JP2009083926A - 易切開性多層容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器フランジ部のタブを持って横方向に引っ張ると容易に引き裂ける程度の衝撃強度をもち、刃物などを用いずに充填物である餅などを取り出せる易切開性多層容器を提供。
【解決手段】容器本体が容器コア層、容器外側スキン層、および容器フランジのシール面スキン層からなり、蓋材がシール面スキン層にヒートシールされる易切開性多層容器であって、開口部である容器フランジの外周にタブとノッチを設けるとともに、ノッチの向きを容器コア層のシート流れ方向と同一にすることで、蓋材を剥離後に、タブを持って横方向に引っ張ると、容器本体が容器コア層のシート流れ方向にそって引き裂かれることを特徴とする易切開性多層容器によって提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、易切開性多層容器に関し、より詳しくは、開口部のタブを持って横方向に引っ張ると容易に引き裂ける程度の衝撃強度をもち、刃物などを用いずに充填物である餅などを取り出せる易切開性多層容器に関する。
我が国では正月の伝統として神棚などに鏡餅を供えるという風習が古来から継承され、近年では餅が黴ないように保存性を高めるために、プラスチック製容器に餅を充填したものが多用されている。
ところが、その容器本体は、餅の大きさや形状にあわせて中央及び下端近傍が括れており、内部に充填される餅は上から下まで一体に繋がっている。このように容器本体に括れがあり、しかも餅が一体化しているため、鏡開き後に餅を容器から取り出す際に、容器底部の蓋材を剥がしただけでは、容器の括れている部分に、その部分より上方に充填された餅が突っ掛かってしまい容器の底部側から餅を取り出すことは出来ない。そのため直接包丁などの刃物で容器を切開する必要があり、また容器内部に付着した餅は容器材料に密着し剥がれにくく手間がかかっている。
これを改善するために、容器本体を構成する樹脂に無機フィラーを添加することにより引き裂き強度を低くすることが提案されている(例えば、特許文献1)。しかし、容器本体には出荷や輸送時の強度を保つためにある程度の耐衝撃性を持たせなければならず、開口時の引き裂き性を犠牲にせざるをえないという問題がある。
餅を容器から取り出しやすくする他の方法としては、容器内のテーパーを無くすことで、容器の底面を指で押すことにより餅を押し出せるようにしたものも知られている。ところが、容器内のテーパーを無くすことで容器本体の括れている部分がなくなり本来の鏡餅の形態が損なわれてしまう。
ところで、容器本体は通常ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂で形成されるが、ポリオレフィンなどの樹脂素材を他の材料と複合シート化することも提案されている(例えば、特許文献2)。ここでは、樹脂素材とゴム素材とを重合状態となるように押し出し成形して形成した複合シート材を、この複合シート材のゴム素材を表面として鏡餅形に成形した鏡餅容器が記載されている。しかし、このゴム素材を採用するのは、ゴム表面層が本物の餅のような光沢と手触り感とをもち本物の餅に酷似させるためであり、餅を取り出す際には、容器に刃物を当てて本体を切断せざるをえない。
このような状況にあって、包丁などの刃物で容器を切開する必要がなく、また餅が容器内部に密着していても大きな力を加えなくても容易に餅を取り出すことができる易切開性多層容器が必要とされている。
特開平6−247434号公報 特開2005−271972号公報
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点に鑑み、開口部のタブを持って横方向に引っ張ると容易に引き裂ける程度の衝撃強度をもち、刃物などを用いずに充填物である餅などを取り出せる易切開性多層容器を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、容器本体を容器コア層と容器外側スキン層と容器フランジのシール面スキン層から構成し、開口部である容器フランジの外周にタブとノッチを形成するとともに、ノッチの方向が容器コア層のシート流れ方向と同一になるようにすることで、蓋材を剥離後にタブを持って横方向に引っ張ると、容器本体のコア層がシート流れ方向にそって引き裂かれるようになり、構造が簡単でありながら、強度が安定しており密封性及び易切開性の両立した易切開性多層容器となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1の発明によれば、容器本体が容器コア層、容器外側スキン層、および容器フランジのシール面スキン層からなり、蓋材がシール面スキン層にヒートシールされる易切開性多層容器であって、開口部である容器フランジの外周にタブとノッチを設けるとともに、ノッチの向きを容器コア層のシート流れ方向と同一にすることで、蓋材を剥離後に、タブを持って横方向に引っ張ると、容器本体が容器コア層のシート流れ方向にそって引き裂かれることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、容器コア層が、(A)ポリプロピレン 