JP2019122741A - 折りたたみ椅子用荷棚装置 - Google Patents
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Abstract
Description
理由として、先ず製造する企業の側は、新たに荷棚付きの折りたたみみ椅子を製造し販売を行うと、既に生産を完了している折りたたみ椅子の多くが在庫となって、大きな損失を招く恐れがあるので、荷棚付きの折りたたみ椅子の生産に踏み切ることができないでいる。
また、利用者の側からすると、特に学校やイベント等を行う業者では、既に多くの折りたたみ椅子を揃えていて、この既存の折りたたみ椅子と荷棚付きの折りたたみ椅子を入れ換える買い代えることは、費用が嵩むので不可能に等しいことであり、結果として既存の折りたたみ椅子と荷棚付きの椅子を混ぜて使用することは否めない。
前期スライド機構に合致する係着具と、
該係着具に、前記左右前後のそれぞれの脚に係わる取着手段を備えたもの、
及び、折りたたみ椅子の座板の下側に、座板との間に手荷物を載置する区画を確保して配設する荷棚の両側部又は両側部と後部に備えた吊体と、
該吊体を前記座板又は座枠への取着手段を備えている。
またこの効果によって、安価な荷棚と取り付け部材のみを購入すれば良いので、荷棚が付いた折りたたみ椅子を早期に普及させることができる。
先ず先に、本実施例の効果を発揮する上で最も重要な部材である係止具5Aを、図1・図2・図3によって説明する。
図1の左図は、折りたたみ椅子の前脚71に係止具5Aを装着し、この係止具5Aを荷棚側から見た正面図であって、係止具5Aの中央に脱落防止具10を表し、更に点線によって図視する荷棚1の上側側部に形成するスライド孔A3を設けた側部落下防止体2を表している。
またこの図1では、係止具A5を左側の前脚71に装着した状態を表しているが、この状態は左右前後の全ての脚に共通するものである。
次に図2の右図は、左図の折りたたみ椅子を、収納できるようにたたんだ状態を表している。
A図に示すように、係止具5Aは可撓部6によって開閉自在とするもので、その形状は、可撓部6を介して断面樋型の挟着部7・7を形成し、更に該挟着部7・7を閉じ合わせたたときに円柱形となる加圧部8・8形成している。
B図に示す加圧管9は、挟着部7・7を閉じて円柱形をよなる加圧部8・8に嵌めて、挟着部7・7の閉鎖状態を維持させるものであり、またこの加圧管9は、折りたたみ椅子を開閉する際に、側部落下防止体2に形成するスライド孔A3・スライド孔B4内を手摺動することになるので、可圧管9の磨耗を少なくするために金属管としている。
C図に示す脱落防止具10は、前記加圧管9から落下防止体2が脱落するのを防ぐものである。
本発明の折りたたみ椅子用荷棚装置は、既存の折りたたみ椅子に後から荷棚を取り付けるものであり、注意すべきことは、折りたたみ椅子が既存であるために、左右の脚の間隔が僅かではあるが差異がある。
そこで、この差異を補うための調整手段として、加圧部8・8と加圧管9長めにしていて、この長くしたことによって強度が損なわれるときは、加圧部8・8に補強手段を施した別型の係止具を用意すればよい。
E図はD図の脱落防止具10部分の断面図であって、挟着部7・7と可圧部8・8との間に補強部11・11を設けている。
F図はE図のb−b断面図であって、E図と同じく挟着部7・7と可圧部8・8との間に補強部11・11を設けている。
次に図4は後部落下防止体12の正面図であって、後部落下防止体12の下辺部は荷棚1の後辺に、撥ね上げ用のバネ付きヒンジ14・14によって蝶着されている。
従って、押圧摺動部13・13は常に後脚73・73の内面に接しているので、椅子を折りたたむときは、押圧摺動部は後脚73・73の内面を上下に摺動する。
先ず図5に示すヒンジ型吊体とは、下端と中央部と上端をヒンジとするもので、金属製または合成樹脂のヒン加工等によるものである。
荷棚21の両側部に側部ヒンジ型吊体22の下端を蝶着し、且つ荷棚1の後辺に後部ヒンジ型吊体23の下端を蝶着し、上端は座板74側に取着するための取着部材25にそれぞれ蝶着している。
