JP2009085357A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】側部にサイドフレームが配設されたエンジンルーム内に横置きされる自動変速機の該エンジンルームへの搭載性を向上させる。
【解決手段】変速機ケース6が本体ケース101とそのリヤ側の開口端部を閉塞するエンドカバー102とで構成され、かつ該変速機ケース6内のエンドカバー102側の端部に第3ブレーキ80が収納される構成において、該第3ブレーキの摩擦板82…82をエンドカバーの外周部102″に設けられたドラム部102a内に収納保持する一方、これらの摩擦板を締結するピストン84に油圧を作用させる油圧室85をエンドカバー102の内周部102′に設けることにより、該エンドカバーの外周部102″を内周部102′よりもフロント側に寄せ、これにより、当該自動変速機のエンドカバー102側の端部をエンジンルーム内のサイドフレームAの下方にもぐりこませるレイアウトを可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に搭載される自動変速機、特にその変速機構の構造に関し、自動車用変速機の技術分野に属する。
自動車に搭載される自動変速機は、トルクコンバータを介してエンジン出力回転が入力される変速機構の動力伝達経路を複数の摩擦要素の選択的締結によって切り換えることにより、減速比の異なる複数の変速段を達成するように構成されたものであるが、近年、変速段の多段化に伴い、摩擦要素等の動力伝達経路構成部材の数が多くなり、これらを変速機ケース内にいかにコンパクトに収納するかが課題となっている。
このような課題に対処するものとして、特許文献1には、変速機ケース内の反トルクコンバータ側の端部の最外周部に2速と6速で締結される2・6ブレーキを配置すると共に、該ケースの前記端部の開口部を閉塞するエンドカバーの外周部に、2・6ブレーキを締結するためのピストンと油圧室とでなる油圧サーボ機構を設けた構成が開示されている。これによれば、変速機ケースの反トルクコンバータ側の端部の外周部のスペースが活用され、2・6ブレーキをコンパクトに収納することが可能となる。
特開2003−287090号公報
ところで、車体のエンジンルーム内に軸方向を車体幅方向に向けて搭載される横置き式の自動変速機の場合、該エンジンルーム内の側部に前後方向に配設されたサイドフレームと該自動変速のエンドカバー側の端部との干渉が問題となることがある。その場合に、自動変速機の軸方向の全長を短縮することができれば、サイドフレームとの干渉を回避することができるが、前述のように、変速機ケースに収納すべき構成部材が多くなると全長の短縮が困難となる。
これに対しては、自動変速機のエンドカバー側の端部をサイドフレームの下方にもぐりこませるようにレイアウトすることが考えられるが、前記特許文献1に開示された自動変速機のように、エンドカバーの外周部に摩擦要素の油圧サーボ機構が設けられると、該エンドカバーの外周部をトルクコンバータ側(サイドフレームから遠ざかる方向)へ寄せることができず、該エンドカバー外周部の干渉により、自動変速機の該カバー側の端部をサイドフレーム下方へもぐりこませるレイアウトも困難となる。
そこで、本発明は、エンジンルーム内に軸方向を車体幅方向に向けて搭載される横置き式の自動変速機において、サイドフレームとの干渉を回避し、車体への搭載性を向上させることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、エンジンルーム内に軸方向を車体幅方向に向けて搭載され、かつ変速機ケースが本体ケースと該本体ケースの反トルクコンバータ側の端部を閉塞するエンドカバーとで構成されていると共に、該変速機ケース内のエンドカバー側の端部にブレーキ要素が配設された自動変速機において、前記ブレーキ要素を構成する複数の摩擦板を変速機ケース内の外周部に配置すると共に、これらの摩擦板を締結するピストンを前記エンドカバーの内面に沿うように設け、かつ、該エンドカバーの内周部を反トルクコンバータ側に膨出させ、該膨出部内に前記ピストンに油圧を作用させる油圧室を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の自動変速機において、前記油圧室を、エンドカバー内周部の内面に穿設したリング状の凹部と、前記ピストンの内周部に設けられ、エンドカバー側に突出して前記凹部に嵌合されるピストン受圧部とで構成したことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の自動変速機において、前記ピストンのエンドカバー側に突出する受圧部の反エンドカバー側に、該ピストンを油圧の作用方向と反対側に付勢するリターンスプリングを配置したことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機において、前記エンドカバーの外周部にトルクコンバータ側に延びるドラム部を設け、前記ブレーキ要素の複数の摩擦板を該ドラム部の内側に収納保持したことを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の自動変速機において、前記エンドカバーのドラム部における前記ブレーキ要素の摩擦板を収納した部位のトルクコンバータ側に、他のブレーキ要素の構成部材を保持したことを特徴とする。
