JP2009076550A - インプリントモールド、インプリントモールド製造方法 - Google Patents

インプリントモールド、インプリントモールド製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009076550A
JP2009076550A JP2007242181A JP2007242181A JP2009076550A JP 2009076550 A JP2009076550 A JP 2009076550A JP 2007242181 A JP2007242181 A JP 2007242181A JP 2007242181 A JP2007242181 A JP 2007242181A JP 2009076550 A JP2009076550 A JP 2009076550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
imprint mold
mold
phase
imprint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007242181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5332161B2 (ja
Inventor
Akira Sakata
陽 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2007242181A priority Critical patent/JP5332161B2/ja
Publication of JP2009076550A publication Critical patent/JP2009076550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5332161B2 publication Critical patent/JP5332161B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Micromachines (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】多段の凹凸パターンを備えたインプリントモールドであっても、インプリントモールドと樹脂パターンの剥離性に優れ、繰り返しインプリント法を行っても剥離性が低下することのない光インプリント法を行うことが出来るインプリントモールドを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の段差を備えた凹凸パターンが形成されたインプリントモールドの場合、それぞれの段差のコーナー部について位相差が反転するため必要がある。このとき、位相差補正パターンのみで補正すると、位相差補正パターンも複数の段差を備える必要がある。本発明では、位相差補正パターンと、位相変位層と、を備えることにより、位相差補正パターンの段数を抑制することが出来るため、より好適に複数の段差を備えた凹凸パターンが形成されたインプリントモールドを製造することが出来る。
【選択図】 図6

Description

本発明は、インプリントモールド、インプリントモールド製造方法に関する。
基材(例えば、ガラス、樹脂、金属、シリコンなど)に特定の微細な3次元構造パターン(例えば、多段の階段状形状など)を形成したインプリントモールドは、広範な分野に用いられることが期待されている。例えば、半導体デバイス、光学素子、配線回路、記録デバイス(ハードディスクやDVDなど)、医療検査用チップ(DNA分析用途など)、ディスプレイパネル、マイクロ流路などが挙げられる。
近年、インプリントモールドにおいて、より微細なパターンや、より段数の多い構造に対する要求が増加している。
例えば、半導体分野において、特定の微細な3次元構造パターンを形成したデュアルダマシン構造を形成するにあたり、多段のインプリントモールドを用いることが提案されている(非特許文献1参照)。
インプリント法は、最終的に転写すべきパターンのネガポジ反転像に対応するパターンが形成されたインプリントモールド(テンプレートという場合もある)と呼ばれる金型を、樹脂に型押しし、その状態で樹脂を硬化させることにより、パターン転写を行うものである。このとき、露光光を照射することにより光硬化性樹脂を硬化させる光インプリント法が知られている(特許文献1参照)。
インプリント法において、インプリントモールドと基板上に生成した樹脂パターンとの剥離性は極めて重要である。図1を用いて説明する。一般的に、樹脂の硬化は樹脂収縮を引き起こし、インプリントモールドと樹脂パターンとの間に応力を発生させる。このため、樹脂を硬化させた後(図1(a))、インプリントモールドと樹脂パターンを引き離す工程において、インプリントモールド側に樹脂が移動すること(図1(b))、パターンの一部分がインプリントモールド側に残留すること(図1(c))などが起こり、樹脂パターンに欠陥が発生することが知られている。
