JP2009076408A - ヒュージブルリンクユニット - Google Patents

ヒュージブルリンクユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009076408A
JP2009076408A JP2007246473A JP2007246473A JP2009076408A JP 2009076408 A JP2009076408 A JP 2009076408A JP 2007246473 A JP2007246473 A JP 2007246473A JP 2007246473 A JP2007246473 A JP 2007246473A JP 2009076408 A JP2009076408 A JP 2009076408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse circuit
link unit
fusible link
circuit structure
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007246473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5028200B2 (ja
Inventor
Yusuke Matsumoto
裕介 松本
Asako Takahashi
朝子 高橋
Masayuki Ikeno
正行 池野
Yasuhiro Hikima
康博 引馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp, Yazaki Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2007246473A priority Critical patent/JP5028200B2/ja
Publication of JP2009076408A publication Critical patent/JP2009076408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5028200B2 publication Critical patent/JP5028200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Abstract

【課題】温度上昇を抑制することが可能であり、また、ハウジング同士の係止作業性を安定させることが可能なヒュージブルリンクユニットを提供する。
【解決手段】ヒュージブルリンクユニット21は、バスバー22に放熱部36を有することから、このバスバー22の通電時において、放熱部36を介して空気中への放熱が進み、これによってヒュージブルリンクユニット21自体の温度上昇が抑制されるようになっている。また、ヒュージブルリンクユニット21は、放熱部36に折り曲げ量規制部分38を形成することにより、必要以上に第一ハウジング23及び第二ハウジング24同士が近づくようなことはなく、さらには、第一ハウジング23及び第二ハウジング24同士の係止状態も良好に維持することができるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等のバッテリーにケーブルを介することなく接続される、バッテリー直付けタイプのヒュージブルリンクユニットに関する。
図7において、下記特許文献1に開示されたヒュージブルリンクユニットは、導電性を有する金属板を打ち抜いて折り曲げ加工してなるバスバー1を有している。このバスバー1は、略中央部に回路体連結板2を有するとともに、回路体連結板2のバスバー長手方向両側に第一ヒューズ回路構成体3及び第二ヒューズ回路構成体4を有している。回路体連結板2と第一ヒューズ回路構成体3及び第二ヒューズ回路構成体4は、一対の折り曲げ溝5を介して連結されている。バスバー1は、一対の折り曲げ溝5の位置で折り曲げを施すことにより平面視略コ字状となるように形成されている。一対の折り曲げ溝5は、薄肉化されており、ヒンジ状となる形状に形成されている。
回路体連結板2は、この回路体連結板2の幅方向の一方の縁部にオルタネータ用の端子接続部6が連成されている。端子接続部6の配置は一例であり、ヒュージブルリンクユニットの仕様によっては、第一ヒューズ回路構成体3又は第二ヒューズ回路構成体4に連成されるようにもなっている。第一ヒューズ回路構成体3には、可溶体部(ヒューズエレメント)7及び複数の可溶体部8が形成されている。また、第二ヒューズ回路構成体4にも同様に、複数の可溶体部8が形成されている。
このようなバスバー1の第一ヒューズ回路構成体3及び第二ヒューズ回路構成体4には、ヒュージブルリンクユニットを構成するハウジングがそれぞれインサート成形によって設けられている(図示省略)。各ハウジングは、合成樹脂製で絶縁性を有している。各ハウジングは、可溶体部8等を除く第一ヒューズ回路構成体3及び第二ヒューズ回路構成体4の大半をモールドするように成形されている。各ハウジングには、ハウジング同士を係止するための係止突起部又は突起係止部が形成されている。
特開2004−186006号公報
ところで、上記従来技術にあっては、バスバー1の第一ヒューズ回路構成体3及び第二ヒューズ回路構成体4の大半がハウジングによってモールドされる構造であることから、次のような問題点を有している。すなわち、通常の通電時であっても発熱する可溶体部7、8周辺の露出空間は体積が小さい為、熱がこもり温度上昇し易くなる構造となることから、可溶体部7、8の溶断特性に影響を来す恐れがあるという問題点を有している。
また、上記従来技術にあっては、一対の折り曲げ溝5の位置で折り曲げを施すことによりバスバー1が平面視略コ字状となるように形成される構造であることから、次のような問題点を有している。すなわち、バスバー1は、折り曲げを施し易くするために、一対の折り曲げ溝5の溝深さを深く形成するようになっており、これによってハウジングを矩形に係止する段階で対向し合う第一ヒューズ回路構成体3及び第二ヒューズ回路構成体4の位置が変わり易くなってしまうことから、結果、ハウジング同士を矩形に係止する係止作業性に影響を来す恐れがあるという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、温度上昇を抑制することが可能であり、また、ハウジング同士の係止作業性を安定させることが可能なヒュージブルリンクユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のヒュージブルリンクユニットは、一又は複数の可溶体部を有する略板状の第一ヒューズ回路構成体及び第二ヒューズ回路構成体と、前記第一ヒューズ回路構成体及び前記第二ヒューズ回路構成体を連結する回路体連結板と、前記第一ヒューズ回路構成体又は前記第二ヒューズ回路構成体に連成される端子接続部と、を有する導電性のバスバーを備えるとともに、前記第一ヒューズ回路構成体及び前記第二ヒューズ回路構成体にそれぞれインサート成形される絶縁性のハウジングを備えて構成され、前記第一ヒューズ回路構成体と前記回路体連結板との連結部分で折り曲げを施すとともに、前記第二ヒューズ回路構成体と前記回路体連結板との連結部分で折り曲げを施すと、前記第一ヒューズ回路構成体と前記第二ヒューズ回路構成体とが対向する配置となるヒュージブルリンクユニットにおいて、前記回路体連結板は、該回路体連結板の幅方向の一方の縁部から、或いは両方の縁部からのびて表面積を拡大する放熱部を一体に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、回路体連結板からのびる放熱部を有することにより、バスバーの露出する面積、すなわち表面積が増える。バスバーは、通電時に放熱部を介して空気中への放熱が進み、これによって温度上昇の抑制に寄与する。放熱部は、回路体連結板の幅方向の一方の縁部だけでなく両方の縁部に連成することで、露出する面積がより大きくなる。
請求項2記載の本発明のヒュージブルリンクユニットは、請求項1に記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、前記放熱部は、対向する前記第一ヒューズ回路構成体と前記第二ヒューズ回路構成体との間側となる方向、或いは、この反対側の方向にのびるように形成されることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、対向する第一ヒューズ回路構成体と第二ヒューズ回路構成体との間に放熱部を配置しても、ヒュージブルリンクユニットが若干大型化することはない。一方、外方に放熱部を配置すると、熱がヒュージブルリンクユニット内にこもり難くなり、放熱効果の向上が見込める。ヒュージブルリンクユニットの使用環境に応じて放熱部の向きを決めればよい。
請求項3記載の本発明のヒュージブルリンクユニットは、請求項2に記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、対向する前記第一ヒューズ回路構成体と前記第二ヒューズ回路構成体との間側となる方向にのびる前記放熱部は、前記第一ヒューズ回路構成体及び前記第二ヒューズ回路構成体が当接する、或いは、前記ハウジングが当接する折り曲げ量規制部分を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、折り曲げを施すと、第一ヒューズ回路構成体及び第二ヒューズ回路構成体、或いはハウジングが放熱部の折り曲げ量規制部に当接する。これにより、必要以上に第一ヒューズ回路構成体及び第二ヒューズ回路構成体同士が近づくことはなく、ハウジング同士の係止状態も良好に維持される。
請求項4記載の本発明のヒュージブルリンクユニットは、請求項1ないし請求項3いずれか記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、前記放熱部は、該放熱部から折り曲げによって前記幅方向にのびる第二放熱部を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、第二放熱部により露出する面積が増大し、空気中への放熱が進んで温度上昇が一層抑制される。
請求項5記載の本発明のヒュージブルリンクユニットは、請求項1に記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、前記放熱部は、間隔をあけて前記回路体連結板に折り重なるような帯状の形状に形成されることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、露出する面積がより大きな放熱部になる。放熱部を内側に折り重ねるようにすると、ヒュージブルリンクユニットの大型化が避けられる。一方、外側に折り重ねるようにすると、熱がヒュージブルリンクユニット内にこもり難くなり、放熱効果の向上が見込める。放熱部を内側、外側の両方に折り重ねると、より効果的である。