45〜95質量%、(B)密度が0.94g/cm以上、メルトフローレートが0.05〜100g/10分の高密度ポリエチレン 5〜55質量%、および(C)非相溶性成分 0〜50質量%を含有するポリオレフィン組成物からなることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
また、本発明の第3の発明によれば、第1の発明において、容器外側スキン層が、(A)ポリプロピレン 50〜90質量%、および(D)低密度ポリエチレン 10〜50質量%を含有するポリオレフィン組成物からなることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
また、本発明の第4の発明によれば、第1の発明において、容器シール面スキン層が、(A)ポリプロピレン 50〜83質量%、(B)密度が0.94g/cm以上、メルトフローレートが0.5〜100g/10分の高密度ポリエチレン 10〜35質量%、(D)低密度ポリエチレン 5〜15質量%、および(E)密度が0.90g/cm以下のエチレン・α−オレフィン共重合体 2〜10質量%を含有するポリオレフィン組成物からなることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
また、本発明の第5の発明によれば、第1の発明において、開口部のタブが、ノッチの両側に2個設けられることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
また、本発明の第6の発明によれば、第1の発明において、開口部のノッチが、Iノッチ、Vノッチ又は三角ノッチのいずれかであることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
また、本発明の第7の発明によれば、第1の発明において、開口部のタブ表面が、ローレット加工されていることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
さらに、本発明の第8の発明によれば、第1の発明において、開口部の容器内側が、R加工されていることを特徴とする易切開性多層容器が提供される。
本発明の易切開性多層容器は、開口部の外周にノッチ付きタブを有し、ノッチの方向が容器コア層のシート流れ方向と同一であるため、蓋材を剥離後にタブを持って横方向に引っ張ると、容器コア層がシート流れ方向にそって引き裂かれるから、内容物を取り出す際には容易に切開することができる。ただし、容器本体を容器コア層と容器外側スキン層と容器フランジのシール面スキン層を含む多層構造であるから、タブに横方向の外力が加わらないときは、耐圧強度に優れている。
また、本発明の易切開性多層容器は、鏡餅容器として最適であり、その他、デザートカップ容器、プリンカップ容器、米飯容器等の食品の容器として用いることができる。
以下に、本発明の易切開性多層容器を鏡餅容器に適用した場合につき、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の易切開性多層容器は、容器本体が容器コア層、容器外側スキン層、および容器フランジのシール面スキン層からなり、蓋材がシール面スキン層にヒートシールされる易切開性多層容器であって、開口部である容器フランジの外周にタブとノッチを設けるとともに、ノッチの向きを容器コア層のシート流れ方向と同一にすることで、蓋材を剥離後に、タブを持って横方向に引っ張ると、容器本体が容器コア層のシート流れ方向にそって引き裂かれることを特徴とする。
本発明の易切開性多層容器の一態様である鏡餅容器を図1〜5により説明する。この鏡餅容器は、通常の鏡餅容器と同じく、容器本体1と底部の蓋材20とからなる。容器本体は、プラスチックのシート状物を二段重ねの鏡餅形状に成形したものであり、下端部には鍔状のフランジ2が形成されている。また、蓋材20も、通常の鏡餅容器の底シートと同じく、プラスチックのシート状物からなり、餅40を取り出す際には容器底部から容易に剥がせるようにヒートシールされている。
