JP2009078695A - 車両のアシストグリップ取付ブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】展開するカーテンエアバッグが破断することを極力防止でき、これを部品点数やコストの増大を抑制して達成するとともに、適切な衝突エネルギー吸収性を確保できるように構成できる、車両のアシストグリップ取付ブラケットを提供する。
【解決手段】アシストグリップ取付ブラケット30は、カーテンエアバッグ11の上方に車室側へ突出状に配設され、車室側へ向けられたグリップ取付座31、グリップ取付座31から反車室側へ延びて下端縁がカーテンエアバッグ11の方へ向けられた前後1対の脚部32、1対の脚部32に、夫々、その脚部32の下端縁から他方の脚部32の下端縁の方へ折曲げて設けられ、展開するカーテンエアバッグ11を受止め可能な1対の支持片32bを備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両のルーフサイドレールの内面に固定されてアシストグリップが取付けられるアシストグリップ取付ブラケットに関するものである。
従来、カーテンエアバッグを備えた車両では、カーテンエアバッグがルーフサイドレールの内面に沿って折畳んだ状態で装着されて、その車室側がルーフサイドトリムで覆われ、車両の衝突(側突)時、インフレータからカーテンエアバッグ内に加圧ガスが供給されて、カーテンエアバッグが膨張してルーフサイドトリムの下端を開放し、車室側(下側)へ突出して乗員の側方に展開する。
また、アシストグリップを備えた車両では、アシストグリップ取付ブラケットがルーフサイドレールの内面に固定されて、車室側へ突出状に配設され、このアシストグリップ取付ブラケットにアシストグリップが取付けられている。
一般に、アシストグリップ取付ブラケットは、車室側へ向けられたグリップ取付座と、このグリップ取付座から反車室側へ延びる脚部とを備え、脚部の反車室側端部がルーフサイドレールの内面に固着されて、グリップ取付座がルーフサイドトリムに接近するように配置され、このグリップ取付座にアシストグリップが取付けられている。
ところで、カーテンエアバッグとアシストグリップの両方を備えた車両では、カーテンエアバッグとアシストグリップ取付ブラケットが前後方向へラップするため、アシストグリップ取付ブラケットが、カーテンエアバッグの展開の邪魔にならないように、カーテンエアバッグの上方に配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−12124号公報
カーテンエアバッグとアシストグリップの両方を備えた車両では、車両の衝突時、展開するカーテンエアバッグがアシストグリップ取付ブラケットの鋭利な箇所に接触して破断する虞があり、そうなると、カーテンエアバッグが正常に展開しなくなって、乗員を受止めるカーテンエアバッグの機能が著しく低下する。
一方、車両の衝突時、乗員がアシストグリップに衝突する場合を想定して、アシストグリップ取付ブラケットが、アシストグリップから衝突時の荷重を受けて、適切に変形して衝突エネルギーを吸収することが望まれる。ここで、本願出願人は、車室側へ向けられたグリップ取付座と、このグリップ取付座から反車室側へ延びて下端縁がカーテンエアバッグの方へ向けられた前後1対の脚部とを備えたアシストグリップ取付ブラケットを実用化している。
しかし、このアシストグリップ取付ブラケットでは、車両の衝突時、展開するカーテンエアバッグが、グリップ取付座や脚部の下端縁等の鋭利な箇所に接触して破断する虞が高くなる。そこで、アシストグリップ取付ブラケットに対して、カーテンエアバッグを断面円弧状の金属製カバー等で覆うことが考えられるが、部品点数やコストが増大する。
尚、特許文献1のアシストグリップ取付ブラケットでは、カーテンエアバッグの非膨張部を利用し、その非膨張部をアシストグリップ取付ブラケットに固定することで、車両の衝突時、カーテンエアバッグの膨張部がアシストグリップ取付ブラケットに直接接触しないようして破断するのを防止するものであるが、特許文献1には、乗員がアシストグリップに衝突した場合の衝突エネルギーの吸収については何ら記載されていない。
