JP2009074500A - Sohc型内燃機関の動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 慣性重量の低減や設計自由度の向上等を実現したSOHC型内燃機関の動弁装置を提供する。
【解決手段】 吸気ロッカシャフト15は、作動時における干渉を防止すべく、その軸方向において排気スイングアーム12に対してオフセットされ、図中に実線および二点鎖線で示すように、隣接する気筒の吸気ロッカアーム11を1つずつ保持している。シリンダヘッド1の上面にはシャフトホルダ20が載置されており、吸気ロッカシャフト15は、シャフトホルダ20の上面に突設された一対のシャフト保持部21に保持される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、SOHC型内燃機関の動弁装置に係り、詳しくは、慣性重量の低減や設計自由度の向上等を実現するための技術に関する。
近年、熱効率の向上や有害排出ガス成分の減少等を図るべく、シリンダヘッドの上部に気筒ごとに燃料噴射弁を設置し、燃焼室内に直接燃料を噴射するようにした直噴ディーゼルエンジンや筒内噴射ガソリンエンジン(以下、筒内噴射エンジンと記す)の開発/改良が進められている。筒内噴射エンジンには燃焼室中央に燃料噴射弁を配置したものが多いが、このような筒内噴射エンジン(特に、吸排気バルブが直立する直噴ディーゼルエンジン)にSOHC型の動弁機構を採用するにあたっては、燃料噴射弁を避けるべく、吸排気バルブの側方にカムシャフトを寄せる必要がある。
吸排気バルブの側方にカムシャフトを寄せたディーゼルエンジンとしては、ロッカアームを支持するロッカシャフトをカムシャフトの近傍(斜め上方)に平行に配置したものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1のディーゼルエンジンでは、吸排気バルブをそれぞれ一対有するいわゆる4バルブSOHC型の動弁機構が採用され、吸気バルブ用のロッカアーム(吸気ロッカアーム)と排気バルブ用のロッカアーム(排気ロッカアーム)とが単一のロッカシャフトで支持されている。
特開平9−264117号公報
特許文献1のディーゼルエンジンでは、吸気ロッカアームと排気ロッカアームとを単一のロッカシャフトで支持する構成を採ること等に起因し、以下のような問題が生じていた。すなわち、各一対の吸気バルブおよび排気バルブは、どちらもカムシャフトの軸線と直交する方向に並ぶかたちで配置され、これらが押圧部材(バルブブリッジ)を介してロッカアームに駆動されるため、慣性重量の増大によって高回転化への対応が難しくなる他、吸排気ポートのレイアウト等にも制約を受けていた。また、吸気ロッカアームや排気ロッカアームがカムシャフトの上方に位置するため、動弁機構の全高が大きくなり、エンジンの大型化や重量増大等も余儀なくされていた。
そこで、本発明者等は、上述した従来装置が有する種々の問題を解消すべく、例えば、カムシャフトの軸線に略平行な方向に沿って各一対の吸気バルブと排気バルブとをそれぞれ並べ、カムシャフトを排気バルブ側に寄せ、一対の排気ロッカアームをカムシャフトの下方に配置し、一対の吸気ロアアームをカムシャフトの側方に配置する動弁レイアウトを試みた。しかしながら、このような構成を採った場合、比較的長くなる吸気ロッカアームはロッカシャフト(吸気ロッカシャフト)によって支持する必要があるとともに、吸気ロッカシャフトは、排気ロッカアーム等との干渉を防ぐべく上方に配置せざるを得ない。その結果、吸気バルブのステム長が増大してしまうこと等により、慣性重量の増加や動弁機構(すなわち、エンジン体格)の大型化等がやはり避けられなかった。
本発明は、上記状況に基づいてなされたものであり、慣性重量の低減や設計自由度の向上等を実現したSOHC型内燃機関の動弁装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、シリンダヘッド上に設置され、吸気バルブと排気バルブとのうちどちらか一方を第1バルブ、どちらか他方を第2バルブとしたとき、前記第1バルブがロッカアームを介してカムシャフトに駆動されるSOHC型内燃機関の動弁装置であって、前記ロッカアームは、軸方向に分割された分割ロッカシャフトによって回動自在に支持され、前記分割ロッカシャフトは、その軸方向において前記第2バルブの駆動関連部材に対してオフセットされていることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記第2バルブは、前記カムシャフトにより、スイングアームを介して、または、直接駆動されることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記シリンダヘッド上には、前記分割ロッカシャフトを支持するシャフトホルダが載置され、前記分割ロッカシャフトは、前記シャフトホルダの上面に形成されたシャフト保持部に締結部材を介して締結されることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記締結部材は、前記ロッカシャフトの軸方向で前記ロッカアームの基端部に重なる位置にあり、前記ロッカアームが運転時作動領域外に揺動した状態で当該ロッカアームに形成された締結部材嵌挿孔に嵌挿されることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記シャフトホルダは、前記ロッカシャフトの軸方向での前記ロッカアームの移動を規制する移動規制手段を有することを特徴とする。
また、第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記シャフトホルダには、前記シリンダヘッド側から前記ロッカシャフト側にエンジンオイルを供給する油路が形成されたことを特徴とする。
また、第7の発明は、第6の発明において、前記ロッカシャフトには、当該ロッカシャフトの両端からエンジンオイルを噴出させるオイル噴出孔が形成されたことを特徴とする
また、第8の発明は、第6または第7の発明において、前記ロッカシャフトには、前記ロッカアームにエンジンオイルを供給するオイル供給路が形成されたことを特徴とする。
第1の発明によれば、例えば、排気ロッカアーム等と干渉することなく、吸気ロッカシャフトや吸気ロッカアームを比較的自由な位置に設置することができるようになり、慣性重量の低減によって高回転化への対応が可能となる他、吸排気ポートのレイアウト等も容易となる。また、第2の発明によれば、第2バルブの駆動関連部材としてロッカシャフトが不要となるため、構成部品点数の削減等が実現される。また、第3の発明によれば、ロッカアームを保持したロッカシャフトをシャフトホルダのシャフト保持部に締結することで組付けが行えるため、動弁装置の組立作業性の向上等が実現される。また、第4の発明によれば、ロッカアームにおけるカムローラの設置自由度向上や、締結部材による軸方向スペースの減少抑制、ロッカアームの剛性向上等が図りやすくなる。また、第5の発明によれば、例えば、一対の第1バルブを隣接配置しても、連れ回り等が生じなくなる。また、第6の発明によれば、独立したオイルパイプ等が不要となり、部品点数や製造コストが削減される。また、第7の発明によれば、動弁系部品の潤滑を効果的に行える。また、第8の発明によれば、ロッカアームの先端に設置した油圧タペットへの作動油の供給が円滑に行える。
以下、図面を参照して、本発明をSOHC型ディーゼルエンジンの動弁装置に適用した実施形態とその変形例とを詳細に説明する。
図1は実施形態に係る動弁装置の斜視図であり、図2は実施形態に係る動弁装置の平面図であり、図3は実施形態に係る動弁装置の側面図である。なお、実施形態では、記載が煩雑になることを防ぐべく、吸気バルブ側部材と排気バルブ側部材とで同一機能を有するものに対しては、形状が異なっている場合にも同一の符号を付して説明する。
<実施形態の構成>
図1〜図3に示すように、実施形態のSOHC型ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと記す)Eは、シリンダヘッド1に気筒あたり各一対の吸気バルブ(第1バルブ)2と排気バルブ(第2バルブ)3とを有する4バルブ式エンジンであり、燃焼室4の略中央に燃料噴射弁6を備えている。両吸気バルブ2は気筒列方向に略沿って並ぶように配置され、両排気バルブ3も気筒列方向に略沿って並ぶように配置されている。また、吸気バルブ2には略直立したトップフィード型の吸気ポート7が接続する一方、排気バルブ3にはサイドエキゾースト型の排気ポート8が接続している。
燃焼室4の上方には排気バルブ3側にカムシャフト10が配置されており、このカムシャフト10により、一対の吸気ロッカアーム11を介して各吸気バルブ2が駆動され、吸気ロッカアーム11の内側に配置された一対の排気スイングアーム(駆動関連部材)12を介して各排気バルブ3が駆動される。吸気ロッカアーム11は、カムシャフト10の側面に転接するカムローラ13と、吸気バルブ2のステムエンドに当接する油圧タペット(油圧式バルブクリアランスオートアジャスタ)14とを備えるとともに、比較的短尺の吸気ロッカシャフト(分割ロッカシャフト)15によって揺動自在に支持されている。また、排気スイングアーム12は、カムシャフト10の下面に転接するカムローラ16を備えており、シリンダヘッド1に設置された油圧タペット17にその基端が揺動自在に支持されている。
