JP2009075475A - 画像投影装置 - Google Patents

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正仁 佐伯
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Abstract

【課題】装置近傍を明るくして作業性を向上させた画像投影装置において、消費電力の増加やコストの増加を抑制すること。
【解決手段】光源と、この光源から出射される光を画像信号に基づいて変調する光変調器と、この光変調部で変調した光を投影する投影部と、周囲を照明する照明光を発する照明部とを有する画像投影装置であって、照明部は、光源から出射される光の一部を、光源と光変調器との間で取り出して照明光とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像投影装置に関するものであり、特に、照明光を発する照明部を有する画像投影装置に関するものである。
近年、会議などでプロジェクタなどの画像投影装置が広く用いられてきている。このような画像投影装置を使用する場合、スクリーンに投影表示される画像を見易くするために、通常は室内の環境照明を暗くしており、このため、画像投影装置の近傍は、暗く視界が制限されてしまう。
そこで、特許文献1に記載されているように、室内を照明するための照明部を設けた画像投影装置が提案されている。この画像投影装置には、照明部として、画像の投影領域以外の領域を選択的に照明するスポットライトが設けられており、このスポットライトを点灯することにより、使用者は会議中のメモやリモコン等の操作を行うことが容易となる。
特開2004−233692号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像投影装置では、別途スポットライトを設ける必要がある。そのため、このスポットライトのための光源、光源に電力を供給するための電源回路や配線などを別途用意する必要がある。その結果、コストや消費電力の増加につながってしまう。しかも、スポットライトを別途設けるため、装置構成が大型化することもあり好ましくない。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、光源と、この光源から出射される光を画像信号に基づいて変調する光変調器と、この光変調部で変調した光を投影する投影部と、周囲を照明する照明光を発する照明部とを有する画像投影装置であって、前記照明部は、前記光源から出射される光の一部を、前記光源と前記光変調器との間で取り出して前記照明光とした画像投影装置とした。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記光源から出射する光を前記光変調器に導くインテグレータを備え、前記照明部は、前記光源と前記インテグレータとの間に前記光源から出射する光の一部を取り出す光取出手段を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記光源から出射する光を前記光変調器に導くインテグレータを備え、前記照明部は、前記インテグレータと前記光変調器との間に前記光源から出射する光の一部を取り出す光取出手段を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記光取出手段は、ミラーであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記照明部は、自画像投影装置の設置面に向けて前記照明光を導いて、前記設置面を照明することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記照明部は、自画像投影装置の上面に前記照明光を導いて、周囲を照明することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、光源と、この光源から出射される光を画像信号に基づいて変調する光変調器と、この光変調部で変調した光を投影する投影部と、周囲を照明する照明光を発する照明部とを有する画像投影装置であって、照明部は、光源から出射される光の一部を、光源と光変調器との間で取り出して照明光とした画像投影装置としており、光源から出射される光の一部を取り出して照明光とすることによって、別途光源や電源回路が不要となり、消費電力の増加やコストの増加を抑制することができる。しかも、光源と光変調器との間で光を取り出すことから、投影画像への影響を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明によれば、光源から出射する光を光変調器に導くインテグレータを備え、照明部は、光源とインテグレータとの間に光源から出射する光の一部を取り出す光取出手段を有しており、光源からインテグレータに導かれない、従来であれば捨てていた光を用いることができることから、消費電力の増加の抑制効果を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、光源から出射する光を光変調器に導くインテグレータを備え、照明部は、インテグレータと光変調器との間に光源から出射する光の一部を取り出す光取出手段を有しており、インテグレータから光変調器に導かれない、従来であれば捨てていた光を用いることができることから、消費電力の増加の抑制効果を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、光取出手段は、ミラーであるので、ミラーを回転駆動する構成とすれば、ミラーの反射方向に光の方向を変えつつ、光を取り出すことが容易になる。
請求項5に記載の発明によれば、照明部は、自画像投影装置の設置面に向けて照明光を導いて、設置面を照明するので、設置面での作業がし易くなる。
