JP2005207609A - 断熱箱体 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱パネルの結合部での気密性を良くし、結合部での強度を確保するとともに、組み立てが容易で製造コストを低減できる断熱箱体を提供する。
【解決手段】断熱パネル3,4,5,6の端部に段部16と溝17とを設け、断熱パネル3,4,5,6の端部同士の係合部問に接着部材22を介在させ、互いの断熱パネル3,4,5,6を結合しているので、接着部材22で係合部間の隙間を埋設することにより各断熱パネル3,4,5,6の係合面の密着性を向上させて、気密性を良くするとともに断熱パネル3,4,5,6の端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となり、結合に別部品を使用しないので製造コストが低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の断熱パネルを相互に連結して組み立てる断熱箱体の接合構造に関するものである。
断熱箱体を、複数の断熱パネルを組み合わせとして、断熱パネルの端面部同士を合わせて接合するものなどがある。
従来、この種の断熱パネルの接合構造では、断熱パネルの端面部同士を直角に突き合わせて結合し、一方の断熱パネルの内側端部と他方の断熱パネルの内側端部とを略L字状の固定金具を用いて断熱パネルを結合している(例えば、特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された従来の断熱箱体を構成する断熱パネルの結合構造を示すものである。図9に示すように、一方の断熱パネル101の内側の金属板103の外面側にL字状の固定金具104をスポット溶接105などで固定したのち、ウレタン樹脂を充填成型させて断熱パネル101を形成し、一方の断熱パネル101に対して他方の断熱パネル102を直角に突き合わせ、固定金具104を通してネジ106を他方の断熱パネル102にねじ込み、断熱パネル101,102同士を結合する構成となっている。
実開昭63−5375号公報
しかしながら、上記従来の構成では、一方の断熱パネル101に対して他方の断熱パネル102を直角に突き合わせ、固定金具104を通してネジ106を他方の断熱パネル102にねじ込み、断熱パネル101,102同士を結合するので、ねじ込みの位置がずれたり、突き合わせた断熱パネルに隙間が生じたりして、正確に相互の断熱パネルを結合できないため、気密性が不完全となり断熱箱体内部の温度がばらつくという課題を有していた。また、突き合わせた断熱パネルに隙間が生じることにより結合部での締め付け強度が不足するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、断熱パネルの結合部での気密性を良くし、結合部での強度を確保するとともに、組み立てが容易で製造コストを低減できる断熱箱体を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の断熱箱体は、断熱パネルの端部に段部と溝とを設け、断熱パネルの端部同士の係合部間に接着部材が介在し、互いに結合した断熱パネルの結合構造である。
これによって、係合部間の隙間を埋設することにより密着性を向上させて、気密性を良くし、また断熱パネルの端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となり、結合に別部品を使用しないので製造コストが低減できる。
また、本発明の断熱箱体は、断熱パネルの端部に段部と溝とを設け、断熱パネルの端部同士の係合部間に弾性部材が介在し、互いに結合した断熱パネルの結合構造である。
これによって、係合部間の隙間を弾性部材の弾性変形により密着性を向上させて、気密性を良くし、また断熱パネルの端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となる。
本発明の断熱箱体は、断熱パネルの端部同士の係合部間に接着部材または弾性部材が介在し、互いに結合しているので、密着性を向上させて、気密性を良くし、また断熱パネルの端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となり、結合に別部品を使用しないので製造コストが低減できる。