また、側部ヒンジ型吊体25を設ける箇所は、荷棚21の両側部の前荷1ヵ所ずつ、または前後2ヵ所、更に前後を兼用する為に幅を広くする等の何れれでも良く、取着部材25を省いて、ヒンジ自体を座板74若しくは座枠75に直接取着することも可能である。
先ず図10は、
係止具B31は、半円樋型の嵌合体32に、回動によって締緩効果を生み、且つ締めつけ時に働くロック機構を備えたフック部33が軸着され、更に嵌合体32の両端部に吊体22を係止するための、軸孔35・35を設けた支持片34・34を形成している。
ここでロック機構は、金属成形あるいは樹脂成形ともに、従来の技術を利用する範囲で充分な効果は得られる。
次に図12は、係止具B31に設けたフック部33によって座枠75を締めつけた状態を表した断面図である。
次に図13は、本実施例の側部ヒンジ型吊体22・22をたたんだ状態を表していて、側部ヒンジ型吊体22・22と荷棚21は、座板74と座枠31・31の中に収納できるので、複数の折りたたみ椅子を重ねて収納できる効果があり、荷棚には何の影響もない。
図15は、係止具C41・41を座枠75・75に装着し、荷棚21を折りたたんだ状態の断面図である。
次に図16は図15の詳細図であって、嵌合体42内に座枠75を嵌め入れ、この座枠75を、押圧片43とネジ部44と操作部Aからなる締め具46によって締め込むことで係止具Cを座枠75に装着し、更に嵌合体Bに形成する支持片34を介して図示を省いているが、側部ヒンジ型吊体22と荷棚21を連接している。
図17のA図は本実施例を正面から見た詳細図であって、係止具D51・51と直棒体A53と直棒体B55と操作部57からなる操作体5を、左右の座枠75・75間に介在させている。
次にB図は、A図の詳細図であって、左右対象且つ直列状態に構成する直棒体A53は図示上左の端部に樋型の押圧片52を設け、且つ逆側に右ネジ部54を形成する直棒体Aと、また図示上右端部に樋型の押圧片52を設け、且つ逆側に左ネジ部56を形成する直棒体Bと、両ネジ部に係わる操作部57で構成している。
よって図示上において、操作部57の上側を手前方向に回転させると、互いに逆ネジの作用により、両端部に設けた押部52・52は互いに外方向に移動をするので、座枠75・75間での通張り効果を生じることで、係止具D51・51を座枠75・75に装着している。
図18に示すように、側部ヒンジ型吊体22に形成する各ヒンジ部の軸巻部59を断面長孔にして、内部に介在する軸体36を遊動可能にすることで、側部ヒンジ型吊体22の全長が、一定間隔において自在且つ自動的に変化する。
よって、座枠75・75の間隔が様々に異なる折りたたみ椅子であっても、同じ寸法の荷棚21で全てに対処できる。
また、この実施例は後部ヒンジ型吊体にも共通する。
また、荷棚をたたむ手段も上記のほかに蛇腹式等も含まれる。
上記実施例2・実施例3・実施例4において、側部ヒンジ型吊体及び、係止具B・係止具Cの技術は、落下防止体を兼ねた後部ヒンジ型吊体も共通する。
また、実施例では側部ヒンジ型吊体を前側1箇所としているが、前後に設けても良く、或いは前後に設けた側部ヒンジ型吊体を幅広の1ヵ所にしても同じ効果が得られる。
図19のA図は本実施例7の斜視図であって、荷棚61の両側部に設けた2ヵ所づつの棒型吊体62はそれぞれ上下の端部を90度折り曲げ、この折り曲げ部分を軸部63とし、上端の軸部63を取着部材64に、また下端の軸部63を荷棚に軸着している。
また後部左右の棒型吊体62・62に後部落下防止体66を設けておくと、載置された荷物の荷棚61からの落下や盗難を防ぐことができる。
更に、棒型吊体62が垂直状態おのを保持手段を設けておくと、荷棚61の揺動を抑止できるので使いやすくなる。
次に図19のB図に示すように、棒型吊体62に形成する軸部63は、上下同方向に形成した場合、または上下逆方向に形成した場合でも同じ効果が得られる。
次に図21のA図は、座板を45度たたみ上げた状態を示し、B図は座板を完全にたたんだ状態を示していて、たたんだ荷棚は観客の歩行にの際に全く支障はない。