請求項1に記載された本発明によれば、ヒュージブルリンクユニットの温度上昇を抑制することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、ヒュージブルリンクユニットの大型化防止や放熱効果の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、ハウジング同士の係止状態を良好に維持することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、ヒュージブルリンクユニットの温度上昇をより一層効果的に抑制することができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、ヒュージブルリンクユニットの大型化防止や放熱効果の向上を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のヒュージブルリンクユニットの一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図2はハウジング同士、第一ヒューズ回路構成体及び第二ヒューズ回路構成体同士を対向させる前のヒュージブルリンクユニットの状態を示す斜視図である。さらに、図3(a)はバスバーの展開図、図3(b)は放熱部のA−A線断面図である。
図1及び図2において、引用符号21は、自動車等のバッテリー(図示省略)にケーブル(図示省略)を介することなく接続される、バッテリー直付けタイプのヒュージブルリンクユニットを示している。このヒュージブルリンクユニット21は、導電性を有する金属板を打ち抜いて(図3(a)参照)折り曲げ加工してなるバスバー22と、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いてのインサート成形によりバスバー22の所定部分をモールドする第一ハウジング23及び第二ハウジング24と、絶縁性を有する合成樹脂製のカバー25〜27とを備えて構成されている。
ヒュージブルリンクユニット21は、バッテリーターミナル用の端子接続部28を介してバッテリーターミナル(図示省略)に接続されるようになっている。端子接続部28は、バッテリーターミナルの図示しないスタッドボルトとナットとの締め付けによって接続及び固定されるようになっている。また、ヒュージブルリンクユニット21は、オルタネータ用の端子接続部29にケーブル端末の端子(図示省略)が接続されるようになっている。ケーブル端末の端子は、ボルト30と図示しないナットとにより締め付けられ、接続及び固定がなされるようになっている。
ヒュージブルリンクユニット21は、これ自身の温度上昇を抑制することが可能であり、また、第一ハウジング23及び第二ハウジング24同士の係止状態を安定させることが可能な構造を有している。このような構造に関しては、バスバー22に特徴があり、以下に説明する。
図3において、バスバー22は、第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32と、これらを連結するとともに略中央に配置される回路体連結板33と、第二ヒューズ回路構成体32に連成される上記の端子接続部28、29(図1及び図2参照)とを有している。バスバー22は、第一ヒューズ回路構成体31と回路体連結板33との連結部分で折り曲げが施されるとともに、第二ヒューズ回路構成体32と回路体連結板33との連結部分で折り曲げが施されるようになっている。
バスバー22は、一対の折り曲げ溝34の位置で折り曲げが施されることにより平面視略コ字状(従来例の図7が参考になる)となるように形成されている。一対の折り曲げ溝34は、若干、薄肉化されており、折り曲げ易い形状に形成されている。尚、薄肉化に関しては、従来よりも断面積の減少が抑えられている。この点については後述するものとする。
第一ヒューズ回路構成体31には、複数の可溶体部(ヒューズエレメント)35が形成されている。また、第二ヒューズ回路構成体32にも同様に、複数の可溶体部35が形成されている。第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32の機能等に関しては、基本的に従来例と同様であるものとする。第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32は、可溶体部35を除くこの大半が第一ハウジング23及び第二ハウジング24(図1及び図2参照)によってモールドされるようになっている。
回路体連結板33は、本発明の特徴となる部分を有している。具体的に説明すると、略平板状の回路体連結板33は、バスバー長手方向両側に第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32が折り曲げ溝34を介して連成される点で従来例と変わりないが、回路体連結板33の幅方向の両縁部に、この両縁部からそれぞれのびるように折り曲げ形成された一対の放熱部36を有する点が特徴となっている。
一対の放熱部36は、バスバー22の表面積を増大させる部分、言い換えれば第一ハウジング23及び第二ハウジング24(図1及び図2参照)により大半がモールドされてしまうバスバー22の露出する面積を増大させる部分として形成されている。一対の放熱部36は、バスバー22への通電時に空気中への放熱を促進させるための部分として形成されている。本形態においては、放熱効果を高めるために、放熱部36は一対で形成されている(上記幅方向の縁部のいずれか一方に形成しても良いものとする)。一対の放熱部36を形成することで空気中への放熱が進み、これによって温度上昇を抑制することができるようになっている。
バスバー22は、上記折り曲げが施されると、第一ヒューズ回路構成体31と第二ヒューズ回路構成体32とが対向するようになっており、一対の放熱部36は、これらの間(又は、第一ハウジング23と第二ハウジング24との間)に向けてそれぞれのびるように形成されている(反対側にのびるように形成しても良いものとする)。一対の放熱部36は、回路体連結板33の平坦な面に対して直交するように形成されている。また、一対の放熱部36は、互いが平行となるように形成されている。尚、一対の放熱部36の幅や長さは任意であるものとする。
