JP2009083984A - ワーク供給装置およびその供給方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワーク供給装置およびその供給方法において、ワーク取り入れ装置からのワークの取り入れを間断なく行えるようにし生産性を低下させることがないようにする。
【解決手段】ワーク搬送回転体2を角度α毎に間欠的に回転させ、ワーク取り入れ孔3aないし他のワーク取り入れ孔にワーク4を取り入れる。ワーク取り出し装置6では、ワーク搬送回転体2を角度2α毎に間欠的に回転させることによりワーク4を取り出し、ワーク搬送回転体2にワーク4を一時的に貯留する。ワーク搬送回転体2を逆方向へ角度2α毎に間欠的に回転させることにより、貯留したワーク4をワーク取り出し装置によって取り出し、この間に、次のワークの取り入れ準備を行う。
【選択図】図6
【解決手段】ワーク搬送回転体2を角度α毎に間欠的に回転させ、ワーク取り入れ孔3aないし他のワーク取り入れ孔にワーク4を取り入れる。ワーク取り出し装置6では、ワーク搬送回転体2を角度2α毎に間欠的に回転させることによりワーク4を取り出し、ワーク搬送回転体2にワーク4を一時的に貯留する。ワーク搬送回転体2を逆方向へ角度2α毎に間欠的に回転させることにより、貯留したワーク4をワーク取り出し装置によって取り出し、この間に、次のワークの取り入れ準備を行う。
【選択図】図6
Description
本発明は、ワークが積載されたワーク供給装置からワークを一つずつ供給するワーク供給装置およびその供給方法に関するものである。
この種のワーク供給装置としては、周縁に所定の回動角度をおいて複数のワーク取り入れ部が設けられ所定の回動角度毎に回転駆動されるワーク搬送回転体と、このワーク搬送回転体の一つのワーク取り入れ部にワークを取り入れるワーク取り入れ装置と、前記ワーク搬送回転体のワーク取り入れ部からワークを取り出すワーク取り出し装置とを備えたものがある。
上述した従来のワーク供給装置においては、ワーク取り入れ装置からのワークの取り入れが終了して、次のワーク取り入れ装置からのワークの取り入れをするための準備時間中は、ワーク搬送回転体へのワークの取り入れが途切れるため、生産性が低下するという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ワーク取り入れ装置からのワークの取り入れを間断なく行えるようにし生産性を低下させることがないワーク供給装置およびその供給方法を提供するところにある。
この目的を達成するために、本発明は、周縁に等角度をおいて複数のワーク取り入れ部が設けられ所定の回動角度毎に一方向および反対方向に間欠的に回転駆動されるワーク搬送回転体と、このワーク搬送回転体のワーク取り入れ部にワークを取り入れるワーク取り入れ装置と、前記ワーク搬送回転体のワーク取り入れ部からワークを取り出すワーク取り出し装置とを備えたワーク供給装置であって、前記ワーク搬送回転体を一方向に所定の回転角度毎に回転させる第1の動作態様と、前記ワーク搬送回転体を一方向に所定の回転角の半分で回転させる第2の動作態様と、前記ワーク搬送回転体を反対方向に所定の回転角度毎に回転させる第3の動作態様とを選択する制御を行う制御装置を備えたものである。
本発明は、前記発明において、前記制御装置は、前記第1の動作態様を選択しているとき、前記ワーク取り入れ装置内のワークの残数が所定数に達することにより前記第1の動作態様から前記第2の動作態様に切り替える制御を行うものである。
本発明は、前記発明において、前記制御装置は、前記第2の動作態様を選択しているとき、前記ワーク取り入れ装置から前記ワーク搬送回転体のワーク取り入れ部へ供給された最後のワークが前記ワーク取り出し装置によって取り出されることにより前記第3の動作態様に切り替える制御を行うものである。
本発明は、前記発明において、前記ワーク搬送回転体の所定の回動角度を、隣接する前記ワーク取り入れ部間の角度の2倍としたものである。
本発明は、周縁に等角度おいて複数のワーク取り入れ部が設けられたワーク搬送回転体のワーク取り入れ部にワークを取り入れ、ワーク搬送回転体を所定の回動角度だけ一方向へ間欠的に回動させ、前記供給されたワークを取り出すとともに次のワークをワーク取り入れ部に取り入れるワーク供給方法であって、ワーク搬送回転体へ取り入れるワークの残数が所定数に達っしたときに、ワーク搬送回転体を所定の回動角度の半分だけ一方向へ間欠的に回動させて次のワークをワーク取り入れ部に取り入れるとともに、ワーク搬送回転体が所定の回動角度だけ一方向へ間欠的に回動したときにワークを取り出し、ワーク搬送回転体に最後のワークが取り入れられたときに、ワーク搬送回転体を反対方向に所定の回転角度毎に間欠的に回転させワークを取り出すものである。
本発明によれば、ワーク取り入れ装置内においてワークの残数が少なくなると、ワーク搬送回転体の複数のワーク取り入れ部のいずれかに直近で取り出さないワークを貯留しておき、この貯留しておいたワークを取り出している間に次のワーク取り入れ装置によるワークの供給の準備をすることができるため、ワーク取り入れ装置からのワークの取り入れを間断なく行うことができ生産性を低下させることがない。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るワーク供給装置の側面図、図2は要部の側面図、図3は同じく要部のブロック図、図4は要部の平面図、図5は通常の供給状態(第1の動作態様)を説明するための模式図、図6および図7は第2の動作態様を説明するための模式図であって、図6は前半の工程を示し、図7は後半の工程を示し、図8は第3の動作態様を説明するための模式図である。なお、図3および図5ないし図8において、説明の便宜上、ワーク4にハッチングを付している。
図1に全体を符号1で示すワーク供給装置は、周縁に等角度α(α=45°)をおいて8個のワーク取り入れ孔3aないし3hが設けられ円板状に形成されたワーク搬送回転体2(図3参照)と、このワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3aないし3hにワーク4を一枚ずつ取り入れるワーク取り入れ装置5と、ワーク取り入れ孔3aないし3hに取り入れられたワーク4を取り出すワーク取り出し装置6とによって概ね構成されている。
図2および図3において、8は装置のフレーム(図示せず)に固定された固定プレートであって、この固定プレート8には、ワーク搬送回転体2が回転自在に支持されているとともにモータ支持プレート9が固定されている。10はモータ支持台12を介してモータ支持プレート9に取り付けられたステップモータである。上記ワーク搬送回転体2は、このステップモータ10の出力軸11を介して図3中時計方向または反時計方向に所定の回転角度β(β=90°)毎に回転するとともに、時計方向に所定の回転角度βの半分である角度α毎に回転するように構成されている。
固定プレート8の周縁の一部には、図2に示すようにワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3aないし3hのうちのいずれか一つに対応するワーク供給孔13が設けられており、このワーク供給孔13には、略筒状に形成されたワーク導入筒体13aが嵌合固定されている。モータ支持プレート9の周縁の一部には、ワーク供給孔13に対応する挿通孔14aが設けられているとともに、この挿通孔14aから円周方向に90°だけ位相がずれた位置にワーク取り出し孔14bとが設けられている。このワーク取り出し孔14bに対応してワーク取り出し装置6が設けられており、ワーク供給孔13からワーク取り入れ孔3aないし3hのうちのいずれか一つに取り入れられたワーク4が、ワーク搬送回転体2によってワーク取り出し孔14bまで搬送されることにより、このワーク取り出し孔14bを通してワーク取り出し装置6によって取り出されることが可能になり、取り出されることにより次の加工工程に搬送される。
次に、図1および図2を用いてワーク取り入れ装置5について説明する。ワーク取り入れ装置5は、図1に示すようにワーク4を多数枚積層したワーク積載部15と、このワーク積載部15に積載されたワーク4を持ち上げるリフター16と、このリフター16によって持ち上げられたワーク4を一枚だけワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3aないし3hのうちのいずれか一つに臨ませる位置決め手段17とによって概ね構成されている。
ワーク積載部15には、装置に固定された支持板19に中心軸20の下端部20aが回転自在に支持され円板状に形成された回転台21が備えられており、この回転台21の周縁には、図3に示すように円周方向に等角度αをおいて8本の支持棒22aないし22hが植設されている。これら支持棒22aないし22hの下端部には大径部23が形成されており、支持棒22aないし22hには、この大径部23上に載置された鍔付きの載置部材24を介して扁平なリング状に形成されたワーク4が多数枚積層されている。このような構成において、中心軸20の上端部に設けられた把持部20bを把持し、回転台21を回動させ支持棒22aないし22hのいずれかをワーク導入筒体13aに対応させることにより、ワーク4のワーク取り入れ孔3aないし3hへの取り入れが可能になる。