吸気ロッカシャフト15は、作動時における干渉を防止すべく、その軸方向において排気スイングアーム12に対してオフセットされ、図1,図2中に実線および二点鎖線で示すように、隣接する気筒の吸気ロッカアーム11を1つずつ保持している。シリンダヘッド1の上面には焼結成形品のシャフトホルダ20が載置されており、図4に示すように、吸気ロッカシャフト15は、シャフトホルダ20の上面に突設された一対のシャフト保持部21に保持される。図5に示すように、シャフト保持部21は、各吸気ロッカアーム11に形成された凹部11aに嵌り込むことで、吸気ロッカアーム11がスラスト方向に移動することを防止している。シャフト保持部21の上部には、吸気ロッカシャフト15が嵌り込む円弧状の保持面21aが形成されている。また、シャフトホルダ20には、シリンダヘッド1に対する締結性(シリンダヘッド1との摩擦)を向上させるべく、その下面にスリットやディンプル、ツールマーク(加工痕)等の凹凸が形成されている。なお、シャフトホルダ20としては、焼結成形品に限らず、熱間鍛造品や冷間鍛造品、ロストワックス成形品等を採用してもよい。また、シャフトホルダ20の下面に凹凸を形成する代わりに、上下面に凹凸を有するスペーサをシリンダヘッド1とシャフトホルダ20との間に介装させるようにしてもよい。
図4に示すように、吸気ロッカシャフト15とシャフトホルダ20とには、吸気ロッカアーム11の基端と重なる位置にボルト孔15a,20aがそれぞれ一対ずつ穿設されており、これらボルト孔15a,20aに嵌挿された6角孔付ボルト(締結部材:以下、単にボルトと記す)22によって吸気ロッカシャフト15とシャフトホルダ20とがシリンダヘッド1に締結される。吸気ロッカアーム11の基部にはボルト挿通孔11bが形成されており、吸気ロッカアーム11を傾けた状態で、ボルト22をボルト挿通孔11bの上方から挿し込むことにより、組立時におけるカムローラ13とボルト22との干渉が防止される。また、ボルト22の頭部が吸気ロッカシャフト15に完全に嵌入するため、吸気ロッカアーム11は、吸気ロッカシャフト15側にボルト22用の逃げ凹部を設ける必要がなくなり、その剛性を高めることができた。なお、締結部材としては、6角孔付ボルト22に代えて、ヘクスローブボルト等を採用してもよい。
図6に示すように、シャフトホルダ20では、シリンダヘッド1からのエンジンオイルを導入するために、ボルト孔20aがオイル孔(油路)を兼ねている。また、吸気ロッカシャフト15には、オイル孔(油路)を兼ねたボルト孔15aの他、軸方向に穿設されて両端面に開口したオイル噴出孔15bと、水平方向に穿設されて外周面に開口したオイル供給孔(オイル供給路)15cとが形成されている。オイル噴出孔15bからは、吸気ロッカシャフト15の両端側に向けてエンジンオイルが噴出され、排気バルブ3の摺動面等の潤滑や冷却が効果的に行われる。また、吸気ロッカアーム11には、吸気ロッカシャフト15のオイル供給孔15cからのエンジンオイルを作動油として油圧タペット14に導くべく、オイル供給孔11cが形成されている。なお、吸気ロッカシャフト15の誤組付けの防止や組付作業の容易化を図るべく、オイル噴出孔15bおよびオイル供給孔15cは2回対称(図6において左右対称)に形成されている。
<実施形態の作用>
本実施形態では、上述した構成を採ったことにより、吸気ロッカシャフト15と排気スイングアーム12との干渉を防止しながらコンパクトかつ軽量な動弁機構を実現でき、エンジンの全高や重量が低減される他、吸排気ポート7,8のレイアウトも容易となり、スワール比の向上や高回転化に適したトップフィード型の吸気ポート7を採用できる。また、吸排気バルブ2,3のステム長を短くできる他、その駆動にバルブブリッジ等が不要になること等も相俟って、動弁系の慣性質量が低減されて高回転化への対応等が容易となる。また、シャフトホルダ20では、シャフト保持部21に形成された円弧状の保持面21aに吸気ロッカシャフト15が嵌り込むようにしたため、吸気ロッカシャフト15に加わる滑り荷重に対して十分な抗力を実現できるとともに、シャフト保持部21が各吸気ロッカアーム11に形成された凹部11aに嵌り込むようにしたため、吸気ロッカアーム11のスラスト方向への移動を規制するスラストベアリング等が不要となる。
