JP2009088092A - 半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法及び半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法及び半導体集積回路装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法及び半導体集積回路装置に関し、簡単な構成によって、実際のデバイス動作時の電圧ドロップを視覚的に容易に検証する。
【解決手段】 半導体集積回路装置に形成したインバータチェーン3に電流を流し、その発光強度分布を取得するとともに、前記発光強度分布と前記半導体集積回路装置の電源網解析結果とを比較して電源電圧ドロップ箇所を特定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法及び半導体集積回路装置に関するものであり、特に、半導体集積回路装置の開発や量産立上げ時などで発生する電圧ドロップを速やかに検証するための構成に特徴のある半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法及び半導体集積回路装置に関するものである。
近年の半導体デバイスの高速化、多層化、微細化に伴い、半導体集積回路装置の駆動電圧は低電圧化が進んでいる。
特に、半導体デバイスの微細化・高集積化に伴って電源配線は細くなり、配線抵抗の増大を招いており、配線抵抗の低減が問題になっている。
一方、半導体デバイスの高速化によって消費電力は増大し、また、高集積化に伴った膨大な数のトランジスタを動作させる必要があるが、集積回路の内部のトランジスタに電流を供給するまでの間に電源電圧ドロップが発生し易くなっている。
この様に半導体デバイスに電源電圧ドロップが発生すると、半導体デバイスのパフォーマンスの低下や動作不良が生じるため深刻な問題となっている。
従来、半導体デバイスにおいて電圧ドロップの検証は通常、シミュレーションで行われるが、実際のデバイス動作時の検証は困難である(例えば、特許文献1参照)。
そのため電圧ドロップによる不良が発生した場合、原因を解明するのに時間を非常に要する問題がある。
一方、半導体集積回路装置内に電源電圧を検出する検出用セルを配置し、この検出用セルによって検出した電源電圧と基準電圧を比較して電源電圧のドロップを検証することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−246557号公報 特開2001−332699号公報
しかし、上述の特許文献2の検証方法では、実際のデバイス動作時の電圧ドロップを視覚的に検証することはできず、且つ、高密度で検出用セルを配置することができないため、微小領域で発生した電源電圧ドロップを精度良く検出することができないという問題がある。
一方、高密度で検出用セルを配置した場合には、検出した電源電圧と基準電圧を比較するための比較回路の構成や、比較回路まで検出電圧を伝達する配線に要する面積が増大するため、高集積化の流れに逆行することになる。
したがって、本発明は、簡単な構成によって、実際のデバイス動作時の電圧ドロップを視覚的に容易に検証することを目的とする。
図1は、本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
なお、図における符号5は電源端子である。
図1参照
上記の課題を解決するために、本発明は、半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法において、半導体集積回路装置に形成したインバータチェーン3に電流を流し、その発光強度分布を取得するとともに、前記発光強度分布と前記半導体集積回路装置の電源網解析結果とを比較して電源電圧ドロップ箇所を特定することを特徴とする。
この様に、素子構成が簡単なインバータチェーン3を電源電圧ドロップ検出用発光素子として半導体集積回路装置に組み込み、インバータ2の動作時の貫通電流による発光を観測して取得した発光強度分布図を半導体集積回路装置をシミュレーションして得た電源網解析結果と比較することで設計時に考慮していない電圧ドロップの検証が可能となる。
また、電圧ドロップの検証を発光素子を用いて行っているので、視覚的に容易に検証することが可能になる。
或いは、半導体集積回路装置に形成された素子の中から所定の素子、例えば、素子サイズの揃った素子、特に、ロジック回路を構成するMOSFET等を選択して発光素子として機能させ、前記選択した素子の発光強度分布を取得するとともに、前記発光強度分布と前記半導体集積回路装置の電源網解析結果とを比較して電源電圧ドロップ箇所を特定するようにしても良い。
この場合、半導体集積回路装置の動的(AC)時の電源電圧ドロップ検証を行う場合、動作時の発光強度分布観測時はデバイス全体が発光するので、観測したい発光領域を絞り込むことのできるシャッターを使用して前記発光素子からの発光のみを取得する必要がある。
