防虫効果を高めた除塵装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、両端面を塞いだ外円筒と前記外円筒の外周の接線方向に接続する給気口、両端面が開放で前記外円筒の底面に接触しない位置に下端があり前記外円筒の上面を貫通するように接続した内円筒、前記内円筒に接続する排気口を備え、前記内円筒の下端と前記外円筒の底面との間に、前記外円筒の内周面を遠心旋回する空気中の粉塵が前期内円筒へ引き寄せられて、除塵装置の外に排出されるのを妨げる部位を外円筒の内周に接して備えたもので、粉塵が除塵装置内にとどまりやすくなるという作用を有する。
本発明の請求項2記載の発明は、外円筒の底面を含む下方の一部が集塵室として外円筒から着脱できるものとすることで、堆積した粉塵を定期的に捨てることができ、除塵装置内の油汚れなどを拭き取ったりすることができるという作用を有する。
本発明の請求項3記載の発明は、粉塵の排出を妨げる部位をリング形状とすることで、外円筒の内周を旋回する粉塵が内円筒へ吸い上げられても、粉塵の排出を妨げるリング形状の部位の下面に遮られて、*理由必要粉塵が除塵装置内にとどまりやすくなるという作用を有する。
本発明の請求項4記載の発明は、粉塵の排出を妨げるリング形状の部位が円錐状で、上方から下方に向かって狭まった形状とすることで、粉塵の排出を妨げる部位の上面に堆積することなく外円筒の底面へと落下しやすくなるため、*理由必要(以下同様に追加してください)粉塵が除塵装置内にとどまりやすくなるという作用を有する。
本発明の請求項5記載の発明は、粉塵の排出を妨げるリング形状の部位に、リングの中心点を覆う平板を備え、前記平板と前記リングを連結させたもので、外円筒の底面に堆積した粉塵が風圧の影響によって再び舞い上がって内円筒へ吸い込まれるのを妨げることで、粉塵が除塵装置内にとどまりやすくなるという作用を有する。
本発明の請求項6記載の発明は、外円筒の内周に沿って螺旋を描いて流れる空気の螺旋回転方向に傾斜する羽根を有した静翼を備えることで、外円筒の内周に沿って旋回する粉塵を下方にスムーズに誘導し、静翼を通過した粉塵が旋回しながら再び上方へ吸い上げられても静翼の羽根の下面で跳ね返すことによって、粉塵が除塵装置内にとどまりやすくなるという作用を有する。
本発明の請求項7記載の発明は、集塵室の直径を外円筒の直径より大きくすることで、集塵室の天井面が旋回する粉塵の排出を妨げる部位の役割を果たし、粉塵が除塵装置内にとどまりやすくなるという作用を有する。
本発明の請求項8記載の発明は、外円筒と集塵室の間に円錐筒を設けることで、集塵室の天井面が旋回する粉塵の排出を妨げる部位の役割を果たし、粉塵が除塵装置内にとどまりやすくなるという作用を有する。
本発明の請求項9記載の発明は、集塵室の内部に粘着性を設けることにより、集塵室に入った細かい粉塵を捕捉し、内円筒へ吸い上げられる空気の中に舞い戻ることを抑えるという作用を有する。
本発明の請求項10記載の発明は、粘着性材料を配した部材を集塵室内に配置することで粘着性を持たせたものであり、粉塵等が粘着性材料に付着して粘着力が低下したときに、粘着力を配した部材を集塵室内から取り外して新しいものと交換することが可能となる。
本発明の請求項11記載の発明は、粘着性材料を配した部材を集塵室の内壁に沿う形状とすることにより、集塵室内において粘着力を有する範囲が広くなり、より多くの粉塵等を捕捉するという作用を有する。
本発明の請求項12記載の発明は、集塵室の内部に殺虫性を設けることにより、集塵室内に捕捉された虫が自力で飛んで集塵室から脱出するのを防ぐことが可能となる。
本発明の請求項13記載の発明は、殺虫性材料を配した部材を集塵室内に配置したことにより、殺虫効果が低下したときに、殺虫性材料を配した部材を集塵室内から取り外して新しいものと交換することが可能となる。
本発明の請求項14記載の発明は、殺虫性材料を配した部材を集塵室の内壁に沿う形状とすることにより、集塵室内において殺虫性材料を有する範囲が広くなり、殺虫効果を高める作用を有する。
(実施の形態1)
図1〜図4を用いて本体の説明をする。図1は本発明の実施の形態1における除塵装置の斜視図、図2は図1における粉塵の旋回の様子を示した図である。図3は、粉塵の排出を妨げる部位6の斜視図である。図4は、粉塵の排出を妨げる部位6の上面図である。
