JP2009085295A - 樹脂成形品の組み付け構造及び組み付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付け効率を向上させた上で、取付部と保持部とを確実に組み付けることができるとともに、取付部の倒れこみを防止することができる樹脂成形品の組み付け構造及び組み付け方法を提供する。
【解決手段】取付部10bに形成された係止孔12と、保持部30bに設けられ係止孔12に係止される係止爪35と、保持部30bに設けられ取付部10bの装着位置を規制する位置規制部40と、を備え、位置規制部40は、取付部10bと保持部30bとを組付けた状態において、係止孔12と係止爪35との係止が維持されるように、取付部10bの装着位置を規制することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂成形品の組み付け構造及び組み付け方法に関するものである。
従来から、樹脂成形品同士を組み付ける樹脂成形品の組み付け構造として種々の構造が知られている。
図6は、従来の樹脂成形品の組み付け構造を示す断面図である。
上述の樹脂成形品の組み付け構造として、例えば、図6に示すように、第1の樹脂成形品100に突設形成された取付部101に別体のクリップ102を取り付け、第1の樹脂成形品100を第2の樹脂成形品103に形成された開口部104内に圧入嵌合する。これにより、第1の樹脂成形品100はクリップ102を介して第2の樹脂成形品103に組み付けられるものである。
また、取付部101からのクリップ102の脱落を防ぐために、クリップ102の取付構造を改良したものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、クリップの取付構造を示す斜視図である。
図7に示すように、取付部110にフック状の係止部111を設けるとともに、クリップ112に切欠き部113が形成されている。そして、取付部110にクリップ112を装着すると、取付部110の係止部111がクリップ112の切欠き部113に係止される。これにより、クリップ112が取付部110から脱落することを防いでいる。
実開平6−69407号公報
しかしながら、上述の樹脂成形品の組み付け構造にあっては、樹脂成形品を組み付けるためにクリップを用いるため、クリップの費用がかかり、また取付部にクリップを取り付ける組み付け工程を必要とするため、製造コストが増加するとともに、組み付け効率が悪いという問題がある。
また、上述のクリップは通常、金属等からなるため、使用後の樹脂成形品をリサイクルする際には、クリップを取付部から取り外さなければならず、リサイクルに手間がかかるという問題がある。特に、図7に示すように、取付部110からクリップ112の脱落を防ぐ構成とした場合、クリップ112を取付部110から簡単に外すことができないため、リサイクルはより困難になる。
さらに、取付部は樹脂成形品から突設形成されているため、取付部が倒れこむ可能性がある。取付部が倒れこむと、取付部と開口部との組み付け位置がずれてしまい、組み付けが困難になるとともに、取付部が折れてしまう虞もある。
そこで、取付部の倒れこみを防ぐために、図7に示すように、取付部110にリブ114を一体形成することも考えられるが、取付部110におけるリブの裏側がひけてしまう可能性があるため、リブを形成すること自体好ましくない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、組み付け効率を向上させた上で、取付部と保持部とを確実に組み付けることができるとともに、取付部の倒れこみを防止することができる樹脂成形品の組み付け構造及び組み付け方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明の樹脂成形品の組み付け構造は、第1の樹脂成形品と第2の樹脂成形品との組み付け構造であって、前記第1の樹脂成形品に突設形成された取付部と、前記第2の樹脂成形品に設けられ前記取付部が装着される保持部と、前記取付部に形成された係止孔と、前記保持部に設けられ前記係止孔に係止される係止爪と、前記保持部に設けられ前記取付部の装着位置を規制する位置規制部と、を備え、前記位置規制部は、前記第1の樹脂成形品と前記第2の樹脂成形品とを組付けた状態において、前記係止孔と前記係止爪との係止が維持されるように、前記取付部の装着位置を規制することを特徴とする。
この構成によれば、取付部に形成された係止孔に、保持部に形成された係止爪を係止することで、樹脂成形品同士を組み付けることができる。つまり、取付部の装着時において、取付部は係止部と位置規制部とにより装着位置が規制された状態で組み付けられる。
したがって、従来のように取付部に別体としてクリップを取り付けることなく、確実かつ容易に組み付けることができるため、製造コストを削減するとともに、組み付け効率を向上させることができる。また、リブを形成しなくても取付部が倒れこんで、折れてしまうこともないため、取付部と保持部との装着位置の位置決めが容易なることに加え、樹脂成形品がひけてしまうことを防止することができる。
また、別体のクリップが取り付けられていないので、クリップを取り外す必要がない。そのため、使用後の樹脂成形品を容易にリサイクルすることが可能である。
また本発明の樹脂成形品の組み付け構造は、前記係止爪の先端には、前記係止孔に係止される係止凸部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、係止爪の先端に係止凸部が形成されているため、取付部への装着時には、係止凸部が係止孔に確実に係止することとなる。したがって、取付部を保持部に確実に組み付けることができるとともに、取付部が抜けてしまうことがない。
また本発明の樹脂成形品の組み付け構造は、前記係止爪には、前記取付部に対して接近離間する方向に弾性変形可能な撓み部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、係止爪に取付部に対して接近離間する方向に撓み部が形成されているため、係止爪が取付部の形状に合わせて柔軟に追従することとなる。つまり、取付部の装着時には、係止爪が取付部の表面に摺接しながら弾性変形することで、取付部を容易に組み付けることができる。一方、取付部の装着時には、係止爪が取付部の係止孔に確実に係止することとなるため、取付部が抜けることを防ぐことができる。
また本発明の樹脂成形品の組み付け構造は、前記係止爪及び/または前記位置規制部には、前記取付部を前記装着位置に案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、係止爪及び/または位置規制部に、取付部を装着位置に案内する傾斜面が形成されていることで、取付部の挿入時に取付部を係止爪と位置規制部との間に案内するガイドとなるため、取付部を係止爪と位置規制部との間にスムーズに案内することができる。したがって、取付部と保持部とを容易に組み付けることができる。
また本発明の樹脂成形品の組み付け構造は、前記係止爪の前記係止凸部には、肉抜き部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、係止爪の係止凸部に肉抜き部を形成することで、係止孔と係止爪との接触面における樹脂成形品のひけを防止することができる。
一方、本発明の樹脂成形品の組み付け方法は、第1の樹脂成形品と第2の樹脂成形品との組み付け方法であって、前記第1の樹脂成形品の取付部に設けられた係止孔と、前記第2の樹脂成形品の保持部に設けられた係止爪とを係止することで、前記取付部を前記保持部に装着するとともに、前記係止孔と前記係止爪との係止が維持されるように、前記保持部に設けられた位置規制部により、前記取付部の装着位置を規制することを特徴とする。
この構成によれば、取付部に形成された係止孔に、保持部に形成された係止爪を係止することで、樹脂成形品同士を組み付けることができる。つまり、取付部の装着時において、取付部は係止部と位置規制部とにより装着位置が規制された状態で組み付けられる。
したがって、従来のように取付部に別体としてクリップを取り付けることなく、確実かつ容易に組み付けることができるため、製造コストを削減するとともに、組み付け効率を向上させることができる。また、リブを形成しなくても取付部が倒れこんで、折れてしまうこともないため、取付部と保持部との装着位置の位置決めが容易なることに加え、樹脂成形品がひけてしまうことを防止することができる。
また、別体のクリップが取り付けられていないので、クリップを取り外す必要がない。そのため、使用後の樹脂成形品を容易にリサイクルすることが可能である。
本発明の樹脂成形品の組み付け構造によれば、従来のように取付部に別体としてクリップを取り付けることなく、確実かつ容易に組み付けることができるため、製造コストを削減するとともに、組み付け効率を向上させることができる。また、リブを形成しなくても取付部が倒れこんで、折れてしまうこともないため、取付部と保持部との装着位置の位置決めが容易なることに加え、樹脂成形品がひけてしまうことを防止することができる。
また、別体のクリップが取り付けられていないので、クリップを取り外す必要がない。そのため、使用後の樹脂成形品を容易にリサイクルすることが可能である。
次に、図1〜5に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1はバンパーとフィニッシャーとの組み付け構造を示す断面図であり、図2は図1のA部拡大図である。また、図3は組み付け構造を示す分解斜視図、図4は組立斜視図であり、図5は保持部の側面図である。
