JP2009078636A - エアバッグおよびエアバッグの製造方法 - Google Patents

エアバッグおよびエアバッグの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造効率の向上を図ることのできるエアバッグおよびその製造方法を得る。
【解決手段】先端部11aから基端部11bに向けて延在する第1の縫合糸21によって閉断面状に形成された周面部11と、前記周面部11に設けられた前記第1の縫合糸21用の縫合代11cと、前記周面部11の先端部11aに接続され、人体を受ける受け面部12と、前記受け面部12と前記周面部11とを縫い合わせた第2の縫合糸22と、を備えるエアバッグ1において、前記第2の縫合糸22は、前記第1の縫合糸21と交差しているとともに、前記縫合代11cを当該縫合代11cの幅方向に横断している。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の衝突時にエアバッグを展開させることにより乗員を保護するエアバッグおよびその製造方法に関する。
従来、エアバッグとして、展開時に乗員を受け止める底面部用基布の上下端部からそれぞれ、上面部用基布ならびに下面部用基布を一体に延出するとともに、これら上面部用基布、下面部用基布および底面部用基布の各両側縁部から、それぞれ上部側面部用基布、下部側面部用基布、底部側面部用基布を一体に延出させたエアバッグ用基布を用い、3対の側面部用基布の相互に隣合う辺を、それぞれ縫合することで形成されるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1では、まず、下面部用基布が底面部用基布の上に重なるように下面部用基布および下部側面部用基布を折り返して、下部側面部用基布および底部側面部用基布の互いに重なる辺同士を縫合している。次に、下部側面部用基布の縫合されていない辺を含む下面部用基布を、下面部用基布同士が重なるように折り返し、上面部用基布が下面部用基布の上に重なるように上面部用基布および上部側面部用基布を折り返して、上部側面部用基布および底部側面部用基布の互いに重なる辺同士を縫合している。その後、底面部用基布同士が重なるように底面部用基布および底部側面部用基布を折り返して、上部側面部用基布および下部側面部用基布の互いに重なる辺同士を縫合することで、エアバッグを製造している。
特開平6−270756号公報
しかしながら、かかる従来の技術では、エアバッグ用基布を折り返し、重合する基布の辺同士を縫合するという工程を3回繰り返し、上部側面部用基布、下部側面部用基布および底部側面部用基布の相互に隣合う辺を、それぞれ個別に縫合することでエアバッグを形成しているため、縫合作業に手間がかかり、製造効率の向上を図りがたかった。
そこで、本発明は、製造効率の向上を図ることのできるエアバッグおよびその製造方法を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、先端部から基端部に向けて延在する第1の縫合糸によって閉断面状に形成された周面部と、前記周面部に設けられた前記第1の縫合糸用の縫合代と、前記周面部の先端部に接続され、人体を受ける受け面部と、前記受け面部と前記周面部とを縫い合わせた第2の縫合糸と、を備えるエアバッグにおいて、前記第2の縫合糸は、前記第1の縫合糸と交差しているとともに、前記縫合代を当該縫合代の幅方向に横断していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエアバッグにおいて、前記周面部と、前記縫合代と、前記受け面部と、前記第2の縫合糸と、を有する本体部を備え、前記本体部は、前記周面部を形成する一対の周面用基布部と、前記受け面部を形成する一対の受け面用基布部と、を備えるエアバッグ用基布を縫い合わせて形成されており、前記エアバッグ用基布は、平面状に展開した状態で前記第1および第2の縫合糸に沿った、互いに重なり合う一対の縫合線を備え、当該一対の縫合線を重ね合わせた状態で、前記エアバッグ用基布は、前記一対の周面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重周面用基布構造と、前記2重周面用基布構造に隣接し、前記一対の受け面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重受け面用基布構造と、を備え、重ね合わせた前記一対の縫合線は、それぞれ、前記2重周面用基布構造に設けられ、前記第1の縫合糸によって相互に重ね合わせた前記一対の周面用基布部を縫合する第1縫合線と、前記2重周面用基布構造に設けられるとともに、前記第1縫合線と交差し、前記第2の縫合糸によって前記一対の周面用基布部のうち一方の周面用基布部と前記一対の受け面用基布部のうち一方の受け面用基布部とを縫合するとともに、他方の周面用基布部と他方の受け面用基布部とを縫合する一対の第2縫合線と、前記2重受け面用基布構造に設けられ、前記一対の第2縫合線にそれぞれ交差するとともに、各第2縫合線とそれぞれ重なり合う一対の第3縫合線と、を備え、前記一対の第2縫合線のうちの一方の第2縫合線と前記一対の第3縫合線のうちの一方の第3縫合線との交点を点A、他方の第2縫合線と他方の第3縫合線との交点を点Bとし、前記一方