JP5156055B2 - 吸引風力式選別装置 - Google Patents

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本発明は、建築廃材、混合産業廃棄物等の原料を、リサイクル容易な材料に選別するための吸引風力式選別装置に関する。さらに詳しくは、安定した一定の吸引力で、材料を吸引して選別することできる吸引風力式選別装置に関する。
コンクリート廃材、アスファルト廃材等の建築廃材は、建築工事、解体工事、土木工事などにおいて、建設副産物(建設廃棄物)として排出される。この建設副産物は、産業廃棄物として廃棄するのではなく、有効利用することが求められている。すなわち、建築廃材は、ふるい装置により、所定の大きさ(例えば40mm)以上の物と所定の大きさ以下の物とに分ける粗ぶるいを行い、再生路盤材などとして再利用するとよい。しかし、建築廃材には、木くず、紙、プラスチックなどいろいろな物が混ざっており、そのままでは再利用することができない。
言い換えると、所定の大きさ以下に分別したものは、例えば、再生路盤材などとして利用可能であるが、その建築廃材の中に木くず、紙、プラスチックなど不純物(ゴミ)が多く混ざっていると、再生路盤材等に再利用することができない。そこで、建築廃材は、作業者による手選別で、木くず、紙、プラスチックなどを選別して取り除く作業が必要であった。
しかしながら、手選別で、建築廃材、混合産業廃棄物から不純物を取り除く作業はたいへんな作業である。また、混合産業廃棄物の小さい物(例えば、40mm以下のもの)は、手選別が容易でなく、埋め立て処理されてしまうことが多い。そのため、自動で選別することが可能な選別装置、選別方法、選別システムが、種々、提案されている。このような選別装置等として、本出願人は、特許文献1の吸引風力式選別装置を開発した。
特許文献1の吸引風力式選別装置は、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、一方の側から供給された原料が一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、ふるい目を介して傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する選別手段を備えている。また、前記傾斜スクリーンの他方の側の上方には、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、空気の流通が可能であるとともに所定の幅を有する無端ベルトであって、前記横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を移動可能な巻回ベルトを備えている。さらに、前記巻回ベルトの中間には、前記傾斜スクリーン側に吸引口を向けるように設けられ、吸引用空気を生成して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を前記巻回ベルトの面に吸引させるための吸引枠体を具備している。
この特許文献1の吸引風力式選別装置では、吸引枠体の吸引口が全面にわたって大きな面積で開口している。そのため、吸引枠体の内側面と吸引用空気との間の摩擦抵抗によって、吸引用空気の流速が変化し、吸引口の場所によって吸引力が変動する。また、吸引用空気が乱流になるため、吸引力が不安定になり、所定の吸引力が得られない恐れがあった。
特開2009−78265号公報
本発明の目的は、安定した所定の吸引力で材料を吸引して選別することできる吸引風力式選別装置を提供することにある。
前記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明の吸引風力式選別装置は、複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、一方の側が高く所定の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する選別手段と、前記傾斜スクリーンの他方の側の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、空気の流通が可能であるとともに所定の幅を有する無端ベルトであって、前記横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を移動可能に、前記巻回運動軌跡の前記傾斜スクリーン側の面が、前記傾斜スクリーンに対して所定の間隔を有するとともに平行または略平行になるように設けられた巻回ベルトと、前記巻回ベルトの中間に、前記傾斜スクリーン側に吸引口を向けるように設けられ、吸引用空気を生成して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を前記巻回ベルトの面に吸引させるための吸引枠体と、前記吸引枠体に形成され、前記吸引口を複数の領域に分割する分割手段とを備え、前記分割手段は、前記傾斜スクリーンに対して平行または略平行に前記吸引口の全面を覆うとともに、所定の大きさの孔が前記吸引口の全面に均等に配置された第1の板部材であり、前記分割手段は、前記原料の移動方向を横切る方向に平行に延び、前記吸引口に複数形成された第2の板部材をさらに備え、前記第2の板部材で仕切られて、前記原料の移動方向の間隔が異なる複数の隙間が形成されていることを特徴とする。
番目の発明の吸引風力式選別装置は、複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、一方の側が高く所定の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する選別手段と、前記傾斜スクリーンの他方の側の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、空気の流通が可能であるとともに所定の幅を有する無端ベルトであって、前記横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を移動可能に、前記巻回運動軌跡の前記傾斜スクリーン側の面が、前記傾斜スクリーンに対して所定の間隔を有するとともに平行または略平行になるように設けられた巻回ベルトと、前記巻回ベルトの中間に、前記傾斜スクリーン側に吸引口を向けるように設けられ、吸引用空気を生成して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を前記巻回ベルトの面に吸引させるための吸引枠体と、前記吸引枠体に形成され、前記吸引口を複数の領域に分割する分割手段とを備え、前記分割手段は、前記原料の移動方向を横切る方向に平行に延び、前記吸引口に複数形成された第2の板部材であって、前記第2の板部材で仕切られて、前記原料の移動方向の間隔が異なる複数の隙間が形成されていることを特徴とする。
