JP2009080218A - 電子写真機器に用いられる、導電性組成物、導電性組成物の架橋体、帯電ロール、及び帯電ロールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】イオン導電性ゴムポリマー、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート、イオン導電剤、ラジカル重合開始剤、及び光重合開始剤を含有する導電性組成物をロール状に成形し、加熱してゴム弾性層31を形成した後、ロール表面に紫外線を照射して表面層32を形成して導電性弾性層3を有する電子写真機器用帯電ロール1を構成した。
【選択図】図1
Description
イオン導電性ゴムポリマー、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート、イ オン導電剤、ラジカル重合開始剤、及び光重合開始剤を含有する導電性組成物をロール状に成形するロール成形工程と、
ロールの内部側に存在するイオン導電性ゴムポリマー及びアルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートを架橋してゴム弾性層を形成するゴム弾性層架橋工程と、
ロールの表面のアルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートを架橋して表面層を形成する表面層架橋工程とを有することを要旨とする。
、c−ZnO、c−SnO2等(c−は導電性を意味する。)が挙げられる。
−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1,2,3,4,5,6−η)−(1−メチルエチル)ベンゼン]−アイアン(1+)−ヘキサフルオロフォスフェイト(1−)等を例示することができる。これらは単独で使用しても或いは2種以上併用しても良い。
〔導電性組成物の調製〕
表1に示す配合組成で各成分を配合し、ロールを用いて混練して、実施例1〜3、比較例1〜3、参考例2の導電性組成物を調製した。尚、参考例1の組成物は、実施例1と同じ組成物を用いた。また参考例2の組成物はアクリレート成分及び光重合開始剤を添加しなかった。表1の※1〜※3のEO変性アクリレート及びポリエステルアクリレートは、以下の構造のものを用いた。
化学名:ポリエチレングリコールジアクリレート
商品名:東亞合成製、アロニックスM245
化学式:CH2=CHCOO(C2H4O)9−COCH=CH2
体積固有抵抗率:1.0×108Ω・cm
化学名:ノニルフェノールEO変性アクリレート
商品名:共栄社化学製、ライトアクリレートNP4EA
化学式:CH2=CHCOO(C2H4O)4−C6H4−C9H19
体積固有抵抗率:1.0×109Ω・cm
商品名:東亞合成製、アロニックスM−8060
体積固有抵抗率:1.0×1013Ω・cm
実施例1〜3、比較例1〜3
軸体として直径6mmの芯金外周面に接着剤を塗布した後、該芯金を所定の金型内に装填し、金型内の中空部に上記導電性組成物を注型した。更に金型を閉じて、加熱(160℃、60分)した後金型から脱型して、芯金の外周面にゴム弾性層(厚さ2mm)が形成されたロールを得た。次に紫外線照射装置を用いて、前記ロールのゴム弾性層外周面に紫外線を30秒間照射して帯電ロールを得た。
参考例1は、実施例1の組成物を用いて実施例1と同様に金型で成形して加熱してゴム弾性層を形成したが、紫外線照射を行わなずに帯電ロールとした。
参考例2は、実施例2の組成物においてEO変性アクリレート及び光重合開始剤を配合しなかった組成物を用い、実施例2と同様に金型で成形して加熱した後脱型して芯金の外周面にゴム弾性層が形成されたロールとした。次いで、このロールのゴム弾性層の外周面に下記の保護層組成物をコーティングした後、紫外線を照射して硬化させ表面保護層(厚さ5μm)を形成して参考例2の帯電ロールを得た。
・アロニックスM245 50質量部
・ライトアクリレートNP4EA 50質量部
・ダロキュア1173 2質量部
・4級アンモニウム塩 1質量部
感光ドラムに対する付着物を下記の方法で評価した。感光ドラムと帯電ロールを荷重1000gをかけて接触させ、40℃90%環境に1週間保管後、目視にて感光ドラム表面を確認、付着物があるものを×、付着物がないものを○とした。
帯電ロールを市販A4サイズカラーレーザープリンタ(リコー社製、IPSIO CX3000)に組み込んで、23℃53%環境にて24時間養生後にシアン色でハーフトーン画像を印刷し、入力画像と同等のハーフトーン画像が出力され、感光ドラムと帯電ロールが最初に接触していた部分にスジがないものを○、入力画像と同等のハーフトーン画像が出力され、感光ドラムと帯電ロールが最初に接触していた部分に若干のスジが認められるものを△、ハーフトーン画像と著しく色が異なるか、感光ドラムと帯電ロールが最初に接触していた部分にはっきりとスジが認められるものを×とした。
帯電ロールを組み込んで画像の試験を行った市販A4サイズカラーレーザープリンタを用いて、文字文書10000枚印刷を実施した後、評価対象画像を印刷して画像の評価を行った。耐久後の画像試験方法において、画像の印刷及び評価は、前述の画像試験と同様の方法・基準で行った。
帯電ロールを組み込んだ市販A4サイズカラーレーザープリンタを用い、プリンターカートリッジの帯電ロールの芯金にDC−1200Vの電圧を印加して感光ドラムを帯電させた際のドラムの表面電位を表面電位計で測定してドラム帯電性を評価した。ドラム帯電性の評価基準は、ドラム表面電位が、−540V以下であるものを○、−540V超であるものを×として評価した。
帯電ロールに1000gの荷重を加えた状態で、40℃90%環境に1週間載置した後、ロールヘタリ量(外径変化量)を測定し、ヘタリ量が5μm以下の場合を○とし、5μm超〜10μm以下の場合を△とし、10μm超の場合を×として評価した。
2 軸体
3 導電性弾性層
31 ゴム弾性層
32 表面層
Claims (10)
- イオン導電性ゴムポリマー、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート、イオン導電剤、ラジカル重合開始剤、及び光重合開始剤を含有することを特徴とする電子写真機器用導電性組成物。
- 前記アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートの配合量が、前記イオン導電性ゴムポリマー100質量部に対して、5〜200質量部の範囲であることを特徴とする請求項1記載の電子写真機器用導電性組成物。
- イオン導電性ゴムポリマー、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート、イオン導電剤、ラジカル重合開始剤、及び光重合開始剤を含有する電子写真機器用導電性組成物が架橋されてなることを特徴とする電子写真機器用導電性架橋体。
- 前記アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートの配合量が、前記イオン導電性ゴムポリマー100質量部に対して、5〜200質量部の範囲であることを特徴とする請求項3記載の電子写真機器用導電性架橋体。
- 軸体の外周に、イオン導電性ゴムポリマー、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート、イオン導電剤、ラジカル重合開始剤、及び光重合開始剤を含有する導電性組成物の架橋体からなる導電性弾性層が設けられていることを特徴とする電子写真機器用帯電ロール。
- アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートの配合量が、イオン導電性ゴムポリマー100質量部に対して、5〜200質量部の範囲であることを特徴とする請求項5記載の電子写真機器用帯電ロール。
- 前記導電性弾性層が、イオン導電性ゴムポリマー及びアルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートが架橋されたゴム弾性層と、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートが架橋された表面層とから構成されていることを特徴とする請求項5又は6記載の電子写真機器用帯電ロール。
- 前記ゴム弾性層が加熱により架橋されたものであり、前記表面層が紫外線照射により架橋されたものであることを特徴とする請求項7記載の電子写真機器用帯電ロール。
- イオン導電性ゴムポリマー、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート、イオン導電剤、ラジカル重合開始剤、及び光重合開始剤を含有する導電性組成物をロール状に成形するロール成形工程と、
ロールの内部側に存在するイオン導電性ゴムポリマー及びアルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートを架橋してゴム弾性層を形成するゴム弾性層架橋工程と、
ロールの表面のアルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートを架橋して表面層を形成する表面層架橋工程とを有することを特徴とする電子写真機器用帯電ロールの製造方法。 - 前記ゴム弾性層架橋工程を成形用金型内で行うことを特徴とする請求項9記載の電子写真機器用帯電ロールの製造方法。
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