そして、請求項6に記載の発明は、前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動変速機において、前記エンドカバーにおける油圧室の車体搭載状態での最上部位に、軸穴と該軸穴に嵌合された軸とで構成され、その嵌合隙間を通じて油圧室を変速機ケース内に連通させるエア抜き通路を設けたことを特徴とする。
以上のように構成したことにより、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、変速機ケース内のエンドカバー側の端部に配設されたブレーキ要素の構成部材のうち、複数の摩擦板を変速機ケース内の外周部に配置すると共に、エンドカバーの内面に沿って配設されたピストンに油圧を作用させる油圧室は、前記エンドカバーの内周部に設けられた反トルクコンバータ側へ膨出する膨出部内に設けたので、油圧室もエンドカバーの外周部に設ける場合に比較して、該エンドカバーの外周部をトルクコンバータ側へ寄せることが可能となる。
したがって、自動変速機が軸方向を車体幅方向に向けてエンジンルーム内に搭載される場合に、そのエンドカバー側の端部を、エンジンルームの側部に配設されたサイドフレームに干渉させることなく、その下方にもぐりこませるようにレイアウトすることが可能となる。これにより、全長の短縮が困難な自動変速機の場合にも、車体への良好な搭載性が実現されることになる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記油圧室が、エンドカバー内周部の内面に設けたリング状の凹部と、該凹部に嵌合される前記ピストン内周部のエンドカバー側に突出する受圧部とで構成されるので、該油圧室がエンドカバーの膨出部内に簡素な構成でコンパクトに構成されることになり、当該自動変速機の部品点数の削減、加工性の向上、全長の短縮等に寄与することになる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記ピストンのエンドカバー側に突出する受圧部の反エンドカバー側、即ち該受圧部の突出によりその内側に生じるデッドスペースにリターンスプリングが配置されることになり、これによっても、自動変速機の全長の短縮が図られる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記エンドカバーの外周部に設けられたドラム部に前記ブレーキ要素を構成する複数の摩擦板が収納保持されるので、該ブレーキ要素を構成するピストンや油圧室と共に摩擦板もエンドカバーに設けられることになる。したがって、該ブレーキ要素をエンドカバーに仮アッセンブリしておくことが可能となり、該ブレーキ要素の各構成部材を本体ケースとエンドカバーとに分けて組み付ける場合に比べて、該ブレーキ要素全体の組み付け性ないし自動変速機の組立性が向上することになると共に、該ブレーキ要素の各構成部材間の位置関係や寸法の調整、設定が容易になる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、エンドカバーのドラム部に、前記ブレーキ要素の摩擦板に加えて、他のブレーキ要素の摩擦板等の構成部材も保持されるので、自動変速機全体としての組立性がさらに向上することになる。
そして、請求項6に記載の発明によれば、エンドカバーに設けられるブレーキ要素の油圧室の車体搭載状態での最上部位に該油圧室を変速機ケース内に連通させるエア抜き通路を設けたので、当該自動変速機の停止中に該油圧室や該油圧室に通じる油路内に侵入したエアが該ブレーキ要素の締結時に油圧室から速やかに排出されることになり、これにより、該ブレーキ要素の締結時の動作を精度よく制御することが可能となる。
