JP3200927U - 基板搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円形基板をフォークにより保持し、処理ユニットに搬送する前に基板の基準位置となる基板の切欠きを検出し、且つ切り欠きの位置を所望の角度の位置に変更した後に基板を受け渡すことができる基板搬送装置を提供する。【解決手段】昇降回転部99で吸着したウェハWを回転させて周縁部に設けられる切欠き部を検出部5で検出させ、検出した位置から所定の角度が設定された位置で回転を停止させた後にフォーク3Aまたは3B上にウェハWを保持させ、ウェハWを処理するための処理部に切り欠き部の位置を変更したウェハWをフォーク3Aまたは3Bから受け渡すことにする。【選択図】図9

Description

本考案は、例えば円形の半導体ウェハや円形のガラス基板といった基板の処理装置に使用されて基板を搬送する基板搬送装置に関する。
半導体デバイスや画像処理センサ製造用のガラス基板の製造プロセスにおいては、装置内に基板(以下「ウェハ」ともいう。)に対してプロセス処理を行う処理ユニットを複数個設け、これら処理ユニットに基板搬送装置により基板を順次搬送することによって、所定の処理が行われている。基板搬送装置は、例えば、基板を保持するフォークが基台に沿って進退自在に設けられると共に、基板が鉛直軸周りに回転自在、昇降自在に構成されている。
処理ユニットでは、プロセス処理を行う中で様々な要因によるプロセストラブルが発生することがある。例えば、処理液を基板表面へ成膜した後の加熱処理ユニットでは加熱斑による乾燥膜厚の片上がりが発生することもある。また、露光処理後の加熱処理における加熱斑の影響によるパターン形成寸法のばらつきも発生する。
このような場合には、基板を処理ユニットに搬入する際に先に搬入する基板の向きを所定方向に揃えて処理を行うことで異常が発生した場合の発生傾向を分析及び特定して原因の究明を早くすることが知られている。
この様なことから基板搬送装置には、処理ユニットからフォークが受け取った基板の保持位置を変更してから別の処理ユニットに受け渡すための機構が設けられているものがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1には、基板を搬送ロボットのアーム(フォーク)で保持し搬送を行う機構を有したフラットパネルディスプレーの製造装置において、装置内の複数のユニットで異なる矩形基板を受け渡すときの向きを長辺と短辺とを切替えるための基板回転機構とアーム(フォーク)の保持状態を所定の位置で固定させる調整手段が開示されている。
特開2001−48347号公報
ところが、上記した基板を搬送する基板搬送装置においては、矩形基板における向きの変更であり半導体製造に用いられる円形基板に適用するには次のような問題を解決しなければならない。
特許文献1に開示される例は、基板の裏面を吸着保持して回転させる機構を備える点では同じであるが、基板が矩形形状のため基板を90度回転させるだけを目的としている。
特許文献1の構成では、半導体製造向けの円形の基板(ウェハ)については記載がない。また、特許文献1では、ウェハの回転を90度以外に変更する記載と理由がない。ウェハの受け渡しフォークがウェハを受け取りした後の位置からウェハを回転させて任意の所望の角度の回転をさせて位置変更させる記載がない。このため、処理ユニット毎にウェハに所望の角度を指定してウェハの受け渡しを行ない、プロセス処理をさせる要求に答えることが出来ない。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、円形基板をフォークにより保持し、処理ユニットに搬送する前に基板の基準位置となる基板の切欠き部を検出し、且つ切り欠き部の位置を所望の角度の位置に変更した後に基板を受け渡すことができる基板搬送装置を提供する。
上記課題を解決するため、本考案の基板搬送装置は、基台と、前記基台から進退自在に設けられ、円形の基板の裏面を保持爪により保持する保持部と、前記基台に前記保持部が後退し基板を保持した状態の基板の裏面に吸着して前記保持爪よりも高い位置で前記基板を回転自在且つ昇降自在に構成された昇降回転部と、前記保持部が後退し基板を保持した状態、または、前記回転昇降部が前記基板を吸着保持した状態でいるときに、前記基板の周縁部の端面を検出する検出部と、前記昇降回転部で吸着した基板を回転させて前記周縁部に設けられる切欠き部を前記検出部で検出させ、検出した位置から所定の角度が設定された位置で前記回転を停止させた後に前記保持部上に前記基板を保持させ、前記基板を処理するための処理部に前記切り欠き部の位置を変更した前記基板を前記保持部から受け渡すように構成した制御部とを有することを特徴とする。
