JP2009080427A - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】散乱反射膜による照明光の散乱を防止し、反射表示と透過表示の双方において高輝度、高コントラストな表示が得られる半透過反射型の液晶表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の液晶表示装置100は、一対の基板10A,25Aと、前記一対の基板間に挟持された液晶層50と、前記一対の基板のうちの一方の基板10Aの外面側に設けられた照明装置15と、表示領域を構成する複数のサブ画素と、前記複数のサブ画素の各々に設けられた反射表示領域R及び透過表示領域Tと、前記一方の基板10Aの内面側において反射表示領域Rと平面的に重なる領域に設けられた散乱反射膜9rと、散乱反射膜9rと前記一方の基板10Aとの間において散乱反射膜9rと平面的に重なる領域に設けられた非散乱反射膜41と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置及び電子機器に関するものである。
液晶表示装置の一形態として、明るい場所では外光を利用し、暗い場所ではバックライト(照明装置)の光によって表示を視認可能にした半透過反射型の液晶表示装置が提案されている。このような液晶表示装置としては、上基板と下基板との間に液晶層が挟持されるとともに、例えばアルミニウム等の金属膜に光透過用の窓部を形成した反射膜を下基板の内面に備え、この反射膜を半透過反射板として機能させる液晶表示装置が知られている。この場合、反射モードでは、上基板側から入射した外光が液晶層を通過した後に下基板の内面の反射膜で反射され、再び液晶層を通過して上基板側から出射されて表示に寄与する。一方、透過モードでは、下基板側から入射したバックライトからの光が反射膜の窓部から液晶層を通過した後、上基板側から外部に出射されて表示に寄与する。したがって、反射膜の形成領域のうち、窓部が形成された領域が透過表示領域、その他の領域が反射表示領域となる。
半透過反射型液晶表示装置では、反射モードの表示特性を向上するために、反射膜の表面に散乱用の凹凸部を付与し、散乱反射膜とすることが行われている。しかしながら、散乱反射膜の裏面では、バックライトから入射された光も散乱されてしまうため、散乱反射膜によって散乱された光が、バックライトに形成された反射層(導光体の裏面に形成される反射層等)や、バックライト側の偏光板とガラス基板との界面、或いはガラス基板上に形成された画素スイッチング素子等によって反射され、透過表示領域に入射してしまうという問題が発生する。
例えば、散乱反射膜によって反射された光は、大きな角度で透過表示領域に入射されるため、透過表示領域が黒表示を行っているときでも、一部の光が観察者側に漏れ出してしまい、コントラストを低下させる原因となる。また、バックライトから円偏光を入射した場合、散乱反射膜(金属反射膜)によって円偏光の向きが逆転するため、ガラス基板と偏光板との界面で反射された光は、本来透過表示で使用すべき円偏光の向きとは逆の向きとなり、やはりコントラストを低下させる原因となる。
ここで、特許文献1には、反射電極の周囲を黒色樹脂で囲み、余分な反射光を生じないようにした反射型の液晶表示装置が記載されている。特許文献1の液晶表示装置においては、まず黒色樹脂をアクティブ基板上に塗布し、画素スイッチング素子を囲うようにして開口部を設ける。次に透明樹脂を塗布し、全体を研磨して平坦化した後、反射電極を形成する。この構成によれば、反射電極の周囲を黒色樹脂で埋めているため、アクティブ基板上の走査線や信号線に外光が届いて余分な反射光を生じない。そのため、ブラックマトリクスが不要となり、開口率の高い反射型の液晶表示装置が提供される。
特開平11−64882号公報
しかしながら、特許文献1の液晶表示装置では、研磨によって平坦化した絶縁膜上に直接反射電極を形成するため、反射表示は鏡面反射となる。特許文献1に記載された製造方法では、散乱機能を有する反射電極を形成することは困難であり、それに関する記載もない。また、反射型の液晶表示装置であるので、透過表示領域が存在しない。そのため、バックライトの反射層や、アクティブ基板と偏光板との界面で反射した光が透過表示領域に入射してコントラストを低下させるという問題は解決されない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、散乱反射膜による照明光の散乱を防止し、反射表示と透過表示の双方において高輝度、高コントラストな表示が得られる半透過反射型の液晶表示装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の液晶表示装置は、一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、前記一対の基板のうちの一方の基板の前記液晶層とは反対側に設けられた照明装置と、表示領域を構成する複数のサブ画素と、前記複数のサブ画素の各々に設けられた反射表示領域及び透過表示領域と、前記一方の基板の液晶層側において前記反射表示領域と対応する領域に設けられた散乱反射膜と、前記散乱反射膜と前記一方の基板との間において前記散乱反射膜と平面的に重なる領域に設けられた非散乱反射膜と、を備えていることを特徴とする。