番目の発明の吸引風力式選別装置は、第1番目または第2番目の発明の吸引風力式選別装置において、前記吸引枠体から排出された排気のうちの少なくとも一部を、前記傾斜スクリーンの他方の側の下方から上方に向かって吹き付けて、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を、前記傾斜スクリーンの他方の側の上面から浮かせることを特徴とする。
番目の発明の吸引風力式選別装置は、第番目の発明の吸引風力式選別装置において、前記吸引枠体から排出された排気のうちの少なくとも一部を浄化するサイクロン集塵機を備え、前記サイクロン集塵機によって浄化した排気を前記傾斜スクリーンの他方の側の下方から上方に向かって吹き付けることを特徴とする。
番目の発明の吸引風力式選別装置は、第番目の発明の吸引風力式選別装置において、前記サイクロン集塵機は、前記排気から粗い粒子を捕集して一次浄化する外側サイクロンと、前記外側サイクロンの内側に形成され、前記外側サイクロンによって一次浄化された排気から細かい粒子を捕集して二次浄化する内側サイクロンとから構成されることを特徴とする。
本発明の吸引風力式選別装置は、吸引枠体の吸引口を複数の領域に分割する分割手段を備えている。従って、吸引口の全面に渡って流速が一定で、かつ層流になるため、吸引口の全面にわたって吸引力が一定で、安定した吸引力を得ることができる。
また、本発明の吸引風力式選別装置の分割手段は、吸引口の全面を覆うとともに、所定の大きさの孔が前記吸引口の全面に均等に配置された第1の板部材で構成されている。従って、孔の面積を適切な大きさに設定することにより、所定の吸引力を得ることが容易となる。また、複数の孔の合計面積は吸引口の全面積よりも小さいため、吸引口の全面が開口している場合と比較して、吸引力が大きくなる。そのため、送風機の送風量が一定でも、吸引口の面積を広くすることが可能で、軽い原料を効果的に吸引することができる。
また、本発明の吸引風力式選別装置の分割手段は、原料の移動方向を横切る方向に平行に延び、吸引口に複数形成された第2の板部材であって、第2の板部材で仕切られて、原料の移動方向の間隔が異なる複数の隙間が形成されている。従って、隙間が大きい領域では吸引力が小さくなり、隙間が小さい領域では吸引力が大きくなるため、比較的軽い材料から比較的重い材料まで、広い範囲の重量の材料を吸引することが可能になる。
また、本発明の吸引風力式選別装置は、吸引枠体から排出された排気のうちの少なくとも一部を、傾斜スクリーンの他方の側の下方から上方に向かって吹き付けて、所定の大きさ以上であって軽量な原料を、傾斜スクリーンの他方の側の上面から浮かせている。従って、吸引枠体の吸引口から吸引する風量が少なくて済むため、少ないエネルギーで、効率的に吸引することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の吸引風力式選別装置を示す正面図である。 図1を矢印X方向から見た側面図である。 図1をY−Y線で切断した断面図である。 図2をZ−Z線で切断した断面図である。 本発明の第1の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印P方向から見た下面図、(c)は(a)をQ−Q線で切断した縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印R方向から見た下面図、(c)は(a)をS−S線で切断した縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印T方向から見た下面図、(c)は(a)をU−U線で切断した縦断面図である。 本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置を示す正面図であり、第1の実施の形態の図1相当図である。 図8をN−N線で切断した断面図である。 図8のサイクロン集塵機を示す拡大断面図であり、(a)は一次浄化を行っている状態を示す拡大断面図、(b)は二次浄化を行っている状態を示す拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印V方向から見た下面図、(c)は(a)をW−W線で切断した縦断面図である。
以下、本発明の吸引風力式選別装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の吸引風力式選別装置を示す正面図である。図2は図1を矢印X方向から見た側面図である。図3は図1をY−Y線で切断した断面図である。図4は図2をZ−Z線で切断した断面図である。図5は本発明の第1の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印P方向から見た下面図、(c)は(a)をQ−Q線で切断した縦断面図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の吸引風力式選別装置101は、振動ふるい選別手段110、吸引選別手段120、選別装置本体(以下、本体という。)50、ベルトコンベア60等から構成されている。なお、この第1の実施の形態の説明では、図1における吸引選別手段120側を前方側(他方の側)、ベルトコンベア60の右端側を後方側(一方の側)として説明を行う。
本体50の上部に設けられた振動ふるい選別手段110は、ふるい枠体111、傾斜スクリーン112(図4参照)、加振装置13、弾性支持体16等から構成されている。ふるい枠体111は、本体50に対して弾性支持体16を介して弾性支持されている。弾性支持体16は、ばね部材117を備えている。ふるい枠体111には、加振装置13が設けられている。加振装置13は、加振モータ14が回転するとベルトを介して回転し、ふるい枠体111を振動させる。
ふるい枠体111の内部には、所定の大きさ(例えば40mm)のメッシュ(ふるい目)を有する傾斜スクリーン112が設けられている。傾斜スクリーン112は、後方側(一方の側)が高く、前方(シュート部材170)側(他方の側)が低くなるように、所定の角度(第1の角度)傾斜している。傾斜スクリーン112に供給された原料Gは、この傾斜と、傾斜スクリーン112に付与される振動とによって、前方側に矢印Qの方向に移動する。
