JP2009078265A - 吸引風力式選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型かつ簡素な構成で、複数の材料からなる原料から、大きさ別、重量別の材料に、確実に選別を行うことができる吸引風力式選別装置の提供。
【解決手段】本発明の吸引風力式選別装置は、複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置である。所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンから落下させて選別する第1の選別手段10と、前記傾斜スクリーンの端部側上方に、原料の移動方向を横切るように設けられ、所定の大きさ以上の原料から軽量な材料を吸引し、選別する第2の選別手段20と、第2の選別手段と対向するように設けられ、原料に空気を吹き出して、前記所定の大きさ以上であって軽量な材料を風力で浮揚させ、前記第2の選別手段が吸引するのを補助する空気吹き出し手段40とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築廃材、混合産業廃棄物等原料を、リサイクル容易な材料に選別するための吸引風力式選別装置に関する。さらに詳しくは、小型、かつ、簡素な構成で、大きさ別、重量別の材料に容易に選別することできる吸引風力式選別装置に関する。
コンクリート廃材、アスファルト廃材等の建築廃材は、建築工事、解体工事、土木工事などにおいて、建設副産物(建設廃棄物)として排出される。この建設副産物は、産業廃棄物として廃棄するのでなく有効利用することが求められている。すなわち、建築廃材は、ふるい装置により、所定の大きさ(例えば40mm)以上の物と所定の大きさ以下の物とに分ける粗ぶるいを行い、再生路盤材などとして再利用するとよい。しかし、建築廃材には、木くず、紙、プラスチックなどいろいろな物が混ざっており、そのままでは再利用することができない。
言い換えると、所定の大きさ以下に分別したものは、例えば、再生路盤材などとして利用可能であるが、その建築廃材の中に木くず、紙、プラスチックなど不純物(ゴミ)が多く混ざっていると、再生路盤材等に再利用することができない。そこで、建築廃材は、作業者による手選別で、木くず、紙、プラスチックなどを選別して取り除く作業が必要であった。
しかしながら、手選別で、建築廃材、混合産業廃棄物から不純物を取り除く作業はたいへんな作業である。また、混合産業廃棄物の小さい物(例えば、40mm以下のもの)は、手選別が容易でなく、埋め立て処理されてしまうことが多い。そのため、自動で選別することが可能な選別装置、選別方法、選別システムが、種々、提案されている。このような選別装置等について、特許文献を例にとって、さらに説明を行う。
従来の建築廃材の処理システムとして、スクリーン及び振動付与機構を有する振動ふるい装置と、吸引ノズル、サイクロン及びファン装置を有する不純物除去装置と、吸引ノズル下方のスリット網に下方から風を送る第1の送風機構とを具備しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の建築廃材の処理システムでは、建設廃材が、振動ふるい装置のスクリーンにおいてふるい分けられ、スクリーンをオーバーしたオーバー材はスリット網側へ送られ、比較的軽量な不純物が吸引ノズルにより吸引除去されている。
また、風力選別を利用した再生路盤材の回収方法として、コンクリート廃材やアスファルト廃材等を破砕装置に供給して所定の大きさに破砕し、破砕された廃棄物をふるい装置に供給して所定粒度毎にふるい分けして再生骨材及び再生路盤材を回収する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2の回収方法では、送風機によって振動傾斜ふるい装置の下段ふるいを通過できずに傾斜下端部から落下する成分のうち、軽量成分を吹き飛ばし、吹き飛ばされずに落下した重量成分と分けて回収できる。
特開2003−117492号公報 特許第3641242号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、不純物を除去するためにサイクロンを必要とするなど、設備が大型化し、設備費も高額なものとなり、メンテナンスも容易でないという問題点があった。また、特許文献2に記載された技術では、再生路盤材と、不純物との選別が充分でなく、良質の再生路盤材、骨材が得られないおそれがあるという問題点があった。
このような現状から、小型、かつ、簡素な装置で、信頼性の高い選別ができる選別装置の開発が要望されていた。
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、小型かつ簡素な構成で、複数の材料からなる原料から、大きさ別、重量別の材料に、確実に選別を行うことができる吸引風力式選別装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の吸引風力式選別装置は、複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、一方の側が高く所定の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する第1の選別手段と、前記傾斜スクリーンの他方の側の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、前記傾斜スクリーン上の前記原料から軽量な原料を吸引して前記横切る方向に回収し、所定の大きさ以上であって軽量な材料として選別する第2の選別手段と、前記傾斜スクリーンの他方の側の下方に、前記第2の選別手段と対向するように設けられ、前記傾斜スクリーンの他方の側にある前記原料に空気を吹き出して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を吹き出しによる風力で浮揚させ、前記第2の選別手段が吸引するのを補助する空気吹き出し手段とを備えていることを特徴とする。
本発明2の吸引風力式選別装置は、本発明1において、
前記空気吹き出し手段は、前記傾斜スクリーンの他方の側の端部から落下してくる前記所定の大きさ以上であって軽量でない前記原料に向けて空気を吹き出し、この空気の吹き出しによる風力によって、所定の大きさ以上であって吹き飛ばされながら落下する材料と、所定の大きさ以上であって吹き飛ばされないで落下する材料に選別する第3の選別手段の機能を兼ね備えていることを特徴とする。
本発明3の吸引風力式選別装置は、本発明2において、