この構成によれば、照明装置から反射表示領域に入射された光は、非散乱反射膜によって照明装置側に反射される。非散乱反射膜は表面が平坦な鏡面反射膜であるため、反射光は散乱されずに基板に対して略垂直に反射される。そのため、従来のように散乱反射膜で光を散乱反射する場合に比べて、透過表示領域への光の入射を抑制でき、コントラストの高い透過表示を実現することができる。一方、反射表示については、従来どおり散乱反射膜によって外光を散乱反射するため、良好な表示特性が維持される。したがって、本発明の液晶表示装によれば、散乱反射膜による照明光の散乱を防止でき、反射表示と透過表示の双方において高輝度、高コントラストな表示を実現することができる。
本発明においては、前記非散乱反射膜と前記散乱反射膜との大きさが同じであることが望ましい。この構成によれば、散乱反射膜の裏面側への光の入射を確実に防止することができる。また、非散乱反射膜の前面側に配置された散乱反射膜によって非散乱反射膜への外光の入射が防止されるため、非散乱反射膜によって外光が正反射されることによる表示特性の低下も防止することができる。
本発明においては、前記非散乱反射膜と前記照明装置との間に、前記照明装置から前記散乱反射膜に向けて照射された光を前記非散乱反射膜の平面領域内に集光する集光レンズが設けられていることが望ましい。この構成によれば、散乱反射膜の裏面側への光の入射をより確実に防止することができる。また、非散乱反射膜の大きさを散乱反射膜よりも小さくすることができるので、非散乱反射膜を散乱反射膜の平面領域の内側に配置することができ、その結果、非散乱反射膜への外光の入射を確実に防止することが可能となる。
本発明においては、前記非散乱反射膜と前記一方の基板との間に屈折率の異なる第1層間絶縁膜と第2層間絶縁膜とが積層され、前記第1層間絶縁膜の表面に凹部が形成され、前記凹部を覆って前記第2層間絶縁膜が積層されることにより、前記集光レンズが形成されているものとすることができる。或いは、前記集光レンズは、前記一方の基板の前記液晶層とは反対側の面を凹凸状に加工することによって形成されているものとすることができる。これらの構成によれば、公知のガラス加工技術或いはエッチング技術を用いて精度の高い集光レンズを形成することができる。
本発明においては、前記非散乱反射膜が前記散乱反射膜よりも大きく、前記非散乱反射膜の液晶層側において、前記散乱反射膜からはみ出した部分の前記非散乱反射膜と重なる位置に、遮光膜が設けられていることが望ましい。この構成によれば、非散乱反射膜による外光の反射が防止され、コントラストの高い反射表示を実現することができる。
本発明においては、前記一方の基板と前記非散乱反射膜との間に絶縁膜が設けられ、前記反射表示領域と前記透過表示領域との境界部に、前記絶縁膜を厚み方向に貫通する遮光膜が設けられていることが望ましい。この構成によれば、反射表示領域と透過表示領域とが遮光膜によって仕切られているので、非散乱反射膜で反射され、一方の基板上(例えば、走査線、データ線、画素スイッチング素子等)で散乱された光が、誤って透過表示領域に入射されてしまうことがない。そのため、より表示品質に優れた液晶表示装置が提供できる。
ここで、遮光膜としては、反射表示領域から透過表示領域へ向けて入射される光を吸収可能な光吸収部材が用いられ、黒色樹脂等の絶縁性材料、又はクロム等の導電性材料のいずれを用いても良い。しかし、黒色樹脂等の有機絶縁材料は、クロム等の無機材料に比べて厚い膜を形成しやすいこと、TFT素子や配線と接触しても絶縁性が保たれること、等の理由から、遮光膜の材料として好適である。
本発明においては、前記遮光膜は前記非散乱反射膜と重なるように配置されていることが望ましい。この構成によれば、非散乱反射膜と遮光膜との間に隙間が存在しないので、非散乱反射膜で反射された光を確実に透過表示領域から隔離することができる。
本発明においては、前記一方の基板の前記反射表示領域に対応する領域に画素スイッチング素子が設けられ、前記画素スイッチング素子を覆って前記絶縁膜と前記非散乱反射膜が積層され、前記画素スイッチング素子の周囲に前記遮光膜が設けられ、前記遮光膜によって前記画素スイッチング素子と前記透過表示領域とが仕切られていることが望ましい。この構成によれば、画素スイッチング素子で散乱された光が遮光膜によって遮光されるため、コントラストの高い透過表示が実現できる。また、画素スイッチング素子が非散乱反射膜の下に配置されるため、透過の開口率も向上することができる。
