JP2009088716A - 多入力演算増幅回路、それを用いたデジタル/アナログ変換器、及びそれを用いた表示装置の駆動回路 - Google Patents

多入力演算増幅回路、それを用いたデジタル/アナログ変換器、及びそれを用いた表示装置の駆動回路 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度且つ小面積で動作可能な多入力演算増幅回路、それを用いたD/A変換器、及びそれを用いた表示装置の駆動回路を提供する。
【解決手段】多入力演算増幅回路は、2種類のバイアス電圧PBS1,PBS2を印加することにより、第1の差動増幅回路40−1及び第2の差動増幅回路40−2の定電流源に対して、2倍の定電流i×2を流す第3の差動増幅回路40−3の定電流源を、同数且つ同サイズのPMOS41を用いて構成している。そのため、従来の回路と同等な動作を3個の定電流源用PMOS41で実現でき、チップ面積の増加を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置(以下、液晶を「LC」、液晶表示装置を「LCD」という。)の駆動回路(ドライバ)等に用いられる多入力演算増幅回路と、それを用いたデジタル/アナログ変換器(以下「D/A変換器」という。)と、それを用いた表示装置の駆動回路に関し、例えば、LCDソースドライバ等において、表示の多階調化が求められた際に素子数、チップ面積、及びコストの増加を最小限に抑えることを目的とした多入力演算増幅回路、D/A変換器、及び表示装置の駆動回路に関するものである。
従来、例えば、LCDソースドライバ等において、パターン面積を増加させずに多階調出力を実現するには、下記の文献にも記載されているように、入力数に応じた差動増幅回路を持つ多入力演算増幅回路を用いたD/A変換器を採用することが一般的であった。
特開平9−64746号公報 特開2000−183747号公報
LCDソースドライバに用いられるD/A変換器は、例えば、特許文献2に記載されているように、デジタル信号からなる表示データを階調表示用のアナログ電圧に変換し、このアナログ電圧をソース信号ラインへ供給する。一方、ゲートドライバからゲート信号ラインへ走査信号が与えられ、このゲート信号ラインとソース信号ラインとの交差箇所に設けられたLC表示素子による表示が行われる。
D/A変換器は、複数の基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、nビット(例えば、n=2)のデジタル信号からなる表示データに基づき、複数の基準電圧の内の1つを選択して第1及び第2の入力信号を出力する選択回路と、出力された第1及び第2の入力電圧をアナログ電圧に変換してソース信号ラインへ供給する2ビットデコードのボルテージフォロア回路からなる多入力演算増幅回路とにより構成されている。
多入力演算増幅回路は、演算増幅結果である出力電圧を出力する出力端子と、第1及び第2の差動増幅回路と、負荷回路と、出力トランジスタと、出力側電流源とにより構成されている。
第1及び第2の差動増幅回路は、定電流源と、差動対を形成する第1及び第2のトランジスタと、によりそれぞれ構成されている。定電流源は、電源ノードと共通ノードとの間に接続され、バイアス電圧を入力してこのバイアス電圧に基づき生成した定電流を共通ノードに対して供給する。第1の入力トランジスタは、共通ノードと第1の出力ノードとの間に接続され、選択回路で選択された第1及び第2の入力電圧の内の1つの入力電圧を入力してこの入力電圧により導通状態が制御される。第2の入力トランジスタは、共通ノードと第2の出力ノードとの間に接続され、出力端子から出力される出力電圧を入力してこの出力電圧により導通状態が制御される。
このような第1及び第2の差動増幅回路における第1及び第2の出力ノードとグランドとの間には、負荷回路が接続されている。負荷回路は、第1及び第2の差動増幅回路における第1の出力ノードにそれぞれ流れる電流が加算された加算電流を制御電圧に変換する。更に、出力端子とグランドとの間には、出力トランジスタが接続されると共に、電源ノードと出力端子との間にも、出力トランジスタに対して動作電流を供給するための出力側電流源が接続されている。出力トランジスタは、負荷回路で変換された制御電圧により導通状態が制御され、第1及び第2の入力電圧の平均値からなる出力電圧を出力端子から出力する。
しかしながら、従来のD/A変換器に用いられる多入力演算増幅回路がnビットデコードの場合、多入力間の電圧(即ち、N個の入力電圧)を2のN乗個に均等に分割して、そのN個の入力電圧の平均値を出力電圧として出力するために、差動対用、及び定電流源用にそれぞれ2のN乗個のトランジスタが必要であり、チップ面積が大きくなるという課題があった。
特に、現在のドライバ等の開発において、高耐圧のトランジスタに関しては、1つでも少ないものが望まれており、又、要求される高い性能を実現しなければならない。
このような従来の課題を解決するために、本発明は、高精度且つ小面積で動作可能な多入力演算増幅回路、D/A変換器、及び表示装置の駆動回路を提供することを目的とする。
本発明の多入力演算増幅回路は、入力される複数の入力電圧の平均値を出力電圧として出力する出力端子と、複数の差動増幅回路と、負荷回路と、出力トランジスタとを備えている。
前記複数の差動増幅回路は、第1の電源ノードと共通ノードとの間に接続され、重み付けされた所定のバイアス電圧を入力して前記バイアス電圧に基づき生成した定電流を前記共通ノードに対して供給する定電流源と、前記共通ノードと第1の出力ノードとの間に接続され、前記複数の入力電圧の内の1つの入力電圧を入力して前記1つの入力電圧により導通状態が制御される第1の入力トランジスタと、前記共通ノードと第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第2の入力トランジスタと、をそれぞれ有している。前記負荷回路は、前記複数の差動増幅回路における前記第1及び第2の出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続され、前記複数の差動増幅回路における前記第1の出力ノードにそれぞれ流れる電流が加算された加算電流を制御電圧に変換する回路である。更に、前記出力トランジスタは、前記第2の電源ノードと前記出力端子との間に接続され、前記制御電圧により導通状態が制御されるトランジスタである。
本発明のD/A変換器は、複数の基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記複数の基準電圧を入力し、複数ビットのデジタルデータに基づき、前記複数の基準電圧から複数の入力電圧を選択する選択回路と、前記複数の入力電圧を入力し、前記複数の入力電圧の平均値を出力電圧として出力する前記発明の多入力演算増幅回路とを備えている。