一方、半導体集積回路装置の静的(DC)時の電源電圧ドロップ検証を行う場合、他の素子をスタンバイ状態にして前記発光素子のみに電流を流すようにすれば良い。
また、本発明は、半導体集積回路装置において、発光素子として機能させるインバータチェーン3を半導体基板1に組み込んだことを特徴とする。
この様に、半導体集積回路装置において発光素子として機能させるインバータチェーン3を半導体基板1に組み込むことによって、実際のデバイス動作時の電圧ドロップを視覚的に容易に検証することが可能になる。
なお、インバータ2の数は測定精度に応じて任意であるが、例えば、90nmテクノロジーの場合、1cm×1cmサイズのチップの場合には1024個程度で良く、高集積化の妨げになることはない。
また、このインバータチェーン3は、半導体基板1全面に蛇行状、格子状、櫛歯状、或いは、同心円状に配置しても良いし、或いは、半導体基板1の電源電圧ドロップ要測定箇所のみに、交差状、斜め交差状、渦巻き状、或いは、ストライプ状に配置しても良い。
また、インバータチェーン3を奇数段の閉じたインバータチェーン3からなる発振回路として構成しても良い。
また、この様なインバータチェーン3は、前記半導体基板1に組み込んだ試験回路と併用しても良く、それによって、インバータ2を発光させるための入力端子4を試験回路用の入力端子4と併用することができる。
本発明によれば、実際のデバイス動作時の電圧ドロップを視覚的に検証することで、電圧ドロップ検証を非常に容易に行うことができ、そのため、電圧ドロップが発生した場合、製造・設計への早急な対応が可能となる。
本発明は、半導体集積回路装置に形成した発光素子、例えば、発光素子として機能させるインバータチェーン、或いは、半導体集積回路装置に形成した素子の中から素子サイズの揃った素子、例えば、ロジック回路を構成するMOSFET等を発光素子として機能させ、発光素子に電流を流して発光強度分布を取得するとともに、発光強度分布と半導体集積回路装置をシミュレーションして得た電源網解析結果とを比較して電源電圧ドロップ箇所を特定するものである。
この場合、チップ内に設けるインバータの数は、
a.電圧ドロップをどの程度の分解能で観測するか(何mVの精度で観測するか)?
b.発光素子(インバータ)の発光点の大きさ(空間分解能)
c.インバータ自体の電圧ドロップ量
d.チップに使用するテクノロジ(トランジスタサイズ)
に依存するものである。
例えば、90nmテクノロジの場合、1cm×1cmのサイズのチップの場合には、1024個設ける。
また、この場合のインバータチェーンは、半導体基板全面に蛇行状、格子状、櫛歯状、或いは、同心円状に配置しても良いし、或いは、半導体基板の電源電圧ドロップ要測定箇所のみに、交差状、斜め交差状、渦巻き状、或いは、ストライプ状に配置しても良く、さらには、奇数段の閉じたインバータチェーンからなる発振回路として構成しても良い。
なお、電源電圧ドロップ要測定箇所のみに設ける場合には、全面配置の場合に比べてインバータ数を減らすことができる。
ここで、図2乃至図7を参照して、本発明の実施例1の電源電圧ドロップ検証方法を説明する。
図2参照
図2は、本発明の実施例1の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図であり、ここでは、半導体チップ11に発光素子として機能させるためのインバータ12を蛇行形状に配置してインバータチェーン13を構成しており、インバータチェーン13の一端には発光素子用入力端子14に接続されている。
また、半導体チップ11の周辺には電源端子15が設けられており、電源配線16を介して半導体チップ11に設けられた各内部回路及びインバータチェーン13に電力が供給される。
図3参照
図3は、本発明の実施例1における半導体集積回路装置の静的(DC)時の電源電圧ドロップ検証方法フロー図であり、
まず、半導体デバイスをスタンバイ状態にし、クロック等の信号を入力して発光素子のみ動作させる。
次に、電源電圧ドロップの判断基準とするためI/Oに最も近い発光素子の電圧−発光強度特性を取得する(図4参照)。
次いで、発光素子の発光観測を行い、取得した発光像から半導体チップの発光強度分布図を取得する。
この場合の発光観測は、インバータ12からの発光波長は赤外線であるので、微小領域の観測を行う赤外線センサをスキャンさせることによって行う。
次いで、シミュレーションで求めた半導体チップの電源網解析結果と発光強度分布図とを比較し、設計時に考慮していないDC電源電圧ドロップを検証する。
この場合、発光強度分布を取得した発光素子の電圧−発光強度特性から電圧分布に変換し、電源網において予想される電圧分布と比較し、電圧が対応していない箇所をDC電源電圧ドロップ箇所とする。
図5参照
図5は、作成した発光強度分布図であり、蛇行形状に配置したインバータチェーン13に沿った発光が見られる。
図6参照