請求項1に記載の発明は、複数の断熱パネルを互いに組み合わせることで構成される断熱箱体であって、前記断熱パネルは少なくとも外板と内板とが一定の隙間を介して配設され、前記隙間に断熱材を充填して形成されるとともに、前記断熱パネルの端部に段部と溝とを設け、前記断熱パネルの端部同士の係合部間に接着部材が介在し、互いに結合することにより、密着性を向上させて、気密性を良くし、また断熱パネルの端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となり、結合に別部品を使用しないので製造コストが低減できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の接着部材が柔軟性接着剤とすることにより、気密性を良くできるともに、冷温の熱サイクルによる断熱パネルの変形を吸収できるので、断熱箱体の強度確保と断熱箱体内部の温度が安定する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の接着部材が硬化性接着剤であることにより、気密性を良くできるともに、係合面での接着強度が向上するで、断熱箱体の強度確保と断熱箱体内部の温度が安定する。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明の接着部材が断熱パネルの端部に設けた段部同士の係合面間に注入される硬化性接着剤と、断熱パネル同士の係合稜線部に注入される柔軟性接着剤であることにより、係合面には硬化性接着剤で係合面での接着強度を向上し気密性を向上させ、係合稜線部には柔軟性接着剤で低温での温度サイクルの繰り返しによる接着性低下や水湿分の硬化性接着剤への侵入を防止させて断熱箱体を長期に渡って気密性や強度が安定する。
請求項5に記載の発明は、複数の断熱パネルを互いに組み合わせることで構成される断熱箱体であって、前記断熱パネルは少なくとも外板と内板とが一定の隙間を介して配設され、前記隙間に断熱材を充填して形成されるとともに、前記断熱パネルの端部に段部と溝とを設け、前記断熱パネルの端部同士の係合部間に弾性部材が介在し、互いに結合することにより、密着性を向上させて、気密性を良くし、また断熱パネルの端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における断熱箱体の外観斜視図、図2は同実施の形態における断熱箱体の分解斜視図、図3は同実施の形態における断熱箱体の断熱パネルの前部を示す要部断面図、図4は同実施の形態における断熱箱体の天面と側面、底面と側面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図、図5は同実施の形態における断熱箱体の背面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図である。
図1から図5に示すように、断熱箱体1は、天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5と、背面パネル6の組み合わせにより前面を開口とし、貯蔵室2を形成している。貯蔵室2の前面開口部には開閉自在な扉(図示せず)が設置される。
天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5と、背面パネル6は鉄板等の金属製板材に表面処理を施した外板7と樹脂製の内板8とをスペーサ9を介して配置し、その形成された空間を断熱材10により一体発泡して構成されている。
断熱パネルの断熱構造は通常のウレタン発泡断熱材10で形成している。さらに断熱パネルの侵入熱量を低減する手段として、ウレタン発泡断熱材10を真空断熱材(図示せず)との複層にすることが可能である。
具体的には真空断熱材は、非通気性の外被材の内部に芯材を収容し、非通気性の外被材の内部が減圧状態に保たれて真空断熱材を構成している。
真空断熱材は、1.3〜133Paの真空度で製造可能であり、従来の発泡ウレタン等の断熱材10と比べて約2〜3倍の断熱性能を示すことが知られている。
ここで、外被材は、ガスバリヤ性に優れたプラスチックラミネート袋であり、最外層がナイロン(15μm)、その内側がポリエチレンテレフタレート(12μm)、中間層がアルミ箔(6μm)、最内層が熱溶着層であり低密度ポリエチレン(100μm)からなる4層構成である。
最外層およびその内側は、外部からの耐衝撃性、耐摩耗性に優れた材料で、上記の他、二軸延伸ポリプロピレンなどが使用でき、これら3種の材料の少なくとも1種類が含まれることが好ましい。
中間層はガスバリヤ性に優れた材料で、アルミ箔の他、アルミ蒸着層を有するガスバリヤ性材料等も使用できる。最内層が熱溶着性材料であり、上記の他、高密度ポリエチレン、非晶質ポリプロピレン、アモルファスポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアルコール共重合体等が使用でき、シール安定性の点から融点の低いものが好ましい。
