JP2009083894A - 製袋充填機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】連続して搬送される筒状フィルム13に対し所定間隔毎にエンドシール2を施して、製品袋とヘッダとを一つに連設した連包袋1を得る製袋充填機において、コントローラは、シール動作周期が一定になるようにエンドシール機構7を駆動制御するとともに、データ入力手段で入力された製品袋の設定個数と製品袋及びヘッダの設定長さとに関する設定長さの差に応じて、製品袋の設定長さとヘッダの設定長さとのうち一方を基準長さとし、その基準長さから得られるフィルム13の搬送速度を基準搬送速度とし、他方の長さに対応するフィルム13の搬送速度を基準搬送速度に対して変速するようにフィルム送り機構6を駆動制御する。
【選択図】図1
Description
このような連続式の製袋充填機においては、筒状フィルムの送り機構やエンドシール機構をそれぞれサーボモータ等の可変速モータで駆動するようにしており、筒状フィルムの搬送に合わせて所定のタイミングでエンドシールが施されるようにそれらの可変速モータを同期駆動させるようにしている。
請求項1の発明にかかる製袋充填機は、フィルム送り機構6により連続して搬送される筒状フィルム13に対しその搬送方向Xと交差する方向へ所定間隔毎にエンドシール機構7によりエンドシールを施して、物品が充填された複数の製品袋P1〜P5の一端に空袋となるヘッダHを連設した連包袋1からなる包装品を得ることができ、前記製品袋P1〜P5の個数と前記製品袋P1〜P5及びヘッダHの長さLP1〜LP5,LHとに関するデータを入力するデータ入力手段25と、下記の制御手段(コントローラ24)とを備えている。この制御手段24においては、前記エンドシール機構7によるシール動作周期が一定になるようにエンドシール機構7の駆動手段21,22を駆動制御するとともに、前記データ入力手段25からの入力データに基づき得られる製品袋P1〜P5とヘッダHとの設定長さLP1〜LP5,LHの差に応じて、製品袋P1〜P5とヘッダHとのうち一方の設定長さLP1〜LP5,LHを基準長さとし、その基準長さから得られるフィルム13の基準搬送速度V0に対し、製品袋P1〜P5とヘッダHとの他方の設定長さLP1〜LP5,LHに対応するフィルム搬送速度Vを変速するようにフィルム送り機構6の駆動手段17を駆動制御する。従って、フィルム13を連続搬送する製袋充填機において製品袋P1〜P5とヘッダHとが所望の長さLP1〜LP5,LHに設定された連包袋1を得ることができる。
図2は製袋充填機により得られる連包袋1を示し、所定間隔毎に離間して形成されるエンドシール2間に物品が所定量ずつ充填された製品袋(第1製品袋P1、第2製品袋P2、第3製品袋P3、第4製品袋P4、第5製品袋P5)が複数連設されているとともに、その製品袋(第5製品袋P5)の一端にはエンドシール2間に物品が充填されずに空袋となった一つのヘッダHが連設されている。各製品袋(第1製品袋P1と第2製品袋P2、第2製品袋P2と第3製品袋P3、第3製品袋P3と第4製品袋P4、第4製品袋P4と第5製品袋P5)間及び製品袋(第5製品袋P5)とヘッダHとの間に隣接して形成される一対のエンドシール2間にはそれぞれ易切離加工3の不連続な切れ目(主にミシン目等)が施され、連包袋1の始端となる製品袋(第1製品袋P1)と連包袋1の終端となるヘッダHとの各開放端側がそれぞれ切断縁3aとなっている。ヘッダHには連包袋1の販売時等において引掛具に引掛け可能な引掛孔4(例えば円弧状の切込み線を入れたもの)が形成されている。各製品袋P1〜P5の長さ(第1製品袋P1で切断縁3aと易切離加工3との間の長さLP1、第2製品袋P2から第5製品袋P5については易切離加工3の形成ピッチLP2,LP3,LP4,LP5)はそれぞれ同一寸法に設定されている。また、ヘッダHの長さ(切断縁3aと切断可能線3との間の長さLH)は各製品袋P1〜P5の長さLP1〜LP5よりも短い寸法に設定されている。連包袋1の全長Lは各製品袋P1〜P5の長さLP1〜LP5の和LP(各製品袋の全長)にヘッダHの長さLHを加えたものである。
手段25により入力すれば、コントローラ24がフィルム送り機構6の第一可変速モータ17やエンドシール機構7の第二可変速モータ21及び第三可変速モータ22を駆動制御し、エンドシール機構7の両エンドシ−ラ20によるシール動作周期を一定にしたまま、各製品袋P1〜P5及びヘッダHの設定長さLP1〜LP5,LHに応じてフィルム送り機構6で筒状フィルム13の搬送速度Vを変速(減速または増速)して、各製品袋P1〜P5の長さLP1〜LP5やヘッダHの長さLHを簡単に変更することができる。従って、各種長さLP1〜LP5,LHを有する製品袋P1〜P5及びヘッダHを同一の包装材により連設した連包袋1を容易に得ることができる。