前記空気吹き出し手段の近傍には、前記第2の選別手段側に吹き出す空気の流れ量、及び、前記第3の選別手段側に吹き出す空気の流れ量を調整するための調整ダンパーが設けられていることを特徴とする。
本発明4の吸引風力式選別装置は、
複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、水平面に対して一方の側が高くなる第1の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する第1の選別手段と、前記傾斜スクリーンの他方の側の先端に設けられ、前記第1の角度より小さい第2の角度に傾斜し、前記傾斜スクリーンから落下しなかった前記原料が移動してくるシュート部材と、前記シュート部材の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、前記シュート部材上の前記原料から軽量な原料を吸引して前記横切る方向に回収し、所定の大きさ以上であって軽量な材料として選別する第2の選別手段とを備えていることを特徴とする。
本発明5の吸引風力式選別装置は、本発明4において、
前記第2の角度は、水平面に対して、前記一方の側が0〜5度高くなるような傾斜の角度であることを特徴とする。
本発明6の吸引風力式選別装置は、本発明1から5において、
前記第2の選別手段は、空気の流通が可能であるとともに所定の幅を有する無端ベルトであって、前記横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を移動可能に、前記巻回運動軌跡の前記傾斜スクリーンまたは前記シュート部材側の面が、前記傾斜スクリーンまたは前記シュート部材に対して所定の間隔を有するとともに平行または略平行になるように設けられた巻回ベルトと、前記巻回ベルトを所定の方向に巻回運動させるための巻回駆動機構と、前記巻回ベルトの中間に、前記傾斜スクリーンまたは前記シュート部材側に吸引口を向けるように設けられ、吸引用空気を生成して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を前記巻回ベルトの面に吸引させるための吸引手段とからなっているものであることを特徴とする。
本発明7の吸引風力式選別装置は、本発明6において、
前記吸引手段には、前記吸引口の前記巻回ベルトの巻回が進む方向の端部から所定量離れた位置に、前記巻回ベルトから前記軽量な材料を分離させるための軽材料分離部材が設けられていることを特徴とする。
本発明8の吸引風力式選別装置は、本発明6または7において、
前記吸引口には、前記巻回ベルトの巻回が進む方向の端部側に、吸引する風力を徐々に減少させるための風力調整部が形成されていることを特徴とする。
本発明9の吸引風力式選別装置は、本発明6から8において、
前記巻回ベルトは、網目状に形成されたメッシュベルト、長目状に形成されたメッシュベルト、及び、空気の流通が可能な部位が形成された薄板状ベルトから選択される1種であることを特徴とする。
本発明10の吸引風力式選別装置は、本発明1から9において、
前記傾斜スクリーンの下方には、ベルト上にのった材料を前記他方の側から前記一方の側に移動させるためのベルトコンベアが設けられ、前記傾斜スクリーンから落下した前記所定の大きさ以下の材料は、前記ベルトコンベアによって前記一方の側に排出されることを特徴とする。
本発明11の吸引風力式選別装置は、本発明1から10において、
前記原料は、建築廃材であり、前記所定の大きさ以下の材料は、再生路盤材、または、再生骨材のための材料であり、前記所定の大きさ以上であって軽量な材料は、紙、プラスチック、及び、木片から選択される1種を少なくとも含む不要材料であることを特徴とする。
以上、説明したように、本発明の吸引風力式選別装置は、第1の選別手段で所定の大きさ以下の材料の選別を行い、第2の選別手段で、所定の大きさ以上であって重量が軽い材料、所定の大きさ以上であって重量が重い材料に選別することができるようになった。また、第3の選別手段を備えたものは、所定の大きさ以上であって重量が重い材料を、さらに、所定の大きさ以上であって重量が中位な材料と、所定の大きさ以上であって重量が重い材料とに選別することができるようになった。
このように、吸引風力式選別装置で選別回収された材料は、大きさ別、重量別に選別されて回収されている。すなわち、リサイクル(再利用)可能な材料として好適なものを選別回収することができる。言い換えると、選別されないと単なる建築廃材、産業廃棄物等であるものが、大きさ別、重量別に選別されることにより有用な再生材料として生まれ変わるのである。
この吸引風力式選別装置では、建築廃材を、リサイクル可能な再生路盤材、再生骨材と不要材料(または、ゴミ)とに、容易に選別、回収することができる。また、混合産業廃棄物を、リサイクル可能な残砂と不要材料(がれき類、木、紙、プラスチック等)とに容易に選別、回収することができる。
また、吸引風力式選別装置は、小型、かつ、簡素な構成のものであり、信頼性が高く、保守も容易である。さらに、設備費を増大させることがなく、リサイクルされた材料の価格を抑えることができる。また、この吸引風力式選別装置は、選別現場、リサイクル現場等に運搬すること、選別現場、リサイクル現場等に移動、自走することが容易である。
さらに、第2の選別手段は、巻回ベルトの中間で、所定の大きさ以上であって重量が軽い材料が吸引される巻回ベルトの面から近いところに吸引口を設け、重量が軽い材料を吸引できるようになっており、送風機を大型化することなく強い吸引力で重量が軽い材料を吸引して選別することができる。
以下、本発明の吸引風力式選別装置について、図面に基づいて、その実施の形態を詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1は、本発明の実施の形態1の吸引風力式選別装置を示す正面図、図2は、図1をA−A線で切断した断面図である。図3は、図2の一部をB−B線で切断した断面図である。図4は、図3におけるC部を拡大して示した断面図である。図5(a)、(b)は、調整ダンパーの調整位置と空気の流れの関係を模式的に示した説明図である。図6は、調整ダンパーの変形例を示す図であって、調整ダンパーの調整位置と空気の流れの関係を模式的に示す説明図である。
図1〜4に示すように、実施の形態1の吸引風力式選別装置1は、振動ふるい選別手段(第1の選別手段)10、吸引選別手段(第2の選別手段)20、風力選別手段(第3の選別手段)の機能を兼ね備えた空気吹き出し手段40、選別装置本体(以下、本体という。)50、ベルトコンベア60等から構成されている。なお、この実施の形態1の説明では、図1、3における吸引選別手段20側を前方側(他方の側)、ホッパー54側を後方側(一方の側)として説明を行う。
本体50にはキャスター52、52が設けられている。すなわち、キャスター52、52は、本体50に形成された支持脚53a、53bを介して取り付けられている。このような構成とすることで、所定の位置(例えば、選別作業を行う位置)に移動可能になっている。また、トラック等運搬手段で運搬後、選別作業を行う現場、リサイクルを行う現場等へ移動することも容易である。なお、吸引風力式選別装置は、このキャスター構成に限定されることはなく、本体にクローラ、クローラ駆動装置を設け、走行可能にしたものであってもよい。このような構成にすると、クローラ駆動装置によりクローラを駆動し、選別作業を行う現場、リサイクルを行う現場等に自走して移動することができる。
本体50の下部には、ベルトコンベア60が設けられている。本体50の前方側には、吸引選別手段20を支持するための吸引支持部51が立設されている。ベルトコンベア60は、コンベア本体61に対して、無端状のベルト62が駆動モータ(図示せず)の駆動により、矢印Pの方向に移動可能に構成されている。このようなベルトコンベアは周知なものであり、この実施の形態の説明では、これ以上詳説しない。
本体50の上部には、振動ふるい選別手段10を覆って、粉塵等を外部に飛散させないための防塵用のカバー55が設けられている。カバー55の上部には、コンクリート廃材、アスファルト廃材等建築廃材が、破砕機等で破砕された原料Gを投入するための原料投入口を構成するホッパー54が設けられている。カバー55の後方側には、吸引風力式選別装置1の操作を行うための操作盤70が設けられている。
本体50の上部に設けられた振動ふるい選別手段10は、ふるい枠体11、傾斜スクリーン12、加振装置13、弾性支持体16等から構成されている。ふるい枠体11は、本体50に対して弾性支持体16を介して弾性支持されている。弾性支持体16は、ばね部材17を備えている。なお、弾性支持体は、ゴム等他の弾性支持できる部材であってもよい。ふるい枠体11には、加振装置13が設けられている。加振装置13は、加振モータ14が回転するとベルトを介して回転し、ふるい枠体11に振動させるものである。すなわち、加振装置13には、偏心したウェイトが設けられた回転体を有し、この回転体を回転させることで振動が発生し、加振動作するようになっている。なお、加振装置は、傾斜スクリーンを加振できるものであれば他の種類の加振装置であってもよいことはいうまでもない。
ふるい枠体11の内部には、所定の大きさ(例えば40mm)のメッシュ(ふるい目)を有する傾斜スクリーン12が設けられている。傾斜スクリーン12は、後方側(ホッパー54側)が高く、前方側が低くなるような所定の角度の傾斜をしている。傾斜スクリーン12に供給された原料Gは、この傾斜と、傾斜スクリーン12に付与される振動とによって、ホッパー54側から前方側に矢印Qの方向に移動する。ふるい枠体11の前方側の壁面は、反射板11aを形成し、反射板11aと傾斜スクリーン12との間には、所定の間隔を有する空間部11bが形成されている。
ホッパー54から投入された原料Gは、振動ふるい選別手段10でふるわれ、所定の大きさ以下の原料は、傾斜スクリーン12のメッシュを介して落下し選別される。落下した原料は、ホッパー65を介して、ベルトコンベア60のベルト62上に落下する。ベルト62上の原料は、ベルト62の移動によって、所定の大きさ以下の材料MAとして、吸引風力式選別装置1の後方側の選別収集位置に収集される。
正面視でコの字状の吸引支持部51の下部側51dは、本体50に固定されている。吸引支持部51の上部側51aには、吸引選別手段20が吊設されている。すなわち、吸引選別手段20の吸引枠体21が吊り下げボルト51bで吊り下げられ、ナット51c等により吸引支持部51の上部側51aに固定されている。吸引枠体21には、メッシュコンベア22が支持されている。
メッシュコンベア22は、一方のスプロケット23a、他方のスプロケット23b、両方のスプロケット間に巻回されているメッシュ状巻回ベルト24、メッシュコンベア用駆動モータ25等から構成されている。メッシュ状巻回ベルト24は、両端にスプロケット係合孔が形成され、スプロケット係合孔が両方のスプロケット23a、23bに回転可能に支持されている。一方のスプロケット23a、他方のスプロケット23bは、吸引枠体21に回転可能に軸体を介して支持されている。メッシュ状巻回ベルト24は、所定の幅、長さを有する無端ベルトである。
吸引枠体21には、メッシュコンベア用駆動モータ25が設けられている。メッシュコンベア用駆動モータ25の出力軸25aに設けられたプーリ26と、一方のスプロケット23aを支持している軸体23cに設けられたプーリ27との間にはベルト28が巻回されている。すなわち、メッシュコンベア用駆動モータ25が回転すると、プーリ26、ベルト28、プーリ27、軸体23cを介して、一方のスプロケット23aが回転する。一方のスプロケット23aが回転すると、それに伴って、メッシュ状巻回ベルト24、他方のスプロケット23bが回転する。
メッシュ状巻回ベルト24は、所定の大きさのメッシュを有する網目状のベルトであり、この網目を介して空気の流通を可能にしている。なお、メッシュ状巻回ベルトは、所定の大きさの孔(例えば、丸孔、角穴、長孔、亀甲孔)が複数形成された薄板状のベルト、長目状のメッシュベルト等であってもよく、要するに、スプロケット間を巻回できるとともに、そのベルト面が空気の流通が可能なものであればよい。メッシュ状巻回ベルトは、薄板金属、合成樹脂などで製作されているとよい。
メッシュ状巻回ベルト24は、原料Gが傾斜スクリーン12上を移動していく方向を横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を、一方のスプロケット23a、他方のスプロケット23bに支持されて巻回運動する。また、メッシュ状巻回ベルト24は、少なくとも傾斜スクリーン12側を移動するベルト面が、傾斜スクリーン12のスクリーン面に対して、所定の間隔を有するとともに、平行または略平行に移動するように設けられて巻回する。
図4に示すように、巻回するメッシュ状巻回ベルト24の間には、第1ダクト31の一方の側に設けられた吸引ノズル32が吸引口を略下側(傾斜スクリーン12側)に向けて配置されている。第1ダクト31の他方の側は、送風機33が接続されている。第1ダクト31内が、第1空気回路31aを形成し、空気は矢印U5の方向に送風される。送風機33としては、送風ブロワ、送風ファンなどが好適である。
言い換えると、傾斜スクリーン12の近傍に、吸引ノズル32の吸引口が位置しているため、傾斜スクリーン12上の原料Gを、巻回するメッシュ状巻回ベルト24の面に、確実に吸引することができる。また、送風機33も大型のものを使用しなくても吸引することができる。
