JP3163919U - 壁つなぎ取付金具 - Google Patents

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博之 川村
博之 川村
浩次 平山
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Abstract

【課題】建物外壁への取付けが簡単容易に行えると共に、構造がコンパクトで外観上の体裁が良好で実用的な壁つなぎ取付金具を提供する。【解決手段】仮設足場の壁つなぎ5を建物外壁に取り付けるための取付金具であり、 第1管体7と第2管体8とを備え、両管体7,8の夫々外端部に下向きに突設する挟持片9,10を設け、第1管体7の挟持片9には壁つなぎ用連結部11を設け、第1管体7は外端部を閉塞し、外端側閉塞部12にボルト挿通孔13を設け、第2管体8は両端部を閉塞し、内端側閉塞部14にネジ孔15を設け、第1管体7の外端側ボルト挿通孔13から挿通した締付用ボルト17の先端部を第2管体8の内端側ネジ孔15に螺入し、両管体7,8の挟持片を建物外壁の突起部に跨がらせて締付用ボルト17を締付方向に回転させることにより、両管体7,8を収縮させて両挟持片9,10で挟着固定する。【選択図】図2

Description

本考案は、仮設足場の壁つなぎを建物の外壁、例えばベランダの手摺りやパラペット等に取り付けるのに使用される壁つなぎ取付金具に関する。
従来の壁つなぎ取付金具として、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。この壁つなぎ取付金具は、横棒の一端側を建物の外壁に固定し、他端側を仮設足場に固定するようにした取付金具で、横棒の一端側に第1挟持体と第2挟持体とを離間して且両者間の離間距離が調整できるように設け、この第1挟持体と第2挟持体とで建物の外壁を挟み付けて固定するようにしたもので、第1挟持体を横棒に固定し、第2挟持体を横棒に対しスライド自在として、第2挟持体に設けたピン孔と横棒に設けた任意のピン孔とに連結ピンを挿通させることにより、両挟持体間の離間距離を調整するようになっている。
上記壁つなぎ取付金具では、両挟持体間の離間距離を調整するのに、第1挟持体を横棒に固定し、第2挟持体を横棒に対しスライド自在として、第2挟持体のピン孔と横棒の任意のピン孔とに連結ピンを挿通させるようにしているため、第2挟持体のピン孔及び横棒の任意のピン孔に対する連結ピンの着脱操作が面倒で、建物外壁への取付けに手間がかかるという問題がある。
特開平9−310483号公報
上記の問題点に鑑み、建物外壁への取付けが簡単容易に行えると共に、構造がコンパクトで外観上の体裁が良好で実用的な壁つなぎ取付金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照番号を付して説明すると、請求項1に係る考案は、仮設足場2の壁つなぎ5を建物外壁6に取り付けるための取付金具であって、
壁つなぎ5に連結される第1管体7と、第1管体7よりも径小で、第1管体7内に伸縮自在に嵌合される第2管体8とを備え、第1管体7及び第2管体8の夫々外端部に下向きに突設する挟持片9,10を設け、第1管体7の挟持片9には壁つなぎ用連結部11を設け、第1管体7は外端部を閉塞し、この外端側閉塞部12にボルト挿通孔13を設け、第2管体8は両端部を閉塞して、その内端側閉塞部14にネジ孔15を設け、第1管体7の外端側ボルト挿通孔13から挿通した締付用ボルト17の先端部を第2管体8の内端側ネジ孔15に螺入し、このボルト17を正逆回転させることにより両管体7,8を伸縮させるようにし、しかして両管体7,8の挟持片を建物外壁6の突起部6aに跨がらせて締付用ボルト17を締付方向に回転させることにより、両管体7,8を収縮させて、両挟持片9,10で挟着固定するようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の壁つなぎ取付金具において、第1管体7及び第2管体8は夫々角形管体からなるもので、第1管体7の上壁部7a下面と第2管体8の上壁部8a上面との間にスペーサプレート18を介在させて、このスペーサプレート18を第2管体8に固定すると共に、このプレート18にはその幅方向中央部にプレート長さ方向に所要長さ延びるガイド溝19を設け、このガイド溝19に沿って案内されるガイドピン20を第1管体7の内端部の管体幅方向中央部に取り付けてなることを特徴とする。