図22は本実施例の部分断面図であって、
先ずA図は、取着部材73に吊部材75を蝶着し、また荷棚71に開口する荷棚開口部72内に、前記吊部材75を挿通し、この吊部材75の端部に形成するストッパ−76によって、荷棚71が吊部材75からの抜落を防止することができる。
次にこの実施例の作用を、図B・図C・図D・図Eによって説明する。
B図は荷棚71をたたみ上げた状態である。
C図・D図・E図の順に荷棚71を下げてゆき、ストッパ−76によって荷棚71は停止する。
先ずA図は、座枠95自体に側部ヒンジ型吊体83を取着する取着部82を備えたパイプ型係止具E81を設け、このパイプ型係止具E81に側部ヒンジ型吊体83を取着するものである。
次にB図は、荷棚を設けたときに、パイプ型かかり着具Eが荷棚の重量によって下方向に回転した状態を表している。
この構成によると、予め座枠95を製作する時点で座枠95にパイプ型係止具E81を挿通しておき、荷棚は必要に応じて取着すればよい。
1:荷棚 2:側部落下防止体 3:スライド孔A
4:スライド孔B 5:係着具A 6:可撓部
7:挟着部 8:可圧部 9:可圧管
10:脱落防止具 11:補強部 12:後部落下防止体
13:押圧摺動部 14:バネ付きヒンジ
実施例2
21:荷棚 22:側部ヒンジ型吊体 23:後部ヒンジ型吊体
24:ヒンジ部 25:取着部材 26:取着孔
実施例3
31:係着具B 32:嵌合体A 33:フック部
34:支持片 35:軸孔 36:軸体
実施例4
41:係着具C 42:嵌合体B 43:押圧片
44:ネジ部 45:操作部A 46:締具
実施例5・6
51:係着具D 52:押圧片 53:直棒体A
54:右ネジ部 55:直棒体B 56:左ネジ部
57:操作部B 58:操作体 59:軸巻部
実施例7
61:荷棚 62:側部棒型吊体 63:軸部
64:取着部材 65:取着孔 66:後部落下防止体
実施例8
71:荷棚 72:荷棚開口部 73:取着部材
74:ヒンジ 75:吊部材 76:ストッパ−
折りたたみ椅子
91:前脚 92:背もたれ 93:後脚
94:座板 95:座枠 96:脚
97:背もたれ 98:座部 99:ひじ掛け
100:床
実施例9
81:パイプ型係着具E 82:取着部 83:側部ヒンジ型吊体
84:後部ヒンジ型吊体
折りたたみ椅子(従来品)
91:前脚 92:背もたれ 93:後脚
94:座板 95:座枠 96:脚
97:背もたれ 98:座部 99:肘掛
100;床
追って審査請求と同時に明細書を補正します。
この普及を拒む理由として、先ず製造に携わる企業の側では、新たに荷棚付きの折りたたみみ椅子を製造し販売を行うと、既に生産を完了している折りたたみ椅子の多くが在庫となって、大きな損失を招く恐れがあるので、荷棚付きの折りたたみ椅子の生産に踏み切ることができないでいる。
また、需要者の側からすると、特に学校やイベント等を行う業者では、既に多くの折りたたみ椅子を揃えていて、まだ永く使える既存の折りたたみ椅子と荷棚付きの折りたたみ椅子を入れ換えるのは、勿体ないことと、費用が嵩みすぎて不可能に等しいことである。
また、折りたたみ椅子の座板の下側に、座板との間に手荷物を載置する区画を確保して配設する荷棚の両側部又は両側部と後部に備えた吊体と、該吊体を前記座板又は座枠又は座板と座枠への取着手段を備えたものとしている。
更に、スタッキングチェア等のたたむことができない椅子であっても、座板の裏面の構造次第では、荷棚を取り付けることができる効果があり、講演会、各種イベントなどで本発明の荷棚を使用することによって、手荷物の置き場所が増大する。
また本発明によって、椅子ごと購入するのではなく、荷棚のみを購入すればよいので安価であるから、荷棚付きの折りたたみ椅子の利便性を高めることができる。
先ず、本実施例の効果を発揮する上で最も重要な取着手段である係着具A5を、図1・図2・図3によって説明する。