ここで、放熱部36の他の例について説明する。図4及び図5は放熱部36の他の例を示すバスバー22の展開図である。
図4において、バスバー22は、第一ヒューズ回路構成体31と、第二ヒューズ回路構成体32と、一対の放熱部36が形成された回路体連結板33と、第二ヒューズ回路構成体32に連成される端子接続部28、29とを有しており、回路体連結板33の一対の放熱部36には、回路体連結板33の幅方向にのびる第二放熱部37がそれぞれ折り曲げにより連成されている(第二放熱部37の長さや配置等は一例であるものとする)。
バスバー22は、第二放熱部37を有することによって、このバスバー22の露出する面積を増大させることができるようになっている。第二放熱部37を有することで、空気中への放熱が進むことから、温度上昇をより一層抑制することができるようになっている。また、バスバー22の放熱部36や第二放熱部37は、対向する第一ハウジング23と第二ハウジング24との間に配置されることから、特別な保護構造を設けなくても、ヒュージブルリンクユニットの搬送時やバッテリーへの組付け時に他の部材と接触して破損する恐れがないようになっている。
図5において、バスバー22は、第一ヒューズ回路構成体31と、第二ヒューズ回路構成体32と、一対の放熱部36が形成された回路体連結板33と、第二ヒューズ回路構成体32に連成される端子接続部28、29とを有しており、回路体連結板33の一対の放熱部36は、間隔をあけて回路体連結板33に折り重なるような帯状の形状に形成されている。この例の場合も、温度上昇をより一層抑制することができるようになっている。尚、図中上側の放熱部36は内側に、図中下側の放熱部36は外側に折り重なるように形成されている(一例であるものとする)。
図6(a)を参照しながら放熱部36に関して補足説明をすると、放熱部36には折り曲げ量規制部分38が形成されており、この折り曲げ量規制部分38には、第一ハウジング23と第二ハウジング24とがそれぞれ当接するようになっている(バスバー22を一対の折り曲げ溝34の位置で折り曲げを施した場合に当接が生じる)。折り曲げ量規制部分38を形成することにより、必要以上に第一ハウジング23及び第二ハウジング24(第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32)同士が近づくことがないようになっている。従って、折り曲げ量規制部分38に第一ハウジング23と第二ハウジング24とがそれぞれ当接することでハウジングを確実に矩形に折り曲げることができ、また、第一ハウジング23と第二ハウジング24の撓みを利用して、後述する係止突起39と突起係止部40との間にガタの無い係止状態に保持することができるようになっている。
折り曲げ量規制部分38は、放熱部36の側面に形成されており、図6(a)の場合は回路体連結板33の平坦な面に対して直交する方向となるように形成されている。尚、図6(b)に示すようなテーパ状に折り曲げ量規制部分38を形成しても良いものとする。引用符号39を係止突起、引用符号40を突起係止部とすると、折り曲げ量規制部分38は、第一ハウジング23及び第二ハウジング24同士の係止状態を良好に維持することができるようにもなっている。
図1及び図2において、第一ハウジング23及び第二ハウジング24は、インサート成形によって第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32に設けられると、これらの部分がヒュージブルリンクユニット21のボディを構成するようになっている。第一ハウジング23には、係止突起39が形成されており、また、第二ハウジング24には、突起係止部40が形成されている。係止突起39が突起係止部40に係止されて第一ハウジング23及び第二ハウジング24同士が係止状態になると、絶縁性を有する合成樹脂製のカバー25〜27がそれぞれ所定位置に取り付けられるようになり、カバー25〜27を取り付けると、ヒュージブルリンクユニット21の組み付けが完了するようになっている。
以上、図1ないし図6を参照しながら説明してきたように、本発明のヒュージブルリンクユニット21は、バスバー22に放熱部36を有することから、このバスバー22の通電時において、放熱部36を介して空気中への放熱が進み、これによってヒュージブルリンクユニット21自体の温度上昇が抑制されるようになっている。従って、本発明のヒュージブルリンクユニット21は、構造上、可溶体部35の溶断特性に影響を来たし難いという効果を奏する。
また、本発明のヒュージブルリンクユニット21は、バスバー22に放熱部36を有することから、第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32の間隔が従来例と変わらない状態であっても、放熱効果を高めることができるという効果を奏する(例えば、寸法状の制約がある場合に、より効果的な発明となる)。
さらに、本発明のヒュージブルリンクユニット21は、放熱部36に折り曲げ量規制部分38を形成することから、必要以上に第一ハウジング23及び第二ハウジング24同士の近づきがなく、さらには、第一ハウジング23及び第二ハウジング24同士の係止状態も良好に維持することができるという効果を奏する。