本発明の目的は、カーテンエアバッグとアシストグリップの両方を備えた車両において、展開するカーテンエアバッグが破断することを防止でき、これを部品点数やコストの増大を抑制して達成するとともに、適切な衝突エネルギー吸収性を確保できるように構成できる、車両のアシストグリップ取付ブラケットを提供することである。
請求項1の車両のアシストグリップ取付ブラケットは、車両のルーフサイドレールの内面に固定されてアシストグリップが取付けられるとともに、ルーフサイドレールの内面に沿って折畳んだ状態で装着されたカーテンエアバッグの上方に車室側へ突出状に配設された車両のアシストグリップ取付ブラケットにおいて、車室側へ向けられたグリップ取付座と、このグリップ取付座から反車室側へ延びて下端縁が前記カーテンエアバッグの方へ向けられた前後1対の脚部とを備えるとともに、前記1対の脚部の少なくとも一方に、その脚部の下端縁から他方の脚部の下端縁の方へ折曲げて設けられ、展開するカーテンエアバッグを受止め可能な支持片を備えたことを特徴とする。
このアシストグリップ取付ブラケットは、カーテンエアバッグの上方に車室側へ突出状に配設され、グリップ取付座にアシストグリップが取付けられ、1対の脚部の反車室側端部がルーフサイドレールの内面に固定されて、上下方向から視てコ字状に形成され、車両の衝突時、乗員がアシストグリップに衝突した場合、アシストグリップから衝突時の荷重を受けて、1対の脚部が折曲がるように変形して、衝突エネルギーが吸収される。1対の脚部の下端縁がカーテンエアバッグの方へ向けられるが、1対の脚部の少なくとも一方に設けられた支持片により、車両の衝突時、展開するカーテンエアバッグが受止められて、グリップ取付座や脚部の下端縁等の鋭利な箇所に接触して破断することが防止され、カーテンエアバッグが正常に展開して、乗員を受止めるカーテンエアバッグの機能が維持される。
ここで、従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記支持片が脚部の長さ方向に間隔を空けて1対設けられ、前記アシストグリップから衝突時の荷重を受けて脚部が1対の支持片間に対応する部分において折曲がるように変形した場合に、1対の支持片が衝突しないように構成される(請求項2)。
前記アシストグリップから衝突時の荷重を受けた場合に、1対の支持片が衝突しないように脚部の変形動作を規定する変形動作規定手段を備える(請求項3)。前記変形動作規定手段は、脚部にその下端縁と上端縁とを結ぶように形成された脆弱な折線部であって、1対の支持片間から1対の支持片を含む面と直交する方向に対して一定角度傾斜して延びる折線部を有する(請求項4)。
前記1対の支持片の一方に、他方の支持片が衝突しないように他方の支持片を案内する傾斜案内部が形成される(請求項5)。前記1対の脚部の両方に、夫々、前記支持片が脚部の長さ方向に間隔を空けて1対設けられる(請求項6)。
請求項1の車両のアシストグリップ取付ブラケットによれば、車室側へ向けられたグリップ取付座と、このグリップ取付座から反車室側へ延びて下端縁がカーテンエアバッグの方へ向けられた前後1対の脚部とを備え、1対の脚部の少なくとも一方に、その脚部の下端縁から他方の脚部の下端縁の方へ折曲げて設けられ、展開するカーテンエアバッグを受止め可能な支持片を備えたので、車両の衝突時、展開するカーテンエアバッグがグリップ取付座や脚部の下端縁等の鋭利な箇所に接触して破断することを防止して、カーテンエアバッグを正常に展開させて、乗員を受止めるカーテンエアバッグの機能を維持し、これを従来技術で記載した金属製カバー等を設けることなく、つまり、部品点数やコストの増大を抑制して達成するとともに、乗員がアシストグリップに衝突した場合に、アシストグリップから衝突時の荷重を受けて、十分に脚部を変形させて衝突エネルギーを吸収でき、適切な衝突エネルギー吸収性を確保できるように構成できる。
請求項2の車両のアシストグリップ取付ブラケットによれば、支持片を脚部の長さ方向に間隔を空けて1対設けたので、アシストグリップから衝突時の荷重を受けて脚部が1対の支持片間に対応する部分において折曲がるように変形し、この場合に、1対の支持片が衝突しないように構成したので、適切な衝突エネルギー吸収性を確保できるように、脚部を十分に変形させることができる。
請求項3の車両のアシストグリップ取付ブラケットによれば、アシストグリップから衝突時の荷重を受けた場合に、1対の支持片が衝突しないように脚部の変形動作を規定する変形動作規定手段を備えたので、脚部の変形動作を規定することで、1対の支持片が衝突しないように脚部を確実に変形させることができる。
請求項4の車両のアシストグリップ取付ブラケットによれば、変形動作規定手段は、脚部にその下端縁と上端縁とを結ぶように形成された脆弱な折線部であって、1対の支持片間から1対の支持片を含む面と直交する方向に対して一定角度傾斜して延びる折線部を有するので、車両の衝突時、乗員がアシストグリップに衝突した場合に、1対の支持片が衝突しないように脚部が折線部から折曲がるように、脚部の変形動作を確実に規定できる。
請求項5の車両のアシストグリップ取付ブラケットによれば、1対の支持片の一方に、他方の支持片が衝突しないように他方の支持片を案内する傾斜案内部を形成したので、脚部が変形した場合に、1対の支持片が衝突することを確実に回避できる。
請求項6の車両のアシストグリップ取付ブラケットによれば、1対の脚部の両方に、夫々、支持片を脚部の長さ方向に間隔を空けて1対設けたので、アシストグリップ取付ブラケットを前後対称にして、これら4つの支持片により、展開するカーテンエアバッグを安定的に受止めることができる。
本発明のアシストグリップ取付ブラケットは、車両のルーフサイドレールの内面に固定されてアシストグリップが取付けられるとともに、ルーフサイドレールの内面に沿って折畳んだ状態で装着されたカーテンエアバッグの上方に車室側へ突出状に配設され、車室側へ向けられたグリップ取付座と、このグリップ取付座から反車室側へ延びて下端縁がカーテンエアバッグの方へ向けられた前後1対の脚部と、1対の脚部の少なくとも一方に、その脚部の下端縁から他方の脚部の下端縁の方へ折曲げて設けられ、展開するカーテンエアバッグを受止め可能な支持片とを備えている。
図1に示すように、自動車Cは、穏やかに上方凸に湾曲する左右1対のルーフサイドレール1を備え、1対のルーフサイドレール1に、左右1対のフロントピラー2及びセンターピラー3及びリヤピラー4の上端部が夫々結合されるとともに、ルーフパネル5の車幅方向両端縁が結合されている。尚、1対のフロントピラー2及びセンターピラー3及びリヤピラー4の下端部は左右1対のサイドシル6に夫々結合されている。
図8に示すように、ルーフサイドレール1は、インナ部材1a、アウタ部材1b、レインフォースメント1cを有し、これら1a〜1cが互いに結合されて閉断面構造を形成し、このルーフサイドレール1の車室側がルーフサイドトリム7で覆われ、このルーフサイドトリム7は、ルーフパネル5の車室側を覆うルーフトリム8に繋がっている。
図1〜図8に示すように、自動車Cは、カーテンエアバッグ11とインフレータ12とを有するカーテンエアバッグ装置10とアシストグリップ20とを備え、各ルーフサイドレール1に対して、1つのカーテンエアバッグ装置10が前席と後席とに共通に装備され、前後2つのアシストグリップ20が前席と後席とに個別に装備されている。
カーテンエアバッグ装置10では、カーテンエアバッグ11がルーフサイドレール1の内面に沿って折畳んだ状態で装着され、車両の衝突(側突)時、インフレータ12からカーテンエアバッグ11内に加圧ガスが供給されて、カーテンエアバッグ11が膨張してルーフサイドトリム7の下端を開放し、車室側(下側)へ突出して乗員の側方に展開する。尚、インフレータ12もルーフサイドレール1の内面側に装着されている。
カーテンエアバッグ11は、ルーフサイドレール1と略同じ前後長を有し、適正に展開し得るように、例えば、外観が円筒面状に折畳まれて、複数の帯片11aで巻かれて保持され、ルーフサイドレール1のインナ部材1aとルーフサイドトリム7との下部間に配設され、複数の固定具11bでルーフサイドレール1のインナ部材1aに固定されている。
各アシストグリップ20は前後1対のアシストグリップ取付ブラケット30に取付けられ、これらアシストグリップ取付ブラケット30がルーフサイドレール1の内面に固定されて、ルーフサイドレール1の内面に沿って折畳んだ状態で装着されたカーテンエアバッグ10の上方に車室側へ突出状に配設されている。
アシストグリップ20は門形に形成され、その前後両端部が夫々支軸20aを介して前後1対のグリップ支持部材21に回動自在に支持され、これらグリップ支持部材21が1対のアシストグリップ取付ブラケット30に夫々固定されている。アシストグリップ20と1対のグリップ支持部材21は、ルーフサイドトリム7に反車室側へ凹むように形成された凹部7a内に配設されている。
アシストグリップ20は、上方へ回動付勢されており、非使用状態で凹部6a内に収納され、乗員がアシストグリップ20を握って下方へ回動させ凹部6aから車室側へ突出して使用状態になり、乗員がアシストグリップ20を離すと非使用状態に戻る。
各アシストグリップ取付ブラケット30について詳しく説明する。
図4〜図12に示すように、アシストグリップ取付ブラケット30は、ルーフサイドレール1のインナ部材1aとルーフサイドトリム7との上部間に配設され、前記のように、折畳まれたカーテンエアバッグ10の上方に車室側へ突出状に配設されている。
アシストグリップ取付ブラケット30は、車室側へ向けられたグリップ取付座31と、このグリップ取付座31から反車室側へ延びて下端縁がカーテンエアバッグ11の方へ向けられた前後1対の脚部32とを備えて、上下方向から視てコ字状に形成され、全体的に車室側へ向かって斜め下方へ傾斜した姿勢で配設されている。
グリップ取付座31は矩形板状に形成され、ルーフサイドトリム7の凹部7aの内面に接近対向状に配置され、このグリップ取付座31には矩形の軸取付穴31aが形成されている。グリップ支持部材21から延びる取付軸22が、ルーフサイドトリム7の凹部7aに形成された穴7bを通って、グリップ取付座31の軸取付穴31aに取付筒材23を介して嵌合されて、グリップ取付座31に固定されている。
1対の脚部32は、鉛直板状に形成され、グリップ取付座31の前後両端部から反車室側へ向かって斜め上方へ傾斜状に延びている。1対の脚部32には、夫々、フランジ32aが、その脚部32の反車室側端縁から他方の脚部32の反車室側端縁と反対の方へ折曲げて設けられ、これらフランジ32aがルーフサイドレール1のインナ部材1aの内面に溶接により結合されている。
また、1対の脚部32には、夫々、展開するカーテンエアバッグ11を受止め可能な1対の支持片32bが、脚部32の長さ方向に間隔を空けて、その脚部32の下端縁から他方の脚部32の下端縁の方へ、その脚部32の下端縁から多少カーテンエアバッグ11の方へ張出すように円弧状に折曲げて設けられている。一方の脚部32の1対の支持片32bと他方の脚部32の1対の支持片32bは前後対称に形成され、対応する2つの支持片32bの先端部同士が前後方向から一定間隔を開けて対向している。
ここで、アシストグリップ取付ブラケット30は、アシストグリップ20から衝突時の荷重を受けて各脚部32が1対の支持片32b間に対応する部分において折曲がるように変形した場合に、1対の支持片32bが衝突しないように構成され、そのために、アシストグリップ20から衝突時の荷重を受けた場合に、1対の支持片32bが互いに接近するように脚部32が外側へ膨らむように変形した場合、1対の支持片32bが衝突しないように脚部32の変形動作を規定する変形動作規定手段33を備えている。
この変形動作規定手段33は、脚部32にその下端縁と上端縁とを結ぶように形成された脆弱な折線部33aであって、1対の支持片32b間から1対の支持片32bを含む面と直交する方向に対して一定角度傾斜して延びる折線部33aを有する。
この折線部33aについては、脚部32において、他部分よりも薄肉にして形成するのではなく、下端縁の1対の支持片32b間の部分に上端縁の方へ切込む凹部33bが形成されるとともに、上端縁が下端縁の方へ凹む湾曲状に形成され、ここで、上端縁のうち凹部33bから最も接近する最接近部33cと凹部33bとを結ぶ線が折線部33aとなり、この折線部33aが前記のように傾斜して延びるように設定されている。
以上説明したアシストグリップ取付ブラケット30の作用・効果について説明する。
車両の衝突(側突)時、カーテンエアバッグ11内にインフレータ12から加圧ガスが供給されて、カーテンエアバッグ11が膨張し、このとき、カーテンエアバッグ11がその上方に位置するアシストグリップ取付ブラケット30に接触するが、アシストグリップ取付ブラケット30の支持片32bに受止められ、ルーフサイドトリム7の下端を開放し、車室側(下側)へ突出して乗員の側方に展開する。
また、車両の衝突時、乗員がアシストグリップ20に衝突した場合、アシストグリップ取付ブラケット30がアシストグリップ20から衝突時の荷重を受けて、1対の脚部32が折曲がるように変形して、衝突エネルギーの吸収が行われ、このとき、変形動作規定手段33により、1対の支持片32bが互いに接近するように脚部32が外側へ膨らむように変形した場合に、1対の支持片32bが衝突しないように脚部32の変形動作が規定されて、脚部32の1対の支持片32b間に対応する部分が変形するため、十分に脚部32が変形して衝突エネルギーが吸収される。
このアシストグリップ取付ブラケット30によれば、車室側へ向けられたグリップ取付座31と、このグリップ取付座31から反車室側へ延びて下端縁がカーテンエアバッグ11の方へ向けられた前後1対の脚部32とを備えるとともに、1対の脚部32の両方に、夫々、その脚部32の下端縁から他方の脚部32の下端縁の方へ折曲げて設けられ、展開するカーテンエアバッグ11を受止め可能な1対の支持片32bを備えたので、車両の衝突時、展開するカーテンエアバッグ11がグリップ取付座31や脚部32の下端縁等の鋭利な箇所に接触して破断することを防止して、カーテンエアバッグ11を正常に展開させて、乗員を受止めるカーテンエアバッグ11の機能を維持し、これを従来技術で記載した金属製カバー等を設けることなく、つまり、部品点数やコストの増大を抑制して達成するとともに、乗員がアシストグリップ20に衝突した場合に、アシストグリップ20から衝突時の荷重を受けて、十分に脚部32を変形させて衝突エネルギーを吸収でき、適切な衝突エネルギー吸収性を確保できるように構成できる。
各脚部32に1対の支持片32bを間隔を開けて設けたことで、アシストグリップ20から衝突時の荷重を受けて脚部32が1対の支持片32b間に対応する部分において折曲がるように変形し、この場合に、1対の支持片32bが衝突しないように構成したので、適切な衝突エネルギー吸収性を確保できるように、脚部32を十分に変形させることができる。
この場合、アシストグリップ20から衝突時の荷重を受けた場合に、1対の支持片32bが互いに接近するように脚部32が外側へ膨らむように変形した場合、1対の支持片32bが衝突しないように脚部32の変形動作を規定する変形動作規定手段33を備えたので、脚部32の変形動作を規定することで、1対の支持片32bが衝突しないように脚部32を確実に変形させることができる。
変形動作規定手段33は、脚部32にその下端縁と上端縁とを結ぶように形成された脆弱な折線部33aであって、1対の支持片32b間から1対の支持片32bを含む面と直交する方向に対して一定角度傾斜して延びる折線部33aを有するので、車両の衝突時、乗員がアシストグリップ20に衝突した場合に、1対の支持片32bが衝突せずに脚部32が折線部33aから折曲がるように、脚部32の変形動作を確実に規定できる。
1対の脚部32の両方に、夫々、支持片32bを脚部32の長さ方向に間隔を空けて1対設けたので、アシストグリップ取付ブラケット30を前後対称にして、これら4つの支持片32bにより、展開するカーテンエアバッグ11を安定的に受止めることができる。
尚、折線部33aについては、脚部32において、他部分よりも薄肉にして形成してもよく、この場合、凹部33bを省略すること、最接近部33cを設定するために、上端縁の形状を規定すること、等を省略することが可能になる。
次に、実施例1のアシストグリップ取付ブラケット30を部分的に変更した実施例2〜8について説明する。尚、実施例1と基本的に同一・類似するものについては、同一・類似符号を付して、適宜説明を省略する。
図13に示すように、このアシストグリップ取付ブラケット30Aでは、1対の脚部32の一方にのみ、1対の支持片32Abが脚部32の長さ方向に間隔を開けて設けられている。これら支持片32Abは、その先端部分が他方の脚部32の下端縁の下方に位置するように延び、これら支持片32Abにより、展開するカーテンエアバッグ11が他方の脚部32の下端縁の鋭利な箇所に接触して破断しないように構成されている。
尚、アシストグリップ20から衝突時の荷重を受けて一方の脚部32が1対の支持片32Ab間に対応する部分において折曲がるように変形した場合に、1対の支持片32bが衝突しないように、実施例1と同様に変形動作規定手段を設けることが望ましい。
図14に示すように、このアシストグリップ取付ブラケット30Bでは、1対の脚部32の両方に、夫々、1つの支持片32Bbが設けられている。これら2つの支持片32Bbは脚部32の長さ方向に間隔を開けて設けられ、各支持片32Bbは、その先端部分がもう一方の脚部32の下端縁の下方に位置するように延び、これら支持片32Bbにより、展開するカーテンエアバッグ11が脚部32の下端縁の鋭利な箇所に接触して破断しないように構成されている。尚、実施例1のような変形動作規定手段は省略可能である。
図15に示すように、このアシストグリップ取付ブラケット30Cでは、1対の脚部32の両方に、夫々、その下端縁の長さ方向略全長に亙って1つの支持片32Cbが設けられている。これら2つの支持片32Cbは前後対称に形成され、これらの先端部同士が前後方向から一定間隔を開けて対向している。尚、実施例1のような変形動作規定手段は省略可能である。
図16に示すように、このアシストグリップ取付ブラケット30Dでは、1対の脚部32の一方にのみ、その下端縁の長さ方向略全長に亙って1つの支持片32Dbが設けられている。この支持片32Dbは、その先端部分が他方の脚部32の下端縁の下方に位置するように延び、この支持片32Dbにより、展開するカーテンエアバッグ11が他方の脚部32の下端縁の鋭利な箇所に接触して破断しないように構成されている。
図17に示すように、このアシストグリップ取付ブラケット30Eでは、実施例1のような変形動作規定手段が省略され、アシストグリップ20から衝突時の荷重を受けて脚部32が1対の支持片32Eb間に対応する部分において折曲がるように変形した場合に、各脚部32に設けられた1対の支持片32Ebが衝突しないように、予め、1対の支持片32Ebのうちの一方の支持片32Ebを含む面と他方の支持片32Ebを含む面とが、その面直交方向へずれるように、1対の支持片32Ebが配設されている。
図18、図19に示すように、このアシストグリップ取付ブラケット30Fでは、各脚部32に設けられた1対の支持片32Fbの一方に、他方の支持片32Fbが衝突しないように他方の支持片32Fbを案内する傾斜案内部32Fcが形成されている。この傾斜案内部32Fcは、一方の支持片32Fbのうち他方の支持片32Fbに対向する端縁部分を折曲げて一体成形されている。
このように、1対の支持片32Fbの一方に、他方の支持片32Fbが衝突しないように他方の支持片32Fbを案内する傾斜案内部32Fcを形成したことで、脚部32が変形した場合に、1対の支持片32Fbが衝突することを確実に回避できる。尚、傾斜案内部32Fcを折曲げる方向等について適宜変更可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。また、カーテンエアバッグとアシストグリップの両方を備え種々の車両に、本発明を適用可能である。
車両の要部の車室側からの側面図である。 カーテンエアバッグ装置の側面図である。 アシストグリップ等の斜視図である。 アシストグリップとアシストグリップ取付ブラケットとカーテンエアバッグ等の斜視図である。 アシストグリップ取付ブラケットとカーテンエアバッグ等の斜視図である。 アシストグリップ取付ブラケットとカーテンエアバッグ等の斜視図である。 アシストグリップ取付ブラケット等の斜視図である。 ルーフサイドレールとアシストグリップとアシストグリップ取付ブラケットとカーテンエアバッグ等の断面図である。 実施例1のアシストグリップ取付ブラケットの正面図である。 図9のX矢視図である。 図9のXI矢視図である。 図9のXII矢視図である。 実施例2の図11相当図である。 実施例3の図11相当図である。 実施例4の図11相当図である。 実施例5の図11相当図である。 実施例6の図9相当図である。 実施例7の図11相当図である。 図18のXIX−XIX線断面図である。
符号の説明
C 自動車
1 ルーフサイドレール
11 カーテンエアバッグ
20 アシストグリップ
30,30A〜30F アシストグリップ取付ブラケット
31 グリップ取付座
32 脚部
32b,32Ab〜32Fb 支持片
32Fc 傾斜案内部
33 変形動作規定手段
33a 折線部

Claims (6)

  1. 車両のルーフサイドレールの内面に固定されてアシストグリップが取付けられるとともに、ルーフサイドレールの内面に沿って折畳んだ状態で装着されたカーテンエアバッグの上方に車室側へ突出状に配設された車両のアシストグリップ取付ブラケットにおいて、
    車室側へ向けられたグリップ取付座と、このグリップ取付座から反車室側へ延びて下端縁が前記カーテンエアバッグの方へ向けられた前後1対の脚部とを備えるとともに、
    前記1対の脚部の少なくとも一方に、その脚部の下端縁から他方の脚部の下端縁の方へ折曲げて設けられ、展開するカーテンエアバッグを受止め可能な支持片を備えたことを特徴とする車両のアシストグリップ取付ブラケット。
  2. 前記支持片が脚部の長さ方向に間隔を空けて1対設けられ、
    前記アシストグリップから衝突時の荷重を受けて脚部が1対の支持片間に対応する部分において折曲がるように変形した場合に、1対の支持片が衝突しないように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両のアシストグリップ取付ブラケット。
  3. 前記アシストグリップから衝突時の荷重を受けた場合に、1対の支持片が衝突しないように脚部の変形動作を規定する変形動作規定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両のアシストグリップ取付ブラケット。
  4. 前記変形動作規定手段は、脚部にその下端縁と上端縁とを結ぶように形成された脆弱な折線部であって、1対の支持片間から1対の支持片を含む面と直交する方向に対して一定角度傾斜して延びる折線部を有することを特徴とする請求項3に記載の車両のアシストグリップ取付ブラケット。
  5. 前記1対の支持片の一方に、他方の支持片が衝突しないように他方の支持片を案内する傾斜案内部が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の車両のアシストグリップ取付ブラケット。
  6. 前記1対の脚部の両方に、夫々、前記支持片が脚部の長さ方向に間隔を空けて1対設けられたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両のアシストグリップ取付ブラケット。
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