このとき、剥離における樹脂パターンの欠陥は、剥離時に応力が集中する凹凸パターンの凸パターン部と凹パターン部の境界であるコーナー部で頻度よく発生することが報告されている(図1(d))(非特許文献2参照)。
一方、剥離性を向上させる方法として、表面エネルギーの小さいフッ素ポリマーを剥離剤としてインプリントモールド表面に塗布する方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2000−194142号公報 特開2002−283354号公報 Proc. of SPIE.,vol.5992, pp.786-794 (2005) Y.Hirai, et al.J.Vac.Sci.Technol., vol.21,pp.6 (2003)
しかしながら、剥離剤を表面に塗布したとしても、剥離剤は繰り返しインプリント法を行うと、剥離剤がインプリントモールド表面から徐々に剥がれ、インプリントモールドと樹脂との剥離性が低下してしまう。特に、多段のインプリントモールドにおいては、複数の段差をそなえた凹凸パターン上の剥離剤の塗布に際し、凹凸パターン内の凸部上の剥離剤が薄くなったり、凹部に過剰に剥離剤が留まってしまうため、平坦な塗布を行うことが出来ず、均質な剥離性の向上は困難である。
そこで、本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、多段の凹凸パターンを備えたインプリントモールドであっても、インプリントモールドと樹脂パターンの剥離性に優れ、繰り返しインプリント法を行っても剥離性が低下することのない光インプリント法を行うことが出来るインプリントモールドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、微細な凹凸パターンを形成するための光インプリント法に用いるインプリントモールドにおいて、基板と、前記基板に設けられた凹凸パターンと、前記凹凸パターンが形成された基板面と逆側の基板面に設けられた位相差補正パターンと、前記凹凸パターンが形成された基板面と逆側の基板面に設けられた位相変位層と、を備え、前記凹凸パターンは、複数の段差を備えた凹凸パターンであることを特徴とするインプリントモールドである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のインプリントモールドであって、位相変位層は、モリブデン、タングステン、タンタル、シリコン、酸素、窒素、からなる群より選ばれた少なくとも一つ以上の元素を含む材料であることを特徴とするインプリントモールドである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2のいずれかに記載のインプリントモールドであって、位相変位層は、多層である位相変位層であることを特徴とするインプリントモールドである。
請求項4に記載の本発明は、インプリントモールドの製造方法において、基板表面に基板とは異なる屈折率を有する位相変位層を少なくとも1層以上積層する工程と、基板に多段の凹凸パターンとを形成する工程と、前記凹凸パターンが形成された基板表面と反対側の基板表面に位相差補正パターンを形成する工程と、前記位相変位層をパターニングする工程と、を備えたことを特徴とするインプリントモールド製造方法である。
本発明のインプリントモールドは、複数の段差を備えた凹凸パターンが形成された基板面と逆側の基板面に、位相差補正パターンと、位相変位層と、を備えたことを特徴とする。
本発明の構成によれば、位相差補正パターンと、位相変位層と、により、凸パターン部の断面寸法と凹パターン部の断面寸法の差分が、コヒーレントな露光光の半波長または半波長の奇数倍に相当する光路長と等しいように調整できる。このため、露光強度を制御することで、特定部位の光硬化性樹脂について硬化の度合いを選択的に低くすることが出来、硬化による固着や収縮応力に起因するせん断力を低減出来、転写パターンの欠陥の発生を抑制することが出来る。このとき、光路長は位相差補正パターンと、位相変位層とにより調整が出来るため、コヒーレントな露光光の波長に依存せずに、転写パターンを決定することが出来る。
特に、複数の段差を備えた凹凸パターンが形成されたインプリントモールドの場合、それぞれの段差のコーナー部について位相差が反転する必要がある。このとき、位相差補正パターンのみで補正すると、位相差補正パターンも複数の段差を備える必要がある。本発明では、位相差補正パターンと、位相変位層と、を備えることにより、位相差補正パターンの段数を抑制することが出来、より好適に複数の段差を備えた凹凸パターンが形成されたインプリントモールドを製造することが出来る。
以下、本発明のインプリントモールドについて説明を行う。
インプリントモールドと転写基板との接触面と、コヒーレントな露光光を発する露光光源と、の間に、インプリントモールドに用いた材料の屈折率と、異なる屈折率を有する位相変位層を有することで、転写基板上の樹脂の硬化度合いを位相変位層の部位、厚み、屈折率などにより制御することが出来る。このため、インプリントモールドと樹脂パターンを剥離する工程において、樹脂パターンの欠陥が発生する部位を選択的に未硬化とすることが出来、転写パターンの欠陥の発生を抑制することが可能となる。