本発明の電子機器は、前述した本発明の液晶表示装置を備えていることを特徴とする。この構成によれば、反射表示と透過表示の双方において高輝度、高コントラストな表示が得られる半透過反射型の表示部を備えた電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
また、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係を説明する。この際、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。例えば本実施形態においては、X軸方向をデータ線の延在方向、Y軸方向を走査線の延在方向、Z軸方向を観察者による液晶パネルの観察方向としている。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1実施形態の液晶表示装置100の1画素の平面図である。液晶表示装置100は、画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下「TFT」という。)を備えた半透過反射型の液晶表示装置である。
図1に示すように、液晶表示装置100の1画素領域には、それぞれ赤、緑、青に対応した3つのサブ画素Dが設けられている。1つのサブ画素Dに対応して3原色のうち1色の着色層(カラーフィルタ)が形成され、3つのサブ画素D1〜D3で3色の着色層22R、22G、22Bを含む画素領域が形成されている。なお、着色層22R、22G、22Bは、それぞれX軸方向に延びるストライプ状に形成され、その延在方向で複数のサブ画素Dに跨って形成されるとともに、Y軸方向にて周期的に配列されている。
サブ画素Dの平面領域には、平面視略矩形状の画素電極9が設けられている。液晶表示装置100の表示領域には、画素電極9の境界部に沿ってX軸方向に延在する複数のデータ線6aとY軸方向に延在する複数の走査線3aとが設けられている。データ線6aと走査線3aとに囲まれた各々の領域はサブ画素Dであり、データ線6aと走査線3aとの交差部近傍にはサブ画素Dを駆動するTFT素子30が設けられている。サブ画素Dは走査線3aとデータ線6aに沿ってマトリクス状に配置されており、マトリクス状に配置された複数のサブ画素Dによって、全体としての表示領域が形成されている。
サブ画素DはX軸方向において2つの領域に分割されている。図示左側の領域は、反射表示用画素電極9rを備えた反射表示領域Rであり、図示右側の領域は、透過表示用画素電極9tを備えた透過表示領域Tである。本実施形態の場合、反射表示用画素電極9rは、アルミニウムや銀等の光反射性導電膜からなる平面視矩形状の反射電極であり、透過表示用画素電極9tは、ITO(インジウム錫酸化物)等の透光性導電膜からなる平面視矩形状の透明電極である。反射表示用画素電極9rと透過表示用画素電極9tとは、平面視でほぼ同一の形状及び大きさを有し、サブ画素領域の中央部で互いに接続されている。
走査線3aとデータ線6aとの交差部近傍には、反射表示用画素電極9rとデータ線6aとを電気的に接続するTFT素子30が設けられている。TFT素子30は、半導体層35と、半導体層35の下層側に設けられたゲート電極部32と、半導体層35の上層側に設けられたソース電極部33及びドレイン電極部34と、を備えている。半導体層35のゲート電極部32と対向する領域にはチャネル領域が形成されており、チャネル領域の両側にソース領域とドレイン領域とが形成されている。ゲート電極部32は、走査線3aの一部をデータ線6aの延在方向(X軸方向)に延出して形成されており、その先端側で半導体層35のチャネル領域と図示略のゲート絶縁膜を介して対向している。ソース電極部33は、データ線6aの一部を走査線3aの延在方向(Y軸方向)に延出して形成されており、半導体層35のソース領域と電気的に接続されている。ドレイン電極34は、その一端側で半導体層35のドレイン領域と電気的に接続されており、他端側で反射表示用画素電極9rと電気的に接続されている。
反射表示用画素電極9rと透過表示用電極9tとの境界部には、黒色樹脂等の光吸収部材からなる遮光膜42,43が設けられている。図示右側の第1遮光膜42は、反射表示用画素電極9rの右側の縁に沿ってY軸方向に延在しており、図示左側の第2遮光膜43は、反射表示用画素電極9rの左側の縁に沿ってY軸方向に延在している。本実施形態の場合、第2遮光膜43は走査線3aと重なるように配置されているが、第2遮光膜43の構成はこれに限定されない。遮光層42,43は、TFT素子30の両側を挟んで隔壁状に形成されており、TFT素子30で散乱された光が図示右側の透過表示領域T、又は図示左側に隣接するサブ画素の透過表示領域Tに侵入しないようになっている。