本考案のこのような構成によれば、円形の基板の周縁部に設けられる切欠き部を検出する検出部を設けて、基板を吸着して水平方向に回転させながら切欠き部の位置を検出して基準位置とすることが出来る。この基準位置から基板を所定の角度になるように回転をさせて切欠き部を所定の角度の位置にして保持部に保持させることが出来る。よって、この切欠き部の角度を維持したまま処理部に搬入することが出来る。
上記課題を解決するため、本考案の基板搬送装置は、回転位置を検出するためのエンコーダを有している。また、前記制御部は、前記保持部で前記基板の切欠き部が検出されなかった場合に、前記昇降回転部を上昇させ前記基板を吸着し基板を回転させて前記保持部で前記切欠き部が検出される位置で回転を停止し、次いで前記保持部上に前記基板を保持させるように構成したことを特徴とする。
本考案のこのような構成によれば、昇降回転部には回転角度を知るためにエンコーダを備えており、切欠き部を検出した位置から任意の位置に切欠き部を回転させて止めることができる。
本考案のこのような構成によれば、基台側に設けられる検出部の位置が処理部に受け渡しをする場合に切欠き部を基準位置とすることで、処理部で処理された基板に位置ずれが生じていなかったかを判断できる。このときに位置ずれが生じていた場合は、切欠き部の位置を再度認識させてから次の工程の処理に搬送を行う。
上記課題を解決するため、本考案の基板搬送装置の前記制御部は、基板の切欠き部を所定の角度の位置に設定して前記処理部に受け渡し、処理後の前記基板を前記処理部から受け取り、処理後に前記検出部で検出した前記切欠き部の位置と処理前に設定した切欠き部の位置とを比較するように構成したことを特徴とする。
本考案のこのような構成によれば、処理前後の基板の位置状態を比較することで処理部に受け渡し後の基板の状態の変化を知ることが出来るので、処理部のメンテナンス情報として使用することが出来る。
上記課題を解決するため、本考案の基板搬送装置の前記検出部は、前記保持部が進退する方向の中心線上の位置において、前記基台に設けられている。また、前記検出部は、前記保持部に保持された基板の前端部側及び/または後端部側を検出する位置に設けられている。この検出部は撮像手段であることを特徴とする。
本考案のこのような構成によれば、処理部に対して保持部が搬入出する進退方向の基台に検出部を設けることで、基板を処理部から受け取りしたと同時に基板の位置を検出することが出来る。検出部は保持部の進行方向側に収納方向の2箇所に設けることも出来るし片方側にのみ設けても良い。
本考案によれば、基板を搬送する基板搬送装置おいて、基板の周縁部に切欠きがある基板をフォークにより保持し、搬送するときに基板の位置を所望の設定位置に変更して処理ユニットに受け渡すことが出来る。また、処理後の基板を受け取り処理後の基板位置のずれ量を知ることが出来る。
実施の形態に係るレジストパターン形成装置の構成を示す平面図である。 実施の形態に係るレジストパターン形成装置の構成を示す概略斜視図である。 実施の形態に係るレジストパターン形成装置の構成を示す側面図である。 実施の形態に係るレジストパターン形成装置の第3のブロックの構成を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る搬送アームを示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る搬送アームを示す平面図及び側面図である。 本考案の実施の形態に係る搬送アームのフォークを拡大して示す平面図である。 本考案の実施の形態に係る搬送アームの基台の構成を示す平面図及び側面図である。 本考案の実施の形態に係る搬送アームとチャックの構成を示す側面図である。 本考案の実施の形態に係る搬送アームとウェハのノッチ位置を示す側面図である。 本考案の実施の形態に係る制御を説明するフローチャートである。
以下、本考案に係る基板搬送装置を備えた基板処理装置を、塗布現像装置に適用した場合を例にして説明する。先ず、図1から図4を参照し、本考案の実施の形態に係る基板処理装置である、塗布現像装置に露光装置を接続したレジストパターン形成装置について、図面を参照しながら簡単に説明する。