本発明の表示装置の駆動回路は、m+nビット(但し、n;3以上の整数)のデジタルデータをアナログデータへ変換するD/A変換器であって、mビット分に相当する階調電圧を生成する基準電圧発生回路と、mビットのデジタルデータに基づいて前記基準電圧発生回路から2つの階調電圧を選択する第1の選択回路と、nビットのデジタルデータに基づいて、前記第1の選択回路で選択された2つの階調電圧のうちいずれかをそれぞれn個の出力のアナログデータとして出力する第2の選択回路と、前記n個のアナログデータを入力し、各ビットに応じて重み付けして平均値を出力する多入力演算増幅器とを備えている。
本発明の多入力演算増幅回路によれば、バイアス電圧を重み付けすることにより、例えば、トランジスタサイズが同一ながら、異なる定電流を流すことのできる複数の定電流源を備えたので、従来と同等な動作を実現しながら、チップ面積の増加を抑制できる。
又、このような効果を有する多入力演算増幅回路を用いることにより、高精度且つ小面積で動作可能なD/A変換器、及び表示装置の駆動回路を実現できる。
多入力演算増幅回路は、入力される第1の入力電圧、第2の入力電圧、及び(N−1)個(但し、N;2以上の整数)の第3の入力電圧の内、前記第2及び第3の入力電圧の平均値を出力電圧として出力する出力端子と、第1の差動増幅回路と、第2の差動増幅回路と、(N−1)個の第3の差動増幅回路と、負荷回路と、出力トランジスタとを備えている。
ここで、前記第1の差動増幅回路は、第1の電源ノードと第1の共通ノードとの間に接続され、第1のバイアス電圧を入力して前記第1のバイアス電圧に基づき生成した第1の定電流を前記第1の共通ノードに対して供給する第1の定電流源と、前記第1の共通ノードと第1の出力ノードとの間に接続され、前記第1の入力電圧を入力して前記第1の入力電圧により導通状態が制御される第1の入力トランジスタと、前記第1の共通ノードと第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第2の入力トランジスタと、を有している。
前記第2の差動増幅回路は、前記第1の電源ノードと第2の共通ノードとの間に接続され、前記第1のバイアス電圧を入力して前記第1のバイアス電圧に基づき生成した第2の定電流を前記第2の共通ノードに対して供給する第2の定電流源と、前記第2の共通ノードと前記第1の出力ノードとの間に接続され、前記第2の入力電圧を入力して前記第2の入力電圧により導通状態が制御される第3の入力トランジスタと、前記第2の共通ノードと前記第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第4の入力トランジスタと、を有している。
前記(N−1)個の第3の差動増幅回路は、前記第1の電源ノードと第3の共通ノードとの間に接続され、前記第1のバイアス電圧に対して重み付けされた第2のバイアス電圧を入力して前記第2のバイアス電圧に基づき生成した第3の定電流を前記第3の共通ノードに対して供給する第3の定電流源と、前記第3の共通ノードと前記第1の出力ノードとの間に接続され、前記第3の入力電圧を入力して前記第3の入力電圧により導通状態が制御される第5の入力トランジスタと、前記第3の共通ノードと前記第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第6の入力トランジスタと、をそれぞれ有している。
前記負荷回路は、前記第1及び第2の出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続された回路である。更に、前記出力トランジスタは、前記第2の電源ノードと前記出力端子との間に接続され、前記第1の出力ノード上の電圧により導通状態が制御されるトランジスタである。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1を示すD/A変換器の概略の構成図である。
このD/A変換器は、例えば、LCDソースドライバに用いられ、デジタル信号からなる表示データDAをアナログ表示電圧である出力電圧Voutに変換してソース信号ラインへ供給する回路であり、基準電圧発生回路1を有している。基準電圧発生回路10は、デジタル信号の表示データDAに従って複数(M+1)(例えば、Mは数百〜数千個)の基準電圧V0〜VMを発生する回路であり、この出力側に、選択回路20が接続されている。選択回路20は、複数ビット(例えば、D0,D1,D2)のデジタル信号からなる表示データDAに基づき、(M+1)通りの基準電圧V0〜VMから複数の入力電圧V1,V2,V3を選択して出力する回路である。入力電圧V1,V2,V3は、例えば、基準電圧V0〜VMのいずれか隣り合う2つのうちどちらかであり、V1はどちらかに固定されている。選択回路20の出力側には、多入力演算増幅回路30が接続されている。
多入力演算増幅回路30は、複数(n)ビットデコード(例えば、nは2ビット)のボルテージフォロア回路により構成され、“L”固定の入力電圧V1を入力する正相入力端子(+)IN1、“H”又は“L”に変化する入力電圧V2,V3をそれぞれ入力する正相入力端子(+)IN2,(+)IN3と、これらの逆相入力端子(−)IN1,(−)IN2,(−)IN3とを有し、この逆相入力端子(−)IN1,(−)IN2,(−)IN3が出力端子OUTに接続されている。この多入力演算増幅回路30は、2ビットの入力電圧V2,V3の平均値(V2+V3)/2(=Vout)を求め、このアナログ表示電圧である出力電圧Voutを出力端子OUTから出力してソース信号ラインへ供給する機能を有している。
図3(A)、(B)は、図2中の基準電圧発生回路10及び選択回路20の一例を示す概略の構成図である。
基準電圧発生回路10は、複数個の抵抗素子11,12,13,14,・・・を有し、これらが直列に接続された抵抗分圧回路により構成され、その抵抗素子間等から電圧V0,V1,V2,V3,V4,・・・が出力される。
選択回路20は、基準電圧発生回路10の出力側に接続された第1の選択回路20a,20bと、この第1の選択回路20a,20Bの出力側に接続された第2の選択回路20cとにより構成されている。
第1の選択回路20aは、相補的なデータ2D,3D及び2DB,3DBによりオン/オフ動作する複数個のスイッチ(例えば、Pチャネル型MOSトランジスタ、これを以下「PMOS」という。)21−1〜21−6により構成され、“L”電位Vlである電圧Vevenを出力するようになっている。第1の選択回路20bは、相補的なデータ3D,3DBと固定電位“L”によりオン/オフ動作する複数個のスイッチ(例えば、PMOS)22−1〜21−4により構成され、“H”電位Vhである電圧Voddを出力するようになっている。第2の選択回路20cは、複数個のスイッチ(例えば、PMOS)23−1〜23−6と、表示データDAを構成する複数ビットD0,D1,D2を反転する複数個のインバータ24−1〜24−3とにより構成さ、複数ビットD0,D1,D2及びこの反転ビットとによりPMOS23−1〜23−6をオン/オフ動作させて、電圧Veven及びVoddから電圧V2,V3,V4を出力するようになっている。
図1は、本発明の実施例1の図2に示す多入力演算増幅回路30の概略の構成図である。
この多入力演算増幅回路30は、nビット(例えば、2ビット)デコードのボルテージフォロア回路により構成されるシンク(sink)用の回路であり、複数の差動段(例えば、第1、第2、第3の差動増幅回路)40−1〜40−3と、この第1、第2、第3の差動増幅回路40−1〜40−3に対して共通に接続された負荷回路50と、これらの差動増幅回路40−1〜40−3及び負荷回路50に接続された出力段(例えば、出力回路)60とにより構成されている。
第1、第2、第3の差動増幅回路40−1〜40−3の内、第1の差動増幅回路40−1は、第1の入力電圧(例えば、固定の“L”)を入力する正相入力端子(+)IN1と、定電流i×1(例えば、i=1mA)を流す第1の共通ノードN1と、制御電圧MNOGを出力する第1の出力ノードN11と、この第1の出力ノードN11に対して相補的な第2の出力ノードN12とを有している。第1の電源ノード(例えば、15Vの電源電圧VDDが印加されるVDDノード)には、定電流i×1を供給する第1の定電流源を介して、第1の共通ノードN1が接続されている。第1の定電流源は、例えば、1つのPMOS41により構成され、このPMOS41のゲートに印加される第1のバイアス電圧PBS1(例えば、14V)により、ソース・ドレイン間に定電流i×1を流すようになっている。
第1の共通ノードN1には、差動対を形成する第1の入力トランジスタ(例えば、1つのPMOS)42及び第2の入力トランジスタ(例えば、1つのPMOS)43とが分岐接続され、更に、そのPMOS42が第1の出力ノードN11に接続されると共に、そのPMOS43が第2の出力ノードN13に接続されている。PMOS42は、正相入力端子(+)IN1からゲートに入力される“L”固定の入力電圧V1により、常時、オン状態になっている。PMOS43は、出力端子OUTからゲートに入力される出力電圧Voutにより導通状態が制御される。
第2の差動増幅回路40−2は、第2の入力電圧V2を入力する正相入力端子(+)IN2と、定電流i×1を流す第2の共通ノードN2とを有し、第1の差動増幅回路40−1と同様に、定電流源用のPMOS41と差動対用のPMOS42,43とにより構成されている。
即ち、第2の差動増幅回路40−2において、VDDノードには、定電流i×1を供給する電流源用のPMOS41を介して、第2の共通ノードN2が接続されている。定電流源用のPMOS41は、このゲートに印加される第1のバイアス電圧PBS1により、ソース・ドレイン間に定電流i×1を流す。第2の共通ノードN2には、差動対を形成するPMOS42及びPMOS43が分岐接続され、更に、そのPMOS42が第1の出力ノードN11に接続されると共に、そのPMOS43が第2の出力ノードN12に接続されている。PMOS42は、正相入力端子(+)IN2からゲートに入力される入力電圧V2により導通状態が制御される。更に、PMOS43は、出力端子OUTからゲートに入力される出力電圧Voutにより導通状態が制御される。
第3の差動増幅回路40−3は、第3の入力電圧V3を入力する正相入力端子(+)IN3と、2倍の定電流i×2(例えば、2mA)を流す第3の共通ノードN3とを有し、第1、第2の差動増幅回路40−1,40−2と同様の1つの定電流源用のPMOS41と、第1、第2の差動増幅回路40−1,40−2とは異なる差動対用の2個並列接続されたPMOS42−1,42−2と、同じく2個並列接続されたPMOS43−1,43−2とにより構成されている。
即ち、第3の差動増幅回路40−3において、VDDノードには、2倍の定電流i×2を供給する電流源用PMOS41を介して、第3の共通ノードN3が接続されている。定電流源用PMOS41は、このゲートに印加される第2のバイアス電圧PBS2(例えば、13.5V)により、ソース・ドレイン間に2倍の定電流i×2を流す。第3の共通ノードN3には、差動対を形成するための2個並列接続されたPMOS42−1,42−2と2個並列接続されたPMOS43−1,43−2とが分岐接続され、更に、そのPMOS42−1,42−2が第1の出力ノードN11に接続されると共に、そのPMOS43−1,43−2が第2の出力ノードN12に接続されている。PMOS42−1及び42−2は、正相入力端子(+)IN3からゲートに入力される入力電圧V3により導通状態が制御される。更に、PMOS43−1,43−2は、出力端子OUTからゲートに入力される出力電圧Voutにより導通状態が制御される。
第1及び第2の出力ノードN11,N12と第2の電源ノード(例えば、0VのグランドGND)との間には、負荷回路50が接続されている。負荷回路50は、2つのトランジスタ(例えば、Nチャネル型MOSトランジスタ、これを以下「NMOS」という。)41,42を用いたカレントミラー回路により構成され、第1の出力ノードN11に流れる電流を制御電圧MNOGに変換して出力回路60へ出力する機能を有している。ここで、NMOS41のドレイン・ソースは、第1の出力ノードN11及びグランドGNDにそれぞれ接続されている。NMOS42のドレイン・ソースは、第2の出力ノードN12及びグランドGNDにそれぞれ接続され、このNMOS42のゲート及びドレインがNMOS41のゲートに接続されている。第1の出力ノードN11には、出力回路60が接続されている。
出力回路60は、定電流Iを供給するためのトランジスタ等で構成された定電流源61と、出力電圧Voutを出力する出力端子OUTと、出力トランジスタ(例えば、NMOS)62とを有し、これらがVDDノードとグランドGNDとの間に接続されている。出力端子OUTは、差動増幅回路40−1のPMOS43のゲートと、差動増幅回路40−2のPMOS43のゲートと、差動増幅回路40−3のPMOS43−1,43−2のゲートとに共通に接続されている。NMOS42は、第1の出力ノードN11から出力される制御電圧MNOGにより導通状態が制御され、増幅した出力電圧Voutを出力端子OUTから出力するトランジスタである。
本実施例1の多入力演算増幅回路30は、従来の回路に対して、定電流源用のバイアス電圧PBS1,PBS2を2種類持ち、第2のバイアス電圧PBS2は第1のバイアス電圧PBS1に対して2倍の定電流i×2を流せる電位となる、という特徴を有している。言い換えれば、第2のバイアス電圧PBS2は第1のバイアス電圧PBS1より低い。この第1及び第2のバイアス電圧PBS1,PBS2と、これに対して相補的なバイアス電圧NBS1,NBS2とを生成するためのバイアス回路の一例を図4に示す。
図4は、図1のバイアス回路の一例を示す概略の構成図である。
このバイアス回路は、複数個のPMOS31,32,36,37、複数個のNMOS34,35,38、及び負荷抵抗33により構成され、相補的なバイアス電圧PBS1,PBS2及びNBS1,NBS2を出力するようになっている。
