JP2012052496A - 回転式電動圧縮機 - Google Patents

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JP2012052496A JP2010197295A JP2010197295A JP2012052496A JP 2012052496 A JP2012052496 A JP 2012052496A JP 2010197295 A JP2010197295 A JP 2010197295A JP 2010197295 A JP2010197295 A JP 2010197295A JP 2012052496 A JP2012052496 A JP 2012052496A
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electric compressor
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Shozo Hase
昭三 長谷
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Abstract

【課題】回転式電動圧縮機の圧縮室に供給されるオイル量は各構成部品の隙間から圧縮室へ任意にしみ出す形になっているのでその量はコントロールされたものではなく、そのためオイル不足によって、摩耗の進行や性能低下を招く原因となることがあった。
【解決手段】ローラ7の旋回運動でローラ7端面により断続的に開閉するように中板13にオイル供給穴14を設け、このオイル供給穴14を通って圧縮室8bに流れ込むオイル量をコントロールする。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷暖房、あるいは冷蔵庫等の冷却装置に用いられる回転式電動圧縮機に関する。
従来より、冷暖房あるいは冷蔵庫等の冷却装置にはローリングピストン型のロータリ圧縮機が用いられて来ている。
この種の圧縮機を図3に示す。同図に示すように、密閉容器101内には、圧縮機構部102、電動機103を構成するステータ104、ロータ105、電動機103の回転を圧縮機構部102に伝達するクランク軸106を有している。また、密閉容器101には、低圧冷媒ガスを吸入する吸入管107、高圧冷媒ガスを吐出する吐出管108を備えている。
上記構成において、電動機103を構成するロータ105が回転すると、この回転はクランク軸106によって圧縮機構部102に伝達される。圧縮機構部102が回転して圧縮作用が発生すると、吸入管107より吸い込まれた低圧の冷媒ガスは、この圧縮機構部102で高圧の冷媒ガスに昇圧されて、密閉容器101内に吐き出される。この後、この高圧の冷媒ガスは、電動機103の隙間を通過して、ステータ104とロータ105を冷却した後、吐出管108より冷凍サイクル(図示せず)へ吐出される。
このような圧縮機においては、圧縮室には各構成部品の組立て隙間から若干量のオイルが適宜漏れ込む構成となっており、これらのオイルは通常運転中は圧縮機構部102内の潤滑を良くし、その一部は各構成部品の隙間をシールするために使われている。
特開平07−174089号公報
上記に述べた従来の圧縮機では、圧縮室に供給されるオイル量は各構成部品の隙間から圧縮室へ任意にしみ出す形になっているのでその量はコントロールされたものではなく、成り行きで供給されるオイル量が決定されているのが現状である。そのため、時には供給過少により各構成部品の接触部分に十分な潤滑オイルが行き届かず摩耗が進行してしまったり、各隙間においてオイルによる十分なシール性能が得られずに漏れによる性能低下を招く原因となっている。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、圧縮室に十分なオイル量を供給することでオイル量の不足を無くし、性能および信頼性が共に高い高性能な回転式電動圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、中板に圧縮室と連通する微細なオイル供給穴を設置した。また、オイル供給穴に絞り抵抗を有した部品組み合わせて流量を制御できる構成にした。また、オイル供給穴の開口部がローラの旋回運動でローラの端面により断続的に開閉する構成とした。また、オイル供給穴の開口部はローラがシリンダの吸入穴を通過し
てから圧縮室に連通する位置に設置した。また、圧縮機からサイクル中に吐出される冷媒中のオイル量と冷媒量との質量比が0.3以下となるようにオイル供給穴の位置を設定したものである。
本発明の回転式電動圧縮機は、圧縮室に十分でかつ最適なオイル量を供給することができるので、性能および信頼性が共に高い高性能な回転式電動圧縮機を提供することができる。
本発明の実施の形態1を示す圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態2を示す詳細図 本発明の実施の形態3を示す詳細図 従来の圧縮機の縦断面図
第1の発明は、中板には圧縮室と連通する微細なオイル供給穴が設置されていることで、圧縮室に十分なオイルを供給することができる。
第2の発明は、オイル供給穴に絞り抵抗を有した部品組み合わせて流量を制御できる構成とした。
第3の発明は、オイル供給穴の開口部がローラの旋回運動でローラの端面により断続的に開閉することで、オイル供給量をコントロールすることができる。
第4の発明は、オイル供給穴はローラがシリンダの吸入穴を通過してから圧縮室に連通する位置に設置する事により、オイルによる吸入冷媒の加熱を回避する事ができる。
第5の発明は、圧縮機からサイクル中に吐出される冷媒中のオイル量と冷媒量との質量比が0.3以下となるようにオイル供給穴の位置を設定することで、オイル供給による冷凍サイクルへの影響を無視できる。
また、これらの効果は冷凍サイクルの圧力が高く圧縮機構への負荷が大きくなる代替冷媒や自然冷媒で顕著に現れる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は示すように、ロータリ型の回転式電動圧縮機では、密閉容器1の内部に圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が固定され、この電動機3の回転子5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6が結合されている。
圧縮機構2は、クランク軸6によって駆動されるローラ7と、円筒状気筒であるシリンダ8と、ローラ7に当接してシリンダ8内を吸入室8aと圧縮室8bに仕切る仕切り板9と、両シリンダに当接して圧縮室を上下に分ける中板13および上下のシリンダ8の両端面を保持する端板にて構成されている。
ここで端板はクランク軸6を保持する軸受けも兼ねる主端板10と補助端板11とにより上下から挟み込むように配設されている。シリンダ8には吸入孔12が具備されている。
ここで、中板13には微細なオイル供給穴14がありオイルで満たされている中板13の中心側と圧縮室8bが連通する形になっているため、このオイル供給穴を通って中板13の中心側部分のオイルが圧縮室に流れ込む構成になっている。
(実施の形態2)
また、図2は本発明の第2の実施の形態を示しており、オイル供給穴14に絞り抵抗を有した部品15を組み合わせ用いている。
(実施の形態3)
また、図3は本発明の第3の実施の形態を示しており、オイル供給穴14が圧縮室8bに開口している位置がローラ7の旋回運動でローラの端面により断続的に開閉する位置に設置されており、この開口位置により開閉のタイミングを調整する事ができるのでオイル供給量をコントロールする事ができる。また、オイル供給穴はローラがシリンダの吸入穴を通過してから圧縮室に連通する位置に設置されているためオイルによる吸入冷媒の加熱を回避する事ができる。
以上のように本発明にかかる回転式電動圧縮機は、圧縮室に十分でかつ最適なオイル量を供給することにより、性能および信頼性が共に高い高性能な回転式電動圧縮機を提供することが可能となるので、ヒートポンプを応用した除湿機や給湯機等の用途にも適用できる。
1 密閉容器
3 電動機
7 ローラ
8 シリンダ
8a 吸入室
8b 圧縮室
9 仕切り板
10 主端板
11 補助端板
13 中板
14 オイル供給穴
101 密閉容器
103 電動機

Claims (7)

  1. 密閉容器内に電動機と、この電動機によって駆動されるクランク軸と、クランク軸にて駆動される2つのローラと、このローラを収納する2つのシリンダと、このシリンダとローラに当接しシリンダ内を吸入室と圧縮室とに仕切る2つの仕切り板と、両シリンダに当接して圧縮室を上下に分ける中板と、シリンダの両端面に当接するとともにクランク軸を保持する軸受けを兼ねる主端板と補助端板とを有し、中板には圧縮室と連通する微細なオイル供給穴が設置されている回転式電動圧縮機。
  2. オイル供給穴に絞り抵抗を有した部品組み合わせて用いた請求項1に記載の回転式電動圧縮機。
  3. オイル供給穴の開口部がローラの旋回運動でローラの端面により断続的に開閉する請求項1または請求項2に記載の回転式電動圧縮機。
  4. オイル供給穴の開口部はローラがシリンダの吸入穴を通過してから圧縮室に連通するような位置に設置された請求項3に記載の回転式電動圧縮機。
  5. 圧縮機からサイクル中に吐出される冷媒中のオイル量と冷媒量との質量比が0.3以下となるようにオイル供給穴の大きさと位置を設定してなる請求項1から4いずれか1項に記載の回転式電動圧縮機。
  6. 圧縮されるガスが、塩素を含まない代替冷媒である請求項1から5いずれか1項に記載の回転式電動圧縮機。
  7. 圧縮されるガスが、二酸化炭素などの自然冷媒である請求項1から5いずれか1項に記載の回転式電動圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106015007A (zh) * 2016-07-11 2016-10-12 珠海凌达压缩机有限公司 一种挡油板、压缩机转子组件、压缩机及空调器

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