一方、吸気ロッカシャフト15は、隣接する気筒の吸気ロッカアーム11を1つずつ保持するため、吸気バルブ2の駆動に伴う荷重が2つの吸気ロッカアーム11から同時に入力せず、その撓み変形等が発生し難くなる。また、シャフトホルダ20に形成されたボルト孔20aがオイル孔を兼ねるため、独立したオイル配管等を設けることなくシリンダヘッド1から吸気ロッカアーム11の油圧タペット14に作動油を供給することができるとともに、シャフトホルダ20の形状が単純なものとなって加工性(生産性)も向上する。また、図7に示すように、カムシャフト10と吸気ロッカアーム11側のカムローラ13とを結ぶ直線L1と、カムシャフト10と排気スイングアーム12側のカムローラ16とを結ぶ直線L2とが90°に近い角度θ(本実施形態では、約100°)で交わっているため、カムローラ13,16の一方から受ける反力によってカムシャフト10が僅かに撓んだ場合にも、カムローラ13,16の他方が殆ど変位せず、吸気バルブ2や排気バルブ3の意図しないリフトの変化が生じ難くなる。
<第1変形例>
図8は第1変形例に係るシャフトホルダおよびシリンダヘッド要部を示す斜視図であり、図9は第1変形例に係るシャフトホルダおよびシリンダヘッドを示す縦断面図である。
第1変形例は、上述した実施形態と略同様の構成を採っているが、シリンダヘッド1からシャフトホルダ20にエンジンオイルを供給する油路の構成が異なっている。
図8,図9に示すように、第1変形例のシリンダヘッド1では、シャフトホルダ20の設置部位から離れた位置にオイル供給孔1aが垂直に穿設されており、実施形態のようにボルト孔20aにオイル孔を兼ねさせることができない。そこで、シリンダヘッド1の上面にオイル供給孔1aに連通するオイル溝1bが形成される一方、シャフトホルダ20からはシリンダヘッド1のオイル供給孔1aおよびオイル溝1bを覆う腕部20bが延設され、シャフトホルダ20の下面にシリンダヘッド1側のオイル溝1bとシャフトホルダ20の基部とを連通させるオイル溝20cが形成されている。腕部20bの先端にはボルト孔20dが形成されており、このボルト孔20dに軸部が挿通される皿ボルト23によって腕部20bの先端がシリンダヘッド1に締結されることにより、シリンダヘッド1とシャフトホルダ20との間からエンジンオイルが漏洩することが防止される。
エンジンEの運転時において、シリンダヘッド1のオイル供給孔1aから供給されたエンジンオイルは、シリンダヘッド1およびシャフトホルダ20のオイル溝1b,20cを介して、シャフトホルダ20の基部から吸気ロッカシャフト15に導入される。第1変形例では、このような構成を採ったことにより、シャフトホルダ20の設置部位とオイル供給孔1aとが離れていても、シリンダヘッド1にオイル孔を穿設することなくシャフトホルダ20側にエンジンオイルを供給することができるようになり、オイル孔閉鎖用のプラグ等が不要となる。また、オイル溝1b,20cは、シリンダヘッド1やシャフトホルダ20の上面あるいは下面に形成されるため、ミーリングや鋳抜き等によって形成することができるために生産性も向上する。
<第2変形例>
図10は、第2変形例に係るシャフトホルダおよびシリンダヘッドを示す縦断面図である。
第2変形例も、上述した第1変形例と略同様の構成を採っているが、シリンダヘッド1からシャフトホルダ20にエンジンオイルを供給する油路の構成が異なっている。すなわち、図10に示すように、第2変形例では、オイル供給孔1aとシャフトホルダ20の基部とを連通させるオイル溝1bがシリンダヘッド1側に形成されており、シャフトホルダ20の腕部20bがこのオイル溝1bを覆うようになっている。第2変形例の作用および効果は、上述した第1変形例と同様である。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態は4バルブ式ディーゼルエンジンに本発明を適用したものであるが、本発明は燃焼室の中央に点火プラグが配置されたガソリンエンジン等にも適用可能である。また、上記実施形態は、吸排気バルブがロッカアームとスイングアームを介してカムシャフトに駆動されるエンジンに本発明を適用したものであるが、本発明は、例えば、吸気バルブや排気バルブがカムシャフトによって直に駆動されるエンジンにも適用可能である。また、上記両変形例ではオイル溝をシリンダヘッド側に形成したが、シャフトホルダ側のみに形成するようにしてもよく、その場合には、シリンダヘッドに対するオイル溝のミーリング加工が不要となるとともに、鋳抜きを採用することでシャフトホルダに対するオイル溝のミーリング加工を不要とすることができる。その他、ロッカアームやロッカシャフトの具体的形状やその具体的支持形態、オイル通路の具体的形状等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