請求項3は、請求項2に記載の壁つなぎ取付金具において、スペーサプレート18の幅方向中央部にプレート長さ方向に所要長さ延びて設けられるガイド溝19の内端部19aは閉塞されてなることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の壁つなぎ取付金具において、前記壁つなぎ用連結部11は、第1管体7の挟持片9の下端部に設けられるネジ孔部24aからなることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載の壁つなぎ取付金具において、第2管体8の挟持片10は、その内側面10aを下端側が内方へ出っ張るような傾斜面に形成してなることを特徴とする。
上記解決手段による考案の効果を、後述する実施形態の参照番号を付して説明すると、請求項1に係る考案の壁つなぎ取付金具によれば、壁つなぎ取付金具の取付けにあたり、両管体7,8の挟持片9,10を他建物外壁6の突起部6aに跨がらせた状態で、締付用ボルト17を締付方向に回転させるだけで、両挟持片9,10が突起部6aを両側から挟着するから、建物外壁6の突起部6aに対する取付け作業を簡単容易にして且つ迅速に行うことができる。またボルト17の締付作業を仮設足場2側から行うことができるため、ベランダ側に立ち入る必要がなく、作業の効率が良く、作業の安全性も向上する。
また、この考案の壁つなぎ取付金具では、壁つなぎ用連結部11に連結される側の第1管体7の外端部を閉塞して、この外端側閉塞部12にボルト挿通孔13を設け、第1管体7内に嵌合される第2管体8の両端部を閉塞し、その内端側閉塞部14にネジ孔15を設け、第1管体7の外端側ボルト挿通孔13から挿通した締付用ボルト17の先端部を第2管体8の内端側ネジ孔15に螺入し、このボルト17を正逆回転させることにより両管体7,8を伸縮させるようにしたから、両管体7,8を最小収縮した状態で使用する時も、締付用ボルト17は第2管体8内に納まったままの状態で、その第2管体8から突出することがなく、外観上の体裁が良い上に、不要な金属突出部がないために居住側の安全性を高めることができる。
因に、壁つなぎ用連結部11に連結される第1管体7に第2管体8を外嵌するように構成して、第2管体8の内端部を開放し、その外端部を閉塞し、そして第1管体7の外端側ボルト挿通孔13から挿通した締付用ボルト17の先端部を第2管体8の外端閉塞部14に螺入する構成とした場合には、両管体7,8が如何なる伸縮状態の時も締付用ボルト17の先端部側が第2管体8の外端閉塞部14から前方へ突出し、殊に両管体7,8の最小収縮時はボルト17の先端側が相当長く突出することになり、従って外観的にも体裁が悪い上に、不要な金属突出部のために安全性が損なわれる。
請求項2に係る考案によれば、第1管体7及び第2管体8を夫々角形管体からなるものとし、第1管体7の上壁部7a下面と第2管体8の上壁部8a上面との間にスペーサプレート18を介在させて、このスペーサプレート18を第2管体8に固定すると共に、このプレート18にはその幅方向中央部にプレート長さ方向に所要長さ延びるガイド溝19を設け、このガイド溝19に沿って案内されるガイドピン20を第1管体7の内端部の管体幅方向中央部に取り付けたことにより、第1管体7内に嵌合された第2管体8の上下方向のガタつきを阻止し、またこのスペーサプレート18のガイド溝19内に第1管体7に突設したガイドピン20を係合させることにより、第2管体8の左右方向のガタつきを阻止して、両管体7,8の伸縮作動と締付用ボルト17による第2管体8の駆動をスムーズに行わせることができる。
