JP2009088480A - ウエハ加工用テープ - Google Patents
ウエハ加工用テープ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009088480A JP2009088480A JP2008172022A JP2008172022A JP2009088480A JP 2009088480 A JP2009088480 A JP 2009088480A JP 2008172022 A JP2008172022 A JP 2008172022A JP 2008172022 A JP2008172022 A JP 2008172022A JP 2009088480 A JP2009088480 A JP 2009088480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- wafer processing
- support member
- adhesive
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Dicing (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明のウエハ加工用テープ10は、長尺の離型フィルム11と;離型フィルム11の第1の面11a上に設けられた平面形状を有する接着剤層12と;平面形状を有するラベル部13aとラベル部13aの外側を囲むような周辺部13bとを有する粘着フィルムと;離型フィルム11の第1の面11aとは反対の第2の面11bであって、且つ、離型フィルム11の短手方向両端部に設けられた支持部材14とを有し、支持部材14の線膨張係数が300ppm/℃以下である。
【選択図】図1
Description
前記離型フィルムの第1の面上に設けられた所定の平面形状を有する接着剤層と、
前記接着剤層を覆い、且つ、前記接着剤層の周囲で前記離型フィルムに接触するように設けられた所定の平面形状を有するラベル部と、前記ラベル部の外側を囲むような周辺部とを有する粘着フィルムと、
前記離型フィルムの、前記接着剤層及び粘着フィルムが設けられた第1の面とは反対の第2の面であって、且つ、前記離型フィルムの短手方向両端部に設けられた支持部材と
を有し、
前記支持部材の線膨張係数が300ppm/℃以下であることを特徴とするウエハ加工用テープである。
また、前記支持部材は、前記離型フィルムの前記第2の面上の、前記第1の面に設けられた前記接着剤層の外側に対応する領域に設けられていること、前記離型フィルムの長手方向に沿って連続的に設けられていること、及び、接着剤層の厚さ以上の厚さを有することが好ましい。
さらに、前記支持部材は着色部材であってもよく、その場合、ウエハ加工用テープの種類や厚さに応じて着色されることが好ましい。
また、前記支持部材は、2層以上の積層構造を有していてもよい。
前記支持部材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、及び高密度ポリエチレンからなる群から選択されるフィルム基材に粘接着剤を塗布した粘接着テープが好適に使用できる。
本発明のウエハ加工用テープ10に用いられる離型フィルム11としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)系、ポリエチレン系、その他、離型処理がされたフィルム等周知のものを使用することができる。
離型フィルムの厚さは、特に限定されるものではなく、適宜に設定してよいが、25〜50μmが好ましい。
本発明の接着剤層12は、上述のように、離型フィルム11の第1の面11a上に形成され、ウエハの形状に対応する円形ラベル形状を有する。
本発明の粘着フィルム13は、上述のように、ダイシング用のリングフレームの形状に対応する円形ラベル部13aと、その外側を囲むような周辺部13bとを有する。このような粘着フィルムは、プリカット加工により、フィルム状粘着剤から円形ラベル部13aの周辺領域を除去することで形成することができる。
例えば、その材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマーなどのα−オレフィンの単独重合体または共重合体あるいはこれらの混合物、ポリウレタン、スチレン−エチレン−ブテンもしくはペンテン系共重合体、ポリアミド−ポリオール共重合体等の熱可塑性エラストマー、およびこれらの混合物を列挙することができる。また、基材フィルムはこれらの群から選ばれる2種以上の材料が混合されたものでもよく、これらが単層又は複層化されたものでもよい。
基材フィルムの厚さは、特に限定されるものではなく、適宜に設定してよいが、50〜200μmが好ましい。
粘着剤層13の樹脂には、アクリル系粘着剤、放射線重合性化合物、光重合開始剤、硬化剤等を適宜配合して粘着剤を調製することが好ましい。粘着剤層13の厚さは特に限定されるものではなく適宜に設定してよいが、5〜30μmが好ましい。
具体的には、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、1,4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレ
ングリコールジアクリレートや、オリゴエステルアクリレート等が適用可能である。
粘着剤層には、上記の樹脂から選ばれる2種以上が混合されたものでもよい。
ニルプロパン等を使用することができる。これら光重合開始剤の配合量はアクリル系共重合体100質量部に対して0.01〜5質量部が好ましい。
支持部材14は、離型フィルム11の、接着剤12及び粘着フィルム13が設けられた第1の面11aとは反対の第2の面11bであって、且つ、離型フィルム11の短手方向両端部に設けられている。このように、支持部材14を設けることで、ウエハ加工用テープ10をロール状に巻き取った際に、テープに加わる巻き取り圧を分散する、或いは、支持部材14に集めることができるので、接着剤層12への転写跡の形成を抑制することが可能となる。
また、支持部材を接着剤12及び粘着フィルム13が設けられた第1の面11aに形成する場合には、支持層の幅に制限があるのに対し、本実施形態の構成では、支持部材14の幅を広く確保することができ、より効果的に転写痕の発生を抑制できる。
さらに、支持部材14を離型フィルム11の第2の面11bに設けることで、支持部材14の位置ズレに対する許容度が大きくなるという効果が得られる。
支持部材がこのような厚さを有することで、テープ10を巻き取ったときに、粘着フィルム13とその表面に重なる離型フィルム11の第2の面11bとが接触するか、又は、接触せずにこれらの間に空間が形成されるので、粘着フィルム13を介して柔軟な接着剤層12に離型フィルム11の第2の面11bが強く押し付けられることがない。よって、転写痕の発生をいっそう効果的に抑制することができる。
転写痕の発生及びボイドの発生をより効果的に抑制するためには、支持部材14の線膨張係数は、150ppm/℃以下であることが好ましく、70ppm/℃以下であることがより好ましい。線膨張係数の下限は特に制限はなく、通常0.1ppm/℃である。
(1)温度変化によって寸法差が生じると、上述のような、離型フィルム11と粘着フィルム13との間、及び、接着剤層12と粘着フィルム13との間にボイドが発生する虞がある。
(2)ユーザーがロール状でハンドリングする際に、巻きが崩れる可能性が増す。より詳細には、例え製造、出荷時に正常に巻かれていても、ユーザー側での冷蔵保管から常温使用の際、及び、常温使用から冷蔵保管の際に寸法差が生じ、巻きが崩れる可能性が増す。
(3)寸法差によってロール状に巻かれたシート間に隙間が生じ、ロール側面からの異物混入の可能性が増す。
(4)ウエハ加工用テープの巻き数が多い場合や製品幅が広い場合には、常温から冷蔵保管する際に、ロール芯側とロール外周側では冷却速度が異なる。このため、ロール芯側とロール外周側とで線膨張差に起因する支持部材14と離型フィルム11の寸法差が異なり、ロール全体での形状が変化する可能性が高い。
α=(1/L)・(∂L/∂T)
また、本発明における線膨張係数の測定は、例えば、JIS K7197、プラスチックの熱機械分析による線膨張率試験方法に準拠し、熱機械的分析装置(TMA)を用いて、長さ15mm、幅5mm、チャック間距離10mmに切断した試料を取付け、引張荷重10g、昇温速度5℃/min、N2ガス雰囲気下、測定温度範囲−20℃〜50℃の条件で測定することができる。
25mm(幅)×100mm(長さ)にそれぞれカットされた粘着フィルム13の基材フィルムと支持部材14の両フィルムサンプルを重ね合わせ、下側のフィルムを固定する。次いで、積層されたフィルムの上に重量200gのおもりを荷重Wとして乗せ、上側のフィルムを200mm/minの速度で引張り、滑り出す際の力Fd(g)を測定し、以下の式から静摩擦係数(μd)を求める。
μd=Fd/W
粘接着テープの粘着剤の組成及び物性については、特に限定はなく、テープ10の巻き取り工程及び保管工程において、離型フィルム11から剥離しないものであればよい。
(粘着フィルム1A)
溶媒のトルエン400g中に、n−ブチルアクリレート128g、2−エチルヘキシルアクリレート307g、メチルメタアクリレート67g、メタクリル酸1.5g、重合開始剤としてベンゾイルペルオキシドの混合液を、適宜、滴下量を調整し、反応温度および反応時間を調整し、官能基をもつ化合物(1)の溶液を得た。
次にこのポリマー溶液に、放射線硬化性炭素−炭素二重結合および官能基を有する化合物(2)として、別にメタクリル酸とエチレングリコールから合成した2−ヒドロキシエチルメタクリレート2.5g、重合禁止剤としてハイドロキノンを適宜滴下量を調整して加え反応温度および反応時間を調整して、放射線硬化性炭素−炭素二重結合を有する化合物(A)の溶液を得た。続いて、化合物(A)溶液中の化合物(A)100質量部に対してポリイソシアネート(B)として日本ポリウレタン社製:コロネートLを1質量部を加え、光重合開始剤として日本チバガイギー社製:イルガキュアー184を0.5質量部、溶媒として酢酸エチル150質量部を化合物(A)溶液に加えて混合して、放射線硬化性の粘着剤組成物を調製した。
続いて、調製した粘着剤層組成物を厚さ100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体基材フィルムに、乾燥膜厚が20μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥し、粘着フィルム1Aを作製した。
基材フィルムとして、厚さ100μmで一方の面をブラスト処理したエチレン−酢酸ビニル共重合体基材フィルムを用いたこと以外は、粘着フィルム1Aと同様にして、粘着フィルム1Bを作製した。
基材フィルムとして、厚さ100μmで一方の面を離型処理したエチレン−酢酸ビニル共重合体基材フィルムを用いたこと以外は、粘着剤フィルム1Aと同様にして、粘着フィルム1Cを作製した。
以下に示す離型フィルム2A及び2Bを用いた。
離型フィルム2A:厚さ25μmの離型処理したポリエチレンテレフタレートフィルム
離型フィルム2B:厚さ25μmの離型処理したポリプロピレンフィルム
これら離型フィルム2A及び2Bの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、それぞれ60ppm/℃、120ppm/℃あった。
エポキシ樹脂としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量197、分子量1200、軟化点70℃)50質量部、シランカップリング剤としてγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン1.5質量部、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン3質量部、平均粒径16nmのシリカフィラー30質量部からなる組成物に、シクロヘキサノンを加えて攪拌混合し、更にビーズミルを用いて90分混練した。
これにアクリル樹脂(質量平均分子量:80万、ガラス転移温度−17℃)100質量部、6官能アクリレートモノマーとしてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート5質量部、硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネートのアダクト体0.5質量部、キュアゾール2PZ(四国化成(株)製商品名、2−フェニルイミダゾール)2.5質量部を加え、攪拌混合し、真空脱気し、接着剤を得た。
(支持部材4A)
アクリル樹脂(質量平均分子量:60万、ガラス転移温度−20℃)100質量部、硬化剤としてポリイソシアネート化合物(日本ポリウレタン(株)製、商品名:コロネートL)10質量部を混合して粘着剤組成物を得た。
支持部材4Aの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、線膨張係数は60ppm/℃であった。
上記粘着剤組成物を厚さ75μmのポリプロピレンフィルムに、乾燥膜厚が25μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥し、支持部材4Bを作製した。
支持部材4Bの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、線膨張係数は120ppm/℃であった。
上記粘着剤組成物を厚さ50μmの高密度ポリエチレンフィルムに、乾燥膜厚が50μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥し、支持部材4Cを作製した。
支持部材4Cの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、線膨張係数は300ppm/℃であった。
上記粘着剤組成物を厚さ50μmの低密度ポリエチレンフィルムに、乾燥膜厚が50μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥し、支持部材4Dを作製した。
支持部材4Dの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、線膨張係数は350ppm/℃であった。
上記粘着剤組成物を厚さ50μmの超高分子量ポリエチレンフィルムに、乾燥膜厚が50μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥し、支持部材4Eを作製した。
支持部材4Eの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、線膨張係数は400ppm/℃であった。
上記粘着剤組成物を厚さ75μmで一方の面をブラスト処理したポリプロピレンフィルムに、乾燥膜厚が25μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥し、支持部材4Fを作製した。
支持部材4Fの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、線膨張係数は120ppm/℃であった。
上記粘着剤組成物を厚さ50μmで一方の面を離型処理した高密度ポリエチレンフィルムに、乾燥膜厚が50μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥し、支持部材4Gを作製した。
支持部材4Gの線膨張係数を、熱機械的分析装置(理学電気(株)製)で測定したところ、線膨張係数は300ppm/℃であった。
冷蔵保管していた接着剤層3Aが形成された離型フィルム2Aを常温に戻し、接着剤層に対して、離型フィルムへの切り込み深さが10μm以下になるように調整して直径220mmの円形プリカット加工を行った。その後、接着剤層の不要部分を除去し、粘着フィルム1Aをその粘着剤層が接着剤層と接するように、離型フィルム2A室温でラミネートした。そして、粘着フィルム1Aに対して、離型フィルムへの切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状に直径290mmの円形プリカット加工を行った。次に、離型フィルム2Aの接着剤層及び粘着フィルムが設けられた第1の面とは反対の第2の面であって、且つ、離型フィルム2Aの短手方向両端部に支持部材4Aを貼合して、図1に示す構造を有する実施例1のウエハ加工用テープを作製した。
支持部材4Aに代えて支持部材4Bを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2のウエハ加工用テープを作製した。
離型フィルム2Aに代えて離型フィルム2Bを用い、且つ、支持部材4Aに代えて支持部材4Cを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例3のウエハ加工用テープを作製した。
支持部材4Aに代えて支持部材4Cを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例4のウエハ加工用テープを作製した。
粘着テープ1Aに代えて粘着テープ1Bを用い、且つ、支持部材4Aに代えて支持部材4Cを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例5のウエハ加工用テープを作製した。
粘着テープ1Aに代えて粘着テープ1Cを用い、且つ、支持部材4Aに代えて支持部材4Bを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例6のウエハ加工用テープを作製した。
粘着フィルム1Aに代えて粘着フィルム1Bを用い、且つ、支持部材4Aに代えて支持部材4Gを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例7のウエハ加工用テープを作製した。
粘着フィルム1Aに代えて粘着フィルム1Cを用い、且つ、支持部材4Aに代えて支持部材4Fを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例8のウエハ加工用テープを作製した。
離型フィルム2Aに代えて離型フィルム2Bを用い、且つ、支持部材4Aに代えて支持部材4Dを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1のウエハ加工用テープを作製した。
支持部材4Aに代えて支持部材4Dを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例2のウエハ加工用テープを作製した。
支持部材4Aに代えて支持部材4Eを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例3のウエハ加工用テープを作製した。
支持部材を設けなかったこと以外は、実施例1と同様にして、比較例4のウエハ加工用テープを作製した。
実施例1〜8及び比較例1〜4のウエハ加工用テープを、円形形状の粘着フィルムの数が300枚になるように、ロール状に巻き取り、ウエハ加工用テープロールを作製した。得られたウエハ加工用テープロールを1ヶ月間冷蔵庫内(5℃)で保管した。その後、ウエハ加工用テープロールを室温に戻してからロールを解き、目視にて転写痕の有無を観察し、以下の評価基準に従って、○、△、×の3段階でウエハ加工用テープの転写痕とボイドの抑制性を評価した。その結果を表1及び表2に示す。
○:様々な角度から目視観察しても転写痕又はボイドが確認できない、
△:角度によっては、若干の転写痕又はボイドが確認できる、
×:どの角度から目視観察しても、フィルム上に転写痕又はボイドが確認できる。
実施例1〜8及び比較例1〜4のウエハ加工用テープについて、製造時、冷蔵保管時、及び常温使用時において巻きズレの発生の有無を確認した。結果を表1及び表2に示す。
実施例1〜8及び比較例1〜4のウエハ加工用テープについて、製造時、冷却保管時、及び常温使用時において、以下の評価基準にしたがって、◎、○、×の3段階でハンドリング性、生産性を評価した。結果を表1及び表2に示す。
◎:非常に取り扱いやすく、ハンドリング性及び生産性に優れる。
○:取り扱いやすく、ハンドリング性及び生産性がよい。
×:取り扱い難く、ハンドリング性及び生産性に劣る。
11:離型フィルム
12:接着剤層
13:粘着フィルム
13a:円形ラベル部
13b:周辺部
14,14’,14”:支持部材
Claims (11)
- 長尺の離型フィルムと、
前記離型フィルムの第1の面上に設けられた所定の平面形状を有する接着剤層と、
前記接着剤層を覆い、且つ、前記接着剤層の周囲で前記離型フィルムに接触するように設けられた所定の平面形状を有するラベル部と、前記ラベル部の外側を囲むような周辺部とを有する粘着フィルムと、
前記離型フィルムの、前記接着剤層及び粘着フィルムが設けられた第1の面とは反対の第2の面であって、且つ、前記離型フィルムの短手方向両端部に設けられた支持部材と
を有し、
前記支持部材の線膨張係数が300ppm/℃以下であることを特徴とするウエハ加工用テープ。 - 前記支持部材の線膨張係数と前記離型フィルムの線膨張係数の差が250ppm/℃以下であることを特徴とする請求項1に記載のウエハ加工用テープ。
- 前記粘着フィルムは、粘着剤層と基材フィルムとを有し、
前記粘着フィルムの基材フィルムと前記支持部材との間の静摩擦係数が0.2〜2.0であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウエハ加工用テープ。 - 前記支持部材は、前記離型フィルムの前記第2の面上の、前記第1の面に設けられた前記接着剤層の外側に対応する領域に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のウエハ加工用テープ。
- 前記支持部材は、前記離型フィルムの長手方向に沿って連続的に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のウエハ加工用テープ
- 前記支持部材は、前記接着剤層の厚さ以上の厚さを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のウエハ加工用テープ。
- 前記支持部材は、着色部材であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のウエハ加工用テープ。
- 前記着色部材は、ウエハ加工用テープの種類に応じて着色されていることを特徴とする請求項7に記載のウエハ加工用テープ。
- 前記着色部材は、ウエハ加工用テープの厚さに応じて着色されていることを特徴とする請求項7に記載のウエハ加工用テープ。
- 前記支持部材は、2層以上の積層構造を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のウエハ加工用テープ
- 前記支持部材は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、及び高密度ポリエチレンからなる群から選択されるフィルム基材に粘接着剤を塗布した粘接着テープであることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のウエハ加工用テープ。
Priority Applications (14)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008172022A JP4360653B2 (ja) | 2007-09-14 | 2008-07-01 | ウエハ加工用テープ |
US12/675,593 US9324592B2 (en) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | Wafer processing tape |
SG201101817-3A SG170115A1 (en) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | Wafer processing tape |
CN2010105435571A CN102093828A (zh) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | 晶片加工用带 |
EP10177278A EP2261967A3 (en) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | Tape for processing semiconductor wafer |
KR1020107003743A KR101161941B1 (ko) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | 웨이퍼 가공용 테이프 |
MYPI20101058 MY153006A (en) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | Wafer processing film |
EP08791179A EP2192611B9 (en) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | Wafer processing tape |
KR1020097005469A KR101009122B1 (ko) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | 웨이퍼 가공용 테이프 |
TW097126953A TWI320799B (en) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | Wafer processing tape |
PCT/JP2008/062784 WO2009034774A1 (ja) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | ウエハ加工用テープ |
AT08791179T ATE554500T1 (de) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | Wafer-verarbeitungsband |
CN2008800012887A CN101569002B (zh) | 2007-09-14 | 2008-07-16 | 晶片加工用带 |
US13/342,535 US9324593B2 (en) | 2007-09-14 | 2012-01-03 | Wafer processing tape |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007238865 | 2007-09-14 | ||
JP2008172022A JP4360653B2 (ja) | 2007-09-14 | 2008-07-01 | ウエハ加工用テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009088480A true JP2009088480A (ja) | 2009-04-23 |
JP4360653B2 JP4360653B2 (ja) | 2009-11-11 |
Family
ID=40661445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008172022A Active JP4360653B2 (ja) | 2007-09-14 | 2008-07-01 | ウエハ加工用テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4360653B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011129732A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ウエハ加工用テープ体 |
JP2011187595A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ウエハ加工用テープの長尺体 |
JP2012033557A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Nitto Denko Corp | 半導体装置製造用フィルム、半導体装置製造用フィルムの製造方法、及び、半導体装置の製造方法。 |
JP2013165168A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ウエハ加工用テープ |
US9076833B2 (en) | 2010-10-15 | 2015-07-07 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Tape for processing wafer, method for manufacturing tape for processing wafer, and method for manufacturing semiconductor device |
JP2016111156A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
JP2016111157A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
JP2016111165A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
JP2016111164A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
JP2016111162A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
JP2016111155A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
JP2016111158A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
WO2017150330A1 (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-08 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
WO2021193537A1 (ja) * | 2020-03-27 | 2021-09-30 | 三井化学株式会社 | 積層体、これを用いたロール体および梱包体 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016111163A (ja) | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
IT202100019961A1 (it) | 2021-08-10 | 2023-02-10 | Bocc Srl | Formulazione di miscela per alimentazione di galline ovaiole |
-
2008
- 2008-07-01 JP JP2008172022A patent/JP4360653B2/ja active Active
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011129732A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ウエハ加工用テープ体 |
JP2011187595A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ウエハ加工用テープの長尺体 |
JP2012033557A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Nitto Denko Corp | 半導体装置製造用フィルム、半導体装置製造用フィルムの製造方法、及び、半導体装置の製造方法。 |
US8986486B2 (en) | 2010-07-28 | 2015-03-24 | Nitto Denko Corporation | Film for semiconductor device production, method for producing film for semiconductor device production, and method for semiconductor device production |
US9761475B2 (en) | 2010-07-28 | 2017-09-12 | Nitto Denko Corporation | Film for semiconductor device production, method for producing film for semiconductor device production, and method for semiconductor device production |