リフター16は、装置内のブラケット(図示せず)に固定されたハウジング29と、このハウジング29に設けられたモータ30と、このモータ30によって正逆方向に回転駆動され軸線方向への移動が規制されたボールねじ31と、このボールねじ31に螺合しボールねじ31の正逆方向の回転によって上下動するエアシリンダ32と、このエアシリンダ32上で水平方向へ移動自在に支持されエアシリンダ32のロッド32aの進退動作にともなって図中左右方向に移動する移動台33とによって概ね構成されている。移動台33には、載置部材24の底部に係合し載置部材24を載置する載置部33aと、載置部材24の外周面に係入するU字溝が形成され載置部材24の倒れ込みを規制する規制部33bとが設けられている。
位置決め手段17は、図2に示すようにモータ支持台12に支持部材34を介して固定されたエアシリンダ35と、このエアシリンダ35のロッド35aに取り付けられ、ワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3aないし3hのいずれか一つに臨むワーク位置決め体36と、このワーク位置決め体36の下限位置を決めるためにモータ支持プレート9に固定されたストッパ37とによって概ね構成されている。このような構成において、エアシリンダ35のロッド35aが前進し、ロッド35aに軸着された被係合部材38がストッパ37に係合することにより、ワーク取り入れ孔3aないし3hのいずれか一つに臨むワーク位置決め体36の下面と、固定プレート8の上面との間にワーク4の一枚の厚みよりも大きく二枚の厚みよりも小さい隙間が形成される。
このように構成されていることにより、エアシリンダ35のロッド35aを前進させ、ワーク位置決め体36をワーク取り入れ孔3a内に臨ませておく。この状態で、エアシリンダ32のロッド32aを前進させ移動台33を図1中右方に移動させた状態で、モータ30を逆方向へ回転駆動させることにより、移動台33を最下位位置に下降させる。次いで、エアシリンダ32のロッド32aを後退させ移動台33を図1中左方に移動させることにより、載置部33aを支持棒22aの載置部材24の下面に差し入れる。
この状態で、モータ30を正方向へ回転させ、移動台33を上昇させることにより、載置部材24に載置されたワーク4が固定プレート8のワーク導入筒体13a内に嵌入され、最上位のワーク4のみがワーク取り入れ孔3a内に臨み、この最上位のワーク4の上面がワーク位置決め体36の下面に係合する。次いで、エアシリンダ35のロッド35aを後退させることにより、ワーク位置決め体36をワーク取り入れ孔3aから退出させる。しかる後、ステップモータ10の出力軸11を介してワーク搬送回転体2を図3中反時計方向に角度β(β=90°)だけ回動させることにより、ワーク取り入れ孔3aに取り込まれているワーク4がワーク取り出し装置6に対応する位置まで搬送される。
したがって、ワーク取り入れ孔3a内のワーク4はワーク取り出し装置6によって取り出され、次の加工工程まで搬送される。このとき、ワーク取り入れ孔3gがワーク導入筒体13aに対応する位置まで移動しており、エアシリンダ35のロッド35aを前進させることにより、ワーク位置決め体36をワーク取り入れ孔3a内に臨ませる。この状態で、モータ30を正方向にわずかに駆動し、載置部材24に載置されたワーク4をワーク4の一枚分だけ上昇させることにより、次のワーク4をワーク取り入れ孔3gに臨ませる。
次いで、エアシリンダ35のロッド35aを後退させることにより、ワーク位置決め体36をワーク取り入れ孔3gから退出させる。しかる後、ステップモータ10の出力軸11を介してワーク搬送回転体2を図3中反時計方向(一方向)に角度β(β=90°)だけ回動させることにより、ワーク取り入れ孔3gに臨んでいたワーク4をワーク取り出し装置6に対応する位置まで搬送し、このワーク4をワーク取り出し装置6によって取り出す。この動作を繰り返すことにより、ワーク4は一枚ずつワーク搬送回転体2によって搬送され、ワーク取り出し装置6によって取り出される。以上説明したワーク4の搬送は、通常の搬送状態であり、以下、この搬送を第1の動作態様という。
次に、支持棒22aのワーク載置部材24に載置されているワーク4の残数が所定数に達っしたとき、ワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3aないし3gにワーク4を貯留する第2の動作態様について説明する。この場合は、ワーク搬送回転体2を反時計方向(一方向)に所定の回転角βの半分の角度α(α=45°)で回転させる。