図1において、1は除塵装置であり、両端面を塞いだ外円筒2と前記外円筒2の外周の接線方向に接続する給気口3、両端面が開放で前記外円筒2の底面に接触しない位置に下端があり前記外円筒2の上面を貫通するように接続した内円筒4、前記内円筒4に接続する排気口5を備え、前記内円筒4の下端と前記外円筒2の底面との間に、外円筒2の内周に沿って遠心旋回する空気中の粉塵が内円筒4へ引き寄せられて除塵装置1の外に排出されないように、粉塵の排出を妨げる部位6を外円筒2の内周に接して備えたものである。
次に本実施の形態1の動作について説明する。
本除塵装置1に接続している送風手段(図示せず)又は、送風手段を有する装置によって、本除塵装置1へ空気が導入されると、外円筒2の中で空気中に含まれる粉塵に遠心力が加わり、粉塵は旋回しながら外円筒2の底面へ落下する。大部分の粉塵が除去された清浄空気は、内円筒4の下端から吸い込まれ、排気口5から排出される。このとき、重量の大きい粉塵は外円筒2の底面に堆積する。しかし、ある重量の粉塵は、外円筒2の内周に沿って旋回するとき、内円筒4方向への吸引力と、外円筒2の底面へ落下させる重力が釣り合った状態で外円筒2の底面に到達することなく旋回し続け、風速の微妙な変化などの要因によって粉塵にかかる外力の均衡が変化し、徐々に内円筒4へと吸い込まれていくことがある。また、外円筒2の底面に堆積した粉塵でも、旋回する空気の風圧を受けて巻き上げられて、旋回流に乗って内円筒4へ引き寄せらることもある。そこで、内円筒4の下端と外円筒2の底面の間において、外円筒2の内側に、粉塵が内円筒4へと引き寄せられて除塵装置1の外へ排出されないように、粉塵の排出を妨げる部位6を設けることで、粉塵を旋回状態のまま外円筒2の中にとどめておくことができ、送風手段を停止したときに外円筒2の底面に落下することで結果として集塵効率を高めることができる。
粉塵の排出を妨げる部位6をリング形状とすることで、外円筒2の内周に沿って内円筒4への吸引力と落下の重力が釣り合った状態で旋回する粉塵が、旋回しながら外円筒2の上方へ移動するのをリングの下面で防止できる(図2)。
図3において、粉塵の排出を妨げる部位6がリング形状であり、空気の流れる上流側から下流側に向かってリングの開口部断面が小さくなる円錐形状としたものである。
外円筒2の内周を旋回しながら落下する粉塵が、粉塵の排出を妨げる部位6の上面に堆積する可能性があるが、粉塵の排出を妨げる部位6と内円筒4の距離や除塵装置1内を流れる空気の速度によっては、粉塵の排出を妨げる部位6の上面に堆積した粉塵が短絡的に内円筒4に吸い込まれて除塵装置1の外へ排出される可能性がある。この円錐形状により、粉塵の排出を妨げる部位6の上面に粉塵が堆積するのを防いで外円筒2の底面に落下させることができる。
また、図4に示すのは、粉塵の排出を妨げる部位6がリング形状であり、その中央にリング7の中心点を覆う平板8を備えてリングと連結したものである。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2において、粉塵の堆積する部分が集塵室9として外円筒2から着脱することを可能とした除塵装置1の図である。
これにより、堆積した粉塵を定期的に捨てることが可能になるとともに、外円筒2の内壁面や内円筒4に付着した油汚れなどを必要に応じて拭き取ったりするなどのメンテナンスが容易となる。
図5においては、粉塵の排出を妨げる部位6を集塵室9の上部に備えているが、外円筒2の下端側に備えるものでもよい。
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3において、粉塵の排出を妨げる部位6が、外円筒2の内周に沿って螺旋を描いて流れる空気の螺旋回転方向に傾斜する羽根10を有した静翼11を備えて成る形態の図である。これにより、給気口3から入る粉塵が外円筒2の内周を螺旋を描きながら落下するとき、傾斜する羽根10が粉塵を下方へ誘導し、静翼11を通過した粉塵が、旋回しながら再び上方へと舞い上がっても、その旋回流が描く螺旋の向きが羽根10の傾きの方向に反するため、粉塵は羽根10の下面に衝突して再び落下する。その結果、粉塵を外円筒2の中にとどめておくことができる。*この形状による作用・効果の説明必要。