の第3縫合線と、前記2重受け面用基布構造において前記2重周面用基布構造との隣接辺以外の部位に位置する仮想軸線と、の交点を点C、前記他方の第3縫合線と前記仮想軸線との交点を点Dとし、点Aを通り線分ABに垂直な直線と線分CDとの交点を点E、点Bを通り線分ABに垂直な直線と線分CDとの交点を点Fとし、平面視で反時計回りを正として、直線AEを点Aを中心に角度αだけ回転させた直線と線分CDとの交点を点G、直線BFを点Bを中心に角度βだけ回転させた直線と線分CDとの交点を点Hとし、直線AEに対して点Bの反対側の領域に位置し、点Aとの間に形成される線分が線分AGと同じ長さとなる点を点Iとし、直線BFに対して点Aの反対側の領域に位置し、点Bとの間に形成される線分が線分BHと同じ長さとなる点を点Jとし、平面視で反時計回りを正として、直線AEを点Aを中心に角度γだけ回転させた直線上で、(AI)×(cos2α)=(AK)−(IK)+2×(AI)×(AK)×(sinα)×(sinγ)を満たす点を点Kとし、直線BFを点Bを中心に角度δだけ回転させた直線上で、(BJ)×(cos2β)=(BL)−(JL)+2×(BJ)×(BL)×(sinβ)×(sinδ)を満たす点を点Lとし、前記第1縫合線と前記一方の第2縫合線との交点を点M、前記第1縫合線と前記他方の第2縫合線との交点を点Nとすると、前記第1縫合線および一対の第2縫合線は、前記2重周面用基布構造のうち六角形AIKLJBの周の内側以外の領域に位置するとともに、点Mおよび点Nが、前記2重周面用基布構造のうち六角形AIKLJBの周の外側の領域に位置していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、周面部を形成する一対の周面用基布部と、受け面部を形成する一対の受け面用基布部と、を備えるエアバッグ用基布を第1の縫合糸および第2の縫合糸で縫い合わせてエアバッグを形成するエアバッグの製造方法において、前記エアバッグ用基布は、互いに重なり合う一対の縫合予定線を備え、当該一対の縫合予定線を相互に重ね合わせた状態で、前記エアバッグ用基布は、前記一対の周面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重周面用基布構造と、前記2重周面用基布構造に隣接し、前記一対の受け面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重受け面用基布構造と、を備え、重ね合わせた前記一対の縫合予定線は、それぞれ、前記2重周面用基布構造に設けられ、前記第1の縫合糸によって縫合される第1縫合予定線と、前記2重周面用基布構造に設けられるとともに、前記第1縫合予定線と交差し、前記第2の縫合糸によって縫合される一対の第2縫合予定線と、前記2重受け面用基布構造に設けられ、前記一対の第2縫合予定線とそれぞれ交差するとともに、各第2縫合予定線とそれぞれ重なり合う一対の第3縫合予定線と、を備え、前記一対の縫合予定線が重なるように前記エアバッグ用基布を重ね合わせる第1の工程と、前記第1の縫合糸で、一対の前記周面用基布部のうちの一方の周面用基布部と他方の周面用基布部とを前記第1縫合予定線に沿って縫合する第2の工程と、前記一方の周面用基布部と他方の周面用基布部とを互いに離間する方向にそれぞれ引っ張り前記受け面用基布部を平面上に配置し、前記一方の周面用基布部の第2縫合予定線と一対の前記受け面用基布部のうちの一方の受け面用基布部の第3縫合予定線とを重ね合わせるとともに、前記他方の周面用基布部の第2縫合予定線と他方の受け面用基布部の第3縫合予定線とを重ね合わせる第3の工程と、前記第2の縫合糸によって、前記一方の周面用基布部の第2縫合予定線と前記一方の受け面用基布部の第3縫合予定線との交点から前記他方の周面用基布部の第2縫合予定線と前記他方の受け面用基布部の第3縫合予定線との交点まで、前記第1の縫合糸と交差するように、第2縫合予定線に沿って連続して縫合する第4の工程と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、受け面部と周面部とを縫い合わせた第2の縫合糸を、周面部に形成された第1の縫合糸と交差させるとともに、周面部に設けられた第1の縫合糸用の縫合代を当該縫合代の幅方向に横断させることで、第1の縫合糸を挟んで両側に形成される周面部と受け面部との縫い合わせ部位を第2の縫合糸で連続して縫うことができるため、エアバッグを縫合する工程を簡素化することができ、エアバッグをより効率的に製造することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1縫合線および一対の第2縫合線を、2重周面用基布構造のうち六角形AIKLJBの周の内側以外の領域に位置させるとともに、点Mおよび点Nを、2重周面用基布構造のうち六角形AIKLJBの周の外側の領域に位置させることで、第1の縫合糸によって相互に重ね合わせた一対の周面用基布部を第1縫合線に沿って縫合した状態で一対の周面用基布部を互いに離間する方向に引っ張り、一対の受け面用基布部を同一平面上に配置した際に、一対の周面用基布部には、各周面用基布部の直線AI,直線BJを各受け面用基布部の直線AG,直線BHにそれぞれ重ねた状態で、三角形AKIおよび三角形BLJが各2個ずつ形成される上、点Mよび点Nが点Cおよび点Dにそれぞれ重ねられる。