すなわち、上述した第1の動作態様と同様に、ワーク取り入れ装置5によってワーク4をワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3aに取り入れ、ワーク搬送回転体2を図3中反時計方向へ角度αだけ回転させる。次いで、ワーク取り入れ孔3bに次のワーク4を取り入れ、ワーク搬送回転体2を図3中反時計方向へ角度αだけ回転させる。この状態で、最初のワーク4が供給されたワーク取り入れ孔3aがワーク取り出し装置6に対応するので、最初のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出される。同時に、ワーク取り入れ孔3cに三番目のワーク4を取り入れる。
さらに、ワーク搬送回転体2を図3中反時計方向へ角度αだけ回転させる。このとき、ワーク取り入れ孔3bがワーク取り出し装置6に対応するが、ワーク取り出し装置6によるワークの取り出し動作は行わない。したがって、二番目のワーク4はワーク取り入れ孔3b内に取り入れられたままの状態が維持される。また、このとき、四番目のワーク4をワーク取り入れ孔4d内に取り入れる。
この後、ワーク搬送回転体2を図3中反時計方向へ角度αだけ回転させる。この状態で、ワーク取り入れ孔3cがワーク取り出し装置6に対応し、ワーク取り入れ孔3c内の三番目のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出される。同時に、ワーク取り入れ孔3eに五番目のワーク4が供給される。さらに、ワーク搬送回転体2を図3中反時計方向へ角度αだけ回転させる。
このとき、ワーク取り入れ孔3dがワーク取り出し装置6に対応するが、ワーク取り出し装置6によるワークの取り出し動作は行わない。したがって、四番目のワーク4はワーク取り入れ孔3d内に取り入れられたままの状態が維持される。また、このとき、六番目のワーク4がワーク取り入れ孔4f内に取り込まれる。
この後、ワーク搬送回転体2を図3中反時計方向へ角度αだけ回転させる。この状態で、ワーク取り入れ孔3eがワーク取り出し装置6に対応し、ワーク取り入れ孔3e内の五番目のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出される。次いで、ワーク搬送回転体2を図3中反時計方向へ角度αだけ回転させる。この状態で、六番目のワーク4を取り入れたワーク取り入れ孔3fがワーク取り出し装置6に対応し、二番目のワーク4がワーク取り入れ孔3b内に取り入れられた状態を維持していると共に、四番目のワーク4がワーク取り入れ孔3d内に取り入れられた状態を維持している。すなわち、ワーク取り入れ孔3b内およびワーク取り入れ孔3d内ならびにワーク取り入れ孔3f内にワーク4が貯留された状態になっている。
次に、空になった支持棒22aから多数のワーク4が積載された次の支持棒22bによってワーク4の取り入れを行うための準備時間中に、上述した第2の動作態様においてワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3b,3d,3fに貯留されているワーク4をワーク取り出し装置6によって取り出す第3の動作態様について説明する。この場合は、ワーク搬送回転体2を図3中時計方向(反対方向)に所定の回転角度β毎に回転させる。
すなわち、先ずワーク4が取り入れられワーク取り出し装置6に対応したワーク取り入れ孔3fからワーク取り出し装置6によってワーク4を取り出す。次いで、ワーク搬送回転体2を図3中時計方向に角度βだけ回転させ、ワーク取り入れ孔3dをワーク取り出し装置6に対応させ、ワーク取り出し装置6によってワーク取り入れ孔3d内のワーク4を取り出す。しかる後、ワーク搬送回転体2をさらに図3中時計方向に角度βだけ回転させ、ワーク取り入れ孔3bをワーク取り出し装置6に対応させ、ワーク取り出し装置6によってワーク取り入れ孔3b内のワーク4を取り出す。
図4において、39はワーク積載部15の8本の支持棒22aないし22hのうち、ワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3a〜3hにワーク4を取り入れている支持棒について、ワーク4の残数が所定枚数に達したことを検知する残数検出器である。40は制御装置であって、残数検出器39の検出に基づきワーク搬送回転体2の回転動作を上述した第1ないし第3の動作態様のいずれかから選択してステップモータ10を制御する。