図2(A)は、本発明の原理を説明するものであり、インプリントモールドにコヒーレントな露光光が照射された場合である。
図2(A)(a)でモールド100に対して入射したコヒーレント光200の波面Aは光透過材料70の一部に形成した位相変位層90の410、420部で示したモールド100の凹凸パターン60を含む距離Aと、距離Bをそれぞれ通過する。この凹凸パターン60部を含む断面寸法(距離A)と基板断面寸法(距離B)の差分距離Cをコヒーレントな露光光の半波長または半波長の奇数倍に相当する光路長にすれば、波面Bでは隣り合った410、420で相対して位相反転した光となり、結果としてモールド100から位相反転した光として波面B‘として射出される。
図2(A)(b)を用いて光強度に関して説明する。410、420を透過した光において、光強度は同一である(ここでは説明の便宜上位相変位層90自体の透過率減衰は無視する)。位相が反転していることから、波面Bにおける410と420の光振幅(強度)を便宜上分離して相対的に縦軸を図面上下に対向させて示す。このとき、角部A、Bによる回折影響により、すそ引き状の回折光430を生じる。回折光430において光強度は同一であり、図2(A)(c)に示す合成光強度440では反転した位相によって打ち消しあうため、角部A,B部での光エネルギー強度はゼロに近くなる。この光エネルギーゼロの部分は、位相反転が発現する波面B位置で選択的に起こる。
図2(A)で示した位相反転に必要な距離Cについて、図2(B)で説明する。位相反転のメカニズムは前述の通り、光路長で波長(λ)の2分の1または波長(λ)の2分の1の奇数倍変化をつければよい。光源波長をλ(nm)、位相変位層90の屈折率をnht、凸パターン部の断面寸法と凹パターン部の断面寸法の差分をT(距離C)、大気の屈折率をnairとした場合、関係式は「数1」で現される。
Figure 2009076550
具体例として、例えば、下記の条件で、必要な位相変位層90の膜厚である距離C=Tは、「数1」より、64.3nmとなる。
λ:193nm(ArFエキシマレーザーの波長)
ht:2.5(位相変位層90の屈折率)
air:1(大気の屈折率)
図3(A)は、本発明の原理を説明するものであり、インプリントモールドの一例にコヒーレントな露光光が照射された図である。
図3(A)(a)でモールド100に対して入射したコヒーレント光200の波面Aは415、425部で示したモールド100の凹凸パターン60で距離A、距離Bをそれぞれ通過する。この凸パターン部の断面寸法(距離A)と凹凸パターン60による断面寸法(距離B)の差分距離Cをコヒーレントな露光光の半波長または半波長の奇数倍に相当する光路長にすれば、波面Bでは隣り合った415、425で相対して位相反転した光として射出される。
図3(A)(b)、図3(A)(c)を用いて光強度に関して説明する。415、425を透過した光において、光強度は同一である。(ここでは説明の便宜上モールド100自体の透過率減衰は無視する)。位相が反転していることから、波面Bにおける415と425の光振幅(強度)を便宜上分離して相対的に縦軸を図面上下に対向させて示す。このとき、角部C、Dによる回折影響により、すそ引き状の回折光430を生じる。回折光430において光強度は同一であり、図3(A)(c)に示す合成光強度440では反転した位相によって打ち消しあうため、角部C,D部での光エネルギー強度はゼロに近くなる。この光エネルギーゼロの部分は、位相反転が発現する波面B位置で選択的に起こる。
図3(A)で示した位相反転に必要な距離Cについて説明する。位相反転のメカニズムは前述の通り、光路長で波長(λ)の2分の1または波長(λ)の2分の1の奇数倍変化をつければよい。光源波長をλ(nm)、インプリントモールド材質の屈折率をn、凸パターン部の断面寸法と凹パターン部の断面寸法の差分をT、大気の屈折率をnairとした場合、関係式は前記同様に「数2」で現される。
Figure 2009076550
具体例として、例えば、下記の条件で、必要な距離C(=T)は、「数1」より、193nmとなる。
λ:193nm(ArFエキシマレーザーの波長)
:1.5(インプリントモールド材質の屈折率の屈折率)
air:1(大気の屈折率)
ここで、図3(A)において、距離Cは図3(B)に示すとおり、t+tに分割しても良い。
さらに、距離t2については図2(A)で説明した原理から、図3(C)に示すとおり、位相変位層90で、その等価光路長を代替することが可能である。
図3(C)で示した位相反転に必要なtについて説明する。位相反転のメカニズムは前述の通り、光路長で波長(λ)の2分の1または波長(λ)の2分の1の奇数倍変化をつければよい。光源波長をλ(nm)、インプリントモールド材質/位相変位層の屈折率をnq、nht凸パターン部の断面寸法と凹パターン部の断面寸法の差分をT(t、t)、大気の屈折率をnairとした場合、基本となる関係式は前記「数2」同様に現される。
まず、数2を数3に変形する。
Figure 2009076550
図3(C)の場合、距離Tと屈折率nが各々tとn、tとnhtに分割されるため、
Figure 2009076550
上記「数4」式を満たす関係のとき、凸パターン部と凹パターン部の境界において、露光光は180°位相が反転する。
具体例として、例えば、下記の条件で、t=100nmとした場合に必要なtは、「数4」より、tについて解くと31nmとなる。
λ:193nm(ArFエキシマレーザーの波長)
ht:2.5
:1.5(インプリントモールド材質の屈折率の屈折率)
air:1(大気の屈折率)
:100nm
さらに、図3(B)の場合について、説明を加える。実際のモールドでは距離tの部位は光硬化樹脂が充填され、屈折率が上述した大気ではなく、図3(D)に示すとおり、樹脂の屈折率となる。図3(D)で示した位相反転に必要なt2について説明する。位相反転のメカニズムは前述の通り、光路長で波長(λ)の2分の1または波長(λ)の2分の1の奇数倍変化をつければよい。光源波長をλ(nm)、インプリントモールド材質/位相変位層の屈折率をn、nht凸パターン部の断面寸法と凹パターン部の断面寸法の差分をT(t、t)、大気の屈折率をnairとした場合、基本となる関係式は「数4」におけるtの項の屈折率がnとなる「数5」で現される。
Figure 2009076550
上記「数5」式を満たす関係のとき、凸パターン部と凹パターン部の境界において、露光光は180°位相が反転する。
具体例として、例えば、下記の条件で、t=50nmとした場合に必要なtは、「数5」より、tについて解くと173nmとなる。
λ:193nm(ArFエキシマレーザーの波長)
:1.7
:1.5(インプリントモールド材質の屈折率の屈折率)
air:1(大気の屈折率)
:50nm
本発明のインプリントモールドは基板に微細な凹凸パターンが形成され、前記凹凸パターンが形成された基板表面とは逆側の基板表面に、位相変位層を少なくとも一層以上積層し、前記位相変位層は、前記凹凸パターンと相対するようにパターニングされていることが好ましい。表裏の凹凸パターンが相対することにより、特に、欠陥が頻度良く発生することが知られている凸パターン部と凹パターン部の境界であるコーナー部に対応する部位の樹脂を未硬化とすることが出来る。このため、凸パターン部と凹パターン部の境界であるコーナー部の剥離時の欠陥を抑制することが出来る。
位相変位層は、インプリントモールドに用いた材料の屈折率と異なることが求められ、光インプリント法に用いるコヒーレントな露光光に応じて、適宜選択することが出来る。
前記位相変位層は、モリブデン、タングステン、タンタル、シリコン、酸素、窒素、からなる群より選ばれた少なくとも一つ以上の元素を含む材料であることが好ましい。前記材料を用いることで、膜厚、屈折率などの制御を好ましく行うことが出来る。これにより任意のモールド寸法が実現できる。
また、図3(C)に示すとおり、モールドとして所望する凹凸パターンの寸法にtよらず、位相変位層90の厚さt、屈折率nを制御することで、tのみでは過不足する光路長を、位相変位層90の厚さtにてコヒーレントな露光光の半波長または半波長の奇数倍に相当させ、180度位相反転することが出来る。この原理は図2(A)でも説明した。
図4にて位相変位層を有するインプリントモールドの原理を説明する。図4において、所望するパターンの寸法をt、位相変位層90の厚さをtとする。
図4の場合、数1において、Tがtとtの2つに分かれることに該当し、Tとnは別々のtとn、tとnhtに分割される。また、位相反転を発現させる光の伝播媒体の屈折率が波面Aの段階では一般に大気中(屈折率nair=1)であり、波面Bでは光硬化性樹脂中(屈折率n)となる。
Figure 2009076550
上記「数6」式を満たす関係のとき、凸パターン部と凹パターン部の境界において、露光光は180°位相が反転する。
具体例として、例えば、下記の条件で、石英ガラス製とするインプリントモールド100(t,n)に100nmの凹凸パターンを有するモールドに必要な位相変位層90(n)の膜厚tは、「数6」より、51nmとなる。
λ:193nm(ArFエキシマレーザーの波長)
:1.5(石英ガラス基板10の屈折率)
:100nm(凹凸パターンの寸法)
ht:2.5(位相変化層90の屈折率)
:1.7(光硬化樹脂の屈折率)
air:1(大気の屈折率)
このとき、位相変位層90は、位相変位層90を通過した露光光が光硬化性樹脂を硬化させるのに必要な光強度とならない程度の、露光光に対する透過率を有する位相変位層であることが好ましい。上記の場合について図5を用いて説明を行う。
位相変位層90の透過率を減じた場合、モールド100を透過した410部の光強度は図5(a)に示す分布となり、光強度は420部に比べ減少する。合成光強度は図5(b)となる。420部を透過した露光光の光強度では光硬化性樹脂120は硬化し、410部を透過した露光光の光強度では硬化しない感度の光硬化性樹脂を用いることで、位相変位層90を透過した部位の光硬化性樹脂を選択的に硬化しないことが出来る。これにより、後述する転写基板とモールドの引き剥がしにおいて、硬化による樹脂収縮による固着影響が点線部Eでは緩和されることになる。