また、芯材は、外被材によって減圧密封される空間が大気圧力によって潰されるのを防止するためのものであり、完全連通構造の多孔質体が使用でき、好ましくは、低真空でも高い断熱性能を発揮する微細孔のものが良い。
例えば、非晶質シリカ粉末、連続気泡構造のウレタンフォーム、微細繊維グラスウール等があり、特に微細繊維グラスウールは、優れた断熱性能を有し、真空断熱容器を形成したときに可擁性を有する点から好ましい。また、シリカ粉末に限定されるものではなく、パーライト粉末や珪酸カルシウム板、連通フォーム、グラスウールなどの公知材料を使用しても良い。
主要構成材料は以上であるが、特に高温で使用される場合、あるいは、要求性能および耐用寿命が厳しい場合、補助的に水分吸着剤、あるいは空気吸着物質として常温活性型ゲッター等を用いることが好ましい。
水分吸着剤としてはゼオライトに限定されるものではなく、水酸化カルシウムや塩化カルシウム、塩化リチウム、活性炭やシリカゲルなど、一般公知の水分吸着剤を使用できる。吸着能力的には、水酸化カルシウムや塩化カルシウム、塩化リチウムなどの化学吸着が優れているが、取り扱い性を考慮すると物理吸着であるゼオライト活性炭などが適している。
次に、各断熱パネルの構成であるが、天面パネル3と底面パネル4の外板7には、前面開口部側端部には内板8を挿入する溝状の折り曲げ部11と、左右側端部と背面側端部には外板7のコの字状の折り曲げ部12と、コの字状の折り曲げ部12に外板7の表面からの貫通口13を設置し、コの字状の折り曲げ部12内に貫通口13と同じ位置に内部が空洞の保持部材14を設けている。
また、外板7より幅の狭い内板8には、前面開口部端部に外板7の溝状折り曲げ部11に挿入するフランジ15と、左右側端部と背面側端部には段部16と、段部16の隅に溝17を設けている。
また左右の側面パネル5の外板7には、前面開口部側端部には内板8を挿入する溝状の折り曲げ部11と、背面側端部には、外板7のコの字状の折り曲げ部12と、コの字状の折り曲げ部12に外板7の表面からの貫通口13を設置し、コの字状の折り曲げ部12内に貫通口13と同じ位置に内部か空洞の保持部材14を設けている。
また、左右の側面パネル5の上下側端部には、外板7のL字状折り曲げ部18と、L字状折り曲げ部18に孔19と孔19の内側には締結保持部材20を設けている。また、外板7より幅の狭い内板8には、前面開口部端部に外板7の溝状折り曲げ部11に挿入するフランジ15と、上下側端部と背面側端部には段部16と、段部16の隅に溝17を設けている。
また背面パネル6の上下側端部と左右側端部には外板7のL字状折り曲げ部18と、L字状折り曲げ部18に孔19と孔19の内側には締結保持部材20を設けている。また、上下側端部と左右側端部には段部16と、段部16の隅に溝17を設けている。
天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5の外板7と内板8の組み立てに関しては、前面開口部端部に外板7の溝状折り曲げ部11内に軟質ウレタンフォーム等のシールフォーム21を配置した後に内板8の前面開口部端部のフランジ15を挿入する。
次に、天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5と、背面パネル6を組み立てる場合、断熱パネル同士の係合部となる端部の段部16、または段部16の隅の溝17に接着部材22を注入し、相互に組み合わせる。
天面パネル3、底面パネル4、左右の側面パネル5に設けた貫通口13及び保持部材14内に締結部材23を挿入し、さらに締結部材23を左右の側面パネル5、背面パネル6に設けた孔19に通して、孔19の内側に設けた締結保持部材20に取り付け接続固定する。
断熱パネル同士の係合部となる端部の段部16、または段部16の隅の溝17に注入される接着部材22は、例えば、ブチル系やシリコン、変性シリコン系などの柔軟性接着剤、またはエポキシ系やアクリル系やホットメルト系などの硬化型接着剤が使用される。
一般的に発泡断熱による断熱体を作製する場合、断熱発泡材の発泡条件や発泡後の収縮条件等のばらつきにより、断熱体の表面に凹凸が発生する。凹凸を最小限におさえるためには、成形条件を厳密に管理したり、設備投資をして高寸法精度の発泡治具を作製することが必要である。
本実施の形態では、外板7は鉄板等の金属製板材に表面処理を施したもの、内板8は樹脂製のものとしたが、外板7が樹脂製、内板8が金属製板材、または外板7、内板8ともに金属製板材であっても、ともに樹脂製であってもよい。
以上のように、本実施の形態においては、各断熱パネル同士の係合部となる端部の段部16、または段部16の隅の溝17に注入される接着部材22により、一体発泡して作製する断熱パネルの係合部面の平面度の成形ばらつき(係合部の凹凸等)を吸収して接続できるので、係合部の密着性を向上させ、気密性が向上するとともに、断熱パネルの端部の段部16同士の係合部での接着強度が向上し、断熱箱体1全体としての強度が向上する。また、結合のために別部材を使用しないので、組立工数及び製造コストが低減できる。