図6は、半導体チップの電源網解析結果における電圧分布図であり、半導体チップ11内に配置した各内部回路及びインバータチェーン13の動作から予想される電圧の分布をシミュレーションしたものである。
図7参照
図7は、異常電圧分布の説明図であり、電源網解析結果における電圧分布図と発光強度分布図から変換した電圧分布図との画像処理を行ってその差分を可視化して示したものであり、図の右上に異常電圧ドロップ箇所が確認された。
このように、本発明の実施例1においては、半導体チップに、半導体集積回路装置としての機能とは関係のないインバータチェーンを電源電圧ドロップを検証するために仕込んでいるので、実際のデバイス動作時の電圧ドロップを視覚的に容易に検証することができる。
なお、この様な電源電圧ドロップの検証後、半導体チップをパッケージ化するが、その場合には、発光素子用入力端子14は電極端子として機能しないように樹脂等で被覆しておく。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施例2の電源電圧ドロップ検証方法を説明するが、使用する電源電圧がAC電圧であるだけで、半導体チップの構成は全く同じであるので、電源電圧ドロップ検証方法フローのみを説明するが、まず、測定に使用するシャッターを説明する。
図8参照
図8は、本発明の実施例2の電源電圧ドロップ検証方法に用いるシャッターの概念的構成図であり、2枚の遮蔽板からなるX軸方向絞り21と2枚の遮蔽板からなるY軸方向絞り22からなるシャッター20により発光点23の近傍を囲むようにし、X軸方向絞り21及びY軸方向絞り22を移動させながら赤外線センサにより発光点23の近傍のみの発光観測を行う。
図9参照
図9は、本発明の実施例2における半導体集積回路装置の動的(AC)時の電源電圧ドロップ検証方法フロー図であり、
まず、半導体デバイスと発光素子を動作状態にする。
次に、図8に示すシャッターを使用して赤外線センサをスキャンしながら発光素子周辺のみの発光観測を行う。
次に、電源電圧ドロップの判断基準とするためI/Oに最も近い発光素子の電圧−発光強度特性を取得する。
次に、取得した発光像から半導体チップの発光強度分布図を取得する。
次いで、シミュレーションで求めた半導体チップの電源網解析結果と発光強度分布図とを比較し、設計時に考慮していないAC電源電圧ドロップを検証する。
この場合、発光強度分布を取得した発光素子の電圧−発光強度特性から電圧分布に変換し、電源網において予想される電圧分布と比較し、電圧が対応していない箇所をAC電源電圧ドロップ箇所とする。
このように、本発明の実施例2においては、AC電圧を用いた半導体集積回路装置の動的(AC)時の電源電圧のドロップを検証する際に、シャッターを用いているので、他の半導体デバイスからの発光の影響を受けることなく、インバータからの発光のみを観測することができる。
次に、図10を参照して、本発明の実施例3の電源電圧ドロップ検証方法を説明するが、インバータの配置が異なるだけで、検証方法は上記の実施例1と同様であるのでインバータの配置のみ説明する。
図10参照
図10は、本発明の実施例3の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図であり、ここでは、半導体チップ11に発光素子として機能させるためのインバータ12を格子状に配置してインバータチェーン17を構成しており、インバータチェーン17の一端には発光素子用入力端子14に接続されている。
その他の構成は上記の実施例1と同様であり、半導体チップ11の周辺には電源端子15が設けられており、電源配線16を介して半導体チップ11に設けられた各内部回路及びインバータチェーン17に電力が供給される。
この実施例3においても、実施例1と同様なDC電源電圧ドロップ或いはAC電源電圧ドロップの検証が可能になる。
次に、図11を参照して、本発明の実施例4の電源電圧ドロップ検証方法を説明するが、インバータの配置が異なるだけで、検証方法は上記の実施例1と同様であるのでインバータの配置のみ説明する。
図11参照
図11は、本発明の実施例4の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図であり、ここでは、半導体チップ11に発光素子として機能させるためのインバータ12を櫛歯状に配置してインバータチェーン18を構成しており、インバータチェーン18の一端には発光素子用入力端子14に接続されている。
その他の構成は上記の実施例1と同様であり、半導体チップ11の周辺には電源端子15が設けられており、電源配線16を介して半導体チップ11に設けられた各内部回路及びインバータチェーン18に電力が供給される。
この実施例4においても、実施例1と同様なDC電源電圧ドロップ或いはAC電源電圧ドロップの検証が可能になる。
次に、図12を参照して、本発明の実施例5の電源電圧ドロップ検証方法を説明するが、インバータの配置が異なるだけで、検証方法は上記の実施例1と同様であるのでインバータの配置のみ説明する。