図1のA図は、折りたたみ椅子の前脚90に係着具A5を装着し、この係着具A5を荷棚側から見た正面図であって、係着具A5の中央に脱落防止キャップ10を表し、更に点線によって図示する荷棚1と、その側辺から上に向けて形成するスライド孔A3を設けた側部落下防止体2を表している。
またこの図1では、係着具A5を左側の前脚90に装着した状態を表しているが、この状態は左右前後の全ての脚に共通するものである。
次に図2のB図は、A図の折りたたみ椅子を、収納できるようにたたんだ状態を表している。
先ずA図に示すように、係着具A5は可撓部6によって開閉自在とするもので、その形状は、可撓部6を介して断面ほぼ半円樋形の挟着部7・7を形成し、更に該挟着部7・7は閉じ合わせたたときに円筒形となるもので、この挟着部7・7の端部に断面半円型の加圧部8・8形成している。
次にB図に示す加圧管9は、挟着部7・7を閉じ合わせて円柱型となった加圧部8・8に嵌め込み、挟着部7・7の閉じ合わせた状態を維持させるものである。
またこの加圧管9は、折りたたみ椅子を開閉する際に、側部落下防止体2に形成するスライド孔A3・スライド孔B4を摺動するので、加圧管9の磨耗を少なくするために金属製が良い。
C図に示す脱落防止具10は、前記加圧管9から側部落下防止体2が脱落するのを防ぐものであって、図示はしていないが螺着にすると良い。
それは本発明の折りたたみ椅子用荷棚装置は、すでに購入した折りたたみ椅子に荷棚を取り付けるものであるために、注意すべきことは、折りたたみ椅子が各メーカー、又はメーカーの機種等によって左右の脚の間隔に僅かではあるが差異があることである。
そこで、この差異を補うための調整手段として、加圧部8と加圧管9を長くしていて、この長くしたことによって強度が損なわれるときは、加圧部8・8に補強手段を施した別型の係着具Aを用意すれば良い。
そこでE図はD図の脱落防止キャップ10部分の断面図に示すように、挟着部7と加圧部8との間に補強部11・11を設けている。
次に図4は後部落下防止体12の正面図であって、後部落下防止体12の下辺部は荷棚1の後辺に、撥ね上げ用のバネ付きヒンジ14・14によって蝶着されている。
よって、押圧摺動部13・13は常に後脚92・92の内面に接しているので、椅子を折りたたむときは、押圧摺動部は後脚92・92の内面を上下に摺動する。
先ず図5に示すように、係着具B22は、半円樋型の嵌合体A23に、回動作用によって締めつけ効果を生むロック機構24が設けられ、更に嵌合体A23の両端部に側部ヒンジ型吊体28を係止するための、軸孔26・26を設けた支持片25・25を形成している。
ここでロック機構は、金属成形あるいは樹脂成形ともに、従来の技術を利用する範囲で充分な効果は得られる。
よって、予め係着具B22に形成する軸孔26に、側部ヒンジ型吊体28を取り付け、つまり側部ヒンジ型吊体に形成する上部のヒンジ部30の軸体27を挿入しておくと、係着具B22と側部ヒンジ型吊体28は一体となり、これを左右一対として、荷棚21に蝶着して荷棚装置としている。
次に図8は、図7のc−c断面図であって、係着具B22に設けたロック機構24によって座枠94を締めつけた状態を表ししている。
次に図9は、本実施例の側部ヒンジ型吊体28・28をたたんだ状態を表していて、側部ヒンジ型吊体28・28と荷棚21は、座枠94・94の間に収納できるので、複数の折りたたみ椅子を重ねて保管しても荷棚が邪魔になることはない。
図10は、係着具C32・32を座枠94・94に装着し、荷棚31を折りたたんだ状態の断面図である。
次に図11は図10の詳細図であって、嵌合体B33内に座枠94を嵌め入れ、この座枠94を、押圧片34とネジ部35と操作部A36からなる締め付け具によって締め込むことで、係着具C32を座枠94に装着し、更に嵌合体B33に(図示なしの)形成する支持片を介して、側部ヒンジ型吊体28と荷棚31を連設している。
図12のA図は本実施例を正面から見た図であって、係着具D42・42と直棒体A44と直棒体B46と操作部B48からなる押圧体49を、左右の座枠94・94間に介在させた状態を表している。