図1は、本実施の形態に係るレジストパターン形成装置の構成を示す平面図である。図2は、本実施の形態に係るレジストパターン形成装置の構成を示す概略斜視図である。図3は、本実施の形態に係るレジストパターン形成装置の構成を示す側面図である。図4は、第3のブロック(COT層)B3の構成を示す斜視図である。
レジストパターン形成装置は、図1及び図2に示すように、キャリアブロックS1、処理ブロックS2、インターフェイスブロックS3を有する。また、レジストパターン形成装置のインターフェイスブロックS3側に、露光装置S4が設けられている。処理ブロックS2は、キャリアブロックS1に隣接するように設けられている。インターフェイスブロックS3は、処理ブロックS2のキャリアブロックS1側と反対側に、処理ブロックS2に隣接するように設けられている。露光装置S4は、インターフェイスブロックS3の処理ブロックS2側と反対側に、インターフェイスブロックS3に隣接するように設けられている。
キャリアブロックS1は、キャリア20、載置台21及び受け渡し手段Cを有する。キャリア20は、載置台21上に載置されている。受け渡し手段Cは、キャリア20からウェハWを取り出し、処理ブロックS2に受け渡すとともに、処理ブロックS2において処理された処理済みのウェハWを受け取り、キャリア20に戻すためのものである。
処理ブロックS2は、図1及び図2に示すように、棚ユニットU1、棚ユニットU2、第1のブロック(DEV層)B1、第2のブロック(BCT層)B2、第3のブロック(COT層)B3、第4のブロック(TCT層)B4を有する。第1のブロック(DEV層)B1は、現像処理を行うためのものである。第2のブロック(BCT層)B2は、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜の形成処理を行うためのものである。第3のブロック(COT層)B3は、レジスト液の塗布処理を行うためのものである。第4のブロック(TCT層)B4は、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜の形成処理を行うためのものである。
棚ユニットU1は、各種のモジュールが積層されて構成されている。棚ユニットU1は、図3に示すように、例えば下から順に積層された、受け渡しモジュールTRS1、TRS1、CPL11、CPL2、BF2、CPL3、BF3、CPL4、TRS4を有する。また、図1に示すように、棚ユニットU1の近傍には、昇降自在な受け渡しアームDが設けられている。棚ユニットU1の各処理モジュール同士の間では、受け渡しアームDによりウェハWが搬送される。
棚ユニットU2は、各種の処理モジュールが積層されて構成されている。棚ユニットU2は、図3に示すように、例えば下から順に積層された、受け渡しモジュールTRS6、TRS6、CPL12を有する。
なお、図3において、CPLが付されている受け渡しモジュールは、温調用の冷却モジュールを兼ねており、BFが付されている受け渡しモジュールは、複数枚のウェハWを載置可能なバッファモジュールを兼ねている。
第1のブロック(DEV層)B1は、図1及び図3に示すように、現像モジュール22、搬送アームA1及びシャトルアームEを有する。現像モジュール22は、1つの第1のブロック(DEV層)B1内に、上下2段に積層されている。搬送アームA1は、2段の現像モジュール22にウェハWを搬送するためのものである。すなわち、搬送アームA1は、2段の現像モジュール22にウェハWを搬送する搬送アームが共通化されているものである。シャトルアームEは、棚ユニットU1の受け渡しモジュールCPL11から棚ユニットU2の受け渡しモジュールCPL12にウェハWを直接搬送するためのものである。
第2のブロック(BCT層)B2、第3のブロック(COT層)B3、及び第4のブロック(TCT層)B4は、各々塗布モジュール、加熱・冷却系の処理モジュール群、及び搬送アームA2、A3、A4を有する。処理モジュール群は、塗布モジュールにおいて行われる処理の前処理及び後処理を行うためのものである。搬送アームA2、A3、A4は、塗布モジュールと処理モジュール群との間に設けられており、塗布モジュール及び処理モジュール群の各処理モジュールの間でウェハWの受け渡しを行う。
第2のブロック(BCT層)B2から第4のブロック(TCT層)B4の各ブロックは、第2のブロック(BCT層)B2及び第4のブロック(TCT層)B4における薬液が反射防止膜用の薬液であり、第3のブロック(COT層)B3における薬液がレジスト液であることを除き、同様の構成を有する。
なお、搬送アームA1〜A4は、本考案における基板搬送装置に相当するものであり、搬送アームA1〜A4の構成については、後述する。また、受け渡し手段C、受け渡しアームD、及び後述するインターフェイスアームFも、本考案における基板搬送装置に相当するものである。以下では、基板搬送装置として、搬送アームA1〜A4、受け渡し手段C、受け渡しアームD、及び後述するインターフェイスアームFを代表し、搬送アームA1〜A4について説明するものとする。また、図1に示すように、搬送アームA1には、後述する検出部5を支持する支持部材53が設けられている。また、図1に示すように、受け渡し手段C、受け渡しアームD、及び後述するインターフェイスアームFにも、後述する検出部5を支持する支持部材53が設けられていてもよい。
ここで、図4を参照し、第2のブロック(BCT層)B2、第3のブロック(COT層)B3、及び第4のブロック(TCT層)B4を代表し、第3のブロック(COT層)B3の構成を説明する。
第3のブロック(COT層)B3は、塗布モジュール23、棚ユニットU3及び搬送アームA3を有する。棚ユニットU3は、加熱モジュール、冷却モジュール等の熱処理モジュール群を構成するように積層された、複数の処理モジュールを有する。棚ユニットU3は、塗布モジュール23と対向するように配列されている。搬送アームA3は、塗布モジュール23と棚ユニットU3との間に設けられている。図4中24は、各処理モジュールと搬送アームA3との間でウェハWの受け渡しを行うための搬送口である。
インターフェイスブロックS3は、図1に示すように、インターフェイスアームFを有する。インターフェイスアームFは、処理ブロックS2の棚ユニットU2の近傍に設けられている。棚ユニットU2の各処理モジュール同士の間及び露光装置S4との間では、インターフェイスアームFによりウェハWが搬送される。
キャリアブロックS1からのウェハWは、棚ユニットU1の一つの受け渡しモジュール、例えば第2のブロック(BCT層)B2に対応する受け渡しモジュールCPL2に、受け渡し手段Cにより、順次搬送される。受け渡しモジュールCPL2に搬送されたウェハWは、第2のブロック(BCT層)B2の搬送アームA2に受け渡され、搬送アームA2を介して各処理モジュール(塗布モジュール及び加熱・冷却系の処理モジュール群の各処理モジュール)に搬送され、各処理モジュールで処理が行われる。これにより、ウェハWに反射防止膜が形成される。
反射防止膜が形成されたウェハWは、搬送アームA2、棚ユニットU1の受け渡しモジュールBF2、受け渡しアームD、棚ユニットU1の受け渡しモジュールCPL3を介し、第3のブロック(COT層)B3の搬送アームA3に受け渡される。そして、ウェハWは、搬送アームA3を介して各処理モジュール(塗布モジュール及び加熱・冷却系の処理モジュール群の各処理モジュール)に搬送され、各処理モジュールで処理が行われる。これにより、ウェハWにレジスト膜が形成される。
レジスト膜が形成されたウェハWは、搬送アームA3を介し、棚ユニットU1の受け渡しモジュールBF3に受け渡される。
なお、レジスト膜が形成されたウェハWは、第4のブロック(TCT層)B4において更に反射防止膜が形成される場合もある。この場合は、ウェハWは受け渡しモジュールCPL4を介し、第4のブロック(TCT層)B4の搬送アームA4に受け渡され、搬送アームA4を介して各処理モジュール(塗布モジュール及び加熱・冷却系の処理モジュール群の各処理モジュール)に搬送され、各処理モジュールで処理が行われる。これにより、ウェハWに反射防止膜が形成される。そして、反射防止膜が形成されたウェハWは、搬送アームA4を介し、棚ユニットU1の受け渡しモジュールTRS4に受け渡される。
レジスト膜が形成されたウェハW又はレジスト膜の上に更に反射防止膜が形成されたウェハWは、受け渡しアームD、受け渡しモジュールBF3、TRS4を介して受け渡しモジュールCPL11に受け渡される。受け渡しモジュールCPL11に受け渡されたウェハWは、シャトルアームEにより棚ユニットU2の受け渡しモジュールCPL12に直接搬送された後、インターフェイスブロックS3のインターフェイスアームFに受け渡される。
インターフェイスアームFに受け渡されたウェハWは、露光装置S4に搬送され、所定の露光処理が行われる。所定の露光処理が行われたウェハWは、インターフェイスアームFを介し、棚ユニットU2の受け渡しモジュールTRS6に載置され、処理ブロックS2に戻される。処理ブロックS2に戻されたウェハWは、第1のブロック(DEV層)B1において現像処理が行われる。現像処理が行われたウェハWは、搬送アームA1、棚ユニットU1のいずれかの受け渡しモジュール、受け渡し手段Cを介し、キャリア20に戻される。
次に、図4から図6を参照し、本考案における基板搬送装置である搬送アームA1〜A4について説明する。搬送アームA1〜A4は同様に構成されているので、第3のブロック(COT層)B3に設けられた搬送アームA3を代表して説明する。図5は、搬送アームA3を示す斜視図である。図6(a)及び図6(b)は、搬送アームA3を示す平面図及び側面図である。図4から図6に示すように、搬送アームA3は、2枚のフォーク3(3A、3B)、基台31、回転機構32、進退機構33A、33B、昇降台34、検出部5を有する。
この図6(a)及び図6(b)には、請求の範囲に係わる昇降回転部については図示はされておらず搬送アームA1〜A4の基本的な構造を説明し、本考案に係わる昇降回転部の説明は後述する図8で行なうものとする。
2枚のフォーク3A、3Bは、上下に重なるように設けられている。基台31は、回転機構32により、鉛直軸周りに回転自在に設けられている。また、フォーク3A、3Bは、各々、その基端側がそれぞれ進退機構33A、33Bに支持されており、進退機構33A、33Bにより、基台31から進退自在に設けられている。なお、フォーク3(3A、3B)は、本考案における保持部に相当する。
進退機構33A、33Bは、基台31内部に設けられた駆動機構である、基台31内部に図示しないモータMに、タイミングベルト等の伝達機構を用いて連結されており、基台31から進退自在に設けられたフォーク3A、3Bを進退駆動する。伝達機構としては、ボールネジ機構やタイミングベルトを用いた機構等、周知の構成を用いることができる。
昇降台34は、図4に示すように、回転機構32の下方側に設けられている。昇降台34は、上下方向(図4中Z軸方向)に直線状に延びる図示しないZ軸ガイドレールに沿って、昇降機構により昇降自在に設けられている。昇降機構としては、ボールネジ機構やタイミングベルトを用いた機構等、周知の構成を用いることができる。この例ではZ軸ガイドレール及び昇降機構は夫々カバー体35により覆われており、例えば上部側において接続されて一体となっている。またカバー体35は、Y軸方向に直線状に伸びるY軸ガイドレール36に沿って摺動移動するように構成されている。
次に、図5から図7を参照し、フォーク3、検出部5について説明する。図7は、フォーク3Aを拡大して示す平面図である。図7では、図示を容易にするため、フォーク3Aに対し、保持爪4(4A〜4D)を少し拡大して示している。検出部5の検出データは図示しない制御部6に送信される。
図5から図7に示すように、フォーク3A、3Bは、円弧状に形成され、搬送するウェハWの周囲を囲むように設けられている。また、フォーク3A、3Bには、各々保持爪4が形成されている。保持爪4は、フォーク3A、3Bの内縁から各々内側に突出するとともに、内縁に沿って互いに間隔を隔てて設けられており、ウェハWの周縁部が載置されることによってウェハWを保持するものである。保持爪4は、3個以上が設けられる。図5及び図6に示す例では、ウェハWの周縁部の4箇所を保持するために、4個の保持爪4A、4B、4C、4Dが設けられている。
検出部5は、図5と図6に示すように、フォーク3A、3Bが進退する方向の中心線上の位置でウェハWに設けられる切欠き部WNを検出するようにウェハWに対して上方位置に設けられている。例えば、検出部5は、フォーク3A、3Bが進退する際に干渉しない前方の上方位置に設けるために基台31から延設する支持部材53の先端に取り付けられている。この検出部5は、それぞれのフォーク3A、3BがウェハWを保持した状態で後退しているときに、フォーク3A、3Bの保持しているウェハWの周縁部の位置を検出することができる。
図8に示される請求の範囲の記載に係わる昇降回転部は、ウェハWを吸着して保持し回転自在なチャック100とこのチャック100を所定の位置に昇降させる昇降機構103を有するものである。具体的には、フォーク3A、3Bの進退機構33A、33Bの設けられる基台31の内部にチャック100を垂直方向に上下させる昇降機構103とチャック100はブラケット102によって接続されている。昇降機構103は、例えば昇降用のモータM1によって昇降される。請求の範囲の記載では、これらを回転昇降部99と記載する。
