JP2009074466A - ポンプ - Google Patents

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Toshisuke Sakai
敏輔 酒井
Tetsuya Anami
哲也 阿南
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Abstract

【課題】ポンプの吐出性能を向上させることができるポンプの提供を図る。
【解決手段】ポンプ1は、ポンプ室5を内部に有するとともに前記ポンプ室5に連通する吸入口9および吐出口11が開口するポンプケース3と、ポンプ室5内に同軸上に複数多段に配置された羽根車13、19と、軸方向に隣り合う羽根車13、19同士の間に配置されて前記ポンプ室5を区画するセパレータ14と、を備える。セパレータ14には、上流側ポンプ室5Aの径方向外側と下流側ポンプ室5Bの径方向中央側と連通する案内通路15fが内部に形成され、この案内通路15fは通路断面積がポンプケース3の吸入口9の通路断面積と略同一に設定された一本の通路で構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ポンプに関し、特にパソコンなどの電子部品用の小型冷却用ポンプに好適なポンプに関する。
従来のポンプとしては、内部にポンプ室を有するとともに当該ポンプ室に連通する吸込口および吐出口が開口するポンプケースと、前記ポンプケースのポンプ室内に同軸上に多段に配置された複数の羽根車と、を備えた多段ポンプがある(例えば特許文献1)。
特許文献1のポンプでは、隣り合う羽根車同士の間にガイド部材が配置され、このガイド部材の内部に、上流側の羽根車の吐出部から吐出された流体を下流側の羽根車の吸入部に案内する案内通路が形成されている。
特開2003−184778号公報
しかしながら前記従来技術では、前記案内通路が放射状に複数形成されており、当該案内通路の通路断面積の総和はポンプケースの吸込口、各羽根車の吸込部、の通路断面積よりも大きくなっている。そのため、上流側の羽根車で吐出された液体は、この案内通路を通過する際に、急激な通路断面積の増大によって流速が急激に低下することとなり、大きな圧力損失が生じる。
本発明は、このような課題を背景に為されたものであって、ポンプの吐出性能を向上させることができるポンプの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、ポンプ室を内部に有するとともに前記ポンプ室に連通する吸入口および吐出口が開口するポンプケースと、前記ポンプ室内に同軸上に複数多段に配置された羽根車であって、径方向中央側に吸込部が形成されるとともに径方向外側に吐出部が形成されるように放射状に配置された複数のブレードを有する羽根車と、軸方向に隣り合う羽根車同士の間に配置されて前記ポンプ室を区画するセパレータであって、前記上流側のポンプ室の径方向外側と前記下流側のポンプ室の径方向中央側と連通することで上流側の羽根車の吐出部から吐出された流体を下流側の羽根車の吸込部に案内する案内通路を内部に形成するセパレータと、を備えたポンプであって、前記セパレータの案内通路は、通路断面積が前記ポンプケースの吸入口の通路断面積と略同一に設定された一本の通路で構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、セパレータの案内通路の部分で、急激な通路断面積の増幅がないため、圧力損失が小さくなり、ポンプの吐出性能を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1〜9は第1実施形態のポンプ1を示す。第1実施形態のポンプ1は、ポンプケース3内に収めた羽根車13、17をモータ21で回転されることで、液体を吸入して昇圧して吐出するものである。以下、詳しく説明する。
(ポンプケース)
図1、2に示すように、第1実施形態のポンプ1は、内部にポンプ室5およびモータ室7を有するポンプケース3を備えて構成されている。このポンプケース3は、上部ケーシング3Aと、下部ケーシング3Bと、カバー3Cと、を組み合わせて構成されている。上部ケーシング3Aと下部ケーシング3Bとの間にポンプ室5が画成され、下部ケーシング3Bとカバー3Cとの間にモータ室7が画成されている。上部ケーシング3Aには、ポンプ室5に連通する吸入口9が開口し、下部ケーシング3Bには、同じくポンプ室5に連通する吐出口11が開口している。
ポンプケース3内のポンプ室5には、図1、2に示すように、上流側の羽根車13と、案内板15および仕切板17からなるセパレータ14と、下流側の羽根車19と、が収容されている。
一方、ポンプケース3内のモータ室7には、モータ21のステータ23およびステータ23の駆動回路25が配置され(図2参照)、モータ21の一部つまりロータ27は羽根車19と一体に形成されてポンプ室5内に配置されている(図2参照)。