請求項3に係る考案によれば、ガイドピン20は、上記のような位置規制機能の他に、常時は第2管体8の内端側閉塞部14のネジ孔15に螺合して第2管体8を第1管体7に連結している締付用ボルト17をそのネジ孔15から抜いて取り外する際に第2管体8が第1管体7から離脱するのを阻止するストッパー機能を有する。
請求項4に係る考案によれば、壁つなぎ用連結部11は、第1管体7の挟持片9の下端部に設けられたネジ孔部24aからなるため、壁つなぎ5の螺軸部5cを簡単容易に連結することができる。
請求項5に係る考案によれば、第2管体8の挟持片10は、その内側面10aを下端側が内方へ出っ張るような傾斜面に形成しているから、両管体7,8の挟持片9,10によって建物外壁6の突起部6aを挟持した時に両挟持片9,10が不測に脱落するのを防止することができる。
本考案に係る壁つなぎ取付金具の使用形態を示す正面図である。 (a) は同壁つなぎ取付金具の拡大正面図で、第1管体と第2管体との最大伸張状態を示し、また第1管体の挟持片に壁つなぎを連結した状態を示し、(b) は同壁つなぎ取付金具の平面図、(c) は同壁つなぎ取付金具の左側面図である。尚、壁つなぎの連結状態は(a) にのみ示す。 (a) は図2の(b) のA−A線断面図で、第1管体と第2管体とが最大伸張した状態を示し、(b) は第1管体と第2管体とが最小収縮した状態の断面図である。 壁つなぎ取付金具の第2管体を示す正面図、(b) は平面図、(c) は左側面図である。 壁つなぎ取付金具の第1管体を示す正面図、(b) は平面図、(c) は左側面図である。 (a) は締付用ボルトの長さを延長した場合の壁つなぎ取付金具の最大伸張状態での正面図、(b) は平面図、(c) は左側面図であり、(d) は同壁つなぎ取付金具の最小収縮した状態での正面図である。
以下に本考案の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明すると、図1において、1は本考案に係る壁つなぎ取付金具で、この壁つなぎ取付金具1は、一端部を仮設足場2の足場支柱3にパイプクランプ4によってつないだ壁つなぎ5の他端部に連結した状態で建物外壁6の突起部6aに取付固定されるようになっている。この突起部6aは、例えば集合住宅のベランダ手摺又はパラペットである。
壁つなぎ取付金具1は、図1〜図3に示すように、壁つなぎ5に連結される第1管体7と、この第1管体7よりも径小で、この第1管体7内に伸縮自在に嵌合される第2管体8とを備え、第1管体7及び第2管体8の夫々外端部に下向きに突設する挟持片9,10を設け、第1管体7の挟持片9には壁つなぎ用連結部11を設け、第1管体7は外端部を閉塞して、この外端側閉塞部12にボルト挿通孔13を設け、第2管体8は両端部を閉塞して、その内端側閉塞部14にネジ孔15を設け、第1管体7の外端側ボルト挿通孔13から挿通した締付用ボルト17の先端部を第2管体8の内端側ネジ孔15に螺入し、この締付用ボルト17を正逆回転させることにより両管体7,8を互いに伸縮させるようにしたものたである。
上記壁つなぎ取付金具1の構造について図2〜図5を参照して更に詳しく説明すれば、第1管体7及び第2管体8は夫々金属製の角形管体からなるもので、第1管体7は第2管体8よりも径大であるが、第1管体7内に第2管体8を嵌合した状態で第1管体7の内周面と第2管体8の外周面との間の隙間が大きくなる場合は、両管体7,8の伸縮スライド操作に不都合を生じて好ましくないので、第1管体7の上壁部7a下面と第2管体8の上壁部8a上面との間にスペーサプレート18を介在させ、このスペーサプレート18を第2管体8に取付け固定すると共に、このスペーサプレート18にはその幅方向中央部に、プレート長さ方向に所要長さ延びるガイド溝19を設け、このガイド溝19に沿って案内されるガイドピン20を第1管体7の内端部の管体幅方向中央部に取り付ける。
第2管体8を示す図4の(a) 〜(c) から分かるように、スペーサプレート18は、平面視が長尺なU字状を成すように形成されたもので、第2管体8の上壁部8a上面の内端部側寄りに固定されて、第2管体8の幅方向中央部にガイド溝19を形成し、このガイド溝19は内端部19aが閉塞されている。このガイド溝19に案内されるガイドピン20はリベットからなるもので、図3の(a) ,(b) 及び図5の(a) 〜(d) に示すように、第1管体7の上壁部7a内端部の幅方向中央部に設けられたリベット孔21より挿入して上壁部7a下面より突出し、第2管体8の上壁部8a上面に固定されたスペーサプレート18のガイド溝19に係合するようになっている。
上記のように第2管体8の上壁部8a上面にスペーサプレート18を取り付けることにより、第1管体7内に嵌合された第2管体8の上下方向のガタつきを阻止し、またこのスペーサプレート18のガイド溝19内に第1管体7に突設したガイドピン20を係合させることにより、第2管体8の左右方向のガタつきを阻止して、両管体7,8の伸縮作動と締付用ボルト17による第2管体8の駆動をスムーズに行わせることができる。尚、このガイドピン20は、上記のような位置規制機能の他に、常時は第2管体8の内端側閉塞部14のネジ孔15に螺合して第2管体8を第1管体7に連結している締付用ボルト17をそのネジ孔15から抜いて取り外す際に、ガイド溝19の内端部19aが閉塞されているため、ガイドピン20がガイド溝19の内端部19aに当接して、第2管体8が第1管体7から離脱するのを阻止するストッパー機能を有する。
また、第1管体7の外端側閉塞部12は、図5から分かるように、第1管体7に取り付けられる挟持片9の上端延長部を利用したもので、この上端延長部からなる閉塞部12の中央部にボルト挿通孔13を設けている。また、第1管体7の下壁部7bの内端部には、図3の(b) に示すように第2管体8が第1管体7に対し最大収縮した時に第2管体8の挟持片10の基端部を受け入れる挟持片受入溝22を設けている。この挟持片受入溝22を設けたことにより、第2管体8を第1管体7に対して最大限コンパクトに収納することができる。
第1管体7の挟持片9に設けられた壁つなぎ用連結部11は、図3に示すように、挟持片9の下端部に設けてある孔部23の外端部に同心状に溶接により固着されたナット24のネジ孔24aからなる。尚、この実施形態では、壁つなぎ用連結部11をナット24のネジ孔24aからなるものとしているが、ナット24を取り付けることなく、挟持片9の下端部の孔部23の代りにネジ孔を形成してもよい。
また図2及び図3に示すように、第1管体7及び第2管体8の挟持片9,10には夫々の内側面にシート状の緩衝材25を貼着している。この緩衝材25は、フェルト材、合成樹脂材、ゴム等からなるもので、金属製の挟持片9,10を建物外壁6の突起部6aに跨がらせて挟持する際に、挟持片9,10が突起部6aに衝当する時の衝当音を緩和すると共に、突起部6aが傷ついたり破損するのを防止する役割を果たす。
図2の(a) 及び図4の(a) に示すように、第2管体の挟持片10は、その内側面10aを下端側が内方へ出っ張るような傾斜面に形成している。この傾斜面10aの傾斜角度θは、約1°〜約5°とする。このように第2管体の挟持片10の内側面10aを下端側が内方へ出っ張るような傾斜面とすることにより、両管体7,8の挟持片9,10によって建物外壁6の突起部6aを挟持した時の両挟持片9,10の不測の脱落を防止することができる。
第2管体8は両端部が閉塞され、その内端側の閉塞部14にはネジ孔15が設けられ、外端側の閉塞部16には、後述するように締付用ボルト17の長さを延長する場合に両管体7,8を最小収縮させた時に当該延長回転防止ピン16の先端部を突出させるためのボルト突出孔16aを設けている。
尚、図1に示す壁つなぎ5は、本体5aと、この本体5aの両端部に夫々伸縮可能に連結された螺軸5b,5cとからなり、一端部側の螺軸5bの先端部にはパイプクランプ4が取り付けられ、他端部側の螺軸5cは、図2の(a) に示すように、本考案に係る壁つなぎ取付金具1の第1管体7側に設けてある壁つなぎ用連結部11に連結される。また図1において、26は仮設足場2に架け渡される足場板を示す。
また図2〜図4において、27は第2管体8の製作にあたって管体8をドブ漬けによってメッキする時にメッキ液を内部へ積極的に浸入させるための孔である。
上記のように構成される壁つなぎ取付金具1の取付けについて説明すると、先ず、図1に示すような建物外壁6の突起部6aの幅寸法に合わせて第1管体7の挟持片9と第2管体8の挟持片10との離間距離を拡幅調整する。調整においては、図2及び図3に示す締付用ボルト17を時計回り(締付方向)に回転させると、両管体7,8が互いに収縮し、反時計回り(緩み方向)に回転させると、両管体7,8が互いに伸張する。図3の(a) は両管体7,8の最大伸張状態を示し、(b) は最小収縮状態を示す。
しかして、突起部6aの幅寸法に合わせて両挟持片9,10の離間距離をある程度広めに調整した後、両管体7,8の挟持片9,10を他建物外壁6の突起部6aに跨がらせ、この状態で締付用ボルト17を時計回り(締付方向)に回転させることにより両管体7,8を収縮させて、両挟持片9,10を突起部6aの両側面に圧接することにより、壁つなぎ取付金具1全体を突起部6aに固定する。この後、図2の(a) に示すように、壁つなぎ5の一方側の螺軸5cを本体5aに対し伸縮調整しながら、第1管体7の挟持片9の壁つなぎ用連結部11に連結し、それから他方側の螺軸5bに取り付けてあるパイプクランプ4を仮設足場2の足場支柱3に掴持させて固定すればよい。
この壁つなぎ取付金具1は、取付けにあたって、両管体7,8の挟持片9,10を他建物外壁6の突起部6aに跨がらせた状態で、締付用ボルト17を締付方向に回転させるだけで、両挟持片9,10が突起部6aを両側から挟着するから、突起部6aに対する取付け作業を簡単容易にして迅速に行うことができる。またボルト17の締付作業を仮設足場2の足場板26側から行うことができるため、ベランダ側に立ち入る必要がなく、作業の効率が良く、作業の安全性も向上する。
また、この壁つなぎ取付金具1では、壁つなぎ用連結部11に連結される側の第1管体7の外端部を閉塞して、この外端側閉塞部12にボルト挿通孔13を設け、そして第1管体7内に嵌合される第2管体8の両端部を閉塞し、その内端側閉塞部14にネジ孔15を設け、第1管体7の外端側ボルト挿通孔13から挿通した締付用ボルト17の先端部を第2管体8の内端側ネジ孔15に螺入し、このボルト17を正逆回転させることにより両管体7,8を伸縮させるようにしたから、両管体7,8を図3の(b) に示すように最小収縮状態で使用する時でも、締付用ボルト17は第2管体8内に納まったままの状態で、その第2管体8から突出することがなく、外観上の体裁が良い上に、不要な金属突出部がないために居住側の安全性を高めることができる。
この考案の壁つなぎ取付金具1では、壁つなぎ用連結部11に連結される第1管体7内に第2管体8を嵌合するようにして、第2管体8の内端側閉塞部14のネジ孔15に、第1管体7側から挿通した締付用ボルト17の先端部を螺入するようにしているが、因に、壁つなぎ用連結部11に連結される第1管体7に第2管体8を外嵌する構成にすると共に第2管体8の内端部を開放し、その外端部を閉塞し、そして第1管体7の外端側ボルト挿通孔13から挿通した締付用ボルト17の先端部を第2管体8の外端閉塞部14に螺入する構成とした場合には、両管体7,8が如何なる伸縮状態の時も締付用ボルト17の先端部側が第2管体8の外端閉塞部14から前方へ突出し、殊に両管体7,8の最小収縮時はボルト17の先端側が相当長く突出することになり、従って外観的にも体裁が悪い上に、不要な金属突出部のために安全性が損なわれる。
図2の(a) 及び図3の(a)は両管体7,8が最大伸張して両者間の離間距離が最大の状態を示しているが、両管体7,8間の離間距離を更に延ばしたい時には、図2に示す締付用ボルト17よりも長さの長いものを使用すればよい。このように締付用ボルト17の長さを延長する場合を図6に示す。このボルト延長時には、図5から分かるように、第1管体7の内端部に取り付けてあるガイドピン20(リベット)を取り外すことよって、両管体7,8間の離間距離を延ばすことができ、しかして第1管体7側から挿通した長さの長い締付用ボルト17の先端部を第2管体8の内端側閉塞部14のネジ孔15に螺入すればよい。このように締付用ボルト17の長さを延長する場合には、両管体7,8を最小収縮させた時に、この延長締付用ボルト17の先端部を、第2管体8の外端側閉塞部16に設けてあるボルト突出孔16aから突出させ、それによって第2管体8を第1管体7内に的確に収納することができる。尚、図6の(a)〜(d) に示すように、ガイドピン20(リベット)を取り外した後にはリベット孔21が残っている。
1 壁つなぎ取付金具
2 仮設足場
5 壁つなぎ
6 建物外壁
7 第1管体
8 第2管体
9,10 挟持片
11 壁つなぎ用連結部
12 第1管体の外端側閉塞部
13 ボルト挿通孔
14 第2管体の内端側閉塞部
15 ネジ孔
16 第2管体の外端側閉塞部
17 締付用ボルト
18 スペーサプレート
19 ガイド溝
23 ネジ孔部
25 緩衝材

Claims (5)

  1. 仮設足場の壁つなぎを建物外壁に取り付けるための取付金具であって、
    壁つなぎに連結される第1管体と、第1管体よりも径小で、第1管体内に伸縮自在に嵌合される第2管体とを備え、第1管体及び第2管体の夫々外端部に下向きに突設する挟持片を設け、第1管体の挟持片には壁つなぎ用連結部を設け、第1管体は外端部を閉塞し、この外端側閉塞部にボルト挿通孔を設け、第2管体は両端部を閉塞して、その内端側閉塞部にネジ孔を設け、第1管体の外端側ボルト挿通孔から挿通した締付用ボルトの先端部を第2管体の内端側ネジ孔に螺入し、このボルトを正逆回転させることにより両管体を伸縮させるようにし、しかして両管体の挟持片を建物外壁の突起部に跨がらせて締付用ボルトを締付方向に回転させることにより、両管体を収縮させて、両挟持片で挟着固定するようにした壁つなぎ取付金具。
  2. 第1管体及び第2管体は夫々角形管体からなるもので、第1管体の上壁部下面と第2管体の上壁部上面との間にスペーサプレートを介在させて、このスペーサプレートを第2管体に固定すると共に、このプレートにはその幅方向中央部にプレート長さ方向に所要長さ延びるガイド溝を設け、このガイド溝に沿って案内されるガイドピンを第1管体の内端部の管体幅方向中央部に取り付けてなる請求項1に記載の壁つなぎ取付金具。
  3. スペーサプレートの幅方向中央部にプレート長さ方向に所要長さ延びて設けられるガイド溝の内端部は閉塞されてなる請求項2に記載の壁つなぎ取付金具。
  4. 前記壁つなぎ用連結部は、第1管体の挟持片の下端部に設けられるネジ孔部からなる請求項1〜3の何れかに記載の壁つなぎ取付金具。
  5. 第2管体の挟持片は、その内側面を下端側が内方へ出っ張るような傾斜面に形成してなる請求項1〜4の何れかに記載の壁つなぎ取付金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012207476A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Nihon Bisoh Co Ltd 仮設ガイドレール用固定装置

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JP2012207476A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Nihon Bisoh Co Ltd 仮設ガイドレール用固定装置

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