送風機33と吹き出しパイプ41との間に、第2ダクト(図示せず)が設けられている。この第2ダクト内が、第2空気回路36、第3空気回路36a、36bを形成する。送風機33で生成された風は、第2空気回路36、第3空気回路36a、36b内を矢印U、U1、U2の方向に送風される。第2空気回路36、第3空気回路36a、36b間には止め弁37a、37bが設けられている。また、送風機33には、第4空気回路を介してクリーナー35が接続されている。クリーナー35は、循環している空気の一部を、清浄化した後、吸引風力式選別装置1の外部に排出するものである。このことにより、循環している空気が、所定以上、汚れた空気となることを防止できる。
空気吹き出し手段40は、吹き出しパイプ41、ノズル42等から構成されている。吹き出しパイプ41には、軸線方向に複数のノズル42が形成されている。また、ノズル42は、吹き出し口が、円形穴、楕円形穴、角穴などに形成されているとよい。吹き出しパイプ41のノズル42から吹き出された空気は、材料を浮揚させる方向(矢印U3の方向)、及び、案内部12aから落下してきた材料に向けて空気を吹き出す方向(矢印U4の方向)へ流れる。すなわち、空気吹き出し手段40の吹き出しパイプ41から吹き出される空気は、浮揚させることで所定の大きさ以上であって軽い材料の吸引を補助する機能と、吹き出した空気の風力によって、吹き飛ばされる材料と吹き飛ばされない材料とに選別する風力選別手段の機能とを有する。
吹き出しパイプ41の近傍には、空気の流れ方向を調整するための調整ダンパー(流れ調整板)48が回動可能に設けられている。この調整ダンパー48は、ハンドル47の操作で回動操作することが可能であり、吸引風力式選別装置1の外部側から回動操作が可能である。この回動操作により、材料を浮揚させる方向(矢印U3の方向)へ流れる風量と、材料に向けて空気を吹き出す方向(矢印U4の方向)に流れる風量の調整を行うことができる。
傾斜スクリーン12の前方側には、案内部12aが形成されている。案内部12aは、吹き出しパイプ41のノズル42から吹き出した空気の流通を可能に、かつ、空間部11bを通過した所定の大きさ以上の原料Gを傾斜に沿って移動させるものである。この案内部12aは、所定の間隔を有するとともに、原料Gの移動方向と平行な方向に延びた金属製の部材で形成され、この部材間の間隙から空気が流通可能なものであるとよい。
実施の形態1の吸引風力式選別装置1の作用の説明を行う。
破砕機等で破砕された建築廃材等原料Gは、ホッパー54から投入される。投入された原料Gは、振動ふるい選別手段10の傾斜スクリーン12上に落下する。原料Gは、傾斜スクリーン12における振動ふるい動作で選別され、所定の大きさ以下の原料は、傾斜スクリーン12のメッシュ(ふるい目)を通過する。通過した所定の大きさ以下の原料は、ホッパー65を介して、ベルトコンベア60のベルト62上に落下する。ベルト62上に落下した原料は、吸引風力式選別装置1の後方側の位置に、所定の大きさ以下の材料MAとして選別回収される。
傾斜スクリーン12から落下しなかった原料は、傾斜スクリーン12の傾斜と、傾斜スクリーン12の振動ふるい動作で、前方側に移動していく。このとき、傾斜スクリーン12上で跳ねたような原料Gは、反射板11aに衝突し、そのまま落下しない。反射板11aに衝突した原料は、後方側に戻され、勢いが取り除かれる。傾斜スクリーン12上にあって、反射板11a下部の空間部11bを通過した所定の大きさより大きい原料Gは、案内部12aに移動する。
案内部12aに移動した所定の大きさより大きい原料Gのうち重量が軽いものは、下方の吹き出しパイプ41のノズル42から吹き出した空気により浮揚させる力と、上方の吸引ノズル32が吸引する吸引力の相乗効果により、メッシュ状巻回ベルト24の面に吸引される。メッシュ状巻回ベルト24は、D方向(図2における時計回り方向)に回転している。メッシュ状巻回ベルト24の面に吸引された軽い原料は、メッシュ状巻回ベルト24とともに移動する。吸引された軽い原料は、吸引ノズル32の吸引力、吹き出しパイプ41のノズル42からの浮揚力がなくなると、メッシュ状巻回ベルト24の面から自重で矢印Rの方向に落下し、吸引風力式選別装置1の側方側に、所定の大きさ以上であって重量が軽い材料MBとして選別回収される。
案内部12aに移動した所定の大きさより大きい原料のうち、メッシュ状巻回ベルト24の面に吸引されないものは、案内部12aの前方側から落下する。所定の大きさより大きくて重い原料が落下しようとするとき、吹き出しパイプ41のノズル42からこの原料に向けて空気が吹き出しているので、吹き出している空気の風力で吹き飛ばされる原料と、吹き出している空気の風力で飛ばされない原料とに選別できる。吹き出しパイプ41のノズル42から吹き出している空気の風力で吹き飛ばされない原料はそのまま落下する。すなわち、所定の大きさ以上であって重量が重い材料MDとして選別され、矢印Sの方向に選別回収される。
案内部12aに移動した所定の大きさより大きい原料のうち、吹き出している空気の風力で飛ばされた原料は、所定の大きさ以上であって重量が中位の材料MCとして選別され、矢印Tの方向に回収される。この実施の形態1でいう所定の大きさ以上であって重量が中位の材料MCとは、前述した所定の大きさ以上であって重量が軽い材料MBと、所定の大きさ以上であって重量が重い材料MDの中間のものである。
調整ダンパー48は、吹き出しパイプ41のノズル42から吹き出された空気の流れを調整するものである。すなわち、図5(a)のように、反時計回り方向の回動位置に調整することにより吹き出した空気の風力により浮揚させる方向側(矢印U3の方向)に流れる空気量を多くすることができる。調整ダンパー48がこの調整位置にある時、材料に向けて空気を吹き出す方向(矢印U4の方向)へ流れる空気量は減少する。例えば、吸引選別手段20による所定の大きさ以上で重量が軽い材料の吸引選別を補助(浮揚)する機能に重点をおいた場合、中間位置より反時計回り方向側の回動位置に調整するとよい。
図5(b)のように、時計回り方向の回動位置を調整することにより吹き出した空気の風力により浮揚させる方向側(矢印U3の方向)に流れる空気量を少なくすることができる。調整ダンパー48がこの調整位置にある時、材料に向けて空気を吹き出す方向(矢印U4の方向)へ流れる空気量は増加する。例えば、風力選別手段が選別する機能に重点をおいた場合、中間位置より時計回り方向側の回動位置に調整するとよい。
また、吸引選別手段による吸引選別を補助する機能、風力選別手段による選別機能の両方の機能を均等に行うなどの場合には、中間位置近傍の回動位置に調整するとよい。