投入された原料は、振動ふるい選別手段110でふるわれ、所定の大きさ以下の原料は、傾斜スクリーン112のメッシュを介して落下し選別される。落下したものは、ベルトコンベア60のベルトの矢印P方向への移動によって、所定の大きさ以下の材料MAとして、吸引風力式選別装置101の後方側の選別収集位置に収集される。
傾斜スクリーン112の前端側には、振動ふるい選別手段110でふるわれて落下しなかった原料、言い換えると所定の大きさ以上の原料が移動してくるシュート部材170が設けられている。シュート部材170は、ふるい枠体111の前端部に固定され、底面部170aと側面部170bとから形成されている。底面部170aは、網目状、長目状、格子状、くし状等に穴、溝等が形成され、空気の流通がたいへんよい形状の部材になっている。
このシュート部材170は、傾斜スクリーン112が傾斜している第1の角度より小さい第2の角度に傾斜している。すなわち、シュート部材170は、水平面に対して、ほぼ水平または緩い傾斜になっている。シュート部材170が傾斜している第2の角度は、例えば、0〜5度の傾斜であるとよい。言い換えると、シュート部材170が傾斜している第2の角度は、傾斜スクリーン112が傾斜している第1の角度に比べ、大幅に小さな角度となっている。
すなわち、投入され、ふるわれた原料は、この緩い傾斜面である底面部170a上を移動することにより、一時滞留したり、大幅に遅い速度で移動することになる。言い換えると、後から移動してくる原料に押される力と付与される振動によって、シュート部材170の前方側に押されるように移動する。なお、シュート部材170は、ふるい枠体111に対して取付角度の調整が可能になっているとよい。例えば、図4の実線で示したシュート部材と、二点鎖線で示したシュート部材の間で取付角度の調整が行えるようになっているとよい。
シュート部材170上の所定の大きさ以上の原料は、吸引選別手段120によって、吸引されて移動される所定の大きさ以上で軽い原料と、吸引されない所定の大きさ以上で重い原料に吸引選別される。吸引されない所定の大きさ以上で重い原料は、シュート部材170上を押し出されるように移動し、シュート部材170の前端側から排出され、第2ベルトコンベア195上に落下する。
落下した所定の大きさ以上で重い原料は、第2ベルトコンベア195のベルトによって図2の矢印R方向に搬送され、吸引風力式選別装置101の側方の一方の側(図2における右側)に、所定の大きさ以上であって重量が重い材料MDとして選別回収される。
所定の大きさ以上であって重量が軽い原料は、吸引選別手段120、搬出シュート175を介して、吸引風力式選別装置101の側方の他方の側(図2における左側)に、所定の大きさ以上であって重量が軽い材料MBとして選別回収される。吸引選別手段120について、図1〜3に従って、さらに説明を行う。
図1〜3に示すように、支持台181には、支柱182、支柱182の上端を接続するはり部材151、片持ちはり部材182aが設けられている。片持ちはり部材182aには、吸引選別手段120の吸引枠体121が吊設されている。すなわち、吸引枠体121の被取付部121cが吊り下げボルト151bで吊り下げられ、ナット151c等により片持ちはり部材182aに固定されている。吸引枠体121には、メッシュコンベア122が支持されている。
シュート部材170の上方に、吸引選別手段120の吸引枠体121が設けられている。吸引枠体121は、略直方体状のものであり、下側が開口していて吸引口121aを形成している。吸引枠体121の一方の側面には、吸引ダクト183が接続される円筒状の吸引ダクト接続口121bが形成されている。なお、吸引ダクトは、長手方向に直交する断面の形状が四角形状を含む他の多角形状のダクトであってもよい。その場合、吸引ダクト接続口は、ダクトの形状にあわせた四角形状、多角形状の接続口となる。また、吸引ダクトは複数本設けられた構成のものであってもよい。すなわち、吸引ダクトの断面積を所定の大きさにすることにより、吸引風力式選別装置の大型化などにも対応可能となる。
吸引枠体121の両方の側面には、各々、側面視、一対の取付部材165a、取付部材165bがボルト等締結手段で固定されている。取付部材165a、取付部材165bは、みぞ形鋼などであるとよい。一対の取付部材165a、165aには軸受ユニット160a、160dが取り付けられている。一対の取付部材165b、165bには軸受ユニット160b、160cが取り付けられている。
図3、図4に示すように、軸受ユニット160c、160cは、支持ローラ123cが設けられている軸体162cの両端を回転可能に支持している。また、軸受ユニット160d、160dは、支持ローラ123dが設けられている軸体162dの両端を回転可能に支持している。同様に、軸受ユニット160a、160aが、支持ローラ123aが設けられている軸体162aの両端を、軸受ユニット160b、160bが、支持ローラ123bが設けられている軸体162bの両端を回転可能に支持している。
支持ローラ123a、123b、123c、123dには、メッシュ状巻回ベルト124が、図2、3に図示したような略台形状の移動軌跡上を回転動作可能に巻回されている。図4に示すように、軸体162cの一方の側には、メッシュコンベア用駆動モータ125が設けられ、軸体162cを回転駆動している。すなわち、メッシュコンベア用駆動モータ125が軸体162cを回転駆動すると、メッシュ状巻回ベルト124は、支持ローラ123a、123b、123c、123dに支持されて回転する。
メッシュコンベア122は、支持ローラ123a〜123d、支持ローラ123a〜123d間に巻回されているメッシュ状巻回ベルト124、メッシュコンベア用駆動モータ125等から構成されている。図4に示すように、メッシュ状巻回ベルト124には、ガイド部124aが形成されており、支持ローラ123a、123b、123c、123dに形成されたガイド溝部に係合している。メッシュ状巻回ベルト124は、ガイド部124aが支持ローラ123a、123b、123c、123dのガイド溝部に係合して回転することにより、蛇行などしないようになっている。メッシュ状巻回ベルト124は、所定の幅、長さを有する無端ベルトである。
メッシュ状巻回ベルト124は、所定の大きさの孔(例えば、丸孔、角穴、長孔、亀甲孔)が複数形成された薄板状のベルト、長目状のメッシュベルト等であってもよい。要するに、メッシュ状巻回ベルト124は、支持ローラ123a〜123dの間を巻回できるとともに、そのベルト面の孔を介して空気の流通がたいへんよいものであればよい。メッシュ状巻回ベルト124は、薄板金属、合成樹脂などで製作されているとよい。