図2は図1のA−A線に沿う断面図である。液晶表示装置100は、素子基板(第1基板)10と、素子基板10に対向配置された対向基板(第2基板)25とを備えている。素子基板10と対向基板25との間には液晶層50が挟持されている。素子基板10の外面側には、透過表示用の照明装置であるバックライト15が配設されている。
素子基板10は、石英、ガラス等の透光性基板10Aを基体としてなる。基体10Aの内面側にはTFT素子(図2では走査線3aのみが図示されている)が形成されている。基体10AとTFT素子を覆って、アクリル樹脂等の透光性絶縁材料からなる第1絶縁膜40が形成されている。第1絶縁膜40の反射表示領域Rには、アルミニウムや銀等の光反射性の金属膜、又はこれらの金属膜とITO等の透光性導電膜との積層膜からなる非散乱反射膜41が形成されている。第1絶縁膜40は研磨等を行うことにより表面が平坦化されており、第1絶縁膜40上に形成された非散乱反射膜41は表面が平坦な鏡面反射膜となっている。
反射表示領域Rと透過表示領域Tとの境界部に対応する領域には、第1絶縁膜40を貫通して基体10Aの表面に達する第1遮光膜42が形成されている。また、反射表示領域Rと、左側に隣接するサブ画素領域の透過表示領域との境界部に対応する領域には、第1絶縁膜40を貫通して基体10Aの表面(より詳細には走査線3aの表面)に達する第2遮光膜43が形成されている。第1遮光膜42及び第2遮光膜43は、いずれも黒色樹脂等の光吸収部材からなる。第1遮光膜42と第2遮光膜43は非散乱反射膜41の縁に沿って形成されており、第1遮光膜42と第2遮光膜43の上面は非散乱反射膜41の底面の縁と接触している。TFT素子は、第1遮光膜42、第2遮光膜43、非散乱反射膜41及び基体10Aに囲まれた領域に配置されており、TFT素子の側面部に立設された遮光膜42,43の隔壁と、TFT素子の上面部を覆う非散乱反射膜41とによって、透過表示領域Tと隔離されている。
第1絶縁膜40と非散乱反射膜41を覆って、アクリル樹脂等の透光性絶縁材料からなる第2絶縁膜24が形成されている。第2絶縁膜24の表面には、アルミニウムや銀等の光反射性の金属膜、又はこれらの金属膜とITO等の透光性導電膜との積層膜からなる反射表示用画素電極9rと、ITO等の透光性導電膜からなる透過表示用画素電9tとが形成されている。また、第2絶縁膜24の表面には、反射表示用画素電極9rと透過表示用画素電極9tとを覆ってポリイミド等からなる図示略の配向膜が形成されている。
第2絶縁膜24の反射表示領域Rに対応する領域には、凹凸形状24aが付与されている。反射表示用画素電極9rの表面には、凹凸形状24aに倣う凹凸面が形成されている。反射表示用画素電極9rは、外光を反射する反射表示用の散乱反射膜を兼ねており、反射表示用画素電極9rが形成された領域が反射表示領域Rであり、透過表示用画素電極9tが形成された領域が透過表示領域Tである。反射表示用画素電極9rは、凹凸形状24aによって付与された凹凸面によって光散乱性を付与され、外部からの映り込み防止、並びに視野角の拡大を実現している。一方、第2絶縁膜24において反射表示領域R以外の領域は平坦面となっている。透過表示用画素電極9tは、この平坦面上に形成されている。
反射表示用画素電極9rは非散乱反射膜41と重なるように配置されている。反射表示用画素電極9rと非散乱反射膜41の平面形状、大きさは同じである。反射表示用画素電極9rと非散乱反射膜41はいずれもサブ画素毎にパターニングされており、両者はサブ画素領域内の同一平面領域に配置されている。対向基板25側から見ると、非散乱反射膜41は反射表示用画素電極9rの裏側に隠れるように配置されており、反射表示用画素電極9rの周囲からはみ出した非散乱反射膜41によって不所望な外光反射が起こらないようになっている。素子基板10側から見ると、反射表示用画素電極9rの裏面側は非散乱反射膜41によって覆われており、バックライト15からの光が反射表示用画素電極9rに入射されないようになっている。
対向基板25は、石英、ガラス等の透光性基板25Aを基体としてなる。基体25Aの内面側には、着色層22Rを含むカラーフィルタ層と、アクリル樹脂等からなる平坦化膜23と、ITO等の透明導電膜からなる平面ベタ状の共通電極31とが順次積層されている。また共通電極31を覆ってポリイミド等からなる図示略の配向膜が形成されている。