次にB図は、A図の詳細図であって、左右対象且つ直列状態に構成する直棒体A44と直棒体B46は、左端部に樋型の押圧片43を設け、且つ逆側に右ネジ部45を形成する直棒体Aと、また図示上右端部に樋型の押圧片43を設け、且つ逆側に左ネジ部47を形成する直棒体B46と、両ネジを形成する長ナットを操作部48としている。
よって、操作部48の上側を手前方向に回転させると、互いに逆ネジの作用により、直棒体A44と直棒体B46は互いに外方向に移動をするので、座枠94・94間での突き張り作用を生じ、係着具D42・42を座枠94・94に装着できる。
本実施例はず13に示すように、前述した実施例2・実施例3・実施例4のように係着具の座枠94への取着手段とは異なり、係着具自体が回動するもので、その基本となる構成と作用を表している。
先ず左図は、支持片53を形成する筒型の係着具E52を座枠94に鞘形に設け、軸着部54に軸着する側部ヒンジ型吊体28をたたんだ状態を表していて、支持片53は座枠94の右に位置している。
右図は、側部ヒンジ型吊体28が吊り下がった状態を表していて、係着具Eは約90度回転している。
また、係着具E52を樋型に二分割して合体手段を備えると良い。
次に図14は、これまでに述べた実施例2・実施例3・実施例4・実施例5に記載する構成を折りたたみ椅子に取り付けて、荷棚を使用できる状態にしたときの正面図である。また荷棚21・31・41・51をたたむときは、荷棚を矢印の方向に押し上げると、側部ヒンジ形吊体28は矢印で示すように、中段のヒンジ部が内方向に移動し、後部ヒンジ型吊体29の中段のヒンジ部は手前方向に移動する。
図15に示すように、側部ヒンジ型吊体28に形成する各ヒンジ部の軸巻き部を断面長孔の遊動部59として、内部に介在する軸体58を遊動可能にしている。
これにより側部ヒンジ型吊体28を折りたんだときの長さ調整ができるので、座枠94・94の間隔が異なる折りたたみ椅子であっても、荷棚の寸法を変えることなく取り付けることができる。
先ず図16に示すヒンジ型吊体62は、下端と中央部と上端をヒンジとするもので、金属製・樹脂製蝶番、または合成樹脂のヒン加工等に限定するものではない。
荷棚61は、両側部に側部ヒンジ型吊体62の下端を蝶着し、且つ荷棚61の後辺には後部ヒンジ型吊体63の下端を蝶着し、上端は座板93側に取り付けるための取着部材A65にそれぞれ蝶着している。
次に、取着部材A65を座板93への取り付け手段は、座板の素材が木製、金属製、樹脂製に限ることなく、木ビス、金属用ビス、接着剤、粘着テープ、ボルトナット、その他、そしてこれらの併用も自在である。
また、枠型に図示している取着部材を、より強固に取り付けるために、上面全体を板状にしても良い。
また、取着部材A65を荷棚61に取り付けるとき、図17に示すように荷棚61をたたんだ状態でもビス締めができるように、たたんでいる状態で、側部ヒンジ型吊体62と後部ヒンジ型吊体63と荷棚61の、取着部材Aに設けたビス孔66と合致する位置にドライバーを差し入れる孔67を設けると良い。
次に、荷棚61をたたんだ状態を維持するために、バネ又は磁石等によって荷棚61を取着部材A65に引きつける手段を設けると良いし、その他ロック機構を設けることもできる。
更に吊体を蛇腹にすることも実施例としてあり得る。
次に図18は、図16に記載する荷棚装置を完全に折りたたんだ状態を表している。
次に図19は、図16に記載する本実施例7の荷棚装置を折りたたみ椅子に取り付けて正面から見た状態を表している。
次に図20は、図19のd−d断面を表している。
また、荷棚をたたむ手段も上記のほかに蛇腹式等も含まれる。
図21は本実施例8の斜視図であって、荷棚71の両側部に設けた前後2ヵ所づつの棒型吊体72は、それぞれ上下の端部を90度折り曲げ、この折り曲げ部分を軸部73とし、上端の軸部73を取着部材B74に、また下端の軸部73を荷棚71に軸着している。
また後部左右の棒型吊体72・72に後部落下防止体76を設けておくと、載置された荷物が荷棚71からの落下または盗難を防止することができる。