(実施例1の動作)
図2のD/A変換器における全体の動作を説明する。
先ず、数ビットのデジタル信号からなる表示データDAに従い、基準電圧発生回路10から、(M+1)通りの基準電圧V0〜VMが発生して選択回路20へ与えられる。選択回路20では、表示データDAに基づき、(M+1)通りの基準電圧V0〜VMから複数の入力電圧V1,V2,V3を選択して多入力演算増幅回路30へ出力する。すると、多入力演算増幅回路30は、2ビットの入力電圧V2,V3の平均値(V2+V3)/2(=Vout)を求め、このアナログ表示電圧である出力電圧Voutを出力端子OUTから出力し、図示しないソース信号ラインへ供給する。この際、図示しないゲートドライバからゲート信号ラインへ走査信号が与えられ、このゲート信号ラインとソース信号ラインとの交差箇所に設けられた図示しない表示装置中のLCD表示素子による表示が行われる。
次に、図1の多入力演算増幅回路30における動作を説明する。
選択回路20から出力された第1、第2、第3の入力電圧V1,V2,V3が第1、第2、第3の差動増幅回路40−1,40−2,40−3の各正相入力端子(+)IN1,(+)IN2,(+)IN3にそれぞれ与えられ、更に、第1のバイアス電圧PBS1が第1の差動増幅回路40−1内の電流源用PMOS41のゲート及び第2の差動増幅回路40−2内の電流源用PMOS41のゲートに与えられると共に、第2のバイアス電圧PBS2が第3の差動増幅回路40−3内の電流源用PMOS41のゲートに与えられる。すると、第1の差動増幅回路40−1において、電流源用PMOS41が活性化すると共に、入力用PMOS42がオン状態になる。同時に、第2の差動増幅回路40−2において、電流源用PMOS41が活性化すると共に、入力用PMOS42が入力電圧V2により導通状態が制御され、更に、第3の差動増幅回路40−3において、電流源用PMOS41が活性化すると共に、入力用PMOS42−1,42−2が入力電圧V3により導通状態が制御される。
負荷回路50へ電流が流れると、この電流が制御電圧MNOGに変換されて第1の出力ノードN11上に現れる。この制御電圧MNOGにより出力用NMOS62の導通状態が制御され、このNMOS62に対して、定電流源61から定電流Iが供給され、出力端子OUTに出力電圧Voutが現れる。すると、第1の差動増幅回路40−1内の入力用PMOS43、第2の差動増幅回路40−2内の入力用PMOS43、及び第3の差動増幅回路40−3内の入力用PMOS43−1,43−2の導通状態が制御される。
第1の差動増幅回路40−1において、第1の入力電圧V1と出力電圧Voutとの差が増幅されてこの出力電流が第1の出力ノードN11へ流れ、第2の差動増幅回路40−2において、第2の入力電圧V2と出力電圧Voutとの差が増幅されてこの出力電流が第1の出力ノードN11へ流れ、更に、第3の差動増幅回路40−3において、第3の入力電圧V3と出力電圧Voutとの差が増幅されてこの出力電流が第1の出力ノードN11へ流れる。すると、第1、第2及び第3の差動増幅回路40−1,40−2,40−3の各出力電流が第1の出力ノードN11上において加算され、この加算電流が負荷回路50により制御電圧MNOGに変換され、この制御電圧MNOGにより出力用NMOS62の導通状態が制御される。これにより、第2の入力電圧V2と第3の入力電圧V3との平均値(V2+V3)/2が出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力される。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、次の(a)〜(d)のような効果がある。
(a) 本実施例1の多入力演算増幅回路30によれば、2種類のバイアス電圧PBS1,PBS2を持つことにより、第1の差動増幅回路40−1及び第2の差動増幅回路40−2の定電流源に対して、2倍の定電流i×2を流す第3の差動増幅回路40−3の定電流源を、同数且つ同サイズのPMOS41を用いて実現している。そのため、従来の回路では、例えば、第3の差動増幅回路40−3において、定電流源用PMOS41を2個並列に接続する必要があり、第1及び第2の差動増幅回路40−1,40−2における2個の定電流源用PMOS41と合わせて、合計4個のPMOS41が必要であった。これに対し、本実施例1では、同等な動作を3個の定電流源用PMOS41で実現しているので、従来と同等な動作を実現しながら、チップ面積の増加を抑制できる。
(b) 前記(a)の効果を有する多入力演算増幅回路30を用いることにより、高精度且つ小面積で動作可能なD/A変換器を実現できる。
(c) 1つのドライバICに対して1つのバイアス回路を設けることで、例えば、720chそれぞれで数個のトランジスタを削減することが可能となり、小面積なドライバICを実現できる。
(d) 第2の選択回路20cを備えることで、下位nビットのデジタルデータに応じて、多入力演算増幅回路30へ出力するN個の電圧を選択することが可能となる。又、定電流量が異なる差動増幅回路40−1〜40−3を並列に接続することを可能としている。
(実施例2の構成)
図5は、本発明の実施例2を示す多入力演算増幅回路の概略の構成図である。
この多入力演算増幅回路は、実施例1の多入力演算増幅回路30に対応しており、nビット(例えば、2ビット)デコードのボルテージフォロア回路により構成されるソース(source)用の回路であって、実施例1とほぼ同様に、複数の差動段(例えば、第1、第2、第3の差動増幅回路)70−1〜70−3と、この第1、第2、第3の差動増幅回路70−1〜70−3に対して共通に接続された負荷回路80と、これらの差動増幅回路70−1〜70−3及び負荷回路80に接続された出力段(例えば、出力回路)90とにより構成されている。
第1、第2、第3の差動増幅回路70−1〜70−3の内、第1の差動増幅回路70−1は、実施例1とほぼ同様に、第1の入力電圧(例えば、固定の“H”)を入力する正相入力端子(+)IN1と、定電流i×1(例えば、i=1mA)を流す第1の共通ノードN21と、制御電圧MPOGを出力する第1の出力ノードN31と、この第1の出力ノードN31に対して相補的な第2の出力ノードN32とを有している。第1の電源ノード(例えば、グランドGND)には、定電流i×1を供給する第1の定電流源(例えば、NMOS)71を介して、第1の共通ノードN21が接続されている。NMOS71は、このゲートに印加される第1のバイアス電圧NBS1により、ドレイン・ソース間に定電流i×1を流すようになっている。
第1の共通ノードN21には、差動対を形成する第1の入力トランジスタ(例えば、1つのNMOS)72及び第2の入力トランジスタ(例えば、1つのNMOS)73が分岐接続され、更に、そのNMOS72が第1の出力ノードN31に接続されると共に、そのNOS73が第2の出力ノードN32に接続されている。NMOS72は、正相入力端子(+)IN1からゲートに入力される“H”固定の入力電圧V1により、常時、オン状態になっている。NMOS73は、出力端子OUTからゲートに入力される出力電圧Voutにより導通状態が制御される。
第2の差動増幅回路70−2は、第2の入力電圧V2を入力する正相入力端子(+)IN2と、定電流i×1を流す第2の共通ノードN22とを有し、第1の差動増幅回路70−1と同様に、定電流源用NMOS71と差動対用NMOS72,73とにより構成されている。
即ち、第2の差動増幅回路70−2において、グランドGNDには、定電流i×1を供給する電流源用NMOS71を介して、第2の共通ノードN22が接続されている。定電流源用NMOS71は、このゲートに印加される第1のバイアス電圧NBS1により、ドレイン・ソース間に定電流i×1を流す。第2の共通ノードN22には、差動対を形成するNMOS72及びNMOS73が分岐接続され、更に、そのNMOS72が第1の出力ノードN31に接続されると共に、そのNMOS73が第2の出力ノードN32に接続されている。NMOS72は、正相入力端子(+)IN2からゲートに入力される入力電圧V2により導通状態が制御される。更に、NMOS73は、出力端子OUTからゲートに入力される出力電圧Voutにより導通状態が制御される。
第3の差動増幅回路70−3は、第3の入力電圧V3を入力する正相入力端子(+)IN3と、2倍の定電流i×2(例えば、2mA)を流す第3の共通ノードN23とを有し、第1、第2の差動増幅回路70−1,70−2と同様の1つの定電流源用NMOS71と、第1、第2の差動増幅回路70−1,70−2とは異なる差動対用の2個並列接続されたNMOS72−1,72−2と、同じく2個並列接続されたNMOS73−1,73−2とにより構成されている。
即ち、第3の差動増幅回路70−3において、グランドGNDには、2倍の定電流i×2を供給する電流源用NMOS71を介して、第3の共通ノードN23が接続されている。定電流源用NMOS71は、このゲートに印加される第2のバイアス電圧NBS2により、ドレイン・ソース間に2倍の定電流i×2を流す。第3の共通ノードN23には、差動対を形成するための2個並列接続されたNMOS72−1,72−2と2個並列接続されたNMOS73−1,73−2とが分岐接続され、更に、そのPMOS72−1,72−2が第1の出力ノードN31に接続されると共に、そのNMOS73−1,73−2が第2の出力ノードN32に接続されている。NMOS72−1及び72−2は、正相入力端子(+)IN3からゲートに入力される入力電圧V3により導通状態が制御される。更に、NMOS73−1,73−2は、出力端子OUTからゲートに入力される出力電圧Voutにより導通状態が制御される。
第1及び第2の出力ノードN31,N32と第2の電源ノード(例えば、VDDノード)との間には、負荷回路80が接続されている。負荷回路80は、2つのトランジスタ(例えば、PMOS)81,82を用いたカレントミラー回路により構成され、第1の出力ノードN31に流れる電流を制御電圧MPOGに変換して出力回路90へ出力する機能を有している。ここで、PMOS81のドレイン・ソースは、第1の出力ノードN31及びVDDノードにそれぞれ接続されている。PMOS82のドレイン・ソースは、第2の出力ノードN32及びVDDノードにそれぞれ接続され、このPMOS82のゲート及びドレインがPMOS81のゲートに接続されている。第1の出力ノードN31には、出力回路90が接続されている。
出力回路90は、定電流Iを供給するためのトランジスタ等で構成された定電流源91と、出力電圧Voutを出力する出力端子OUTと、出力トランジスタ(例えば、PMOS)92とを有し、これらがグランドGNDとVDDノードとの間に接続されている。出力端子OUTは、差動増幅回路70−1内のNMOS73のゲートと、差動増幅回路70−2内のNMOS73のゲートと、差動増幅回路70−3内のNMOS73−1,73−2のゲートとに共通に接続されている。NMOS92は、第1の出力ノードN31から出力される制御電圧MPOGにより導通状態が制御され、増幅した出力電圧Voutを出力端子OUTから出力するトランジスタである。
本実施例2の多入力演算増幅回路は、実施例1とほぼ同様に、従来の回路に対して、定電流源用のバイアス電圧NBS1,NBS2を2種類持ち、第2のバイアス電圧NBS2は第1のバイアス電圧NBS1に対して2倍の定電流i×2を流せる電位となる、という特徴を有している。言い換えれば、第2のバイアス電圧NBS2は第1のバイアス電圧NBS1より低い。この第1及び第2のバイアス電圧NBS1,NBS2は、図4のバイアス回路から供給される。
(実施例2の動作)
本実施例2の多入力演算増幅回路では、図1の選択回路20から出力された第1、第2、第3の入力電圧V1,V2,V3が第1、第2、第3の差動増幅回路70−1,70−2,70−3の各正相入力端子(+)IN1,(+)IN2,(+)IN3にそれぞれ与えられ、更に、第1のバイアス電圧NBS1が第1の差動増幅回路70−1内の電流源用NMOS71のゲート及び第2の差動増幅回路70−2内の電流源用NMOS71のゲートに与えられると共に、第2のバイアス電圧NBS2が第3の差動増幅回路70−3内の電流源用NMOS71のゲートに与えられる。すると、第1の差動増幅回路70−1において、電流源用NMOS71が活性化すると共に、入力用NMOS72がオン状態になる。同時に、第2の差動増幅回路70−2において、電流源用NMOS71が活性化すると共に、入力用NMOS72が入力電圧V2により導通状態が制御され、更に、第3の差動増幅回路70−3において、電流源用NMOS71が活性化すると共に、入力用NMOS72−1,72−2が入力電圧V3により導通状態が制御される。
負荷回路80へ電流が流れると、この電流が制御電圧MPOGに変換されて第1の出力ノードN31上に現れる。この制御電圧MPOGにより出力用PMOS92の導通状態が制御され、このPMOS92に対して、定電流源91から定電流Iが供給され、出力端子OUTに出力電圧Voutが現れる。すると、第1の差動増幅回路70−1内の入力用NMOS73、第2の差動増幅回路70−2内の入力用NMOS73、及び第3の差動増幅回路70−3内の入力用NMOS73−1,73−2の導通状態が制御される。
第1の差動増幅回路70−1において、第1の入力電圧V1と出力電圧Voutとの差が増幅されてこの出力電流が第1の出力ノードN31へ流れ、第2の差動増幅回路70−2において、第2の入力電圧V2と出力電圧Voutとの差が増幅されてこの出力電流が第1の出力ノードN31へ流れ、更に、第3の差動増幅回路70−3において、第3の入力電圧V3と出力電圧Voutとの差が増幅されてこの出力電流が第1の出力ノードN31へ流れる。すると、第1、第2及び第3の差動増幅回路70−1,70−2,70−3の各出力電流が第1の出力ノードN31上において加算され、この加算電流が負荷回路80により制御電圧MPOGに変換され、この制御電圧MPOGにより出力用PMOS92の導通状態が制御される。これにより、第2の入力電圧V2と第3の入力電圧V3との平均値(V2+V3)/2が出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力される。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、実施例1の効果(c)、(d)とほぼ同様の効果を有する他に、次の(1)、(2)のような効果がある。
(1) 本実施例2の多入力演算増幅回路によれば、2種類のバイアス電圧NBS1,NBS2を持つことにより、第1の差動増幅回路70−1及び第2の差動増幅回路70−2の定電流源に対して、2倍の定電流i×2を流す第3の差動増幅回路70−3の定電流源を、同数且つ同サイズのNMOS71を用いて実現している。そのため、従来の回路では、例えば、第3の差動増幅回路70−3において、定電流源用のNMOS71を2個並列に接続する必要があり、第1及び第2の差動増幅回路70−1,70−2における2個の定電流源用MMOS71と合わせて、合計4個のNMOS71が必要であった。これに対し、本実施例2では、同等な動作を3個の定電流源用NMOS71で実現しているので、従来と同等な動作を実現しながら、チップ面積の増加を抑制できる。
(2) 前記(a)の効果を有する多入力演算増幅回路を用いることにより、高精度且つ小面積で動作可能なD/A変換器を実現できる。
(実施例3の構成・動作)
図6は、本発明の実施例3を示す多入力演算増幅回路の概略の構成図であり、実施例1を示す図1、及び実施例2を示す図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この多入力演算増幅回路は、実施例1のシンク用の多入力演算増幅回路と実施例2のソース用の多入力演算増幅回路とを組み合わせたレール・ツー・レール(Rail to Rail)型の回路であり、電源電圧VDD(例えば、15V)が印加されると、電圧範囲0V〜VDDの範囲において、入力電圧V2,V3の平均値(V2+V3)/2(=Vout)を求め、この出力電圧Voutを出力端子OUTから出力する。
本実施例3の多入力演算増幅回路では、入力電圧V2,V3が電圧範囲0V〜VDD/2の範囲において変化するときにはシンク用の多入力演算増幅回路が動作し、入力電圧V2,V3が電圧範囲VDD/2〜VDDの範囲において変化するときにはソース用の多入力演算増幅回路が動作するので、演算精度が向上する。
(実施例3の効果)
本実施例3によれば、実施例1の効果(c)、(d)とほぼ同様の効果を有する他に、次の(i)、(ii)のような効果がある。
(i) 本実施例3の多入力演算増幅回路によれば、定電流源用PMOS41/定電流源用NMOS71のそれぞれが2種類のバイアス電圧PBS1,PBS2/NBS1,NBS2を持つことにより、2倍の定電流i×2を流す第3の差動増幅回路40−3,40−3の定電流源を、同数且つ同サイズのPMOS41,NMOS71を用いて実現している。そのため、従来の回路では、例えば、定電流源用トランジスタが8個(PMOSが4個、NMOSが4個)必要であったのに対し、本実施例3では、同等な動作を定電流源用トランジスタ6個(PMOS3個、NMOS3個)で実現しているので、従来と同等な動作を実現しながら、チップ面積の増加を抑制できる。
(ii) 前記(i)の効果を有する多入力演算増幅回路を用いることにより、高精度且つ小面積で動作可能なD/A変換器を実現できる。
本実施例4は、表示装置の駆動回路に関するものであり、m+nビット(但し、n;3以上の整数)のデジタルデータをアナログデータへ変換するD/A変換器であって、mビット分に相当する階調電圧を生成する基準電圧発生回路(例えば、図3の基準電圧発生回路10)と、mビットのデジタルデータに基づいて前記基準電圧発生回路から2つの階調電圧を選択する第1の選択回路(例えば、図3の第1の選択回路20a,20bと、nビットのデジタルデータに基づいて、前記第1の選択回路で選択された2つの階調電圧のうちいずれかをそれぞれn個の出力のアナログデータとして出力する第2の選択回路(例えば、図3の第2の選択回路20c)と、前記n個のアナログデータを入力し、各ビットに応じて重み付けして平均値を出力する多入力演算増幅器(例えば、図1、図5或いは図6の多入力演算回路)とを備えている。
nビットデコード(n;正の整数、例えば3)の多入力演算増幅回路を以下説明する。
(実施例4の構成・動作)
図7は、本発明の実施例4を示す多入力演算増幅回路の概略の構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この多入力演算増幅回路は、3ビットデコードのボルテージフォロア回路により構成されるシンク用の回路であり、第1、第2、第3、第4の差動増幅回路40−1〜40−4と、この第1、第2、第3、第4の差動増幅回路40−1〜40−4に対して共通に接続された負荷回路50と、これらの差動増幅回路40−1〜40−4及び負荷回路50に接続された出力回路60とにより構成されている。第1、第2、第3の差動増幅回路40−1〜40−3は、実施例1と同様の回路である。
第4の差動増幅回路40−4は、第4の入力電圧V4を入力する正相入力端子(+)IN4と、4倍の定電流i×4(例えば、4mA)を流す第4の共通ノードN4とを有し、第1、第2の差動増幅回路40−1,40−2とは異なる定電流源用の2個並列接続されたPMOS41−1,41−2と、第1、第2の差動増幅回路40−1,40−2とは異なる差動対用の4個並列接続されたPMOS42−1〜42−4と、同じく4個並列接続されたPMOS43−1〜43−4とにより構成されている。
本実施例4の多入力演算増幅回路では、電源電圧VDDが印加されると、電圧範囲0V〜VDD/2の範囲において、入力電圧V1,V2,V3,V4の平均値(V1+V2+V3+V4)/4(=Vout)を求め、この出力電圧Voutを出力端子OUTから出力する。
(実施例4の効果等)
本実施例4によれば、次の(A)〜(C)のような効果等がある。
(A) 3ビットデコードの場合、従来は定電流源用PMOSが8個必要であったのに対し、本実施例4では、同等な動作を定電流源用の5個のPMOS41,41−1,41−2で実現することができる。そのため、従来の回路と同等な動作を実現しながら、チップ面積の増加を抑制できる。
(B) 本実施例4のような3ビットデコードの構成は、実施例2のソース用の回路や、実施例3のレール・ツー・レール型の回路にも適用できる。3ビットデコードのレール・ツー・レール型の多入力演算増幅回路の場合、従来は定電流源用トランジスタが16個(PMOS8個、NMOS8個)必要であったのに対し、同等な動作を定電流源用トランジスタ10個(PMOS5個、NMOS5個)で実現することができ、チップ面積の増加を抑制できる。
(C) 図7を4ビットデコードの構成にする場合には、第4の差動増幅回路40−4の横に第5の差動増幅回路を設ければよい。この第5の差動増幅回路は、例えば、第4の入力電圧を入力する正相入力端子と、8倍の定電流i×8を流す第5の共通ノードとを有し、バイアス電圧PBS2によりゲート制御される定電流源用の3個並列接続されたPMOSと、差動対の一方の8個並列接続されたPMOSと、差動対の他方の8個並列接続されたPMOSとにより構成すれば良い。
前記実施例4で説明した多入力演算増幅器は、例えば、第1のバイアス電圧に基づいた第1定電流源及び第1の入力電圧に基づいて第1の電圧を出力する第1の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路に並列に設けられると共に、第2のバイアス電圧に基づいた第2定電流源及び下位nビット中の最上位ビットに対応するアナログデータに基づいて第n+1の電圧を出力する第n+1差動増幅回路と、前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、前記第n+1定電流源とは異なる電流を出力する定電流源を備え、前記下位n−1ビットそれぞれに対応するアナログデータに基づいて電圧を出力する複数の差動増幅回路からなる差動増幅回路群と、前記差動増幅回路それぞれに入力される電圧は、前記選択された2つの階調電圧のいずれかであり、前記差動増幅回路それぞれの出力電圧の平均値を出力するようになっている。この例を以下説明する。
図8は、本発明の実施例5を示す多入力演算増幅回路を示す構成図であり、実施例4を示す図7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この多入力演算増幅回路では、下位nビットの最上位ビットに対応する作動増幅回路40−4が、バイアス電圧PBS1とは別のバイアス電圧PBS2で実現されている。これにより、実施例4と同等の面積で実現することが可能となる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1〜5に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(1)〜(3)のようなものがある。
(1) 図1、図5、図6、図7、図8の第1の差動増幅回路10−1,40−1において、固定の入力電圧V1ではなく、変化する入力電圧V1を第1の入力端子IN1に入力する構成にしても良い。これにより、実施例1〜5とほぼ同様の作用効果が得られる。
(2) 差動増幅回路40−1〜40−4,70−1〜70−3、負荷回路50,80、及び出力回路60,90を他のトランジスタで構成したり、負荷回路50,80を抵抗素子等で構成する等、種々の利用形態や変形が可能である。
(3) 実施例のD/A変換器は、LCD以外の他の表示装置や半導体装置等にも使用可能である。
本発明の実施例1を示す多入力演算増幅回路3の概略の構成図である。 本発明の実施例1を示すD/A変換器の概略の構成図である。 図2中の基準電圧発生回路及び選択回路の概略の構成図である。 図1中のバイアス回路の概略の構成図である。 本発明の実施例2を示す多入力演算増幅回路の概略の構成図である。 本発明の実施例3を示す多入力演算増幅回路の概略の構成図である。 本発明の実施例4を示す多入力演算増幅回路の概略の構成図である。 本発明の実施例5を示す多入力演算増幅回路の概略の構成図である。
符号の説明
10 基準電圧発生回路
20 選択回路
30 多入力演算増幅回路

Claims (10)

  1. 入力される複数の入力電圧の平均値を出力電圧として出力する出力端子と、
    第1の電源ノードと共通ノードとの間に接続され、重み付けされた所定のバイアス電圧を入力して前記バイアス電圧に基づき生成した定電流を前記共通ノードに対して供給する定電流源と、前記共通ノードと第1の出力ノードとの間に接続され、前記複数の入力電圧の内の1つの入力電圧を入力して前記1つの入力電圧により導通状態が制御される第1の入力トランジスタと、前記共通ノードと第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第2の入力トランジスタと、をそれぞれ有する複数の差動増幅回路と、
    前記複数の差動増幅回路における前記第1及び第2の出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続され、前記複数の差動増幅回路における前記第1の出力ノードにそれぞれ流れる電流が加算された加算電流を制御電圧に変換する負荷回路と、
    前記第2の電源ノードと前記出力端子との間に接続され、前記制御電圧により導通状態が制御される出力トランジスタと、
    を備えたことを特徴とする多入力演算増幅回路。
  2. 請求項1記載の多入力演算増幅回路は、更に、
    前記第2の電源ノードと第3及び第4の出力ノードとの間に接続された他の前記複数の差動増幅回路と、
    前記第3及び第4の出力ノードと前記第1の電源ノードとの間に接続された他の前記負荷回路と、
    前記第1の電源ノードと前記出力端子との間に接続され、前記他の負荷回路により変換された他の前記制御電圧により導通状態が制御される他の出力トランジスタと、
    を有するレール・ツー・レール型構成であることを特徴とする多入力演算増幅回路。
  3. 入力される第1の入力電圧、第2の入力電圧、及び(N−1)個(但し、N;2以上の整数)の第3の入力電圧の内、前記第2及び第3の入力電圧の平均値を出力電圧として出力する出力端子と、
    第1の電源ノードと第1の共通ノードとの間に接続され、第1のバイアス電圧を入力して前記第1のバイアス電圧に基づき生成した第1の定電流を前記第1の共通ノードに対して供給する第1の定電流源と、前記第1の共通ノードと第1の出力ノードとの間に接続され、前記第1の入力電圧を入力して前記第1の入力電圧により導通状態が制御される第1の入力トランジスタと、前記第1の共通ノードと第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第2の入力トランジスタと、を有する第1の差動増幅回路と、
    前記第1の電源ノードと第2の共通ノードとの間に接続され、前記第1のバイアス電圧を入力して前記第1のバイアス電圧に基づき生成した第2の定電流を前記第2の共通ノードに対して供給する第2の定電流源と、前記第2の共通ノードと前記第1の出力ノードとの間に接続され、前記第2の入力電圧を入力して前記第2の入力電圧により導通状態が制御される第3の入力トランジスタと、前記第2の共通ノードと前記第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第4の入力トランジスタと、を有する第2の差動増幅回路と、
    前記第1の電源ノードと第3の共通ノードとの間に接続され、前記第1のバイアス電圧に対して重み付けされた第2のバイアス電圧を入力して前記第2のバイアス電圧に基づき生成した第3の定電流を前記第3の共通ノードに対して供給する第3の定電流源と、前記第3の共通ノードと前記第1の出力ノードとの間に接続され、前記第3の入力電圧を入力して前記第3の入力電圧により導通状態が制御される第5の入力トランジスタと、前記第3の共通ノードと前記第2の出力ノードとの間に接続され、前記出力電圧を入力して前記出力電圧により導通状態が制御される第6の入力トランジスタと、をそれぞれ有する(N−1)個の第3の差動増幅回路と、
    前記第1及び第2の出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続された負荷回路と、
    前記第2の電源ノードと前記出力端子との間に接続され、前記第1の出力ノード上の電圧により導通状態が制御される出力トランジスタと、
    を備えたことを特徴とする多入力演算増幅回路。
  4. 請求項3記載の多入力演算増幅回路は、更に、
    前記第2の電源ノードと第3及び第4の出力ノードとの間に接続された他の前記第1の差動増幅回路、他の前記第2の差動増幅回路、及び他の前記(N−1)個の第3の差動増幅回路と、
    前記第3及び第4の出力ノードと前記第1の電源ノードとの間に接続された他の前記負荷回路と、
    前記第1の電源ノードと前記出力端子との間に接続され、前記第3の出力ノード上の電圧により導通状態が制御される他の前記出力トランジスタと、
    を有するレール・ツー・レール型構成であることを特徴とする多入力演算増幅回路。
  5. 複数の基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    前記複数の基準電圧を入力し、複数ビットのデジタルデータに基づき、前記複数の基準電圧から複数の入力電圧を選択する選択回路と、
    前記複数の入力電圧を入力し、前記複数の入力電圧の平均値を出力電圧として出力する請求項1又は2記載の多入力演算増幅回路と、
    を備えたことを特徴とするデジタル/アナログ変換器。
  6. 複数の基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    前記複数の基準電圧を入力し、複数ビットのデジタルデータに基づき、前記複数の基準電圧から、第1の入力電圧、第2の入力電圧、及び(N−1)個の第3の入力電圧、又は、前記第2の入力電圧、及び前記(N−1)個の第3の入力電圧を選択する選択回路と、
    前記第1の入力電圧、前記第2の入力電圧、及び前記(N−1)個の第3の入力電圧を入力し、前記第2の入力電圧、及び前記(N−1)個の第3の入力電圧の平均値を出力電圧として出力する請求項3又は4記載の多入力演算増幅回路と、
    を備えたことを特徴とするデジタル/アナログ変換器。
  7. m+nビット(但し、n;3以上の整数)のデジタルデータをアナログデータへ変換するデジタル/アナログ変換器であって、
    mビット分に相当する階調電圧を生成する基準電圧発生回路と、
    mビットのデジタルデータに基づいて前記基準電圧発生回路から2つの階調電圧を選択する第1の選択回路と、
    nビットのデジタルデータに基づいて、前記第1の選択回路で選択された2つの階調電圧のうちいずれかをそれぞれn個の出力のアナログデータとして出力する第2の選択回路と、
    前記n個のアナログデータを入力し、各ビットに応じて重み付けして平均値を出力する多入力演算増幅器と、
    を備えたことを特徴とする表示装置の駆動回路。
  8. 前記多入力演算増幅器は、
    第1のバイアス電圧に基づいた第1定電流源及び第1の入力電圧に基づいて第1の電圧を出力する第1の差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、第1のバイアス電圧に基づいた第1定電流源及び第2の入力電圧に基づいて第2の電圧を出力する第2の差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、第2のバイアス電圧に基づいた第2定電流源及び第3の入力電圧に基づいて第3の電圧を出力する第3の差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、第2のバイアス電圧に基づいた第3定電流源及び第4の入力電圧に基づいて第4の電圧を出力する第4の差動増幅回路と、を備え、
    前記第1〜4の入力電圧は、前記選択された2つの階調電圧のいずれかであり、
    前記第1〜4の電圧の平均値を出力することを特徴とする請求項7記載の表示装置の駆動回路。
  9. 前記多入力演算増幅器は、
    第1のバイアス電圧に基づいた第1定電流源及び第1の入力電圧に基づいて第1の電圧を出力する第1の差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、第1のバイアス電圧に基づいた第1定電流源及び第2の入力電圧に基づいて第2の電圧を出力する第2の差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、第1のバイアス電圧に基づいた第2定電流源及び第3の入力電圧に基づいて第3の電圧を出力する第3の差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、第2のバイアス電圧に基づいた第3定電流源及び第4の入力電圧に基づいて第4の電圧を出力する第4の差動増幅回路と、を備え、
    前記第1〜4の入力電圧は、前記選択された2つの階調電圧のいずれかであり、
    前記第1〜4の電圧の平均値を出力することを特徴とする請求項7記載の表示装置の駆動回路。
  10. 前記多入力演算増幅器は、
    第1のバイアス電圧に基づいた第1定電流源及び第1の入力電圧に基づいて第1の電圧を出力する第1の差動増幅回路と、
    前記第1の差動増幅回路に並列に設けられると共に、第2のバイアス電圧に基づいた第2定電流源及び下位nビット中の最上位ビットに対応するアナログデータに基づいて第n+1の電圧を出力する第n+1差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路に並列に設けられると共に、前記第n+1定電流源とは異なる電流を出力する定電流源を備え、前記下位n−1ビットそれぞれに対応するアナログデータに基づいて電圧を出力する複数の差動増幅回路からなる差動増幅回路群と、
    前記差動増幅回路それぞれに入力される電圧は、前記選択された2つの階調電圧のいずれかであり、
    前記差動増幅回路それぞれの出力電圧の平均値を出力することを特徴とする請求項7記載の表示装置の駆動回路。
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