すなわち、各周面用基布部の三角形AKIおよび三角形BLJの外側の部位を同一平面上に配置した受け面用基布部に重ね合わせることができるため、第2の縫合糸による周面用基布部と受け面用基布部との縫合を平面上で行うことができるようになる。その結果、第2の縫合糸による周面用基布部と受け面用基布部との縫合作業をより容易に行うことができ、エアバッグの製造効率をより一層高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、一対の縫合予定線が重なるようにエアバッグ用基布を重ね合わせ、第1の縫合糸で、一対の周面用基布部のうちの一方の周面用基布部と他方の周面用基布とを第1縫合予定線に沿って縫合し、一方の周面用基布部と他方の周面用基布とを互いに離間する方向にそれぞれ引っ張り受け面用基布部を平面上に配置し、第2の縫合糸によって、一方の周面用基布部の第2縫合予定線と一方の受け面用基布部の第3縫合予定線との交点から他方の周面用基布部の第2縫合予定線と他方の受け面用基布部の第3縫合予定線との交点まで、第1の縫合糸と交差するように、第2縫合予定線に沿って連続して縫合することでエアバッグを製造しているため、エアバッグ用基布を折り返し、互いに重なる縫合予定線同士を縫合するという工程を2回行うだけで、エアバッグを製造することができる。その結果、エアバッグ製造の効率化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるエアバッグを受け面部側から見た斜視図、図2は、エアバッグを周面部の基端部側から見た斜視図、図3は、エアバッグを平面状に展開した状態を示す平面図、図4は、エアバッグ用基布を重ね合わせた状態を示す平面図、図5は、エアバッグ用基布の平面図、図6は、第1の縫合糸で縫合した状態を示すエアバッグ用基布の平面図、図7は、受け面用基布部を平面上に配置した状態を示す斜視図、図8は、第1の縫合糸で縫合した状態を示すエアバッグ用基布の平面図である。
本実施形態にかかるエアバッグ1は、自動車の助手席の前方に位置するインストルメントパネル(図示せず)に取り付けられ、車両衝突時等に、ガスを内部に導入させて膨張展開することで前方に移動する乗員を拘束し、乗員に加わる衝撃を緩和するものである。
このエアバッグ1は、図1に示すように、エアバッグ本体(本体部)10を備えており、エアバッグ本体10は、上面部、下面部および側面部を有する周面部11と、周面部11の先端部11aに接続され、膨張展開時に人体を受ける受け面部12と、を備えている。
周面部11は、当該周面部11の先端部11aから基端部11bに向けて延在する第1の縫合糸21によって閉断面状に形成されている。本実施形態では、周面部11の両側面部において、後述する一対の周面用基布部31,31同士が第1の縫合糸21によって縫合されている。そして、周面部11の第1の縫合糸21の外側には、第1の縫合糸21用の縫合代11cが設けられている。
受け面部12は、第2の縫合糸22によって、当該受け面部12の外周と周面部11の先端部11aとを縫い合わせることで周面部11の先端部11aに接続されている。
本実施形態では、周面部11と受け面部12とは、図2に示すように、第2の縫合糸22によって、当該第2の縫合糸22が第1の縫合糸21と交差するとともに、周面部11の縫合代11cを当該縫合代11cの幅方向に横断するようにして縫い合わされている。
すなわち、第2の縫合糸22は、第1の縫合糸21および縫合代11cの受け面部12側の端部を挟んで両側(本実施形態では上面部側と下面部側)に形成される周面部11と受け面部12との縫い合わせ部位を連続して縫っている。
なお、エアバッグは、通常、エアバッグ用基布を縫合した後に、後述する開口部から全体を裏返し、縫合された端部がエアバッグの内側に隠れるようにした状態で使用されるものであるが、図1および図2では、便宜上裏返す前の状態で膨張展開させたものを図示している。
ここで、本実施形態にかかるエアバッグ本体10は、1枚のエアバッグ用基布30を縫合することで袋状に形成されている。
図3は、エアバッグを平面状に展開した状態を示す平面図であって、この図3に示すエアバッグ用基布30は、図1に示す袋状のエアバッグ本体10の第1の縫合糸21および第2の縫合糸22をほどいて、平面状に展開させることで得られるものである。
このエアバッグ用基布30は、周面部11を形成する一対の周面用基布部31,31と、受け面部12を形成する一対の受け面用基布部36,36と、を備えている。
一対の周面用基布部31,31のうちの一方の周面用基布部31は、略中央に位置し、エアバッグ本体10の上面部を形成する略台形状の上面側周面用基布32と、上面側周面用基布32の両端に一体に延設され、エアバッグ本体10の両側面部の上側を形成する略扇形の上部側面側周面用基布部34,34とを備えており、他方の周面用基布部31は、略中央に位置し、エアバッグ本体10の下面部を形成する略台形状の下面側周面用基布33と、下面側周面用基布33の両端に一体に延設され、エアバッグ本体10の両側面部の下側を形成する略扇形の下部側面側周面用基布部35,35とを備えている。
本実施形態では、下面側周面用基布33には、図示せぬインフレータからのガスをエアバッグ本体10の内部に導入するためのガス導入用の開口部が設けられており、下面側周面用基布33の開口部近傍を補強するためのアシストパネル70が縫合されている。
アシストパネル70は、略円形のガス導入用開口部71と、ボルト等を挿通する取付孔73が設けられた取付部72と、を備えている。そして、この取付孔73にボルト等を挿通することで、エアバッグ本体10を図示せぬリテーナに取り付けている。
一対の受け面用基布部36,36のうちの一方の受け面用基布部36は、上面側周面用基布32に一体に延設され、エアバッグ本体10の受け面部12の上側を形成する上面側受け面用基布37を備えており、他方の受け面用基布部36は、下面側周面用基布33に一体に延設されるとともに、上面側受け面用基布37に一体に延設され、エアバッグ本体10の受け面部12の下側を形成する下面側受け面用基布38を備えている。そして、本実施形態では、一対の受け面用基布部36,36は、上面側受け面用基布37と下面側受け面用基布38とを合わせた状態で、中央部が外側に膨出した樽状をしている。
ここで、図3に示すように、一対の周面用基布部31,31は、仮想軸線80に対して線対称形状をしているとともに、一対の受け面用基布部36,36も、仮想軸線80に対して線対称形状をしている。すなわち、本実施形態では、エアバッグ用基布30は、仮想軸線80に対して線対称形状をしている。
さらに、本実施形態では、エアバッグ用基布30は、平面状に展開した状態で第1および第2の縫合糸21,22に沿った、互いに重なり合う一対の縫合線(第1および第2の縫合糸21,22による縫合跡)50,50を備えている。
そして、図4に示すように、一対の縫合線50,50を重ね合わせた状態で、すなわち、エアバッグ用基布30を仮想軸線80を中心軸として折り曲げて重ねた状態で、当該エアバッグ用基布30は、一対の周面用基布部31,31を相互に重ね合わせて形成された2重周面用基布構造41と、2重周面用基布構造41に隣接し、一対の受け面用基布部36,36を相互に重ね合わせて形成された2重受け面用基布構造42と、を備えている。
ここで、重ね合わせた一対の縫合線50,50は、それぞれ、2重周面用基布構造41に設けられ、第1の縫合糸21によって相互に重ね合わせた一対の周面用基布部31,31を縫合する第1縫合線51と、2重周面用基布構造41に設けられるとともに、第1縫合線51と交差し、第2の縫合糸22によって一対の周面用基布部31,31のうち一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31と前記一対の受け面用基布部36,36のうち一方の受け面用基布部(上面側受け面用基布37を有する受け面用基布部)36とを縫合するとともに、他方の周面用基布部(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31と他方の受け面用基布部(下面側受け面用基布38を有する受け面用基布部)36とを縫合する一対の第2縫合線52,52と、2重受け面用基布構造42に設けられ、一対の第2縫合線52,52にそれぞれ交差するとともに、各第2縫合線52,52とそれぞれ重なり合う一対の第3縫合線53,53と、を備えている。
ここで、一対の第2縫合線52,52のうちの一方の第2縫合線(図4中左側)52と一対の第3縫合線53,53のうちの一方の第3縫合線(図4中左側)53との交点を点A、他方の第2縫合線(図4中右側)52と他方の第3縫合線(図4中右側)53との交点を点Bとする。
そして、一方の第3縫合線53と、2重受け面用基布構造42において2重周面用基布構造との隣接辺(辺AB)以外の部位に位置する仮想軸線80と、の交点を点C、他方の第3縫合線53と仮想軸線80との交点を点Dとする。
また、点Aを通り線分ABに垂直な直線と線分CDとの交点を点E、点Bを通り線分ABに垂直な直線と線分CDとの交点を点Fとし、平面視で反時計回りを正として、直線AEを点Aを中心に角度αだけ回転させた直線と線分CDとの交点を点G、直線BFを点Bを中心に角度βだけ回転させた直線と線分CDとの交点を点Hとする。
さらに、直線AEに対して点Bの反対側の領域(図4中左側)に位置し、点Aとの間に形成される線分が線分AGと同じ長さとなる点を点Iとし、直線BFに対して点Aの反対側の領域(図4中右側)に位置し、点Bとの間に形成される線分が線分BHと同じ長さとなる点を点Jとする。
そして、平面視で反時計回りを正として、直線AEを点Aを中心に角度γだけ回転させた直線上で、(AI)×(cos2α)=(AK)−(IK)+2×(AI)×(AK)×(sinα)×(sinγ)を満たす点を点Kとし、直線BFを点Bを中心に角度δだけ回転させた直線上で、(BJ)×(cos2β)=(BL)−(JL)+2×(BJ)×(BL)×(sinβ)×(sinδ)を満たす点を点Lとする。
また、第1縫合線51と一方の第2縫合線52との交点を点M、第1縫合線51と他方の第2縫合線52との交点を点Nとし、線分CMの中点を点Oとし、線分DNの中点を点Pとする。
さらに、点Kから線分CDに下ろした垂線と線分CDとの交点を点Qとし、点Lから線分CDに下ろした垂線と線分CDとの交点を点Rとするとともに、線分KQと線分ABとの交点を点Sとし、線分LRと線分ABとの交点を点Tとすると、本実施形態では、第1縫合線51および一対の第2縫合線52,52を、2重周面用基布構造41のうち六角形AIKLJBの周の内側以外の領域に位置させるとともに、点Mおよび点Nを、2重周面用基布構造41のうち六角形AIKLJBの周の外側の領域に位置させている。
さらに、一方の第2縫合線(図4中左側)52と一方の第3縫合線(図4中左側)53は、点Oを通り線分CMに垂直な直線(線分CMの垂直二等分線)に対して線対称形状をしているとともに、他方の第2縫合線(図4中右側)52と他方の第3縫合線(図4中右側)53は、点Pを通り線分DNに垂直な直線(線分DNの垂直二等分線)に対して線対称形状をしている。
すなわち、2重周面用基布構造41の直線AIの点M側の領域と2重受け面用基布構造42の直線AGの点C側の領域とが同一の形状をしており、2重周面用基布構造41の直線BJの点N側の領域と2重受け面用基布構造42の直線BHの点D側の領域とが同一の形状をしている。
以上の構成による本実施形態によれば、第1の縫合糸21によって相互に重ね合わせた一対の周面用基布部31,31を第1縫合線51に沿って縫合した状態で一対の周面用基布部31,31を互いに離間する方向に引っ張り、一対の受け面用基布部36,36を同一平面上に配置すると、一対の周面用基布部31,31には、各周面用基布部31,31の直線AI,直線BJを各受け面用基布部36,36の直線AG,直線BHにそれぞれ重ねた状態で、三角形AKIおよび三角形BLJが各2個ずつ形成されることとなる(図7および図8参照)。
ところで、直線AI,直線BJを直線AG,直線BHにそれぞれ重ねた状態で、三角形AKIおよび三角形BLJが各2個ずつ形成されるようにするためには、三角形AKIについては、点Kの高さ(線分KQの長さ)をXとすると、(KS)=(QS)+Xかつ(KI)=(GQ)+Xを満たす必要があり、三角形BLJについては、点Lの高さ(線分LRの長さ)をYとすると、(LT)=(RT)+Yかつ(LJ)=(HR)+Yを満たす必要がある。
ここで、(KS)=(AK)×(cosγ),(QS)=(AI)×(cosα),(GQ)=(AI)×(sinα)+(AK)×(sinγ)であるため、三角形AKIについては、上記の式にこれらを代入し、Xを消去して整理した式、(AI)×(cos2α)=(AK)−(IK)+2×(AI)×(AK)×(sinα)×(sinγ)を満たす必要がある。
同様に、三角形BLJについても、(LT)=(BL)×(cosδ),(RT)=(BJ)×(cosβ),(HR)=(BJ)×(sinβ)+(BL)×(sinδ)を上記の式に代入し、Yを消去して整理した式、(BJ)×(cos2β)=(BL)−(JL)+2×(BJ)×(BL)×(sinβ)×(sinδ)を満たす必要がある。
このように、本実施形態では、点Kおよび点Lが上記の式を満たしており、第1縫合線51が、三角形AKIおよび三角形BLJを含む六角形AIKLJBの周の内側以外の領域に位置しているため、周面用基布部31,31は、第1の縫合糸21に邪魔されることなく三角形AKIおよび三角形BLJを各2個ずつ形成することができる。
さらに、一方の第2縫合線(図4中左側)52と一方の第3縫合線(図4中左側)53は、点Oを通り線分CMに垂直な直線(線分CMの垂直二等分線)に対して線対称形状をしているとともに、他方の第2縫合線(図4中右側)52と他方の第3縫合線(図4中右側)53は、点Pを通り線分DNに垂直な直線(線分DNの垂直二等分線)に対して線対称形状をしているため、点Mよび点Nが点Cおよび点Dにそれぞれ重ねられるとともに、各周面用基布部31,31の三角形AKIおよび三角形BLJの外側の部位を同一平面上に配置した受け面用基布部36,36に重ね合わせることができる。
なお、上記角度α,β,γ,δは個々に設定することが可能であるが、α=β=γ=δ=0とするのが好適である。こうすれば、点Sを点Aに、点Gおよび点Qを点Eに、点Tを点Bに、点Hおよび点Rを点Fに、それぞれ一致させることができる。その結果、2つの三角形AKIが同一平面上に形成されるとともに、2つの三角形BLJが同一平面上に形成される上、2重周面用基布構造41の直線AIの点M側の領域および2重周面用基布構造41の直線BJの点N側の領域を直線AEおよび直線BFで折り曲げることができるため、エアバッグ用基布30に皺が生じるのを抑制でき、エアバッグの見栄えを向上させることができるとともに、作業効率をさらに向上させることができる。
次に、エアバッグ本体10の製造方法を説明する。
(第1の工程)
まず、図5に示すエアバッグ用基布30を、一対の縫合予定線60,60が重なり合うように、仮想軸線80を軸にして折り曲げる。
なお、図5に示すエアバッグ用基布30は、図3に示すエアバッグ用基布30の縫合線50,50を縫合予定線60,60としただけで、その他の構成は図3と同一である。すなわち、縫合予定線60,60は、上述した縫合線50,50の第1縫合線51,第2縫合線52および第3縫合線53と同一形状の第1縫合予定線61,第2縫合予定線62および第3縫合予定線63を備えている。
(第2の工程)
次に、第1の縫合糸21で、一対の周面用基布部31,31のうちの一方の周面用基布部31と他方の周面用基布部31とを第1縫合予定線61に沿って縫合する。
(第3の工程)
そして、一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31と他方の周面用基布部(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31とを互いに離間する方向にそれぞれ引っ張り受け面用基布部36,36を平面上に配置し、一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と一対の受け面用基布部36,36のうちの一方の受け面用基布部(上面側受け面用基布37を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63とを重ね合わせるとともに、他方の周面用基布部(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と他方の受け面用基布部(下面側受け面用基布38を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63とを重ね合わせる。
(第4の工程)
次に、第2の縫合糸22によって、一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と一方の受け面用基布部(上面側受け面用基布37を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63との交点(上面側周面用基布32側の点A,点B)から他方の周面用基布部(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と他方の受け面用基布部(下面側受け面用基布38を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63との交点(下面側周面用基布33側の点A,点B)まで、第1の縫合糸21と交差するように、第2縫合予定線62,62に沿って連続して縫合する。
最後に、全体をガス導入用開口部71から裏返してエアバッグ用基布の縫合された端部をエアバッグ本体10の中に隠すことで、エアバッグ本体10が製造される。
以上の本実施形態によれば、一対の縫合予定線60,60が重なるようにエアバッグ用基布30を重ね合わせ、第1の縫合糸21で、一対の周面用基布部31,31のうちの一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31と他方の周面用基布(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31とを第1縫合予定線61に沿って縫合し、一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31と他方の周面用基布(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31とを互いに離間する方向にそれぞれ引っ張り受け面用基布部36,36を平面上に配置し、第2の縫合糸22によって、一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と一方の受け面用基布部(上面側受け面用基布37を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63との交点(上面側周面用基布32側の点A,点B)から他方の周面用基布部(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と他方の受け面用基布部(下面側受け面用基布38を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63との交点(下面側周面用基布33側の点A,点B)まで、第1の縫合糸21と交差するように、第2縫合予定線62,62に沿って連続して縫合することでエアバッグ本体10を製造しているため、エアバッグ用基布30を折り返し、互いに重なる縫合予定線60,60同士を縫合するという工程を2回行うだけで、エアバッグ本体10を製造することができる。その結果、エアバッグ製造の効率化を図ることができる。
(第2実施形態)
図9は、本実施形態にかかるエアバッグ用基布の平面図である。なお、本実施形態は、上記第1実施形態と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかるエアバッグ用基布30Aは、一対の周面用基布部31,31が仮想軸線81において一体に延設されているとともにそれぞれの周面用基布部31,31の仮想軸線81の反対側に一対の受け面用基布部36,36が延設されている点が上記第1実施形態と異なっており、その他の構成は、基本的に上記第1実施形態と同一である。
そして、受け面用基布部36,36は、互いに縫合される一対の縫合予定線64,64を備えている。
本実施形態では、まず、エアバッグ用基布30Aを仮想軸線81を軸にして折り曲げた状態で重ね合わされた一対の縫合予定線64,64を縫合する。なお、本実施形態における重ね合わされた一対の縫合予定線64,64が上記第1実施形態の仮想軸線80に想到するものである。
その後は、上記第1実施形態と同様に、第1の縫合糸21で、一対の周面用基布部31,31のうちの一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31と他方の周面用基布(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31とを第1縫合予定線61に沿って縫合し、一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31と他方の周面用基布(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31とを互いに離間する方向にそれぞれ引っ張り受け面用基布部36,36を平面上に配置し、第2の縫合糸22によって、一方の周面用基布部(上面側周面用基布32を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と一方の受け面用基布部(上面側受け面用基布37を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63との交点(上面側周面用基布32側の点A,点B)から他方の周面用基布部(下面側周面用基布33を有する周面用基布部)31の第2縫合予定線62,62と他方の受け面用基布部(下面側受け面用基布38を有する受け面用基布部)36の第3縫合予定線63,63との交点(下面側周面用基布33側の点A,点B)まで、第1の縫合糸21と交差するように、第2縫合予定線62,62に沿って連続して縫合することでエアバッグ本体10を製造する。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明にかかるエアバッグの好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
例えば、上記実施形態では、一対の周面用基布部および一対の受け面用基布部が一体に設けられた1枚のエアバッグ用基布を用いたが、一対の周面用基布部のうちの一方に一対の受け面用基布部が一体に設けられたものと、他方の周面用基布部とに分割された2枚のエアバッグ用基布を用いたり、一対の受け面用基布部のうちの一方に一対の周面用基布部が一体に設けられたものと、他方の受け面用基布部とに分割された2枚のエアバッグ用基布を用いたりしても本発明を実施することができる。
さらに、上記実施形態では、助手席の前部にエアバッグ装置を設けた場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、運転席シートの前部など他の場所に設けてもよい。
本発明の第1実施形態にかかるエアバッグを受け面部側から見た斜視図。 本発明の第1実施形態にかかるエアバッグを周面部の基端部側から見た斜視図。 本発明の第1実施形態にかかるエアバッグを平面状に展開した状態を示す平面図。 本発明の第1実施形態にかかるエアバッグ用基布を重ね合わせた状態を示す平面図。 本発明の第1実施形態にかかるエアバッグ用基布の平面図。 本発明の第1実施形態にかかる第1の縫合糸で縫合した状態を示すエアバッグ用基布の平面図。 本発明の第1実施形態にかかる受け面用基布部を平面上に配置した状態を示す斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる第1の縫合糸で縫合した状態を示すエアバッグ用基布の平面図。 本発明の第2実施形態にかかるエアバッグ用基布の平面図。
符号の説明
1 エアバッグ
10 エアバッグ本体(本体部)
11 周面部
11a 先端部
11b 基端部
11c 縫合代
12 受け面部
21 第1の縫合糸
22 第2の縫合糸
30 エアバッグ用基布
31 周面用基布部
36 受け面用基布部
41 2重周面用基布構造
42 2重受け面用基布構造
50 縫合線
51 第1縫合線
52 第2縫合線
53 第3縫合線
60 縫合予定線
61 第1縫合予定線
62 第2縫合予定線
63 第3縫合予定線
80 仮想軸線

Claims (3)

  1. 先端部から基端部に向けて延在する第1の縫合糸によって閉断面状に形成された周面部と、
    前記周面部に設けられた前記第1の縫合糸用の縫合代と、
    前記周面部の先端部に接続され、人体を受ける受け面部と、
    前記受け面部と前記周面部とを縫い合わせた第2の縫合糸と、
    を備えるエアバッグにおいて、
    前記第2の縫合糸は、前記第1の縫合糸と交差しているとともに、前記縫合代を当該縫合代の幅方向に横断していることを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記周面部と、前記縫合代と、前記受け面部と、前記第2の縫合糸と、を有する本体部を備え、
    前記本体部は、前記周面部を形成する一対の周面用基布部と、前記受け面部を形成する一対の受け面用基布部と、を備えるエアバッグ用基布を縫い合わせて形成されており、
    前記エアバッグ用基布は、平面状に展開した状態で前記第1および第2の縫合糸に沿った、互いに重なり合う一対の縫合線を備え、
    当該一対の縫合線を重ね合わせた状態で、
    前記エアバッグ用基布は、
    前記一対の周面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重周面用基布構造と、
    前記2重周面用基布構造に隣接し、前記一対の受け面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重受け面用基布構造と、
    を備え、
    重ね合わせた前記一対の縫合線は、それぞれ、
    前記2重周面用基布構造に設けられ、前記第1の縫合糸によって相互に重ね合わせた前記一対の周面用基布部を縫合する第1縫合線と、
    前記2重周面用基布構造に設けられるとともに、前記第1縫合線と交差し、前記第2の縫合糸によって前記一対の周面用基布部のうち一方の周面用基布部と前記一対の受け面用基布部のうち一方の受け面用基布部とを縫合するとともに、他方の周面用基布部と他方の受け面用基布部とを縫合する一対の第2縫合線と、
    前記2重受け面用基布構造に設けられ、前記一対の第2縫合線にそれぞれ交差するとともに、各第2縫合線とそれぞれ重なり合う一対の第3縫合線と、
    を備え、
    前記一対の第2縫合線のうちの一方の第2縫合線と前記一対の第3縫合線のうちの一方の第3縫合線との交点を点A、他方の第2縫合線と他方の第3縫合線との交点を点Bとし、
    前記一方の第3縫合線と、前記2重受け面用基布構造において前記2重周面用基布構造との隣接辺以外の部位に位置する仮想軸線と、の交点を点C、前記他方の第3縫合線と前記仮想軸線との交点を点Dとし、
    点Aを通り線分ABに垂直な直線と線分CDとの交点を点E、点Bを通り線分ABに垂直な直線と線分CDとの交点を点Fとし、
    平面視で反時計回りを正として、直線AEを点Aを中心に角度αだけ回転させた直線と線分CDとの交点を点G、直線BFを点Bを中心に角度βだけ回転させた直線と線分CDとの交点を点Hとし、
    直線AEに対して点Bの反対側の領域に位置し、点Aとの間に形成される線分が線分AGと同じ長さとなる点を点Iとし、直線BFに対して点Aの反対側の領域に位置し、点Bとの間に形成される線分が線分BHと同じ長さとなる点を点Jとし、
    平面視で反時計回りを正として、直線AEを点Aを中心に角度γだけ回転させた直線上で、(AI)×(cos2α)=(AK)−(IK)+2×(AI)×(AK)×(sinα)×(sinγ)を満たす点を点Kとし、直線BFを点Bを中心に角度δだけ回転させた直線上で、(BJ)×(cos2β)=(BL)−(JL)+2×(BJ)×(BL)×(sinβ)×(sinδ)を満たす点を点Lとし、
    前記第1縫合線と前記一方の第2縫合線との交点を点M、前記第1縫合線と前記他方の第2縫合線との交点を点Nとすると、
    前記第1縫合線および一対の第2縫合線は、前記2重周面用基布構造のうち六角形AIKLJBの周の内側以外の領域に位置するとともに、点Mおよび点Nが、前記2重周面用基布構造のうち六角形AIKLJBの周の外側の領域に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 周面部を形成する一対の周面用基布部と、受け面部を形成する一対の受け面用基布部と、を備えるエアバッグ用基布を第1の縫合糸および第2の縫合糸で縫い合わせてエアバッグを形成するエアバッグの製造方法において、
    前記エアバッグ用基布は、互いに重なり合う一対の縫合予定線を備え、
    当該一対の縫合予定線を相互に重ね合わせた状態で、
    前記エアバッグ用基布は、
    前記一対の周面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重周面用基布構造と、
    前記2重周面用基布構造に隣接し、前記一対の受け面用基布部を相互に重ね合わせて形成された2重受け面用基布構造と、
    を備え、
    重ね合わせた前記一対の縫合予定線は、それぞれ、
    前記2重周面用基布構造に設けられ、前記第1の縫合糸によって縫合される第1縫合予定線と、
    前記2重周面用基布構造に設けられるとともに、前記第1縫合予定線と交差し、前記第2の縫合糸によって縫合される一対の第2縫合予定線と、
    前記2重受け面用基布構造に設けられ、前記一対の第2縫合予定線とそれぞれ交差するとともに、各第2縫合予定線とそれぞれ重なり合う一対の第3縫合予定線と、
    を備え、
    前記一対の縫合予定線が重なるように前記エアバッグ用基布を重ね合わせる第1の工程と、
    前記第1の縫合糸で、一対の前記周面用基布部のうちの一方の周面用基布部と他方の周面用基布部とを前記第1縫合予定線に沿って縫合する第2の工程と、
    前記一方の周面用基布部と他方の周面用基布部とを互いに離間する方向にそれぞれ引っ張り前記受け面用基布部を平面上に配置し、前記一方の周面用基布部の第2縫合予定線と一対の前記受け面用基布部のうちの一方の受け面用基布部の第3縫合予定線とを重ね合わせるとともに、前記他方の周面用基布部の第2縫合予定線と他方の受け面用基布部の第3縫合予定線とを重ね合わせる第3の工程と、
    前記第2の縫合糸によって、前記一方の周面用基布部の第2縫合予定線と前記一方の受け面用基布部の第3縫合予定線との交点から前記他方の周面用基布部の第2縫合予定線と前記他方の受け面用基布部の第3縫合予定線との交点まで、前記第1の縫合糸と交差するように、第2縫合予定線に沿って連続して縫合する第4の工程と、
    を備えることを特徴とするエアバッグの製造方法。
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