メッシュ状巻回ベルト124は、原料が傾斜スクリーン112上を移動していく方向を横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を、支持ローラ123a、123b、123c、123dに支持されて巻回運動する。また、メッシュ状巻回ベルト124は、少なくとも、シュート部材170の上部を移動するベルト面が、シュート部材170の面に対して、所定の間隔を有するとともに、平行または略平行に移動するように設けられて巻回する。
吸引枠体121の搬出シュート175側には、ロールブラシ状の軽材料分離部材163が設けられている。すなわち、軽材料分離部材163のブラシの先端が、メッシュ状巻回ベルト124の網目内に入って、メッシュ状巻回ベルト124と吸引された軽い原料との分離を図ることができる。
また、メッシュ状巻回ベルト124には、長手方向の所定の間隔毎に、横桟部124bが設けられている。この横桟部124bは、長く薄い原料がメッシュ状巻回ベルト124に吸着されてしまうのを防止したり、吸引力が低下する位置またはなくなる位置で、吸引した軽い原料が自重で落下するのを容易にするためのものである。なお、メッシュ状巻回ベルトは、横桟部が設けられていないものであってもよい。
吸引枠体121の円筒状の吸引ダクト接続口121bには、吸引ダクト183の一方が接続されている。吸引ダクト183の他方は、送風機184の吸込口に接続されている。送風機184の吐出口には、排気口187が形成された排気ダクト186が接続されている。送風機184は、送風機用駆動モータ185によって駆動されるファン等で送風動作を行う。
送風機184は、操作盤が前面に設けられた送風機用制御盤188で制御される。作業者は、この送風機用制御盤188で、送風機用駆動モータ185の出力を調整し、送風機184が発生する風力の調整を行うことができる。例えば、選別される原料の種類、軽い材料として吸引される材料の種類等により、メッシュ状巻回ベルト124のベルト面を介して吸引する吸引力に相当する送風機184の風力調整を行うことができる。送風機184、吸引ダクト183、排気ダクト186、送風機用駆動モータ185等により送風手段180が構成されている。
吸引枠体121の詳細な構造について、図5に従ってさらに説明を行う。吸引枠体121の吸引口121aには、吸引口121aの全面を覆う第1の板部材20が固定されている。第1の板部材20は、傾斜スクリーン112下端のシュート部材170に対して平行または略平行に配置されている。第1の板部材20には、同一直径の円形の複数の孔21が、第1の板部材20の全面に均等に形成されている。
従って、吸引口121aから吸引された空気は、第1の板部材20の全面に均等に形成された複数の孔21を通ることによって、吸引口121aの全面に渡って流速が一定で、かつ層流になる。そのため、吸引口121aの全面にわたって吸引力が一定で、安定した吸引力を得ることができる。この複数の孔21を有する第1の板部材20が、吸引口121aを複数の領域に分割する分割手段を構成している。
孔21の直径(面積)を大きくすれば、吸引力が小さくなり、孔21の直径(面積)を小さくすれば、吸引力が大きくなるため、孔21の直径(面積)を適切な大きさに設定することにより、所定の吸引力を得ることが可能となる。孔21の形状は円形に限定されるものではなく、四角形、長方形、三角形等、任意の形状に形成することが可能である。
複数の孔21の合計面積は吸引口121aの全面積よりも小さい。従って、吸引口121aの全面が開口している場合と比較して、吸引力が大きくなる。そのため、送風機184の送風量が一定でも、吸引口121aの幅W(原料の移動方向に平行な方向の長さ)を大きくすることが可能となるため、吸引口121aの面積を広くすることが可能で、シュート部材170上の軽い原料を効果的に吸引することができる。
次に、吸引風力式選別装置101の作用について説明する。原料Gは、図示しないベルトコンベア等によって、図1の矢印で示すように、ふるい枠体111の上方の後方側からふるい枠体111内に投入される。投入された原料Gは、ふるい枠体111内でふるわれ、傾斜スクリーン112のメッシュより小さい原料がベルトコンベア60上に落下する。この落下した原料は、ベルトコンベア60によって、吸引風力式選別装置101の後方に搬送される。そして、搬送された原料は、所定の大きさ以下の材料MAとして吸引風力式選別装置101の後方に選別回収される。
ふるい枠体111内でふるわれ、傾斜スクリーン112より落下しない原料は、所定の大きさ以上の原料であり、傾斜スクリーン112の振動及び傾斜に沿って、シュート部材170上に移動する。シュート部材170は、傾斜スクリーン112より傾斜が緩やかになっているので、所定の大きさ以上の原料は、しばらく、滞留状態または滞留に近い状態になる。すなわち、後からシュート部材170上に移動してくる原料に押されるように、少しずつ、移動する。
シュート部材170の上方には、吸引選別手段120が設けられている。吸引選別手段120は、送風機184の作用により、シュート部材170の下方及びシュート部材170近傍の空気が、吸引枠体121の吸引口121aから、吸引ダクト183等を介して吸引され、排気ダクト186の排気口187より排気されている。
すなわち、空気の流通がたいへんよい形状に形成されているシュート部材170、メッシュ状巻回ベルト124を介して、吸引口121aからシュート部材170の下方及びその近傍の空気が吸引される。吸引された空気は、第1の板部材20の全面に均等に形成された複数の孔21を通ることによって、吸引口121aの全面に渡って流速が一定で、かつ層流になるため、吸引口121aの全面にわたって吸引力が一定で、安定した吸引力になる。従って、この吸引力で、シュート部材170上の軽い原料がメッシュ状巻回ベルト124に吸引され、メッシュ状巻回ベルト124の巻回運動によって、図2のD1方向に移動する。
このとき、シュート部材170上の原料は、遅い速度で少しずつ移動しているので、長い時間、シュート部材170の下方及びその近傍の空気が、吸引口121aから吸引される状態の中におかれる。また、シュート部材170は、ふるい枠体111と一体に振動しているので、シュート部材170上の原料も振動している。すなわち、メッシュ状巻回ベルト124は、軽い原料を確実に吸引して巻回することができる。
メッシュ状巻回ベルト124は、吸引口121aと対向している位置をはずれると吸引力がなくなるので、軽い原料は自重によりメッシュ状巻回ベルト124から離れ落下する。落下した軽い原料は、搬出シュート175を介して、側方の他方の側(図2の左側)に設けられた回収箱176内に、所定の大きさ以上であって軽い原料MBとして選別回収される。メッシュ状巻回ベルト124に形成された横桟部124b、吸引枠体121に設けられた軽材料分離部材163も、メッシュ状巻回ベルト124と軽い原料との分離を補助し、分離をさらに容易にする作用をする。
シュート部材170上にあって、吸引選別手段120によって、吸引されない材料は、後からくる原料の重さ、付与された振動等により押し出されるようにシュート部材170上を移動し、シュート部材170の前端側から排出されて落下する。落下した原料は、第2ベルトコンベア195により、所定の大きさ以上で重い材料MDとして、側方の一方の側(図2の右側)に選別回収される。
さらに具体的に、原料をコンクリート廃材、アスファルト廃材等建築廃材として説明する。投入された建築廃材は、振動ふるい選別手段110における振動ふるい動作で選別され、ベルトコンベア60上に落下する。ベルトコンベア60に落下した所定の大きさ以下の材料は、再生路盤材、再生骨材等としてリサイクル(再利用)可能な再生材料として、吸引風力式選別装置101の後方側に選別、回収される。
また、原料が、混合産業廃棄物の場合、吸引風力式選別装置101では、残砂が所定の大きさ以下の材料として選別、回収される。すなわち、残砂がリサイクル可能な再生材料として、吸引風力式選別装置101の後方側に選別、回収される。
傾斜スクリーン112から落下しなかった建築廃材、混合産業廃棄物のうち軽いものが、シュート部材170からメッシュ状巻回ベルト124に吸引される。吸引された紙、プラスチック、木片などは、メッシュ状巻回ベルト124に吸引された状態で、メッシュ状巻回ベルト124の巻回運動とともに移動し、吸引力が低下した位置で、不要材料(または、ゴミ)として、吸引風力式選別装置101の側方の他方の側に選別、排出される。
メッシュ状巻回ベルト124に吸引されないで残った建築廃材は、第2ベルトコンベア195を介して所定の大きさ以上であって重量が重い材料として、吸引風力式選別装置101の側方の一方の側に選別、回収される。この材料にはゴミ等不要材料が含まれていないので、再度、破砕処理等を行うことにより再生路盤材等にリサイクルすることが可能である。従って、ベルトコンベア等によって、破砕機に搬送するようにしてもよい。
メッシュ状巻回ベルト124に吸引されないで残った混合産業廃棄物は、第2ベルトコンベア195を介して所定の大きさ以上であって重量が重い材料である「がれき類」として、吸引風力式選別装置101の側方の一方の側に選別、回収される。
次に本発明の第2の実施の形態の吸引枠体について説明する。図6は本発明の第2の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印R方向から見た下面図、(c)は(a)をS−S線で切断した縦断面図である。この第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態1と同一の部位には、同一の符号を付与し詳細な説明を省略している。
図6に示すように、本発明の第2の実施の形態では、吸引枠体121の吸引口121aには、原料の移動方向(図6の白抜き矢印A方向)を横切る方向に平行に、複数(第2の実施の形態では5個)の第2の板部材22A、22B、22C、22D、22Eが固定されている。従って、吸引口121aは、第2の板部材22A、22B、22C、22D、22Eによって、原料の移動方向を横切る方向に平行に6個の領域31、32、33、34、35、36に分割される。
6個の領域31、32、33、34、35、36の、原料の移動方向の隙間W1、W2、W3、W4、W5、W6は、原料の移動方向に向かって徐々に小さくなるように形成されている。吸引口121aを複数の領域31、32、33、34、35、36に分割することによって、各領域31、32、33、34、35、36の流速が安定し、かつ層流になるため、安定した吸引力を得ることができる。
また、隙間W1が大きい領域31では吸引力が最も小さくなり、隙間W6が小さい領域36では吸引力が最も大きくなり、原料の移動方向に向かって徐々に吸引力が大きくなるように形成されている。この複数の第2の板部材22A、22B、22C、22D、22Eが、吸引口121aを複数の領域に分割する分割手段を構成している。
従って、吸引力が小さい領域31、32では、比較的軽い紙やビニール等が、シュート部材170からメッシュ状巻回ベルト124に吸引される。また、吸引力が大きい領域33、34、35、36では、プラスチックや木片等の比較的重い材料が、シュート部材170からメッシュ状巻回ベルト124に吸引される。そのため、比較的軽い材料から比較的重い材料まで、広い範囲の重量の材料を吸引することが可能になる。
次に本発明の第3の実施の形態の吸引枠体について説明する。図7は本発明の第3の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印T方向から見た下面図、(c)は(a)をU−U線で切断した縦断面図である。この第3の実施の形態の説明では、上記実施の形態と同一の部位には、同一の符号を付与し詳細な説明を省略している。本発明の第3の実施の形態の吸引枠体は、第1の実施の形態の第1の板部材20と、第2の実施の形態の第2の板部材22A、22B、22C、22D、22Eの両方を、吸引枠体に形成した例である。
図7に示すように、本発明の第3の実施の形態では、吸引枠体121の吸引口121aの上方に、吸引口121aの全面を覆う第1の板部材20が固定されている。また、第1の板部材20の下方で、かつ、吸引口121aの下方には、原料の移動方向(図7の白抜き矢印A方向)を横切る方向に平行に、複数(第3の実施の形態では5個)の第2の板部材22A、22B、22C、22D、22Eが固定されている。
第1の板部材20は、傾斜スクリーン112下端のシュート部材170に対して平行または略平行に配置されている。第1の板部材20には、同一直径の円形の複数の孔21が、第1の板部材20の全面に均等に形成されている。また、吸引口121aは、第2の板部材22A、22B、22C、22D、22Eによって、原料の移動方向を横切る方向に平行に6個の領域31、32、33、34、35、36に分割される。
6個の領域31、32、33、34、35、36の、原料の移動方向の隙間W1、W2、W3、W4、W5、W6は、原料の移動方向に向かって徐々に小さくなるように形成されている。
従って、隙間W1が大きい領域31では吸引力が最も小さくなり、隙間W6が小さい領域36では吸引力が最も大きくなり、原料の移動方向に向かって徐々に吸引力が大きくなるように形成されている。また、隙間W1からW6を通過した空気は、第1の板部材20の全面に均等に形成された複数の孔21を通ることによって、流速が一定で、かつ層流になるため、安定した吸引力を得ることができる。この複数の孔21を有する第1の板部材20と、複数の第2の板部材22A、22B、22C、22D、22Eとが、吸引口121aを複数の領域に分割する分割手段を構成している。
