JP2006274242A - 紫外線硬化型導電性組成物およびこれを用いた導電性ロール - Google Patents
紫外線硬化型導電性組成物およびこれを用いた導電性ロール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006274242A JP2006274242A JP2006043267A JP2006043267A JP2006274242A JP 2006274242 A JP2006274242 A JP 2006274242A JP 2006043267 A JP2006043267 A JP 2006043267A JP 2006043267 A JP2006043267 A JP 2006043267A JP 2006274242 A JP2006274242 A JP 2006274242A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- conductive
- roll
- photopolymerizable monomer
- ultraviolet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】分子構造中にエチレンオキシド単位を少なくとも有する光重合性モノマーと、イオン導電剤と、光開始剤とを含有する紫外線硬化型導電性組成物とする。また、導電性シャフトの外周に、1層または2層以上の導電性層が積層されており、上記導電性層の何れかに、上記組成物を紫外線により硬化させてなる導電性層を用いる。
【選択図】 なし
Description
本実施形態に係る紫外線硬化型導電性組成物(以下、「本組成物」ということがある。)は、特定の光重合性モノマーと、イオン導電剤と、光開始剤とを必須成分として含有している。
上述した本組成物の製造方法としては、例えば、必須成分である特定の光重合性モノマー、イオン導電剤および光開始剤と、必要に応じて含有させる任意成分とを、所望の配合となるように秤量し、これらを攪拌機などの混合手段により混合する方法などを例示することができる。なお、混合時に加熱したり、撹拌後に脱泡したりするなどしても良い。
本実施形態に係る導電性ロール(以下、「本導電性ロール」という。)は、導電性シャフトの外周に、1層または2層以上の導電性層が積層されてなる。
本導電性ロールの製造方法は、一般に、導電性シャフトの外周に形成される導電性層の積層数により異なる。例えば、導電性シャフトの外周にベース層を形成し、その外周に本組成物による導電性層を形成する場合には、次のような方法を例示することができる。
初めに、EO含有光重合性モノマーおよびEO非含有光重合性モノマーと、イオン導電剤との相溶性を確認する試験を行った。
次に、後述する表2、表3に示す配合割合(単位は重量部)となるように、各種材料を秤量し、これらを攪拌機により撹拌、混合した後、室温にて24時間放置することにより、実施例1〜18および比較例1〜6に係る紫外線硬化型導電性組成物を作製した。
次に、上記作製した実施例1、3、4および比較例2、4、6に係る組成物を用いて、帯電ロール、転写ロール、現像ロールを作製した。
直径10mmのステンレス製(SUS304)の芯金を組み込んだロール成形用金型に、ベース層材料として、導電性カーボンを分散したシリコーンゴムを注入した後、150℃で45分間オーブンキュアーを行い、芯金の外周にベース層(厚み2mm)を形成した。
帯電ロールA1の表面に、シリコンアクリルエマルション100重量部と導電性カーボンブラックを配合した組成物を、さらに塗工した。その後、常温にて30分間乾燥し、100℃で30分間オーブンキュアーを行い、導電性層(厚み10μm)を形成することにより、3層構造の帯電ロールA2を得た。
帯電ロールA1の作製手順において、実施例1に係る組成物に代えて、比較例2に係る組成物を用いた以外は、同様にして、比較例としての帯電ロールB1を得た。
帯電ロールA2の作製手順において、帯電ロールA1に代えて、帯電ロールB1を用いた以外は、同様にして、比較例としての帯電ロールB2を得た。
直径10mmのステンレス製(SUS304)の芯金を組み込んだロール成形用金型に、ベース層材料として、導電性カーボンを分散したシリコーンゴムを注入した後、150℃で45分間オーブンキュアーを行い、芯金の外周にベース層(厚み3mm)を形成した。
転写ロールA3の表面に、シリコンアクリルエマルション100重量部と導電性カーボンブラックを配合した組成物を、さらに塗工した後、常温にて30分間乾燥し、100℃で30分間オーブンキュアーを行い、導電性層(厚み10μm)を形成することにより、3層構造の転写ロールA4を得た。
転写ロールA3の作製手順において、実施例4に係る組成物に代えて、比較例6に係る組成物を用いた以外は、同様にして、比較例としての転写ロールB3を得た。
転写ロールA4の作製手順において、転写ロールA3に代えて、転写ロールB3を用いた以外は、同様にして、比較例としての帯電ロールB4を得た。
直径10mmのステンレス製(SUS304)の芯金を組み込んだロール成形用金型に、ベース層材料として、導電性カーボンを分散したシリコーンゴムを注入した後、150℃で45分間オーブンキュアーを行い、芯金の外周にベース層(厚み2mm)を形成した。
現像ロールA5の表面に、シリコンアクリルエマルション100重量部と導電性カーボンブラックを配合した組成物を、さらに塗工した後、常温にて30分間乾燥し、100℃で30分間オーブンキュアーを行い、導電性層(厚み10μm)を形成することにより、3層構造の現像ロールA6を得た。
現像ロールA5の作製手順において、実施例3に係る組成物に代えて、比較例4に係る組成物を用いた以外は、同様にして、比較例としての現像ロールB5を得た。
帯電ロールA6の作製手順において、現像ロールA5に代えて、現像ロールB5を用いた以外は、同様にして、比較例としての現像ロールB6を得た。
次に、上記作製した実施例に係る組成物の耐久性を調べるため、外層の導電性層が、上記実施例1〜18および比較例1〜6に係る組成物により形成されている帯電ロールを作製した。
直径6mmのステンレス製(SUS304)の芯金を組み込んだロール成形用金型に、ベース層材料を注入した後、150℃で45分間オーブンキュアーを行い、芯金の外周にベース層(厚み1.75mm)を形成した。
実施例1〜6に係る組成物に代えて、比較例1〜6に係る組成物を用いた以外は同様にして、2層構造の帯電ロールb1〜b6を得た。
Claims (6)
- 分子構造中にエチレンオキシド単位を少なくとも有する光重合性モノマーと、イオン導電剤と、光開始剤とを含有することを特徴とする紫外線硬化型導電性組成物。
- 光重合性オリゴマーをさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の紫外線硬化型導電性組成物。
- 前記光重合性モノマーは、前記分子構造中に環状不飽和構造を含む単位をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線硬化型導電性組成物。
- 分子構造中に環状不飽和構造を含む単位を少なくとも有する光重合性モノマーをさらに含有することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の紫外線硬化型導電性組成物。
- 組成物仕込み時点における揮発性有機化合物の当該組成物全体に占める含有量は、50重量%以下であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の紫外線硬化型導電性組成物。
- 請求項1から5の何れかに記載の紫外線硬化型導電性組成物を用いたことを特徴とする導電性ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006043267A JP4240039B2 (ja) | 2005-03-03 | 2006-02-21 | 導電性ロール |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005058848 | 2005-03-03 | ||
JP2006043267A JP4240039B2 (ja) | 2005-03-03 | 2006-02-21 | 導電性ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006274242A true JP2006274242A (ja) | 2006-10-12 |
JP4240039B2 JP4240039B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=37209287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006043267A Expired - Fee Related JP4240039B2 (ja) | 2005-03-03 | 2006-02-21 | 導電性ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4240039B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248945A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Bridgestone Corp | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2009075434A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電子写真機器用導電性組成物、電子写真機器用導電性架橋体および電子写真機器用導電性部材 |
JP2009074006A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 弾性発泡体、電子写真機器用部材および電子写真機器用導電性ロール |
JP2009080218A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電子写真機器に用いられる、導電性組成物、導電性組成物の架橋体、帯電ロール、及び帯電ロールの製造方法 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07330845A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-19 | Tosoh Corp | 組成物およびその用途 |
JPH0977951A (ja) * | 1995-07-11 | 1997-03-25 | Showa Highpolymer Co Ltd | イオン導電性を有する組成物 |
JPH0987546A (ja) * | 1995-09-27 | 1997-03-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 帯電防止用塗料組成物及びそれを適用した帯電防止性成形品 |
JP2001019874A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-23 | Nof Corp | 被覆剤組成物及びそれを硬化させた被覆物 |
JP2003041194A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Sanko Kagaku Kogyo Kk | 制電性塗料用樹脂組成物、その製造方法およびそれを用いた成形品 |
JP2004143303A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ウレタン(メタ)アクリレート系化合物及びそれを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
JP2004231912A (ja) * | 2003-02-03 | 2004-08-19 | Natoko Kk | 活性エネルギー線硬化性帯電防止組成物、帯電防止性成形体、及び帯電防止性塗装品 |
JP2004331909A (ja) * | 2003-05-12 | 2004-11-25 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物、樹脂積層体およびその製造方法 |
JP2005015621A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
-
2006
- 2006-02-21 JP JP2006043267A patent/JP4240039B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07330845A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-19 | Tosoh Corp | 組成物およびその用途 |
JPH0977951A (ja) * | 1995-07-11 | 1997-03-25 | Showa Highpolymer Co Ltd | イオン導電性を有する組成物 |