(羽根車)
次に、ポンプ室5内に配置された羽根車13、19について説明する。
各羽根車13、19は、図1、2に示すように、中央部に吸込部13dが開口する略円板状の前面シュラウド13a、19aと、この前面シュラウド13a、19aに対面する略円板状の後面シュラウド19b、19bと、これら両シュラウド間に設けられ且つ径方向中央側から径方向外側に向けて放射状に延在する複数のブレード13c、19cと、隣り合うブレードの外周端同士の間に形成される吹出部19eと、を備えて構成されている(図5、8参照)。
これら両羽根車13、19は、図1、2に示すように、同軸上に配置されており、両羽根車13、19からはその中央部から相手側に向けて突設された円筒状の連結部13f、19fが設けられて、羽根車13、19同士がこの連結部13f、19fを介して互いに相対的に回転しないよう係止されている。連結部13f、19f内の中空部には、ポンプケース3に固定された軸29がラジアル軸受31を介して嵌合されており、これにより、当該軸29を中心にして両羽根車13、19が一体的に回転するようになっている。なお、軸29の軸方向両端側には、ラジアル軸受31と摺接する中空円板形状のスラスト軸受33が設けられている。
羽根車13、19が回転すると、羽根車13、19の前面シュラウド13a、19aの中央部の吸込部13d、19dから液体が吸い込まれ、この吸い込まれた液体が両シュラウド間のブレード13c、19cによって外周側に向けて加圧されつつ押し出され、隣り合うブレードの間(吐出部13e、19e)から吐出されることとなる(図2および図9中の矢印参照)。
(セパレータ)
次に、セパレータ14について説明する。
図1、2に示すように、案内板15および仕切板17を互いに組み合わされて構成されるセパレータ14は、ポンプ室5内を2つのポンプ室5A、5Bに区画している。この例では、一方のポンプ室5Aは内部に上流側の羽根車13を配置した上流側のポンプ室5Aであり、他方のポンプ室5Bは内部に下流側の羽根車19を配置した下流側のポンプ室5Bとなっている。なお、上流側のポンプ室5Aには前記吸入口9が連通し、下流側のポンプ室5Bには前記吐出口11が連通している。
図1に示すように、このようなセパレータ14を構成する案内板15および仕切板17には、それぞれ中央部に中央貫通口15a、17aが形成されており、この中央貫通口15a、17aを通じて両羽根車13、19の前記連結部13f、19fが貫通している。
案内板15は、図1に示すように、中央部に中央貫通口15aを有する円板状の本体部15bと、当該本体部15bの表面側から突設され内周側に上流側羽根車を収容する円筒部15cと、当該円筒部15cに切欠形成された切欠口15dと、円筒部15cの外周側で前記切欠口15dに近接する位置において本体部15bを表裏に貫通する連通口15eと、本体部15bの裏面側に溝状に形成された案内通路15f(図6c参照)と、備えて構成されている。一方、仕切板17は、案内板15の裏面に密着するように積層されこれにより案内板15の裏面の溝状の案内通路15fを塞いでいる。
このようなセパレータ14(15、17)の構成により、上流側羽根車13の吐出部13eから吐出された流体が、下流側羽根車19の吸込部19dに向けてガイドされるようになっている(図2、9参照)。
つまり、上流側羽根車13の外周側の吐出部13eから排出された液体は、まず案内板15の円筒部15cの内周側から切欠口15dを通じて円筒部15cの外周側へ流れていき(図6a参照)、連通口15eを通じて案内板15の表面側から裏面側に流れていく(図6a、図6c参照)。次に、案内板15の裏面の案内通路15fを通じて、案内板15の外周側から中央部へ流れていく(図6c参照)。そして、最終的に仕切板17の中央の中央貫通口17aを通じて、下流側羽根車19の吸込部19dへ流れ込むようになっている。
(モータ)
次に、モータ21について説明する。
モータ21は、磁界を発生させる円筒状のステータ23と、そのステータ23を制御する駆動回路25と、ステータ23によって発生される磁界により回転する円筒形のロータ27と、備えて構成されている。このうちステータ23および駆動回路25はモータ室7内でポンプケース3に固定されているが、ロータ27は下流側羽根車19と一体に形成され、前記ポンプ室5内で羽根車13と一体に回転する。
(作用)
以上のように構成されたポンプ1において、モータ21を駆動すると、ロータ27と一体に設けられた下流側羽根車19が回転し、これに連結された上流側羽根車13も同期して回転する。これにより、ポンプケース3の吸入口9から吸収された液体が、ポンプ室5内で昇圧されて、ポンプケース3の吐出口11から吐出される。