従って、吸引力が小さい領域31、32では、比較的軽い紙やビニール等が、シュート部材170からメッシュ状巻回ベルト124に吸引される。また、吸引力が大きい領域33、34、35、36では、プラスチックや木片等の比較的重い材料が、シュート部材170からメッシュ状巻回ベルト124に吸引される。そのため、比較的軽い材料から比較的重い材料まで、広い範囲の重量の材料を吸引することが可能になる。
また、複数の孔21の合計面積は吸引口121aの全面積よりも小さい。従って、吸引口121aの全面が開口している場合と比較して、吸引力が大きくなる。そのため、送風機184の送風量が一定でも、吸引口121aの幅W(原料の移動方向に平行な方向の長さ)を大きくすることが可能となるため、吸引口121aの面積を広くすることが可能で、シュート部材170上の軽い原料を効果的に吸引することができる。
本発明の第2の実施の形態及び第3の実施の形態では、隙間W1、W2、W3、W4、W5、W6は、原料の移動方向に向かって徐々に小さくなるように形成されているが、原料の移動方向に向かって徐々に大きくなるように形成してもよい。また、原料の移動方向の間隔が異なる複数の隙間を、適当な順番で形成してもよい。
次に本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置について説明する。図8は本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置を示す正面図であり、第1の実施の形態の図1相当図である。図9は図8をN−N線で切断した断面図である。図10は図8のサイクロン集塵機を示す拡大断面図であり、(a)は一次浄化を行っている状態を示す拡大断面図、(b)は二次浄化を行っている状態を示す拡大断面図である。図11は本発明の第4の実施の形態の吸引枠体単体を示す部品図であり、(a)は吸引枠体の断面図、(b)は(a)を矢印V方向から見た下面図、(c)は(a)をW−W線で切断した縦断面図である。
第4の実施の形態の説明では、上記実施の形態と同一の部位には、同一の符号を付与し詳細な説明を省略している。本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置は、排気をサイクロン集塵機で浄化するとともに、シュート部材170の底面部170aの下方から上方に向かって排気を吹き付けて、原料を浮かすようにした例である。
図8に示すように、本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置101は、振動ふるい選別手段110、吸引選別手段120、選別装置本体(以下、本体という。)50、ベルトコンベア60、サイクロン集塵機70等から構成されている。なお、この第4の実施の形態の説明においても、図8における吸引選別手段120側を前方側(他方の側)、ベルトコンベア60の右端側を後方側(一方の側)として説明を行う。
本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置101では、振動ふるい選別手段110、選別装置本体50、ベルトコンベア60は、第1の実施の形態の吸引風力式選別装置101と同一構造を有する。また、本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置101では、吸引選別手段120の構造が、第1の実施の形態の吸引選別手段120とは若干構造が異なるとともに、サイクロン集塵機70が新規な構造として追加されている。
振動ふるい選別手段110の前端側には、第1の実施の形態の吸引風力式選別装置101と同一構造のシュート部材170が設けられ、シュート部材170には、振動ふるい選別手段110でふるわれて落下しなかった所定の大きさ以上の原料が移動してくる。シュート部材170は、第1の実施の形態と同様に、水平面に対してほぼ水平または緩い傾斜になっており、底面部170aは、網目状、長目状、格子状、くし状等に穴、溝等が形成され、空気の流通がたいへんよい形状の部材になっている。投入され、ふるわれた原料は、この底面部170a上を移動することにより、一時滞留したり、大幅に遅い速度で移動することになる。
支持台181には、支柱182の上部の片持ちはり部材182aに、吸引選別手段120の吸引枠体121が吊設され、吸引枠体121はシュート部材170の上方に設けられている。また、支持台181には、支柱182、支柱189aの上部で、吸引選別手段120の左隣(図8で見て)に、送風機184、吸引ダクト183、排気ダクト186、排気循環ダクト186a、送風機用駆動モータ185等により構成される送風手段180が設けられている。また、支持台181には、支柱189b、支柱189cの上部で、送風手段180の左隣(図8で見て)に、サイクロン集塵機70が設けられている。
図11に示すように、吸引枠体121の吸引口121aには、原料の移動方向(図11の白抜き矢印A方向)を横切る方向に平行に、複数(第4の実施の形態では4個)の第2の板部材23A、23B、23C、23Dが固定されている。また、第2の板部材23A、23B、23C、23Dの上部には、原料の移動方向に平行に、複数(第4の実施の形態では3個)の第3の板部材24A、24B、24Cが固定されて、吸引枠体121の剛性を大きくしている。従って、吸引口121aは、第2の板部材23A、23B、23C、23Dによって、原料の移動方向を横切る方向に平行に5個の領域41、42、43、44、45に分割される。
5個の領域41、42、43、44、45の、原料の移動方向の隙間W1、W2、W3、W4、W5は、同一に形成されている。吸引口121aを複数の領域41、42、43、44、45に分割することによって、各領域41、42、43、44、45の流速が安定し、かつ層流になるため、安定した吸引力を得ることができる。この複数の第2の板部材23A、23B、23C、23Dが、吸引口121aを複数の領域に分割する分割手段を構成している。図9に示すように、吸引枠体121には、第1の実施の形態と同一形状のメッシュコンベア122が支持されている。メッシュコンベア122は、シュート部材170上の所定の大きさ以上の原料を吸引する。
吸引枠体121の円筒状の吸引ダクト接続口121bには、吸引ダクト183の一方が接続されている。吸引ダクト183の他方は、送風機184の吸込口に接続されている。送風機184は、送風機用駆動モータ185によって駆動されるファン等で送風動作を行う。送風機184に形成された2個の吐出口(図示せず)には、各々、排気ダクト186、排気循環ダクト186aが接続されている。
