JP2009085384A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】一方の管材と他方の管材の任意の交差角をなす接合が、両管材が面一をなすように行えて、しかも、必要に応じて嵌合側の管材は若干の長さ調整も可能な管継手を提供すること。
【解決手段】一方の管材2へ嵌合する嵌合部3と、他方の管材4を挟持するクランプ6をボルト7で接合した管継手1であって、上記嵌合部は、内側に管材への挿嵌方向に対して斜片が後方へ傾いている抜け止め部材4を、斜片の先端が嵌合部に設けた窓穴9より外に出て、嵌合する管材の内周へ当るように配置され、挿嵌方向に対して後端には、端蓋10を固定してその後方へ接合縦片11を突出され、上記クランプは、一対の挟持片が基部をヒンジ12で連結され、先端側にはそれぞれ締付部13,13を設けられて、上記嵌合部とクランプは、上記一対の挟持片に接合縦片を挟ませて1本のボルトで接合されていること。
【選択図】図1
【解決手段】一方の管材2へ嵌合する嵌合部3と、他方の管材4を挟持するクランプ6をボルト7で接合した管継手1であって、上記嵌合部は、内側に管材への挿嵌方向に対して斜片が後方へ傾いている抜け止め部材4を、斜片の先端が嵌合部に設けた窓穴9より外に出て、嵌合する管材の内周へ当るように配置され、挿嵌方向に対して後端には、端蓋10を固定してその後方へ接合縦片11を突出され、上記クランプは、一対の挟持片が基部をヒンジ12で連結され、先端側にはそれぞれ締付部13,13を設けられて、上記嵌合部とクランプは、上記一対の挟持片に接合縦片を挟ませて1本のボルトで接合されていること。
【選択図】図1
Description
本発明は、仮設足場、柵、棚その他の構成において、2本の交差する管材を接合するための管継手に関する。
従来、仮設足場、柵、棚その他を構成する2本の管材を接合する管継手として、図14及び図15に示す通り円弧状に形成した一対の挟持片41と42を、一端はヒンジ部43で連結し、他端には突片44と45を付設して、一方の突片44に設けた通し孔46にボルト47を通し、このボルト47を他方の突片45を設けた雌ねじ48へ螺合することで連結する2組のクランプA及びBを、隣り合う挟持片45と45に形成した接合部49と49に枢軸50を通して相対角度を自在に変更できる管継手を構成し、一方のクランプAに例えば横の管材51を挟持させ、他方のクランプBに例えば縦の管材52を挟持させることにより、横の管材51と縦の管材52を任意の交差角度で接合するものは知られている。
しかしながら、上記構成の管継手は、2組のクランプAとBで横の管材51と縦の管材52を接合した場合、図15に示す通り横の管材51の外側へ縦の管材52が出張るため、みにくい外観となって、管材52の出張りが邪魔になり、接合の強度は乏しくて、管材51及び管材52への取り付けは、ボルト47を雌ねじ48より外して一対の挟持片41と42を開かせ、これらの間に管材51又は52を挿し入れて、挟持片41を閉じボルト47を雌ねじ48へ螺合させることにより挟持片41と挟持片42による管材51又は管材52の挟持を行わせ、管材51及び管材52からの管継手の取り外しは、ボルト47をめねじ48から外して、一対の挟持片41を開かせ、両方の挟持片41、42による管材51又は52の挟持を解かせて、管材51又は52を取り外さなければならないから、取り付け及び取り外しが大変面倒であって、しかも、2組のクランプを組み合わせてボルト結合する管継手は、構造が複雑であって使用する部品の数も多いため高価であるという問題点がある。
本発明が解決しようとする課題の第1は、一方の管材と他方の管材の任意の交差角をなす接合が両管材が面一をなすように行えて、必要に応じ一方の管材の長さの微調整も可能な管継手を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題の第2は、一方の管材へ嵌合で取り付ける嵌合部と、他方の管材へ一対の挟持片による挟持で取り付けるクランプを1本のボルトで接合する構成を採用することで、構造を簡単にしてできるだけ安価に市場供給することができる管継手を提供すること。
本発明が解決しようとする課題の第3は、一方の管材への嵌合部の取り付けは、管材への嵌合で行われ、他方の管材へのクランプの取り付けは、開いた挟持片を閉じてボルトを締めることで行われるため、既成の構造物へ管材の棚、仕切、筋交、その他の補足部材を容易に早く取り付けることが可能な管継手を提供すること。
本発明が解決しようとする課題の第4は、嵌合部の端部にかしめ片を設け、このかしめ片を蓋材にあけた孔を通してかしめることにより蓋材の固定を行い、溶接による固定の設備や工程を省いた製造ができる管継手を提供すること。
前記課題を解決するため請求項1に係る発明は、一方の管材へ嵌合により取り付ける嵌合部と、他方の管材へ一対の挟持片による挟持で取り付けるクランプとの接合部をボルトで接合した管継手であって、上記嵌合部は、内側に管材への挿嵌方向に対して、斜片が後方へ傾いている抜け止め部材を、斜片の先端が嵌合部に設けた窓穴より外に出て、嵌合する管材の内周へ当るように配置され、挿嵌方向に対して後端には、端蓋を固定してその後方へ接合縦片を突出され、上記クランプは、一対の挟持片が基部をヒンジで連結され、先端側にはそれぞれ締付部を設けられて、上記嵌合部とクランプは、上記一対の挟持片に接合縦片を挟ませて1本のボルトで接合されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記嵌合部の端蓋を固定する端部に複数のかしめ片を形成し、これらかしめ片を端蓋にあけた複数の孔に通してかしめることで端蓋を嵌合部へ固定してあることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、嵌合部とクランプを各々の軸心線が同一平面内にあって、360度近い範囲内での角度変更ができるように接合した管継手であるため、この管継手を用いれば、管材の水平、垂直、希望角度での斜め取り付けが意のままにできて、しかも、両方の管材は接合される角度如何に関わらず、常に面一(同一の平面内にあること)を保持しているので、接合により構成される構造体の外観が美しくて、従来の管継手と異なり、接合部の表側や裏側へ管材の接合端が突出して危険であったり、作業等の障害になったりすることがなく、更に、管材の接合は接合側が被接合側に挟み入れる態様で行われるため、これによって補強の効果も得られる。
管材へ嵌合で取り付ける嵌合部と、一対の挟持片で管材へ取り付けるクランプとで構成される管継手は、接合側の管材の両端へ嵌合部を嵌合して管継手を取り付け、これら管継手におけるクランプの挟持片を、開いて被接合側の管材を内部へ収めて閉じさせる操作を行えば、既成の構造物に対して機能等を補充する管材を構造部には一切、手を加えることなく容易に早く行うことが出来て、この機能は新しい構造物の形成に際しても発揮される。
管継手の嵌合部は管材へ嵌合するだけで取り付けられるように、管材へ挿嵌するときは押し倒され、抜くときは引き起こされる抜け止め部材を備えるので、管材への取り付けが差し込みでワンタッチで行えて、しかも、嵌合すれば抜け止め部材の作用で抜けないようになるものであるが、管材または管継手を回しながら抜く方向へ引くと、抜け止め部材が滑って機能しないため抜き取りができるので、この作用を利用して回し引きで希望寸法だけ嵌合部を抜き出して止めれば、嵌合部はこの状態で固定されて管材の長さを引き出し寸法だけ増加させるため、寸法調整の効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、嵌合部とその端蓋を金属板で形成する場合は、嵌合部の端部にかしめ片を形成し、端蓋にかしめ片を通す孔を開けて、この孔にかしめ片を通してかしめることで端蓋の固定を行えば、溶接固定と異なり、溶接の設備が不要であって時間も短縮されるから、製作コストの低減が図れる。
以下に本発明に係る管継手の実施形態を図面について説明する。
図1、図2において符号1は、本発明に係る管継手を示す。この管継手1は、図1に示す通り一方の管材2へ嵌合により取り付ける嵌合部3と、他方の管材4へ一対の挟持片5、5による挟持で取り付けるクランプ6とを、ボルト7で結合した管継手であって、上記嵌合部3は、内側に管材2への挿嵌方向に対して、斜片8aが図2に示す通り後方へ傾いている抜け止め部材8を、斜片8aの先端が嵌合部3に設けた窓穴9より外に出て、嵌合する管材2の内周へ当るように配置され、挿嵌方向に対して後端には、端蓋10を固定し、この端蓋10から後方へ接合縦片11を突出したものである。上記クランプ6は、一対の挟持片5、5が基部をヒンジ12で連結され、先端側にはそれぞれ締付部13、13を設けられて、上記嵌合部3とクランプ6は、上記一対の締付部13、13に接合縦片11を挟ませて上記1本のボルト7で接合されていることを特徴とする。