図6に、本発明のインプリントモールドの一例として、位相反転を2回発現させる2段凹凸パターンを備えたインプリントモールドについて説明する。便宜上前記した図2(A)から図5での説明を引用することとし、同じ記号を用いて説明する。図6では415、425部をモールド100とし、図3(B)と同一構造とする。モールド100部では前記図3(A)及び3Aで説明した通り位相反転が波面Bで発現する。さらに2段目の凹凸パターンについては420、410部をモールド200とし、位相反転は前記図3(C)で説明した通り波面Cで発現する。
さらに図7(A)に図6における図5で説明した位相変位層90の透過率を制御し、光硬化樹脂120の硬化感度を制御した場合を示す。
図7(B)に図6または8における事例として、所望する2段階のモールド寸法M1=100nm、M2=50nmとした場合の位相反転に必要なM3,M4寸法を算出する。図7(B)における領域Aは、図3(D)であり、領域Bは、図4と同じである。M3は173nm、M4は51nmである。基板自体の厚さMsubであるが、位相反転は屈折率差によって生じる効果である。このため、基板の厚さを透過すること自体は屈折率が不変であり、位相反転には寄与しない中間媒体でしかない。よって、基板自体の厚さMsubは、任意寸法でよい。
λ:193nm(ArFエキシマレーザーの波長)
air:1(大気の屈折率)
:1.5(石英ガラス基板10の屈折率)
ht:2.5(位相変化層90の屈折率)
:1.7(光硬化樹脂120の屈折率)
M1:1段目のモールド寸法=100nm
M2:2段目のモールド寸法=50nm
以下、本発明のインプリントモールド製造方法について説明を行う。
<基板に凹凸パターンを形成する工程>
まず、基板に凹凸パターンを形成する。
基板は、光インプリント法に用いる露光光を透過する材料であることが求められる。一般的な露光光を透過する材料としては、例えば、石英ガラスなどが挙げられる。
凹凸パターンを形成する方法としては、所望する凹凸パターンの寸法、形状に応じて適宜公知の微細加工技術を用いて形成してよい。例えば、フォトリソグラフィ法、ドライエッチング法、ウェットエッチング法、レーザ加工方法、微細機械加工方法、などを適宜組み合わせることにより形成しても良い。
<位相変位層を積層する工程>
次に、凹凸パターンを形成した基板表面とは逆側の基板表面に位相変位層を積層する。
この位相変位層は、インプリントモールドに用いた材料の屈折率と異なることが求められ、光インプリント法に用いるコヒーレントな露光光の波長に応じて、適宜選択することが出来る。また、位相の反転に必要な光路差に応じて、複数層積層しても良い。
このとき、位相変位層は、モリブデン、タングステン、タンタル、シリコン、酸素、窒素、からなる群より選ばれた少なくとも一つ以上の元素を含む材料(例えば、酸化窒化モリブデンシリサイド(MoSiOxNy))であることが好ましい。前記材料を用いることで、膜厚、屈折率などの制御を好ましく行うことが出来る。
位相変位層を積層する方法としては、適宜公知の薄膜形成法を用いて良い。例えば、PVD法、CVD法、スピンコート法、スリットコート法、スプレーコート法、ディップコート法などを用いて形成しても良い。
<位相変位層をパターニングする工程>
次に、位相変位層を、凹凸パターンと相対するようにパターニングする。
位相変位層をパターニングする工程としては、適宜公知のパターニング方法を用いることができ、例えば、リソグラフィ技術、エッチング技術などを用いてパターンを形成しても良い。
<位相差補正パターンを形成する工程>
次に、パターニングされた位相変位層の領域外とする基板表面上に位相差補正パターンを形成する。上述した<基板に凹凸パターンを形成する工程>と同様に構造パターンを形成してよい。
以下、本発明のインプリントモールドを用いた光インプリント法について説明を行う。
本発明のインプリントモールドを用いた光インプリント法では、露光光がコヒーレントな光であり、位相変位層を備えたインプリントモールドを用いることが好ましい。位相変位層を通過した露光光と、該位相変位層を通過しなかった露光光は、位相が異なり、位相が180°異なる箇所においては、露光光の光強度はゼロに近しいものとなる。これにより、凹凸パターンの凸パターン部と凹パターン部の境界であるコーナー部を未硬化の部位とすることが出来る。さらに、位相変位層では、位相変位層を通過した露光光が光硬化樹脂を硬化させるのに必要な光強度とならない程度の、露光光に対する透過率を持った位相変位層であるインプリントモールドを用いることにより、転写パターンに不要な残膜の部位を未硬化とすることが出来る。これは、露光量を制御することが出来ることを意味し、特定部位の光硬化性樹脂について硬化の度合いを選択的に低くすることが出来る。よって、樹脂の硬化による固着や収縮応力に起因するせん断力を低減出来、これは離型性を良好にし、結果として転写パターンの欠陥の発生を抑制することが可能となる。
<実施例1>
以下、本発明のインプリントモールド製造方法の実施の一例を示す。当然のことながら、本発明のインプリントモールド製造方法は下記実施例に限定されず、各工程において類推することの出来る他の製造方法であっても良い。