素子基板10の外面側には、基体10A側から位相差板18と偏光板19とを積層した円偏光板が設けられている。対向基板25の外面側には、基体25A側から位相差板16と偏光板17とを積層した円偏光板が設けられている。円偏光板の構成としては、偏光板とλ/4位相差板を組み合わせた円偏光板、偏光板とλ/2位相差板とλ/4位相差板とを組み合わせた広帯域円偏光板、あるいは、偏光板とλ/2位相差板とλ/4位相差板と負のCプレートと組み合わせ、視角補償機能を備えた円偏光板を採用することができる。なお、「Cプレート」とは、膜厚方向に光軸を有する位相差板である。
上記構成を備えた液晶表示装置100によれば、バックライト15から反射表示領域Tに入射された光は、非散乱反射膜41によってバックライト15側に反射される。非散乱反射膜41は表面が平坦な鏡面反射膜であるため、反射光は散乱されずに基板に対して略垂直に反射される。そのため、従来のように散乱反射膜で光を散乱反射する場合に比べて、透過表示領域Tへの光の入射を抑制でき、コントラストの高い透過表示を実現することができる。一方、反射表示については、従来どおり散乱反射膜(反射表示用画素電極9r)によって外光を散乱反射するため、良好な表示特性が維持される。したがって、本実施形態の液晶表示装置100によれば、散乱反射膜(反射表示用画素電極9r)による照明光の散乱を防止でき、反射表示と透過表示の双方において高輝度、高コントラストな表示を実現することができる。
なお、本実施形態では、反射表示用電極9rをアルミニウム等の光反射性の導電膜で形成したが、反射表示用画素電極9rをITO等の透光性導電膜で形成し、これとは別に光反射用の反射膜を形成しても良い。この場合、光反射用の反射膜として散乱反射膜を用い、散乱反射膜の下に非散乱反射膜41を形成する。これにより、本実施形態と同様の作用効果が得られる。またこの場合、散乱反射膜はサブ画素毎に島状に形成する必要はない。Y軸方向に配列した1列分の複数のサブ画素に跨るように、Y軸方向に延在するストライプ状の散乱反射膜とすることもできる。
また本実施形態では、非散乱反射膜41をサブ画素毎に島状に形成したが、非散乱反射膜41の形状はこれに限定されない。例えば、Y軸方向に配列した1列分のサブ画素に跨るように、Y軸方向に延在するストライプ状の非散乱反射膜を形成しても良い。この場合、反射表示用画素電極9rの周囲に露出した非散乱反射膜41によって不所望な外光反射が生じないように、対向基板側に設けたブラックマトリクス(遮光膜)によってサブ画素間の領域を遮光することが望ましい。
ここで、非散乱反射膜41と散乱反射膜9rの形成方法の一例として、図3の方法が使用できる。図3(a)ではまず、TFT素子(図3では走査線3aのみが示されている)を備えた基体10A上に、感光性黒色樹脂を用いて第1遮光膜42と第2遮光膜43を形成する。遮光膜の材料は黒色樹脂に限定されないが、クロム等の無機材料に比べて厚い膜を形成しやすいこと、TFT素子や配線と接触しても絶縁性が保たれること、等の理由から、黒色樹脂が好適である。なお、図3(a)では第2遮光膜43が走査線3aと重なっているが、第2遮光膜43の位置はこれに限定されない。
次に図3(b)に示すように、第1遮光膜42と第2遮光膜43を覆ってアクリル樹脂を塗布し、表面を研磨して、表面の平坦な第1絶縁膜40を形成する。研磨の過程で遮光膜42,43の上面を露出させ、遮光膜42,43と同一高さの絶縁膜とする。
次に図3(c)に示すように、第1遮光膜42と第2遮光膜43と重なるように、アルミニウム等の高反射率金属膜からなる非散乱反射膜41を形成する。続いて、図3(d)に示すように、非散乱反射膜41を覆ってアクリル樹脂を塗布し、公知のフォトリソグラフィ技術を用いて、表面の一部に凹凸形状が付与された第2絶縁膜24を形成する。
さらに図3(e)に示すように、第2絶縁膜24の凹凸形状24aを覆ってアルミニウム等の高反射率の金属膜からなる散乱反射膜9rを形成し、該散乱反射膜9rに隣接してITOからなる透過表示用画素電極9tを形成する。これにより、散乱反射膜9rと非散乱反射膜41とを備えた素子基板が形成される。
この方法によれば、第1遮光膜42と第2遮光膜43と非散乱反射膜41によって、反射表示領域に入射したバックライト光を透過表示から完全に遮断することができる。反射表示領域にはTFT素子が形成され、非散乱反射膜41で反射された光の一部はTFT素子や配線(走査線3a等)で散乱されるが、散乱された光は第1遮光膜42及び第2遮光膜43によって吸収されるため、透過表示領域に入射されない。したがって、コントラストの高い透過表示が実現される。
[第2の実施の形態]
図4は本発明の第2実施形態の液晶表示装置200の断面図である。液晶表示装置200の基本構成は第1実施形態の液晶表示装置100と同じである。異なるのは、基体60Aの裏面(液晶層とは反対側の面)を加工して集光レンズを形成した点である。したがって、図4では液晶表示装置200の素子基板10の構成のみを示し、第1実施形態の液晶表示装置100と共通する構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4(a)に示すように、素子基板10は、石英、ガラス等の透光性基板60Aを基体としてなり、基体60Aの内面側にはTFT素子(図4では走査線3aのみが図示されている)、遮光膜42,43、第1絶縁膜40、非散乱反射層41、第2絶縁膜24、画素電極9が積層されている。TFT素子、遮光膜42,43、第1絶縁膜40、非散乱反射層41、第2絶縁膜24、画素電極9の構成は第1実施形態の構成と同じである。
基体60Aの外面には集光レンズ61が形成されている。集光レンズ61は基体60Aの外面を加工して形成されており、基体60Aと一体に設けられている。集光レンズ61は平面視矩形状を成している。集光レンズ61は基体60Aの反射表示領域Rに設けられており、その平面的な大きさ、形状は、反射表示用画素電極9rや非散乱反射膜41の平面的な大きさ、形状と一致している。基体60Aの外面側には、基体60Aよりも屈折率の小さい接着層45が設けられ、接着層45を介して位相差板18と偏光板19とが積層されている。
バックライトからの入射光を略平行光と仮定し、集光レンズ61の焦点距離をf、集光レンズ61の頂部61aから非散乱反射膜41までの距離をdとして、f>dの関係を満たしていれば、非散乱反射膜41の面上に到達する光束は反射表示領域Rの平面領域よりも小さくなる。非散乱反射膜41からの反射光は集光レンズ61に入射し、略垂直にバックライトに入射するので、透過表示領域Tに光が漏れにくい構造になる。
なお、図4(a)では、非散乱反射膜41の大きさを散乱反射膜(反射表示用画素電極9r)と同じ大きさとしたが、非散乱反射膜41の大きさは集光レンズ61で光が集光される分だけ散乱反射膜よりも狭くしても良い。
図4(b)は、非散乱反射膜41の大きさを集光レンズ61の平面サイズよりも小さくした場合の断面図である。図4(b)において、符号Fは集光レンズ61の焦点位置、Rは集光レンズ61の曲率半径、θは集光レンズ61で集光される光のコーン角、dは集光レンズ61を除く部分の基体60Aと第1絶縁膜40との厚みの総和を示している。この例において、集光レンズ61で集光された光を全て非散乱反射膜41の平面領域内に集光させるためには、非散乱反射膜41の大きさ2Lは、以下の式(1)を満たす大きさ2L以上とすれば良い。
Figure 2009080427
なお、φはバックライトから集光レンズ61に入射した光の屈折角であり、nを集光レンズ61の屈折率として以下の式(2)で表されるものである。
Figure 2009080427
上記構成の液晶表示装置200によれば、非散乱反射膜41とバックライトとの間に、バックライトから非散乱反射膜41に向けて照射された光を非散乱反射膜41の平面領域内に集光する集光レンズ61が設けられているので、散乱反射膜(反射表示用画素電極9r)の裏面側への光の入射をより確実に防止することができる。また、非散乱反射膜41の大きさを散乱反射膜9rよりも小さくすることができるので、非散乱反射膜41を散乱反射膜9rの平面領域の内側に配置することができ、その結果、非散乱反射膜41への外光の入射を確実に防止することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図5は本発明の第3実施形態の液晶表示装置300の断面図である。液晶表示装置300の基本構成は第1実施形態の液晶表示装置100と同じである。異なるのは、非散乱反射膜41と基体65Aとの間に屈折率の異なる第1層間絶縁膜66と第2層間絶縁膜67とが積層され、第1層間絶縁膜66の表面に凹部66aが形成され、前記凹部66aを覆って第2層間絶縁膜67が積層されることにより、集光レンズ68が形成されている点である。したがって、図5では液晶表示装置300の素子基板10の構成のみを示し、第1実施形態の液晶表示装置100と共通する構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5に示すように、素子基板10は、石英、ガラス等の透光性基板65Aを基体としてなり、基体65Aの内面側にはTFT素子(図5では走査線3aのみが図示されている)、遮光膜42,43、第1絶縁膜40、非散乱反射層41、第2絶縁膜24、画素電極9が積層されている。基体65Aの外面側には位相差板18と偏光板19が積層されている。TFT素子、遮光膜42,43、第1絶縁膜40、非散乱反射層41、第2絶縁膜24、画素電極9、位相差板18、偏光板19の構成は第1実施形態の構成と同じである。
基体65Aと第1絶縁膜40との間には、互いに屈折率の異なる2つの層間絶縁膜66,67が積層され、その境界部に設けられた凹面形状によって集光レンズ68が形成されている。集光レンズ61は平面視矩形状を成している。集光レンズ68は基体65Aの反射表示領域Rに対応する領域に設けられており、その平面的な大きさ、形状は、反射表示用画素電極9rや非散乱反射膜41の平面的な大きさ、形状と一致している。
バックライトからの入射光を略平行光と仮定し、集光レンズ68の焦点距離をf、集光レンズ68の頂部68aから非散乱反射膜41までの距離をdとして、f>dの関係を満たしていれば、非散乱反射膜41の面上に到達する光束は反射表示領域Rの平面領域よりも小さくなる。非散乱反射膜41からの反射光は集光レンズ61に入射し、略垂直にバックライトに入射するので、透過表示領域Tに光が漏れにくい構造になる。
なお、図5では、非散乱反射膜41の大きさを散乱反射膜(反射表示用画素電極9r)と同じ大きさとしたが、非散乱反射膜41の大きさは集光レンズ68で光が集光される分だけ散乱反射膜よりも狭くしても良い。非散乱反射膜41の大きさは上記式(1)、(2)に従って設定することができる。
上記構成の液晶表示装置300によれば、非散乱反射膜41とバックライトとの間に、バックライトから非散乱反射膜41に向けて照射された光を非散乱反射膜41の平面領域内に集光する集光レンズ68が設けられているので、散乱反射膜(反射表示用画素電極9r)の裏面側への光の入射をより確実に防止することができる。また、非散乱反射膜41の大きさを散乱反射膜9rよりも小さくすることができるので、非散乱反射膜41を散乱反射膜9rの平面領域の内側に配置することができ、その結果、非散乱反射膜41への外光の入射を確実に防止することが可能となる。
[第4の実施の形態]
図6は本発明の第4実施形態の液晶表示装置400の1画素の平面図である。液晶表示装置400の基本構成は第1実施形態の液晶表示装置100と同じである。異なるのは、反射表示用画素電極90rと透過表示用画素電極90tの形状を平面視八角形状に形成し、反射表示用画素電極90rの外側にはみ出した非散乱反射膜41と重なる領域に黒色樹脂等からなる遮光膜49を設けた点である。したがって、図6では第1実施形態の液晶表示装置100と共通する構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、反射表示用画素電極90rと透過表示用画素電極9tの平面形状は、いずれも矩形電極の4隅を切り欠いた平面視八角形状を成している。このように八角形状の平面形状とするのは、初期配向が垂直配向を呈する誘電異方性が負の液晶を用いた垂直配向型の液晶表示装置において電圧印加時の液晶分子の傾倒方向を一様に制御するためである。すなわち、垂直配向型の液晶表示装置では、電圧印加時の配向方向を制御しないと、液晶分子の傾倒方向が無秩序になって良好な表示特性が得られない。複数の配向ドメインが形成されると、ドメインの境界部でディスクリネーションが発生し、コントラストが低下するからである。本実施形態のように電極の平面形状を八角形状にすると、八角形状の電極の中心に向かって液晶分子が放射状に傾倒し、ディスクリネーションの少ない画像表示を実現できる。
しかし、電極の一部を切り欠いてしまうと、反射表示用画素電極90rの大きさが非散乱反射膜41よりも小さくなり、反射表示用画素電極90rの周囲に露出した非散乱反射膜によって不所望な外光反射が起こる場合がある。その場合、反射表示用画素電極90rの形状を工夫してディスクリネーションを防止したにも関わらず、十分なコントラストが得られないという結果になる。例えば本実施形態では、非散乱反射膜41がY軸方向に配列された複数のサブ画素と重なるようにY軸方向に延在するストライプ状に形成されているが、この場合、非散乱反射膜41が反射表示用画素電極90rの周囲にはみ出し、その部分で不要な外光反射が発生する。
そこで本実施形態では、反射表示用画素電極90rの周囲に露出した非散乱反射膜41の前面(液晶層側)に遮光膜49を配置し、外光反射によるコントラストの低下を防止している。遮光膜49は、例えば対向基板のカラーフィルタ層に設けたブラックマトリクスによって実現される。ブラックマトリクスは、画素電極の形状に対応した開口部を有するように形成され、特に非散乱反射膜41による不所望な外光反射を遮光できるようになっている。この構成によれば、反射表示用画素電極90rの形状を八角形状にした効果と遮光膜による不要光の遮蔽効果とにより、高コントラストで広視野角な画像表示が実現できる。
[電子機器]