上記管継手1の嵌合部3は、一方の管材2の内側に抜き差し可能な外径を有する円筒形のものであって、図1、図2に示す通り、周面の一側の中央付近に窓孔9を設け、同側の挿嵌方向に対して前端側に、抜け止め部材8をかしめで取り付けるための工具孔14をあけ、この工具孔14に対応させて反対側の壁にかしめ筒15を形成してあり、挿嵌方向に対して後端にはキャップ形の端蓋10を嵌合固定して、この端蓋10の外側には上記接合縦片11の基部の脚片11aを端蓋10の孔10bを貫通させ、面部10aの裏側で外方に曲げてかしめ固定してある。
上記嵌合部3の内側に設ける抜け止め部材8は、図2の円内に示す通り逆への字形をなす斜片8aと水平の取付部8bを有するようにばね材で形成して、取付部8bで嵌合部3へ取り付けると、斜片8aの先端が図2の通りに挿嵌方向に対して後方へ傾き、管材2の内周に合う円弧面の先端を窓穴9より外側へ出すように形成してあり、取付部8bには上記かしめ筒15を通す孔16を図2の円内に示す通りにあけてある。
上記嵌合部3へ抜け止め部材8を取り付けるには、図2に示す通り嵌合部3の内側へ抜け止め部材8を収め、斜辺8aの先端が嵌合部3の周面にあけた窓穴9より外に出る位置に止めて、図2の円内に示す通り取付部8bにあけた孔16にかしめ筒15を通し、工具孔14より図面には示してない工具を挿し入れてかしめを行う。こうすると、抜け止部材8は嵌合部3の内側へ取り付けられて、窓孔9より外にでる斜片8aは管材2へ挿嵌する方向に対して後方へ傾いているので、嵌合部3を図7(a)に矢印で示す通り管材2へ押し込むときは、抜け止め部材8の斜辺8aが管材2に当たると、管材2により押し倒されて管材2の内周を滑り進むため、殆ど抵抗なく嵌合が行われる。しかし、嵌合後に管材2へ抜く方向の力を作用させるときは、斜辺8aは管材2の内周により引き起されて管材2の内周へ食い込み現象を生じるため、嵌合部3の管材2からの抜け出しは防止される。
上記の通り、抜く方向の力が加われば抜けない嵌合部3も、図7(b)に示す通り、例えば管材2を楕円に付した矢印の方向(反対方向でも可)に回しながら矢印方に引くときは、抜け止め部材8が滑って管材2による引き起しを生じさせないため、嵌合部3を抜き取ることができる。この現象は、嵌合部3を回しながら嵌合部3を少しずつ抜き出し、希望する寸法だけ抜け出した位置で管材2を止めれば、嵌合部3はこの位置に止って図7(b)では密着していた管材2の端末と嵌合部3の端蓋10との間に、図7(c)に示す通りの隙間Lを生じて、この隙間Lだけ管材2の長さを増加させることになるので、この操作で管材2の長さを増加方向へ任意に調整することが可能となる。
上記クランプ6は、図1、図2に示す通り他方の管材4の外径に適合する円弧状に形成して、リブ17の形成により補強した一対の挟持片5、5を、一端はヒンジ12で連結し、他端には締付部14、14を付設した構成とする。そして、締付部13、13の間に嵌合部3の端蓋10から突出する接合縦片11を挟ませて、一方の締付部13にあけた孔18と接合縦片11にあけた孔19にボルト7を通し、このボルト7を他方の締付部13に設けた雌ねじね20へ螺合させることで、嵌合部3とクランプ6を相対角度の変更が自在にできるよう連結する。尚、上記の通り締付部13、13の一方に孔18をあけ、他方に雌ねじ20を形成することなく、両方の締付部13、13にそれぞれ孔18をあけ、これらの孔18,18と接合縦片11の孔19にボルト7を通して、先端にナット(図面省略)を螺合させるようにしてもよいものである。