このように、選別する材料の種類、大きさ、重量、材料の用途などによって、調整ダンパー48の位置を調整することが好ましい。
さらに具体的に、原料をコンクリート廃材、アスファルト廃材等建築廃材として説明する。ホッパー54から投入された建築廃材は、振動ふるい選別手段10の傾斜スクリーン12上に落下し、傾斜スクリーン12における振動ふるい動作で選別され、ベルトコンベア60上に落下する。ベルトコンベア60に落下した所定の大きさ以下の材料は、再生路盤材、再生骨材等にリサイクル(再利用)可能な再生材料として、吸引風力式選別装置1の後方側に選別、回収される。
傾斜スクリーン12から落下しなかった建築廃材は、傾斜スクリーン12の案内部12aにおいて、紙、プラスチック、木くず、木片などが、下方の吹き出しパイプ41のノズル42から吹き出した空気により浮揚させる力と、上方の吸引ノズル32が吸引する吸引力の相乗効果により、メッシュ状巻回ベルト24の面に吸引される。吸引された紙、プラスチック、木片などは、メッシュ状巻回ベルト24に吸引された状態で、メッシュ状巻回ベルト24の巻回運動ととも移動し、浮揚力、吸引力が低下した位置で、不要材料(または、ゴミ)として、吸引風力式選別装置1の側方側に選別、排出される。
メッシュ状巻回ベルト24に吸引されないで残った建築廃材は、案内部12aの前方側から落下する。吸引されないで残った建築廃材が落下しているとき、吹き出しパイプ41のノズル42から吹き出している空気の風力で、所定の大きさ以上であって重量が重い材料と、所定の大きさ以上であって重量が中位の材料とに選別され、各々、所定の位置に回収(または排出)される。この材料にはゴミ等不要材料が含まれていないので、再度、破砕処理等を行うことにより再生路盤材等にリサイクルすることが可能である。
図6は、実施の形態1の吸引風力式選別装置1の調整ダンパーの変形例を示す図である。
この実施の形態1の変形例では、調整ダンパー80に形成されたスライド溝内に、スライド可能なスライドダンパー81を設けたものである。このスライドダンパー81を設けた構成は、図6に示すように、空気の流れ量の調整が、スライドダンパー81のスライド位置を調整することで行える。言い換えると、スライドダンパー81を備えた調整ダンパー80のほうが、前述した調整ダンパーより、空気の流れ量の調整を容易に行うことができる。
〔実施の形態2〕
図7〜10に従って、本発明の実施の形態2の吸引風力式選別装置101の説明を行う。
図7は、実施の形態2の吸引風力式選別装置の正面図、図8は、図7を矢印X方向から矢視した側面図、図9は、図7をY−Y線で切断した断面図、図10は、図8をZ−Z線で切断した断面図である。
なお、この実施の形態2の説明では、実施の形態1と同一の部位には、同一の符号を付与し詳細な説明を省略している。
図7に示すように、本体50の上部に設けられた振動ふるい選別手段(第1の選別手段)110は、ふるい枠体111、傾斜スクリーン112(図10参照)、加振装置13、弾性支持体16等から構成されている。ふるい枠体111は、本体50に対して弾性支持体16を介して弾性支持されている。弾性支持体16は、ばね部材117を備えている。ふるい枠体111には、加振装置13が設けられている。加振装置13は、加振モータ14が回転するとベルトを介して回転し、ふるい枠体111に振動させるものである。
ふるい枠体111の内部には、所定の大きさ(例えば40mm)のメッシュ(ふるい目)を有する傾斜スクリーン112が設けられている。傾斜スクリーン112は、後方側(一方の側)が高く、前方(シュート部材170)側(他方の側)が低くなるような所定の角度(第1の角度)の傾斜をしている。傾斜スクリーン112に供給された原料Gは、この傾斜と、傾斜スクリーン112に付与される振動とによって、前方側に矢印Qの方向に移動する。
投入された原料は、振動ふるい選別手段110でふるわれ、所定の大きさ以下の原料は、傾斜スクリーン112のメッシュを介して落下し選別される。落下したものは、ベルトコンベア60のベルトの矢印P方向への移動によって、所定の大きさ以下の材料MAとして、吸引風力式選別装置101の後方側の選別収集位置に収集される。
傾斜スクリーン112の前端側には、振動ふるい選別手段110でふるわれて落下しなかった原料、言い換えると所定の大きさ以上の原料が移動してくるシュート部材170が設けられている。シュート部材170は、ふるい枠体111の前端部に固定され、底面部170aと側面部170bとから形成されている。底面部170aは、網目状、長目状、格子状、くし状等に穴、溝等が形成され、空気の流通がたいへんよい形状の部材になっている。このシュート部材170は、傾斜スクリーン112が傾斜している第1の角度より小さい第2の角度に傾斜している。すなわち、シュート部材170は、水平面に対して、ほぼ水平または緩い傾斜になっている。シュート部材170が傾斜している第2の角度は、例えば、0〜5度の傾斜であるとよい。言い換えると、シュート部材170が傾斜している第2の角度は、傾斜スクリーン112が傾斜している第1の角度に比べ、大幅に小さな角度となっている。
すなわち、投入され、ふるわれた原料は、この緩い傾斜面である底面部170a上を移動することにより、一時滞留したり、大幅に遅い速度で移動することになる。言い換えると、後から移動してくる原料に押される力と付与される振動によって、シュート部材170の前方側に押されるように移動する。
なお、シュート部材170は、ふるい枠体111に対して取付角度の調整が可能になっているとよい。例えば、図10の実線で示したシュート部材と、二点鎖線で示したシュート部材の間で取付角度の調整が行えるようになっているとよい。
シュート部材170上の所定の大きさ以上の原料は、吸引選別手段(第2の選別手段)120によって、吸引されて移動される所定の大きさ以上で軽い原料と、吸引されない所定の大きさ以上で重い原料に吸引選別される。吸引されない所定の大きさ以上で重い原料は、シュート部材170上を押し出されるように移動し、前端側から排出され第2ベルトコンベア195上に落下する。落下した所定の大きさ以上で重い原料は、第2ベルトコンベア195のベルトによって矢印R方向に搬送され、吸引風力式選別装置の側方の一方の側(図8における右側)に、所定の大きさ以上であって重量が重い材料MDとして選別回収される。
所定の大きさ以上であって重量が軽い原料は、吸引選別手段120、搬出シュート175を介して、吸引風力式選別装置の側方の他方の側(図8における左側)に、所定の大きさ以上であって重量が軽い材料MBとして選別回収される。吸引選別手段120について、図7〜9に従って、さらに説明を行う。
図7〜9に示すように、支持台181には、支柱182、片持ちはり部材182aが設けられている。片持ちはり部材182aには、吸引選別手段120の吸引枠体121が吊設されている。すなわち、吸引枠体121の被取付部121cが吊り下げボルト151bで吊り下げられ、ナット151c等により片持ちはり部材182aに固定されている。吸引枠体121には、メッシュコンベア122が支持されている。
シュート部材170の上方には、吸引選別手段120の吸引枠体121が設けられている。吸引枠体121は、略直方体状のものであり、下側が開口していて吸引口121aを形成している。吸引口121aの搬出シュート175側には、側面視、三角状の三角状吸引口121dが形成されている。この三角状吸引口121dは、吸引口121a側より、吸引する風力を除々に小さくするためのものであり、吸引した軽い原料が自重により落下することを補助するためのものである。また、吸引枠体120の一方の側面には、吸引ダクト183が接続される吸引ダクト接続口121bが形成されている。
吸引枠体120の両方の側面には、各々、側面視、一対の取付部材165a、取付部材165bがボルト等締結手段で固定されている。取付部材165a、取付部材165bは、みぞ形鋼などであるとよい。
一対の取付部材165a、165aには軸受ユニット160a、160dが取り付けられている。一対の取付部材165b、165bには軸受ユニット160b、160cが取り付けられている。図10に示すように、軸受ユニット160c、160cは、支持ローラ123cが設けられている軸体162cの両端を回転可能に支持している。また、軸受ユニット160d、160dは、支持ローラ123dが設けられている軸体162dの両端を回転可能に支持している。同様に、軸受ユニット160a、160aが、支持ローラ123aが設けられている軸体162aの両端を、軸受ユニット160b、160bが、支持ローラ123bが設けられている軸体162bの両端を回転可能に支持している。
支持ローラ123a、123b、123c、123dには、メッシュ状巻回ベルト124が、図8、9に図示したような略台形状の移動軌跡上を回転動作可能に巻回されている。図10に示すように、軸体162cの一方の側には、メッシュコンベア用駆動モータ125が設けられ、軸体162cを回転駆動している。すなわち、巻回ベルト用駆動モータ125が軸体162cを回転駆動すると、メッシュ状巻回ベルト124は、支持ローラ123a、123b、123c、123dに支持されて回転する。
メッシュコンベア122は、支持ローラ123a〜123d、支持ローラ123a〜123d間に巻回されているメッシュ状巻回ベルト124、メッシュコンベア用駆動モータ125等から構成されている。
メッシュ状巻回ベルト124には、ガイド部124aが形成されており、支持ローラ123a、123b、123c、123dに形成されたガイド溝部に係合している。メッシュ状巻回ベルト124は、ガイド部124aが支持ローラのガイド溝部に係合して回転することにより、蛇行などしないようになっている。メッシュ状巻回ベルト124は、所定の幅、長さを有する無端ベルトである。
メッシュ状巻回ベルト124は、所定の大きさの孔(例えば、丸孔、角穴、長孔、亀甲孔)が複数形成された薄板状のベルト、長目状のメッシュベルト等であってもよく、要するに、支持ローラ間を巻回できるとともに、そのベルト面の孔を介して空気の流通がたいへんよいものであればよい。メッシュ状巻回ベルトは、薄板金属、合成樹脂などで製作されているとよい。
メッシュ状巻回ベルト124は、原料が傾斜スクリーン112上を移動していく方向を横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を、支持ローラ123a、123b、123c、123dに支持されて巻回運動する。また、メッシュ状巻回ベルト124は、少なくともシュート部材170の上部を移動するベルト面が、シュート部材170の面に対して、所定の間隔を有するとともに、平行または略平行に移動するように設けられて巻回する。
吸引枠体121の吸引口121a側には、メッシュ状巻回ベルト124が吸引する風力によって、内側に変形しない(引き込まれない)ように、複数(この形態2では、吸引枠体121の両側と中央に各々5個)のガイドローラ164、164・・が設けられている。このガイドローラ164は、いわゆるカムフォロワ(ローラフォロワ)などと呼ばれているものが使用できる。ガイドローラ164は、軸部が吸引枠体121に形成された穴部を挿通し、ナット164aで吸引枠体121に固定されている。吸引枠体121には、ロールブラシ状の軽材料分離部材163が設けられている。すなわち、軽材料分離部材163のブラシの先端が、メッシュ状巻回ベルト124の網目内に入って、メッシュ状巻回ベルト124と吸引された軽い原料との分離を図ることができる。
また、メッシュ状巻回ベルト124には、長手方向の所定の間隔毎に、横桟部124bが設けられている。この横桟部124bは、長く薄い原料がメッシュ状巻回ベルト124に吸着されてしまうのを防止したり、吸引力が低下する位置またはなくなる位置で、吸引した軽い原料が自重で落下するのを容易にするためのものである。なお、メッシュ状巻回ベルトは、横桟部が設けられていないものであってもよい。
吸引本体121の吸引ダクト接続口121bには、吸引ダクト183の一方が接続されている。吸引ダクト183の他方は、送風機184の吸込口に接続されている。送風機184の吐出口には、排気口187が形成された排気ダクト186が接続されている。送風機184は、送風機用駆動モータ185に駆動されるファン等で送風動作を行う。送風機184は、操作盤が前面に設けられた送風機用制御盤188で制御される。作業者は、この送風機用制御盤188で、送風機用駆動モータ185の出力を調整し、送風機184が発生する風力の調整を行うことができる。例えば、選別される原料の種類、軽い材料として吸引される材料の種類等により、メッシュ状巻回ベルト124のベルト面を介して吸引する吸引力に相当する送風機184の風力調整を行うことができる。送風機184、吸引ダクト183、排気ダクト186、送風機用駆動モータ185等により送風手段180が構成されている。
次に、吸引風力式選別装置101の作用について、説明を行う。
原料Gは、図示しないベルトコンベア等によって、図7に示した矢印で示すように、ふるい枠体111の上方の後方側からふるい枠体111内に投入される。投入された原料Gは、ふるい枠体111内でふるわれ、傾斜スクリーン112のメッシュより小さい原料がベルトコンベア60上に落下する。この落下した原料は、ベルトコンベア60によって、吸引風力式選別装置の後方に搬送される。そして、搬送された原料は、所定の大きさ以下の材料MAとして吸引風力式選別装置の後方に選別回収される。
ふるい枠体111内でふるわれ、傾斜スクリーン112より落下しない原料は、所定の大きさ以上の原料であり、傾斜スクリーン112の振動及び傾斜に沿って、シュート部材170上に移動する。シュート部材170は、傾斜スクリーン112より傾斜が緩やかになっているので、所定の大きさ以上の原料は、しばらく、滞留状態または滞留に近い状態のようになる。すなわち、後からシュート部材170上に移動してくる原料に押されるように、少しずつ、移動する。
シュート部材170の上方には、吸引選別手段120が設けられている。吸引選別手段120は、送風機184の作用により、シュート部材170の下方、シュート部材170近傍の空気が、吸引枠体121の吸引口121aから、吸引ダクト183等を介して吸引され、排気ダクト186の排気口187より排気されている。すなわち、空気の流通がたいへんよい形状に形成されているシュート部材170、メッシュ状巻回ベルト124を介して、吸引口121aからシュート部材170の下方または近傍の空気が吸引されている。従って、この吸引力で、シュート部材170上の軽い原料がメッシュ状巻回ベルト124に吸引され、メッシュ状巻回ベルト124の巻回運動によって、D1方向に移動する。
このとき、シュート部材170上の原料は、遅い速度で少しずつ移動しているので、長い時間、シュート部材170の下方または近傍の空気が吸引口121aから吸引される状態の中におかれていることになる。また、シュート部材170は、ふるい枠体111と一体に振動しているので、シュート部材170上の原料も振動している。すなわち、メッシュ状巻回ベルト124は、軽い原料を確実に吸引して巻回することができる。
メッシュ状巻回ベルト124は、吸引口121aと対向している位置をはずれると吸引力がなくなるので、軽い原料は自重によりメッシュ状巻回ベルト124から離れ落下する。落下した軽い原料は、搬出シュート175を介して、側方の他方の側(図8の左側)に設けられた回収箱176内に、所定の大きさ以上であって軽い原料MBとして選別回収される。このとき、吸引口121aには三角状吸引口121dが形成されており、徐々に吸引力が小さくなるようになっているので、メッシュ状巻回ベルト124と軽い原料との分離が容易となる。また、メッシュ状巻回ベルト124に形成された横桟部124b、吸引枠体121に設けられた軽材料分離部材163も、メッシュ状巻回ベルト124と軽い原料との分離を補助し、分離をさらに容易にする作用をする。
シュート部材170上にあって、吸引選別手段120によって、吸引されない材料は、後からくる原料の重さ、付与された振動等により押し出されるようにシュート部材170上を移動し、シュート部材170の前端側から排出されて落下する。落下した原料は、第2ベルトコンベア195により、所定の大きさ以上で重い材料MDとして側方の一方の側(図8の右側)に選別回収される。
さらに具体的に、原料をコンクリート廃材、アスファルト廃材等建築廃材として説明する。投入された建築廃材は、振動ふるい選別手段110における振動ふるい動作で選別され、ベルトコンベア60上に落下する。ベルトコンベア60に落下した所定の大きさ以下の材料は、再生路盤材、再生骨材等としてリサイクル(再利用)可能な再生材料として、吸引風力式選別装置101の後方側に選別、回収される。
また、原料が、混合産業廃棄物の場合、吸引風力式選別装置101では、残砂が所定の大きさ以下の材料として選別、回収される。すなわち、残砂がリサイクル可能な再生材料として選別、回収される。
傾斜スクリーン112から落下しなかった建築廃材、混合産業廃棄物のうち軽いものが、シュート部材170からメッシュ状巻回ベルト124に吸引される。吸引された紙、プラスチック、木片などは、メッシュ状巻回ベルト124に吸引された状態で、メッシュ状巻回ベルト124の巻回運動ととも移動し、吸引力が低下した位置で、不要材料(または、ゴミ)として、吸引風力式選別装置101の側方の他方の側に選別、排出される。
メッシュ状巻回ベルト124に吸引されないで残った建築廃材は、第2ベルトコンベア195を介して所定の大きさ以上であって重量が重い材料として、吸引風力式選別装置101の側方の一方の側に選別、回収される。この材料にはゴミ等不要材料が含まれていないので、再度、破砕処理等を行うことにより再生路盤材等にリサイクルすることが可能である。従って、ベルトコンベア等によって、破砕機に搬送するようにしてもよい。
メッシュ状巻回ベルト124に吸引されないで残った混合産業廃棄物は、第2ベルトコンベア195を介して所定の大きさ以上であって重量が重い材料である「がれき類」として、吸引風力式選別装置101の側方の一方の側に選別、回収される。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明がこの実施の形態に限定されることはない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。
図1は、本発明の実施の形態1の吸引風力式選別装置を示す正面図である。 図2は、図1をA−A線で切断した断面図である。 図3は、図2の一部をB−B線で切断した断面図である。 図4は、図3におけるC部を拡大して表示した断面図である。 図5(a)、(b)は、調整ダンパーの調整位置と空気の流れの関係を模式的に示した説明図である。 図6は、実施の形態1の調整ダンパーの変形例を示す図であって、調整ダンパーの調整位置と空気の流れの関係を模式的に示した説明図である。 図7は、本発明の実施の形態2の吸引風力式選別装置を示す正面図である。 図8は、図7を矢印X方向から矢視した側面図である。 図9は、図7をY−Y線で切断した断面図である。 図10は、図8をZ−Z線で切断した断面図である。
符号の説明
1、101 … 吸引風力式選別装置
10、110 … 振動ふるい選別手段(第1の選別手段)
11、111 … ふるい枠体
12、112 … 傾斜スクリーン
20、120 … 吸引選別手段(第2の選別手段)
21、121 … 吸引枠体
22、122 … メッシュコンベア
24、124 … メッシュ状巻回ベルト
32 … 吸引ノズル
33、184 … 送風機
40 … 風力選別手段(第3の選別手段)の機能を兼ね備えた空気吹き出し手段
41 … 吹き出しパイプ
42 … ノズル
48、80 … 調整ダンパー
50 … 選別装置本体
60 … ベルトコンベア
170… シュート部材
175… 搬出シュート
183… 吸引ダクト
186… 排気ダクト
195… 第2ベルトコンベア

Claims (11)

  1. 複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、
    一方の側が高く所定の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する第1の選別手段と、
    前記傾斜スクリーンの他方の側の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、前記傾斜スクリーン上の前記原料から軽量な原料を吸引して前記横切る方向に回収し、所定の大きさ以上であって軽量な材料として選別する第2の選別手段と、
    前記傾斜スクリーンの他方の側の下方に、前記第2の選別手段と対向するように設けられ、前記傾斜スクリーンの他方の側にある前記原料に空気を吹き出して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を吹き出しによる風力で浮揚させ、前記第2の選別手段が吸引するのを補助する空気吹き出し手段とを備えている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  2. 請求項1に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記空気吹き出し手段は、
    前記傾斜スクリーンの他方の側の端部から落下してくる前記所定の大きさ以上であって軽量でない前記原料に向けて空気を吹き出し、この空気の吹き出しによる風力によって、所定の大きさ以上であって吹き飛ばされながら落下する材料と、所定の大きさ以上であって吹き飛ばされないで落下する材料に選別する第3の選別手段の機能を兼ね備えている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  3. 請求項2に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記空気吹き出し手段の近傍には、前記第2の選別手段側に吹き出す空気の流れ量、及び、前記第3の選別手段側に吹き出す空気の流れ量を調整するための調整ダンパーが設けられている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  4. 複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、
    水平面に対して一方の側が高くなる第1の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する第1の選別手段と、
    前記傾斜スクリーンの他方の側の先端に設けられ、前記第1の角度より小さい第2の角度に傾斜し、前記傾斜スクリーンから落下しなかった前記原料が移動してくるシュート部材と、
    前記シュート部材の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、前記シュート部材上の前記原料から軽量な原料を吸引して前記横切る方向に回収し、所定の大きさ以上であって軽量な材料として選別する第2の選別手段とを備えている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  5. 請求項4に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記第2の角度は、水平面に対して、前記一方の側が0〜5度高くなるような傾斜の角度である
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記第2の選別手段は、空気の流通が可能であるとともに所定の幅を有する無端ベルトであって、前記横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を移動可能に、前記巻回運動軌跡の前記傾斜スクリーンまたは前記シュート部材側の面が、前記傾斜スクリーンまたは前記シュート部材に対して所定の間隔を有するとともに平行または略平行になるように設けられた巻回ベルトと、
    前記巻回ベルトを所定の方向に巻回運動させるための巻回駆動機構と、
    前記巻回ベルトの中間に、前記傾斜スクリーンまたは前記シュート部材側に吸引口を向けるように設けられ、吸引用空気を生成して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を前記巻回ベルトの面に吸引させるための吸引手段とからなっているものである
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  7. 請求項6に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記吸引手段には、前記吸引口の前記巻回ベルトの巻回が進む方向の端部から所定量離れた位置に、前記巻回ベルトから前記軽量な材料を分離させるための軽材料分離部材が設けられている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  8. 請求項6または7に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記吸引口には、前記巻回ベルトの巻回が進む方向の端部側に、吸引する風力を徐々に減少させるための風力調整部が形成されている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記巻回ベルトは、網目状に形成されたメッシュベルト、長目状に形成されたメッシュベルト、及び、空気の流通が可能な部位が形成された薄板状ベルトから選択される1種である
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記傾斜スクリーンの下方には、ベルト上にのった材料を前記他方の側から前記一方の側に移動させるためのベルトコンベアが設けられ、
    前記傾斜スクリーンから落下した前記所定の大きさ以下の材料は、前記ベルトコンベアによって前記一方の側に排出される
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記原料は、建築廃材であり、
    前記所定の大きさ以下の材料は、再生路盤材、または、再生骨材のための材料であり、
    前記所定の大きさ以上であって軽量な材料は、紙、プラスチック、及び、木片から選択される1種を少なくとも含む不要材料である
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
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