まず、モールド材料となる石英ガラス基板10に導電性金属であるクロム(Cr)を材料とした犠牲膜20をスパッタリング法により形成した(図8(a))。犠牲膜20は次工程での電子線リソグラフィにて荷電子のチャージアップを避けるためであり、導電性が好ましい。
次に、電子線反応型のレジスト30を犠牲膜20に塗布し、リソグラフィ法による露光、現像処理により犠牲膜20上にレジストパターン40を形成した(図8(b))。
次に、レジストパターン40をマスクとして塩素と酸素の混合ガスによるリアクティブエッチング(RIE)法によるドライエッチング法で犠牲膜20にマスクパターン50を形成した(図8(c))。
次に、Cと酸素混合ガスによるリアクティブエッチング(RIE)法によるドライエッチング法で石英ガラス基板10に凹凸パターン60を形成した(図8(d))。
次に、レジストパターン40を酸素プラズマ処理による灰化により除去した(図8(e))
次に、レジスト30を再度塗布し、モールドパターン60にレジストパターン40を形成した(図8(f))。
次に、C2F6と酸素混合ガスによるリアクティブエッチング(RIE)法によるドライエッチング法で凹凸パターン65を形成した(図8(g))。
次に、レジストパターン40とマスクパターン50(犠牲膜20)を除去し、石英ガラス基板10にモールドパターン60及び61を得た(図8(h))。
次に、凹凸パターンが形成された基板表面とは逆側の基板表面に、スパッタ法を用いて光透過材料70を成膜し、レジスト30を塗布し、レジストパターン40を得た(図8(i))。
次に、レジストパターン40をマスクとして光透過材料70を腐食性ガスによるドライエッチング法によりエッチングを行うことにより、モールドパターン60に対応した位相変位層90(モールドパターン62)を形成した(図8(j)。
次に、酸素プラズマ処理による灰化によりレジストパターン40を一旦除去し、再度レジスト30を塗工しレジストパターン40を得た。(図3(A)(k))。
次に、Cと酸素混合ガスによるリアクティブエッチング(RIE)法によるドライエッチング法でレジストパターン40をマスクとしてモールドパターン63を形成した(図8(l))。
次に、酸素プラズマ処理による灰化によりレジストパターン40を除去した。
以上より、本発明のインプリントモールドの一例であるモールド300を製造することが出来た。
<実施例2>
以下、本発明のインプリントモールドを用いた光インプリント法の実施の一例を、図9を用いて具体的に説明を行う。
まず、実施例1で製造されたモールド300と、一定間隔を設けて対向位置に転写基板110を配置し、転写基板110上に光硬化性樹脂120を塗布した(図9(a))。
次に、モールド300を光硬化性樹脂120が塗布された転写基板110を大気中または減圧雰囲気中で接合し、樹脂硬化のための所定波長のコヒーレント光200を照射、光硬化性樹脂120を硬化した(図9(b))。
次に、モールド300と転写基板110を接合方向とは反対側に引き戻し、転写基板110上に光硬化性樹脂120からなる転写パターン130を得た(図9(c))。
次に、未硬化部分140に対してコヒーレント光200もしくは光硬化性樹脂を硬化させる波長の光210を照射し、硬化させた(図9(d))。
次に、所望する転写パターン130に不要な残膜150を酸素プラズマなどにより灰化除去した(図9(e))。
以上より、転写基板110に転写パターン130を形成することが出来た。
本発明のインプリントモールドは、微細なパターン形成が所望される広範な分野に用いることが期待され、例えば、半導体デバイス、光導波路や回折格子等の光学部品、ハードディスクやDVDなどの記録デバイス、ライフサイエンス分野でDNA分析等に用いるバイオチップ、ディスプレイ分野などで画像・映像表示器に用いる拡散板、および導光板、などの製品の製造工程に用いることが期待される。
インプリントモールドの剥離工程において欠陥の発生を示す図である。 インプリントモールドにコヒーレントな露光光を照射した場合の光強度を示す図である。 インプリントモールドにコヒーレントな露光光を照射した場合の光強度を示す図である。 インプリントモールドにコヒーレントな露光光を照射した場合の光強度を示す図である。 インプリントモールドにコヒーレントな露光光を照射した場合の光強度を示す図である。 本発明のインプリントモールドにコヒーレントな露光光を照射した場合の光強度を示す図である。 本発明のインプリントモールドにコヒーレントな露光光を照射した場合の光強度を示す図である。 本発明のインプリントモールド製造方法の実施の一例を示す図である。 本発明の光インプリント法の実施の一例を示す図である。
符号の説明
10 石英ガラス基板
20 犠牲膜20
30 レジスト
40 レジストパターン
50 マスクパターン
60 モールドパターン
61 モールドパターン
62 モールドパターン
63 モールドパターン
70 光透過材料
90 位相変位層
100 モールド
110 転写基板
120 光硬化性樹脂
130 転写パターン
140 未硬化部分
150 残膜
200 コヒーレント光
210 硬化光
300 モールド