JPH0987546A (ja) * | 1995-09-27 | 1997-03-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 帯電防止用塗料組成物及びそれを適用した帯電防止性成形品 |
JP2001019874A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-23 | Nof Corp | 被覆剤組成物及びそれを硬化させた被覆物 |
JP2003041194A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Sanko Kagaku Kogyo Kk | 制電性塗料用樹脂組成物、その製造方法およびそれを用いた成形品 |
JP2004143303A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ウレタン(メタ)アクリレート系化合物及びそれを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
JP2004231912A (ja) * | 2003-02-03 | 2004-08-19 | Natoko Kk | 活性エネルギー線硬化性帯電防止組成物、帯電防止性成形体、及び帯電防止性塗装品 |
JP2004331909A (ja) * | 2003-05-12 | 2004-11-25 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物、樹脂積層体およびその製造方法 |
JP2005015621A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248945A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Bridgestone Corp | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2009075434A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電子写真機器用導電性組成物、電子写真機器用導電性架橋体および電子写真機器用導電性部材 |
JP2009074006A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 弾性発泡体、電子写真機器用部材および電子写真機器用導電性ロール |
JP2009080218A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電子写真機器に用いられる、導電性組成物、導電性組成物の架橋体、帯電ロール、及び帯電ロールの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4240039B2 (ja) | 2009-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5049627B2 (ja) | 紫外線硬化型導電性組成物ならびに電子写真機器用部材、電子写真機器用導電性ロールおよび電子写真機器用導電性ベルト | |
JP6165621B2 (ja) | 電子写真機器用導電性組成物およびこれを用いた電子写真機器用導電性ロール | |
JP2009244461A (ja) | 電子写真機器用材料および電子写真機器用導電性ロール | |
JP4925676B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4240039B2 (ja) | 導電性ロール | |
JP5026902B2 (ja) | 電子写真機器用現像ロール | |
JP7328114B2 (ja) | 電子写真用部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
JP5302564B2 (ja) | 電子写真機器用材料および電子写真機器用導電性ロール | |
JP5500574B2 (ja) | 導電性ゴム部材 | |
JP4990535B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4679556B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4781381B2 (ja) | 電子写真機器用弾性材料および電子写真機器用部材 | |
JP5219411B2 (ja) | 電子写真機器用現像ロール | |
JP4925675B2 (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2010078988A (ja) | 電子写真機器用導電性ロール | |
JP5186163B2 (ja) | 電子写真機器に用いられる、導電性組成物、導電性組成物の架橋体、帯電ロール、及び帯電ロールの製造方法 | |
JP5013963B2 (ja) | 電子写真機器用帯電ロール | |
JP2007206442A (ja) | 導電性弾性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4871797B2 (ja) | 電子写真機器用帯電ロール | |
JP2009276706A (ja) | 電子写真機器用ゴム組成物、電子写真機器用架橋体および電子写真機器用部材 | |
JP2020098247A (ja) | 帯電ローラ、および帯電ローラの製造方法 | |
JP2008107622A (ja) | 導電性ローラ及び導電性ローラの製造方法 | |
JP2009074006A (ja) | 弾性発泡体、電子写真機器用部材および電子写真機器用導電性ロール | |
JP2019105663A (ja) | 導電性ローラ及び画像形成装置 | |
JP2010276810A (ja) | 帯電ロール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080708 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081215 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4240039 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |