JP2009078448A - 樹脂要素部品の接合構造 - Google Patents

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達雄 鈴木
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Abstract

【課題】金属板と樹脂基材とを積層してなる複合パネルの端面に、樹脂要素部品を気密的に接合することができる樹脂要素部品の接合構造を提供する。
【解決手段】樹脂基材3の表裏両面を金属板4,4で被覆積層してなる複合パネル1の内壁面10aに、樹脂基材3と融着可能な樹脂材料からなる樹脂要素部品2を射出成形して、樹脂基材3が内壁面10aで樹脂要素部品2と融着してなることを特徴とする樹脂要素部品の接合構造である。樹脂要素部品2は、内壁面10a、及び内壁面10aの周縁10bを被覆しており、金属板4は、樹脂要素部品2で被覆された内壁面10aの周縁10bに位置する部分に、金属板4を貫通する周縁孔40を有し、樹脂要素部品2は、周縁孔40に進入して樹脂基材3と融着していることが好ましい。樹脂基材3は、発泡樹脂からなることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂要素部品の接合構造に関する。
金属板と樹脂要素部品とを接合一体化するにあたっては、従来、金属板表面にナノスケールの凹凸を付け、これによって樹脂とナノレベルで接合して一体化するNMT処理技術がある。かかる技術を用いて一体化接合したものとしては、たとえば、図5に示すように、金属板91に穴部92を形成し、穴部92の内壁面にNMT処理を施した後、穴部92に樹脂材料を射出成形して樹脂要素部品93を一体化接合したものがある。樹脂要素部品93は、ネジ穴94をもち、雄ネジ部品(図示略)が螺着される。このような樹脂要素部品93の金属板91への接合では、樹脂要素部品93が金属板91に嵌挿されるため、金属板91に対する樹脂要素部品93の機械的係合力は実用上十分であった。しかし、金属板91と樹脂要素部品93の界面には、両者の熱収縮率の差等により、隙間が発生する場合があった。そのため、隙間を通じて、エアなどの流体96の漏れが生じるおそれがあり、気密シール性が不十分であった。そこで、従来、たとえば、特許文献1〜3には、金属板と樹脂要素部品とを気密的に接合一体化する技術が提案されている。
特許文献1では、金属板と樹脂要素部品(ポリアミド樹脂)との間を、ウレタン硬化型コート材で接着している。特許文献2では、金属板と樹脂要素部品との係止部分に、Oリング、または金属との密着性に優れる樹脂薄膜層を設けている。特許文献3では、金属製インサート部品の外側に熱可塑性接着樹脂を介して筒状樹脂部品と一体化している。しかし、これらの技術は、金属板と樹脂要素部品との気密シール性を改良するものではあるが、十分満足するものではなかった。
一方、特許文献4に示すように、金属板の間に樹脂基材を挟み込んで積層して複合パネルとすることが考えられる。この複合パネルに樹脂要素部品を接合一体化するにあたって、たとえば、特許文献5に示すように、複合パネルの端面の周縁に凹状溝を形成し、この凹状溝に、コーナー連結部材を係止することが知られている。
しかしながら、特許文献5では、コーナー連結部材は、複合パネルの端面の周縁に予め形成しておいた凹状溝に係止しているにすぎず、端面との間を気密的にシールするものではない。
特開2005−67111号公報(請求項1) 特開平7−125052号公報(請求項2,11) 特開2006−161978号公報(請求項1) 実開平5−64445号公報(請求項1、図3、図4) 特開2002−240188号公報(図2、図3)
本発明は、金属板と樹脂基材とを積層してなる複合パネルの端面に、樹脂要素部品を気密的に接合することができる樹脂要素部品の接合構造を提供することを課題とする。
本発明は、樹脂基材の表裏両面を金属板で被覆積層してなる複合パネルの端面に、該樹脂基材と融着可能な樹脂材料からなる樹脂要素部品を射出成形して、前記樹脂基材が前記端面で前記樹脂要素部品と融着してなることを特徴とする樹脂要素部品の接合構造である。
前記樹脂要素部品は、前記端面、及び前記端面の周縁を被覆しており、前記金属板は、前記樹脂要素部品で被覆された前記端面の周縁に位置する部分に、前記金属板を貫通する周縁孔を有し、前記樹脂要素部品は、前記周縁孔に進入して前記樹脂基材と融着していることが好ましい。
前記樹脂基材は、発泡樹脂からなることが好ましい。
本発明によれば、複合パネルの端面に、樹脂基材と融着可能な樹脂材料からなる樹脂要素部品を射出成形している。このため、複合パネルの端面から露出した樹脂基材に、樹脂要素部品が融着する。したがって、樹脂要素部品を複合パネルの端面に、気密シール性を確保して一体化接合することができる。
また、複合パネルは、樹脂基材の表裏両面を金属板で被覆積層してなるため、金属板のみで同程度の厚みのパネルを構成した場合に比べて、軽量化と断熱性に優れている。
複合パネルの端面の周縁に金属板を貫通する周縁孔が形成されている場合には、樹脂要素部品が周縁孔に進入して周縁孔の底部に露出している樹脂基材と融着する。このため、樹脂要素部品の周縁孔への進入部分が周縁孔に係合されて、樹脂要素部品の複合パネルへの結合力が向上する。
樹脂基材が発泡樹脂からなる場合には、樹脂基材の端面に多数の凹部が形成されている。このため、樹脂基材の融着面積が大きくなる。また、樹脂基材の中の気泡間を構成する樹脂壁の厚みが薄くなり、射出された樹脂要素部品の熱で樹脂基材が溶融し易くなるとともに、気泡の中へ溶融樹脂が入り込んで融着面積が増大する。ゆえに、樹脂要素部品の樹脂基材に対する融着強度を高くすることができる。
複合パネルは、樹脂基材の表裏両面に金属板を被覆積層したものである。金属板は、たとえば、アルミニウム、鉄、SUS(ステンレス)などを用いることができるが、これらに限定されない。樹脂基材は、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ウレタン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂を用いることができる。樹脂基材が、発泡樹脂からなる場合、発泡樹脂は、熱可塑性樹脂に、加熱によりガスを発生させる発泡剤を混合して発泡性樹脂とし、この発泡性樹脂を発泡させたものであることが好ましい。発泡樹脂に用いられる熱可塑性樹脂は、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを用いることができる。発泡樹脂は、多数の孔と、孔を囲む樹脂壁とからなり、各孔は独立気泡であることがよい。これにより、樹脂基材が樹脂要素部品との界面で隙間なく融着することができる。したがって、樹脂基材が連続気泡をもつ発泡樹脂である場合のように連続気泡を通じて流体漏れが生じるおそれがなく、気密シール性を確保することができる。
複合パネルを製造するにあたっては、たとえば、予め接合面に接着処理を施した2枚の金属板の間に発泡樹脂シートを挟み込んで接着した積層体を金型内にセットして所定形状に賦形・加熱することで発泡させる。また、予め所定形状に賦形された金属板同士を金型内に所定間隔をあけてセットし、金属板の間に発泡樹脂を射出成形し、その後加熱発泡させてもよい。
複合パネルの端面には、樹脂基材と融着可能な樹脂材料からなる樹脂要素部品が射出成形されている。複合パネルの端面は、複合パネルを構成する金属板及び樹脂基材の端面が露出しており、複合パネルの平面方向の周端面だけでなく、複合パネルに凹状に形成された穴部の内壁面も含む意味である。
複合パネルに露出している樹脂基材の端面は、樹脂要素部品の射出成形時の熱によって、少なくとも一部が溶融し、樹脂要素部品と融着している。このため、樹脂要素部品に用いられる樹脂材料は、樹脂基材と融着可能な樹脂材料を用いる。具体的には、樹脂要素部品に用いられる樹脂材料は、複合パネルの樹脂基材に用いられる樹脂材料と加熱溶融温度がほぼ同じか近似していることが好ましい。これにより、樹脂要素部品の射出成形時に樹脂基材が溶融して樹脂要素部品と樹脂基材とが確実に融着することができる。また、複合パネルの樹脂基材の樹脂材料と線膨張係数が同じであることが好ましく、たとえば、両者の線膨張係数の差異は0〜5×10―5/℃であるとよい。これにより、熱収縮差を抑制でき、樹脂基材と樹脂要素部品との間に隙間が生じることを抑制することができ、気密シール性を確保することができる。このような樹脂基材と融着可能な、樹脂要素部品に用いられる樹脂材料は、複合パネルの樹脂基材を構成する樹脂材料と同じ種類であることが好ましい。たとえば、樹脂基材がポリエチレンからなる場合には、樹脂要素部品はポリエチレンからなり、互いに同じ加熱溶融温度と線膨張係数をもつ。
樹脂要素部品は、少なくとも、複合パネルの端面を被覆する。また、樹脂要素部品は、複合パネルの端面からその周縁までを被覆していてもよい。複合パネルの周縁まで被覆している場合には、この周縁の金属板に周縁孔を形成するとよい。これにより、樹脂要素部品の射出成形時に周縁孔にその一部が進入して樹脂要素部品が周縁孔に係合されて、周縁孔の底部に露出している樹脂基材と融着する。ゆえに、複合パネルへの樹脂要素部品の結合力が更に向上する。
複合パネルの端面に樹脂要素部品を射出成形するにあたっては、複合パネルを金型内にインサートし、複合パネルの端面に対して樹脂要素部品を射出する。複合パネルの端面は予め加温しておくとよい。これにより、樹脂要素部品の射出成形時に、複合パネルの端面の樹脂基材が溶融し易くなり、確実に樹脂要素部品と融着することができる。複合パネルの端面の加温の温度は、射出成形樹脂温度よりも低いが、該樹脂温度に近く、例えば、射出成形樹脂温度との差が30〜80℃であるとよい。
複合パネルの樹脂要素部品の接合構造は、たとえば、衝撃エネルギー吸収材、吸音材、断熱材、保温・保冷材などに用いることができる。
(実施例1)
本例の樹脂要素部品の接合構造は、図1に示すように、複合パネル1と、複合パネル1に形成された穴部10と、穴部10の内壁面10a及びその周縁10bを被覆する樹脂要素部品2とからなる。
複合パネル1は、樹脂基材3と、樹脂基材3の表面及び裏面の双方を被覆し積層された金属板4,4とからなる。樹脂基材3は、厚みが2mmであり、多数の独立孔をもつ発泡ポリプロピレン樹脂からなり、線膨張係数は8×10―5/℃、溶融温度は150℃である。金属板4,4は、それぞれ0.1〜0.2mmの厚みをもち、アルミニウム材からなる。
図1,図2に示すように、複合パネル1には、直径50mmの穴部10が貫通して形成されている。穴部10の周縁10bの金属板4には、穴部10を中心に周方向に均等間隔で複数の周縁孔40が形成されている。周縁孔40は金属板4を貫通し、周縁孔40の底部には樹脂基材3が露出している。周縁孔40の直径は10mmである。
樹脂要素部品2は、ポリプロピレン樹脂からなり、線膨張係数は9×10―5/℃、溶融温度は165℃である。樹脂要素部品2は、複合パネル1の穴部10に射出成形して形成されており、穴部10を被覆する穴部被覆部21と、穴部10の周縁10bにフランジ状に広がり周縁10bを被覆する周縁被覆部22とをもつ。穴部被覆部21の外周面21aは、複合パネル1の穴部10の内壁面10aに露出している樹脂基材3と融着する穴部融着部23をもつ。穴部融着部23は、穴部被覆部21の外周面21aが、複合パネル1の穴部10に露出している樹脂基材3の端面3aのほぼ全体に、穴部10の周方向に連続して樹脂基材3と融着して形成されている。周縁被覆部22は、金属板4に形成された周縁孔40に進入し周縁孔40の底部に露出している樹脂基材3と融着する周縁融着部24をもつ。
複合パネル1は保冷カバーであり、樹脂要素部品2は、保冷カバーに形成された穴部10に射出成形された雌ネジ樹脂部品である。樹脂要素部品2は、中央にネジ穴25をもち、ネジ穴25には樹脂製の雄ネジ部品5が螺着される。
本例の樹脂要素部品の接合構造を製造するにあたっては、予め接合面に接着処理を施した2枚の金属板の間に炭酸水素ナトリウム等の吸熱分解型発泡剤含有ポリプロピレン樹脂シートを挟み込んで接着した積層体を金型内にセットして所定形状に賦形・加熱発泡させる。これにより、金属板4,4の間に発泡樹脂からなる樹脂基材3が挟持されてなる複合パネル1が形成される。
次に、複合パネル1の所望の位置に、複合パネル1を貫通する穴部10を穿設する。穴部10の周縁10bの金属板4には、周方向に均等間隔に周縁孔40を穿設する。ここで、金属板4には、樹脂基材3を形成する前に、予め穴部10の形成位置には穴46を、また穴46の周縁には周縁孔40を穿設してもよい。
次に、複合パネル1の穴部10及びその周縁10bを130℃程度に加温する。続いて、加温した複合パネル1を金型内にインサートし、200℃のポリプロピレンからなる樹脂材料を、複合パネル1の穴部10及びその周縁10bに射出して、樹脂要素部品2を成形する。これにより、樹脂要素部品2が、穴部10の内壁面10aに露出している樹脂基材3と融着して穴部融着部23が形成される。また、穴部10の周縁10bに形成された金属板4の周縁孔40に、樹脂要素部品2の樹脂材料が進入して、周縁孔40の底部に露出している樹脂基材3と融着して周縁融着部24が形成される。その後、樹脂要素部品2の中心にネジ穴25を形成する。
本例においては、複合パネル1の穴部10の内壁面10aに、樹脂基材3と融着可能な樹脂材料からなる樹脂要素部品2を射出成形している。このため、樹脂要素部品2は、複合パネル1の穴部10の内壁面10aに露出する樹脂基材3と、穴部10aの周方向に連続して融着した穴部融着部23を有している。したがって、樹脂要素部品2を、複合パネル1の内壁面10aに、気密シール性を確保して一体化接合することができる。
また、複合パネル1は、樹脂基材3の表裏両面を金属板4,4で被覆積層してなるため、金属板4のみで同程度の厚みのパネルを構成した場合に比べて、軽量化と断熱性に優れている。
また、樹脂要素部品2は、穴部10の内壁面10aの穴部融着部23だけでなく、穴部10の周縁10bに形成した周縁孔40の底部に露出する樹脂基材3と融着して周縁融着部24を形成している。このため、樹脂要素部品2の周縁孔40への進入部分が周縁孔40に係合されて、樹脂要素部品2の複合パネル1への結合力が向上する。
また、樹脂基材3は発泡樹脂からなるため、複合パネル1の内壁面10aに露出する樹脂基材3の端面3aには多数の凹部が形成されている。このため、樹脂基材3の融着面積が大きくなる。また、樹脂基材3の中の気泡間を構成する樹脂壁の厚みが薄くなり、射出された樹脂要素部品2の熱で樹脂基材3が溶融し易くなるとともに、気泡の中へ溶融樹脂が入り込んで融着面積が増大する。ゆえに、樹脂要素部品2の樹脂基材3に対する融着強度を高くすることができる。
(実施例2)
本例は、図3、図4に示すように、複合パネル1の平面方向の周端面11に、樹脂要素部品2を接合している点が、実施例1と相違する。複合パネル1は、直方体形状の保冷ケースの上面、下面及び側面を構成する平面部材である。樹脂要素部品2は、保冷ケースのコーナー連結部材であり、複合パネル1の周端面11を囲む枠状体を構成している。樹脂要素部品2は、隣り合う複数の複合パネル1の周端面11を保持する保持部26をもつ。保持部26には、複合パネル1の樹脂基材3と融着している端面融着部27をもつ。端面融着部27は、複合パネル1の周端面11の延びる方向に連続して形成されている。また、樹脂要素部品2は、複合パネル1の周端面11の周縁11bをフランジ状に被覆する周縁被覆部22を有している。複合パネル1の周端面11の周縁11bの金属板4には等間隔に周縁孔40が穿設されている。樹脂要素部品2の周縁被覆部22は、その一部を周縁孔40に進入させて、周縁孔40の底部に露出している樹脂基材3と融着して周縁融着部24を形成している。
前記保冷ケースを製造するにあたっては、予め接合面に接着処理を施した2枚の金属板の間に炭酸水素ナトリウム等の吸熱分解型発泡剤含有ポリプロピレン樹脂シートを挟み込んで接着した積層体を金型内にセットして所定形状に賦形・加熱発泡させる。これにより、金属4,4の間に発泡樹脂からなる樹脂基材3が挟持積層された複合パネル1が得られる。次に、複合パネル1を金型内にケース形状に配置し、各複合パネル1の周端面11の間に、実施例1と同様の樹脂材料を射出して、樹脂要素部品2を成形する。この射出時に、樹脂要素部品2の熱により、複合パネル1の周端面11の樹脂基材3が溶融する。そして、周端面11の樹脂基材3が樹脂要素部品2と融着して、端面融着部27を形成する。また、周縁孔40の底部に露出している樹脂基材3も溶融して、樹脂要素部品2と融着して周縁融着部24を形成する。以上により、保冷ケースが製造される。
本例においては、複合パネル1の周端面11に、樹脂基材3と融着可能な樹脂材料からなる樹脂要素部品2を射出成形して、樹脂基材3の周端面11が樹脂要素部品2と融着した端面融着部27を有している。したがって、実施例1と同様に、複合パネル1の周端面11に、気密シール性を確保して樹脂要素部品2を一体化接合することができる。
なお、前記実施例では、樹脂要素部品の接合構造を製造するにあたって、金属板と発泡樹脂シートを予め接合した積層体を用いたが、予め所定形状に賦形された金属板同士を金型内に所定間隔をあけてセットし、金属板の間に発泡樹脂を射出成形してから、加熱発泡させてもよい。
本発明の樹脂要素部品は、例えば、建築材、家庭用加熱・保冷機器などに用いることができる。
実施例1の樹脂要素部品の接合構造の断面図である。 実施例1の樹脂要素部品の接合構造の斜視図である。 実施例2の樹脂要素部品の接合構造の断面図である。 実施例2の樹脂要素部品の接合構造の斜視図である。 従来例の樹脂要素部品の接合構造の断面図である。
符号の説明
1:複合パネル、2:樹脂要素部品、3:樹脂基材、4:金属板、10:穴部、10a:穴部の内壁面(端面)、10b:穴部の周縁、11:周端面(端面)、11b:端面の周縁、21:穴部被覆部、22:周縁被覆部、23:穴部融着部、24:周縁融着部、25:ネジ穴、27:端面融着部、5:雄ネジ。

Claims (3)

  1. 樹脂基材の表裏両面を金属板で被覆積層してなる複合パネルの端面に、該樹脂基材と融着可能な樹脂材料からなる樹脂要素部品を射出成形して、前記樹脂基材が前記端面で前記樹脂要素部品と融着してなることを特徴とする樹脂要素部品の接合構造。
  2. 前記樹脂要素部品は、前記端面、及び前記端面の周縁を被覆しており、
    前記金属板は、前記樹脂要素部品で被覆された前記端面の周縁に位置する部分に、前記金属板を貫通する周縁孔を有し、前記樹脂要素部品は、前記周縁孔に進入して前記樹脂基材と融着していることを特徴とする請求項1に記載の樹脂要素部品の接合構造。
  3. 前記樹脂基材は、発泡樹脂からなることを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の樹脂要素部品の接合構造。
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