次に、図5ないし図8を用いて、このように構成されたワーク供給装置におけるワークの供給動作について説明する。先ず、通常の動作について説明する。この場合、制御装置40では第1の動作態様を選択する。すなわち、ワーク取り入れ装置5からワーク4が、図5(A)に示すようにワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3aに取り入れられる。次いで、ワーク搬送回転体2が反時計方向に角度β(90°)だけ回動することにより、同図(B)に示すように、ワーク取り入れ孔3aがワーク取り出し装置6に対応するので、ワーク取り入れ孔3a内のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出される。
同時に、ワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3c内にワーク4が取り入れられる。同様に、ワーク搬送回転体2が反時計方向に角度β(90°)だけ回動することにより、ワーク取り入れ孔3cがワーク取り出し装置6に対応するので、ワーク取り入れ孔3c内のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出されるとともに、ワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3e内にワーク4が取り入れられる。この動作が順次行われる。
次に、残数検出器39によってワーク積載部15における支持棒22aに積載されているワーク4の残数が所定枚数に達したことを検出した場合を説明する。この場合は、制御装置40では第2の動作態様を選択する。すなわち、ワーク搬送回転体2のワーク取り入れ3a内のワーク4が、図6(A)に示すようにワーク取り出し装置6によって取り出される。同時に、ワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3c内にワーク4が取り入れられる。
次いで、同図(B)に示すようにワーク搬送回転体2が反時計方向に角度αだけ回動する。この状態で、同図(C)に示すようにワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3dにワーク4が取り入れられる。次いで、同図(D)に示すようにワーク搬送回転体2が反時計方向に角度αだけ回動する。この状態で、同図(E)に示すようにワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3eにワーク4が取り入れられる。同時に、ワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3c内のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出される。
次いで、同図(F)に示すようにワーク搬送回転体2が反時計方向に角度αだけ回動する。この状態で、同図(G)に示すようにワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3fにワーク4が取り入れられる。このとき、ワーク取り出し装置6によるワーク取り入れ孔3d内のワーク4の取り出しは行われない。
次いで、同図(H)に示すようにワーク搬送回転体2が反時計方向に角度αだけ回動する。この状態で、図7(A)に示すようにワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3gにワーク4が取り入れられる。同時に、ワーク搬送回転体2のワーク取り入れ3e内のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出される。
次いで、同図(B)に示すようにワーク搬送回転体2が反時計方向に角度αだけ回動する。この状態で、同図(C)に示すようにワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3hにワーク4が取り入れられる。このとき、ワーク取り出し装置6によるワーク取り入れ孔3f内のワーク4の取り出しは行われない。
次いで、同図(D)に示すようにワーク搬送回転体2が反時計方向に角度αだけ回動する。この状態で、同図(E)に示すようにワーク取り入れ装置5からワーク取り入れ孔3aにワーク4が取り入れられる。同時に、ワーク搬送回転体2のワーク取り入れ孔3g内のワーク4がワーク取り出し装置6によって取り出される。
次いで、同図(F)に示すようにワーク搬送回転体2が反時計方向に角度αだけ回動する。この状態で、ワーク取り入れ孔3d内、3f内および3h内にワーク4が取り入れられており、ワーク取り入れ孔3hがワーク取り出し装置6に対応している。また、この時点で、ワーク積載部15における支持棒22aに積載されているワーク4の残数が「0」になるので、次の支持棒22bに積載されているワーク4を取り入れる準備を行う。すなわち、リフター16の移動体33を下降させた後、回転台21を図3中反時計方向に角度αだけ回動させ次の支持棒22bをワーク取り入れ孔に対応させ、リフター16の移動体33を上昇させ、最上位のワークをワーク取り入れ孔内に臨ませる。
この次のワーク4を供給する準備を行っている間にも、ワーク取り出し装置6によるワーク4の取り出し作業を間断なく行う。すなわち、図8(A)に示すように、ワーク取り出し装置6によってワーク取り入れ孔3h内のワーク4を取り出す。次いで、同図(B)に示すようにワーク搬送回転体2を時計方向に角度βだけ回動させ、ワーク4が取り入れられているワーク取り入れ孔3fをワーク取り出し装置6に対応させる。
同図(C)に示すように、ワーク取り出し装置6によってワーク取り入れ孔3f内のワーク4を取り出す。次いで、同図(D)に示すようにワーク搬送回転体2を時計方向に角度βだけ回動させ、ワーク4が取り入れられているワーク取り入れ孔3dをワーク取り出し装置6に対応させる。同図(E)に示すように、ワーク取り出し装置6によってワーク取り入れ孔3d内のワーク4を取り出す。次いで、同図(F)に示すようにワーク搬送回転体2を時計方向に角度βだけ回動させ、空になったワーク取り入れ孔3dをワーク取り入れ装置5に対応させる。このように、次のワーク4を供給する準備を行っている間にも、ワーク取り出し装置6によるワーク4の取り出し作業を間断なく行うことができるため、生産性を低下させるようなことがない。
なお、本実施の形態においては、ワーク搬送回転体のワーク取り入れ部を8個としたが、各ワーク取り入れ部間の間隔は等角度とすれば、4個の公倍数であればよく、次のワーク取り入れ装置の準備時間に対応させて選択することは可能である。
1…ワーク供給装置、2…ワーク搬送回転体、3aないし3h…ワーク取り入れ孔、4…ワーク、5…ワーク取り入れ装置、6…ワーク取り出し装置、10…ステップモータ、14b…ワーク取り出し孔、15…ワーク積載部、16…リフター、17…位置決め手段、39…残数検出器、40…制御装置。
Claims (5)
- 周縁に等角度をおいて複数のワーク取り入れ部が設けられ所定の回動角度毎に一方向および反対方向に間欠的に回転駆動されるワーク搬送回転体と、このワーク搬送回転体のワーク取り入れ部にワークを取り入れるワーク取り入れ装置と、前記ワーク搬送回転体のワーク取り入れ部からワークを取り出すワーク取り出し装置とを備えたワーク供給装置であって、
前記ワーク搬送回転体を一方向に所定の回転角度毎に回転させる第1の動作態様と、前記ワーク搬送回転体を一方向に所定の回転角の半分で回転させる第2の動作態様と、前記ワーク搬送回転体を反対方向に所定の回転角度毎に回転させる第3の動作態様とを選択する制御を行う制御装置を備えたことを特徴とするワーク供給装置。 - 前記制御装置は、前記第1の動作態様を選択しているとき、前記ワーク取り入れ装置内のワークの残数が所定数に達することにより前記第1の動作態様から前記第2の動作態様に切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1記載のワーク供給装置。
- 前記制御装置は、前記第2の動作態様を選択しているとき、前記ワーク取り入れ装置から前記ワーク搬送回転体のワーク取り入れ部へ供給された最後のワークが前記ワーク取り出し装置によって取り出されることにより前記第3の動作態様に切り替える制御を行うことを特徴とする請求項2記載のワーク供給装置。
- 前記ワーク搬送回転体の所定の回動角度を、隣接する前記ワーク取り入れ部間の角度の2倍としたことを特徴とする請求項1記載のワーク供給装置。
- 周縁に等角度おいて複数のワーク取り入れ部が設けられたワーク搬送回転体のワーク取り入れ部にワークを取り入れ、ワーク搬送回転体を所定の回動角度だけ一方向へ間欠的に回動させ、前記供給されたワークを取り出すとともに次のワークをワーク取り入れ部に取り入れるワーク供給方法であって、
ワーク搬送回転体へ取り入れるワークの残数が所定数に達っしたときに、ワーク搬送回転体を所定の回動角度の半分だけ一方向へ間欠的に回動させて次のワークをワーク取り入れ部に取り入れるとともに、ワーク搬送回転体が所定の回動角度だけ一方向へ間欠的に回動したときにワークを取り出し、
ワーク搬送回転体に最後のワークが取り入れられたときに、ワーク搬送回転体を反対方向に所定の回転角度毎に間欠的に回転させワークを取り出すことを特徴とするワーク供給方法。
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