チャック100は、吸着面に吸引孔100aが設けられチャック100の回転軸101の内部の流路が吸引配管104と接続されており、図示しないバルブの開閉動作でチャック100の吸着動作が行われる。チャック100は回転軸101に設けられたチャック回転モータM2によって所定の回転数で回転される。チャック回転モータM2には、エンコーダENが備えられ回転角度を検出することが出来る。
基台31におけるチャック100の配置は、フォーク3Aまたはフォーク3Bを引いた位置(フォークの収納位置)でフォーク3Aまたはフォーク3Bに保持されたウェハWの略中心となる位置に設けられる。この位置でチャック100を上昇させてウェハWの略中心位置の吸着保持がなされる。
図9(a)、図9(b)にチャック100によるウェハWの吸着状態を示す。図9(a)は、フォーク3Bに保持されたウェハWをフォーク3Bの上面とフォーク3Aの下面に干渉しない位置においてチャック100により吸着保持している図である。図9(b)も同様にフォーク3Aに保持されたウェハWをフォーク3Aの上面と検出部5と干渉しない位置においてチャック100により吸着保持している図である。
図9(a)、図9(b)に示されるチャック100の位置にて吸着保持されたウェハWを回転させてノッチWNを検出部5により検出する。先ず、フォーク3Aまたはフォーク3BがウェハWを各種の処理モジュールから受け取りしたときに図10(a)の位置でノッチWNが検出されるか否かを判定する。この位置がウェハWの受け渡しを行なうときのウェハWの基準位置となる0度となる。よって、図10(a)の位置にノッチWNが存在しない場合はチャック100を昇降機構103にて上昇させて吸着保持する。次にチャック100を例えば60rpmで回転させることでノッチWNの位置を検出部5で検出して基準位置となる0度で回転を停止させる。次いでチャック100を下降させてフォーク3Aまたはフォーク3BにウェハWを再度保持させる。このときの動作の処理に検出部5とエンコーダENの両方の信号を利用することが出来る。
図10(b)、(c)、(d)はノッチWNの位置を例えば基準位置からみて90度、180度、270度と所望の位置にしてフォーク3Aに再保持させた図である。この場合にも前述と同様に先ずは検出部5でノッチWNを検出して、その時点のエンコーダENの信号を読み込み記憶する。次いで、所定角度に相当するチャック回転モータM2へのモータ駆動パルス信号を記憶された値から演算することで任意の角度にノッチWNを位置させることが出来る。
図11に一連のフローチャートでその制御によるフォーク3Aの一例の動きを示す。基台31からフォーク3A(保持部)を前進させて処理モジュール(処理部)からウェハWを受け取り(S1)、その後、フォーク3Aを後退させて収納位置まで戻す(S2)。次に、受け取ったウェハWの位置状態を確認するために検出部5でノッチWNが検出されるかを判定する(S3)。このときにノッチWNが検出された場合には、次の搬送先の処理モジュール(処理部)にウェハWを搬入するときのノッチWNの角度の予め設定がなされているか否かが判定される(S4)。設定がされていない場合はそのままフォーク3Aに保持された状態から次の処理モジュールに移動してフォーク3Aを前進させてウェハWを処理モジュールに受け渡す(S5)。この場合には、次の処理モジュールにウェハWを搬入するときのノッチWNの角度が予め設定されていないために、前の処理モジュールから受け取ったウェハWをそのまま回転させずに(ノッチWNの位置を変更せずに)次の処理モジュールへと受け渡す。
上記(S3)でノッチWNが検出されなかった場合には、昇降機構103によってチャック100を上昇させてウェハWを吸着保持させる(S6)。次に、昇降機構103によってウェハWをフォーク3Aの保持爪4よりも高い位置まで上昇させ(S7)、チャック回転モータM2によってウェハWを回転させ、検出部5でノッチWNを検出した時にウェハWの回転を停止する(S8)。次に、昇降機構103によってウェハWを下降させ(S9)、ウェハWをフォーク3Aの保持爪4で保持させる(S10)。これにより、前の処理モジュールから受け取った際にノッチWNの位置が不明であっても、ウェハWのノッチWNの位置を所定位置(基準位置)に設定することができる。