Claims (4)

  1. 微細な凹凸パターンを形成するための光インプリント法に用いるインプリントモールドにおいて、
    基板と、
    前記基板に設けられた凹凸パターンと、
    前記凹凸パターンが形成された基板面と逆側の基板面に設けられた位相差補正パターンと、
    前記凹凸パターンが形成された基板面と逆側の基板面に設けられた位相変位層と、を備え、
    前記凹凸パターンは、複数の段差を備えた凹凸パターンであること
    を特徴とするインプリントモールド。
  2. 請求項1に記載のインプリントモールドであって、
    位相変位層は、モリブデン、タングステン、タンタル、シリコン、酸素、窒素、からなる群より選ばれた少なくとも一つ以上の元素を含む材料であること
    を特徴とするインプリントモールド。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載のインプリントモールドであって、
    位相変位層は、多層である位相変位層であること
    を特徴とするインプリントモールド。
  4. インプリントモールドの製造方法において、
    基板表面に基板とは異なる屈折率を有する位相変位層を少なくとも1層以上積層する工程と、
    基板に多段の凹凸パターンとを形成する工程と、
    前記凹凸パターンが形成された基板表面と反対側の基板表面に位相差補正パターンを形成する工程と、
    前記位相変位層をパターニングする工程と、
    を備えたことを特徴とするインプリントモールド製造方法。
JP2007242181A 2007-09-19 2007-09-19 インプリントモールド、インプリントモールド製造方法 Expired - Fee Related JP5332161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007242181A JP5332161B2 (ja) 2007-09-19 2007-09-19 インプリントモールド、インプリントモールド製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007242181A JP5332161B2 (ja) 2007-09-19 2007-09-19 インプリントモールド、インプリントモールド製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009076550A true JP2009076550A (ja) 2009-04-09
JP5332161B2 JP5332161B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=40611277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007242181A Expired - Fee Related JP5332161B2 (ja) 2007-09-19 2007-09-19 インプリントモールド、インプリントモールド製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5332161B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012025032A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Fujikura Ltd インプリントモールドの製造方法およびインプリントモールド
JP2018130676A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 国立大学法人豊橋技術科学大学 貫通孔と流路を一体化したマイクロ流体輸送構造体およびその製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03259256A (ja) * 1990-03-09 1991-11-19 Mitsubishi Electric Corp フォトマスク
JPH0651493A (ja) * 1992-07-29 1994-02-25 Nec Corp フォトマスク
JPH0683039A (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 Sony Corp 位相シフト・マスクの欠陥修正方法
JP2001312043A (ja) * 2000-04-27 2001-11-09 Dainippon Printing Co Ltd ハーフトーン位相シフトフォトマスク及びハーフトーン位相シフトフォトマスク用ブランクス
JP2005345737A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Hoya Corp マスクブランク、位相シフトマスクの製造方法及びテンプレートの製造方法