更に、荷棚71を使用するときは棒型吊体72が吊り下げた状態であるために揺動するので、棒型吊体72の垂直状態を維持する手段を設けておくと、荷棚71の揺動を抑止できるので使いやすい。
次に図23のA図は、座部97を45度程たたみ上げた状態を示し、B図は座板を完全にたたんだ状態を示していて、たたんだ荷棚は観客の歩行にの際に全く支障はない。
図24は本実施例の断面図であって、
先ずA図は、取着部材C83に吊部材85を軸着し、また荷棚81に開口する摺動開口部82内に、前記吊部材85を挿通し、この吊部材85の端部に形成するストッパ−86によって、荷棚81が吊部材85からの抜落を防止することができる。
次にこの実施例の作用を、図B・図C・図D・図Eによって説明する。
B図は荷棚81をたたみ上げた状態である。
次にC図・D図・E図に示す順に荷棚81を下げてゆくと、下端に達したとき荷棚81はストッパ−86によって停止し、荷棚81を使用できる状態になる。
尚全ての実施例において、荷棚はワイヤーメッシュ・網等、棚として使用できる材料は全て含む。
1:荷棚 2:側部落下防止体 3:スライド孔A
4:スライド孔B 5:係着具A 6:可撓部
7:挟着部 8:加圧部 9:加圧管
10:脱落防止キャップ 11:補強部 12:後部落下防止体
13:押圧摺動部 14:バネ付きヒンジ
実施例2
21:荷棚 22:係着具B 23:嵌合体A
24:ロック機構 25:支持片 26:軸孔
27:軸体 28:側部ヒンジ型吊体 29:後部ヒンジ型吊体
30:ヒンジ部
実施例3
31:荷棚 32:係着具C 33:嵌合体B
34:押圧片 35:ネジ部 36:操作部A
実施例4
41:荷棚 42:係着具D 43:押圧片
44:直棒体A 45:右ネジ部 46:直棒体B
47:左ネジ部 48:操作部B 49:押圧体
実施例5
51:荷棚 52:係着具E 53:支持片
54:軸着部
実施例6
58:軸体 59:遊動部
実施例7
61:荷棚 62:側部ヒンジ型吊体 63:後部ヒンジ型吊体
64:ヒンジ部 65:取着部材A 66:ビス孔
67:ドライバー用孔
実施例8
71:荷棚 72:棒型吊体 73:軸部
74:取着部材B 75:ビス孔 76:後部落下防止体
実施例9
81:荷棚 82:摺動開口部 83:取着部材C
84:軸着 85:吊部材 86:ストッパー
従来の折りたたみ椅子
90:前脚 91:背もたれ 92:後脚
93:座板 94:座枠 95:脚
96:背もたれ 97:座部 98:肘掛
99;床
Claims (7)
- 折りたたみ椅子の左右前後の脚に可動状態に係止された座板の下側に、該座板との間に手荷物を載置する区画を確保し且つ前記左右前後の脚間に配設して、左右両側にスライド機構を有する側部落下防止体を備えた荷棚であって、
前期スライド機構に合致する係着具と、
該係着具に、前記左右前後のそれぞれの脚に係わる取着手段を備えた折りたたみ椅子用荷棚装置。 - 前記脚に係わる取着手段は、可撓部に対向型に連設し、且つか撓部の逆側を開放する樋型の挟着部と、
該挟着部の開放側に突出し、且つ該挟着部の閉合時に合致する可圧部と、
該合致した可圧部に嵌合する加圧管と、
該可圧管又は前記可圧部に、前記スライド孔からの脱落を防止する脱落防止具を備えてなる請求項1に記載の折りたたみ椅子用荷棚装置。 - 前記後脚又は荷棚に後部落下防止体を備えた請求項1に記載の折りたたみ椅子用荷棚装置。
- 折りたたみ椅子の座板の下側に、座板との間に手荷物を載置する区画を確保して配設する荷棚の両側部又は両側部と後部に備えた吊体と、
該吊体を前記座板と座枠への取着手段を備えた折りたたみ椅子用荷棚装置。 - 前記吊体は両端及び中央部分に回動手段を備え、一端は座板側に、他端は荷棚にそれぞれ係着する請求項4に記載の折りたたみ椅子用荷棚装置。
- 前記回動手段はヒンジ若しくは軸着等による請求項5に記載の折りたたみ椅子用荷棚装置。
- 前記座枠と前記荷棚又は前記吊体に前記後部落下防止体を備えた請求項4から6のいづれかに記載の折りたたみ椅子用荷棚装置。
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