請求項6に記載の発明によれば、照明部は、自画像投影装置の上面に照明光を導いて、周囲を照明するので、画像投影装置の上方におけるリモコンの操作等の作業がし易くなる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について詳述する。
[1.第1実施形態]
[1.1 画像投影装置の概観構成について]
まず、本発明を適用した実施形態に係る画像投影装置の構成の概要について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像投影装置の概観構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像投影装置1は、机Dの上面(以下、「机上」とも言う。)に設置され、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部情報端末と接続されている。画像投影装置1は、この外部情報端末からから入力される画像信号に基づいて生成した投影画像Vを投影スクリーンSC上に投影表示する。
ここで、画像投影装置1によって投影画像Vを投影スクリーンSC上に投影表示する場合には、通常、環境照明を暗くして投影画像Vを見易くしている。このように環境照明を暗くした状態では、机上において画像投影装置1の近傍が暗くなり視界が制限されてしまうため、使用者は投影画像Vを視認する以外に、例えば、会議内容のメモを取るなどの他の作業を机上で行うことが困難となる。
そこで、画像投影装置1は、ハウジング2の側面に周囲を照明する照明光を発する照明部20を有しており、この照明部20は、画像投影装置1の設置面である机Dの上面に向けて照明光Lを導いて、机Dの上面を照明するようなっている。
このように、画像投影装置1では、会議等における使用時に環境照明が暗い場合であっても、照明部20から発せられた照明光Lで、机Dの上面を照明することによって、机Dの上面におけるハウジング2近傍を明るくし、会議中に使用者が机D上でメモを取ったりリモコン操作を行ったりする際の作業性を向上させている。
[1.2 画像投影装置の機能概略について]
次に、画像投影装置1の機能概略について説明する。図2は、画像投影装置1の機能概略を示すブロック図である。
図2に示すように、画像投影装置1は、使用者が画像投影装置1の各種操作を行うための制御パネル10と、外部から入力された映像信号を画像処理回路14に入力する映像信号入力手段12と、映像信号入力手段12を介して入力される映像信号に対して各種の処理を行う画像処理回路14と、画像処理回路14によって変換された画像信号を所定の領域に一時的に記憶する映像記憶メモリ16と、画像処理回路14から出力される画像信号に基づいた画像を投影するための投影部18と、画像投影装置1の周囲を照明する照明光を発する照明部20と、マイクロコンピュータを有し画像投影装置1全体を制御する制御部22とを備えており、これらは図1に示すハウジング2に内蔵される。
制御パネル10は、利用者が操作可能となるように、画像投影装置1の図示しない所定の箇所に設けられており、利用者がこの制御パネル10を操作することによって、その操作内容に応じた制御を制御部22が実行する。
映像信号入力手段12は、コンポジット映像信号(例えばNTSC映像信号)やコンポーネント映像信号(例えばRGB信号)などの映像信号を画像処理回路14に入力する。
画像処理回路14は、制御部22による制御に基づいて、映像信号入力手段12に入力された映像信号に対し、信号の付加や変更などの加工を行う。このように加工されて生成された画像信号は、投影部18に入力される。
投影部18は、光源駆動回路120と、光源121と、照明光学系122と、光変調器である透過型液晶パネル123(以下、「LCD123」とする。)と、結像光学系124と、LCD駆動回路125とを備えている。
光源121は、ランプなどから構成され、制御部22によって制御された光源駆動回路120から出力される信号に基づいて、点灯駆動されて発光する。光源121で発光された光は、照明光学系122によって、照射光としてLCD123に照射される。
LCD123は、LCD駆動回路125によって駆動され、照明光学系122を介して光源121から出射される光を画像処理回路14から入力される画像信号に基づいて変調する。すなわち、LCD123は、その表示面に、画像処理回路14から入力される画像信号に基づく映像を表示し、このように表示された映像に適合するように、照明光学系122からの照射光を変調し出射光として出射する。続いて、この出射光は、投影光として結像光学系124及びハウジング2の投影用開口部(図示せず)を通って、スクリーン(投射面)に投影される。このように、LCD123は、光源121から出射される光を画像信号に基づいて変調する光変調器の一例であり、投影部18は、LCD123で変調した光を投影画像としてスクリーンに投影する構成となっている。なお、図示されていないが、良く知られているようにLCD123の前後には偏光板や色フィルタが配置されている。あるいは、照射光を赤、緑、青の3色に分離し、それぞれLCDで変調した後、変調された3色を合成する構成としても良い。
本実施形態の要部である照明部20は、光取出手段132と、散乱板134とを備えている。
光取出手段132は、制御部22の制御に基づいて、光源121から出射される光の一部を、光源121とLCD123との間で取り出し、取り出した光を照明光として散乱板134へと送り出す。光取出手段132によって取り出された照明光Lは、散乱板134を透過することによって散乱され、画像投影装置1の設置面である机Dの上面を照明する(図1参照)。