さらに、それぞれ柔軟性接着剤と硬化型接着剤を単独で使用しても良いが、貯蔵室2内の設定温度や収納物等により水分や湿気が生じる場合には、その水分や湿気と接触したり、温度制御の繰り返しで接着性が劣化する可能性がある。
したがって、断熱パネル同士の係合部に硬化型接着剤22を注入し、断熱パネル同士の係合稜線部に柔軟性接着剤22を注入する二重接着シール構造にすると、収納室2内の水分や湿気が硬化型接着剤22へ侵入することが防止でき、長期間安定したシール性が継続できる。
また、本実施の形態の接着部材22を弾性部材としたことにより、密着性を向上させて、気密性を良くし、また断熱パネルの端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となる。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における断熱箱体の天面と側面、底面と側面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図、図7は同実施の形態における断熱箱体の背面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図、図8は同実施の形態における断熱箱体の仕切り板の斜視図である。
図1から図3と図6から図8に示すように、断熱箱体1は、天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5と、背面パネル6の組み合わせにより前面を開口とし、貯蔵室2を形成している。貯蔵室2の前面開口部には開閉自在な扉(図示せず)が設置される。
天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5と、背面パネル6は鉄板等の金属製板材に表面処理を施した外板7と樹脂製の内板8とをスペーサ9を介して配置し、その形成された空間を断熱材10により一体発泡して構成されている。
各断熱パネルの構成であるが、天面パネル3と底面パネル4の外板7には、前面開口部側端部には内板8を挿入する溝状の折り曲げ部11と、左右側端部と背面側端部には外板7のコの字状の折り曲げ部12と、コの字状の折り曲げ部12に外板7の表面からの貫通口13を設置し、コの字状の折り曲げ部12内に貫通口13と同じ位置に内部が空洞の保持部材14を設けている。
また、外板7より幅の狭い内板8には、前面開口部端部に外板7の溝状折り曲げ部11に挿入するフランジ15と、内板8の外周部で左右側端部と背面側端部は平面で、その部位には樹脂製で略Z状に加工された薄板の仕切り板24を一体的に構成し、仕切り板24には、段部16と、段部16の隅に溝17を設けている。
また左右の側面パネル5の外板7には、前面開口部側端部には内板8を挿入する溝状の折り曲げ部11と、背面側端部には、外板7のコの字状の折り曲げ部12と、コの字状の折り曲げ部12に外板7の表面からの貫通口13を設置し、コの字状の折り曲げ部12内に貫通口13と同じ位置に内部か空洞の保持部材14を設けている。
また、左右の側面パネル5の上下側端部には、外板7のL字状折り曲げ部18と、L字状折り曲げ部18に孔19と孔19の内側には締結保持部材20を設けている。
また、外板7より幅の狭い内板8には、前面開口部端部に外板7の溝状折り曲げ部11に挿入するフランジ15と、上下側端部には折り曲げ部25と、背面側端部は平面で、その部位には樹脂製で略Z状に加工された薄板の仕切り板24を一体的に構成し、仕切り板24には、段部16と、段部16の隅に溝17を設けている。
また背面パネル6の上下側端部と左右側端部には外板7のL字状折り曲げ部18と、L字状折り曲げ部18に孔19と孔19の内側には締結保持部材20を設けている。また、外板7より幅の狭い内板8の上下側端部と左右側端部には折り曲げ部25があり、その部位には樹脂製で略Z状に加工された薄板の仕切り板24を一体的に構成し、仕切り板70には、段部16と、段部16の隅に溝17を設けている。
天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5の外板7と内板8の組み立てに関しては、前面開口部端部に外板7の溝状折り曲げ部11内に軟質ウレタンフォーム等のシールフォーム21を配置した後に内板8の前面開口部端部のフランジ15を挿入する。
次に、天面パネル3と、底面パネル4と、左右の側面パネル5と、背面パネル6を組み立てる場合、断熱パネル同士の係合部となる端部の段部16、または段部16の隅の溝17に接着部材22を注入し、相互に組み合わせる。
天面パネル3、底面パネル4、左右の側面パネル5に設けた貫通口13及び保持部材14内に締結部材23を挿入し、さらに締結部材23を左右の側面パネル5、背面パネル6に設けた孔19に通して、孔19の内側に設けた締結保持部材20に取り付け接続固定する。
以上のように、本実施の形態においては、各断熱パネル同士の係合部となる端部の段部16、または段部16の隅の溝17に注入される接着部材22により、一体発泡して作製する断熱パネルの係合部面の平面度の成形ばらつき(係合部の凹凸等)を吸収して接続できるので、係合部の密着性を向上させ、気密性が向上するとともに、断熱パネルの端部の段部16同士の係合部での接着強度が向上し、断熱箱体1全体としての強度が向上する。また、結合のために別部材を使用しないので、組立工数及び製造コストが低減できる。
さらに、それぞれ柔軟性接着剤と硬化型接着剤を単独で使用しても良いが、貯蔵室2内の設定温度や収納物等により水分や湿気が生じる場合には、その水分や湿気と接触したり、温度制御の繰り返しで接着性が劣化する可能性がある。
したがって、断熱パネル同士の係合部に硬化型接着剤22を注入し、断熱パネル同士の係合稜線部に柔軟性接着剤22を注入する二重接着シール構造にすると、収納室2内の水分や湿気が硬化型接着剤22へ侵入することが防止でき、長期間安定したシール性が継続できる。
また、本実施の形態の接着部材22を弾性部材22としたことにより、密着性を向上させて、気密性を良くし、また断熱パネルの端部の段部同士の係合部での強度が確保できる。さらに、組み立てが容易となる。
さらには、外板7と内板8とは独立した仕切り板24としているので、庫内外の熱の移動(熱伝導)を低減できるので、安定した温度制御が可能となる。
以上のように、本発明にかかる断熱箱体の断熱パネルの結合構造は、断熱パネルの係合部の密着性を向上させ、気密性が向上するとともに、断熱パネルの端部の段部同士の係合部での接着強度が向上できるので、建設用や冷却ユニット周囲のシール等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における断熱箱体の外観斜視図 同実施の形態における断熱箱体の分解斜視図 同実施の形態における断熱箱体の断熱パネルの前部を示す要部断面図 同実施の形態における断熱箱体の天面と側面、底面と側面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図 同実施の形態における断熱箱体の背面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図 本発明の実施の形態2における断熱箱体の天面と側面、底面と側面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図 同実施の形態における断熱箱体の背面の断熱パネルの組み合わせ部を示す要部断面図 同実施の形態における断熱箱体の仕切り板の斜視図 従来の断熱箱体の断熱パネルの結合部を示す要部拡大図
符号の説明
1 断熱箱体
3 (天面)断熱パネル
4 (底面)断熱パネル
5 (側面)断熱パネル
6 (背面)断熱パネル
7 外板
8 内板
10 断熱材
16 段部
17 溝
22 接着部材(弾性部材)

Claims (5)

  1. 複数の断熱パネルを互いに組み合わせることで構成される断熱箱体であって、前記断熱パネルは少なくとも外板と内板とが一定の隙間を介して配設され、前記隙間に断熱材を充填して形成されるとともに、前記断熱パネルの端部に段部と溝とを設け、前記断熱パネルの端部同士の係合部間に接着部材が介在し前記係合部間の密着性を向上させて、互いに結合されていることを特徴とする断熱箱体。
  2. 接着部材が柔軟性接着剤であること特徴とする請求項1に記載の断熱箱体。
  3. 接着部材が硬化性接着剤であること特徴とする請求項1に記載の断熱箱体。
  4. 接着部材が断熱パネルの端部に設けた段部同士の係合部間に注入される硬化性接着剤と、断熱パネル同士の係合稜線部に注入される柔軟性接着剤であること特徴とする請求項1に記載の断熱箱体。
  5. 複数の断熱パネルを互いに組み合わせることで構成される断熱箱体であって、前記断熱パネルは少なくとも外板と内板とが一定の隙間を介して配設され、前記隙間に断熱材を充填して形成されるとともに、前記断熱パネルの端部に段部と溝とを設け、前記断熱パネルの端部同士の係合部間に弾性部材が介在し前記係合部間の密着性を向上させて、互いに結合されていることを特徴とする断熱箱体。
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