図7は、本発明の電子機器の一例である携帯電話1300の概略斜視図である。携帯電話1300は、本発明の液晶表示装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。上記実施形態の液晶表示装置は、携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの電子機器においても、反射表示と透過表示の双方において高輝度、高コントラストな画像表示が実現できる。
第1実施形態の液晶表示装置の1画素の平面図である。 同液晶表示装置の断面図である。 同液晶表示装置の素子基板の製造方法の一例を示す断面工程図である。 第2実施形態の液晶表示装置の断面図である。 第3実施形態の液晶表示装置の断面図である。 第4実施形態の液晶表示装置の1画素の平面図である。 電子機器の一例である携帯電話の概略斜視図である。
符号の説明
9r…反射表示用画素電極(散乱反射膜)、10…素子基板、10A…基体(透光性基板)、15…バックライト(照明装置)、25…対向基板、25A…基体(透光性基板)、30…TFT(画素スイッチング素子)、40…第1絶縁膜、41…非散乱反射膜、42,43…遮光膜、49…遮光膜、50…液晶層、60A…基体(透光性基板)、61…集光レンズ、65A…基体(透光性基板)、66…第1層間絶縁膜、66a…凹部、67…第2層間絶縁膜、68…集光レンズ、90r…反射表示用画素電極(散乱反射膜)、100,200,300,400…液晶表示装置、1300…携帯電話(電子機器)、D,D1,D2,D3…サブ画素、R…反射表示領域、T…透過表示領域

Claims (11)

  1. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持された液晶層と、
    前記一対の基板のうちの一方の基板の前記液晶層とは反対側に設けられた照明装置と、
    表示領域を構成する複数のサブ画素と、
    前記複数のサブ画素の各々に設けられた反射表示領域及び透過表示領域と、
    前記一方の基板の液晶層側において前記反射表示領域と平面的に重なる領域に設けられた散乱反射膜と、
    前記散乱反射膜と前記一方の基板との間において前記散乱反射膜と平面的に重なる領域に設けられた非散乱反射膜と、を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記非散乱反射膜と前記散乱反射膜との大きさが同じであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記非散乱反射膜と前記照明装置との間に、前記照明装置から前記散乱反射膜に向けて照射された光を前記非散乱反射膜の平面領域内に集光する集光レンズが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記非散乱反射膜と前記一方の基板との間に屈折率の異なる第1層間絶縁膜と第2層間絶縁膜とが積層され、前記第1層間絶縁膜の表面に凹部が形成され、前記凹部を覆って前記第2層間絶縁膜が積層されることにより、前記集光レンズが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記集光レンズは、前記一方の基板の前記液晶層とは反対側の面を凹凸状に加工することによって形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  6. 前記非散乱反射膜が前記散乱反射膜よりも大きく、前記非散乱反射膜の液晶層側において、前記散乱反射膜からはみ出した部分の前記非散乱反射膜と重なる位置に、遮光膜が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 前記一方の基板と前記非散乱反射膜との間に絶縁膜が設けられ、前記反射表示領域と前記透過表示領域との境界部に、前記絶縁膜を厚み方向に貫通する遮光膜が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 前記遮光膜は前記非散乱反射膜と重なるように配置されていることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記遮光膜は黒色樹脂からなることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  10. 前記一方の基板に画素スイッチング素子が設けられ、前記画素スイッチング素子を覆って前記絶縁膜と前記非散乱反射膜が積層され、前記画素スイッチング素子の周囲に前記遮光膜が設けられ、前記遮光膜によって前記画素スイッチング素子と前記透過表示領域とが仕切られていることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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