実施形態に係る動弁装置の斜視図である。 実施形態に係る動弁装置の平面図である。 実施形態に係る動弁装置の側面図である。 実施形態に係るロッカシャフトおよびロッカアームの組付方法を示す斜視図である。 実施形態に係るロッカアームとシャフトホルダとの組付状態を示す正面図である。 実施形態に係るエンジンオイル通路を示す要部縦断面図である。 実施形態の作用説明図である。 第1変形例に係るシャフトホルダおよびシリンダヘッド要部を示す斜視図である。 第1変形例に係るシャフトホルダおよびシリンダヘッドを示す縦断面図である。 第2変形例に係るシャフトホルダおよびシリンダヘッドを示す縦断面図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド
2 吸気バルブ(第1バルブ)
3 排気バルブ(第2バルブ)
4 燃焼室
6 燃料噴射弁
7 吸気ポート
8 排気ポート
10 カムシャフト
11 吸気ロッカアーム
11a 凹部
11b ボルト挿通孔(締結部材嵌挿孔)
11c オイル孔
12 排気スイングアーム(駆動関連部材)
13 カムローラ
14 油圧タペット
15 吸気ロッカシャフト(分割ロッカシャフト)
15b オイル噴出孔
15c オイル供給孔(オイル供給路)
16 カムローラ
17 油圧タペット
20 シャフトホルダ
20a ボルト孔(油路)
21 シャフト保持部(移動規制手段)
21a 保持面
22 ボルト(締結部材)
E エンジン(SOHC型内燃機関)

Claims (8)

  1. シリンダヘッド上に設置され、吸気バルブと排気バルブとのうちどちらか一方を第1バルブ、どちらか他方を第2バルブとしたとき、前記第1バルブがロッカアームを介してカムシャフトに駆動されるSOHC型内燃機関の動弁装置であって、
    前記ロッカアームは、軸方向に分割された分割ロッカシャフトによって回動自在に支持され、
    前記分割ロッカシャフトは、その軸方向において前記第2バルブの駆動関連部材に対してオフセットされていることを特徴とするSOHC型内燃機関の動弁装置。
  2. 前記第2バルブは、前記カムシャフトにより、スイングアームを介して、または、直接駆動されることを特徴とする、請求項1に記載されたSOHC型内燃機関の動弁装置。
  3. 前記シリンダヘッド上には、前記分割ロッカシャフトを支持するシャフトホルダが載置され、
    前記分割ロッカシャフトは、前記シャフトホルダの上面に形成されたシャフト保持部に締結部材を介して締結されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載されたSOHC型内燃機関の動弁装置。
  4. 前記締結部材は、前記ロッカシャフトの軸方向で前記ロッカアームの基端部に重なる位置にあり、前記ロッカアームが運転時作動領域外に揺動した状態で当該ロッカアームに形成された締結部材嵌挿孔に嵌挿されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載されたSOHC型内燃機関の動弁装置。
  5. 前記シャフトホルダは、前記ロッカシャフトの軸方向での前記ロッカアームの移動を規制する移動規制手段を有することを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたSOHC型内燃機関の動弁装置。
  6. 前記シャフトホルダには、前記シリンダヘッド側から前記ロッカシャフト側にエンジンオイルを供給する油路が形成されたことを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載されたSOHC型内燃機関の動弁装置。
  7. 前記ロッカシャフトには、当該ロッカシャフトの両端からエンジンオイルを噴出させるオイル噴出孔が形成されたことを特徴とする、請求項6に記載されたSOHC型内燃機関の動弁装置。
  8. 前記ロッカシャフトには、前記ロッカアームにエンジンオイルを供給するオイル供給路が形成されたことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載されたSOHC型内燃機関の動弁装置。
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