本発明の鏡餅容器は、上記のような容器本体1となるシート状物31を多層フィルムで形成するとともに、開口部である容器フランジの外周にタブ3とノッチ4を設け、そのノッチ4が容器コア層10のシート流れ方向30と同一方向となるようにしたものである。
タブ3は、餅40を取り出す時に親指と人差し指で挟んで、横方向に引っ張るためのものである。図には、ノッチ4の両側に2個のタブ3が示されているが、1個、或いは3個以上でも構わない。タブ3が1個の場合は、力が入りにくく、一方、タブが3個であれば、少なくとも二回横方向に引っ張ることができるから、より確実に切開することができる。また、タブ3はフランジ2の一箇所でよいが複数個設けても良い。2箇所にする場合は、餅40を挟んでタブ同士が前後に対向することが好ましい。
容器フランジ部2のタブ3表面には、ローレット加工、すなわち凹凸模様(図示せず。)を付けることが好ましい。凹凸模様は、指で持ち易くするための、いわゆる滑り止めであり、インラインで形成されても二次加工で形成されてもよい。ローレット加工以外のエンボス加工、過熱加圧成型などにより形成される格子状その他の網目状などの周知な凹凸模様であってもよい。
ノッチ4は、容器本体1を成形するシート状物31にプレス機等により切込みとして形成され、インラインで加工されても二次加工で形成されても良い。ノッチ4は、容器本体1をシート流れ方向30にそって引き裂くためフランジ2外周のタブ3に隣接して形成されるものであるから、ある程度長さのある連続線状が好ましいが、ミシン目線状等であってもよい。スムースな切開を行うためには、ノッチ4の長さは少なくとも1mm以上、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上とする。ただし、フランジ幅の一部でなければならない。フランジ内でのノッチの長さは、フランジ幅の1/2以内、好ましくは1/3以内とする。フランジ幅の1/2を超える長さにすると、開口時以外に外力が加わった際に容器に傷が入ってしまう恐れがある。
ノッチ4の断面形状は、特に限定されず、V字型、矩形状、直線状等であってもよい。すなわち、開口部のノッチ4は、Iノッチ、Vノッチ又は三角ノッチのいずれかとすることができる。ノッチ4は、内容物を取り出す時にタブのそれぞれを親指と人差し指で挟んで、横方向に引っ張ると、容器コア層がシート流れ方向にそって引き裂かれる必要がある。引き裂き性は同等であるが、成形性が良いことから、Vノッチ又は三角ノッチよりもIノッチの方が好ましい。
本発明の易切開性多層容器は、容器本体を熱可塑性樹脂であるポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂で構成することが好ましい。上述のように蓋材を剥離後に開口部のタブを持って横方向に引っ張ると、容器コア層がシート流れ方向にそって引き裂かれるようにするためには、容器コア層が、(A)ポリプロピレン、及び(B)密度が0.94g/cm以上、メルトフローレートが0.05〜100g/10分の高密度ポリエチレンを含み、必要により(C)非相溶性成分を含有するポリオレフィン組成物からなることが好ましい。
(A)ポリプロピレン
容器コア層に用いられるポリプロピレン(A)としては、ホモポリプロピレン又は微量エチレンランダム共重合体が好ましい。ポリプロピレンのMFRは0.1〜20g/10分が好ましく、より好ましくは0.3〜10g/10分である。MFRが0.1g/10分未満では、シート成形性が悪く、20g/10分を超えるとコア層の幅方向均一性が不十分である。なお、ポリプロピレンのMFRは、JIS K 7210に準拠して測定する値である。
(B)高密度ポリエチレン
容器コア層に用いられる(B)高密度ポリエチレンとしては、密度が0.94g/cm以上であり、メルトフローレート(MFR)が0.05〜100g/10分、好ましくは1〜50g/10分の高密度ポリエチレンである。高密度ポリエチレンの密度、MFRがそれぞれ上記の範囲を外れると切開強度が高くなり好ましくない。
なお、高密度ポリエチレンの密度はJIS K 6922−2に準拠して測定する値であり、MFRはJIS K 6922−2に準拠して測定する値である。
容器コア層に用いられる(C)非相溶性成分とは、上記(A)ポリプロピレンや(B)高密度ポリエチレンと相溶性がない成分を意味しており、例えば、ポリスチレン、炭酸カルシウム等がある。
上記(A)〜(C)成分の組成割合は、(A)成分が45〜95質量%であり、(B)成分が5〜55質量%であり、(C)成分が0〜50質量%である。各成分がそれぞれ上記範囲を外れると、成形性が劣ったり、切開強度が高くなったり、容器剛性が低くなったりして好ましくない。(C)成分は必須ではないが、50質量%以下含有することで、易切開性の性能を向上させることができる。
容器コア層の厚みは特に制限はないが、通常、200μm〜600μmとすることが好ましく、更に好ましくは300〜400μmである。容器コア層の厚みが200μm未満であると内容物充填、出荷、輸送などに受ける衝撃強度に対する耐久性が著しく低くなり、600μmを超えると開け難いなどの問題が生じ、容器自体の大きさとのバランスが取れなくなる。
次に、容器外側スキン層であるが、この層は上記容器コア層の外側にあって衝撃強度を高める機能を有する(A)ポリプロピレンと、(D)低密度ポリエチレンを含有するポリオレフィン組成物からなるものである。この(A)ポリプロピレンは、上記容器コア層に用いられるものと同じである。また、(D)低密度ポリエチレンは、特に限定されず、従来公知の低密度ポリエチレンである。
上記(A)、(D)成分の組成割合は、(A)成分が50〜90質量%であり、(D)成分が10〜50質量%である。各成分がそれぞれ上記範囲を外れると、剥離強度が高くなったり、耐落下衝撃性が劣ったり、容器剛性が低くなったりして好ましくない。その層の厚さは、特に制限されないが、容器コア層よりも薄く、例えば、10μm〜200μm、特に20μm〜150μmが好ましい。
この容器コア層及び/又は容器外側スキン層には、必要に応じて帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系化合物等の光安定剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤を添加することができる。
一方、容器シール面スキン層は、フランジの部分で蓋材を接着する機能を有し、(A)ポリプロピレン、密度が0.94g/cm以上、メルトフローレートが0.5〜100g/10分の(B)高密度ポリエチレン、(D)低密度ポリエチレン及び密度が0.90g/cm以下の(E)エチレン・α−オレフィン共重合体を含有する組成物から形成されるものが好ましい。
(A)ポリプロピレン
容器シール面スキン層に用いられるポリプロピレン(A)としては、容器コア層と同様に、ホモポリプロピレン又は微量エチレンランダム共重合体が好ましい。プロピレンのMFRは0.5〜20g/10分が好ましく、より好ましくは1.0〜10g/10分である。MFRが0.5g/10分未満では、シール表面の荒れが発生し、20g/10分を超えるとスキン層の幅方向均一性が不十分となる。なお、ポリプロピレンのMFRは、JIS K 7210に準拠して測定する値である。
(B)高密度ポリエチレン
容器シール面スキン層に用いられる(B)高密度ポリエチレンとしては、容器コア層と同様に、密度が0.94g/cm以上であり、メルトフローレート(MFR)が0.05〜100g/10分、好ましくは20〜60g/10分の高密度ポリエチレンである。高密度ポリエチレンの密度、MFRがそれぞれ上記の範囲を外れると切開強度が高くなり好ましくない。なお、高密度ポリエチレンの密度はJIS K 6922−2に準拠して測定する値であり、MFRはJIS K 6922−2に準拠して測定する値である。
(D)低密度ポリエチレン
容器シール面スキン層に用いられる(D)低密度ポリエチレンとしては、容器外側スキン層と同様に、特に限定されず、従来公知の低密度ポリエチレンがある。
(E)エチレン・α−オレフィン共重合体
容器シール面スキン層に用いられる(E)エチレン・α−オレフィン共重合体は、密度が0.90g/cm以下、好ましくは0.87〜0.89g/cmのエチレン・α−オレフィン共重合体である。密度が上記の範囲を外れると耐衝撃性の点で好ましくない。なお、エチレン・α−オレフィン共重合体の密度は、ASTMD−1505に準拠して測定する値である。
エチレン・α−オレフィン共重合体(E)のα−オレフィンとしては、炭素数3〜10のα−オレフィン、例えば、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等が挙げられる。エチレン・α−オレフィン共重合体の具体例としては、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ヘキセン−1共重合体等が挙げられる。
上記(A)〜(E)成分の組成割合は、(A)成分が50〜83質量%であり、(B)成分が10〜35質量%であり、(D)成分が5〜15質量%であり、(E)成分が2〜10質量%である。各成分がそれぞれ上記範囲を外れると、剥離強度が高くなったり、容器剛性が低くなったりして好ましくない。
また、容器シール面スキン層の厚みは特に制限はないが、上記容器コア層などと違って、強度面での要求はなく、通常、10〜150μmとすることが好ましく、更に好ましくは30〜120μmである。容器シール面スキン層の厚みが10μm未満であるとシール時にシールスキン層内側のコア層の影響を受け剥離強度が著しく高くなり開け難いなどの問題が生じ、150μmを超えると容器の引き裂き強度が高くなり、易切開性を阻害する。
容器の最外層に、ガスバリヤー性の向上や、容器とした場合の変形を少なくする目的で、更に他の材料からなる層を設けてもよい。他の材料からなる層としては、例えば透明なエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)などのガスバリヤー性に優れた樹脂層が挙げられる。これら他の層を設ける場合、酸変性ポリオレフィン、エチレン−プロピレンゴム系透明接着剤又はエチレン−酢酸ビニル共重合体系透明接着剤等からなる接着剤層で、層を接着してもよい。その他、透明性を必要とされない用途においては、アルミ蒸着層、アルミ箔、アルミニウム、鉄、銅などのガスバリヤー性に優れたものなどの層を設けてもよい。これら他の材料からなる層は、1層のみであってもよいし、2層以上からなる多層体であってもよく、また、透明性を必要とされない用途においては、炭酸カルシウムなどの無機充填材10〜50質量%を含有する樹脂層であってもよい。
本発明の易切開性多層容器を製造するに当たっては、前記した容器本体用のコア層用樹脂と外側スキン層用樹脂、シール面スキン層用樹脂を用いて共押出又はラミネート加工等により得ることができる。共押出成形法としては、例えば容器本体層及びスキン層の各々の材料をそれぞれ異なった押出機を用いて溶融押出し、これをフィードブロックにて積層しフラットダイにて製膜する方法や、多層ダイを用いてダイ内にて製膜する方法が挙げられる。
まず、例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、および非相溶性成分を含む樹脂組成物を、押出機のダイから加熱溶融状態の合成樹脂組成物として押し出し、一対のロールにより圧延し、冷却・固化してシート状の多層積層体を製造する。この容器コア層用ポリオレフィン樹脂には、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系化合物等の光安定剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤を必要に応じて含有することができる。圧延と同時に、シート流れ方向を示す目印をシートの端部に形成してもよい。
この際、押出機のダイに容器外側スキン層用ポリオレフィン樹脂、すなわち前記ポリプロピレン、および低密度ポリエチレンを含む樹脂組成物、ならびにシール面スキン層用ポリオレフィン樹脂、すなわち前記ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、およびエチレン・α−オレフィン共重合体を含有する樹脂組成物を供給し、容器コア層用ポリオレフィン樹脂とともに一対のロールにより圧延してシート化することが好ましい。これにより容器コア層と容器外側スキン層、容器シール面スキン層のプラスチックを積層した容器本体成形用シート状物が得られる。なお、多層シートの最内層にステアリン酸等の高級脂肪酸を0.1〜5質量%の範囲で添加したシートを用いれば、容器コア層と餅との剥離性が向上し切開し易くなる。
本発明において、容器外側スキン層用ポリオレフィン樹脂、容器シール面スキン層用ポリオレフィン樹脂は、別途、容器コア層の上にラミネート加工してもよい。ラミネート加工としては、例えばエキストルージョンラミネート、ホットメルトラミネート、ドライラミネート、ウェットラミネートなどの方法を用いることができる。
次に、上記のようにして得られた、冷却・固化されたシート状物は、適宜の長さに裁断された後、このシート状物31を加熱溶融し、容器開口部とその外周にフランジが設けられた形状に成形する。成形手段としては、通常の真空成形、圧縮成形等が採用される。容器の開口部は、内容物を収容できる形状であればその形状に特に制限はなく、例えばカップ状であってもトレー状であってもよい。また、その開口部周縁のフランジの形状も特に限定されるものではないが、通常、円、四角などである。
この際、開口部の容器内側50が、R加工されることが好ましい。R加工手段としては特に限定されない。Rの大きさは、容器本体の大きさなどによって異なるが、Rが1mm〜5mmであることが好ましく、3mm〜4mmとすることが特に好ましい。かかるRが1mmより小さいと、開口部周辺が尖ってしまい、外観上好ましくない。一方、Rが5mmを超えると、耐落下衝撃性が低下するので好ましくない。
その後、容器開口部の外周にフランジが設けられた形状に成形された多層積層体のフランジ外周32を所定の幅をもたせて切断する。このときタブ3、ノッチ4も形成される。ノッチ4は、容器コア層のシート流れ方向と同じ方向になるようにし、かつ容器本体中心線のフランジ延長部に設けることが好ましい。これにより、切開時に、容器本体の真中を通る直線状に真っ二つに容器が切り離されようになる。タブ3が1個の場合は、タブと隣接するフランジ部分とを持って横方向に引っ張るが、フランジ部分の幅は狭く力が入りにくくなるので、タブ3が2個の場合よりもノッチ4の長さを大きくすることが望ましい。フランジ外周部32を所定の幅をもたせて切断すると同時に、得られるタブ3表面の少なくとも一方に梨地や絹目等のエンボス絞、ローレット加工を形成することができる。
こうして容器本体1が出来上がる前に、この容器フランジ周縁部上でヒートシールされる蓋材20を用意する。本発明の易切開性多層容器に用いる蓋材を構成する樹脂としては、熱可塑性樹脂であれば特に制限がないが、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂等が好ましく、単層であっても、異なる樹脂からなる複層であっても良い。
本発明に用いる蓋材は、容器シール面スキン層に相対する側にシーラント層が設けられている。蓋材シーラント層としては、従来の共押タイプ イージーピールシーラントを用いる必然性はなく、上記容器シール面スキン層との熱接着性に優れた同種又は類似樹脂の単層シーラントが好ましい。例えば、メタロセン系を含む直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等のポリエチレン系シーラントまたはホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン3元共重合体を中心としたポリプロピレン系の単層シーラントであることが好ましい。なお、剥離強度を制御するために直鎖状低密度ポリエチレン等を混合しても良い。上記ポリエチレン系シーラントには、剥離強度を制御するためにポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR)/エチレン−ブテン共重合体ゴム(EBR)等のポリオレフィンラバー、粘着剤などを含有しても良い。また、シーラント層の厚みは、20〜100μmが好ましく、より好ましくは20〜70μmである。
本発明の易切開性多層容器は、上述の容器外側シールスキン層を有する容器フランジに上述のシーラント層を有する蓋材を該スキン層に該シーラント層側が接着するように構成する。
この易切開性多層容器の使用に当たっては、上記容器本体1の開口部から内容物である餅40を充填し、蓋材20を被せてから、シールバーを用いて容器フランジ2に線ヒートシールする。餅を充填された容器は、出荷や輸送の際にタブに外力がかかっても、ノッチの部分で容器本体が切断してしまう恐れはない。
その後、容器中身の餅を取り出すに当たっては、先ず、底部から蓋材を剥がし、次いで、タブのそれぞれを指でつまんで、横方向(外方)に引っ張る。タブのノッチ部分から前方に向かってほぼ真直ぐに切り口が広がり、容器コア層がシート流れ方向にそって引き裂かれ、容器本体を真っ二つに切り開くことが出来る。勿論、途中から包丁等で餅を切りながら容器本体を外しても構わない。
以上、本発明の易切開性多層容器として、鏡餅容器に適用した場合について説明したが、本発明の易切開性多層容器は、シール強度に優れ、かつ内容物が比較的粘性の高い固体または半固形の食品であっても容易に切開できるから、デザートカップ容器、プリンカップ容器、米飯容器等の食品の容器として用いることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例で用いた評価方法及び用いた樹脂は、以下の通りである。
1.評価方法
(1)引き裂き強度:容器にシールされた蓋材を剥離し、JIS K 7128−3に準拠し、引張試験機を使用して容器開口部を500mm/minの速度で左右反対方向に引張って、40mmの長さに破断した時の最大強度を測定した。引き裂き強度は、40N以下、特に30N以下であることが望ましい。
(2)落球衝撃強度:3kgの鉄球を40cmの高さから落とし、3回落として密封性の保たれているものを○とし、密封性の保たれていないものを×とした。
2.樹脂
(1)ポリプロピレン(PP−1):密度0.90g/cm、MFR2.2g/10分のブロックコポリマー(日本ポリケム(株)製)(容器本体用)
(2)ポリプロピレン(PP−2):アイソタクチック率95%、密度0.90g/cm、MFR0.5g/10分のホモポリマー(日本ポリケム(株)製)
(3)ポリプロピレン(PP−3):密度0.91g/cm、MFR2g/10分のホモポリマー(日本ポリケム(株)製)
(4)高密度ポリエチレン(HDPE):密度0.96g/cm、MFR2.0g/10分(日本ポリケム(株)製)
(5)低密度ポリエチレン(LDPE):密度0.92g/cm、MFR4.0g/10分(日本ポリケム(株)製)
(6)メタロセン触媒による直鎖状低密度ポリエチレン(M−LLDPE):密度0.88g/cm、MFR2g/10分(日本ポリケム(株)製)
(7)エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR):密度0.88g/cm、MFR2g/10分(JSR社製)
(8)直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE−1):密度0.92g/cm、MFR2.0g/10分(日本ポリケム(株)製)
(9)2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET):(ユニチカ社製)
(10)2軸延伸ナイロンフィルム(Ny):(ユニチカ社製)
(11)非相溶性成分 ポリスチレン(PS):密度1.04g/cm3、MFR2g/10分(日本ポリスチレン(株)製)
(実施例1)
容器本体のコア層樹脂として、表1に示す(A)ポリプロピレンのPP−2(65質量%)、(B)高密度ポリエチレンのHDPE(35質量%)からなる樹脂組成物を用い、容器外側スキン層樹脂として、(A)ポリプロピレン のPP−1(80質量%)、および(D)低密度ポリエチレンのLDPE(20質量%)からなる樹脂組成物を用い、シール面スキン層樹脂として、(A)ポリプロピレンのPP−1(65質量%)、(B)高密度ポリエチレンのHDPE(20質量%)、(D)低密度ポリエチレンのLDPE(10質量%)、および(E)エチレン・α−オレフィン共重合体のM−LLDPE(5質量%)からなる樹脂組成物を用い、コア層厚みを363μm、外側スキン層厚みを43.5μm、シール面スキン層厚みを43.5μmとした3種3層の0.45mmシートを作成した。
上記シートを用い真空成形して、開口部の容器内側が3mmのRになった1段目(直径90mm、高さ25mm)、2段目(直径70mm、高さ20mm)の鏡餅型容器を作成した。この際、タブを形成する部分にはローレットを形成した。引き続き、シート流れ方向にプレス機にて12mmのIノッチを形成した。またこの容器には幅10mmのフランジ、フランジの一箇所で、長さ10mmの山型部が2つになるようにタブを突出させ、2つの山型状部分の中間には山型部より6mm短い、長さ4mmの谷部を形成するようにトリミングした。この時点でIノッチは前述の谷部を通り、フランジ部の外側から4mmの位置まで形成されている。
次に、餅に代わりうる材料として石膏を容器内部に充填し、蓋材として、ポリエチレンテレフタレート(PET:12μm)とナイロン(Ny:25μm)からなる積層フィルムを用い、そのNy層側にシーラントとして、50μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネートした。
上記容器本体に上記蓋材をリング状のヒートシールバーを用い、シール時間1秒、圧力2kg/cm、170℃の条件でヒートシールして易切開性多層容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(実施例2)
表1に示すように容器コア層樹脂組成物の(A)成分、(B)成分の配合量をそれぞれ60質量%、30質量%に変えるとともに、非相溶性成分を追加した以外は実施例1と同様にして易切開性多層容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(実施例3)
容器コア層樹脂組成物の(A)成分の種類を表1に示すようにPP−1に変更した以外は実施例1と同様にして易切開性容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(実施例4)
容器コア層樹脂組成物及び容器外側スキン層樹脂組成物の(A)成分の種類を表1に示すようにPP−3に変更した以外は実施例1と同様にして易切開性容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(実施例5)
容器コア層の厚みを513μmにした以外は実施例1と同様にして易切開性容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(比較例1)
表1に示すように容器コア層樹脂組成物の(A)成分、(B)成分の配合量をそれぞれ50質量%変えるとともに、ノッチをシート流れ方向に対して90度の方向に形成した以外は実施例1と同様にして易切開性多層容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(比較例2)
容器コア層樹脂組成物を表1に示すように(A)成分のPP−1のみとして、(B)成分を配合しなかった以外は実施例1と同様にして易切開性容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(比較例3)
表1に示すように容器コア層樹脂組成物の(A)成分、(B)成分の配合量をそれぞれ50質量%変えるとともに、容器本体に容器外側スキン層を設けなかった以外は実施例1と同様にして易切開性容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
(比較例4)
容器にタブを設けたが、ノッチを設けなかった以外は実施例1と同様にして易切開性多層容器を得た。得られた易切開性多層容器の評価結果を表1に示す。
Figure 2009083926
表1より明らかなように、本発明の易切開性多層容器は、ノッチの方向が容器コア層のシート流れ方向と同一であるため、タブを持って横方向に引っ張ると、容易に容器コア層がシート流れ方向にそって引き裂かれ、タブに横方向の外力が加わらないときは、耐圧強度に優れている。一方、ノッチの方向が容器コア層のシート流れ方向と同一ではなく直交していたり、容器コア層にHDPEを用いないと、引き裂きにくく(比較例1、2)、容器にタブを設けたが、ノッチを設けなかった場合も同様であった(比較例4)。また、容器外側スキン層を設けないと、耐落下衝撃強度が不十分であった(比較例3)。
本発明の易切開性多層容器の一態様である鏡餅容器の平面図である。 本発明の易切開性多層容器の一態様である鏡餅容器の側面断面図である。 第2図の鏡餅容器側面の部分拡大図である。 本発明の易切開性多層容器の製造に用いられるシート状物の平面図である。 第1図の鏡餅容器の部分拡大図である。
符号の説明
1 容器本体
2 フランジ
3 タブ
4 ノッチ
10 容器コア層
11 容器外側スキン層
12 容器シール面スキン層
20 蓋材
30 シート流れ方向
32 容器フランジ部切断線

Claims (8)

  1. 容器本体が容器コア層、容器外側スキン層、および容器フランジのシール面スキン層からなり、蓋材がシール面スキン層にヒートシールされる易切開性多層容器であって、
    開口部である容器フランジの外周にタブとノッチを設けるとともに、ノッチの向きを容器コア層のシート流れ方向と同一にすることで、蓋材を剥離後に、タブを持って横方向に引っ張ると、容器本体が容器コア層のシート流れ方向にそって引き裂かれることを特徴とする易切開性多層容器。
  2. 容器コア層が、下記(A)〜(C)を含有するポリオレフィン組成物からなることを特徴とする請求項1に記載の易切開性多層容器。
    (A)ポリプロピレン 45〜95質量%
    (B)密度が0.94g/cm以上、メルトフローレートが0.05〜100g/10分の高密度ポリエチレン 5〜55質量%
    (C)非相溶性成分 0〜50質量%
  3. 容器外側スキン層が、下記(A)、および(D)を含有するポリオレフィン組成物からなることを特徴とする請求項1に記載の易切開性多層容器。
    (A)ポリプロピレン 50〜90質量%
    (D)低密度ポリエチレン 10〜50質量%
  4. 容器シール面スキン層が、下記(A)〜(E)を含有するポリオレフィン組成物からなることを特徴とする請求項1に記載の易切開性多層容器。
    (A)ポリプロピレン 50〜83質量%
    (B)密度が0.94g/cm以上、メルトフローレートが0.5〜100g/10分の高密度ポリエチレン 10〜35質量%
    (D)低密度ポリエチレン 5〜15質量%
    (E)密度が0.90g/cm以下のエチレン・α−オレフィン共重合体 2〜10質量%
  5. 開口部のタブが、ノッチの両側に2個設けられることを特徴とする請求項1に記載の易切開性多層容器。
  6. 開口部のノッチが、Iノッチ、Vノッチ又は三角ノッチのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の易切開性多層容器。
  7. 開口部のタブ表面が、ローレット加工されていることを特徴とする請求項1に記載の易切開性多層容器。
  8. 開口部の容器内側が、R加工されていることを特徴とする請求項1に記載の易切開性多層容器。
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