排気ダクト186は、サイクロン集塵機70の吸込口71に接続されている。送風機184の吐出口には、スライド可能に排気量調整板(図示せず)が差し込まれている。この排気量調整板をスライドして調整し、吐出口の開口部の面積を変えることによって、排気ダクト186に流入する排気量を調整する。排気循環ダクト186aは、シュート部材170の下方に設けられた排気循環枠体80の吸込口81に接続されている。排気循環枠体80の上部は、シュート部材170の側面部170bの周縁に、蛇腹82によって接続されている。
サイクロン集塵機70は、排気を一次浄化する外側サイクロンと、一次浄化された排気を二次浄化する内側サイクロンとから構成される二重式サイクロン集塵機である。すなわち、サイクロン集塵機70は、外側円筒部72、内側円筒部73、円錐部74、内筒75、排気ダクト76、ダスト排出箱77、連通口78等で構成される。
垂直に立設された外側円筒部72の内側には、外側円筒部72の上端近傍に、外側円筒部72と同心上に、軸方向の長さが短い内側円筒部73が形成され、内側円筒部73の下端に、下側に向かって小径になる円錐部74が一体的に形成されている。内側円筒部73の内側には、内側円筒部73と同心上に内筒75が形成され、内筒75に排気ダクト76が接続されている。排気ダクト76は、垂直上方に延びた後、逆U字形に折り曲げられて垂直下方に延び、支持台181に沿ってシュート部材170の近傍まで延びた後、上記した排気循環枠体80の吸込口81に接続されている。外側円筒部72の下端に、ダスト排出箱77が取り外し可能に取り付けられている、
外側円筒部72の内側と内側円筒部73の外側に囲まれた空間、及び、外側円筒部72の内側と円錐部74の外側に囲まれた空間が、排気を一次浄化する外側サイクロンを構成している。また、内側円筒部73と円錐部74の内側の空間が、二次浄化する内側サイクロンを構成している。塵埃を含んだ排気は、排気ダクト186から吸込口71を通って、外側円筒部72へ接線方向に供給される。
図10(a)に示すように、外側円筒部72へ供給された排気は、外側円筒部72の内側と内側円筒部73の外側に囲まれた空間、及び、外側円筒部72の内側と円錐部74の外側に囲まれた空間で、旋回流となって上昇する。排気に含まれている粗い粒子の塵埃は、遠心力によって加速されて外側円筒部72の内壁に達し、重力によって落下して、ダスト排出箱77に収容される。
粗い粒子の塵埃が分離されて一次浄化された排気は、外側円筒部72の上端に形成された連通口78を通って、内側円筒部73の内側の空間に接線方向に流入する。連通口78から内側円筒部73に流入した排気は、下降旋回流となって、内側円筒部73、円錐部74に沿って下降する。排気に含まれている細かい粒子の塵埃は、遠心力によって加速されて内側円筒部73、円錐部74の内壁に達し、重力によって落下して、ダスト排出箱77に収容される。ダスト排出箱77に塵埃が溜まったら、ダスト排出箱77を外側円筒部72から外し、溜まった塵埃を処分する。
細かい粒子の塵埃が分離されて二次浄化された排気は、円錐部74の下端近傍で反転して上昇旋回流となり、内側円筒部73、円錐部74の軸心部を上昇して、内筒75を通って排気ダクト76に排出される。排気ダクト76に排出された排気は、排気循環枠体80の吸込口81に供給される。本発明の第4の実施の形態のサイクロン集塵機70は、一台の集塵機で一次浄化と二次浄化を行うので、排気の浄化能力が大きく、設置面積も少なくて済む。
次に、本発明の第4の実施の形態の吸引風力式選別装置101の作用について説明する。原料Gは、図示しないベルトコンベア等によって、図8の矢印で示すように、ふるい枠体111の上方の後方側からふるい枠体111内に投入される。投入された原料Gは、ふるい枠体111内でふるわれ、小さい原料がベルトコンベア60上に落下する。この落下した原料は、ベルトコンベア60によって、吸引風力式選別装置101の後方に搬送される。そして、搬送された原料は、所定の大きさ以下の材料MAとして吸引風力式選別装置101の後方に選別回収される。
所定の大きさ以上の原料は、シュート部材170上に移動する。シュート部材170は、傾斜が緩やかになっているので、所定の大きさ以上の原料は、しばらく、滞留状態または滞留に近い状態になる。サイクロン集塵機70の排気ダクト76に排出された排気、及び、排気循環ダクト186aに排出された排気は、排気循環枠体80の吸込口81に供給される。従って、排気循環枠体80の吸込口81に供給された排気は、シュート部材170の底面部170aに形成された穴または溝から上方に向かって吹き出し、所定の大きさ以上の原料を、シュート部材170の底面部170aの上面から浮かせる。
吸引選別手段120は、送風機184の作用により、シュート部材170の近傍の空気を、吸引枠体121の吸引口121aから、吸引ダクト183を介して吸引する。シュート部材170の底面部170a上の所定の大きさ以上の原料は、底面部170aの上面から浮いているため、メッシュ状巻回ベルト124に効率的に吸引され、メッシュ状巻回ベルト124の巻回運動によって、図9の左方向に移動する。すなわち、所定の大きさ以上の原料は、底面部170aの上面から浮いているため、吸引枠体121の吸引口121aから吸引する風量が少なくても、効率的にメッシュ状巻回ベルト124に吸引でき、少ないエネルギー(送風機184、送風機用駆動モータ185の出力が小さくて済む)で、メッシュ状巻回ベルト124に効率的に吸引することが可能となる。
図8に示すように、吸引選別手段120の下端には、シュート部材170の前端側を遮蔽するゴムシート126が吊り下げられている。ゴムシート126には金属板が一体的に組み込まれて、ゴムシート126の剛性を大きくしている。ゴムシート126によって、シュート部材170の横からの空気の流入を防止して、シュート部材170上の所定の大きさ以上の原料に対して、吸引口121aからの吸引力を有効に働かせることができる。
メッシュ状巻回ベルト124は、吸引口121aと対向している位置をはずれると吸引力がなくなるので、軽い原料は自重によりメッシュ状巻回ベルト124から離れ落下する。落下した軽い原料は、搬出シュート175を介して選別回収される。
本発明の第4の実施の形態では、サイクロン集塵機70の排気ダクト76に排出された排気、及び、排気循環ダクト186aに排出された排気の両方を、シュート部材170の底面部170aの上方に向かって吹き出させているが、いずれか一方の排気をシュート部材170の底面部170aの上方に向かって吹き出させてもよい。
101…吸引風力式選別装置
110…振動ふるい選別手段
111…ふるい枠体
112…傾斜スクリーン
117…ばね部材
120…吸引選別手段
121…吸引枠体
121a…吸引口
122…メッシュコンベア
123a、123b、123c、123d…支持ローラ
124…メッシュ状巻回ベルト
125…メッシュコンベア用駆動モータ
126…ゴムシート
13…加振装置
14…加振モータ
151…はり部材
16…弾性支持体
160a、160b、160c、160d…軸受ユニット
162a、162b、162c、162d…軸体
163…軽材料分離部材
165a、165b…取付部材
170…シュート部材
175…搬出シュート
176…回収箱
180…送風手段
181…支持台
182…支柱
182a…片持ちはり部材
183…吸引ダクト
184…送風機
185…送風機用駆動モータ
186…排気ダクト
186a…排気循環ダクト
187…排気口
188…送風機用制御盤
189a、189b、189c…支柱
195…第2ベルトコンベア
20…第1の板部材
21…孔
22A、22B、22C、22D、22E…第2の板部材
23A、23B、23C、23D…第2の板部材
24A、24B、24C…第3の板部材
31、32、33、34、35、36…領域
41、42、43、44、45…領域
50…選別装置本体(本体)
60…ベルトコンベア
70…サイクロン集塵機
71…吸込口
72…外側円筒部
73…内側円筒部
74…円錐部
75…内筒
76…排気ダクト
77…ダスト排出箱
78…連通口
80…排気循環枠体
81…吸込口
82…蛇腹

Claims (5)

  1. 複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、
    一方の側が高く所定の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する選別手段と、
    前記傾斜スクリーンの他方の側の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、空気の流通が可能であるとともに所定の幅を有する無端ベルトであって、前記横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を移動可能に、前記巻回運動軌跡の前記傾斜スクリーン側の面が、前記傾斜スクリーンに対して所定の間隔を有するとともに平行または略平行になるように設けられた巻回ベルトと、
    前記巻回ベルトの中間に、前記傾斜スクリーン側に吸引口を向けるように設けられ、吸引用空気を生成して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を前記巻回ベルトの面に吸引させるための吸引枠体と、
    前記吸引枠体に形成され、前記吸引口を複数の領域に分割する分割手段とを備え
    前記分割手段は、
    前記傾斜スクリーンに対して平行または略平行に前記吸引口の全面を覆うとともに、所定の大きさの孔が前記吸引口の全面に均等に配置された第1の板部材であり、
    前記分割手段は、
    前記原料の移動方向を横切る方向に平行に延び、前記吸引口に複数形成された第2の板部材をさらに備え、前記第2の板部材で仕切られて、前記原料の移動方向の間隔が異なる複数の隙間が形成されている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  2. 複数の材料が含まれた原料から、所定の材料に選別するための吸引風力式選別装置であって、
    一方の側が高く所定の角度傾斜しているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーンに振動を付与し、前記一方の側から供給された前記原料が前記一方の側から他方の側に移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーンの下方側に落下させて選別する選別手段と、
    前記傾斜スクリーンの他方の側の上方に、前記原料の移動方向を横切るように設けられ、空気の流通が可能であるとともに所定の幅を有する無端ベルトであって、前記横切る方向に延びた巻回運動軌跡上を移動可能に、前記巻回運動軌跡の前記傾斜スクリーン側の面が、前記傾斜スクリーンに対して所定の間隔を有するとともに平行または略平行になるように設けられた巻回ベルトと、
    前記巻回ベルトの中間に、前記傾斜スクリーン側に吸引口を向けるように設けられ、吸引用空気を生成して、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を前記巻回ベルトの面に吸引させるための吸引枠体と、
    前記吸引枠体に形成され、前記吸引口を複数の領域に分割する分割手段とを備え、
    前記分割手段は、
    前記原料の移動方向を横切る方向に平行に延び、前記吸引口に複数形成された第2の板部材であって、前記第2の板部材で仕切られて、前記原料の移動方向の間隔が異なる複数の隙間が形成されている
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  3. 請求項1または2に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記吸引枠体から排出された排気のうちの少なくとも一部を、前記傾斜スクリーンの他方の側の下方から上方に向かって吹き付けて、前記所定の大きさ以上であって軽量な原料を、前記傾斜スクリーンの他方の側の上面から浮かせる
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  4. 請求項に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記吸引枠体から排出された排気のうちの少なくとも一部を浄化するサイクロン集塵機を備え、
    前記サイクロン集塵機によって浄化した排気を前記傾斜スクリーンの他方の側の下方から上方に向かって吹き付ける
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
  5. 請求項に記載された吸引風力式選別装置において、
    前記サイクロン集塵機は、
    前記排気から粗い粒子を捕集して一次浄化する外側サイクロンと、
    前記外側サイクロンの内側に形成され、前記外側サイクロンによって一次浄化された排気から細かい粒子を捕集して二次浄化する内側サイクロンとから構成される
    ことを特徴とする吸引風力式選別装置。
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