図12参照
図12は、本発明の実施例5の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図であり、ここでは、半導体チップ11に発光素子として機能させるためのインバータ12を同心円状に配置してインバータチェーン19を構成しており、インバータチェーン19の一端には発光素子用入力端子14に接続されている。
その他の構成は上記の実施例1と同様であり、半導体チップ11の周辺には電源端子15が設けられており、電源配線16を介して半導体チップ11に設けられた各内部回路及びインバータチェーン19に電力が供給される。
この実施例5においても、実施例1と同様なDC電源電圧ドロップ或いはAC電源電圧ドロップの検証が可能になる。
次に、図13を参照して、本発明の実施例6の電源電圧ドロップ検証方法を説明するが、インバータの配置が異なるだけで、検証方法は上記の実施例1と同様であるのでインバータの配置のみ説明する。
図13参照
図13は、本発明の実施例6の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの構成図であり、ここでは、奇数個(図の場合は5個)のインバータ12からなる閉じたインバータチェーン31で発振回路を構成したものである。
このインバータチェーン31の出力はAND回路32の入力端に接続され、発光素子用入力端子14からの信号入力との間でAND論理動作により発光が行われる。
次に、図14を参照して、本発明の実施例7の電源電圧ドロップ検証方法を説明するが、インバータの配置が異なるだけで、検証方法は上記の実施例1と同様であるのでインバータの配置のみ説明する。
図14参照
図14は、本発明の実施例7の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの構成図であり、基本的構成は上記の実施例6と同様であり、ここでは、奇数個(図の場合は5個)のインバータ12からなるインバータチェーン31で発振回路を構成したものである。
但し、ここでは、半導体デバイスの試験回路(BIST:Built−in Self−test)に併用して仕込んだものであり、試験時のみに使用する抵抗制御端子33に入力が印加された場合には、他の内部回路34の抵抗35の抵抗値を制御電極36で制御することによって、他の内部回路34の試験を併せて行う。
なお、符号37はデバイスの既存の電極端子である。
この実施例7においてはBISTのための入力端子と電源電圧ドロップ検証のための入力端子を兼用しているので、電極端子の数を減らすことができる。
なお、この抵抗制御端子33はパッケージ化に際しては樹脂等で被覆して電極端子として露出しないようにする。
次に、図15を参照して、本発明の実施例8の電源電圧ドロップ検証方法を説明するが、インバータの配置が異なるだけで、検証方法は上記の実施例1と同様であるのでインバータの配置のみ説明する。
図15参照
図15は、本発明の実施例8の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの構成図であり、ここでは、インバータ12からなる開いたインバータチェーン38を構成している。
また、ここでは、半導体デバイスの試験回路(スキャン用のクロック信号)に併用して仕込んだものであり、試験時に試験モード端子39に入力が印加されると、AND回路40の他端に入力されるクロック信号とのAND論理出力によりインバータ12で発光が観測されることになる。
この実施例8においても試験回路(スキャン用のクロック信号)に併用して仕込んでいるので、電源電圧ドロップ検証のための単独の試験工程が不要になる。
なお、この試験モード端子39もパッケージ化に際しては樹脂等で被覆して電極端子として露出しないようにする。
次に、本発明の実施例9の電源電圧ドロップ検証方法を説明する。
この実施例9においては、図示を省略するが、半導体チップ内に設けた半導体装置としての機能を果たすための各種の内部回路、例えば、論理回路を構成するトランジスタの内、設計上のサイズが同じ大きさのトランジスタを適当な間隔で、例えば、1000個程度選択して、この選択したトランジスタを発光素子として発光させて、発光強度分布を取得するものである。
なお、トランジスタの選択に際しては、GDS(Global Data Synchronization)情報を基にして決定されるものである。
この場合には、選択したトランジスタからの発光のみを観測するために、上記の図8に示したシャッターを設けた赤外線センサをスキャンすることによって行う。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、上記の実施例1及び実施例2においては、インバータチェーンを半導体チップ内に全面に配置しているが全面である必要はなく、デバイス配置状況から電源電圧ドロップが発生し易いことが予想される領域のみにインバータチェーンを配置しても良いものであり、その場合には、インバータチェーンを交差状、斜め交差状、渦巻き状、或いは、ストライプ状に配置すれば良い。