US9076833B2 (en) | 2010-10-15 | 2015-07-07 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Tape for processing wafer, method for manufacturing tape for processing wafer, and method for manufacturing semiconductor device |
US9076832B2 (en) | 2010-10-15 | 2015-07-07 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Wafer processing tape, method of manufacturing wafer processing tape, and method of manufacturing semiconductor device |
US9190309B2 (en) | 2010-10-15 | 2015-11-17 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Tape for processing wafer, method for manufacturing tape for processing |
JP2013165168A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ウエハ加工用テープ |
JP2016111162A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
JP2016111156A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
JP2016111164A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
JP2016111157A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
JP2016111155A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
JP2016111158A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウェハ加工用テープ |
TWI615890B (zh) * | 2014-12-04 | 2018-02-21 | 古河電氣工業股份有限公司 | 晶圓加工用膠帶 |
JP2016111165A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
WO2017150330A1 (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-08 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
CN108541338A (zh) * | 2016-03-02 | 2018-09-14 | 古河电气工业株式会社 | 晶片加工用带 |
JPWO2017150330A1 (ja) * | 2016-03-02 | 2018-12-27 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープ |
WO2021193537A1 (ja) * | 2020-03-27 | 2021-09-30 | 三井化学株式会社 | 積層体、これを用いたロール体および梱包体 |
JPWO2021193537A1 (ja) * | 2020-03-27 | 2021-09-30 | ||
JP7402970B2 (ja) | 2020-03-27 | 2023-12-21 | 三井化学株式会社 | 積層体、これを用いたロール体および梱包体 |
EP4129670A4 (en) * | 2020-03-27 | 2024-03-13 | Mitsui Chemicals Inc | MULTILAYER BODY, LAMINATED BODY USING SAME AND PACKAGING |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4360653B2 (ja) | 2009-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4360653B2 (ja) | ウエハ加工用テープ | |
KR101161941B1 (ko) | 웨이퍼 가공용 테이프 | |
JP5255465B2 (ja) | ウエハ加工用テープ | |
JP5158907B1 (ja) | 接着シート | |
JP5158906B1 (ja) | 接着シート | |
JP2009224628A (ja) | ウエハ加工用テープ | |
JP2010163577A (ja) | 巻き芯及び巻き芯に巻き付けられたウエハ加工用テープ | |
JP6407060B2 (ja) | ウエハ加工用テープ | |
JP6410582B2 (ja) | ウエハ加工用テープ | |
JP2016111165A (ja) | ウエハ加工用テープ | |
JP6362526B2 (ja) | ウエハ加工用テープ | |
JP6406999B2 (ja) | ウェハ加工用テープ | |
JP6382088B2 (ja) | ウェハ加工用テープ | |
TWI605103B (zh) | 晶圓加工用膠帶 | |
TWI646166B (zh) | 晶圓加工用膠帶 | |
JP6452416B2 (ja) | ウエハ加工用テープ | |
JP2016111159A (ja) | ウエハ加工用テープ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090703 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090731 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090807 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4360653 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130821 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |