JP2009074452A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

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Shozo Hase
昭三 長谷
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Panasonic Corp
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Abstract

【課題】従来の圧縮機では、軸受けに供給するオイル量をコントロールすることが難しいため多量のオイルが軸受けに供給されており、そのオイルが圧縮機構部から吐き出された冷媒ガスとともに冷凍サイクル内に流入し、熱交換器での熱交換効率の低下など冷凍サイクルの性能低下を招く原因となっている。
【解決手段】主端板内径の軸受け部分に設置されたオイル溝14が軸受けの上端部分Aで途切れている構成とすることで、軸受け上端から放出されるオイル量を減少する。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷暖房、あるいは冷蔵庫等の冷却装置に用いられる密閉型電動圧縮機に関する。
従来より、冷暖房あるいは冷蔵庫等の冷却装置にはローリングピストン型のロータリ圧縮機が用いられて来ている。
この種の圧縮機を図4に示す。同図に示すように、密閉容器101内には、圧縮機構部102、電動機103を構成するステータ104、ロータ105、電動機103の回転を圧縮機構部102に伝達するクランク軸106を有している。また、密閉容器101には、低圧冷媒ガスを吸入する吸入管107、高圧冷媒ガスを吐出する吐出管108を備えている。
上記構成において、電動機103を構成するロータ105が回転すると、この回転はクランク軸106によって圧縮機構部102に伝達される。圧縮機構部102が回転して圧縮作用が発生すると、吸入管107より吸い込まれた低圧の冷媒ガスは、この圧縮機構部102で高圧の冷媒ガスに昇圧されて、密閉容器101内に吐き出される。この後、この高圧の冷媒ガスは、電動機103の隙間を通過して、ステータ104とロータ105を冷却した後、吐出管108より冷凍サイクル(図示せず)へ吐出される。
このような圧縮機においては、密閉容器101の下部に溜まっているオイル109が各摺動部に供給され潤滑作用を果たしている。クランク軸106と軸受けを構成する主端板110の内径面にはオイル溝111が設置されており、軸受けを潤滑したオイルはこのオイル溝111を通って主端板110の上部より密閉容器101へ放出される(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−174089号公報
上記に述べた従来の圧縮機では、軸受けに供給するオイル量をコントロールすることが難しいため多量のオイルが軸受けに供給され、その結果軸受け上部より多量のオイルが密閉容器内に放出されているのが現状である。これにより、密閉容器内に放出された多量のオイルが圧縮機構部から吐き出された冷媒ガスとともに冷凍サイクル内に流入し、熱交換器での熱交換効率の低下など冷凍サイクルの性能低下を招く原因となっている。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、軸受け部には十分なオイルを供給しつつ、軸受け上部より密閉容器内に放出されているオイル量を低減させる構成とした。
本発明では軸受け部には十分なオイルを供給しつつ、軸受け上部より密閉容器内に放出されているオイル量を低減させる構成としたことで、冷媒ガスとともに冷凍サイクル内に流入するオイル量を低減し、性能および信頼性が共に高い高性能な密閉型電動圧縮機を提供することができる。
第1の発明は、主端板内径の軸受け部分に設置されたオイル溝が軸受けの上端部分で途切れている構成とすることで、軸受け上端から放出されるオイル量を減少することができる。
第2の発明は、主端板の軸受けボス部を貫通しオイル溝と連通する微小な穴を有する構成としたことでオイルの逃げ場所を確保でき圧力上昇等の弊害を回避することができる。
第3の発明は、穴の位置が電動機のロータに設置されたバランスウェイトの位置よりも低い場所に設定することでバランスウェイトの攪拌によるオイルの飛散を抑えることができる。
また、これらの効果は冷凍サイクルの圧力が高く圧縮機構への負荷が大きくなる代替冷媒や自然冷媒で顕著に現れる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は示すように、ロータリ型の密閉型電動圧縮機では、密閉容器1の内部に圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が固定され、この電動機3の回転子5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6が結合されている。
圧縮機構2は、クランク軸6によって駆動されるローラ7と、円筒状気筒であるシリンダ8とローラ7に当接してシリンダ8内を吸入室8aと圧縮室8bに仕切る仕切り板9およびシリンダ8の両端面を保持する端板にて構成されている。ここで端板はクランク軸6を保持する軸受けも兼ねる主端板10と補助端板11とにより上下から挟み込むように配設され、主端板10の外周で密閉容器1に溶接固定されている。シリンダ8には吸入孔12が具備され、吸入孔12に圧入された吸入接続管13より吸入ガスを吸入室8a内に導く。
ここで、図2は本発明の第1の実施の形態を示しており、主端板10にはオイル溝14がありこのオイル溝が軸受けの上端部分Aで途切れている構成となっているため、軸受けの上端部より密閉容器1内に放出されるオイル量が低減される。
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態を示しており、主端板10の軸受けボス部を貫通しオイル溝14と連通する微小な穴15を有する構成としたことでオイルの逃げ場所を確保でき圧力上昇等の弊害を回避することができる。また、穴の位置が電動機のロータに設置されたバランスウェイト16の位置よりも低い場所に設定されているのでバランスウェイトの攪拌によるオイルの飛散を抑えることができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型電動圧縮機は、軸受け部には十分なオイルを供給しつつ、軸受け上部より密閉容器内に放出されているオイル量を低減させる構成としたことで、冷媒ガスとともに冷凍サイクル内に流入するオイル量を低減し、性能および信頼性が共に高い高性能な密閉型電動圧縮機を提供することが可能となるので、除湿機、乾燥機、ヒートポンプ式給湯機等の用途にも適用できる。
本発明の実施例を示す圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態1の詳細図 本発明の実施の形態2の詳細図 従来の圧縮機の縦断面図
符号の説明
1 密閉容器
3 電動機
7 ローラ
8 シリンダ
8a 吸入室
8b 圧縮室
9 仕切り板
10 主端板
11 補助端板
14 オイル溝
15 微小穴
16 バランスウェイト
A オイル溝が途切れている部分

Claims (5)

  1. 密閉容器内に電動機と、この電動機によって駆動されるクランク軸と、クランク軸にて駆動されるローラと、このローラを収納するシリンダと、このシリンダとローラに当接しシリンダ内を吸入室と圧縮室とに仕切る仕切り板と、シリンダの両端面に当接するとともにクランク軸を保持する軸受けを兼ねる主端板と補助端板を有し、クランク軸に当接する主端板内径の軸受け部分にはオイル溝が設置され、このオイル溝が軸受けの上端部分で途切れている密閉型電動圧縮機。
  2. 主端板の軸受けボス部を貫通しオイル溝と連通する微小な穴を有する請求項1に記載の密閉型電動圧縮機。
  3. 主端板の軸受けボス部を貫通しオイル溝と連通する微小な穴の位置が電動機のロータに設置されたバランスウェイトの位置よりも低い場所に設定された請求項2に記載の密閉型電動圧縮機。
  4. 圧縮されるガスが、塩素を含まない代替冷媒である請求項1から3のいずれか1項に記載の密閉型電動圧縮機。
  5. 圧縮されるガスが、二酸化炭素などの自然冷媒である請求項1から3のいずれか1項に記載の密閉型電動圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105221430A (zh) * 2015-10-26 2016-01-06 珠海凌达压缩机有限公司 泵体组件、压缩机和换热设备

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