本実施形態では、樹脂成形品の組み付け構造として、樹脂成形品である車両用のバンパー(第1の樹脂成形品)1と、このバンパー1におけるフォグランプの取付領域2を閉塞するフィニッシャー(第2の樹脂成形品)3とが組み付けられた場合について説明する。
図1に示すように、バンパー1は車両前方に取り付けられる、いわゆるフロントバンパーであり、その幅方向両側に図示しないフォグランプの形成領域2が形成されている。フォグランプの形成領域2は、円形の開口部4を有するものであり、バンパー1が、その前面6から内側に向け屈曲形成されたものである。バンパー1の裏面5であって、フォグランプの取付領域2の外側には、開口部4の外周に沿って車両後方に向けて突設された複数(図1中では2箇所示す)の取付部10a,10bが形成されている。
バンパー1の裏面5側には、開口部4を閉塞するようにフィニッシャー3が装着されている。このフィニッシャー3は、開口部4を閉塞してバンパー1の前面6側に露出する閉塞部7と、この閉塞部7から放射状に延出した複数(図1中では2箇所示す)の取付片9a,9bとを備えている。
閉塞部7はバンパー1の開口部4より大径であってバンパー1の前面6側に意匠面8を有する断面視コ字形状のものであり、意匠面8の外周部分がバンパー1に当接することで開口部4が閉塞されている。
取付片9a,9bの先端には、バンパー1の取付部10a,10bに装着される複数の保持部30a,30bが形成されている。複数の保持部30a,30bのうち、保持部30aはバンパー1の取付部10aにピン等を介して取り付けられる一方、保持部30bは取付部10aに嵌合されることでバンパー1とフィニッシャー3が組み付けられている。複数の取付部10a,10bと保持部30a,30bのうち、下部(図1中下部)の取付部10bと保持部30bとにより本実施形態の組み付け構造が構成されている。
ここで、取付部10bと保持部30bとの組み付け構造について、より詳述に説明する。
図2〜5に示すように、取付部10bは平面視略矩形状の平板であり、先端に向かうにつれ厚さ方向に先細るテーパ形状に形成されている(図2参照)。取付部10bの先端には、取付部10bが幅方向に縮径して延出する突出片11(図3参照)が形成されている。
また取付部10bには、第1面15側から第2面16側にかけて厚さ方向に貫通する係止孔12が形成されている。係止孔12は略矩形状に形成されており、取付部10bの先端側の側面には傾斜面13が形成されている。この傾斜面13は、取付部10bの第1面15側における係止孔12の周縁が鋭角となるように形成されている(図2参照)。
保持部30bは、取付片9bから突設形成された平面視略台形状の側壁31a,31b,31c,31dに囲まれ、略矩形の開口部32を有する筒形状のものである。側壁31a,31b,31c,31dのうち、側壁31aの中央部には、薄肉部33が形成されている。この薄肉部33は側壁31aの外面を厚さ方向に切り欠いたものである。薄肉部33には、側壁31aの先端部から基端部に向かって切除された切欠き部34a,34bが2箇所形成されている。
また、薄肉部33における各切欠き部間34a,34bは、側壁31aの基端部を介して先端部に延出する撓み部43として形成されている。この撓み部43は、基端部から先端部に至るまで、薄肉部33により形成された舌状の平板であり、保持部30bと取付部10bとの組み付け時において、取付部10bに接近離間する方向に弾性変形可能に構成されている。
撓み部43の先端部には、係止爪35が形成されている。係止爪35は、取付部10bの係止孔12に係止されるものである。係止爪35は、側壁31aの先端部から平面視で突出しており、その突出部分には側壁31aの内側、つまり開口部32内を望むように係止凸部36が形成されている。
この係止凸部36は側面視三角形状のものであり(図2参照)、係止凸部36の幅方向に沿う面には開口部32に向けて傾斜する傾斜面37が形成されている。また、傾斜面37には、係止凸部36の厚さ方向に切り込んだ2箇所の肉抜き部38が形成されている。この肉抜き部38は、係止爪35の高さ方向に切り込まれている。傾斜面37の裏面側は取付部10bの係止孔12が係止される係止面39として構成されている。
側壁31aに対向する側壁31cの両側には、開口部32内で側壁31aに向けて延出する平板状の位置規制部40が形成されている。この位置規制部40は、組み付け時において、取付部10bの第2面16側、つまり取付部10bを挟んで係止爪35の反対側に形成されており、取付部10bを係止爪35側へ押し付けるように装着位置を規制するものである。したがって、位置規制部40は、保持部30bと取付部10bとの組み付け時において、取付部10bの第2面16の両側に当接するようになっている。位置規制部40の上面には、開口部32に向けて傾斜する傾斜面41が形成されている。つまり、上述した係止凸部36の傾斜面37と、位置規制部40の傾斜面41とで、取付部10bを開口部32内に案内するガイド部42として形成されている。なお、係止凸部36と位置規制部40とは、その先端同士が断面視で上下方向に重なるように形成することが好ましい(図2参照)。これにより、組み付け時の係止力を向上させることができる。
次に、図2〜5に基づいて本実施形態の樹脂成形品の組み付け方法について説明する。
保持部30bの開口部32内であって、係止爪35と位置規制部40との間(装着位置)に、取付部10bの第1面15側と側壁31aとが対向する向きに取付部10bを挿入させる。保持部30bを押し込むと、まず取付部10bの突出片11が係止凸部36の傾斜面37(ガイド部42)に接することとなる。突出片11が傾斜面37に接すると、取付部10bは傾斜面37に摺接しながら滑り落ちるように開口部32内へ案内される。
そして、取付部10bが開口部32内に挿入されると、係止凸部36の先端が第1面15に摺接し、撓み部43が取付部10bの第1面15に追従するように弾性変形する。その後、取付部10bの幅方向の両側が位置規制部40に接触する。この時、撓み部43が弾性変形可能に形成されるとともに、位置規制部40の傾斜面41が取付部10bを開口部32内に案内するガイド部42として形成されているため、取付部10bはスムーズに開口部32内に案内されることとなる。これにより、取付部10bは係止爪35と位置規制部40との間で挟まれた状態となる。また、取付部10bは、先端に向かうにつれ先細るテーパ形状に形成されているため、保持部30bの開口部32内によりスムーズに案内される。
保持部30bをさらに押し込むと、保持部30bの係止凸部36が取付部10bの係止孔12の位置に到達する。すると、弾性変形していた係止爪35が、開口部32側へ復元し、係止凸部36が係止孔12内に嵌まり込むように挿入される。これにより、保持部30bを取付部10bに装着することができる。なお、保持部30bと取付部10bとの組み付け時において、係止凸部36の係止面39は、係止孔12の傾斜面13の頂点のみと接触することとなり、係止力が向上して保持部30bが取付部10bから脱落し難くなる。
このように、本実施形態では、取付部10bに形成された係止孔12と、保持部30bにおいて取付部10bの第1面15側に形成され、係止孔12に係止される係止凸部36を有する係止爪35と、取付部10bの第2面16側に形成され、取付部10bを係止爪35に向けて装着位置を規制するする位置規制部40とを備える構成とした。
この構成によれば、取付部10bに形成された係止孔12に、保持部30bに形成された係止凸部36を係止することで、樹脂成形品同士を容易に組み付けることができる。つまり、取付部10bの第1面15側に保持部30bの係止凸部36が形成され、第2面16側に位置規制部40が形成されているため、取付部10bと保持部30bとを組み付けた際に、取付部10bは係止爪35と位置規制部40とにより挟まれた状態で組み付けられる。
したがって、従来のように取付部10bに別体としてクリップを取り付けることなく、確実かつ容易に組み付けることができ、製造コストを削減するとともに、組み付け効率を向上させることができる。また、取付部10bを挟んで、係止爪35の反対側に位置規制部40が形成されているため、取付部10bにリブを形成しなくても取付部10bが倒れこんで、折れてしまうこともない。したがって、取付部10bと保持部30bとの位置決めが容易になることに加え、リブを形成することで取付部10bがひけてしまうことを防止することができる。
また、別体のクリップが取り付けられていないので、クリップを取り外す必要がない。そのため、使用後の樹脂成形品を容易にリサイクルすることが可能である。
さらに、係止爪35の先端に係止凸部36が形成されているため、保持部30bと取付部10bとの組み付け時には、係止凸部36が係止孔12に確実に係止することとなる。したがって、取付部10bを保持部30bに確実に組み付けることができるとともに、取付部10bが脱落してしまうことがない。
また、係止爪35に取付部10bに対して接近離間する方向に弾性変形可能な撓み部43が形成されているため、係止爪35が取付部10bの形状に合わせて柔軟に追従することとなる。つまり、保持部30bを押し込む際には、係止爪35が取付部10bの第1面15に摺接しながら弾性変形することで、取付部10bを容易に組み付けることができる。一方、保持部30bと取付部10bとの組み付け時には、係止凸部36が取付部10bの係止孔12に挿入され、係止凸部36の係止面39と係止孔12の傾斜面13の頂点のみが接触することとなるため、取付部10bが確実に係止されて取付部10bから脱落することを防ぐことができる。
さらに、係止凸部36及び位置規制部40に、取付部10bを保持部30bの開口部32内に案内する傾斜面37,41が形成されてガイド部42として構成されているため、取付部10bへの組み付け時に、取付部10bを係止爪35と位置規制部40との間にスムーズに案内することができる。したがって、保持部30bを取付部10bに容易に組み付けることができる。
また、係止爪35の係止凸部36に肉抜き部38を形成することで、肉抜き部38の裏側の面、つまり係止凸部36の係止面39における樹脂成形品のひけを防止することができる。したがって、係止孔12と係止凸部36とが係止されやすくなる。
また、取付部10bの先端に突出片11が形成されているため、保持部30bを押し込む際に、突出片11と係止凸部36の傾斜面37のみが接触することとなる。つまり保持部30bと取付部10bとの接触面がすくなくなるため、保持部30bが取付部10bに引っ掛かり難くなり、容易に組み付けることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上記実施形態では、バンパーとフィニッシャーとの組み付け構造を例にして説明したが、それに限らず、樹脂成形品同士を組み付ける種々の製品に採用することが可能である。
位置規制部や、係止凸部、肉抜き部等、各部材の形状は適宜設計変更が可能である。また、撓み部の形状も弾性変形可能な形状であれば、適宜設計変更が可能である。
さらに、本実施形態において、保持部が側壁に囲まれた開口部を有する形状として説明したが、樹脂成形品から係止爪と位置規制部のみが突設形成されていてもよい。
バンパーとフィニッシャーとの組み付け構造を示す断面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の実施形態における組み付け構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態における組み付け構造を示す組立斜視図である。 本発明の実施形態における保持部の側面図である。 従来の樹脂成形品の組み付け構造を示す断面図である。 クリップの取付構造を示す斜視図である。
符号の説明
1…バンパー(第1の樹脂成形品) 3…フィニッシャー(第2の樹脂成形品) 10b…取付部 30b…保持部 12…係止孔 15…第1面 16…第2面 35…係止爪36…係止凸部 37…傾斜面 38…肉抜き部 40…位置規制部 41…傾斜面 43…撓み部

Claims (6)

  1. 第1の樹脂成形品と第2の樹脂成形品との組み付け構造であって、
    前記第1の樹脂成形品に突設形成された取付部と、前記第2の樹脂成形品に設けられ前記取付部が装着される保持部と、
    前記取付部に形成された係止孔と、前記保持部に設けられ前記係止孔に係止される係止爪と、
    前記保持部に設けられ前記取付部の装着位置を規制する位置規制部と、を備え、
    前記位置規制部は、前記第1の樹脂成形品と前記第2の樹脂成形品とを組付けた状態において、前記係止孔と前記係止爪との係止が維持されるように、前記取付部の装着位置を規制することを特徴とする樹脂成形品の組み付け構造。
  2. 前記係止爪の先端には、前記係止孔に係止される係止凸部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形品の組み付け構造。
  3. 前記係止爪には、前記取付部に対して接近離間する方向に弾性変形可能な撓み部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の樹脂成形品の組み付け構造。
  4. 前記係止爪及び/または前記位置規制部には、前記取付部を前記装着位置に案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の樹脂成形品の組み付け構造。
  5. 前記係止爪の前記係止凸部には、肉抜き部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の樹脂成形品の組み付け構造。
  6. 第1の樹脂成形品と第2の樹脂成形品との組み付け方法であって、
    前記第1の樹脂成形品の取付部に設けられた係止孔と、前記第2の樹脂成形品の保持部に設けられた係止爪とを係止することで、前記取付部を前記保持部に装着するとともに、
    前記係止孔と前記係止爪との係止が維持されるように、前記保持部に設けられた位置規制部により、前記取付部の装着位置を規制することを特徴とする樹脂成形品の組み付け方法。
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