より具体的に説明すると、モータ21が駆動して羽根車13、19が回転すると、図9に示すように、ポンプケース3の吸入口9を通じて、上流側ポンプ室5A内の上流側羽根車13内に液体が吸い込まれる。上流側羽根車13内に吸い込まれた液体は、両シュラウド13a、13b間のブレード13cによって外周側に向けて加圧されつつ押し出され、隣り合うブレード13cの間(吐出部13e)から羽根車13の外周側に吐出される。上流側羽根車13の外周側に吐出された液体は、案内板15および仕切板17からなるセパレータ14により、下流側ポンプ室5B内の下流側羽根車19の吸込部19dに案内される。次に、下流側羽根車19内に液体が吸い込まれ液体は、両シュラウド19a、19b間のブレード19cによって外周側に向けて加圧されつつ押し出され、隣り合うブレード19cの間(吐出部19e)から下流側羽根車19の外周側に吐出される。そして、最終的に、下流側ポンプ室5Bからポンプケース3の吐出口11から吐出される。
(効果)
ここで、本実施形態では、図6に示すようにセパレータ14の案内通路15fが一本で形成され、この案内通路15fの通路断面積がポンプケース3の吸入口9の通路断面積と略同一に形成されている。なお、本実施形態では、ポンプケース3の吸入口9の通路断面積が9.62mmであり、案内通路15fの通路断面積が10.5mmである。
そのため、例えば特許文献1のポンプのように、案内通路が放射状に複数形成されて当該案内通路の通路断面積の総和が、ポンプケースの吸込口および各羽根車の吸込部の通路断面積よりもかなり大きくなった構造に比べ、当該案内通路15fにおける急激な通路断面積の増大がないため、流速が急激に低下して圧力損失の増大をもたらすことがない。
そのため、本実施形態では、圧力損失が小さくなり、ポンプ1の吐出性能が向上することとなる。特に、小型の高揚程低流量のポンプ1に好適となる。
なお、実験の結果、案内通路15fの通路断面積は、ポンプケース3の吸入口9の通路断面積の1.0倍以上、1.5倍以下であると、顕著なポンプの吐出性能の改善が見られた。また、ポンプケース3の吐出口11の通路断面積が10mm以下の小型のポンプで特に、効果が顕著であった。
以上、本発明を上述の実施形態を例にとって説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されることはない。例えば、上述の実施形態では、羽根車が2つの2段ポンプを例に説明したが、本発明は羽根車が3つ以上の多段ポンプにも適用できる。また、その他、上記実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
図1は第1実施形態のポンプの斜視図。 図2は同ポンプの断面図。 図3は同ポンプの上部ケーシングを示す図。 図4は同ポンプの下部ケーシングを示す図。 図5は同ポンプの上流側の羽根車を示す図。 図6は同ポンプのセパレータの案内板を示す図。 図7は同ポンプのセパレータの仕切板を示す図。 図8は同ポンプの下流側の羽根車を示す図。 図9は同ポンプの一部の拡大断面図。
符号の説明
1…ポンプ
3…ポンプケース
5…ポンプ室
5A…ポンプ室
5B…ポンプ室
7…モータ室
9…吸入口
11…吐出口
13…上流側羽根車
13c…ブレード
13d…吸込部
13e…吐出部
14…セパレータ
15f…案内通路
19…下流側羽根車
19c…ブレード
19d…吸込部
19e…吐出部

Claims (1)

  1. ポンプ室を内部に有するとともに前記ポンプ室に連通する吸入口および吐出口が開口するポンプケースと、
    前記ポンプ室内に同軸上に複数多段に配置された羽根車であって、径方向中央側に吸込部が形成されるとともに径方向外側に吐出部が形成されるように放射状に配置された複数のブレードを有する羽根車と、
    軸方向に隣り合う羽根車同士の間に配置されて前記ポンプ室を区画するセパレータであって、前記上流側のポンプ室の径方向外側と前記下流側のポンプ室の径方向中央側と連通することで上流側の羽根車の吐出部から吐出された流体を下流側の羽根車の吸込部に案内する案内通路を内部に形成するセパレータと、
    を備えたポンプであって、
    前記セパレータの案内通路は、通路断面積が前記ポンプケースの吸入口の通路断面積と略同一に設定された一本の通路で構成されていることを特徴とするポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280589A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Ohara Yakuhin Kogyo Kk 生理活性物質含有粒子の製造方法
JP2012189973A (ja) * 2011-02-25 2012-10-04 Ricoh Co Ltd 冷却装置及び画像形成装置

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