その場合に、このエア抜き通路は、軸穴に軸を嵌合し、その嵌合隙間を通じてエアを抜く構成であるから、通路断面積をごく狭く設定することができ、油圧室からの作動油の漏出を極力抑制しながらエアを効果的に排出することが可能となる。これにより、作動油の消費量、即ちオイルポンプの駆動ロスを抑制しながら、当該ブレーキ要素の締結時の良好な制御性が得られることになる。また、この種の通路をキリ穴のみで形成する場合に比較して、同じ通路断面積に対して大径のドリルを用いることが可能となって、当該通路の加工性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図であって、この自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車等のエンジン横置き式自動車に適用されるもので、主たる構成要素として、エンジン出力軸2に取り付けられたトルクコンバータ3と、該トルクコンバータ3の出力回転が入力軸4を介して入力される変速機構5とを有し、該変速機構5が入力軸4の軸心上に配置された状態で、変速機ケース6に収納されている。
そして、該変速機構5の出力回転が、同じく入力軸4の軸心上において該入力軸4の中間部に配置された出力ギヤ7からカウンタドライブ機構8を介して差動装置9に伝達され、左右の車軸9a、9bが駆動されるようになっている。
前記トルクコンバータ3は、エンジン出力軸2に連結されたケース3aと、該ケース3a内に固設されたポンプ3bと、該ポンプ3bに対向配置されて該ポンプ3bにより作動油を介して駆動されるタービン3cと、該ポンプ3bとタービン3cとの間に介設され、かつ、前記変速機ケース6にワンウェイクラッチ3dを介して支持されてトルク増大作用を行うステータ3eと、前記ケース3aとタービン3cとの間に設けられ、該ケース3aを介してエンジン出力軸2とタービン3cとを直結するロックアップクラッチ3fとで構成されている。そして、タービン3cの回転が前記入力軸4を介して変速機構5に伝達されるようになっている。
一方、変速機構5は、第1、第2、第3プラネタリギヤセット(以下、単に「第1、第2、第3ギヤセット」という)10、20、30を有し、これらが変速機ケース6内における前記出力ギヤ7の反トルクコンバータ側(以下、「リヤ側」という)において、トルクコンバータ側(以下、「フロント側」という)から順に配置されている。
また、変速機構5を構成する摩擦要素として、前記出力ギヤ7のフロント側に、第1クラッチ40及び第2クラッチ50が配置されていると共に、出力ギヤ7のリヤ側には、第1ブレーキ60、第2ブレーキ70(請求項における「他のブレーキ要素」)及び第3ブレーキ80(請求項における「ブレーキ要素」)がフロント側から順に配置されており、さらに、第1ブレーキ60に並列にワンウェイクラッチ90が配置されている。
前記第1、第2、第3ギヤセット10、20、30は、いずれもシングルピニオン型のプラネタリギヤセットであって、サンギヤ11、21、31と、これらのサンギヤ11、21、31にそれぞれ噛み合った各複数のピニオン12、22、32と、これらのピニオン12、22、32をそれぞれ支持するキャリヤ13、23、33と、ピニオン12、22、32にそれぞれ噛み合ったリングギヤ14、24、34とで構成されている。
そして、前記入力軸4が第3ギヤセット30のサンギヤ31に連結されていると共に、第1ギヤセット10のサンギヤ11と第2ギヤセット20のサンギヤ21、第1ギヤセット10のリングギヤ14と第2ギヤセット20のキャリヤ23、第2ギヤセット20のリングギヤ24と第3ギヤセット30のキャリヤ33が、それぞれ連結されている。そして、第1ギヤセット10のキャリヤ13に前記出力ギヤ7が連結されている。
また、第1ギヤセット10のサンギヤ11及び第2ギヤセット20のサンギヤ21は、前記第1クラッチ40を介して入力軸4に断接可能に連結されており、第2ギヤセット20のキャリヤ23は、前記第2クラッチ50を介して入力軸4に断接可能に連結されている。
さらに、第1ギヤセット10のリングギヤ14及び第2ギヤセット20のキャリヤ23は、並列に配置された前記第1ブレーキ60及びワンウェイクラッチ90を介して変速機ケース6に断接可能に連結されており、第2ギヤセット20のリングギヤ24及び第3ギヤセット30のキャリヤ33は、前記第2ブレーキ70を介して変速機ケース6に断接可能に連結されており、さらに、第3ギヤセット30のリングギヤ34は、前記第3ブレーキ80を介して変速機ケース6に断接可能に連結されている。
以上の構成により、この変速機構5によれば、第1、第2クラッチ40、50及び第1、第2、第3ブレーキ60、70、80の締結状態の組み合わせにより、前進6速と後退速とが得られるようになっており、その組み合わせと変速段の関係を図2の締結表に示す。
即ち、1速では、第1クラッチ40と第1ブレーキ60とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット10のサンギヤ11に入力され、該第1ギヤセット10により大きな減速比で減速されて該第1ギヤセット10のキャリヤ13から出力ギヤ7に出力される。なお、第1ブレーキ60はエンジンブレーキを作動させる1速でのみ締結され、エンジンブレーキを作動させない1速では、ワンウェイクラッチ90がロックすることにより1速を形成する。
2速では、第1クラッチ40と第2ブレーキ70とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット10のサンギヤ11に入力されると同時に、第2ギヤセット20を介して該第1ギヤセット10のリングギヤ14にも入力され、入力軸4の回転は前記1速よりも小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット10のキャリヤ13から出力ギヤ7に出力される。
3速では、第1クラッチ40と第3ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット10のサンギヤ11に入力されると同時に、第3ギヤセット30及び第2ギヤセット20を介して該第1ギヤセット10のリングギヤ14にも入力され、入力軸4の回転は前記2速よりもさらに小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット10のキャリヤ13から出力ギヤ7に出力される。
4速では、第1クラッチ40と第2クラッチ50とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット10のサンギヤ11に入力されると同時に、第2ギヤセット20を経由してそのまま第1ギヤセット10のリングギヤ14にも入力される。これにより、第1ギヤセット10の全体が入力軸4と一体的に回転し、キャリヤ13から減速比1の回転が出力ギヤ7に出力される。
5速では、第2クラッチ50と第3ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット20を経由してそのまま第1ギヤセット10のリングギヤ14に入力されると同時に、第3ギヤセット30及び第2ギヤセット20を介して該第1ギヤセット10のサンギヤ11にも入力され、入力軸4の回転は増速されて、第1ギヤセット10のキャリヤ13から出力ギヤ7に出力される。
6速では、第2クラッチ50と第2ブレーキ70とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット20を経由してそのまま第1ギヤセット10のリングギヤ14に入力されると同時に、第2ギヤセット20を介して該第1ギヤセット10のサンギヤ11にも入力され、入力軸4の回転は、前記5速よりも大きな増速比で増速されて、第1ギヤセット10のキャリヤ13から出力ギヤ7に出力される。
そして、後退速では、第1ブレーキ60と第3ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第3ギヤセット30及び第2ギヤセット20を介して第1ギヤセット10のサンギヤ11に入力される。このとき、第2ギヤセット20において回転方向が逆転されることにより、第1ギヤセット10のキャリヤ13から出力ギヤ7に入力軸4の回転方向と反対方向の回転が出力される。
以上のように、この実施の形態によれば、変速機構5が、3つのシングルピニオン型プラネタリギヤセット10、20、30と、5つの摩擦要素40、50、60、70、80とを用いて構成され、これにより、前進6速及び後退速が可能な自動変速機が実現される。
次に、図3、図4により、本発明の特徴部である変速機構5のリヤ側の具体的構成について説明する。なお、図3、図4は、変速機構5の軸方向の同一部位を周方向の異なる断面で切断した状態を示すものである。
図3に示すように、前記変速機ケース6は、変速機構5を収納した本体ケース101と、該本体ケース101のリヤ側端面の開口部を閉塞するエンドカバー102とで構成され、本体ケース101の後端開口部周囲のフランジ部とエンドカバー102の周縁部とがボルト103によって締結されている。
そして、エンドカバー102の外周部には、フロント側へ延びる筒状のドラム部102aが設けられ、その内側に前記第2ブレーキ70及び第3ブレーキ80が収納されていると共に、さらにその内側に前記第2ギヤセット20及び第3ギヤセット30が収納されている。
前記第2ブレーキ70は、前記エンドカバー102のドラム部102aの内周面と、前記第2ギヤセット20のリングギヤ24及び第3ギヤセット30のキャリヤ33に一体のハブ71の外周面との間に配設された複数の摩擦板72…72を有し、これらが前記ドラム部102aの内周面及びハブ71の外周面にそれぞれ形成されたスプライン溝に交互に係合されていると共に、これらの摩擦板72…72の列のリヤ側の端部にはリテーニングプレート73が配置され、フロント側の端部にはバネ受けプレート74が配置されている。
また、摩擦板72…72等のフロント側には、ボルト104によって前記ドラム部102aの先端面に固着されたピストンシリンダ75が配置されている。このピストンシリンダ75には、リヤ側に開放された内周側のリング状凹部75aと、同じくリヤ側に開放された外周側のリング状凹部75bとが同心状に設けられ、全体の断面形状がリヤ側に開放された略E字状とされている。
そして、このピストンシリンダ75の開放されたリヤ側にはピストン76が配設され、該ピストン76が、前記ピストンシリンダ75の内周側凹部75a及び外周側凹部75bにそれぞれ嵌合されて、内側油圧室75と外側油圧室75とが画成されており、両油圧室75、75にそれぞれ油圧を供給して摩擦板72…72を締結する油路77、77がピストンシリンダ75に設けられている。
また、前記ピストン76のリヤ側の端面は、前記摩擦板72…72の列のフロント側に配置された前記バネ受けプレート74に直接対接している。このバネ受けプレート74は、周方向の複数個所に半径方向外方へ延びる延長部74aを有し、該延長部74aと前記リテーニングプレート73の延長部73aとの間に、ピストン76をフロント側、即ち前記油圧室75、75に供給される油圧の作用方向と反対方向に付勢するリターンスプリング78が装着されている。
なお、この実施の形態においては、図4に示すように、前記ピストンシリンダ75における車体搭載状態での最上部位に、第2ブレーキ70の内側油圧室75と外側油圧室75とを連通させる連通路79が設けられている。この連通路79は、両油圧室75、75にまたがってピストンシリンダ75に穿設された軸穴79aと、該軸穴79aに嵌合された軸79bと、軸穴79aの開口端部を閉塞するプラグ79cとで構成され、前記軸穴79aと軸79bの嵌合隙間によって両油圧室75、75が連通するようになっている。
一方、図3に示すように、第3ブレーキ80は、前記第3ギヤセット30のリングギヤ34に一体のハブ81と、該ハブ81の外周面と前記エンドカバー102のドラム部102aの内周面との間に配置されて、該ハブ81の外周面とドラム部102aの内周面とにそれぞれ形成されたスプライン溝に交互に係合された複数の摩擦板82…82とを有し、これらの摩擦板82…82の列のフロント側にリテーニングプレート83が配置されている。
また、前記第3ギヤセット30のリヤ側には、エンドカバー102の内面102bに沿うように、第3ブレーキ80の摩擦板82…82を締結させるピストン84が配置されている。このピストン84は、入力軸4に近い内周部に設けられた受圧部84aと、該受圧部84aから外方に拡がる円板部84bと、その外周部に設けられた押圧部84cとを有し、該押圧部84cが前記摩擦板82…82の列のリヤ側に近接位置するように構成されている。その場合に、前記受圧部84aは円板部84bよりリヤ側へ突出し、押圧部84cは円板部84bよりフロント側へ突出するように形成されている。
そして、前記エンドカバー102の内面102bの入力軸4に近い内周部には、リング状の凹部102cが設けられ、該凹部102cに、前記ピストン84のリヤ側へ突出する受圧部84aが嵌合されることにより油圧室85が画成され、この油圧室85に摩擦板82…82を締結するための油圧を供給する油路86がエンドカバー102に形成されている。
また、ピストン84の受圧部84aのフロント側、即ち該受圧部84aのリヤ側への突出によりそのフロント側に生じたリング状のデッドスペースに、ピストン84を前記油圧室85に供給される油圧の作用方向と反対方向に付勢するリターンスプリング87が装着され、そのフロント側端部を支持するバネ受プレート88が、エンドカバー102の軸心部に設けられたフロント側へ延びるボス部102dに固着されている。
そして、前述のように、第3ブレーキ80のピストン84は、受圧部84aが円板部84bよりリヤ側へ突出し、押圧部84cが円板部84bよりフロント側へ突出するように形成されているので、内周部に対して外周部がフロント側へオフセットした形状となっており、これに対応させて、そのリヤ側に近接位置するエンドカバー102も、内周部102′に対して外周部102″がフロント側へ変位した形状とされている。そして、相対的にリヤ側へ膨出した膨出部102eの内側に前記油圧室85を形成する凹部102cが設けられ、ピストン84の受圧部84aが嵌合されている。
なお、この実施の形態においては、図4に示すように、前記油圧室85における車体搭載状態での最上部位に、該油圧室85内を変速機ケース6内に連通させるエア抜き通路89が設けられている。この通路89は、エンドカバー102の内面102bから穿設されて油圧室85に通じる軸穴89aと、該軸穴89aに嵌合されてカシメ89bによって抜け止めされた軸89cとで構成され、前記軸穴89aと軸89cの嵌合隙間によって油圧室85内をケース6内に連通させるようになっている。
上記の構成によれば、第2ブレーキ70の油圧室75、75に油路77、77から油圧が供給されると、ピストン76がリターンスプリング78の付勢力に抗してリヤ側に移動して複数の摩擦板72…72を締結する。これにより、第2ブレーキ70が締結され、第2ギヤセット20のリングギヤ24及び第3ギヤセット30のキャリヤ33が固定され、2速又は6速が実現される。
その場合に、この実施の形態では、第2ブレーキ70は、油圧室として、内側油圧室75と、外側油圧室75とを有するので、2速と6速への変速時において該第2ブレーキ70が締結されるときに、締結動作完了後には両油圧室75、75に油圧を供給することにより所要のトルク伝達容量を確保しながら、締結動作中は、例えば内側油圧室75のみに油圧を供給することにより、締結動作の微妙な制御が可能となる。これにより、伝達トルクの差が大きい2速と6速のいずれの変速段への変速時にも、良好な変速動作が実現されることになる。
また、両油圧室75、75の車体搭載状態での最上部位に、両室を連通させる連通路79が設けられているので、締結開始時にまず内側油圧室75から油圧を供給する場合に、車両停車中に該油圧室75や該室に通じる油路77等に溜まったエアが、該内側油圧室75から連通路79を通じて外側油圧室75に排出されることになる。その場合に、該連通路79は軸穴79aと軸79bとの嵌合隙間で構成され、通路断面積をごく狭く設定することができるので、内側油圧室75からの作動油の漏出を極力抑制しながらエアを効果的に排出することが可能となり、これにより、変速開始時の第2ブレーキ70の締結動作をより緻密に精度よく制御することが可能となり、該ブレーキ70の制御性が向上する。また、前記のような連通路をキリ穴のみで形成する場合に比較して、同じ通路断面積に対して大径のドリルを用いることが可能となり、ドリルの耐久性が向上するなど、連通路79の加工性が向上することになる。
一方、第3ブレーキ80の油圧室85に油路86から油圧が供給されると、ピストン84がリターンスプリング87の付勢力に抗してフロント側に移動して複数の摩擦板82…82を締結する。これにより、該第3ブレーキ80が締結され、第3ギヤセット30のリングギヤ34が固定されて、3速、5速又は後退速が実現される。
そして、特にこの第3ブレーキ80においては、前記ピストン84が、受圧部84aが設けられた内周部に対して押圧部84cが設けられた外周部がフロント側へオフセットした形状とされ、これに対応させて、エンドカバー102も、内周部102′に対して外周部102″がフロント側へ変位した形状とされているので、図3に示すように、エンジンルーム内の側部にサイドフレームAが配設されている場合に、当該自動変速機1のエンドカバー102側の端部を該サイドフレームAの下方にもぐらせるようにレイアウトすることが可能となる。これにより、自動変速機1の車体への搭載性が向上する。
また、この実施の形態においては、エンドカバー102に設けられた油圧室85の車体搭載状態での最上部位に、該油圧室85内を変速機ケース6内に連通させるエア抜き通路89が設けられているので、当該自動変速機の停止中に該油圧室や該油圧室に通じる油路内に溜まったエアが、運転開始後において第3ブレーキ80が締結されるときに、油圧室85から排出されることになる。これにより、該ブレーキ80の締結時の動作を精度よく制御することが可能となる。
その場合に、このエア抜き通路89は、前記第2ブレーキ70における連通路79と同様に、軸穴89aに軸89cを嵌合し、その嵌合隙間を通じてエアを抜く構成であるから、通路断面積をごく狭く設定することができ、油圧室85からの作動油の漏出を極力抑制しながらエアを効果的に排出することが可能となる。また、該通路89をキリ穴のみで形成する場合に比較して、同じ通路断面積に対して大径のドリルを用いることが可能となり、当該通路89の加工性が向上する。
また、前記油圧室85が、エンドカバー102の内周部102′の内面102bに設けられたリング状の凹部102cに、ピストン84の内周部のエンドカバー102側に突出する受圧部84aを嵌合させることにより構成されているので、該油圧室85がエンドカバー102の膨出部102e内に簡素な構成でコンパクトに形成されることになり、当該自動変速機1の部品点数の削減、加工性の向上、全長の短縮等に寄与することになる。
さらに、前記ピストン84のエンドカバー102側に突出する受圧部84aの反エンドカバー102側、即ち該受圧部84aの突出によりその内側に生じるデッドスペースにリターンスプリング87が配置されているので、該スプリングを配置するためのスペースを別途確保する必要がなくなり、これによっても自動変速機の全長の短縮が図られる。
そして、図5に示すように、エンドカバー102の外周部102″に設けられたドラム部102aに第3ブレーキ80を構成する複数の摩擦板82…82やリテーニングプレート83が収納保持されるので、該エンドカバー102に、前記ピストン84やリターンスプリング87等と共に、該摩擦板82…82も予め組み付けておくことが可能となる。これにより、該第3ブレーキ80の各構成部材を本体ケース101とエンドカバー102とに分けて組み付ける場合に比べて、該第3ブレーキ80の組み付け性ないし自動変速機の組立性が向上することになると共に、第3ブレーキ80の各構成部材間の位置関係や寸法の調整、設定が容易になる。
さらに、図3、図4に示すように、前記エンドカバー102のドラム部102aには、第2ブレーキ70の摩擦板72…72、ピストンシリンダ75、ピストン76及びリターンスプリング78等も組み付けられ、これにより当該自動変速機の組立性がさらに向上する。
以上のように、本発明に係る自動変速機は、変速機ケースを構成するエンドカバーの外周部が内周部よりもトルクコンバータ側に寄せられるので、エンジンルーム内に軸方向を車体幅方向に向けて配置される場合に、前記エンドカバー側の端部をサイドフレームの下方にもぐらせるようにレイアウトすることが可能となり、この種の自動変速機の車体への搭載性が向上する。したがって、自動車用自動変速機の製造産業分野において、好適に利用される可能性がある。
本発明の実施の形態に係る自動変速機の骨子図である。 摩擦要素の締結の組み合わせと変速段との関係を示す表である。 前記自動変速機の要部の断面図である。 他の切断面による断面図である。 第3ブレーキをエンドカバーに仮アッセンブリした状態を示す要部断面図である。
符号の説明
1 自動変速機
6 変速機ケース
70 第2ブレーキ(他のブレーキ要素)
80 第3ブレーキ(ブレーキ要素)
82 摩擦板
84 ピストン
84a 受圧部
84b 円板部
84c 押圧部
85 油圧室
87 リターンスプリング
89 エア抜き通路
89a 軸穴
89c 軸
101 本体ケース
102 エンドカバー
102′ 内周部
102″ 外周部
102a ドラム部
102b 内面
102c 凹部
102e 膨出部

Claims (6)

  1. エンジンルーム内に軸方向を車体幅方向に向けて搭載され、かつ変速機ケースが本体ケースと該本体ケースの反トルクコンバータ側の端部を閉塞するエンドカバーとで構成されていると共に、該変速機ケース内のエンドカバー側の端部にブレーキ要素が配設された自動変速機において、
    前記ブレーキ要素を構成する複数の摩擦板を変速機ケース内の外周部に配置すると共に、
    これらの摩擦板を締結するピストンを前記エンドカバーの内面に沿うように設け、
    かつ、該エンドカバーの内周部を反トルクコンバータ側に膨出させ、該膨出部内に前記ピストンに油圧を作用させる油圧室を設けたことを特徴とする自動変速機。
  2. 前記請求項1に記載の自動変速機において、
    前記油圧室を、エンドカバー内周部の内面に穿設したリング状の凹部と、
    前記ピストンの内周部に設けられ、エンドカバー側に突出して前記凹部に嵌合されるピストン受圧部とで構成したことを特徴とする自動変速機。
  3. 前記請求項2に記載の自動変速機において、
    前記ピストンのエンドカバー側に突出する受圧部の反エンドカバー側に、該ピストンを油圧の作用方向と反対側に付勢するリターンスプリングを配置したことを特徴とする自動変速機。
  4. 前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記エンドカバーの外周部にトルクコンバータ側に延びるドラム部を設け、
    前記ブレーキ要素の複数の摩擦板を該ドラム部の内側に収納保持したことを特徴とする自動変速機。
  5. 前記請求項4に記載の自動変速機において、
    前記エンドカバーのドラム部における前記ブレーキ要素の摩擦板を収納した部位のトルクコンバータ側に、他のブレーキ要素の構成部材を保持したことを特徴とする自動変速機。
  6. 前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記エンドカバーにおける油圧室の車体搭載状態での最上部位に、軸穴と該軸穴に嵌合された軸とで構成され、その嵌合隙間を通じて油圧室を変速機ケース内に連通させるエア抜き通路を設けたことを特徴とする自動変速機。
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