尚、折り曲げ量規制部分38に当接させることにより、第一ハウジング23及び第二ハウジング24(第一ヒューズ回路構成体31及び第二ヒューズ回路構成体32)の位置が容易に決まることから、一対の折り曲げ溝34の肉厚を薄肉化して曲げ易くする必要性はなく、また、薄肉化して位置決めをし易くする必要性もなく、結果、従来例よりも断面積の減少を抑制することができる。つまり、発熱を抑制することができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明のヒュージブルリンクユニットの一実施の形態を示す分解斜視図である。 ハウジング同士、第一ヒューズ回路構成体及び第二ヒューズ回路構成体同士を対向させる前のヒュージブルリンクユニットの状態を示す斜視図である。 (a)はバスバーの展開図、(b)は放熱部のA−A線断面図である。 放熱部の他の例を示すバスバーの展開図である。 (a)は放熱部の更に他の例を示すバスバーの展開図、(b)は放熱部の断面図である。 (a)は放熱部の折り曲げ量規制部分とハウジング係止状態とを示す模式的な平面図、(b)は折り曲げ量規制部分の他の例を示す模式的な平面図である。 従来例のヒュージブルリンクユニットを構成するバスバーの斜視図である。
符号の説明
21 ヒュージブルリンクユニット
22 バスバー
23 第一ハウジング
24 第二ハウジング
25〜27 カバー
28、29 端子接続部
30 ボルト
31 第一ヒューズ回路構成体
32 第二ヒューズ回路構成体
33 回路体連結板
34 折り曲げ溝
35 可溶体部
36 放熱部
37 第二放熱部
38 曲げ量規制部分
39 係止突起
40 突起係止部

Claims (5)

  1. 一又は複数の可溶体部を有する略板状の第一ヒューズ回路構成体及び第二ヒューズ回路構成体と、前記第一ヒューズ回路構成体及び前記第二ヒューズ回路構成体を連結する回路体連結板と、前記第一ヒューズ回路構成体又は前記第二ヒューズ回路構成体に連成される端子接続部と、を有する導電性のバスバーを備えるとともに、
    前記第一ヒューズ回路構成体及び前記第二ヒューズ回路構成体にそれぞれインサート成形される絶縁性のハウジングを備えて構成され、
    前記第一ヒューズ回路構成体と前記回路体連結板との連結部分で折り曲げを施すとともに、前記第二ヒューズ回路構成体と前記回路体連結板との連結部分で折り曲げを施すと、前記第一ヒューズ回路構成体と前記第二ヒューズ回路構成体とが対向する配置となるヒュージブルリンクユニットにおいて、
    前記回路体連結板は、該回路体連結板の幅方向の一方の縁部から、或いは両方の縁部からのびて表面積を拡大する放熱部を一体に有する
    ことを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
  2. 請求項1に記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、
    前記放熱部は、対向する前記第一ヒューズ回路構成体と前記第二ヒューズ回路構成体との間側となる方向、或いは、この反対側の方向にのびるように形成される
    ことを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
  3. 請求項2に記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、
    対向する前記第一ヒューズ回路構成体と前記第二ヒューズ回路構成体との間側となる方向にのびる前記放熱部は、前記第一ヒューズ回路構成体及び前記第二ヒューズ回路構成体が当接する、或いは、前記ハウジングが当接する折り曲げ量規制部分を有する
    ことを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、
    前記放熱部は、該放熱部から折り曲げによって前記幅方向にのびる第二放熱部を有する
    ことを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
  5. 請求項1に記載のヒュージブルリンクユニットにおいて、
    前記放熱部は、間隔をあけて前記回路体連結板に折り重なるような帯状の形状に形成される
    ことを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
JP2007246473A 2007-09-25 2007-09-25 ヒュージブルリンクユニット Active JP5028200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007246473A JP5028200B2 (ja) 2007-09-25 2007-09-25 ヒュージブルリンクユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007246473A JP5028200B2 (ja) 2007-09-25 2007-09-25 ヒュージブルリンクユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009076408A true JP2009076408A (ja) 2009-04-09
JP5028200B2 JP5028200B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=40611179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007246473A Active JP5028200B2 (ja) 2007-09-25 2007-09-25 ヒュージブルリンクユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5028200B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011100434T5 (de) 2010-02-03 2013-03-28 Yazaki Corp. Sicherungseinheit
EP4009346A1 (en) 2020-12-04 2022-06-08 Yazaki Corporation Fusible link unit

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62180852U (ja) * 1986-05-08 1987-11-17
JPH09115419A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Yazaki Corp ヒューズ
JP2001297683A (ja) * 2000-02-09 2001-10-26 Yazaki Corp ヒューズユニットとその製造方法
JP2004127697A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Yazaki Corp ヒュージブルリンクユニット
JP2004186006A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Yazaki Corp ヒュージブルリンク及び該ヒュージブルリンクの製造方法
JP2007087685A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Yazaki Corp ヒュージブルリンク

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62180852U (ja) * 1986-05-08 1987-11-17
JPH09115419A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Yazaki Corp ヒューズ
JP2001297683A (ja) * 2000-02-09 2001-10-26 Yazaki Corp ヒューズユニットとその製造方法
JP2004127697A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Yazaki Corp ヒュージブルリンクユニット
JP2004186006A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Yazaki Corp ヒュージブルリンク及び該ヒュージブルリンクの製造方法
JP2007087685A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Yazaki Corp ヒュージブルリンク

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011100434T5 (de) 2010-02-03 2013-03-28 Yazaki Corp. Sicherungseinheit
US9324531B2 (en) 2010-02-03 2016-04-26 Yazaki Corporation Fuse unit
EP4009346A1 (en) 2020-12-04 2022-06-08 Yazaki Corporation Fusible link unit
JP2022089298A (ja) * 2020-12-04 2022-06-16 矢崎総業株式会社 ヒュージブルリンクユニット
US11424094B2 (en) 2020-12-04 2022-08-23 Yazaki Corporation Fusible link unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP5028200B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007288934A (ja) 車載用電気接続箱に収容されるバスバー
JP2004127703A (ja) ヒュージブルリンクユニット
KR101315664B1 (ko) 퓨즈 유닛
JP6145691B2 (ja) ケースモールド型コンデンサ
JP2006127974A (ja) 表面実装型電気コネクタ
JP5147606B2 (ja) ヒューズブロック
JP5028200B2 (ja) ヒュージブルリンクユニット
JP2010212322A (ja) Ledユニット
JP4238783B2 (ja) 電気接続箱のヒューズ装着構造
JP5929692B2 (ja) 電気接続箱
JP6575930B2 (ja) 基板ユニット
JP5156499B2 (ja) 電気接続箱
JPWO2006115101A1 (ja) 電気接続箱
JP2010277985A (ja) ヒュージブルリンクユニット
JP6194868B2 (ja) 電気接続箱
JP6630489B2 (ja) 電子部品ユニット及びワイヤハーネス
JP6044876B2 (ja) アース構造
JP2015156753A (ja) 電気接続箱
JP6835795B2 (ja) バスバー押さえ構造、電気接続箱、及びワイヤハーネス
JP5367669B2 (ja) 車両用の電気接続箱
JP6122737B2 (ja) 電気接続箱及びその梱包構造
JP5568974B2 (ja) 回路構成体
JP2011182611A (ja) 接続端子付きプリント基板
JP2004127697A (ja) ヒュージブルリンクユニット
JP4676295B2 (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5028200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250