本発明の活用例としては、Si集積回路装置が典型的なものであるが、Si集積回路装置に限られるものではなく、GaAs等の化合物半導体集積回路装置にも適用されるものである。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図である。 本発明の実施例1における半導体集積回路装置の静的(DC)時の電源電圧ドロップ検証方法フロー図である。 I/Oに最も近い発光素子の電圧−発光強度特性図である。 発光強度分布図である。 半導体チップの電源網解析結果における電圧分布図である。 異常電圧分布の説明図である。 本発明の実施例2の電源電圧ドロップ検証方法に用いるシャッターの概念的構成図である。 本発明の実施例2における半導体集積回路装置の動的(AC)時の電源電圧ドロップ検証方法フロー図である。 本発明の実施例3の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図である。 本発明の実施例4の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図である。 本発明の実施例5の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの配置状態の説明図である。 本発明の実施例6の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの構成図である。 本発明の実施例7の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの構成図である。 本発明の実施例8の電源電圧ドロップ検証方法に用いる半導体集積回路装置におけるインバータの構成図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 インバータ
3 インバータチェーン
4 入力端子
5 電極端子
11 半導体チップ
12 インバータ
13 インバータチェーン
14 発光素子用入力端子
15 電源端子
16 電源配線
17 インバータチェーン
18 インバータチェーン
19 インバータチェーン
20 シャッター
21 X軸方向絞り
22 Y軸方向絞り
23 発光点
31 インバータチェーン
32 AND回路
33 抵抗制御端子
34 内部回路
35 抵抗
36 制御電極
37 既存の電極端子
38 インバータチェーン
39 試験モード端子
40 AND回路

Claims (6)

  1. 半導体集積回路装置に形成したインバータチェーンに電流を流し、その発光強度分布を取得するとともに、前記発光強度分布と前記半導体集積回路装置の電源網解析結果とを比較して電源電圧ドロップ箇所を特定することを特徴とする半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法。
  2. 半導体集積回路装置に形成された複数の素子の中から所定の素子を選択し、前記選択した素子の発光強度分布を取得するとともに、前記発光強度分布と前記半導体集積回路装置の電源網解析結果とを比較して電源電圧ドロップ箇所を特定することを特徴とする半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法。
  3. 前記発光強度分布を取得する素子に流す電流が交流の場合、シャッターを使用して前記発光強度分布を取得する素子からの発光のみを取得し、前記発光強度分布を取得する素子に流す電流が直流の場合、他の素子をスタンバイ状態にして前記発光強度分布を取得する素子のみに電流を流すことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路装置における電源電圧ドロップ検証方法。
  4. 発光素子として機能させるインバータチェーンを半導体基板に組み込んだことを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 前記インバータチェーンが、前記半導体基板全面に蛇行状、格子状、櫛歯状、或いは、同心円状に配置されていることを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記インバータチェーンが、奇数段の閉じたインバータチェーンを構成していることを特徴とする請求項4または5に記載の半導体集積回路装置。
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JP2016058901A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 日本電信電話株式会社 光受信器

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