このように、本実施形態では、照明部20は、光源121から出射される光の一部を、光源121とLCD123との間で取り出して照明光とするので、別途光源や電源回路を設ける必要がなく、別途光源や電源回路を設けるよりも、画像投影装置1全体の消費電力や製造コストを低く抑えることができる。しかも、光源121と光変調器であるLCD123との間で光を取り出すことから、投影画像への影響を防ぐことができる。
[1.3 照明部の具体的構成について]
次に、光源121から出射される光の一部を光取出手段132によって取り出して照明光とする照明部20の内部構成について、図3を用いて具体的に説明する。図3は、画像投影装置1を机上に設置したときに、この画像投影装置1を上方から見た場合の平面断面図であり、照明部20周辺の各光学系を模式的に表している。
図3に示すように、画像投影装置1は、略矩形箱状としたハウジング2の内部に、ランプ141と、ランプ141から出射する光を反射する略椀状のリフレクタ142と、リフレクタ142によって反射された光をLCD123に導くためのインテグレータ144と、インテグレータ144から入射される光をコリメートしてLCD123とへ入射するレンズ146と、LCD123と、LCD123を透過した光を投影光としてスクリーンに拡大投影する結像光学系124とを配設している。ランプ141とリフレクタ142とは、図2に示す光源121を構成しており、インテグレータ144とレンズ146とは、図2に示す照明光学系122を構成している。
インテグレータ144は、ランプ141から出射する光を輝度分布の安定した均一な光に変換する導光光学系であり、断面が略矩形の透明な硝子部材等からなる。インテグレータ144に入射した光は、硝子部材と空気との界面において全反射を繰り返しながらインテグレータ144の内部を進行し均一化される。なお、インテグレータ144としては、硝子部材から構成するものに限らず、内面を反射面で構成する中空構造のものを用いても良い。
また、ハウジング2の左右両側面には、散乱板134が配設されている。この散乱板134は、研磨剤などによるランダムなパターンの表面を形成した平板であり、表面のパターンの幅よりも大きい波長の光をランダムに散乱させる。
ここで、ランプ141から出射された光、或いは、ランプ141から出射されリフレクタ142によって反射された光(以下、単に「ランプ141から出射された光」という。)は、その全てがインテグレータ144に入射するわけではない。すなわち、ランプ141から出射された光のうち、一部の光はインテグレータ144に入射し、他の一部の光はインテグレータ144に入射しない。従来の画像投影装置においては、インテグレータ144に入射しない光は、LCD123や結像光学系124へ至ることがないため、スクリーンに投影画像を投影するための投影光として用いられることがなく、無駄な光となっていた。
そこで、本実施形態に係る画像投影装置1では、光源121とインテグレータ144との間に光源121から出射する光の一部を取り出すミラー148を設けている。すなわち、ミラー148は、図2に示す光取出手段132を構成し、ランプ141から出射された光のうち、インテグレータ144に入射しない光を反射により取り出し、散乱板134に入射させるようにしている。ミラー148によって反射された光は、散乱板134によって散乱され、画像投影装置1の周囲を照明する照明光として、ハウジング2外に発せられ、画像投影装置1の左右両側面の近傍を照明する。
このように、光源121とインテグレータ144との間にミラー148を設け、ミラー148に反射した光を照明光としているため、光源121からインテグレータ144に導かれない、従来であれば捨てていた光を照明光として有効利用することができる。しかも、照明光を発するための光源を別途設ける必要がないため、消費電力の増加の抑制効果を高めることができる。
ところで、本実施形態では、光取出手段132において、ミラー148が回転駆動されるように構成されており、このミラー148の回転によってミラー148に反射する光の進行方向が変更され、散乱板134を介して画像投影装置1から出射される照明光の照明方向が変更されるようになっている。
すなわち、光取出手段132は、ミラー148を回転駆動するためのミラー駆動機構(図示せず)と、このミラー駆動機構を駆動させるミラー駆動回路(図示せず)とを備えており、ミラー駆動回路は、制御パネル10の操作等に基づいて制御部22によって制御される。そして、ミラー148は、ミラー駆動回路から出力される駆動信号に基づいて、ミラー駆動機構が駆動されると、このミラー駆動機構によって回転軸148aを中心として回転駆動される。
したがって、ランプ141から出射された光は、上述したようにミラー148によって反射され、さらに、制御パネル10の操作に基づきミラー148が回転駆動されることによって、その進行方向が変更される。そして、散乱板134を介して画像投影装置1から照明光として出射される光は、図4に示すように、ミラー148の回転駆動によって進行方向が変更されることによって、図中の矢印で示すように照明方向が変更される。
このように、ミラー148を回転駆動するように構成しているため、所望の照明方向に光の進行方向を変えつつ、光を取り出すことが容易になる。その結果、机上において画像投影装置1の位置を変更することなく、照明光による照明方向を自由に変更することができ、画像投影装置1の利便性を向上することができる。
また、画像投影装置1では、ミラー148の回転駆動によって照明光のオン・オフを切替可能に構成している。すなわち、照明光を必要としないときに、ミラー148は、利用者による制御パネル10の操作に基づいて回転駆動され、ミラー148に入射する光を、散乱板134に入射しない方向に反射できるようにしている。このとき、ミラー148によって反射される光は、散乱板134を介して画像投影装置1から照明光として出射されることはなく、照明光はオフ状態となる。一方、照明光を必要とするときには、ミラー148は、利用者による制御パネル10の操作に基づいて回転駆動され、ミラー148に入射する光を、散乱板134に入射する方向に反射できるようにしている。このとき、ミラー148によって反射される光は、散乱板134を介して画像投影装置1から照明光として出射され、照明光はオン状態となる。
このように、ミラー148の回転駆動によって照明光のオン・オフを切替可能としているため、別途照明のオン・オフを切替える装置や切替スイッチ等を設ける必要がなく、装置構成を簡素化することができ、このため、消費電力の増加やコストの増加を抑制することができる。
また、画像投影装置1では、光源121の光を照明光として利用していることから、投影画像の輝度に応じて、照明光の明るさが変化する。すなわち、画像投影装置1の光源駆動回路120(図2参照)は、制御部22の制御に基づいて、ランプ141での発光強度を増減して投影画像の輝度を増減できるように構成されており、ランプ141での発光強度を増減することによって、ミラー148によって反射され散乱板134を介して画像投影装置1から照明光として出射される光の明るさが変わる。一般に、環境照明が明るいときには、投影画像が見にくくなることから、光源121の強度を上げ、逆に環境照明が暗いときには、投影画像が眩しくなるから、光源121の強度を下げることが多い。しかし、環境照明が暗いときに照明光を明るくすることが望ましい。そこで、本実施形態における画像投影装置1は、ミラー148の回転駆動によって照明光の強度を切替可能に構成している。すなわち、光源121の強度が高いときには、制御部22によってミラー148を回転駆動して、散乱板134へ入射する光の量を減らし、光源121の強度が低いときには、制御部22によってミラー148を回転駆動して、散乱板134へ入射する光の量を増加させるようにしている。
このように、投影画像の輝度に応じて、照明光の明るさを変更するように構成しているため、別途照明光の明るさを変更するための装置や変更操作を行うスイッチ等を設ける必要がなく、装置構成を簡素化することができ、このため、消費電力の増加やコストの増加を抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係る画像投影装置1は、光源121と、この光源121から出射される光を画像信号に基づいて変調する光変調器であるLCD123と、このLCD123で変調した光を投影する投影部18と、周囲を照明する照明光を発する照明部20とを有し、しかも、照明部20は、光源121から出射される光の一部を、光源121とLCD123との間で取り出して照明光としたので、光源から出射される光の一部を取り出して照明光とすることによって、別途光源や電源回路が不要となり、消費電力の増加やコストの増加を抑制することができる。しかも、光源と光変調器との間で光を取り出すことから、投影画像への影響を防ぐことができる。
[2.第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の画像投影装置について、図5を用いて説明する。第2実施形態に係る画像投影装置201は、上記した第1実施形態に係る画像投影装置1とミラー148の配設位置が異なる。その他の構成は、第1実施形態に係る画像投影装置1と同様であるので説明を省略する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る画像投影装置201を机上に設置したときに、この画像投影装置201を上方から見た場合の平面断面図であり、照明部20周辺の各光学系を模式的に表している。なお、同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付した。
図5に示すように、第2実施形態に係る画像投影装置201における照明部は、インテグレータ144と光変調器であるLCD123との間に光源121から出射する光の一部を取り出す光取出手段132(図2参照)の一例であるミラー148を有している。
ここで、LCD123の表示面は、一般に略矩形状に形成されているところ、レンズ146によってコリメートされLCD123へ入射する光は、LCD123の表示面よりも表面積の大きい断面視略円形状に形成されている。したがって、レンズ146によってコリメートされLCD123へ入射する断面視略円形状の光のうち、一部の光は、LCD123へ入射しスクリーンに投影画像を投影するための投影光として用いられるが、略矩形状のLCD123の表示面を除く他の一部の光は、LCD123へ入射しない。このように、LCD123に入射しない光は、無駄な光となっていた。
そこで、本実施形態では、インテグレータ144とLCD123との間にミラー148を配設し、このミラー148によって、レンズ146によってコリメートされた光のうち、LCD123に入射しない光を反射により取り出し、散乱板134に入射させるようにしている。ミラー148によって反射された光は、散乱板134によって散乱され、画像投影装置1の周囲を照明する照明光としてハウジング2外に発せされる。
このように、インテグレータ144とLCD123との間にミラー148を設け、ミラー148に反射した光を照明光としているため、インテグレータ144からLCD123に導かれない、従来であれば捨てていた光を照明光として有効利用することができる。しかも、照明光を発するための光源を別途設ける必要がないため、消費電力の増加の抑制効果を高めることができる。
[3.第3実施形態]
次に、本発明の画像投影装置の他の実施形態について、図6を用いて説明する。第3実施形態に係る画像投影装置301は、上記した第1実施形態に係る画像投影装置1と照明部の構成が異なる。その他の構成は、第1実施形態に係る画像投影装置1と同様であるので説明を省略する。
図6は、本発明の第3実施形態に係る画像投影装置301の概観構成を示す説明図である。なお、同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付した。
図6に示すように、第3実施形態に係る画像投影装置301においては、照明部は、上方に向けて突出した略逆椀型状を形成した散乱板334を、ハウジング2の上面に配設している。
このような構成の画像投影装置301においては、照明部は、光取出手段132(図2参照)によって、光源121から出射される光の一部を、光源121と光変調器であるLCD123との間で取り出し、取り出した光を照明光として散乱板334へ出射する。散乱板334を通過する光は、略逆椀型状を形成した散乱板334によって散乱され、照明光として、図5に示すように、画像投影装置1の上方領域L2を照明する。
このようにして、本実施形態に係る画像投影装置301の照明部は、自画像投影装置301の上面に照明光を導いて、周囲を照明するようになっている。これによって、例えば、画像投影装置1の上方領域L2で画像投影装置1を操作するためのリモコンの操作を容易に行うことができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上記した実施形態においては、照明光として、散乱板134,334によって散乱した散乱光を発する構成としたが、照明光として、スポット光を発する構成としても良い。この場合、散乱板134,334に代えて、光学レンズを設け、この光学レンズによって、ミラー148で反射した光をスポット光とする構成とすることができる。このように、照明光として、スポット光を発する構成とすれば、所望の領域を集中的に照明することが可能となる。
また、上記した実施形態においては、照明部は、ハウジング2の左右又は上面から照明光をそれぞれ別個独立に発する構成としていたが、ハウジング2の左右又は上面から照明光を選択的に発する構成としても良い。この場合、ミラー148によって反射した光の方向を変える第2のミラーを設け、この第2のミラーを回動可能に構成することができる。かかる構成では、ミラー148によって反射された光を、第2のミラーによって再び反射し、かつ、第2のミラーの回動により、その進行方向をハウジング2の左右又は上面に向けて選択的に変更する。
さらに、照明光を、ハウジング2の左右及び上面から同時に発する構成としても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係る画像投影装置の概観構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像投影装置の機能概略を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像投影装置の内部構成の一例を示す説明図である。 ミラーの回転駆動によって照明光の照明方向が変更される態様を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る画像投影装置の内部構成の一例を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る画像投影装置の概観構成を示す説明図である。
符号の説明
1 画像投影装置
18 投影部
20 照明部
121 光源
132 光取出手段
123 光変調器(LCD)
144 インテグレータ
148 ミラー
201 画像投影装置
301 画像投影装置
D 机
L 照明光

Claims (6)

  1. 光源と、この光源から出射される光を画像信号に基づいて変調する光変調器と、この光変調部で変調した光を投影する投影部と、周囲を照明する照明光を発する照明部とを有する画像投影装置であって、
    前記照明部は、前記光源から出射される光の一部を、前記光源と前記光変調器との間で取り出して前記照明光とした画像投影装置。
  2. 前記光源から出射する光を前記光変調器に導くインテグレータを備え、
    前記照明部は、前記光源と前記インテグレータとの間に前記光源から出射する光の一部を取り出す光取出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記光源から出射する光を前記光変調器に導くインテグレータを備え、
    前記照明部は、前記インテグレータと前記光変調器との間に前記光源から出射する光の一部を取り出す光取出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  4. 前記光取出手段は、ミラーであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像投影装置。
  5. 前記照明部は、自画像投影装置の設置面に向けて前記照明光を導いて、前記設置面を照明することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  6. 前記照明部は、自画像投影装置の上面に前記照明光を導いて、周囲を照明することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像投影装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015022201A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター、および、プロジェクターの制御方法
JP2015090406A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
JP2015090404A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置

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