・ 前記実施形態では、帯状フィルム10にレジマーク10aを連包袋1の全長Lに対応した間隔で印刷してこのレジマーク10aをレジマーク検出手段11のマークセンサ11aにより検出し、そのマークセンサ11aからのレジマーク検出信号に基づき、筒状フィルムの搬送速度Vを増減補正する等の公知の各種方式によって印刷模様合せ制御するものである。これに代えて、図3(b)に示すように、帯状フィルム10の幅の一側方に設けたレジマーク10a以外に、他側方に複数の製品袋毎のレジマーク10bを各製品袋P1〜P5の長さLP1〜LP5に対応した間隔で印刷して各製品袋毎のレジマーク10bをレジマーク検出手段11のマークセンサ11bにより検出し、それらのマークセンサ11a,11bからのレジマーク検出信号に基づき、ヘッダHと製品袋P1〜P5との夫々において前記と同様に印刷模様合せ制御するようにしてもよい。また、図3(c)に示すように、帯状フィルム10の一側方に設けた前記レジマーク10aにヘッダHの長さLHに対応した間隔分互いに離間した位置でレジマーク10bを印刷して一つの連包袋1について前記ヘッダHと複数の製品袋P1〜P5の全長との2回の印刷模様合せ制御するようにしてもよい。このように一つの連包袋1について複数回の印刷模様合せを行うことにより、印刷模様合せを精度良く行うことができる。
Claims (6)
- フィルム送り機構により連続して搬送される筒状フィルムに対しその搬送方向と交差する方向へ所定間隔毎にエンドシール機構によりエンドシールを施して、物品が充填された複数の製品袋の一端に空袋となるヘッダを連設した連包袋からなる包装品を得る製袋充填機において、
前記製品袋の個数と前記製品袋及びヘッダの長さとに関するデータを入力するデータ入力手段と、
前記エンドシール機構によるシール動作周期が一定になるようにエンドシール機構の駆動手段を駆動制御するとともに、前記データ入力手段からの入力データに基づき得られる製品袋とヘッダとの設定長さの差に応じて、製品袋とヘッダとのうち一方の設定長さを基準長さとし、その基準長さから得られるフィルムの基準搬送速度に対し、製品袋とヘッダとの他方の設定長さに対応するフィルム搬送速度を変速するようにフィルム送り機構の駆動手段を駆動制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする製袋充填機。 - 前記制御手段は、前記エンドシール機構の筒状フィルムに対するエンドシール時期以外においてフィルム搬送速度を変速するようにフィルム送り機構の駆動手段を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の製袋充填機。
- 前記製品袋とヘッダとのいずれか一方の長い設定長さを基準長さとして前記フィルムの基準搬送速度が設定され、
前記制御手段は、製品袋の設定長さとヘッダの設定長さとで短い設定長さとなる他方に対応するフィルム搬送速度を前記フィルムの基準搬送速度から減速するようにフィルム送り機構の駆動手段を駆動制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の製袋充填機。 - 前記ヘッダよりも長い設定長さとなる製品袋を基準長さとして前記フィルムの基準搬送速度が設定され、
前記制御手段は、製品袋に対応したフィルム搬送速度に対してヘッダに対応するフィルムの搬送速度を減速するようにフィルム送り機構の駆動手段を駆動制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の製袋充填機。 - 一つに連設する連包袋は設定長さの異なる複数の製品袋を有し、そのうち最大設定長さとなる製品袋を基準長さとして前記フィルムの基準搬送速度が設定されることを特徴とする請求項4に記載の製袋充填機。
- 前記製品袋へ物品供給手段から供給される物品を検出する物品検出手段を備え、前記制御手段は、この物品検出手段により検出した物品カウント値が前記データ入力手段で入力された製品袋の設定個数に達した際に物品供給手段への物品供給要求信号を休止し、ヘッダの設定長さに対応して筒状フィルムの搬送速度を減速するようにフィルム送り機構の駆動手段を駆動制御することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の製袋充填機。
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