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4において、集塵室9の直径が外円筒2の直径より大きい除塵装置1の図である。これにより、外円筒2の内周に沿って旋回しながら落下する粉塵は集塵室9に入って、集塵室9の内周に沿って旋回する。このとき、集塵室9の直径が外円筒2の直径よりも大きいため、集塵室9の上部には天井面が必要となる。粉塵が内円筒4に向かって集塵室9の内周を旋回しながら上昇しても、集塵室9の天井面が粉塵の排出を妨げる部位の役割を果たし、粉塵が内円筒4に吸い寄せられるのを抑えられる。
(実施の形態5)
図8は本発明の実施の形態5において、外円筒2と集塵室9の間に円錐筒12を有した除塵装置1の図である。この円錐筒12を設けることで、集塵室9の上面には、外円筒2の直径と円錐筒12の下端の直径の差を補う天井面が必要となる。外円筒2の内周を旋回する粉塵が、旋回しながら内円筒4へ吸い上げられるときに、その天井面が、粉塵の排出を妨げる部位6の役割を果たして粉塵の吸い上げを抑制し、旋回状態のまま外円筒2の中にとどめておくことができ、送風手段を停止したときに外円筒2の底面に落下することで結果として集塵効率を高めることができる。*この形状による作用・効果の説明必要。
(実施の形態6)
図9は本発明の実施の形態6において、粘着性を持たせた集塵室9の図である。例えば集塵室9において、その内部の側面や底面に粘着性材料21を塗布しておくことで、集塵室9内に入る大きな塵だけでなく、集塵室9内から舞い上がって再び集塵室9の外に出て行くような微細な塵も捕捉することが期待でき、結果として除塵効率の向上につながる。
また、虫が集塵室9内に入った場合、生きた状態であれば再び集塵室9の外へ出て行き、排気口5から脱出して、除塵装置1の後段に接続される機器または室内へ侵入する可能性があるが、粘着性材料21で捕捉すればそれを防ぐことが可能となる。粘着性材料21を、集塵室9内に直接塗布するという形態でもよいが、粘着性材料21を配した部材22として例えば図10のように集塵室9内に配置するものでもよく、この場合は長年の使用によって粘着性材料21上に粉塵などが蓄積して粘着性材料21の粘着力が低下したときに、新しいものと交換することが可能となる。また、部材22の形状は取替えが可能な形態であれば特に制約はないが、図10に示すような細い棒状の部材22を集塵室9の中心に配したものであれば、集塵室9内の空間を大きく占拠することがなく、また、集塵室9の上部から外円筒2内に向かって上方へ突き出した形態であれば、遠心力の影響が小さいために外円筒2の中心付近に偏りやすい微細な粉塵をこの部材22で捕捉することも可能となり、除塵効率の向上が見込める。
また、図11に示すように、例えば円筒形の集塵室9に対して、その内壁に沿って接するように着脱することができるような同じ円筒形の部材23であれば、集塵室9の内部を占領することなく、かつ広い面積にわたって粘着剤21を配置することができるため、除塵効率を高める効果が大きい。
(実施の形態7)
図12は本発明の実施の形態7において、殺虫性を持たせた集塵室9の図である。例えば集塵室9において、その内部の側面や底面に殺虫性材料31を塗布しておくことで、集塵室9内に生きたまま入ってくる虫を殺虫性材料31の成分によって殺滅し、集塵室9内から飛び出して除塵装置1の外に出て行くことを防ぐ効果が期待できる。
殺虫性材料31を、集塵室9内に直接塗布するという形態でもよいが、殺虫性材料31を配した部材32として例えば図13のように集塵室9内に配置するものでもよく、この場合は長年の使用によって殺虫性材料31の殺虫効果が低下したときに、新しいものと交換することが可能となる。
また、部材32の形状は取替えが可能な形態であれば特に制約はないが、図13に示すような細い棒状の部材32を集塵室9の中心に配したものであれば、集塵室9内の空間を大きく占拠することがない。
また、図14に示すように、例えば円筒形の集塵室9に対して、その内壁に沿って接するように配置して着脱することができるようにした円筒形の部材33であれば、集塵室9の内部を占領することなく、かつ広い面積にわたって殺虫性材料31を配置することができるため、殺虫効果を高められる。
(実施の形態8)
図15は本発明の実施の形態8において、フィルタ41を配した内円筒4の水平断面図である。フィルタ41を配する位置は内円筒4の下端から排気口5までの間のどの位置でもよく、フィルタ41の形態としては、例えば図15に示すような編み目状のものがよいい。このように実施の形態8によれば、集塵室9に落下することなく内円筒4に吸い寄せられる比重の小さな埃や、生きた虫などを除塵装置1の後段へ通過させることなく捕捉することが可能であり、除塵装置1が通風状態にない時間になれば、フィルタ41で捕捉された埃や虫が重力で落下して集塵室9に収まるという効果を有する。
本発明の除塵装置は、建物の換気・空調用として屋外の空気を給気する際に浮遊している塵埃を捕集し、浄化する用途として有用である。また、室内の空気を循環させながら使用するエアコンや空気清浄機としての用途にも適用することができる。
本発明の実施の形態1の除塵装置の斜視図 本発明の実施の形態1の粉塵の旋回する様子を示した除塵装置の斜視図 本発明の実施の形態1の粉塵の排出を妨げる部位の斜視図 本発明の実施の形態1の粉塵の排出を妨げる部位の上面図 本発明の実施の形態2の除塵装置の斜視図 本発明の実施の形態3の静翼の斜視図 本発明の実施の形態4の除塵装置の斜視図 本発明の実施の形態5の除塵装置の斜視図 本発明の実施の形態6の集塵室の斜視図 本発明の実施の形態6の集塵室の斜視図 本発明の実施の形態6の集塵室の斜視図 本発明の実施の形態7の集塵室の斜視図 本発明の実施の形態7の集塵室の斜視図 本発明の実施の形態7の集塵室の斜視図 本発明の実施の形態8の集塵室の斜視図 従来の除塵装置を示す構成斜視図
符号の説明
1 除塵装置
2 外円筒
3 給気口
4 内円筒
5 排気口
6 粉塵の排出を妨げる部位
7 リング
8 平板
9 集塵室
10 羽根
11 静翼
12 円錐筒
21 粘着性材料
22 部材
23 部材
31 殺虫性材料
32 部材
33 部材
41 フィルタ
101 除塵装置
102 外円筒
103 給気口
104 内円筒
105 排気口

Claims (14)

  1. 両端面を塞いだ外円筒と前記外円筒の外周の接線方向に接続する給気口、両端面が開放で前記外円筒の底面に接触しない位置に下端があり前記外円筒の上面を貫通するように配置した内円筒、前記内円筒に接続する排気口を備え、前記内円筒の下端と前記外円筒の底面との間において、前記外円筒の内周面を遠心旋回する空気中の粉塵が前期内円筒へ引き寄せられて排出されるのを妨げる部位を前記外円筒の内周に接して備えたことを特徴とする除塵装置。
  2. 外円筒の底面を含む下方の一部が集塵室として外円筒から着脱できることを特徴とする請求項1記載の除塵装置。
  3. 粉塵の排出を妨げる部位がリング形状であることを特徴とする請求1又は2記載の集塵装置。
  4. 粉塵の排出を妨げるリング形状の部位が、円錐状に上方から下方に向かって狭まっていることを特徴とする請求項3記載の集塵装置。
  5. 粉塵の排出を妨げるリング形状の部位に、リングの中心点を覆う平板を備え、前記平板と前記リングが連結していることを特徴とする請求項3又は4記載の集塵装置。
  6. 外円筒の内周に沿って螺旋を描いて流れる空気の螺旋回転方向に傾斜する羽根を有した静翼を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の除塵装置。
  7. 集塵室の直径が外円筒の直径より大きいことを特徴とする請求項1乃至6記載の集塵装置。
  8. 外円筒と集塵室の間に円錐筒を有することを特徴とする請求項1乃至7記載の集塵装置。
  9. 集塵室の内部に粘着性を設けたことを特徴とする請求項1乃至8載の除塵装置。
  10. 粘着性材料を配した部材を集塵室内に配置することで粘着性を持たせたことを特徴とする請求項9の除塵装置。
  11. 粘着性材料を配した部材が集塵室の内壁に沿う形状であることを特徴とする請求項10載の除塵装置。
  12. 集塵室の内部に殺虫性を設けたことを特徴とする請求項1乃至11記載の除塵装置。
  13. 殺虫性材料を配した部材を集塵室内に配置することで殺虫性を持たせたことを特徴とする請求項12載の除塵装置。
  14. 殺虫性材料を配した部材が集塵室の内壁に沿う形状であることを特徴とする請求項13載の除塵装置。
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