JP2007103915A (ja) * 2005-09-06 2007-04-19 Canon Inc モールド、インプリント方法、及びチップの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03259256A (ja) * 1990-03-09 1991-11-19 Mitsubishi Electric Corp フォトマスク
JPH0651493A (ja) * 1992-07-29 1994-02-25 Nec Corp フォトマスク
JPH0683039A (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 Sony Corp 位相シフト・マスクの欠陥修正方法
JP2001312043A (ja) * 2000-04-27 2001-11-09 Dainippon Printing Co Ltd ハーフトーン位相シフトフォトマスク及びハーフトーン位相シフトフォトマスク用ブランクス
JP2005345737A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Hoya Corp マスクブランク、位相シフトマスクの製造方法及びテンプレートの製造方法
JP2007103915A (ja) * 2005-09-06 2007-04-19 Canon Inc モールド、インプリント方法、及びチップの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012025032A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Fujikura Ltd インプリントモールドの製造方法およびインプリントモールド
JP2018130676A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 国立大学法人豊橋技術科学大学 貫通孔と流路を一体化したマイクロ流体輸送構造体およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5332161B2 (ja) 2013-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4575154B2 (ja) 多段リソグラフィックテンプレート、その製造方法、及び当該テンプレートを用いるデバイス作成方法
JP5542766B2 (ja) パターン形成方法
JP5392145B2 (ja) インプリント方法およびインプリント装置
JP4407770B2 (ja) パターン形成方法
JP7201853B2 (ja) マスクブランク、インプリントモールドの製造方法、転写用マスクの製造方法、反射型マスクの製造方法、及び半導体デバイスの製造方法
JP5119579B2 (ja) インプリント用モールド及びその製造方法
JP4998168B2 (ja) インプリントモールド製造方法
JP2008132722A (ja) ナノインプリント用モールドおよびその作成方法、ならびにデバイスの製造方法
JP4935312B2 (ja) インプリントモールドおよびインプリントモールド製造方法
Resnick Nanoimprint lithography
JP4867423B2 (ja) インプリント用型部材、インプリント用型部材の製造方法、及びインプリント方法
Nakagawa et al. Selection of di (meth) acrylate monomers for low pollution of fluorinated mold surfaces in ultraviolet nanoimprint lithography
JP5332161B2 (ja) インプリントモールド、インプリントモールド製造方法
JP5621201B2 (ja) インプリントモールド製造方法およびインプリントモールド
JP5211505B2 (ja) インプリントモールド、インプリントモールド製造方法及び光インプリント法
JP2012023242A (ja) パターン製造方法およびパターン形成体
JP6277588B2 (ja) パターン形成方法及びナノインプリント用テンプレートの製造方法
JP2007035998A (ja) インプリント用モールド
JP2007219006A (ja) パターン形成方法および光学素子
JP7178277B2 (ja) インプリントモールド製造方法
JP2010171109A (ja) インプリント用金型の原版及びインプリント用金型原版の製造方法
JP5205769B2 (ja) インプリントモールド、インプリントモールド製造方法及び光インプリント法
JP4858030B2 (ja) インプリント用モールド、インプリント用モールド製造方法およびパターン形成方法
JP2008286828A (ja) パターン形成方法
JP2009071229A (ja) インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法並びに光インプリント法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees