JP2009073446A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクセンサ系の異常の種別を識別することによって、軽微な異常に対してはアシストを制限すると共に、アシストを継続するようにした高性能な電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】非接触式トルクセンサにより検出されたトルク信号に基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値でモータを駆動制御することにより車両の操舵系をアシスト制御する電動パワーステアリング装置において、前記非接触式トルクセンサをメイン及びサブの2重系とし、メイントルク信号及びサブトルク信号の出力状態及び前記非接触式トルクセンサの駆動信号に基づいて正常、回路異常及びハーネス異常を識別し、前記回路異常が検出された時にはアシスト量を制限しつつ前記アシスト制御を継続する機能を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータによるアシスト力を操舵系に付与するようにした電動パワーステアリング装置に関し、特に非接触式トルクセンサのメイントルク信号及びサブトルク信号の出力状態及び非接触式トルクセンサの駆動信号により異常の種別を識別し、軽微の異常についてはコントロールユニット(ECU)によるアシストを制限しながら、アシストを継続するようにした高性能な電動パワーステアリング装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を、減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク(操舵補助トルク)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図6に示して説明すると、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出して操舵トルクThを出力するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)100には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力され、コントロールユニット100には、トルクセンサ10からの操舵トルクTと車速センサ12で検出された車速Vが入力され、操舵トルクT及び車速Vに基づいてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
このような電動パワーステアリング装置において、トルクセンサ系の故障や異常は操舵に大きな影響を与えるため、メイン及びサブの2重系(冗長構成)とすることが多い。また、トルクセンサは使用頻度が高いため、耐久性の点から非接触式トルクセンサを使用することが多く、その構成例を図7に示して説明する。
トルクセンサ系は、非接触式のトルクセンサ10で成るトルク検出部と、監視回路120等を具備したトルクセンサ基板と、マイコン130等を具備したECU(コントロールユニット)とに大きく分かれており、トルクセンサ基板とECUとの間がハーネスとなっている。また、ECUからハーネス及び定電圧供給部103を経て、定電圧Vref0がトルクセンサ基板に供給されている。
トルク検出部のトルクセンサ10はコイル#1及び#2で構成されており、それぞれの出力信号を兼用する励磁信号Exsa及びExmaが供給される。励磁信号Exsa及びExmaは、所定周波数で発振する発振部101からの発振信号を電流増幅部102で増幅し、電流増幅部102で増幅された励磁信号Esから、抵抗R1を経て生成される励磁信号Exsは抵抗R3及び差動増幅部104Sに入力され、電流増幅部102で増幅された励磁信号Esから、抵抗R2を経て生成される励磁信号Exmは抵抗R4及び差動増幅部104Sに入力される。抵抗R3からの励磁信号Exsaはコイル#1及び作動増幅部104Mに入力され、抵抗R4からの励磁信号Exmaはコイル#2及び作動増幅部104Mに入力されている。
差動増幅部104Sの差動出力Dsは全波整流部105Sに入力されると共に、監視回路120内の位相監視部122に入力され、差動増幅部104Mの差動出力Dmは全波整流部105Mに入力されて整流される。発振部101の発振信号は監視回路120内の発振部監視部121及び位相監視部122に入力され、電流増幅部102で増幅された励磁信号Esは電流増幅部監視部123に入力されると共に、全波整流部105S及び105Mに入力される。全波整流部105S及び105Mで、励磁信号Esに同期して全波整流された信号がそれぞれ中立調整用の平滑部106S及び106Mに入力され、平滑部106S及び106Mで平滑化された信号が、更にノイズを除去するためのノイズフィルタ107S及び107Mに入力されており、ノイズフィルタ107S及び107Mより図8に示すような入力トルク対出力電圧が対称関係となるメイントルク信号TM1及びサブトルク信号TS1が出力される。
メイントルク信号TM1及びサブトルク信号TS1はハーネスを経てECU側に供給され、それぞれフィルタ110M及び110Sを経てメイントルク信号TM2及びサブトルク信号TS2としてマイコン130(CPUやMPUを含む)に入力されている。メイントルク信号TM1は増幅器111を経てマイコン130に入力され、メイントルク信号TM1はプルダウン抵抗R6を経て接地されているので、電圧に変換された信号がフィルタ110Mに入力され、サブトルク信号TS1はプルダウン抵抗R5を経て接地されているので、電圧に変換された信号がフィルタ110Sに入力される。プルダウン抵抗R5及びR6を経て接地されているため、ハーネスの断線時にもマイコン130に入力される電圧が0Vとなる。
このような構成において、その動作は図9に示すフローチャートのように行われる。イグニションキーがオンされると(ステップS10)、監視回路120は初期診断を行い(ステップS11)、初期診断で異常や故障(以下、単に「異常」とする)が検出された場合(ステップS12)には異常処理(通報等)を行い(ステップS16)、アシスト停止となる(ステップS17)。
上記ステップS11の初期診断で異常が検出されない場合は正常であり(ステップS12)、通常のアシスト、つまりメイントルクセンサ10Mのメイントルク信号TM2或いはメイントルク信号TM2及び車速(図示せず)に基づいてマイコン130が電流指令値を演算し、この電流指令値によってモータ(図示せず)を駆動制御する。このアシスト時に常時診断を実行し(ステップS14)、異常が検出されなければアシストを継続する(ステップS15)。上記ステップS15で異常が検出された場合には、異常処理を行い(ステップS16)、アシスト停止となる(ステップS17)。
初期診断及び常時診断は、メイントルクセンサ10M及びサブトルクセンサ10Sの各発振回路の振幅や位相、基準電圧値、信号処理や増幅器等の異常を監視することによって行っており、異常が検出された場合には図10に示すように、プルダウン抵抗R5を介してサブトルク信号TS2は接地電位と接続されているため、ECUへ0Vが入力される。
特許第3666191号公報
上述のように異常が検出されたときに、サブトルク信号TS2が接地電位と接続され、ECUへ0Vが入力される手法では、トルクセンサ基板内の比較的軽微な異常と、サブトルク信号のハーネス断線や地絡等の重大な異常とを識別することができず、トルクセンサ系の全ての異常時にアシストを停止するようにしている。このため、アシストを継続できるような比較的軽微な異常でも一律にアシストを停止(システムダウン)してしまい、システムの有効活用ができなかった。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、トルクセンサ系の異常の種別を識別することによって、軽微な異常に対してはアシストを制限すると共に、アシストを継続するようにした高性能な電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、非接触式トルクセンサにより検出されたトルク信号に基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値でモータを駆動制御することにより車両の操舵系をアシスト制御する電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、前記非接触式トルクセンサをメイン及びサブの2重系とし、メイントルク信号及びサブトルク信号の出力状態及び前記非接触式トルクセンサの駆動信号にに基づいて正常、回路異常及びハーネス異常を識別し、前記回路異常が検出された時にはアシスト量を制限しつつ前記アシスト制御を継続する機能を設けることにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記回路異常としてトルクセンサ基板上の異常が検出された場合、正常動作範囲外の固定電圧を出力して前記ハーネス異常と区別することにより、或いは前記正常、回路異常及びハーネス異常の識別を初期診断及び常時診断で判定することにより、或いは前記正常、回路異常及びハーネス異常の識別を初期診断及び常時診断で判定すると共に、前記初期診断中の前記サブトルク信号の状態と、前記常時診断中の前記サブトルク信号の状態とで前記固定電圧を変えることにより、より効果的に達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置によれば、非接触式トルクセンサをメイン及びサブの2重系(冗長構成)とし、メイントルク信号及びサブトルク信号の出力状態及び非接触式トルクセンサの駆動信号に基づいて異常の種別を識別し、軽微の異常についてはコントロールユニット(ECU)によるアシストを制限しながら、アシストを継続するようにし、重大な異常に対してのみアシストを停止するようにしているので、システムの有効活用が可能である。
今後車両や電動パワーステアリング装置の大型化により、システムダウンとなることが致命的と考えた場合、監視用のみで制御信号として使用していないサブトルク信号のハーネス断線や地絡によりシステムダウンするよりも、アシスト制限はあるものの、アシストを継続することの方が冗長性に優れている。回路異常であるトルクセンサ基板上の異常はメイントルク信号の正誤に影響を与えるため、サブトルク信号が任意の電圧を出力し、回路異常をECU側へ報知する必要がある。しかし、サブトルク信号の線断線、地絡時にサブトルク信号が0Vに固定された場合、メイントルク信号が正常範囲内であることが確認された場合には、アシストを継続することが可能である。また、トルクセンサとしては、耐久性と安定性に優れた非接触式トルクセンサが主流になりつつある。
本発明はかかる事実に基づいており、非接触式トルクセンサからのメイントルク信号及びサブトルク信号の出力状態及び非接触式トルクセンサの駆動信号に基づいて正常、回路異常(トルクセンサ基板異常を含む)及びハーネス異常を識別し、回路異常時にはアシストを制限しつつアシストを継続する機能を設けている。また、異常の識別を初期診断及び常時診断で判定すると共に、回路異常としてトルクセンサ基板上の異常が検出された場合、正常動作範囲外の固定電圧を出力してハーネス異常と区別するようにしている。
以下、本発明の最良の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の構成例を図7に対応させて示しており、マイコン130内に異常検出部の機能としてトルクセンサ基板異常検出部131、その他回路異常検出部132及びハーネス異常検出部133を設けると共に、固定電圧演算部134及び固定電圧出力部135を設けている。トルクセンサ基板異常検出部131は監視回路120の異常を検出し、その他回路異常検出部132はその他回路の異常を検出し、ハーネス異常検出部133はハーネスの異常を検出するようになっている。また、固定電圧出力部135は、予め設定された固定電圧又は固定電圧演算部134が演算して求めた固定電圧をサブトルク信号TS2として出力する。
このような構成において、本発明では、異常検出部を構成するトルクセンサ基板異常検出部131、その他回路異常検出部132及びハーネス異常検出部133は、メイントルク信号TM2及びサブトルク信号TS2の出力状態、メイントルクセンサ10M及びサブトルクセンサ10Sの駆動信号(発振部101の発振信号や)に基づいて正常、回路異常(トルクセンサ基板異常を含む)及びハーネス異常を検出すると共にその識別をしており、回路異常が検出された場合には、図2に示すようにサブトルク信号を任意の電圧出力値(固定電圧)とし、アシスト量を制限しつつアシスト制御を継続する。この固定値は可変であっても良く、初期診断中のサブトルク信号の状態と、常時診断中のサブトルク信号の状態とで変えるようにしても良い。また、ハーネスの断線や地絡が検出された場合には、図3に示すようにサブトルク信号を0Vにしてアシスト制御を停止(システムダウン)とする。
また、監視回路120の異常を検出した際、電流増幅部監視部123の出力信号を、サブトルク信号TS2の正常動作範囲以外に設定することで、監視回路120の異常をECU側に出力している。具体的には、正常動作範囲では電流増幅部監視部123の出力信号は1.5〜3.5Vであり、監視回路120の異常時出力値は1.0Vであり、ハーネス断線時は、プルダウン抵抗R5のために0Vとなる。
更に、本発明ではメイントルク信号TM2及びサブトルク信号TS2をマイコン130で監視しており、その監視に従って次のような制御を行う。即ち、メイントルク信号TM2及びサブトルク信号TS2が共に正常範囲であればECU制御も通常制御であり、センサ異常検出をメイントルクセンサ10M、サブトルクセンサ10S、許容差及び制御用増幅器111について行う。また、メイントルク信号TM2が正常範囲で、サブトルク信号TS2が正常範囲外の任意電圧値の場合には、メイントルク信号TM2の信憑性に関わるため、アシスト制御を停止する。従って、異常検出を行う必要はない。更にメイントルク信号TM2が正常範囲でサブトルク信号TS2が0Vの場合は、サブトルク信号出力回路やハーネスに起因し、メイントルク信号の信憑性は維持されているが、監視信号がなくなって1重のシステムになるため、アシスト量を制限しつつアシスト制御を継続する。この場合の異常検出は、メイントルクセンサ10M及び制御用増幅器111について行う。
ところで、初期診断時に上記状態が確認できた場合は速やかに制御に移行できるが、常時診断移行後に異常が発生した場合は、サブトルク信号が正常範囲から外れ、その後にトルクセンサ回路異常を示す任意電圧を通過して0Vに達することが考えられる。この場合は一定時間以上サブトルク信号の電圧値を監視し、異常事象を確定した後にアシスト継続又はアシスト停止を行う。
次に、本発明の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
イグニションキーがオンされると(ステップS20)、初期診断が開始される(ステップS30)。初期診断は先ずトルクセンサ系が正常か否かを判定し(ステップS31)、正常でない場合にはトルクセンサ基板上の異常か否かをトルクセンサ基板異常検出部131が判定し(ステップS32)、トルクセンサ基板上の異常である場合には固定電圧出力部135から固定電圧を出力する(ステップS33)。また、上記ステップS32においてトルクセンサ基板上の異常ではないと判定された場合には、その他回路の異常であるか否かをその他回路異常検出部132が判定し(ステップS34)、その他回路の異常である場合にはステップS50の異常処理となる。その他回路の異常でない場合には更に、ハーネスの異常であるか否かをハーネス異常検出部133が判定し(ステップS35)、ハーネスの異常である場合には異常処理となり(ステップS50)、ハーネスの異常でない場合にはステップS51の異常処理となる。
一方、上記ステップS31において正常と判定された場合、上記ステップS33において固定電圧が出力された場合は、前述と同様なアシスト制御が行われる(ステップS21)。この場合、上記ステップS31を通過した場合は通常のアシスト制御であるが、上記ステップS33を通過した場合は固定電圧でアシスト量を制限されたアシスト制御となる。そして、アシスト制御中に常時診断が行われる(ステップS40)。
常時診断は先ずトルクセンサ系が正常か否かを判定し(ステップS41)、正常の場合は上記ステップS21にリターンする。また、正常でないと判定された場合にはトルクセンサ基板上の異常か否かをトルクセンサ基板異常検出部131が判定し(ステップS42)、トルクセンサ基板上の異常である場合には、固定電圧演算部134が固定電圧を演算し(ステップS43)、その演算された固定電圧を固定電圧出力部135から出力し(ステップS44)、上記ステップS21にリターンする。固定電圧は、初期診断におけるサブトルク信号TS2と常時診断時のサブトルク信号TS2の状態に基づいて演算される。
上記ステップS42においてトルクセンサ基板上の異常ではないと判定された場合には、その他回路の異常であるか否かをその他回路異常検出部132が判定し(ステップS45)、その他回路の異常である場合にはステップS50の異常処理となる。その他回路の異常でない場合には更に、ハーネスの異常であるか否かをハーネス異常検出部133が判定し(ステップS46)、ハーネスの異常である場合には異常処理となり(ステップS50)、ハーネスの異常でない場合にはステップS51の異常処理となる。
図5に示すように、通常制御の途中でサブトルク信号が0Vに向かって変動した場合、先ず監視制御ではメイントルク信号TM2及びサブトルク信号TS2の差を検出し、異常確定までタイマがカウントを開始するが、サブトルク信号が回路異常の任意電圧(固定電圧)又は0Vで一定電圧を出力し始めたことを確認した時点で、メイントルク信号TM2及びサブトルク信号TS2の差の異常を検出するカウンタを停止させ、サブトルク信号TS2の状態を電圧監視期間(時点t1〜t2)に確認した後に、アシスト制御の継続又はアシスト制御の停止を決定する。図5の時点t2までは通常のアシスト制御であり、時点t2以後は決定された制御(アシスト制御の継続又はアシスト制御の停止)となり、本例は制限付きアシスト制御の例を示している。
本発明の構成例を示すブロック図である。 本発明の動作を説明するための図である。 本発明の動作を説明するための図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 本発明の動作を説明するための図である。 一般的な電動パワーステアリング装置の構成例を示す図である。 電動パワーステアリング装置のトルクセンサ系の構成例を示すブロック図である。 メイントルクセンサ及びサブトルクセンサの特性例を示す図である。 電動パワーステアリング装置の動作例を示すフローチャートである。 従来の異常処理を説明するための図である。
符号の説明
1 操向ハンドル
3 減速ギア
10 トルクセンサ
12 車速センサ
20 モータ
100 コントロールユニット
101 発振部
102 電流増幅部
103 定電圧供給部
104M,104S 差動増幅部
105M,105S 全波整流部
106M,106S 平滑部
107M,107S ノイズフィルタ
110M,110S フィルタ
111 増幅器
120 監視回路
121 発振部監視部
122 位相監視部
123 電流増幅部監視部
130 マイコン
131 トルクセンサ基板異常検出部
132 その他回路異常検出部
133 ハーネス異常検出部
134 固定電圧演算部
135 固定電圧出力部

Claims (4)

  1. 非接触式トルクセンサにより検出されたトルク信号に基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値でモータを駆動制御することにより車両の操舵系をアシスト制御する電動パワーステアリング装置において、前記非接触式トルクセンサをメイン及びサブの2重系とし、メイントルク信号及びサブトルク信号の出力状態及び前記非接触式トルクセンサの駆動信号に基づいて正常、回路異常及びハーネス異常を識別し、前記回路異常が検出された時にはアシスト量を制限しつつ前記アシスト制御を継続する機能を具備したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記回路異常としてトルクセンサ基板上の異常が検出された場合、正常動作範囲外の固定電圧を出力して前記ハーネス異常と区別するようになっている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記正常、回路異常及びハーネス異常の識別を初期診断及び常時診断で判定するようになっている請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記正常、回路異常及びハーネス異常の識別を初期診断及び常時診断で判定すると共に、前記初期診断中の前記サブトルク信号の状態と、前記常時診断中の前記サブトルク信号の状態とで前記固定電圧を変えるようになっている請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
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