次に、一方の管材2へ嵌合する嵌合部3を金属板によって形成する実施形態について説明する。先ず鋼板等を用いて、ブレスの抜き加工及び絞り加工で、図3に示す通り上縁側に複数のかしめ片21を等間隔で形成し、左縁側と右側縁の中央付近には対応する方形の切欠22、22を、下部には対応する半円形の切欠23、23をそれぞれ形成し、更に、左縁側の中央部に形成される方形の切欠22と、下部に形成される半円形の切欠23の間には外側へ突出する突片24を形成し、右縁側の中央部に形成される方形の切欠22と、下部に形成される半円形の切欠23の間には上記突片24を係合させる凹部25を形成し、なお、右側縁の方形切欠22の上側には外側へ突出する突片26を形成し、左側縁側の方形の切欠22の上側には上記突片26を係合させる凹部27を形成した加工板材28を製造する。そして、この加工板材28をプレス加工で図4(b)示す通り丸めれば、加工板材28は、図4(b)に示す通りの円筒形となって、両側縁から突出する突片22、24を凹部23、25に係合させるため、この係合で接合の補強が行われた嵌合部3が完成する。
また、嵌合部3の挿嵌方向に対して後側を塞ぐ端蓋10は、鋼板等を用いてプレスの抜き加工及び絞り加工で、円形の面部10aと円環部10bとよりなるキャップ形であり、面部10aには上記嵌合部3に形成したかしめ片21に対応する複数の孔29を等間隔であけるように形成する。そして、この端蓋10を面部10aにあけた孔29からかしめ片21が出るように嵌合部3へ被せ付けて、かしめ片22を面部10aへかしめ付ければ、端蓋10を嵌合部3へ確実に固定する作業までプレス加工で完了する。
なお、嵌合部3及びクランプ6は上記の通り金属板のプレス加工で形成することなく、合成樹脂の成形加工にで形成しても良いことは勿論である。
上記構成の管継手1で管材2と管材4を接合するには、先ず、嵌合部3を一方の管材2へ挿嵌方向の前方から挿入すると、抜け止め部材8が管材2の先端により押し倒されるため、殆ど抵抗なく嵌合部3の端蓋10が管材2の端部へ当たるまで嵌合される。そして、この状態では、管材2へ抜く方向の力が作用すると、抜け止め部材4が引き起こされて管材2の動きを制止し、嵌合部3の抜けを防止するので、クランプ6の一方の挟持片5を開いて、他方の挟持片5に他方の管材4を収まらせた後、開いた挟持片5を閉じて、他方の挟持片5とで管材4を挟ませ、挟持片5の締付部13と接合縦片11とに支持されているボルト7を反対側の挟持片5の締付部13に設けた雌ねじ20へ締め込めば、挟持片5、5の挟持による管材4の固定が行われるので、管材2と管材4は、クランプ6に設けた締付部13、13と、嵌合部3に設けた接合縦片11との1本のボルト7による連結で、図5に示すAの位置からBの位置までの360度近い範囲内で相対角度の変更ができるように接合される。
上記の通り接合された管材2と管材4とは、管継手1を構成する嵌合部3とクランプ6が、その軸心を図6に示すS線と一致するように接合された構成であるため、この管継手1で接合された管材2と管材4は、表面側も裏面側も図6に示すF1線、F2線と一致する所謂面一となるものであって、しかも、管材2は、両側の管材4,4の間に挟み込まれて位置保持と強度の補強を行われる。
次に、本発明の管継手1による管材の接合で構造物の部品を形成する幾つかの例に付いて説明する。
図8は、左右の縦の管材4−1、4−1と、上下の横の管材4−2、4−2を継手30で接合して形成した方形枠31の内部に、対角線筋交32を設置する例を示すものであって、この場合は、両端に管継手1、1を取り付けて方形枠31内の対角線寸法に長さを合わせた管材2を形成し、一方の管継手1のクランプ6によって左側の管材4−1の下端を挟持させ、他方の管継手1のクランプ6によって右側の管材4−2の上端を挟持させれば、管材2の両端が管継手1、1で管材4−1、4−1へ接合されて、方形枠31の内部に管材2で対角線筋交32が簡単に設置される。
図9は、左右の縦の管材4−1、4−1と、横の管材4−2を継手30で接合して形成した門形枠33の両隅角部に一対の隅筋交34、34を設置する例を示すものであって、この場合は、両端に嵌合部3を嵌合して一対の管継手1、1を取り付けることで、隅筋交34、34の設置位置に長さを合わせた一対の管材2、2を形成して、これら管材2、2の一端に取り付けた管継手1のクランプ6で左右の縦の管材4−1、4−1を挟持させ、他端に取り付けた管継手1、1のクランプ6、6で横の管材4−2の両側を挟持させれば、一対の管材2、2の両端が管継手1、1で縦の管材4−1と横の管材4−2へ接合されて、縦の管材4−1と横の管材4−2とがなす両隅角部に管材2による隅筋交34、34を簡単に設置することができる。
図10は、所定の間隔で立てられる左右の一対の縦の管材4−1、4−1の上に合掌35を形成する例を示すものであって、この場合は、両端に嵌合部3を嵌合して管継手1、1を取り付け、一方の管継手1からはクランプ6を取り外すことで希望する合掌に長さを合わせた一対の管材2、2を形成し、これら管材2、2の一端に取り付けた管継手1、1のクランプ6、6で管材4−1、4−1を挟持させ、他端に取り付けたさクランプ6なしの管継手1、1は嵌合部3に設けた接合縦片11、11を重ねてボルト7で結合すれば、一対の管材2、2によって、山形をなす合掌35を簡単に形成することができる。
図11は、平行する左右の横の管材4−2、4−2の間に、棚杆36を設置する例を示すものであって、両端に嵌合部3を嵌合して一対の管継手1、1を取り付けることで管材4−2、4−2の間隔に長さを合わせた一対の管材2、2を形成して、これら管材2、2の一端に取り付けた管継手1のクランプ6で左右の管材4−2、4−2を挟持させ、各管材2の両端をそれぞれ横の管材4−2、4−2に接合すると、左右の横の管材4−2、4−2の間に間隔を隔てては所要数の棚杆36を簡単に設置することができる。この場合、管材2の長さは正確に揃えられていなければならないが、上記した嵌合部3の嵌合度の調で管材の長さ補正を行えば、長さに多少の不揃いがある管材を使用することができて便利である。
図12は、左右の縦の管材4−1、4−1と、上下の横の管材4−2、4−2を継手30で接合して形成した方形枠31の内部に梁37を設け、この梁37と上側の横の管材との間に仕切杆38を設ける例を示すものであって、この場合は、両端に管継手1、1を取り付けて方形枠31の横方向の内法寸法に長さを合わせた管材2を、一方の管継手1のクランプ6で左側の管材4−1の上部を挟持させ、他方の管継手1のクランプ6で右側の管材4−2の上部を挟持させて、管材2の両端を管材4−1、4−1へ接合すると、方形枠31の内側上部に梁37が簡単に設置される。そこで、両端に管継手1、1を取り付けることで、梁37と上側の横の管材4−2との間隔に長さを合わせた管材2を形成して、一方の管継手1のクランプ6で梁37の中間部を挟持させ、他方の管継手1のクランプ6で上側の横の右側の管材4−2の中間部を挟持させて、管材2の両端を管材2と管材4−2へ接合すれば、梁37の上部に仕切杆38を簡単に設置することができる。
図13は、上記した隅筋交34、棚杆36、梁37等を完成している小屋構造体Aへ取り付けた例を示すものであって、嵌合部3とクランプ6を組み合わせた管継手を用いて接合を行うため、小屋構造物Aには全く手を加えることなく、各部品を簡単確実に固定することができて、しかも、取り付けられた各部品は、小屋構造物Aを構成る各管材の間へ面一をなすように収まるため、外観が美しくて強度にも優れて部品の離脱も生じにくい等の特徴を有する。
仮設の足場、柵、棚その他を構成する際、縦の管材と横の管材を面一をなすように正確な間隔で強固に接合できる継手として利用できる。
1 管継手
2 一方の管材
3 嵌合部
4 他方の管材
5、5 一対の挟持部
6 クランプ
7 ボルト
8 抜け止め部材
9 窓孔
10 蓋材
11 接合縦片
13、13 一対の締付部
2 一方の管材
3 嵌合部
4 他方の管材
5、5 一対の挟持部
6 クランプ
7 ボルト
8 抜け止め部材
9 窓孔
10 蓋材
11 接合縦片
13、13 一対の締付部
Claims (2)
- 一方の管材へ嵌合により取り付ける嵌合部と、他方の管材へ一対の挟持片による挟持で取り付けるクランプとの接合体をボルトで接合した管継手であって、
上記嵌合部は、内側に管材への挿嵌方向に対して、斜片が後方へ傾いている抜け止め部材を、斜片の先端が嵌合部に設けた窓穴より外に出て、嵌合する管材の内周へ当るように配置され、挿嵌方向に対して後端には、端蓋を固定してその後方へ接合縦片を突出され、
上記クランプは、一対の挟持片が基部をヒンジで連結され、先端側にはそれぞれ締付部を設けられて、
上記嵌合部とクランプは、上記一対の挟持片に接合縦片を挟ませて1本のボルトで接合されている
ことを特徴とする管継手。 - 上記嵌合部の端蓋を固定する端部に複数のかしめ片を形成し、これらかしめ片を端蓋にあけた複数の孔に通してかしめることで端蓋を嵌合部へ固定してある
ことを特徴とする請求項1に記載の管継手。
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