また、上記(S4)で次の処理モジュールへのウェハWの角度(ノッチWNの位置)の設定がされている場合には、昇降機構103によってチャック100を上昇させてウェハWを吸着保持させる(S11)。次に、昇降機構103によってウェハWをフォーク3Aの保持爪4よりも高い位置まで上昇させ(S12)、チャック回転モータM2によってウェハWを回転させ、検出部5にてノッチNWを検出させた位置からエンコーダENのパルス値と回転モータM2の移動量との関係からノッチWNが設定された角度になる位置でウェハWの回転を停止する(S13)。次に、昇降機構103によってウェハWを下降させ(S14)、ウェハWをフォーク3Aの保持爪4で保持させる(S15)。これにより、前の処理モジュールから受け取ったウェハWを予め設定されたウェハWの角度(ノッチWNの位置)にウェハWを回転させてから(ノッチWNの位置を変更してから)次の処理モジュールへと受け渡すことができる。
この様な一連の動作を行うことで処理モジュールから受取ったウェハWのノッチWNの位置が不明でも次の搬送先に搬入するノッチWNを所望の向き合わせた後に受け渡すことが出来る。また、エンコーダENの信号から受取ったウェハWが基準位置から何度の角度ずれを生じているのかも特定されるので、処理モジュールの受け渡しにおいて処理前後での基板の位置ずれの判定も出来る。これにより図示しない制御部で処理モジュールの異常の判定を行いアラーム情報の出力することも出来る。さらに、複数の処理モジュールに対して個別にノッチWNを設定して受け渡しを行なうことも出来る。
これによりノッチWNを予め決めて処理モジュールでプロセス処理をすることで、同じプロセスを行う複数の処理モジュールの処理の違いを判断し易くなりトラブル対応が迅速に解決できる。また、ウェハWの裏面を支持するフォーク3A、3Bの基板支持部の位置をウェハWの位置を変更することで一致させることも出来る。検出部5は支持部53の先端方向でなくフォーク3A、3Bを収納した側のウェハWの後方を検出するように設けられても良く、支持部53に対してウェハWの直径端の両側に設けても良い。
W ウェハ
M2 チャック回転モータ
EN エンコーダ
3A、3B フォーク(保持部)
31 基台
5 検出部
53 支持部
100 チャック
103 昇降機構

Claims (7)

  1. 基台と、
    前記基台から進退自在に設けられ、円形の基板の裏面を保持爪により保持する保持部と、
    前記基台に前記保持部が後退し基板を保持した状態の基板の裏面に吸着して前記保持爪よりも高い位置で前記基板を回転自在且つ昇降自在に構成された昇降回転部と、
    前記保持部が後退し基板を保持した状態、または、前記回転昇降部が前記基板を吸着保持した状態でいるときに、前記基板の周縁部の端面を検出する検出部と、
    前記昇降回転部で吸着した基板を回転させて前記周縁部に設けられる切欠き部を前記検出部で検出させ、検出した位置から所定の角度が設定された位置で前記回転を停止させた後に前記保持部上に前記基板を保持させ、前記基板を処理するための処理部に前記切り欠き部の位置を変更した前記基板を前記保持部から受け渡すように構成した制御部と、
    を有することを特徴とする基板搬送装置。
  2. 前記昇降回転部は、回転位置を検出するためのエンコーダを有していることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記保持部で前記基板の切欠き部が検出されなかった場合に、前記昇降回転部を上昇させ前記基板を吸着し基板を回転させて前記保持部で前記切欠き部が検出される位置で回転を停止し、次いで前記保持部上に前記基板を保持させるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の基板搬送装置。
  4. 前記制御部は、基板の切欠き部を所定の角度の位置に設定して前記処理部に受け渡し、処理後の前記基板を前記処理部から受け取り、処理後に前記検出部で検出した前記切欠き部の位置と処理前に設定した切欠き部の位置とを比較するように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板搬送装置。
  5. 前記検出部は、前記保持部が進退する方向の中心線上の位置において、前記基台に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の基板搬送装置。
  6. 前記検出部は、前記保持部に保持された基板の前端部側及び/または後端部側を検出する位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の基板搬送装置。
  7. 前記検出部は、撮像手段であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の基板搬送装置。
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